JP2012193228A - 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

食器洗浄機用液体洗浄剤組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】繰り返し使用などによる茶渋汚れ等、色素汚れの発生を防止できる食器洗浄機用液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)の化合物(A)を0.1〜3重量%含有し、(A)以外の非イオン界面活性剤(B)の含有量が(A)の含有量と(B)の含有量の合計に対して20重量%以下である、食器洗浄機用液体洗浄剤組成物。
R−O−[(C24O)n/(C36O)m]−H (1)
〔式中、Rは炭素数8〜16の2級アルコールの水酸基を除いた残基であり、m、nは平均付加モル数を表し、nは3〜9、mは4〜10の数であり、m>nである。(C24O)と(C36O)の付加形態はランダム付加形態、ブロック付加形態いずれでも良い。〕
【選択図】なし

Description

本発明は、食器洗浄機用液体洗浄剤組成物、食器用茶渋汚れ付着防止剤、及び茶渋の付着防止方法に関する。
食器洗浄機は汚れた皿、グラス、料理器具などの食器を洗浄する設備であり、家庭やレストラン、喫茶店などの厨房で使用されている。通常、食器洗浄は洗浄工程―濯ぎ工程の順で行われ、洗浄工程には手洗い用食器洗浄剤と異なる、無泡性或いは低泡性の食器洗浄機用洗浄剤が使用されている。また、レストラン、喫茶店などの厨房で使用されている業務用食器洗浄機には濯ぎ工程でリンス剤が使用されている。
食器洗浄機用洗浄剤には、漂白などを目的として、次亜塩素酸塩を配合することが知られている。しかしながら、次亜塩素酸塩を配合した食器洗浄機用液体洗浄剤は、次亜塩素酸が商品保存時に失活したり、使用時に洗浄槽内に蓄積された汚れにより失活したりでその効果を十分に維持できない場合がある。この様な条件で繰り返し使用すると、茶渋汚れ等、色素汚れが甚だしく発生することがあることが判明した。以上の状況を考慮し、繰り返し使用により顕在化する茶渋汚れ等、色素汚れの発生を防止できることが望まれる。
特許文献1には、クエン酸(塩)と、高分子ポリカルボン酸(塩)と、低泡性界面活性剤とを含有すると共に、上記(A)成分と(B)成分の合計含有量が10〜50質量%であり、かつ、0.2重量%水溶液のpHが6.0〜8.0である食器洗い乾燥機用洗浄剤組成物が開示されている。
また、特許文献2には、非架橋型高分子ポリカルボン酸(塩)、特定の分散剤、及び特定のノニオン界面活性剤を含有する自動食器洗い乾燥機用液状洗浄剤組成物が開示されている。
なお、特許文献3の比較例6には、特定のノニオン性界面活性剤を2種併用した食器洗浄機用液体洗浄剤組成物が記載されているが、これは、特許文献2の効果である抑泡性が得られない界面活性剤系の例として挙げられているものである。
特開2006−152287号公報 特開2007−23268号公報 特開2010−47731号公報
食器洗浄機用洗浄剤で食器類を洗浄することで食器は清浄な状態となるが、使用、洗浄を繰り返すことで、茶渋等の色素汚れのわずかな付着が累積し、ひいては食器(コップ等)全体が茶褐色になることがある。そのような状態になった場合、通常の食器洗浄機用洗浄剤では除去が困難であるため、塩素系漂白剤を用いた浸漬漂白を別途実施する必要がある。しかしながら、浸漬漂白を行うスペースを確保することは設備の規模によっては難しい場合が有る。また、このような浸漬漂白には余計な労力、時間を要することになる。よって、使用、洗浄の繰り返しにより生じる食器への茶渋汚れの発生を防止できることは、食器洗浄機用洗浄剤の性能としてより望ましいものである。この点、特許文献1、2は、付着した茶渋汚れを除去するための組成物であり、使用、洗浄の繰り返しにより発生する茶渋汚れの防止には十分な効果を示さない。
本発明の課題は、繰り返し使用などによる茶渋汚れ等、色素汚れの発生を防止できる食器洗浄機用液体洗浄剤組成物を提供することである。
本発明は、下記一般式(1)の化合物(A)〔以下、(A)成分という〕を0.1〜3重量%含有し、(A)成分以外の非イオン界面活性剤(B)〔以下、(B)成分という〕の含有量が(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の合計に対して20重量%以下である、食器洗浄機用液体洗浄剤組成物に関する。
R−O−[(C24O)n/(C36O)m]−H (1)
〔式中、Rは炭素数8〜16の2級アルコールの水酸基を除いた残基であり、m、nは平均付加モル数を表し、nは3〜9、mは4〜10の数であり、m>nである。(C24O)と(C36O)の付加形態はランダム付加形態、ブロック付加形態いずれでも良い。〕
また、本発明は、下記一般式(1)の化合物からなる食器用茶渋汚れ付着防止剤に関する。
R−O−[(C24O)n/(C36O)m]−H (1)
〔式中、Rは炭素数8〜16の2級アルコールの水酸基を除いた残基であり、m、nは平均付加モル数を表し、nは3〜9、mは4〜10の数であり、m>nである。(C24O)と(C36O)の付加形態はランダム付加形態、ブロック付加形態いずれでも良い。〕
また、本発明は、水と、上記本発明の茶渋汚れ付着防止剤1〜300ppmとを含有する洗浄液を食器に接触させる、茶渋の付着防止方法に関する。
本発明によれば、繰り返し使用などによる茶渋汚れ等、色素汚れの発生を防止できる食器洗浄機用液体洗浄剤組成物が提供される。
〔食器洗浄機用液体洗浄剤組成物〕
<(A)成分>
本発明の(A)成分は一般式(1)の化合物である。一般式(1)中、RはC10〜15の2級アルコールの水酸基を除いた残基が好ましい。また、nは3〜9、更に4〜8が好ましい。また、mは4〜10、更に5〜9が好ましい。mとnは、m>nの関係を満たすが、mとnの差は、0.5以上、更に1.0以上であることが好ましい。
(A)成分の具体例として、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−ドデシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−トリデシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−テトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−ペンタデシルエーテル等が挙げられる。( )内の数字は平均付加モル数である。
<(B)成分>
本発明の(B)成分は(A)成分以外の非イオン界面活性剤であり、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルポリグリコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド等が挙げられ、特にポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。(B)成分としては、炭素数8〜22のアルキル基またはアルケニル基を1つ有し、平均付加モル数1〜100のポリオキシアルキレン基(アルキレン基の炭素数は2又は3である)を1又は2個有する化合物が好ましい。具体的には下記一般式(2)の非イオン界面活性剤が良好である。
1b−E−〔(R2bO)d−R3be (2)
〔式中、R1bは、炭素数8〜22、好ましくは8〜16のアルキル基又はアルケニル基である。R2bは、炭素数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。R3bは、炭素数1〜3のアルキル基又は水素原子である。dは平均で、2〜100、好ましくは4〜80、より好ましくは5〜60、特に好ましくは6〜50の数を示す。Eは、−O−、又は−N<であり、Eが−O−の場合eは1であり、Eが−N<の場合eは2である。〕
一般式(2)で表される化合物の具体例として、以下の式(3)、(4)で表される化合物を挙げることができる。
1b−O−(C24O)f−H (3)
〔式中、R1bは前記の意味を示す。fは2〜100、好ましくは6〜50の数である。〕
1b−O−[(C24O)g/(C36O)h]−H (4)
〔式中、R1bは前記の意味を示す。gは2〜100、好ましくは5〜20の数であり、hは1〜50、好ましくは1〜20の数であり(C24O)と(C36O)はランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕
<(C)成分>
本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物は、洗浄性、スケール付着抑制の観点から、(C)成分として、不飽和カルボン酸重合体を含有することが好ましい。(C)成分の具体例として、ポリアクリル酸及びその塩、ポリマレイン酸及びその塩、ポリアクリル酸/ポリマレイン酸共重合物(モル比は、アクリル酸/マレイン=99/1〜1/99、更に90/10〜10/90が好ましい。)及びその塩等が挙げられる。
また、(C)成分の重量平均分子量は、1,000〜20,000、更に2,000〜15,000が好ましい。この重量平均分子量は、アセトニトリルと水の混合溶媒(リン酸緩衝溶液)を展開溶媒とし、ゲルパーミテーションクロマトグラフィー(例えば、G4000PWXL+G2500PWXLカラム)で分子量既知の一般に市販され入手可能なポリマー標準試薬であるポリアクリル酸(例えば、シグマアルドリッチ製分子量スタンダード試薬)を標準物質として求めたものである。
<(D)成分>
本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物は、洗浄性、スケール付着抑制の観点から、(D)成分として、分子量が100〜700のポリカルボン酸型キレート剤を含有することが好ましい。(D)成分の具体例としては、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、メチルグリシン二酢酸三ナトリウム、L−グルタミン酸二酢酸四ナトリウムなどのアミノポリ酢酸塩及びクエン酸などが挙げられる。これらの中でも、エチレンジアミン四酢酸塩、メチルグリシン二酢酸三ナトリウム、L−グルタミン酸二酢酸四ナトリウムが好ましく、エチレンジアミン四酢酸塩、メチルグリシン二酢酸三ナトリウムが特に好ましい。塩はナトリウム塩等のアルカリ金属塩が挙げられる。
本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物は、茶渋付着抑制効果及び製品安定性の観点から、(A)成分を0.1〜3重量%含有する。(A)成分の含有量は、組成物中、0.2〜2.5重量%が好ましく、更に0.3〜2重量%が好ましい。
本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物は、茶渋付着抑制効果の観点から、(B)成分の含有量が(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の合計に対して20重量%以下、好ましくは10重量%以下である。更に好ましくは5重量%以下である。
(C)成分を配合する場合、洗浄機内のスケール付着抑制の観点から、本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物中の(C)成分の含有量は3.0〜15重量%が好ましく、3.5〜13重量%がより好ましい。更に好ましくは4.0〜11重量%である。
(D)成分を配合する場合、洗浄機内のスケール付着抑制の観点から、本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物中の(D)成分の含有量は10%以下が好ましく、0.1〜10重量%がより好ましく、1.0〜8重量%が更に好ましい。
また、(C)成分及び(D)成分を配合する場合、組成物中の(C)成分と(D)成分の含有量の合計は6〜20重量%が好ましく、8〜15重量%がより好ましい。
本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物は、その他、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、酵素、漂白剤、消泡剤、防錆剤、ハイドロトロープ剤、表面改質剤、香料などを含有することができる。本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物は、水を含有する。水の含有量は、組成物中、10〜90重量%、更に20〜80重量%が好ましい。
本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物の液粘度は、使用時におけるポンプ移送を容易に行うなどの操作性の観点から、20℃で500mPa・s以下が好ましく、更に100mPa・s以下がより好ましい。また、洗浄性の観点より、0.2重量%水溶液でのpH(25℃)が10〜13であることが好ましく、11〜12がより好ましい。又、安定した洗浄性を得るために、液の外観は均一液体であることが好ましい。
本発明は、食器洗浄機、特に自動食器洗浄機で使用するための液体洗浄剤組成物に関するものである。特に業務用の食器洗浄機で使用するための洗浄剤組成物に関するものである。本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物は、陶磁器、ガラス、プラスチックなどの食器の洗浄において、汚れの除去と同時に、処理された食器を繰り返し使用しても、茶渋汚れ等、色素汚れが発生せず、美麗な使用感を維持できる。
本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物から調製される洗浄液を用いた業務用食器洗浄機による洗浄の際には、該組成物は、供給装置によって業務用食器洗浄機内部に一定量任意に移送され、適正な洗浄液の濃度が維持される。食器洗浄機用液体洗浄剤組成物は、業務用食器洗浄機専用のチューブを食器洗浄機用液体洗浄剤組成物が充填されたプラスチック等の容器の中に直接差し込み吸い上げられて、業務用食器洗浄機内部へ供給される。
本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物は、洗浄液中の濃度が0.04〜1.0重量%で使用されるが、経済性、洗浄性の観点から、0.05〜0.5重量%が好ましく、さらに0.07〜0.25重量%が好ましい。食器の洗浄時間は、洗浄性の観点から、10秒〜3分が好ましく、さらに好ましくは20秒〜2分である。洗浄液の洗浄温度は、短時間での洗浄性を高めるためには、非常に重要であり、40℃以上が好ましく、特に40〜70℃が好ましい。食器は洗浄された後、通常、同じ業務用食器洗浄機にて速やかに水、温水、又は70〜90℃の熱水で濯ぎが行われる。
業務用食器洗浄機では、食器を連続洗浄する場合、洗浄液はポンプで循環させて繰り返し使用し、洗浄している。本発明の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物もこのような使用形態に適している。
業務用食器洗浄機により食器を連続洗浄する場合、食器による洗浄液の持ち出しや、洗浄槽への濯ぎ水のキャリーオーバーなどによって、洗浄回数とともに洗浄液の濃度が減少する。適切な洗浄液の濃度を維持するため、自動供給装置によって適正濃度となるように食器洗浄機用液体洗浄剤組成物が供給される。食器洗浄機用液体洗浄剤組成物の自動供給装置としては、特に限定されるものではないが、洗浄液の濃度をセンシングし、シグナルを受信して、チューブポンプを駆動させて、必要量の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物を供給するものが挙げられる。この自動供給装置は、1日の洗浄回数が非常に多い業務用には好適に用いられ、洗浄回数毎の手投入に比べ、格段に手間が省けるという利点があり、またそれ以外に、1日中(洗浄中)適正濃度を維持することが容易となる。
本発明は、前記一般式(1)の化合物からなる食器用茶渋汚れ付着防止剤に関するものであり、食器等の対象物に該化合物を接触させることで茶渋汚れ付着防止効果を付与することができる。好ましい態様は、水と、本発明の茶渋汚れ付着防止剤1〜300ppmとを含有する洗浄液を食器に接触させる、茶渋の付着防止方法である。この方法は、食器洗浄機用液体洗浄剤組成物に本発明の茶渋汚れ付着防止剤を配合して、食器の洗浄を行うことで達成できる。
<実施例1及び比較例1>
表1に示した配合組成の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物を調製し、以下の方法で茶渋汚れ付着防止性を評価した。結果を表1に示す。
〔1〕茶渋汚れ付着防止性
・評価方法
業務用食器洗浄機〔三洋電機(株)製 SANYO DR53〕の洗浄槽(38L)に食器洗浄機用液体洗浄剤組成物57g(0.15%)を投入、試験終了まで定量式ポンプにて濃度コントロールを行う。専用ラックにメラミン製コップ(直径84mm)10個をセットして、煮出しした紅茶「アッサム茶葉2.5g/熱湯(90℃以上)110g」を注ぎ、10秒放置後、廃棄する。その後60℃の洗浄液にて40秒間洗浄した後、リンス剤を用いることなく80℃の濯ぎ水にて10秒間濯いだ。上記、茶注入−廃棄−洗浄−すすぎの工程を50回繰り返した後、メラミン製コップの茶渋汚れの付着状態を下記の判定基準に準じて評価し、10個の平均を実験結果とした。
*茶渋汚れ付着の判定基準
1;着色痕は全く認められない。
2;僅かな着色痕を認める。
3;明らかに着色痕を認める。
4;カップ内部に着色痕が認められ、更に多く付着。
5;カップ全体が濃く着色されている。
Figure 2012193228
*(B)成分比率(重量%):(A)成分と(B)成分の含有量の合計に対する(B)成分の含有量の比率
表中の成分は以下のものである。
・A−1:一般式(1)中のRが炭素数12〜14の第2級アルキル基(分岐アルキル基)、nが7、mが8.5の化合物であり、RO−に(C24O)、(C36O)の順でブロック付加した化合物〔sec−C12〜1425〜29O(C24O)7(C36O)8.5Hの式で略示される。〕〔ソフタノールEP7085(商品名/(株)日本触媒)〕
・B−1:一般式(4)中の、R1bが炭素数12の直鎖第1級アルキル基(ラウリル基)、nが6、mが1.5の化合物であり、R1bO−に(C24O)3モル、(C36O)1.5モル、(C24O)3モルの順でブロック付加した化合物〔n−C1225O(C24O)3(C36O)1.5(C24O)3Hの式で略示される。〕
・C−1:アクリル酸ホモポリマーのナトリウム塩〔重量平均分子量4,000、ソカランPA25CL Granules(BASFジャパン(株)製):原料情報は、BASFジャパン(株)製品カタログより入手〕
・EDTA・4Na:エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム
・アルケニルコハク酸ジカリウム:ラテムルDSK(花王(株)製)
<実施例2及び比較例2>
表2に示した配合組成の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物を調製し、実施例1と同様の方法で茶渋汚れ付着防止性を評価した。結果を表2に示す。
Figure 2012193228
** (A)成分の比較対象化合物として検討を行ったA’−1〜A’−6は(B)成分に該当するため、(B)成分比率の算出にあたっては(B)成分として取り扱った。
表中の成分で記号が同じものは表1と同じものであり、その他は以下のものである。
・A’−1:エチレンオキサイド用とプロピレンオキサイド用の2つの計量槽の付いた2リットルの回転攪拌式オートクレーブ中にラウリルアルコール(商品名カルコール2098:花王(株)製)を217g、水酸化カリウムを3g仕込み、窒素置換を行った後110℃に昇温し、5.33kPaで1時間脱水を行った。次に150℃に昇温し、エチレンオキサイドを0.34MPaの圧力で308gオートクレーブ中に導入し、圧力が低下して一定になるまで反応させた後、120に冷却してプロピレンオキサイド474gをオートクレーブ中に0.34MPaの圧力で導入した。エチレンオキサイドの場合と同様に圧力が一定になるまで反応させた。反応終了後、酢酸で中和し、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル濃度5重量%の時のpHが6となるように調整した。このサンプルをH-NMR、C-NMRにより構造を特定し、ポリオキシエチレン(平均付加モル数6)ポリオキシプロピレン(平均付加モル数7)アルキル(炭素数12の直鎖第1級アルキル基)エーテル〔n−C1225O(C24O)6(C36O)7Hの式で略示される〕を得た。
・A’−2:エチレンオキサイド用とプロピレンオキサイド用の2つの計量槽の付いた2リットルの回転攪拌式オートクレーブ中にステアリルアルコール(商品名カルコール8098:花王(株)製)を175g、水酸化カリウムを2.5g仕込み、窒素置換を行った後110℃に昇温し、5.33kPaで1時間脱水を行った。次に150℃に昇温し、エチレンオキサイドを0.34MPaの圧力で332gオートクレーブ中に導入し、圧力が低下して一定になるまで反応させた後、120に冷却してプロピレンオキサイド493gをオートクレーブ中に0.34MPaの圧力で導入した。エチレンオキサイドの場合と同様に圧力が一定になるまで反応させた。反応終了後、酢酸で中和し、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル濃度5重量%の時のpHが6となるように調整した。このサンプルをH-NMR、C-NMRにより構造を特定し、ポリオキシエチレン(平均付加モル数8)ポリオキシプロピレン(平均付加モル数9)アルキル(炭素数18の直鎖第1級アルキル基)エーテル〔n−C1837O(C24O)8(C36O)9Hの式で略示される〕を得た。
・A’−3:エチレンオキサイド用とブチレンオキサイド用の2つの計量槽の付いた2リットルの回転攪拌式オートクレーブ中にラウリルアルコール(商品名カルコール2098:花王(株)製)を389g、水酸化カリウムを6g仕込み、窒素置換を行った後110℃に昇温し、5.33kPaで1時間脱水を行った。次に150℃に昇温し、エチレンオキサイドを0.34MPaの圧力で460gオートクレーブ中に導入し、圧力が低下して一定になるまで反応させた後、120に冷却してブチレンオキサイド151gをオートクレーブ中に0.34MPaの圧力で導入した。エチレンオキサイドの場合と同様に圧力が一定になるまで反応させた。反応終了後、酢酸で中和し、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル濃度5重量%の時のpHが6となるように調整した。このサンプルをH-NMR、C-NMRにより構造を特定し、ポリオキシエチレン(平均付加モル数5)ポリオキシブチレン(平均付加モル数1)アルキル(炭素数12の直鎖第1級アルキル基)エーテル〔n−C1225O(C24O)5(C48O)1Hの式で略示される〕を得た。
・A’−4:リバースプルロニック型ブロックポリマー〔プルロニックRPE2520(商品名/BASFジャパン(株)〕
・A’−5:一般式(1)中のRが炭素数12〜14の第2級アルキル基(分岐アルキル基)、nが7、mが4.5の化合物であり、R1bO−に(C24O)、(C36O)の順でブロック付加した化合物〔sec−C12〜1425〜29O(C24O)7(C36O))4.5Hの式で略示される。[ソフタノールEP7045(商品名/(株)日本触媒)]
・A’−6:一般式(1)中のRが炭素数12〜14の第2級アルキル基(分岐アルキル基)、nが5、mが3.5の化合物であり、R1bO−に(C24O)、(OC36)の順でブロック付加した化合物〔sec−C12〜1425〜29O(C24O)5(C36O)3.5Hの式で略示される。[ソフタノールEP5035(商品名/(株)日本触媒)]

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)の化合物(A)を0.1〜3重量%含有し、(A)以外の非イオン界面活性剤(B)の含有量が(A)の含有量と(B)の含有量の合計に対して20重量%以下である、食器洗浄機用液体洗浄剤組成物。
    R−O−[(C24O)n/(C36O)m]−H (1)
    〔式中、Rは炭素数8〜16の2級アルコールの水酸基を除いた残基であり、m、nは平均付加モル数を表し、nは3〜9、mは4〜10の数であり、m>nである。(C24O)と(C36O)の付加形態はランダム付加形態、ブロック付加形態いずれでも良い。〕
  2. 不飽和カルボン酸重合体(C)を4〜15重量%含有する請求項1記載の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物。
  3. 分子量が100〜700のポリカルボン酸型キレート剤(D)を含有する請求項1又は2記載の食器洗浄機用液体洗浄剤組成物。
  4. 下記一般式(1)の化合物からなる食器用茶渋汚れ付着防止剤。
    R−O−[(C24O)n/(C36O)m]−H (1)
    〔式中、Rは炭素数8〜16の2級アルコールの水酸基を除いた残基であり、m、nは平均付加モル数を表し、nは3〜9、mは4〜10の数であり、m>nである。(C24O)と(C36O)の付加形態はランダム付加形態、ブロック付加形態いずれでも良い。〕
  5. 水と、請求項4記載の茶渋汚れ付着防止剤1〜300ppmとを含有する洗浄液を食器に接触させる、茶渋の付着防止方法。
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