JPH0633090A - 衣料用液体洗浄剤 - Google Patents

衣料用液体洗浄剤

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JPH0633090A
JPH0633090A JP21455392A JP21455392A JPH0633090A JP H0633090 A JPH0633090 A JP H0633090A JP 21455392 A JP21455392 A JP 21455392A JP 21455392 A JP21455392 A JP 21455392A JP H0633090 A JPH0633090 A JP H0633090A
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JP
Japan
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alkyl
sulfate
clothes
agent
solubility
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JP21455392A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Miyazawa
清 宮澤
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】洗浄力、溶解性、すすぎに優れ、しかも、泡立
ち性を抑え、生分解性に優れた衣料用液体洗浄剤を提供
することを目的とする。 【構成】一般式(1): 【化1】(式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基もし
くはアルケニル基であり、Mはアルカリ金属、アルカリ
土類金属、または有機アミノ類を表す。)で表されるア
ルキル硫酸塩の一種もしくは二種以上を含有し、Rが炭
素数8もしくは10のアルキル基であるアルキル硫酸塩
が、全アルキル硫酸塩に対して15重量%以上であるこ
とを特徴とする衣料用液体洗浄剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄力、溶解性、すす
ぎやすさに優れ、しかも、泡立ち性を抑え、生分解性に
優れた衣料用液体洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来、衣料用洗浄剤に用
いられている界面活性剤としては、アルキルベンゼンス
ルフォン酸塩、アルキル硫酸塩等の陰イオン性界面活性
剤が主に使用されていた。また、アルキルベンゼンスル
フォン酸塩、アルキル硫酸塩は、水への溶解性が悪いた
め、粉末状のものが中心に使用されていた。しかし、ア
ルキルベンゼンスルフォン酸塩は、生分解性があまり良
くなく、洗浄剤の環境に対する影響を勘案すると、好ま
しいとは言えない。これにより、アルキル硫酸塩が多く
使用されるようになり、また、泡立ちの早さ、泡の量と
いった面から、アルキル硫酸塩のアルキル基組成として
炭素数12もしくは14のものが中心に使用されてき
た。しかし、近年の洗濯機の自動化により、衣料用洗浄
剤が求められる性質も変化し、粉末洗剤では得られな
い、すばやい溶解性やすすぎの速さ、衣類への残留性の
低さ等が望まれるようになり、衣料用洗浄剤も社会的構
造の変化に十分対応しなければならなくなってきてい
る。
【0003】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、前記技術
的課題を達成すべく鋭意研究の結果、アルキル硫酸塩に
おける、各種アルキル基の組成を種々検討し、炭素数8
もしくは10のアルキル基を有するアルキル硫酸塩を、
全アルキル硫酸塩に対して15重量%以上含有させる
と、洗浄性は従来に比べ劣ることなく、溶解性、すすぎ
やすさ、低発泡性かつ生分解性に優れることを見出し、
この知見に基づき本発明を完成するに至った。
【0004】すなわち、本発明は、一般式(1):
【化2】 (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基もしくはアル
ケニル基であり、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金
属、または有機アミノ類を表す。)で表されるアルキル
硫酸塩を含有し、Rが炭素数8もしくは10のアルキル
基であるアルキル硫酸塩が、全アルキル硫酸塩に対して
15重量%以上含有することを特徴とする衣料用液体洗
浄剤である。
【0005】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明に用いられるアルキル硫酸塩としては、ヘキシル硫
酸塩(C8 )、デシル硫酸塩(C10)、ドデシル硫酸塩
(C12)、テトラデシル硫酸塩(C14)、ヘキサデシル
硫酸塩(C16)、ヘプタデシル硫酸塩(C18)、オレイ
ル硫酸塩(C18)等が挙げられる。本発明においては、
含有組成が重要であり、全アルキル硫酸塩(Ctotal )
に対する、ヘキシル硫酸塩(C8 )とデシル硫酸塩(C
10)との合計の含有割合(C8 +C10/Ctotal )が、
重量比で15重量%以上含有することが必要である。ま
た、好ましくは、含有割合(C8 +C10/Ctotal )が
20重量%以上であり、この場合、効果が顕著である。
含有割合(C8 +C10/Ctotal )が15重量%未満の
場合は、溶解性、すすぎやすさ等が劣ることもある。ま
た、テトラデシル硫酸塩(C14)以上の炭素数を有する
アルキル硫酸塩の全アルキル硫酸塩に対する含有割合
(C14以上/Ctotal )が25重量%未満であると更に
好ましい。全アルキル硫酸塩に対するテトラデシル硫酸
塩(C14)以上の炭素数を有するアルキル硫酸塩の含有
割合(C14以上/Ctotal )が25重量%以上である
と、(C8 +C10/Ctotal )が15重量%以上であっ
ても常温洗浄である日本の洗濯市場では溶解性が悪く、
その結果から洗浄力が劣り、衣類への残留性が高くな
り、すすぎ易さにも劣る場合がある。
【0006】尚、本発明の衣料用液体洗浄剤は、必要に
応じて、上記必須成分に加えて、衣料用洗浄剤で一般に
使用される他の成分を適宜配合することができる。例え
ば、高級脂肪酸塩、α−スルフォ脂肪酸エステル塩、ポ
リオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩等の陰イオン
性界面活性剤、アルキルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ジアルキルアンモニウムクロライド等の陽イオン
性界面活性剤である柔軟仕上げ剤、ニトリロトリ酢酸
塩、エチレンジアミン四酢酸塩、クエン酸塩等の多価カ
ルボン酸塩、ポリアクリル酸塩、ポリイタコン酸塩、オ
レフィンと無水マレイン酸の共重合体、アクリル酸と無
水マレイン酸の共重合体等の高分子からなる水溶性キレ
ートビルダー、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、
セルラーゼ等の酵素、エタノール、メタキシレンスルホ
ン酸塩、パラトルエンスルホン酸塩等のハイドロトロー
プ剤、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリ
コール等の再汚染防止剤、ギ酸カルシウム、塩化カルシ
ウム等の酵素安定化剤、蛍光剤、香料、色素、抗菌剤等
を配合することができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。なお、配合量は重量%である。以下、実施例によ
り本発明の効果を具体的に説明する、また、これに先立
って実施例で用いた試験法を示す。
【0008】(1)洗浄力の試験法 (i)人工汚垢の調製 表1に示した有機汚垢組成を加熱下、よく混合溶解す
る。その後無機汚垢である関東ローム、カーボンブラッ
クを加えビーカー内でよく攪拌してから乳鉢に移し、よ
く混練し人工汚垢とした。
【0009】
【表1】
【0010】(ii)人工汚垢布の作成 人工汚垢を清浄布(日本油化学協会指定布綿布60番)に
反射率が40±2 %になるようスポンジでよく擦る。これ
を5cm ×5cm に裁断して人工汚垢布とした。
【0011】(iii)洗浄方法および洗浄評価法 洗浄装置はターゴトメーター(Terg-o-Tometer JIS K-3
317 )を使用し、これに人工汚垢布10枚と清浄メリヤス
(5cm×5cm)を浴比が30倍になるように入れ、120r.p.mで
10分間40℃で洗浄する。洗浄は洗浄剤0.125 %のもの 9
00mlを用い、すすぎは 900mlの水で3分間行う。使用す
る水は水道水を用いた。得られた洗浄布の反射率を測定
し、下記の式により洗浄率を算出した。 Ro :清浄布の反射率 Rs :汚垢布の反射率 Rw :洗浄後の汚垢布の反射率 反射率は高精度色彩色差測定装置(京浜電色製)により
測定した。なお、洗浄力の測定は10枚の平均値で示し
た。
【0012】(2)泡立ち試験
【化3】 70ppm 人工硬水 400mlに洗剤 0.5g を溶解し、温度40℃
の条件下で、攪拌機つき円筒シリンダーを用いて起泡性
を測定した。攪拌は50r.p.m の条件下で10分間回転させ
た後、水面から泡の最高部までの高さを測定した。
【0013】(4)生分解性試験 JIS-K0102 に準じ、鶴見川河川を微生物源としてBOD テ
ストを行い、5日後のBOD値から分解率を算出した。
【0014】実施例1〜6、比較例1〜2 下記の組成を有する液体無リン洗剤組成物を調製して性
能を評価し、その結果を表2、表3に示した。 洗 剤 組 成 配合量 ───────────────────────────── アルキル硫酸ナトリウム(注1) 30 wt% 珪酸ナトリウム 10 クエン酸トリエタノールアミン 5 プロテアーゼ 1 エタノール 5 メタキシレンスルホン酸ナトリウム 5 水 残余 ───────────────────────────── (注1)詳細は、表2、3に記載
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】実施例7 衣料用液体洗浄剤 ───────────────────────────── ヘキシル硫酸ナトリウム(C8 ) 6 デシル硫酸ナトリウム(C10) 10 ドデシル硫酸ナトリウム(C12) 22 テトラデシル硫酸ナトリウム(C14) 2 オレイン酸トリエタノールアミン 8 珪酸ナトリウム 8 エタノール 5 メタキシレンスルホン酸ナトリウム 5 水 残余 ─────────────────────────────
【0018】実施例8 衣料用液体洗浄剤 ───────────────────────────── ヘキシル硫酸トリエタノールアミン(C8 ) 4 デシル硫酸トリエタノールアミン(C10) 6 ドデシル硫酸トリエタノールアミン(C12) 10 テトラデシル硫酸トリエタノールアミン(C14) 1 ラウリン酸トリエタノールアミン 10 炭酸ナトリウム 8 エタノール 5 キシレンスルホン酸ナトリウム 8 セルラーゼ 2 塩化カルシウム 0.2 水 残余 ─────────────────────────────
【0019】実施例9 衣料用液体洗浄剤 ───────────────────────────── ヘキシル硫酸ナトリウム(C8 ) 5 デシル硫酸ナトリウム(C10) 7 ドデシル硫酸ナトリウム(C12) 12 テトラデシル硫酸ナトリウム(C14) 1 ラウリン酸トリエタノールアミン 8 ゼオライト 5 ジステアリルアンモニウムクロライド 2 パラトルエンスルホン酸ナトリウム 5 エタノール 5 ポリエチレングリコール 3 蛍光増白剤 1 セルラーゼ 2 水 残余 ─────────────────────────────
【0020】実施例10 衣料用液体洗浄剤 ───────────────────────────── ヘキシル硫酸トリエタノールアミン(C8 ) 8 デシル硫酸トリエタノールアミン(C10) 8 ドデシル硫酸トリエタノールアミン(C12) 12 ミリスチン酸トリエタノールアミン 7 ゼオライト 8 エタノール 5 カルボキシメチルセルロース 2 メタキシレンスルホン酸ナトリウム 5 リパーゼ 2 EDTA 0.1 水 残余 ─────────────────────────────
【0021】上記実施例7〜10の衣料用液体洗浄剤
は、いずれも洗浄力、溶解性、すすぎやすさに優れ、し
かも泡立ち性を抑え、生分解性に優れた衣料用液体洗浄
剤である。
【0022】
【発明の効果】本発明の衣料用洗浄剤は、洗浄力、すす
ぎやすさに優れ、泡立ちを抑え、生分解性に優れた衣料
用洗浄剤である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基もしくはアル
    ケニル基であり、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金
    属、または有機アミノ類を表す。)で表されるアルキル
    硫酸塩の一種もしくは二種以上を含有し、Rが炭素数8
    もしくは10のアルキル基であるアルキル硫酸塩が、全
    アルキル硫酸塩に対して15重量%以上含有することを
    特徴とする衣料用液体洗浄剤。
JP21455392A 1992-07-20 1992-07-20 衣料用液体洗浄剤 Pending JPH0633090A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2017110058A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 花王株式会社 食器用液体洗浄剤組成物

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Effective date: 20010703