JP2003225760A - アルミニウム熱交換器の製造方法 - Google Patents
アルミニウム熱交換器の製造方法Info
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Abstract
る方法を提供する。 【解決手段】 アルミニウム製の押し出し多穴チューブ
(14)に、ろう材を被覆したフィン(15)を組付
け、このチューブ(14)とフィン(15)との組付体
をろう付けにより一体に接合するアルミニウム熱交換器
の製造方法において、押し出し多穴チューブ(14)の
表面に亜鉛置換反応を示す非腐食性フラックスを塗布し
た後に、押し出し多穴チューブ(14)とフィン(1
5)を組付けて、ろう付けを行う。
Description
み立てられるアルミニウム熱交換器において、特に押し
出し多穴チューブにフィンをろう付けにより接合する熱
交換器の製造方法に関するもので、車両用空調装置の凝
縮器の製造に用いて好適なものである。
ために、特開平11−77292号公報において開示さ
れているように、押し出し多穴チューブにフィンをろう
付けで接合する場合には、押し出し多穴チューブにろう
材をクラッドすることができないので、フィン側にろう
材を両面にクラッドしたアルミニウムブレージングシー
トを用いてこの多穴チューブとフィンとを所定構造に組
付けた後に、ろう付け性を良好するために乾式で吹き付
けることによりこの組付体全体にフラックスを塗布し、
又はバインダーを用いてチューブにフラックスを塗布
し、この組付体をろう付け用の加熱炉内に搬入し、組付
体をろう材の融点以上に加熱して、組付体全体を一体ろ
う付けする方法がある。このろう付け時に使用されるフ
ラックスは、熱交換器をろう付けした後にフラックスを
除去するための洗浄工程を廃止又は簡素化できるフッ化
物系の非腐食性のフラックスである。
るアルミニウム熱交換器を製造するために、非腐食性の
フラックスを使用するだけでなく、亜鉛をフラックスに
含有させて塗布する方法が採用されている。しかしなが
ら、フラックスに含有される亜鉛は粉末状であり、腐食
し易いのでバインダーと混合したペースト状態での長期
的に保存することができず、逆に、アルミニウムの熱交
換器の耐食性を確保することができないという問題があ
った。
に鑑み、耐食性のあるアルミニウム熱交換器の製造方法
を提供することである。
め、本発明の請求項1に係るアルミニウム熱交換器の製
造方法によれば、アルミニウム製の押し出し多穴チュー
ブ(14)に、ろう材を被覆したフィン(15)を組付
け、このチューブ(14)とフィン(15)との組付体
をろう付けにより一体に接合するアルミニウム熱交換器
の製造方法において、押し出し多穴チューブ(14)の
表面に亜鉛置換反応を示す非腐食性フラックスを塗布し
た後に、押し出し多穴チューブ(14)とフィン(1
5)を組付けて、ろう付けを行う。これにより、チュー
ブ(14)とフィン(15)との組付工程の前に、押し
出し多穴チューブ(14)側に、KF/ZnF2/Al
F3又はKF/ZnF2からなる亜鉛置換反応を示す非
腐食性フラックスを塗布することにより、ろう付け工程
時にフラックスが加熱されてフッ化物中の亜鉛がチュー
ブ表面のアルミニウムと置き換わる(亜鉛置換反応を示
す)。こうして、チューブ表面に確実に亜鉛拡散層を形
成させ、チューブの耐食性を確保することができる。一
方、フラックス中のフッ化物においては、ろう付け工程
時には、亜鉛がアルミニウムに置き換わってアルミニウ
ムフッ化物となり、フラックスに存在するKFやAlF
3と共に非腐食性フラックスとして作用する。
器の製造方法によれば、所定長さに切断され、多数本並
列配置されるアルミニウム製の押し出し多穴チューブ
(14)と、この押し出し多穴チューブ(14)相互の
間に配置され、ろう材を被覆したアルミニウム製のコル
ゲートフィン(15)と、押し出し多穴チューブ(1
4)の一端部に配置され、押し出し多穴チューブ(1
4)の一端部が連通する、ろう材を被覆したアルミニウ
ム製の第1のヘッダータンク(11)と、押し出し多穴
チューブ(14)の他端部に配置され、押し出し多穴チ
ューブ(14)の他端部が連通する、ろう材を被覆した
アルミニウム製の第2のヘッダータンク(12)とを備
え、押し出し多穴チューブ(14)、コルゲートフィン
(15)、および両ヘッダータンク(11、12)を所
定構造に組付け、この組付体をろう付けにより一体に接
合するアルミニウムの製造方法において、押し出し多穴
チューブ(14)およびヘッダータンク(11、12)
の表面に、亜鉛置換反応を示す非腐食性フラックスを塗
布した後に、組付体の組付けを行って、ろう付けを行
う。これにより、多数本多穴チューブ(14)を並列配
列する、いわゆるマルチフロータイプの熱交換器におい
て、請求項1と同様の作用効果を発揮できる。
器の製造方法によれば、請求項1又は2のアルミニウム
熱交換器の製造方法において、亜鉛置換反応を示す非腐
食性フラックスの塗布をバインダーを用いて行う。これ
により、チューブなどのアルミニウム表面へ均一に塗布
することができる。
器の製造方法によれば、請求項3のアルミニウム熱交換
器の製造方法において、バインダーは、ろう付け温度以
下の温度で蒸発するアクリル系樹脂である。これによ
り、バインダーがろう付け時に悪影響を及ぼすことがな
い。
器の製造方法によれば、請求項1〜4のいずれか1項の
アルミニウム熱交換器の製造方法において、亜鉛置換反
応を示す非腐食性フラックスの塗布量が5〜20g/m
2の範囲である。これにより、ろう付け性の確保とチュ
ーブなどの防食に必要となる亜鉛拡散層を確保できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態
記載の各手段との対応関係を示すものである。
図面を参照して説明する。最初にアルミニウム熱交換器
の構成を説明する。本発明を適用するアルミニウム熱交
換器として、車両用空調装置の凝縮器を図1、図2によ
り説明すると、凝縮器10は、車両用空調装置の冷凍サ
イクルにおいて圧縮機(図示せず)から吐出された高温
高圧の過熱ガス冷媒を冷却して凝縮させるものである。
た第一、第二の一対のヘッダータンク11、12を有
し、この第一、第二ヘッダータンク11、12は上下方
向に略円筒状に延びる形状となっている。この第一、第
二ヘッダータンク11、12の間に熱交換用のコア部1
3を配置している。本例の凝縮器10は、一般にマルチ
フロータイプと称されているものであって、コア部13
は、第一、第二ヘッダータンク11、12の間で、水平
方向に冷媒を流す偏平状のチューブ14を上下方向に多
数並列配置し、この多数のチューブ14の間にフィン1
5を介在して接合している。ここで、チューブ14は、
図3に示すように、多数の冷媒通路孔14aをアルミニ
ウムの押し出し加工で成形した多穴偏平チューブであ
る。また、フィン15は、波状に折り曲げた加工された
コルゲートフィンである。
ク11内に連通し、他端部は第二ヘッダータンク12内
に連通している。そして、第二ヘッダータンク12の上
方側に冷媒の入口側配管ジョイント(冷媒入口部)16
を配置し、接合している。また、第二ヘッダータンク1
2の下方側に冷媒の出口側配管ジョイント(冷媒出口
部)17を配置し、接合している。
ク12内において、入口側ジョイント16と出口側配管
ジョイント17との間の部位に1枚のセパレータ18を
配置することにより、第二ヘッダータンク12の内部を
上下方向に二つの空間12a、12bに仕切っている。
これにより、入口側配管ジョイント16からの冷媒を第
二ヘッダータンク12の上側空間12aを通してコア部
13の上側半分のチューブ14に流入させた後、冷媒を
第一ヘッダータンク11内でUターンさせてコア部13
の下側半分のチューブ14に流入させ、しかるのち、第
二ヘッダータンク12の下側空間12bを通して冷媒は
出口側配管ジョイント17へ流れるようになっている。
字形状に成形されたサイドプレート19、20が配置さ
れ、このサイドプレート19、20は最も外側のコルゲ
ートフィン15及び第一、第二ヘッダータンク11、1
2に接合されるものであって、凝縮器10の車体側への
取付部材の役割を果たす。第一、第二ヘッダータンク1
1、12は基本的には同一構造であり、図2に示すよう
に第一の凹状部材110、120と第二の凹状部材11
1、121とを接合して、略円筒状の中空タンク形状を
形成するものである。第一、第二ヘッダータンク11、
12の上下両端部には円板状のキャップ部材112、1
22(図1参照)が接合されて、第一、第二ヘッダータ
ンク11、12の上下両端の開口を閉塞している。
1、121はいずれもアルミニウム板をプレス成形した
ものであり、第一の凹状部材110、120に設けられ
た偏平状のチューブ挿入穴110a、120aにチュー
ブ14の端部を挿入している。ところで、上記凝縮器に
おいて、チューブ14を構成する押し出し多穴チューブ
の具体的材質は、例えば、0.4mass%Cu−0.15
mass%Mn−残部Alである。この押し出し多穴チュー
ブ14の表面には後述の亜鉛置換反応を示すフラックス
被覆層1bが設けてある。
ドしたろうクラッド材からなり、その芯材2aの具体的
材質は、例えば、1.2mass%Mn−0.15mass%C
u−2.5mass%Zn−残部Alであり、ろう材(皮
材)15bの具体的材質は、例えばA4343又は2.
5mass%Znを含むA4343である。なお、フィン1
5の板厚tは例えば0.07mmで、ろう材(皮材)1
5bのクラッド厚さ(片側)は例えば7μmである。
2の第一、第二の凹状部材110、120、111、1
21はいずれもフィン15と同様にろう材を両面にクラ
ッドした両面クラッド材からなる。また、キャップ部材
112、122は、第一、第二ヘッダータンク11、1
2と接合される片側面のみにろう材をクラッドした片側
クラッド材からなる。また、サイドプレート19、20
は、キャップ部材112、122と同様に、最外側のコ
ルゲートフィン15及び第一、第二ヘッダータンク1
1、12と接合される片側面のみにろう材をクラッドし
た片側クラッド材からなる。また、入口側配管ジョイン
ト16及び出口側配管ジョイント17は、ろう材をクラ
ッドしていないアルミニウムベア材からなる。
いて具体的に説明する。(1)熱交換器の構成部品への
フラックス塗布工程及び各部品の成形工程 (A)フラックスの準備 フラックスはZnF2を含有したフッ化物系のフラック
スを用いる。フラックスの重量比は、例えばKF/Zn
F2/AlF3=40/40/20であるが、フラック
スには、AlF3が含まれなくとも、ZnF2とKFが
含まれていればよい。フラックス中のZnF2のZnが
チューブ(母材)14のAlと置換反応し、Znはチュ
ーブ14のアルミニウム表面で亜鉛拡散層を形成する。
一方、ZnF2のZnをAlに置換されて生成したアル
ミニウムフッ化物がKF、AlF 3と共に非腐食性フラ
ックスを形成する。
シンを主成分とするアクリル系樹脂を用いる。このバイ
ンダーは、フラックスをアルミニウム表面に一様に付着
させるためのものであり、そのために塗料のような粘着
性をある程度有しており、かつろう付け温度より低い温
度(例えば300〜450℃)蒸発して、ろう付けの妨
げにならないものがよい。上記アクリル系樹脂はこれら
の特性を満足するものである。
そしてこのイソプロピルアルコールに上記フラックス及
びバインダーの粉末(又は粒状物)を混合して混合溶液
を作る。ここで、上記フラックス及びバインダーは均一
に混合された状態となっている。
ューブを巻き戻して、その表面にロールコーターbで上
記のフラックスを塗布し、乾燥する。この際、押し出し
多穴チューブaの表面にフラックス被覆層14b(図
3)をほぼ均一の厚さで形成できる。しかるのち、押し
出し多穴チューブaを所定の長さc(図1の上下方向長
さに相当)に切断する。
て、所定の波形状に折り曲げ成形し、所定長さeに定寸
切断する。
2 コイル状に巻かれた平板状の両面クラッド材fを巻き戻
して、その表裏両面に、上記フラックスをロールコータ
gで表面に塗布し、乾燥することにより、両面クラッド
fの表面にフラックス被覆層をほぼ均一の厚さで形成す
る。しかるのち、両面クラッドfを所定の凹形状にプレ
ス成形して、両タンク11、12を構成する第一、第二
の凹状部材110、120、111、121を得る。
戻して、その片側の面、すなわち、ろう材のクラッドさ
れた方の面(ろう付け面)のみに、上記フラックスをロ
ールコータiで塗布し、乾燥することにより、片面クラ
ッドhの表面にフラックス被覆層をほぼ均一に形成す
る。しかるのち、片面クラッドhを断面U状の所定形状
にプレス成形する。
て、所定の円形状にプレス成形する。
配管ジョイント17 アルミニウム材から切削加工などにより所定のジョイン
ト形状を加工する。
部品(14、11、12、19、20)へのフラックス
塗布量は、後述するように、亜鉛拡散層の確保及びろう
付け性の確保の点から、5〜20g/m2が好ましく、
さらにコスト面の点からは10〜15g/m2がより好
ましい。
体の組付状態は図示しない適宜の治具にて保持する。な
お、図4はこの熱交換器組付工程で組付けた後のチュー
ブ14とフィン15の状態を示す。
入して、熱交換器の各部品間を一体ろう付けする。ここ
で、このろう付け条件の具体例としては、ろう付け用加
熱炉内雰囲気を窒素ガス雰囲気(又は不活性ガス雰囲
気)として、ろう付け温度を595〜605℃としてろ
う付け時間を約5分とする。各部品の表面に形成された
フラックス被覆層中のバインダー成分は上記組付体がろ
う付け温度まで昇温する過程において蒸発し、飛散する
ので、ろう付け作用には何ら妨げにならない。一方、フ
ラックス被覆層中のフラックスは、亜鉛置換反応を起こ
して自身の亜鉛をチューブのアルミニウムと置換してチ
ューブのアルミニウム表面に亜鉛拡散層を形成する。亜
鉛置換反応を起した後のフラックスはKとAlとFから
なる非腐食性フラックスとなり、良好にろう付けするこ
とができる。亜鉛置換反応を示すフラックスは、長期的
に安定であるので、従来のようにフラックスに亜鉛粉末
を混合した場合に比較して長期間保管ができるのでコス
トメリットが大きく、また、チューブの孔食防止を図る
ことができ、耐食性のある熱交換器を製造することがで
きる。
付け性及び耐食性について説明する。図6は本発明で使
用するフラックスを用いたろう付け性及び耐食性を評価
する実験の結果を示している。使用したテストピース
は、押し出し多穴チューブ14と両面クラッド材からな
るフィン15である。ろう付け性については、図6のサ
ンプル1〜4の全てにおいて、すなわち、フラックスの
塗布量が5g/m2以上において、フィレット長さの平
均値が0.45〜0.50mmであり、良好なフィレッ
トが形成される、すなわち、良好なろう付け性を有する
ことが確認できた。また、耐食性については、表面の亜
鉛濃度が、耐食性に役立つ亜鉛拡散性の指標としてEP
MA分析されている。一般に耐食性確保のために望まれ
る表面の亜鉛の濃度は1%以上であるので、フラックス
の塗布量は10g/m2以上が望ましい。一方、コスト
低減の観点からは、フラックスの塗布量は20g/m2
以下が望ましい。
変形例について説明すると、図1に示したマルチフロー
タイプの凝縮器10においては、一方のヘッダータンク
12に入口側配管ジョイント16と出口側配管ジョイン
ト17の両方を接合しているが、一方のヘッダータンク
12に出口側配管ジョイント17のみを接合し、入口側
配管ジョイント16は他方のヘッダータンク11に接合
するようにしてもよい。
凝縮器10においては、一対のヘッダータンク11、1
2をそれぞれ二枚の凹状部材110、111と凹状部材
120、121を接合して構成しているが、二枚の両面
クラッド材を円筒状に接合することにより一対のヘッダ
ータンク11、12をそれぞれ構成してもよい。また、
図1に示したマルチフロータイプの凝縮器10に限ら
ず、当然、図7に示すサーペンタインタイプの凝縮器1
0´にも本発明を適用できる。このサーペンタインの凝
縮器10´においては、押し出し多穴チューブ14を蛇
行状に折り曲げ加工して、この蛇行状のチューブ14相
互の間に波状に折り曲げ加工されたコルゲートフィン1
5を配置し、接合している。チューブ14の両端部には
冷媒の入口ヘッダーパイプ11´及び出口ヘッダーパイ
プ12´が接合される。
4を用いたアルミニウム熱交換器であれば、当然、凝縮
器以外の熱交換器にも適用できることはもちろんであ
る。
である。
面図である。
成した押し出し多穴チューブの断面図である。
成した押し出し多穴チューブと、両面クラッド材からな
るフィンの組付状態を示す部分断面図である。
図である。
量に対するろう付け性、耐食性を示す表である。
を示す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 アルミニウム製の押し出し多穴チューブ
(14)に、ろう材を被覆したフィン(15)を組付
け、このチューブ(14)とフィン(15)との組付体
をろう付けにより一体に接合するアルミニウム熱交換器
の製造方法において、 前記押し出し多穴チューブ(14)の表面に亜鉛置換反
応を示す非腐食性フラックスを塗布した後に、前記押し
出し多穴チューブ(14)と前記フィン(15)を組付
けて、前記ろう付けを行うことを特徴とするアルミニウ
ム熱交換器の製造方法。 - 【請求項2】 所定長さに切断され、多数本並列配置さ
れるアルミニウム製の押し出し多穴チューブ(14)
と、 この押し出し多穴チューブ(14)相互の間に配置さ
れ、ろう材を被覆したアルミニウム製のコルゲートフィ
ン(15)と、 前記押し出し多穴チューブ(14)の一端部に配置さ
れ、前記押し出し多穴チューブ(14)の一端部が連通
する、ろう材を被覆したアルミニウム製の第1のヘッダ
ータンク(11)と、 前記押し出し多穴チューブ(14)の他端部に配置さ
れ、前記押し出し多穴チューブ(14)の他端部が連通
する、ろう材を被覆したアルミニウム製の第2のヘッダ
ータンク(12)とを備え、 前記押し出し多穴チューブ(14)、前記コルゲートフ
ィン(15)、および前記両ヘッダータンク(11、1
2)を所定構造に組付け、この組付体をろう付けにより
一体に接合するアルミニウムの製造方法において、 前記押し出し多穴チューブ(14)および前記ヘッダー
タンク(11、12)の表面に、亜鉛置換反応を示す非
腐食性フラックスを塗布した後に、前記組付体の組付け
を行って、前記ろう付けを行うことを特徴とするアルミ
ニウム熱交換器の製造方法。 - 【請求項3】 前記亜鉛置換反応を示す非腐食性フラッ
クスの塗布をバインダーを用いて行うことを特徴とする
請求項1又は2に記載のアルミニウム熱交換器の製造方
法。 - 【請求項4】 前記バインダーは、ろう付け温度以下の
温度で蒸発するアクリル系樹脂であることを特徴とする
請求項3に記載のアルミニウム熱交換器の製造方法。 - 【請求項5】 前記亜鉛置換反応を示す非腐食性フラッ
クスの塗布量が5〜20g/m2の範囲であることを特
徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のアルミニ
ウム熱交換器の製造方法。
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JP2002022186A JP2003225760A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | アルミニウム熱交換器の製造方法 |
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-
2002
- 2002-01-30 JP JP2002022186A patent/JP2003225760A/ja active Pending
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