JP2015500363A - エーテルカルボン酸またはその塩と高曇点を有する非イオン界面活性剤とを含む自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents

エーテルカルボン酸またはその塩と高曇点を有する非イオン界面活性剤とを含む自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 Download PDF

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Abstract

エーテルカルボン酸またはその塩と高曇点を有する非イオン界面活性剤とを含む、自動食器洗浄用洗剤組成物。本発明は、自動食器洗浄用洗剤組成物であって、a)式(I)の1つまたは複数の化合物(式中、Rは、8から30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、8から30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基であり、nは1から20までの数であり、Mは対イオンである)、およびb)30℃以上の曇点を有する1つまたは複数の非イオン界面活性剤、およびc)1つまたは複数のビルダー物質を含む、自動食器洗浄用洗剤組成物に関する。本発明の自動食器洗浄用洗剤組成物は、特に、有利な斑点形成防止挙動を保有する。

Description

本発明は、30℃以上の、好ましくは40℃以上の高曇点を有する非イオン界面活性剤と、特定のエーテルカルボン酸またはエーテルカルボン酸塩とを含む、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の分野におけるものである。
自動食器洗浄、とりわけ家庭用食器洗浄は、形式が、タブレット、パウチおよびさらには投入ユニットのようなオールインワン投入システムの方向に移行するにつれて、絶えず変化および進歩を遂げてきており、全洗浄サイクルを通して存在しながら、斑点形成(spotting)および被膜形成(filming)に対する乾燥仕上剤(rinse aid)として有効である新規な界面活性剤系が要求されている。加えて、より低い温度およびより少ない水での洗浄、トリポリリン酸ナトリウム(STPP)のようなリン酸塩の低減またはさらには禁止、ならびに石油系化学物質の代わりに再生可能資源からの原材料を使用することへの要求などの環境面での傾向により、配合者は界面活性剤系の選択において難題が突きつけられている。その一方で、所望の通りに安定した泡が見られるような他の清浄用組成物、例えば手洗い食器洗浄用液体などに典型的に使用される大抵の一般的な界面活性剤系とは相容れない、極めて低泡性の組成物が特異的に要求されることによって、適切な界面活性剤を選択する自由が制限されている。
好都合な清浄性能の他に、特に、好都合な斑点形成防止挙動(anti−spotting behavior)も示す、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供することが本発明の目的であった。
驚くべきことに、この目的は、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物であって、
a)式(I)の1種または複数種の化合物
Figure 2015500363
(式中、
Rは、8〜30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、8〜30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基であり、
nは1〜20の数であり、
Mは対イオンである)、および
b)30℃以上の曇点を有する、好ましくは40℃以上の曇点を有する、1種または複数種の非イオン界面活性剤、および
c)1種または複数種のビルダー物質
を含む自動食器洗浄機用洗浄剤組成物で実現されることが、今般見出された。
したがって、本発明は、
a)式(I)の1種または複数種の化合物
Figure 2015500363
(式中、
Rは、8〜30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、8〜30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基であり、
nは1〜20の数であり、
Mは対イオンである)、および
b)30℃以上の曇点を有する、好ましくは40℃以上の曇点を有する、1種または複数種の非イオン界面活性剤、および
c)1種または複数種のビルダー物質
を含む、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供する。
式(I)の1種または複数種の界面活性剤と構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤とが存在するので、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、好都合な斑点形成防止挙動を示し、好都合な清浄性能を保有する。式(I)の界面活性剤および構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤は、目立った起泡性を与えず、その限りにおいて本発明の組成物はさらに低泡性である。特に、式(I)の界面活性剤は生分解性であり、(そのアルコール構成成分ROに帰因して)再生可能な一次生成物をベースとしており、その限りにおいて本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は環境にも優しい。同じことが、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の構成成分b)の好ましい非イオン界面活性剤、例えば式(II)の化合物などにも当てはまる。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、無リン組成物においても、それに含有される式(I)の1種または複数種の界面活性剤および構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤が、その有利な性質を示し、特に、好都合な斑点形成防止挙動をもたらすという利点をさらに有する。式(I)の1種または複数種の界面活性剤と構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤とを組み合わせると、一般的な低泡性非イオン界面活性剤と比較して、斑点形成防止挙動が向上することが多い。
US4,272,394は、低泡性非イオン界面活性剤のブレンドを含有する自動食器洗浄用洗剤を開示しており、ここでは、第2の界面活性剤が比較的低い曇点を有している。
WO94/22800は、低曇点のエポキシキャップ化ポリ(オキシアルキル化)アルコール、およびそれを含有する自動食器洗浄用組成物を記載している。
US6,593,287は、アルキルキャップ化非イオン界面活性剤、およびそれを含有する自動食器洗浄機組成物を開示している。
EP1757676は、エーテルカルボン酸塩(すなわち特定の鎖長およびEO(エチレンオキシ−CHCHO−)レベルを有するアルキルエトキシカルボン酸塩、アルキルエトキシ硫酸塩)、スルホベタイン、アルキルポリエトキシ硫酸塩、アルキルポリエトキシカルボン酸塩およびアルキル硫酸塩、ならびにスルホン酸塩を含む、荷電界面活性剤の使用を記載している。しかし、起泡性の問題を防止するために、低泡性で非イオン性の、特に、水中で30℃未満の曇点を有する低曇点の界面活性剤が組成物中に存在することが必須である。
式(I)の1種または複数種の化合物において、対イオンMは、好ましくは、H、Na、K、Mg2+/2、Ca2+/2、NH 、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウムおよびトリエタノールアンモニウムからなる群から選択される。
特に好ましくは、式(I)の1種または複数種の化合物において、対イオンMは、H、NaおよびKからなる群から選択される。
式(I)の化合物のアルキルおよびアルケニル基Rの例は、例えば、次のアルコールR−OHのアルキルおよびアルケニル基である:1−オクタノール(カプリルアルコール)、2−エチルヘキサノール、1−ノナノール(ペラルゴンアルコール)、1−デカノール(カプリンアルコール)、1−ウンデカノール、1−ドデカノール(ラウリルアルコール)、1−トリデカノール、イソトリデカノール、1−テトラデカノール(ミリスチルアルコール)、1−ペンタデカノール、1−ヘキサデカノール(セチルアルコール)、cis−9−ヘキサデセン−1−オール(パルミトレイルアルコール)、1−ヘプタデカノール、1−オクタデカノール(ステアリルアルコール)、セテアリルアルコール、16−メチルヘプタデカン−1−オール(イソステアリルアルコール)、9E−オクタデセン−1−オール(エライジルアルコール)、cis−9−オクタデセン−1−オール(オレイルアルコール)、オレイルセチルアルコール、9Z,12Z−オクタデカジエン−1−オール(リノレイルアルコール)、9E,12E−オクタデカジエン−1−オール(エライドリノレイルアルコール)、9Z,12Z,15Z−オクタデカトリエン−1−オール(リノレニルアルコール)、9E,12E,15E−オクタデカトリエン−1−オール(エライドリノレニルアルコール)、1−ノナデカノール、1−エイコサノール(アラキジルアルコール)、1−ヘンエイコサノール、1−ドコサノール(ベヘニルアルコール)、cis−13−ドコセン−1−オール(エルシルアルコール)、1−テトラコサノール(リグノセリルアルコール)、1−ヘキサコサノール(セリルアルコール)、1−オクタコサノール(モンタニルアルコール)および1−トリアコンタノール(ミリシルアルコール)または上記の混合物。
式(I)の化合物のR基は、異なる残基Rの混合物を通常含む、天然に存在するアルコールR−OHから誘導されてもよい。
式(I)の化合物のR基はまた、オキソアルコール、例えばオキソアルコールC12〜15などの、合成により調製されたアルコールR−OHから誘導されてもよい。
式(I)の1種または複数種の化合物において、Rは、好ましくは、12〜18個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、12〜18個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基である。
特に好ましくは、式(I)の1種または複数種の化合物において、Rは、16〜18個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、16〜18個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基である。
好ましくは、式(I)の1種または複数種の化合物において、R基の50wt%以上が、1つまたは複数の二重結合を有する直鎖または分岐鎖の不飽和アルケニル基である。
特に好ましくは、式(I)の1種または複数種の化合物において、Rは直鎖基である。
さらに好ましくは、式(I)の1種または複数種の化合物において、Rはオレイルセチル基である。
式(I)の1種または複数種の化合物において、nは、好ましくは1〜3の数である。
特に好ましくは、式(I)の1種または複数種の化合物において、nは2である。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、式(I)の1種または複数種の化合物を、いずれの場合においても自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、好ましくは0.1〜15wt%の量で、より好ましくは0.2〜10wt%の量で、特に好ましくは0.2〜5wt%の量で含む。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の構成成分b)の非イオン界面活性剤としてどの化合物を使用することができるかは、かかる化合物は例えば市販されておりそれらの曇点が公知なので、当業者であればわかる。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の構成成分b)の非イオン界面活性剤の曇点は、DIN EN 1890に従って決定することもできる。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤は、好ましくは、式(II)
Figure 2015500363
(式中、
は、8〜30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、8〜30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基であり、
Aは、−C−および−C−からなる群から選択され、
xは、1〜150の数であり、
Zは、H、1〜30個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、または−CH(OH)−R基であり、
は、1〜30個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基であり、
ここで、−(−AO−)−基は、1つまたは複数の−CO−基を含み、1つまたは複数の−CO−基を追加的に含んでもよく、−(−AO−)−基が−CO−基と−CO−基とを同時に含む場合、−CO−基および−CO−基は−(−AO−)−基にいかなる様式で分散されていてもよく、好ましくは統計的、勾配状またはブロック状の様式で、特に好ましくはブロック状の様式で分散されていてもよく、−(−AO−)−基中の−CO−基のモル量は、好ましくは−CO−基のモル量より多い)
の化合物から選択される。
式(II)の化合物が本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の構成成分b)で述べた通りの曇点を有していない場合、それらは本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の構成成分b)による非イオン界面活性剤ではない。
式(II)の化合物のアルキルおよびアルケニル基Rの例として、上で示した式(I)の化合物のアルキルおよびアルケニル基Rの例を挙げることができる。
式(II)におけるRは、好ましくは、8〜22個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、8〜22個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基であり、より好ましくは、8〜18個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、8〜18個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基であり、特に好ましくは、12〜15個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、12〜15個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基である。
好ましくは、式(II)におけるR基はアルキル基である。
式(II)におけるxは、好ましくは1〜50の数であり、より好ましくは1〜20の数であり、特に好ましくは5〜20の数である。
式(II)の化合物のアルキル基ZおよびRの例として、上で示した式(I)の化合物のアルキル基Rの例を挙げることができる。さらなる例は、アルキル基である、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル(2−ペンチル)、3−ペンチル、2−メチルブチル、イソペンチル(3−メチルブチル)、3−メチルブタ−2−イル、2−メチルブタ−2−イル、ネオペンチル(2,2−ジメチルプロピル)、1−ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、2−メチル−1−ペンチル、3−メチル−1−ペンチル、4−メチル−1−ペンチル、2−メチル−2−ペンチル、3−メチル−2−ペンチル、4−メチル−2−ペンチル、2−メチル−3−ペンチル、3−メチル−3−ペンチル、2,2−ジメチル−1−ブチル、2,3−ジメチル−1−ブチル、2,3−ジメチル−1−ブチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、2,3−ジメチル−2−ブチル、3,3−ジメチル−2−ブチル、2−エチル−1−ブチル、1−ヘプチル、2−ヘプチル、3−ヘプチルおよび4−ヘプチルである。
式(II)におけるZが直鎖または分岐鎖のアルキル基である場合、それは、好ましくは1〜22個の炭素原子を有するアルキル基である。
式(II)におけるRは、好ましくは8〜22個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖のアルキル基である。
本発明の好ましい実施形態では、−(−AO−)−基は1つまたは複数の−CO−基で構成され、−CO−基を含まない。
本発明のさらに好ましい実施形態では、−(−AO−)−基は1つまたは複数の−CO−基と1つまたは複数の−CO−基とを含む。本発明のこの好ましい実施形態では、−CO−基と−CO−基との全量を基準としたCO−基のモル量は、好ましくは50%未満、より好ましくは45%、または45%未満、特に好ましくは40%、または40%未満、とりわけ好ましくは33%、または33%未満である。
本発明のさらに好ましい実施形態では、式(II)におけるZはHである。本発明のこの好ましい実施形態では、−CO−基と−CO−基との全量を基準としたCO−基のモル量は、好ましくは20〜50%未満であり、より好ましくは33〜45%、特に好ましくは33〜40%である。
ZがHとは異なる意味を有する場合、−CO−基と−CO−基との全量を基準としたCO−基のモル量は、好ましくは20%、または20%未満であり、より好ましくは10%、または10%未満である。
本発明のさらに好ましい実施形態では、式(II)におけるZは、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基である。本発明のこの好ましい実施形態では、−CO−基と−CO−基との全量を基準としたCO−基のモル量は、好ましくは20%、または20%未満であり、より好ましくは10%、または10%未満である。
本発明のさらに好ましい実施形態では、式(II)におけるZは−CH(OH)−R基であり、式中、Rは、8〜22個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖のアルキル基である。本発明のこの好ましい実施形態では、−CO−基と−CO−基との全量を基準としたCO−基のモル量は、好ましくは20%、または20%未満であり、より好ましくは10%、または10%未満である。
本発明の特に好ましい実施形態では、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤は、平均して(=モル平均で)8個の−CO−基と4個の−CO−基とを含み、Rは、12〜15個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、12〜15個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基である。本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の構成成分b)のこれらの非イオン界面活性剤において、Zは好ましくはHである。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤は、特に好ましくは40〜60℃の曇点を有する。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤を、いずれの場合においても自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、好ましくは0.1〜15wt%の量で、より好ましくは0.2〜10wt%の量で、特に好ましくは0.2〜5wt%の量で含む。
式(I)の1種または複数種の化合物における変数「n」および式(II)の1種または複数種の化合物における変数「x」は、モル平均を表す。すなわち、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、エトキシル化度が異なる式(I)の幾つかの化合物、およびアルコキシル化度が異なる式(II)の幾つかの化合物を含んでもよいことを表す。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、式(I)の複数の化合物および/または構成成分b)の複数の非イオン界面活性剤を含んでもよい。この場合、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、例えば、「R」基が異なるおよび/もしくはエトキシル化度が異なるおよび/もしくは対イオン「M」が異なる式(I)の1を超える化合物、ならびに/または、「R」基が異なるおよび/もしくはアルコキシル化度が異なるおよび/もしくは「Z」基が異なる式(II)の1を超える化合物を含んでもよい。
好ましくは、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、30℃未満の曇点を有する非イオン界面活性剤を含まない。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、1種または複数種のビルダー物質を、いずれの場合においても自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、好ましくは5〜90wt%の量で、より好ましくは5〜80wt%の量で含む。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物で使用可能なビルダー物質ならびに他の成分は、例えばUS2010/0160204A1およびEP1757676A1に記載される。
ビルダーのうちに含まれるものには、炭酸塩、炭酸水素塩、有機ビルダー、ケイ酸塩、リン酸塩、ホスホン酸塩、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、およびアルカリ金属水酸化物がある。
炭酸塩(1つまたは複数)および/または炭酸水素塩(1つまたは複数)、好適にはアルカリ炭酸塩(1つまたは複数)、特に好ましくは炭酸ナトリウムを使用することが特に好ましい。これらの物質は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、2〜50wt%の量で使用され、好適には10〜30%、特に10〜25%の量で使用されることが好ましい。
有機ビルダーには、ポリカルボン酸塩/ポリカルボン酸、重合体カルボン酸塩、アスパラギン酸、ポリアセタール、およびデキストリンが含まれる。
使用可能な有機ビルダーにはポリカルボン酸が含まれ、ポリカルボン酸は遊離酸および/またはそのナトリウム塩の形態で使用されてもよく、「ポリカルボン酸」は、1を超える酸官能基を持つカルボン酸として理解される。例には、クエン酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸、リンゴ酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、糖酸、アミノカルボン酸、およびニトリロ三酢酸(NTA)、ならびにそれらの混合物がある。遊離酸は、典型的にはそのビルダー効果に加えて酸性化構成成分も有するので、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物のpHを下げ、緩和する役目も果たす。この文脈で特筆すべきものは、特に、クエン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、グルコン酸、およびそれらの任意の混合物である。
特に好ましい本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、そのビルダーの1つとしてクエン酸塩を含有する。本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、2〜40wt%、好ましくは5〜30wt%、特に10〜30wt%のクエン酸塩を含有する、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が好ましい。
重合体カルボン酸塩も、有機ビルダーとして適切である。こうしたものは、例えば、ポリアクリル酸またはポリメタクリル酸のアルカリ金属塩、例えば、500〜70,000g/molの相対分子量を有するものである。
適切な重合体カルボン酸塩は、特にポリアクリル酸塩であり、好ましくは2000〜20,000g/molの分子量を有するものである。溶解性に優れているので、2000〜10,000g/mol、特に好ましくは3000〜5000g/molの分子量を有する短鎖ポリアクリル酸塩もまた好ましい場合がある。
同様に適切であるのは共重合体カルボン酸塩であり、特に、アクリル酸とメタクリル酸との、およびアクリル酸またはメタクリル酸とマレイン酸とのものである。50〜90wt%のアクリル酸と10〜50wt%のマレイン酸とを含有する、アクリル酸とマレイン酸の共重合体が特に適切であることが判明した。遊離酸に基づくその相対分子量は、好ましくは2000〜70,000g/mol、より好ましくは20,000〜50,000g/mol、特に30,000〜40,000g/molである。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が1種または複数種の(共)重合体カルボン酸塩を含む場合、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物におけるこれらの(共)重合体カルボン酸塩の量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、好ましくは0.5〜20wt%であり、特に3〜10wt%である。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、好ましくは、ビルダーとして一般式NaMSi2x+1・yHO(式中、Mはナトリウムまたは水素であり、xは、1.9〜22の数であり、好適には1.9〜4であり、特に好ましいxの値は2、3、もしくは4であり、yは、0〜33の数であり、好適には0〜20である)の結晶性シート状ケイ酸ナトリウムを含有してもよい。
同様に使用可能なものは、1:2〜1:3.3、好ましくは1:2〜1:2.8、特に1:2〜1:2.6のNaO:SiO比を有する非結晶性ケイ酸ナトリウムであり、このような非結晶性ケイ酸ナトリウムは、好適には遅延溶解し、二次的な洗浄性を示す。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が1種または複数種のケイ酸塩を含む場合、本発明の組成物におけるこれらのケイ酸塩の量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、好ましくは5〜30wt%であり、より好ましくは10〜25wt%である。
リン酸塩は、清浄性能に関して有効なビルダーであることが判明している。多数の市販のリン酸塩のうち、洗浄剤および清浄剤業界において、アルカリ金属リン酸塩、特に三リン酸五ナトリウムまたは三リン酸五カリウム(トリポリリン酸ナトリウムまたはトリポリリン酸カリウム)が最も重要である。
「アルカリ金属リン酸塩」は、様々なリン酸のアルカリ金属(特にナトリウムおよびカリウム)塩の総称であり、この文脈において、分子量のより大きい代表的リン酸に加えて、メタリン酸(HPOおよびオルトリン酸HPOは、区別され得る。リン酸塩は複数の利点を合わせ持つ。すなわち、それらは、アルカリ担体として働き、機械部品上への石灰の堆積を防止し、清浄性能に寄与する。
技術的にとりわけ大切なリン酸塩は、三リン酸五ナトリウムNa10(トリポリリン酸ナトリウム)、および相当するカリウム塩である三リン酸五カリウムK10(トリポリリン酸カリウム)である。さらに好ましいリン酸塩は、トリポリリン酸ナトリウムカリウムである。
リン酸塩が本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に使用される場合、好ましい組成物は、リン酸塩(1つまたは複数)、好ましくはアルカリ金属リン酸塩(1つまたは複数)、特に好ましくは三リン酸五ナトリウムまたは三リン酸五カリウム(トリポリリン酸ナトリウムまたはトリポリリン酸カリウム)を、いずれの場合においても本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、2〜50wt%、好ましくは2〜30wt%、より好ましくは3〜25wt%、特に好ましくは3〜15wt%の量で含有する。
さらなるビルダー(1つまたは複数)として、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、ホスホン酸塩(1つまたは複数)を含有することができる。ホスホン酸塩の重量比は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、好ましくは0.5〜20wt%、より好ましくは1.0〜10wt%である。
錯化ホスホン酸塩には、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)またはジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)などの幾つもの異なる化合物が含まれる。ヒドロキシアルカン−およびアミノアルカンホスホン酸塩が特に好ましい。ヒドロキシアルカンホスホン酸塩のうち、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホネート(HEDP)が、好ましくはコビルダーとして、特に重要である。それは、好ましくはナトリウム塩として使用され、二ナトリウム塩は中性的に反応し、四ナトリウム塩はアルカリ式(pH9)に反応する。適切なアミノアルカンホスホン酸塩には、エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート(EDTMP)、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)、およびそれらのより高級な同族体が含まれる。これらは、好ましくは中性的に反応するナトリウム塩の形態で(例えば、EDTMPの六ナトリウム塩として、またはDTPMPの七ナトリウム塩および八ナトリウム塩として)使用される。ホスホン酸塩の部類のうち、HEDPが好ましい。
ホスホン酸塩の代替物として、メチルグリシン二酢酸(MGDA)も、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物において錯化剤として使用することができる。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物がメチルグリシン二酢酸(MGDA)を含む場合、本発明の組成物におけるこの化合物の量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、好ましくは0.5〜25wt%、より好ましくは5〜20wt%である。
本発明の自動洗剤食器洗浄組成物は、さらなるビルダーとしてアルカリ金属水酸化物を含有することができる。こうしたアルカリ担体は、好ましくは少量でのみ使用され、本発明の自動洗剤食器洗浄組成物の全重量を基準として、好ましくは10wt%以下、より好ましくは6wt%以下、好適には5wt%以下、特に好ましくは0.1〜5wt%、特に0.5〜5wt%の量で使用される。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、炭酸塩、クエン酸塩およびリン酸塩からなる群から選択される、1種または複数種のビルダー物質を含む。本発明の特に好ましい実施形態では、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、炭酸塩およびクエン酸塩からなる群から選択される、1種または複数種のビルダー物質を含む。
本発明の自動洗剤食器洗浄組成物は、上述のビルダーを個々に含有しても、2つ、3つ、4つまたはそれを超えるビルダーの混合物として含有しても、いずれであってもよい。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、好ましくは漂白系を含む。本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が漂白系を含む場合、それらは漂白系を、いずれの場合においても本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、好ましくは0.1〜40wt%の量で、より好ましくは0.5〜30wt%の量で、特に好ましくは3〜25wt%の量で含む。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の漂白系は、漂白剤、漂白活性化剤および漂白触媒からなる群から選択される1種または複数種の物質を含んでもよい。
さらなる成分として、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、酸素漂白剤を含有することができる。漂白剤として機能し、水中にHを生じる化合物のうち、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム四水和物、および過ホウ酸ナトリウム一水和物が特に重要である。使用可能な他の漂白剤には、ペルオキシピロリン酸塩、クエン酸塩過水和物、およびHを生じる過酸塩または過酸、例えば、過安息香酸塩、ペルオキソフタル酸塩、二過アゼライン酸、フタロイミノ過酸または二過ドデカン二酸などが含まれる。有機漂白剤も使用することができる。典型的な有機漂白剤は、過酸化ジベンゾイルなどの過酸化ジアシルである。さらなる典型的な有機漂白剤は、アルキルペルオキシ酸およびアリールペルオキシ酸などのペルオキシ酸である。
好ましい本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、組成物の全重量を基準として、1.0〜20wt%の、好ましくは4.0〜18wt%の、より好ましくは8〜15wt%の酸素漂白剤、好ましくは過炭酸ナトリウムを含有する。
約60℃以下の温度で清浄するときに漂白効果の向上を実現するために、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、追加的に漂白活性化剤を含有することができる。過加水分解条件下で、好適には1〜10個の炭素原子、特に2〜4個の炭素原子を有する脂肪族ペルオキシカルボン酸および/または任意選択により置換された過安息香酸を生じる化合物を、漂白活性化剤として使用することができる。前記の数の炭素原子を有するO−アシル基および/もしくはN−アシル基、ならびに/または任意選択により置換されたベンゾイル基を持つ物質が適切である。ポリアシル化アルキレンジアミンが好ましく、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)が特に適切であることが判明した。
漂白活性化剤、特にTAEDは、いずれの場合においても漂白活性化剤を含有する本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、好ましくは10wt%まで、特に0.1〜8wt%、特に2〜8wt%、特に好ましくは2〜6wt%の量で使用される。
従来の漂白活性化剤に加えてまたは代えて、いわゆる漂白触媒も使用することができる。これらの物質は、漂白を強化する遷移金属塩または遷移金属錯体、例えば、Mn、Fe、Co、RuまたはMoのサレン錯体またはカルボニル錯体などである。窒素含有三脚型配位子を有するMn、Fe、Co、Ru、Mo、Ti、VおよびCuの錯体、ならびにCo、Fe、CuおよびRuのアミン錯体も、漂白触媒として使用可能である。
供与性官能基N、NR、PR、Oおよび/またはSを有する1つまたは複数の大環状配位子(1つまたは複数)を好ましくは含有する、酸化状態II、III、IVまたはVのマンガン錯体を使用することが特に好ましい。窒素の供与性官能基を有する配位子が好ましい。1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me−TACN)、1,4,7−トリアザシクロノナン(TACN)、1,5,9−トリメチル−1,5,9−トリアザシクロドデカン(Me−TACD)、2−メチル−1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me/Me−TACN)、および/または2−メチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me/TACN)を、高分子配位子として含有する漂白触媒(1つまたは複数)を使用することが特に好ましい。適切なマンガン錯体には、[MnIII (μ−O)(μ−OAc)(TACN)](CIO、[MnIIIMnIV(μ−O)(μ−OAc)(TACN)](BPh、[MnIV (μ−O)(TACN)](CIO、[MnIII (μ−O)(μ−OAc)(Me−TACN)](CIO、[MnIIIMnIV(μ−O)(μ−OAc)(Me−TACN)](CIO、[MnIV (μ−O)(Me−TACN)](PF、および[MnIV (μ−O)(Me/Me−TACN)](PF(OAc=OC(O)CH)が含まれる。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、漂白を強化する遷移金属塩および遷移金属錯体から選択される、好ましくは1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me−TACN)または1,2,4,7−テトラメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me−TACN)を有するマンガン錯体から選択される漂白触媒を含有し、その理由は、これらの漂白触媒を用いると清浄結果を著しく向上させることができるからである。
好ましくは、漂白系は、1種または複数種の漂白剤と、漂白活性化剤および漂白触媒からなる群から選択される1種または複数種の物質とを含む。特に好ましくは、漂白系は、1種または複数種の漂白剤と、1種または複数種の漂白活性化剤と、1種または複数種の漂白触媒とを含む。
本発明の組成物は、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に汎用される他の成分を含んでもよい。本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、酵素、ガラス腐食防止剤、水、有機溶媒、増粘剤、さらなる界面活性剤、泡抑制剤、カラースペックル(color speckle)、銀保護剤(silver care)、曇り防止剤(anti−tarnish)および/または腐食防止剤、染料、フィラー、殺菌剤、ヒドロトロープ、抗酸化剤、酵素安定化剤、香料、可溶化剤、担体、加工助剤、顔料、ならびにpH調整剤からなる群から選択される1種または複数種の化合物を含む。
清浄性能を増大させるために、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、酵素も含有することができる。こうしたものには、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、ヘミセルラーゼ、セルラーゼ、ペルヒドロラーゼ、またはオキシドレダクターゼ、ならびに好ましくはそれらの混合物が含まれる。これらの酵素は、原則的に天然由来のものである。天然分子をベースとする改良された変種を自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に使用可能であり、同様に好ましく使用される。本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、活性タンパク質に基づいて、さらに本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、好ましくは1×10−6〜5wt%の量で酵素を含有する。タンパク質濃度は、公知の方法、例えばBCA法またはビウレット法によって決定することができる。
タンパク質および/または酵素は、とりわけ貯蔵の間に、不活性化、変性、または分解(例えば、物理的影響、酸化、またはタンパク質切断に起因する)などの損傷から保護されてもよい。タンパク質分解の抑制は、タンパク質および/または酵素が微生物的に回収される場合に好ましく、特に、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物がプロテアーゼも含有する場合はそうである。本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、この目的のために安定剤を含有することができ、かかる作用剤を本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に供与することにより、本発明の好ましい実施形態が示される。
組成物の全重量を基準として、0.1〜12wt%、好適には0.2〜10wt%、特に0.5〜8wt%の酵素調製物を含有する、本発明のこうした自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が、特に好ましい。
ガラス腐食防止剤は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物のさらに好ましい成分である。ガラス腐食防止剤は、自動的に清浄されたガラス製品のガラス表面上の曇り、汚れおよび擦り傷、ならびに虹彩の発生を防止する。好ましいガラス腐食防止剤には、マグネシウムおよび亜鉛の塩ならびにマグネシウムおよび亜鉛の錯体が含まれる。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、固体形態に調整されても液体形態に調整されてもよく、それだけでなく、固体の提供形態と液体の提供形態との組合せであってもよい。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物のアルカリ性が高いと、こうした組成物の清浄性能に寄与するだけでなく、こうした組成物の腐食および厄介な作用にも寄与するので、本発明の好ましい自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、液体または固体の本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の10wt%水溶液として測定して、20℃で8〜14の、好ましくは9〜11.5の、より好ましくは9.5〜11.5のpHを有する。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の清浄性能を、有機溶媒を添加することによって向上させることができる。したがって、本発明の好ましい実施形態は、少なくとも1つの有機溶媒を含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物である。好ましい本発明の液体自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、組成物の全重量を基準として、0.2〜15wt%、好適には0.5〜12wt%、特に好ましくは1.0〜10wt%の量で有機溶媒を含有する。
こうした有機溶媒は、例えば、モノアルコール、ジオール、トリオールもしくはポリオール、エーテル、エステル、および/またはアミドから誘導される。この文脈において、水溶性の有機溶媒が特に好ましく、本出願の目的のための「水溶性」溶媒は、室温で水と完全に混和性である(すなわち溶解度ギャップのない)溶媒である。
有機アミンおよび/またはアルカノールアミンに由来する有機溶媒は、清浄性能において有効であり、特に漂白可能なしみ、特に茶渋に対する清浄性能の点で有効である。
本発明の液体自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に所望の粘度を実現するために、それに増粘剤を添加することができる。自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に汎用される増粘剤を、本発明の組成物にも使用することができる。
本発明のそれぞれの液体自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、好ましくは0.1〜8wt%、より好ましくは0.2〜6wt%、特に好ましくは0.4〜4wt%の量で増粘剤を含有すれば、有利である。
界面活性剤は、両性イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤またはそれらの混合物から選択されてもよい。
両性イオン界面活性剤は、C〜C18(好ましくはC12〜C18)のアミンオキシド、ならびにスルホベタインおよびヒドロキシベタイン、例えば、アルキル基がC〜C18、好ましくはC10〜C14であってもよい、N−アルキル−N,N−ジメチルアミノ−1−プロパンスルホネートなどからなる群から選択されることが好ましい。
陰イオン界面活性剤は、エトキシル度が3より大きく(好ましくは4〜10、より好ましくは6〜8)、C〜C16、好ましくはC11〜C15の範囲内である鎖長を有する、アルキルエトキシ硫酸塩から選択されることが好ましい。加えて、分岐が中間で生じ、全鎖長の平均が10〜18、好ましくは12〜16であり、側枝が炭素2個〜4個の長さであるとき、分岐アルキルカルボン酸塩が本発明の目的に有用であることが見出された。例には、2−ブチルオクタン酸がある。陰イオン界面活性剤は、典型的には、カルシウムの存在下で良好な溶解性を有する種類のものであり、かかる陰イオン界面活性剤は、スルホベタイン、アルキル(ポリエトキシ)硫酸塩(AES)、ならびに短鎖C〜C10アルキル硫酸塩およびスルホン酸塩によってさらに例示される。直鎖脂肪酸は、カルシウムに対して感受性であるために有効でないことが示されている。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、式(I)の1種または複数種の化合物および構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤に加えて、他の界面活性剤を含まない。
泡抑制剤、カラースペックル、銀保護剤、曇り防止剤および/または腐食防止剤、染料、フィラー、殺菌剤、ヒドロトロープ、抗酸化剤、酵素安定化剤、香料、可溶化剤、担体、加工助剤、顔料、ならびにpH調整剤は、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に汎用されるそれぞれの物質から選択することができる。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、リン酸塩を含まない。すなわち、リン酸塩不含である。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、20℃で液体である。好ましくは水および/または有機溶媒をベースとする液体の提供形態は、ゲルのような増粘された形態で存在することができる。好ましくは、本発明の液体組成物は、いずれの場合においても本発明の自動食器洗浄用液体洗剤組成物の全重量を基準として、60wt%までの水、より好ましくは10〜60wt%の水、さらに好ましくは25〜60wt%の水を含む。
本発明のさらに好ましい実施形態では、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は20℃で固体である。粉末、顆粒、押出し物、または圧密物(compactate)、特にタブレットが、固体の提供形態としてとりわけ適切である。好ましくは、本発明の固体組成物は、いずれの場合においても本発明の自動食器洗浄用固体洗剤組成物の全重量を基準として、20wt%未満の水、より好ましくは0.1〜20wt%の水、さらに好ましくは0.5〜5wt%の水を含む。本発明の別の好ましい実施形態では、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、無水である。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、自動食器洗浄機中で食器を洗浄するのに有利に適しており、それによって、汚れた食器が、自動食器洗浄機中で、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を含む水性アルカリ組成物で処理される。
したがって、本発明はまた、自動食器洗浄機中で食器を洗浄する方法であって、汚れた食器を、自動食器洗浄機中で、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を含む水性アルカリ組成物で処理することを含む方法を提供する。
食器を洗浄する本発明の方法では、水性アルカリ組成物のpH値は、好ましくは8以上、より好ましくは9以上である。
以下の例は、本発明を詳細に例示することが意図されているが、本発明を制限するものではない。特に明記しない限り、パーセント値はすべて、重量パーセント(重量%またはwt%)である。
食器洗浄用洗剤性能試験(斑点形成):
食器洗浄機:Miele G 1222 SC GSL
斑点形成を試験する品:新品を、試験する清浄剤の組合せを使用して5回、次に20gのクエン酸を使用して1回、最後に純水を使用して1回、Bosch logixx食器洗浄機のNormal eco programで、脱塩水を用いてすべて前処理する。
上段ラック内:左側および右側にHibal Schott「Paris」8個
下段ラック内:黒色の磁気性皿3枚
黒色のガラス製角皿3枚
青色のメラミン製皿8枚
ハンドルを中央にしたカトラリー用引出し内またはハンドルを下げたカトラリー用かご内:WMF製「一体型」ナイフ8本
食器洗浄機プログラム:2番「短縮」(=R 0):
前洗いあり
55℃で本洗い
65℃ですすぎサイクル
水の量:前洗い、本洗い、中間すすぎおよび最終すすぎ用の取水4回のそれぞれにつき4.6〜4.8リットル
水の硬度:14°dH(水道水)
硬水軟化:なし
清浄剤投入量:20gの粉末清浄剤またはタブレット1個をそれぞれ投入容器(dosing chamber)に投入する
汚れ:冷凍した改質Stiwa汚れ50gを有する逆さまにしたボトルを、投入容器が開いた直後に添加する(すなわち、プログラムの開始から14分後)
乾燥仕上剤:なし
清浄サイクル数:3
冷却時間:扉を閉めて10分間、次いで扉を開け、ラックを完全に引き出す
評価:30分後、試験品が乾燥し、冷めたとき
格付け:8(斑点または筋なし)〜0(極めて多くの大きな斑点および/または筋)
被膜形成は、それが重大で斑点が見られないときのみ述べられる
試験後:試験プログラムにおいて、20gのクエン酸で1回、純水で1回機械を清浄する。
汚れおよび汚れ組成物の調製:
5kgの汚れを調製するための配合表:
A マーガリン 500g
B グレービー粉末(Maggi) 125g
ジャガイモデンプン 25g
安息香酸 5g
C 卵黄 Mサイズ 15g
マスタード(Streuber) 125g
ケチャップ(Heinz) 125g
脂肪分1.5%の牛乳 250g
D 水道水 3.50リットル
I 1リットルのビーカー中で、Aを600Wの電子レンジで5分間溶かす。
II Bの構成成分を、ハンドミキサーでよく混合することによって、Iに1つずつ添加する。
III Cの構成成分を、10リットルの円筒形容器に1つずつ添加し、ミキサーでよくブレンドする。
IV IIが微温であるときに、完全に混合することによってIIIに添加する。
V 次いで、水を約0.5〜1リットルずつ数段階でIVに入れてかき混ぜ、混合物を均質化する。
VI 汚れを50gずつ計量して100mlの角ビンに入れる。合間に、それをミキサーでよく混合する。
結果の評価−目視による等級付け:
8:斑点および縞がない
7:わずかな極めて細い縞および/またはわずかな極めて小さい斑点
6:わずかな細い縞および/または幾つかの小さい斑点
5:細いものから中程度の縞ならびに/またはわずかな中程度の大きさの斑点および/もしくは多くの小さい斑点
4:わずかな中程度の縞および/または幾つかの中程度の大きさの斑点
3:中程度の縞ならびに/またはわずかな大きい斑点および/もしくは多くの中程度の大きさの斑点
2:わずかな広い縞ならびに/または幾つかの大きい斑点および/もしくは極めて多くの中程度の大きさの斑点
1:広い縞および/または多くの大きい斑点
0:極めて大きい縞および/または極めて多くの大きい斑点
各試験品に対する単一の等級付けが合計され、その合計が異なる洗剤組成物を比較するために使用される。
試験される自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の組成
Figure 2015500363
Figure 2015500363
Figure 2015500363
Figure 2015500363
Figure 2015500363
例1ならびに比較例1、2および3の組成物を使用して得られた斑点形成の合計値を、次の表Aに示す。
Figure 2015500363
上の表Aの結果から、例1の本発明の組成物を使用すると、比較例1、2および3による組成物を使用するのと比較して、斑点形成の合計結果が良い値となることがわかる。
さらに、上の例において、例1の本発明の組成物は全体的に極めて良好な清浄性能を示す。

Claims (22)

  1. a)式(I)の1種または複数種の化合物
    Figure 2015500363
    (式中、
    Rは、8〜30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、8〜30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基であり、
    nは1〜20の数であり、そして
    Mは対イオンである)、および
    b)30℃以上の曇点を有する、好ましくは40℃以上の曇点を有する、1種または複数種の非イオン界面活性剤、および
    c)1種または複数種のビルダー物質、
    を含む、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  2. 式(I)の1種または複数種の化合物における対イオンMが、H、Na、K、Mg2+/2、Ca2+/2、NH 、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウムおよびトリエタノールアンモニウムからなる群から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  3. 式(I)の1種または複数種の化合物における対イオンMが、H、NaおよびKからなる群から選択されることを特徴とする、請求項2に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  4. 式(I)の1種または複数種の化合物におけるRが、12〜18個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、12〜18個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  5. 式(I)の1種または複数種の化合物におけるRが、16〜18個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、16〜18個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基であることを特徴とする、請求項4に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  6. 式(I)の1種または複数種の化合物において、R基の50wt%以上が、1つまたは複数の二重結合を有する直鎖または分岐鎖の不飽和アルケニル基であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  7. 式(I)の1種または複数種の化合物におけるRが直鎖基であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  8. 式(I)の1種または複数種の化合物におけるRがオレイルセチル基であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  9. 式(I)の1種または複数種の化合物におけるnが1〜3の数であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  10. 式(I)の1種または複数種の化合物におけるnが2であることを特徴とする、請求項9に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  11. 式(I)の1種または複数種の化合物を、いずれの場合においても自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、0.1〜15wt%の量で、好ましくは0.2〜10wt%の量で、より好ましくは0.2〜5wt%の量で含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  12. 構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤が、式(II)
    Figure 2015500363
    (式中、
    は、8〜30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、8〜30個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基であり、
    Aは、−C−および−C−からなる群から選択され、
    xは、1〜150の数であり、
    Zは、H、1〜30個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、または−CH(OH)−R基であり、そして
    は、1〜30個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基であり、
    ここで、−(−AO−)−基は、1つまたは複数の−CO−基を含み、そして1つまたは複数の−CO−基を追加的に含んでもよく、そして−(−AO−)−基が−CO−基と−CO−基とを同時に含む場合、−CO−基および−CO−基は−(−AO−)−基内にいかなる様式で分布していてもよく、好ましくは統計的、勾配状またはブロック状の様式で、特に好ましくはブロック状の様式で分布していてもよく、そして−(−AO−)−基中の−CO−基のモル量は、好ましくは−CO−基のモル量より多い)
    の化合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  13. 構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤が、平均して8個の−CO−基と4個の−CO−基とを含み、Rが、12〜15個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の飽和アルキル基であるか、または、1つもしくは複数の二重結合を有し、12〜15個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖の不飽和アルケニル基であり、ZがHであることを特徴とする、請求項12に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  14. 構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤を、いずれの場合においても自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、0.1〜15wt%の量で、好ましくは0.2〜10wt%の量で、より好ましくは0.2〜5wt%の量で含むことを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  15. 30℃未満の曇点を有する非イオン界面活性剤を含まないことを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  16. 1種または複数種のビルダー物質を、いずれの場合においても自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、5〜90wt%の量で、好ましくは5〜80wt%の量で含むことを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  17. 漂白系を含むことを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  18. 漂白系を、いずれの場合においても自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の全重量を基準として、0.1〜40wt%の量で、好ましくは0.5〜30wt%の量で、より好ましくは3〜25wt%の量で含むことを特徴とする、請求項17に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  19. 酵素、ガラス腐食防止剤、水、有機溶媒、増粘剤、さらなる界面活性剤、泡抑制剤、カラースペックル(color speckle)、銀保護剤(silver care)、曇り防止剤(anti−tarnish)および/または腐食防止剤、染料、フィラー、殺菌剤、ヒドロトロープ、抗酸化剤、酵素安定化剤、香料、可溶化剤、担体、加工助剤、顔料ならびにpH調整剤からなる群から選択される1種または複数種の化合物を含むことを特徴とする、請求項1〜18のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  20. 式(I)の1種または複数種の化合物および構成成分b)の1種または複数種の非イオン界面活性剤に加えて、他の界面活性剤を含まないことを特徴とする、請求項1〜19のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  21. 汚れた食器を、自動食器洗浄機中で、請求項1〜20のいずれか一つに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を含む水性アルカリ組成物で処理することを含む、自動食器洗浄機中で食器を洗浄する方法。
  22. 水性アルカリ組成物のpH値が、8以上、好ましくは9以上であることを特徴とする、請求項21に記載の方法。
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