JP2001064698A - 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents

自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

Info

Publication number
JP2001064698A
JP2001064698A JP24508999A JP24508999A JP2001064698A JP 2001064698 A JP2001064698 A JP 2001064698A JP 24508999 A JP24508999 A JP 24508999A JP 24508999 A JP24508999 A JP 24508999A JP 2001064698 A JP2001064698 A JP 2001064698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
weight
automatic dishwasher
cleaning
detergent composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24508999A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruka Takei
遼 武井
Masanori Iwata
将教 岩田
Chie Kato
千恵 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Adeka Clean Aid Corp
Original Assignee
Adeka Clean Aid Corp
Asahi Denka Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Adeka Clean Aid Corp, Asahi Denka Kogyo KK filed Critical Adeka Clean Aid Corp
Priority to JP24508999A priority Critical patent/JP2001064698A/ja
Publication of JP2001064698A publication Critical patent/JP2001064698A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弱アルカリ性で、優れた洗浄性能を示す
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)下記の一般式(1)で表され、
1重量%水溶液の曇点が60℃以下である非イオン界面
活性剤、(B)炭酸ナトリウム、(C)トリポリリン酸
ナトリウムを含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。 R−O−(EO)m(PO)n−R’ (1) (式中、Rは平均炭素数11〜16の直鎖または分岐鎖
のアルキル基、R’は水素原子またはメチル基、EOは
エチレンオキサイドの付加単位、POはプロピレンオキ
サイドの付加単位を示し、mは2.0〜11.0、nは
0.4〜9.5であり、エチレンオキサイドの付加単位
とプロピレンオキサイドの付加単位の比m/n=0.8
〜5.0であり、EO、POはランダム付加でもブロッ
ク付加でもよい。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種汚れに対して、
弱アルカリ性で、優れた洗浄力を示す自動食器洗浄機用
洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、業務用自動食器洗浄機用洗浄剤
は、アルカリ剤を主成分とし、その液性は、pH11を
超える強アルカリ性である。このため、洗浄剤、あるい
は洗浄液に接触した場合、皮膚及び粘膜への刺激が強
く、安全性に問題がある。また、このような強アルカリ
性の洗浄液の洗浄排水は、環境へ悪影響を及ぼし好まし
くない。以上のような、安全性、環境への負荷軽減等の
観点から、近年、業務用自動食器洗浄機に用いられる洗
浄剤において弱アルカリ化が強く求められている。
【0003】洗浄剤の弱アルカリ化として、従来のアル
カリ剤を中心とした業務用の自動食器洗浄機用洗浄剤の
アルカリ量を減らして、弱アルカリ化させただけのもの
では洗浄力が低下してしまう問題がある。また、アルカ
リ剤の他に、界面活性剤、キレート剤、漂白剤、酵素、
消泡剤等、各種成分を配合した自動食器用洗浄剤が知ら
れており、たとえば、特定の非イオン界面活性剤を含有
する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物(特開平4−654
94号公報、特開平11−61180号公報、特開昭6
2−50397号公報、特公平2−33760号公報、
特開平8−73890号公報、特開昭58−14750
0号公報)、非イオン界面活性剤と漂白成分、洗浄ビル
ダーを含有する洗浄剤組成物(特開平10−13069
7号公報)、多価金属イオンのキレート能と洗浄能か
ら、トリポリリン酸塩、珪酸塩、苛性カリ、次亜塩素酸
を含有する洗浄剤組成物(特開昭62−50399号公
報)、非イオン界面活性剤、洗浄ビルダー、カルボキシ
ビニルポリマーを含有する洗浄剤組成物(特開平6−8
0998号公報)、酵素を含有する洗浄剤組成物(特開
平3−126798号公報、特開平4−65494号公
報、特開平4−72398号公報、特開平10−195
483号公報)等が挙げられる。しかしながら、これら
の洗浄剤組成物では、強アルカリであったり、弱アルカ
リであっても充分な洗浄性能が得られなかった。
【0004】またこれらの洗浄剤は一般家庭での使用を
想定しているため、業務用食器洗浄機で使用すると、両
者の稼動条件の違いにより、洗浄不良やすすぎ不良を生
じ、目的の性能が得られなかった。それら、家庭用食器
洗浄機と業務用食器洗浄機の稼動条件の違いにより引き
起こされる洗浄の問題点を以下に示す。 問題点1.家庭用食器洗浄機に比較して、業務用食器洗
浄機は1分以下の短時間で洗浄するため、洗浄に時間を
要する洗浄剤は洗浄不良を生じる。 問題点2.家庭用食器洗浄機に比較して、業務用食器洗
浄機は15秒以下の短時間ですすぎ操作をおこなうた
め、すすぎに時間を要する洗浄剤はすすぎ不良を生じ
る。 問題点3.業務用食器洗浄機は45〜70℃の範囲で任
意に設定した温度でのみ洗浄するため、至適洗浄温度が
異なる洗浄剤は洗浄不良を生じる。 問題点4.業務用食器洗浄機は通常約80℃ですすぎ操
作をおこなうため、至適すすぎ温度が異なる洗浄剤はす
すぎ不良を生じる。 問題点5.家庭用食器洗浄機は稼動サイクル毎に洗浄液
を全量交換するバッチ洗浄であるのに対し業務用食器洗
浄機はすすぎ水で一部を希釈しながら同じ洗浄液で洗浄
を連続的に続けるため、洗浄液への汚れおよび泡の蓄積
が起こりやすく、汚れ負荷に弱い洗浄剤または泡立ちの
生じる洗浄剤は洗浄不良およびすすぎ不良を生じるた
め、洗浄剤には、再汚染防止性や抑泡性が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はpHが11以
下の弱アルカリ性で、洗浄力、抑泡性、再汚染防止性な
ど、優れた洗浄性能を示す自動食器洗浄機用洗浄剤を提
供するものである。特に業務用自動食器洗浄機で優れた
洗浄性能を示す、弱アルカリ性の自動食器洗浄機用洗浄
剤を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
要望に応えるべく鋭意研究の結果、特定の非イオン界面
活性剤と炭酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウムを
併用すれば、弱アルカリ性で、洗浄力、抑泡性、再汚染
防止性など、優れた洗浄性能を示し、さらに業務用自動
食器洗浄機の稼動条件においても、優れた洗浄性能を示
す自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が得られることを見出
し、本発明を完成した。
【0007】即ち本発明は、(A)成分として、下記の
一般式(1)で表され、1重量%水溶液の曇点が60℃
以下である非イオン界面活性剤0.5〜20重量%と、
(B)成分として炭酸ナトリウム5〜80重量%と、
(C)成分としてトリポリリン酸ナトリウム5〜80重
量%を含有し、液状の場合は原液のpHが25℃で7〜
11、粉末または固形状の場合は、その0.15重量%
の水溶液のpHが25℃で7〜11である自動食器洗浄
機用洗剤を提供するものである。 R−O−(EO)m(PO)n−R’ (1) (式中、Rは炭素数11〜16の直鎖または分岐鎖のア
ルキル基、R’は水素原子またはメチル基、EOはエチ
レンオキサイドの付加単位、POはプロピレンオキサイ
ドの付加単位を示し、mは2.0〜11.0、nは0.
4〜9.5であり、エチレンオキサイドの付加単位とプ
ロピレンオキサイドの付加単位の比m/n=0.8〜
5.0であり、EO、POはランダム付加でもブロック
付加でもよい。)
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の(A)成分の非イオン界
面活性剤は下記の一般式(1)で表される。 R−O−(EO)m(PO)n−R’ (1) (式中、Rは平均炭素数11〜16の直鎖または分岐鎖
のアルキル基、R’は水素原子またはメチル基、EOは
エチレンオキサイドの付加単位、POはプロピレンオキ
サイドの付加単位を示し、mは2.0〜11.0、nは
0.4〜9.5であり、エチレンオキサイドの付加単位
とプロピレンオキサイドの付加単位の比m/n=0.8
〜5.0であり、EO、POはランダム付加でもブロッ
ク付加でもよい。)さらに、一般式(1)で表される非
イオン界面活性剤のうち、Rが炭素数12〜14の直鎖
または分岐鎖のアルキル基であり、mが5.0〜9.
0、nが2.5〜8.5、m/n=0.8〜2.8のも
のが特に好ましい。
【0009】(A)成分の非イオン界面活性剤の曇点
は、1重量%水溶液で、60℃以下であり、より好まし
くは20〜50℃である。曇点が60℃より高い場合は
抑泡性能が著しく低くまた十分な洗浄効果が得られな
い。
【0010】(A)成分の非イオン界面活性剤は、洗浄
剤組成物中に0.5〜20重量%配合され、好ましくは
1〜10重量%配合される。本成分の含有量が0.5重
量%より少ない場合には、充分な洗浄効果が得られず、
20重量%より多い場合には、すすぎ不良により仕上が
りが悪くなる。
【0011】(B)成分の炭酸ナトリウムは、本発明中
の組成物中に5〜80重量%配合される。本成分の含有
量が5重量%より少ない場合には、充分な洗浄効果が得
られず、80重量%より多い場合には、すすぎ不良によ
り仕上がりが悪くなる。
【0012】(C)成分のトリポリリン酸ナトリウム
は、本発明中の組成物中に5〜80重量%配合される。
本成分の含有量が5重量%より少ない場合には、硬水中
での充分な洗浄効果が得られず、80重量%より多い場
合には、すすぎ不良により仕上がりが悪くなる。
【0013】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤の形態
は、液体、粉末体、固体等、特に限定されない。更に必
要に応じて、前記必須成分の他に任意成分として、硫酸
ナトリウムなどの無機塩類、界面活性剤、炭酸水素ナト
リウムなどのアルカリ剤、キレート剤、分散剤、ハイド
ロトロープ剤、酵素、漂白剤、香料、色素等を本発明の
効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0014】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
は、弱アルカリ性でありながら、優れた洗浄力を示す。
ここでいう弱アルカリ性とはpH11以下であり、本発
明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、pH11以下の
弱アルカリ性であり、安全性及び環境に対する負荷の面
からも、非常に優れているといえる。
【0015】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
は、家庭用自動食器洗浄機や業務用自動食器洗浄機等の
自動食器洗浄機で使用され、優れた洗浄性能を示すが、
特に、前述したように、家庭用自動食器洗浄機に比較し
て稼動条件に制約の多い業務用自動食器洗浄機におい
て、より優れた洗浄性能を示す。 例えば、本発明の自
動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、洗浄時間が5分以下、
より短くは1分以下の時間でも優れた洗浄性能を示し、
さらに洗浄温度が常に45〜70℃の範囲でも優れた洗
浄性能を示す。また、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤
組成物は、抑泡性に優れ、洗浄剤そのものによる泡立ち
や、洗浄液中の汚れによる泡立ちにより、洗浄機の作動
に影響を及ぼすことがない。また、本発明の自動食器洗
浄機用組成物は、再汚染防止性に優れている。
【0016】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
は、油脂、蛋白質、でんぷん等、あらゆる汚れに対して
優れた洗浄性能を示し、アルミ製、ステンレス製、銀製
等の金属製、メラミン製、プラスチック製、ガラス製、
磁器、漆器などあらゆる素材の食器に対して優れた洗浄
性能を示す。
【0017】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではない。これに先立って、実施例で用いた評価
方法を説明する。本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成
物の効果を確認するために抑泡性試験、洗浄力試験−
1、洗浄力試験−2、再汚染防止力試験−1、再汚染防
止力試験−2、を行い、洗浄力、抑泡性、再汚染防止性
の評価を行った。
【0018】(1)抑泡性試験 <試験条件> 使用洗浄機:石川島播磨重工業(株)製自動食器洗浄機
(機種JWD−6型) 洗浄液温度:60℃ 洗浄剤濃度:0.15重量% 汚れ条件:5重量%濃度となるように複合汚れを洗浄液
に添加した場合と、しない場合で試験を行った。(複合
汚れは、米でんぷん:卵黄:牛脂=1:2:4とした) 使用水:硬度10°DHの水(塩化カルシウムで調整) <抑泡性評価法>上記試験条件で洗浄機の洗浄工程を1
0分間連続稼動させ、その間のスプレーアーム回転数を
測定した。洗浄液中に汚れが混入した場合、泡の発生に
よりスプレー噴射圧が低下してスプレーアームの回転速
度が低下し、物理的洗浄力が阻害される。汚れ由来の発
砲を抑える洗浄剤は物理的洗浄力の阻害を抑制すること
ができる。一方洗浄剤中に発砲の原因となる成分を含む
処方では洗浄液のみの条件下でも物理的洗浄力の低下を
起こす。 判定基準 ◎:洗浄液中の汚れ存在下でもスプレーアーム回転阻害
が認められない。 ○:洗浄液中の汚れ存在下で0.02%未満の回転数低
下が認められる。 △:洗浄液中の汚れ存在下で0.02%以上の回転数低
下が認められる。 ×:洗浄液中の汚れ非存在下でも0.02%以上の回転
数低下が認められる。
【0019】(2)洗浄力試験−1 <洗浄条件> 使用洗浄機:横河電子機器(株)製自動食器洗浄機(機
種i−510型) 洗浄液温度:65℃ 洗浄時間:55秒 洗浄剤濃度:0.15重量% 使用水:硬度10°DHの水(塩化カルシウムで調整) <被洗物の調整>米でんぷん5gを水20gに溶解し、
80℃で3分間攪拌し糊化させた。これに融かした牛脂
20gを加え、良く攪拌し53℃まで冷ました後、卵黄
10gを加え乳化したものを汚れとした。この汚れを、
15cm×15cmの塩化ビニル製黒色プレートに、コ
ーティングロッドを用いて均一に塗布し、室温で乾燥さ
せ洗浄力試験用被洗物プレートとした。 <洗浄力評価方法>上記の方法で調整した洗浄プレート
1枚を洗浄機の定位置に置き、上記洗浄条件にて洗浄
後、流水で軽くすすいだ。洗浄すすぎ後のプレートの汚
れ残留部分を、5mm四方の碁盤目状にスケッチし、清
浄な碁盤目を数え、その清浄面積率を洗浄率とした。洗
浄率の数値が大きいほど洗浄力が優れているといえる。
【0020】(3)洗浄力試験−2 <洗浄条件> 使用洗浄機:HOBART製(機種AM−14型) 洗浄液温度:66℃ 洗浄時間:40秒 洗浄剤濃度:82℃ すすぎ時間:9秒 洗浄剤濃度:0.15重量% 使用水:硬度10°DHの水(塩化カルシウムで調整) <被洗物の調整>マヨネーズ(味の素(株)製ピュアセ
レクト)2gをガラス製皿(直径12cm)に均一に塗
布し、室温で乾燥させ洗浄力試験用被洗物皿とした。 <洗浄力評価法>上記の方法で調整した汚染皿10枚を
洗浄ラックの所定の位置に設置し、上記洗浄条件にて洗
浄、すすぎ後、室温にて乾燥させ、暗室内において表面
に蛍光灯を反射させて目視により、以下の判断基準で評
価した。10枚の皿のうち最も評価の悪いものを結果と
して採用した。 ◎:清浄な皿と比較して差が無い(洗浄、すすぎに優れ
ている) ○:うすい曇りのみが認められる(洗浄、すすぎにやや
優れている) △:スポットのみが認められる(洗浄、すすぎにやや劣
っている) ×:スポットおよび曇りが認められる(洗浄、すすぎに
非常に劣っている)
【0021】(4)再汚染防止力試験−1 <試験条件> 使用洗浄機:三洋電機(株)製自動食器洗浄機(機種D
W−DR70型) 洗浄液温度:60℃ 洗浄工程時間:41秒 すすぎ温度:80℃ すすぎ時間:6秒 洗浄剤濃度:0.15重量% 汚れ条件:5重量%濃度となるように複合汚れを洗浄液
に添加(複合汚れは、米でんぷん:卵黄:牛脂=1:
2:4とした) 使用水:硬度10°DHの水(塩化カルシウムで調整) <再汚染防止力評価方法>清浄な塩化ビニル製黒色プレ
ート(15cm×15cm)10枚を洗浄ラックの所定
の位置に設置し上記試験条件にて洗浄、すすぎ工程後、
室温にて乾燥させる。プレートの汚れ付着(汚染)して
いない部分の面積を測定し、プレート全体面積から非汚
染面積率を算出した。10枚のプレートの平均値を結果
として採用した。汚染されていない(汚れが付着してい
ない)面積が大きいほど再汚染防止力が高いといえる。
【0022】(5)再汚染防止力試験−2 使用洗浄機:ホシザキ(株)製自動食器洗浄機(機種J
W−500UD型) 洗浄機温度:60℃ 洗浄時間:55秒 すすぎ温度:80℃ すすぎ時間:7秒 洗浄剤濃度:0.15重量% 汚れ条件:5重量%濃度となるように複合汚れを洗浄液
に添加(複合汚れは、米でんぷん:卵黄:牛脂=1:
2:4とした) <再汚染防止力評価法>ガラス製皿10枚を洗浄ラック
の所定の位置に設置し、上記洗浄条件にて洗浄、すすぎ
工程後、室温にて乾燥させ暗室内において蛍光灯を反射
させて目視により、以下の判断基準で評価した。10枚
の皿のうち最も評価の悪いものを結果として採用した。 ◎:清浄な皿と比較して差が無い(洗浄、すすぎに優れ
ている) ○:うすい曇りのみが認められる(洗浄、すすぎにやや
優れている) △:スポットのみが認められる(洗浄、すすぎに劣って
いる) ×:スポットおよび曇りが認められる(洗浄、すすぎに
非常に劣っている)
【0023】実施例1〜51、比較例1〜39 表1〜表3に評価に使用した非イオン界面活性剤の構造
と曇点を示した。
【0024】
【表1】表1:(A)成分の非イオン界面活性剤 *1:アルキル基の炭素数、n−はノルマルのアルキル
基、s−はセカンダリーのアルキル基を示す。12,1
4は炭素数12または14個を示し、12−14は炭素
数12から14個を示す。 *2:エチレンオキサイドの平均付加モル数 *3:プロピレンオキサイドの平均付加モル数 *4:エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの付
加モル比 *5:水素原子またはメチル基 *6:1重量%水溶液の曇点(℃)
【0025】
【表2】表2:(A)成分の非イオン界面活性剤 *1〜*6:表1と同じ
【0026】
【表3】表3:(A)成分の非イオン界面活性剤 *1〜*6:表1と同じ
【0027】表1〜表3に示した界面活性剤を、以下の
洗浄剤組成に配合し、0.15重量%水溶液のpH測
定、(1)抑泡性試験、(2)洗浄力試験−1、(3)
洗浄力試験−2を行った結果を表4〜表6に示した。 <洗浄剤組成> 表1〜表3記載の界面活性剤 3.3重量% 炭酸ナトリウム 27.0重量% トリポリリン酸ナトリウム 27.0重量% 硫酸ナトリウム 42.7重量%
【0028】
【表4】表4:洗浄剤の評価結果
【0029】
【表5】表5:洗浄剤の評価結果
【0030】
【表6】表6:洗浄剤の評価結果
【0031】表7〜表10の配合組成に洗浄剤を調整
し、0.15重量%水溶液のpH測定、(1)抑泡性試
験、(2)洗浄力試験−1、(3)洗浄力試験−2を行
った。その結果を同表に示した。
【0032】
【表7】表7:洗浄剤の評価結果
【0033】
【表8】表8:洗浄剤の評価結果
【0034】
【表9】表9:洗浄剤の評価結果
【0035】
【表10】表10:洗浄剤の評価結果
【0036】表11〜表13の配合組成に洗浄剤を調整
し、0.15重量%水溶液のpH測定、(2)洗浄力試
験−1、(3)洗浄力試験−2、(4)再汚染防止力試
験−1、(5)再汚染防止力試験−2を行った。その結
果を同表に示した。
【0037】
【表11】表11:洗浄剤の評価結果 *1:エチレンジアミン4酢酸ナトリウム塩 *2:ニトリロ三酢酸ナトリウム塩 *3:クエン酸三ナトリウム塩 *4:ポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子量12
00) *5:C5オレフィン/無水マレイン酸ナトリウム共重
合物(共重合比=1/1、重量平均分子量12000) *6:アクリル酸/マレイン酸ナトリウム共重合物(共
重合比=4/6、重量平均分子量3000) *7:ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量1500
0)と、アクリル酸/マレイン酸共重合物(共重合比=
4/6、平均分子量70000)の、重量比1:2の混
合物
【0038】
【表12】表12:洗浄剤の評価結果 *1〜*7:表11と同じ
【0039】
【表13】表13:洗浄剤の評価結果 *1〜*7:表11と同じ
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、(A)特定の非イオン
界面活性剤と、(B)炭酸ナトリウムと、(C)トリポ
リリン酸ナトリウムを配合することで、弱アルカリ性
で、洗浄力、抑泡性、再汚染防止性など、優れた洗浄性
能を示す自動食器洗浄機用洗浄剤を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 千恵 東京都荒川区東尾久七丁目2番35号 株式 会社アデカクリーンエイド内 Fターム(参考) 4H003 AC08 AC09 AC23 BA01 BA09 BA12 DA19 EA09 EA12 EA16 EA21 FA06 FA19 FA28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)成分として、下記の一般式(1)で
    表され、1重量%水溶液の曇点が60℃以下である非イ
    オン界面活性剤0.5〜20重量%と、(B)成分とし
    て、炭酸ナトリウム5〜80重量%と、(C)成分とし
    てトリポリリン酸ナトリウム5〜80重量%を含有し、
    液状の場合は原液のpHが25℃で7〜11、また粉末
    または固形状の場合は、その0.15重量%水溶液のp
    Hが25℃で7〜11である自動食器洗浄機用洗浄剤組
    成物。 R−O−(EO)m(PO)n−R’ (1) (式中、Rは平均炭素数11〜16の直鎖または分岐鎖
    のアルキル基、R’は水素原子またはメチル基、EOは
    エチレンオキサイドの付加単位、POはプロピレンオキ
    サイドの付加単位を示し、mは2.0〜11.0、nは
    0.4〜9.5であり、エチレンオキサイドの付加単位
    とプロピレンオキサイドの付加単位の比m/n=0.8
    〜5.0であり、EO、POはランダム付加でもブロッ
    ク付加でもよい。)
  2. 【請求項2】(A)成分の非イオン界面活性剤の、Rが
    炭素数12〜14の直鎖または分岐鎖のアルキル基であ
    り、mが5.0〜9.0、nが2.5〜8.5、m/n
    =0.8〜2.8であり、1重量%水溶液の曇点が20
    〜50℃である請求項1記載の自動食器洗浄機用洗浄剤
    組成物。
  3. 【請求項3】洗浄温度が常に45〜70℃である自動食
    器洗浄機に用いる請求項1または2記載の自動食器洗浄
    機用洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】洗浄時間が1分30秒以下である自動食器
    洗浄機に用いる請求項1ないし3のいずれか1項記載の
    自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
JP24508999A 1999-08-31 1999-08-31 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 Pending JP2001064698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24508999A JP2001064698A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24508999A JP2001064698A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001064698A true JP2001064698A (ja) 2001-03-13

Family

ID=17128452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24508999A Pending JP2001064698A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001064698A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006111336A1 (de) * 2005-04-21 2006-10-26 Clariant Produkte (Deustschland) Gmbh Wasch- und reinigungsmittel enthaltend alkohol-ethoxylat-propoxylate
JP2008007617A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Sanyo Chem Ind Ltd アルカリ洗浄剤用低起泡性界面活性剤
JP2012193228A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Kao Corp 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物
WO2012131390A3 (en) * 2011-03-31 2012-11-29 Reckitt Benckiser N.V. Detergent composition
JP2015500363A (ja) * 2011-12-09 2015-01-05 クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド エーテルカルボン酸またはその塩と高曇点を有する非イオン界面活性剤とを含む自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006111336A1 (de) * 2005-04-21 2006-10-26 Clariant Produkte (Deustschland) Gmbh Wasch- und reinigungsmittel enthaltend alkohol-ethoxylat-propoxylate
JP2008007617A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Sanyo Chem Ind Ltd アルカリ洗浄剤用低起泡性界面活性剤
JP2012193228A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Kao Corp 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物
WO2012131390A3 (en) * 2011-03-31 2012-11-29 Reckitt Benckiser N.V. Detergent composition
US9540591B2 (en) 2011-03-31 2017-01-10 Reckitt Benckiser Finish B.V. Detergent composition
AU2016202223B2 (en) * 2011-03-31 2017-12-07 Reckitt Benckiser Finish B.V. Detergent composition
US10017721B2 (en) 2011-03-31 2018-07-10 Reckitt Benckiser Finish B.V. Detergent composition
JP2015500363A (ja) * 2011-12-09 2015-01-05 クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド エーテルカルボン酸またはその塩と高曇点を有する非イオン界面活性剤とを含む自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6581785B2 (ja) 硬質表面用液体洗浄剤組成物およびそれを用いる食器類の洗浄方法、並びに医療器具の洗浄方法
JP2008127490A (ja) 自動食器洗浄機用中性液体洗浄剤組成物
JP4907327B2 (ja) 食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP2005154716A (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP6600006B2 (ja) 器具洗浄用途におけるスケールの制御
JP2007009024A (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP2006265463A (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
JPH0873890A (ja) 液体硬表面洗浄剤組成物
JP2017119743A (ja) 食器洗い機用洗浄剤
JP4324341B2 (ja) 自動食器洗浄機用液体洗浄剤組成物
JP2002146400A (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH07118689A (ja) 硬表面洗浄剤組成物
JP6118660B2 (ja) 食器洗い機用洗浄剤
JP2007332245A (ja) 自動洗浄機用洗浄剤組成物
EP2305785A1 (en) Use of a carboxylic or amino compound as cleaning aid for hard surfaces and method of cleaning such hard surfaces
JP2937635B2 (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤
JP2013194212A (ja) 液体洗浄剤
JP2001064698A (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP2010047731A (ja) 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物
JP2003027095A (ja) 自動食器洗浄機用粉末カートリッジ洗浄剤組成物
JP5396707B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP4015779B2 (ja) 食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP2004263057A (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物及びその製造方法
JP5753413B2 (ja) 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物
JP4784060B2 (ja) 低泡性洗浄剤