JPH1121597A - ランドリー用粉末洗剤組成物 - Google Patents

ランドリー用粉末洗剤組成物

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JPH1121597A
JPH1121597A JP18928197A JP18928197A JPH1121597A JP H1121597 A JPH1121597 A JP H1121597A JP 18928197 A JP18928197 A JP 18928197A JP 18928197 A JP18928197 A JP 18928197A JP H1121597 A JPH1121597 A JP H1121597A
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JP
Japan
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weight
detergent composition
acid
present
nonionic surfactant
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JP18928197A
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English (en)
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Hisaya Sasaki
久弥 佐々木
Kazuaki Fukano
和明 深野
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非イオン性界面活性剤を主洗浄基剤とするラ
ンドリー用粉末洗剤を用いた洗浄工程において、配合さ
れた蛍光増白剤を有効に、かつ、被洗物にむら無く付着
させ、洗浄後の白さを改善する。 【解決手段】 非イオン性界面活性剤:1〜20重量
%、吸油量が80ml/100g以上の水不溶性シリカ
系無機化合物:0.5〜5重量%、石鹸:1〜10重量
%、アクリル酸および無水マレイン酸の共重合物で、重
量平均分子量が40,000〜100,000の範囲に
ある高分子カルボン酸又はその塩:1〜20重量%、蛍
光増白剤:0.01〜2重量%を含有し、かつ、合成陰
イオン性界面活性剤を含まないランドリー用粉末洗剤組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非イオン性界面活
性剤を主洗浄基剤とし、配合された蛍光増白剤を洗濯工
程で有効に、かつ、むら無く被洗物に付着させることが
でき、洗濯後の白さが良好な非イオン性ランドリー用粉
末洗剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】非イオン性界面活性剤は、油汚れに対し
優れた洗浄力を示し、且つ耐硬水性が良好である等の特
徴から、業務用ランドリー洗剤の主界面活性剤として重
要視されている。ところが非イオン性界面活性剤を主洗
浄剤とする粉末洗剤においては、他の例えば陰イオン性
界面活性剤を主洗浄剤とするものに比較して、洗い上が
りの白さが劣ると言われ、その観点からの改良研究が行
われている。例えば特開平6−264099号公報には
特定に非イオン性界面活性剤、特定の吸油担体、特定の
ポリカルボン酸又は塩、および特定の蛍光増白剤を含有
する粉末洗浄剤組成物が開示されている。しかしなが
ら、このような洗剤組成物を用いて洗浄した場合、蛍光
増白剤の付着が不均一となる、即ち、蛍光ムラが生じる
という新たな欠点が発現した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、非イオン性
界面活性剤を主洗浄基剤とするランドリー用粉末洗剤を
用いた洗浄工程において、配合された蛍光増白剤を有効
に、かつ、被洗物にむら無く付着させ、洗浄後の白さが
良好な非イオン性ランドリー用粉末洗剤組成物を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ランドリ
ー用粉末洗剤組成物について鋭意研究した結果、非イオ
ン性界面活性剤、シリカ系無機化合物、石鹸、ポリカル
ボン酸および蛍光増白剤を特定比率で配合し、かつ、合
成陰イオン性界面活性剤を含まない非イオン性粉末洗剤
組成物を衣料洗浄に用いることにより、洗浄工程におけ
る被洗物に対する蛍光増白剤の付着性が優れ、かつ、む
ら無く付着させることができることを見い出し、本発明
を完成するに至った。すなわち、本発明のランドリー用
粉末洗剤組成物は、下記(a)〜(e)の成分を含有
し、かつ、陰イオン性界面活性剤を含まないことを特徴
とする。 (a)非イオン性界面活性剤: 1〜20重量% (b)吸油量が80ml/100g以上の水不溶性シリカ 系無機化合物: 0.5〜5重量% (c)石鹸: 1〜10重量% (d)アクリル酸および無水マレイン酸の共重合物で、 重量平均分子量が40,000〜100,000の 範囲にある高分子カルボン酸又はその塩: 1〜20重量% (e)蛍光増白剤: 0.01〜2重量%
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる(a)成分と
しては、非イオン性界面活性剤であればいずれも使用で
きるが、特に以下の化1の一般式(I)で示される非イ
オン性界面活性剤が好適である。
【化1】 R1−O−(R2)n(R3)m−H …(I) 〔R1 :炭素数10〜20のアルキル基またはアルケニ
ル基 R2 :エチレンオキサイドの付加単位(−CH2CH2
−) R3 :プロピレンオキサイドの付加単位 n:0〜20 m:0〜20(但し、nとmが同時に零となることはな
い)〕
【0006】すなわち、上記一般式(I)の非イオン性
界面活性剤は、炭素数10〜20、好ましくは12〜1
4の1級または2級のアルコール(R1OH )に、エチ
レンオキサイド(R2 )およびプロピレンオキサイド
(R3 )を付加させたアルコールエトキシレート〔ポリ
オキシエチレンアルキル(またはアルケニル)エーテ
ル〕、アルコールプロポキシレート〔ポリオキシプロピ
レンアルキル(またはアルケニル)エーテル〕、あるい
はアルコールエトキシプロポキシレート〔ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンアルキル(またはアルケニ
ル)エーテル〕である。ただし、n、mはそれぞれ0〜
20であり、これらは同時に0になることはない。ま
た、好ましくは、n=5〜15、m=1〜3の範囲であ
る。エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドは、混
合付加の場合にはその付加順序は問わず、また、ランダ
ム重合あるいはブロック重合のいずれでもよい。
【0007】本発明に於ける(a)成分の含有量は1〜
20重量%、好ましくは5〜12重量%の範囲にある。
(a)成分の含有量が1重量%未満では優れた性能を発
揮することはできず、20重量%を超えると洗浄時の低
泡性を維持することができず好ましくない。本発明に用
いられる(b)成分は、珪素をSiO2 として30重量
%以上、好ましくは50重量%以上含有し、吸油量が8
0ml/100g以上、好ましくは150ml/100
g以上の非晶質シリカ、アルミノケイ酸塩等が挙げられ
る。本発明においては、(b)成分を0.5〜5重量
%、好ましくは1〜3重量%を配合することができる。
(b)成分の含有量が、0.5重量%未満では所望の性
能を発揮することができず、5重量%を超えると洗浄廃
液中に水不溶性の堆積物を生じ好ましくない。
【0008】本発明に於ける(c)成分としては、炭素
数6〜22程度の飽和或いは不飽和の脂肪酸ナトリウム
塩が一般に用いられる。上記脂肪酸としてはカプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、カプロレイン酸、ラウ
ロレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸や
ヤシ油、パーム核油、パーム油、大豆油、米糠油、豚
脂、牛脂、魚油などの動植物油脂の脂肪酸、あるいはこ
れら動植物油脂の硬化油脂脂肪酸等が挙げられる。本発
明に於ける(c)成分の含有量は1〜10重量%、好ま
しくは3〜6重量%の範囲にある。(c)成分の含有量
が1重量%未満では所望の性能を発揮することができ
ず、10重量%を超えると逆に仕上がり白さに悪影響を
及ぼし好ましくない。
【0009】本発明に用いられる(d)成分はアクリル
酸および無水マレイン酸の共重合物で、重量平均分子量
が40,000〜100,000好ましくは50,00
0〜70,000の範囲にある高分子カルボン酸又はそ
の塩である。アクリル酸と無水マレイン酸との共重合比
は9/1〜6/4の範囲が好適である。また、塩として
は一般的にはナトリウム塩である。具体的にはBASF
社から市販されている、ソカランCP5、ソカランCP
7等がその好適な例として挙げられる。本発明における
(d)成分の含有量は1〜20重量%、好ましくは5〜
15重量%の範囲にある。(d)成分の含有量が1%未
満では所望の効果を得ることができず、20重量%を超
えてもそれ以上の効果は期待できず、経済的に不利とな
る。
【0010】本発明の(e)成分として用いてられる蛍
光増白剤は、洗浄剤分野で一般的に用いられるものであ
れば何れでもよい。白度安定性の点で、化2の構造式
(II)で示される化合物が好ましい。この蛍光増白剤
は、「チノパールCBS」(チバガイギー社製)として
市販されている。また、それ以外にも例えば、以下の化
3の構造式(III)、(IV)、(V)で示される化
合物、化4の構造式(VI)、(VII)、(VII
I)で示される化合物、化5の構造式(IX)、
(X)、(XI)で示される化合物、化6の構造式(X
II)、(XIII)で示される化合物なども、本発明
における(e)成分の蛍光増白剤として用いることがで
きる。
【0011】
【化2】
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】本発明の於ける(e)成分の含有量は0.
01〜2重量%、好ましくは0.2〜1重量%の範囲で
ある。この含有量が0.01重量%未満では所望の蛍光
増白効果が得られず、一方、2重量%を超えると製品外
観的に黄色化し好ましくない。また、本発明の洗剤組成
物は、合成陰イオン界面活性剤を実質上含まない。合成
陰イオン界面活性剤が本発明の洗剤系に含まれると、泡
コントロールが困難となる欠点を有する。
【0017】本発明の非イオン性ランドリー用洗剤組成
物には、柔軟付与等の目的で陽イオン性界面活性剤を配
合することができる。ただしこの配合量は、非イオン性
界面活性剤に対して30重量%未満、特に10重量%未
満であることが好ましい。
【0018】本発明の非イオン性ランドリー用洗剤組成
物には上記成分以外にも、一般的に洗剤組成物に配合さ
れている洗浄補助剤および添加剤を配合することができ
る。例えば、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等の無機電解質、ポリエチレングリコール、ポリ
アクリル酸、カルボキシメチルセルロース等の再汚染防
止剤、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ等の酵素、
酸化防止剤、色素、香料等が挙げられる。また、過炭酸
ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム等の漂白剤、漂白活性
化剤等を洗浄強化剤として配合することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、非イオン性界面活性剤
を主洗浄基剤とするランドリー用粉末洗剤を用いた洗浄
工程において、配合された蛍光増白剤を有効に、かつ、
被洗物にむら無く付着させ、洗浄後の白さを改善するこ
とができる。
【0020】
【実施例】次に実施例により本発明の効果を更に詳細に
説明するが、本発明は実施例によって制約されるもので
はない。 実施例1〜5 下記表1に示した組成を有する実施例および比較例のラ
ンドリー用粉末洗剤組成物を調製し、その評価結果を表
1に示した。 (1)調製方法 非イオン性界面活性剤以外の成分を予じめ均一に粉体混
合して撹拌しながら、非イオン性界面活性剤を噴霧し、
所定の洗剤組成物を得た。
【0021】(2)評価方法 実施例および比較例に示した組成の各洗剤組成物を用
い、下記条件にて洗浄処理した布を風乾後、パネラーに
よる被洗物白度および蛍光ムラの発生を視覚判定により
評価した。 (i)洗浄方法 洗浄機:Terg−O−Tometer、洗浄温度=2
5℃、洗剤濃度=0.1%、浴比=30倍、洗浄時間=
10分、すすぎ時間=10分、脱水時間=3分 評価布:20×20綿布 (ii)視覚判定法 洗浄処理前布と洗浄処理を3回繰り返した布との一対比
較を行い、白度を目視判定した。すなわち、10名のパ
ネラーにより、D65光源下にて処理前布と塗理後布の白
度の一対比較を行い、下記基準により点数化した。さら
に、パネラー全員の点数の和を視覚評価結果の点数とし
た。 1点:処理前布の方が処理後布より白い 2点:処理前布と処理後布の白さは同等 3点:処理後布の方が処理前布より白い また、併せて、処理後布についての蛍光ムラの発生を目
視判定した。
【0022】
【表1】 表1:組成および評価結果 実 施 例 比 較 例 1 2 3 4 5 1 2 3 組成(wt%) (a)EP7020*1 10 10 6 6 6 6 6 6 (a)EP14030*2 − − 4 4 4 4 4 4 (b)トクシールNR*11 1 1 1 1 3 1 1 1 (c)石鹸*3 4 4 4 4 4 4 − − (d)ソカランCP-7*4 5 − 5 − 5 − − 5 (d)ソカランCP-5*5 − 5 − 5 − − − − (e)チノパールCBS*7 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 PEG6000*6 2 2 2 2 2 2 2 2 CMC*8 3 3 3 3 3 3 3 3 AS*9 − − − − − − 5 − AES*10 − − − − − − − 5 炭酸ナトリウム 40 40 40 40 40 40 40 40 硫酸ナトリウム バ ラ ン ス バ ラ ン ス 評価結果 蛍光ムラ なし なし なし なし なし あり あり あり 白度目視判定 27 26 26 25 27 19 18 19 *1)アルキル鎖長12または14、エチレンオキサイド平均付加モル数=7 、プロピレンオキサイド平均付加モル数=2のアルコールエトキシプロポキシレ ート(一般式(I)においてn=7,m=2) *2)アルキル鎖長12または14、エチレンオキサイド平均付加モル数=1 4、プロピレンオキサイド平均付加モル数=3のアルコールエトキシプロポキシ レート *3)炭素鎖長12,14,16,18の脂肪酸ナトリウム塩 *4)アクリル酸・無水マレイン酸共重合体、重量平均分子量50,000( BASF社製) *5)アクリル酸・無水マレイン酸共重合体、重量平均分子量70,000( BASF社製) *6)ポリエチレングリコール、重合度6000 *7)蛍光増白剤(チバガイギー社製)、一般式(II)の化合物 *8)カルボキシメチルセルロース *9)炭素数12,14のアルキル硫酸ナトリウム *10)アルキル基の炭素数12,14、エチレンオキサイドの平均付加モル 数3のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム *11)吸油量240ml/100g、珪素をSiO2 として93重量%含有 する非晶質シリカ(徳山曹達(株)製)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 1:04 3:37 3:42)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の(a)〜(e)成分を含有し、か
    つ、合成陰イオン性界面活性剤を含まないことを特徴と
    するランドリー用粉末洗剤組成物。 (a)非イオン性界面活性剤: 1〜20重量% (b)吸油量が80ml/100g以上の水不溶性シリカ 系無機化合物: 0.5〜5重量% (c)石鹸: 1〜10重量% (d)アクリル酸および無水マレイン酸の共重合物で、 重量平均分子量が40,000〜100,000の 範囲にある高分子カルボン酸又はその塩: 1〜20重量% (e)蛍光増白剤: 0.01〜2重量%
JP18928197A 1997-06-30 1997-06-30 ランドリー用粉末洗剤組成物 Pending JPH1121597A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100855820B1 (ko) 2004-09-10 2008-09-01 주식회사 엘지생활건강 산성형태의 수용성 고분자를 함유하는 저밀도 분말세제조성물 및 그의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100855820B1 (ko) 2004-09-10 2008-09-01 주식회사 엘지생활건강 산성형태의 수용성 고분자를 함유하는 저밀도 분말세제조성물 및 그의 제조방법

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