JPH02117999A - 洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、優れた再付着防止作用を有する繊維法１ｕ用
洗剤組成物に関する。

従来の技術 洗浄した物品から除去された汚れが再び物品に再付着す
る問題は周知であり、ｔｉ維製品では特に重要な問題で
ある。この問題の解決方法は数多く提案されている。従
来から、ナトリウムカルボキシメチルセルＯ−スが繊維
法）Ｒ用組成物に配合されており、この化合物は現在で
も使用されている。

近年、エチレンもしくはビニルメチルエーテルと無水マ
レイン酸とのコポリマー、アクリル酸と無水マレイン酸
とのコポリマーやアクリル酸ホモポリマーが幾つかの特
許文献［例えば６８１，２６９，８４８（Ｐｒｏｃｔｅ
ｒ　＆　Ｇａｍｂｌｅ）　　；　ＧＢ　１，４６０，８
９３　（１Ｊｎｉｌｅｖｅｒ）を参照されたい］に示唆
された。

汚れ懸濁作用を改善するために示唆された別のポリマー
物質はポリビニルピロリドンである。［Ｐ２６２、８９
７＾（Ｕｎｉ　１ｅｖｅｒ）には、ポリビニルピロリド
ン、陰イオン界面活性剤及び親水性−親油性バランス（
ＨＬＢ）が１０，５以下の非イオン界面活性剤系を合む
洗剤組成物が開示されている。

ＥＰ　２１９，０４８Ａ　　（ＢＡＳＦ）には、ポリア
ルキレンオキシドと［ｔビニルとのグラフトコポリマー
を合成繊維製品の洗濯及び洗濯侵処理時に灰色化（ｇ　
ｒｅｙ　ｉ　ｒ＋ｇ　）防止剤として使用する旨が記載
されている。

本出願人は、前２した種類のグラフトコポリマーを含有
する洗剤組成物に低ＨＬＢの非イオン界面活性剤系を配
合すると、ポリエステル及びポリエステル／８繊Ｈ製品
に対する汚れ懸濁作用（再付着防止作用）が驚くほど改
善されることを知見した。

発明の要旨 本発明により提供される洗剤組成物は、（ａ）少なくと
も１つの非イオン界面活性剤から構成され且つ曇り点が
４０℃以下の非イオン界面活性剤系を含む洗剤活性系２
〜５０重間％：及び（ｂ）　　（ｉ　）ポリエチレン。

ポリプロピレジもしくはポリブチレンオキシドと（ｉｉ
）所要により部分ケン化した酢酸ビニルとの１ｆｆｉ比
が１＝０２〜１：１０の（ｉ）と（ｉｉ）のグラフトコ
ポリマー０．１〜３重量％： を含む。

本発明の洗剤組成物に上記した２つの成分、すなわち非
イオン界面活性剤系及びグラフトコポリマーに加えて、
所要により他の慣用成分例えば伯の界面活性剤、ビルダ
ー、漂白剤、演泡剤、螢光物質、無機塩及び当業者に公
知の他の物質を配合してもよい。本発明組成物は任意の
適当な形態、例えば粉末、液体、棒の形態を取り得る。

本発明の非イオン界面活性剤系は蒸溜水中１％のａ度に
おいて０〜４０℃、好ましくは０〜１５℃の温度範囲で
曇り相として存在する。換言すれば、本発明の非イオン
界面活性剤系は４０℃以下、好ましくは１５℃以下の曇
り点を有する。曇り点は当業界で周知の用語であり、例
えばＮ、　５ｃｈｏｎｒｅｌｄｔ著”５ｕｒｆａｃｅ　
Ａｃｔｉｖｅ　Ｅｔｈｙｌｅｎｅ　０ｘｉｄｅ　Ａｄｄ
ｕｃｔｓ　”　。

Ｐｅｒｇａｍｏｎ　Ｐｒｅｓｓ、　１９６９．　ｐ、　
１４５〜１５４を参照されたい。−殻内に、界面活性剤
の曇り点とは、水素結合を介する界面活性剤分子と水分
子との会合が破壊して界面活性剤リッチの相と水リッチ
の相に分離し、その結果濁り度又は曇り度が増す温度を
指す。

曇り点はほぼ界面活性剤系の親水性−親油性バランス（
ＩＩＬＢ）と相関関係にあり、従って１１シＢは１０．
５以下が好ましく。より好ましくは９．５以下である。

しかしながら、十分な洗浄作用を有するために、ＩＩＬ
Ｂは好ましくは６０以上、より好ましくは８０以上であ
る。

使用され得る適当な非イオン界面活性剤には、特に疎水
性ヰと反応性水素原子をもつ化合物（例えば脂肪アルコ
ール、酸、アミド又はアルキルフェノール）とアルキレ
ンオキシド（特にエチレンオキシド又はエチレンオキシ
ドとプロピレンオキシドの組合せ）との反応生成物が包
含される。特に、アルキル（Ｃ）フェノール−エチレン
オキシド縮合物、直鎖もしくは分岐鎖脂肪族ＣＢ−２０
第−又は第二アルコールとエチレンオキシドとの縮合生
成物、及びプロピレンオキシドとエチレンジアミンの反
応物にエチレンオキシドを縮合させて得られる生成物が
適当である。他の所謂非イオン界面活性剤には、長鎖第
三アミンオキシド、第三ホスフィンオキシト及びジアル
キルスルホキシドが包含される。

例えば脂肪族化合物（脂肪アルコール、酸又はアミド）
のアルキレンオキシド付加物を非イオン洗剤物質として
使用するときには、上記した５ｃｈｏｎｆｅｌｄｔ文献
に記載されている如く１分子当りのアルキレンオキシド
基の数が曇り点にかなりの影響を与える。脂肪族化合物
の鎖長及び種類も重要であり、従って１分子当りのアル
キレンオキシド基の好ましい数は脂肪化合物の種類およ
び鎖長に依存する。本出願人の知見によれば、例えば脂
肪族化合物が約１２〜１５個の炭素原子を有するアルコ
ールの場合、１分子当り３〜４個のエチレンオキシド基
を有する付加物（以下３ＥＯ及び４ＥＯ物質と称する）
が０℃未満の曇り点を有しており、本発明で使用するの
に適している。対応する５［０及び６［０物質は夫々的
１２℃、約３０℃の曇り点を有する。従って、これらも
本発明で使用するのに適している（５［０は６ＥＯより
も好ましい）。

対応する７［０物質は約４８℃の曇り点を有しており、
より低い曇り点を有する他の物質と混合しない限り本発
明で使用するのに適さない。例えば、７ＥＯ＠質１重潰
部と３ＥＯ物質３重量部との混合物は十分に低い曇り点
を有しており、本発明で使用し得る。更にエトキシル化
すると曇り点がより一層高くなる。対応する１１ＥＯ物
質は８０℃以上の曇り点を有しており、本発明で使用す
るのに適さない。

本発明組成物に配合するのに好ましい非イオン界面活性
剤はエトキシル化度が６以下、好ましくは３〜５のＣ脂
肪アルコールである。

本発明組成物の非イオン界面活性剤系が適当な曇り点を
有する非イオン界面活性剤の１つから構成されていても
よいが、市販されている非イオン界面活性剤は鎖長及び
エトキシル化度の責なる物質の混合物であることに留意
されたい。本明細書中、鎖長及びエトキシル化度は平均
値である。また、適当な曇り点及び８１Ｂ値を有する非
イオン界面活性剤系は、前記した　７ＥＯ／　３ＥＯ混
合物のように２つ以上の非イオン界面活性剤を混合して
も得られる。

非イオン界面活性剤系は組成物の全量に基づいて好まし
くは２〜２０＠量％、より好ましくは３・〜１０重量％
の量存在させる。所望により、以下の゛任意成分″の項
で述べる如く他の種類の界面活性剤を存在させても良い
が、存在させる全ての界面活性剤の総量は最終組成物の
２〜５０重偕％、好ましくは５〜４０重量の範囲である
。

グラフトコポリマー 本発明組成物に使用されるグラフトコボリマーはＥＰ　
２１９，０４８Ａ　　（ＢＡＳＦ）に記載されている。

これらは、（数平均）分子量２，０００〜ｉｏｏ、ｏｏ
ｏのポリアルキレンオキシドと酢酸ビニル（部分的にケ
ン化されていてもよい）とを、ポリアルキレンオキシド
対酢酸ビニルの重量比１：０２〜１：１０でグラフトさ
せて得られる。酢酸ビニルは、例えば最高１５％までケ
ン化されていてもよい。ポリアルキレンオキシドがエチ
レンオキシド、プロピレンオキシド及び／又はブヂレン
オキシド単位を含有していてもよい。ポリエチレンオキ
シドが好ましい。

好ましくは、ポリアルキレンオキシドは４，０００〜ｓ
ｏ、　ｏｏｏの数平均分子量を有し、ポリアルキレンオ
キシド対酢酸ビニルの重量比は１：０．５〜１：６であ
る。特に好ましくは、２，０００〜ｓｏ、　ｏｏｏの分
子量を有するポリエチレンオキシドを出発物質として、
ポリエチレンオキシド対酢酸ビニルを　１：０．５〜１
：６の重量比でグラフトさせて得たポリマーである。

６．０００の分子量を有するポリエチレンオキシド（エ
チレンオキシド１３６単位に相当）を出発物質とし、ポ
リエチレンオキシド１重量部当り約３市場部の酢酸ビニ
ルを含有し、且つそれ自体２４，０００の分子量を有す
る物質は、８ＡＳＦから５ｏｋａｌａｎ　”　ＩＩＰ２
２として市販されている。

ポリマーは本発明組成物中に０１〜３重徴％、好ましく
は０．３〜１重量％の吊存在さぜる。

任意成分 本発明組成物は、非イオン界面活性剤系及びグラフトコ
ポリマーに加えて、洗剤組成物に配合づるのに適当であ
ると公知の他の非干渉性成分を含有してもよい。

本発明組成物に、１つ以上のセッケン又は非セッケン型
陰イオン、陽イオン、双イオンもしくは両性界面活性剤
、又はその混合物を配合づることは有利である。多くの
適当な洗剤活性物質が市販されており、また多数の文献
、例えば５ＣｈＷａｒｔＺ。

Ｐｅｒｒｙ及び８ｅｒｃｈ著者“５ｕｒｆａｃｅ−八Ｃ
ｔｉＶｅ　ｈｇｅｎｔｓａｎｄ　Ｄｅｔｅｒｇｅｎｔｓ
”　、　Ｖｏｌ■及び■に詳しく記ｔされている。

特定の非イオン界面活性剤に加えて好ましく使用される
洗剤活性物質はセッケン及び非セッケン型合成陰イオン
界面活性剤である。

合成陰イオン界面活性剤は当業者に公知である。

この例には、アルキルベンゼンスルホネート（特にＣ−
０１５のアルキル鎖長を有する直鎖アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム）、第−及び第二アルキルスルフェ
ート（特にＣ１２〜Ｃ１５第一アルコール硫酸ナトリウ
ム）、オレフィンスルホネート、アルカンスルホネート スクシネート及び脂肪酸エステルスルホネートが包含さ
れる。

脂肪酸セッケンを１つ以上配合することも望ましい。こ
れらのセッケンとしては、天然に存在する脂肪酸（例え
ばやし油，牛脂，ひまわり油又は硬化菜種油から誘導さ
れる脂１１／ｉ　Ｍ　）由来のナトリウムセッケンが好
ましい。

多くの自動洗濯機に使用するのに適した好ましい洗剤組
成物は、陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤とを
少なくとも０６７：１、好ましくは少なくとも１：１、
より好ましくは１；１〜１０：１の重量比で含む。所望
によりセッケンを存在させる。

前記した通り、本発明組成物中に占める界面活性剤の総
績は２〜５０重け％、好ましくは５〜４０重串％である
。

本発明組成物は通常１つ以上の洗剤ビルダーを含む。洗
剤ビルダーも上記した界面活性剤と同様に当業者に公知
である。存在させ得る無機ビルダ−には、オルト−、ビ
ロー及びトリポリリン酸及び炭酸のアルカリ金属塩（通
常ナトリウム塩）、並びに結晶質及び非晶質のアルミノ
ケイ酸塩が包含される。有機ビルグーには、ポリアクリ
レート、アクリレート／マレエートコポリマー及びポリ
アセタールカルボキシレート シレートポリマー、ニトリロトリ酢Ｍ塩、クエン酸塩及
びカルボキシメチルオキシコハタ酸塩のような単量体ポ
リカルボキシレートが包含される。

なお上記した例示は非限定的な羅列にすぎない。

洗剤ビルグーの総量は通常２０〜８０重量％である。

本発明の好ましい具体例では、組成物中の無勢リン酸塩
ビルダー含市は１０１　ｆｆ１％未満であり、無機リン
酸塩を実質的に含まないことがより好ましい。

本発明の好ましい具体例では、ビルダー系は結晶質もし
くは非晶質のアルカリ金属アルミソケイＩ１１！Ｉ塩を
適宜補助ビルダーと組合せたものが好ましい。アルミノ
ケイ酸塩を１０〜６０重量％の量存在させるのが適当で
ある。

本発明の洗剤組成物は適当に漂白系を含み得る。

好ましくは、無機過酸塩や有機ペルオキシ酸のようなペ
ルオキシ漂白化合物であり、これらは低い洗濯温度での
漂白作用を改善すべく活性剤と共に使用され得る。当業
者は適当な漂白系を容易に選択し得るであろう。

本発明の洗剤組成物に存在させ得る他の物質には、ケイ
酸ナトリウム、螢光物質、ｌｉｉ！Ｉ酸ナトリウムのよ
うな無機塩、酵素、適宜発泡抑制剤もしくは発泡促進剤
、顔料及び香料が包含される。なお上記した例示は非限
定的な羅列にすぎない。

洗剤組成物の製造 本発明の製剤組成物は適当な方法で製造され得る。粉末
洗剤は、相容性の非感熱性成分を含むスラリーを噴霧乾
燥後、噴霧乾燥物をスラリーを用いて処理するのに適さ
ない成分に噴霧するが該成分を後添加して適当に製造さ
れる。当業者ならば、どの成分をスラリーに導入し、ど
の成分を後添加６しくは噴霧すべきか容易に決定し得る
であろう。

グラフトコポリマーはスラリー処理温度で安定な固体金
ヤ２０％の溶液として市販されてｄ３す、ｐＨが１２以
下に維持されている限り問題なくスラリーに添加される
。

本発明の非イオン界面活性剤系はスラリーに導入しない
のが好ましい。しかしながら、比較的高エトキシル化さ
れた成分を含む混合系を使用するときには、該成分を所
望によりスラリーを介して処理することができるが、低
エトキシル化の物質は固体キャリアに噴霧されるか、ま
たは後添加される。

実施例 本発明の非限定的実施例を示す。特記しない限り、部及
び％は重は部及び重層％である。

実施例１ 下記成分を用い、通常のスラリー作成、噴霧乾燥及び後
添加の方法に従って洗剤組成物を製造した。

（以下余白） 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム　　　９．
０非イオン界而活性剤　　　　　　　　　　　　　　　
４０ゼオライト４＾（水和物基準）　　　　　　　　　
　　２４．０アルカリ性ケイ酸ナトリウム　　　　　　
　　　　　５．０硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　
　　　　　　　１９．３炭酸ナトリウム　　　　　　　
　　　　　　　　　　７．０ナトリウムカルボキシメチ
ルセルロース　　　　　０，５螢光物質　　　　　　　
　　　　０．１過ホウ酸ナトリウム１水和物　　　　　
　　　　　８．０テトラアセチルエチレンジアミン（１
６％顆粒）３．０酵素顆粒　　　　　　　　　　０．５ グラフトコポリ？−（Ｓｏｋａｌａｎ　ＨＰ２２）　　
　　　　　０又は０５水及び微量成分　　　　　　　　
　　　　　　　　１００まで製造した組成物は、下記の
量の非イオン界面活性剤及び５ｏｋａｌａｎ　ＨＰ２２
を含む。

（注） １−・・・・・５ｙｎｐｅｒｏｎｒ’ｃ■＾７（ｒｃＩ
製）：Ｃ１２−１５直ｆａｍ−７／Ｌ／：ｌ−／Ｌ／　
７Ｅ０２−・・・−・５ｙｎｐｅｒｏｎｉｃｏＡ３　（
Ｉ　ＣＩ製）Ｃ１２−１５直鎖第一アルコール３［０組
成物１は本発明の例であり、組成物Ａ’−Ｃは比較例で
ある。

４種の組成物の固体懸濁作用（再付着防止作用）を以下
の方法に従って比較した。ターゴトメータを用い、湯度
６０℃、フランス硬度５０’　　（Ｃａ　：　Ｈ（ｌｉ
ｔ４：１）の硬水中で２枚のざらの（未洗ｉ＆　）ポリ
エステル／綿試験布を５枚の汚れた布と一緒に洗１ｒ１
シた。液：布の比率は約５０：１とし、洗濯液には被験
洗剤組成物を４ｙ／ｊ！の濁度で含有させた。

汚れた布には、粘土、油、脂肪、蛋白質、インク等の各
種汚れを付着させた。洗濯サイクルを更に９回繰返した
。各洗濯サイクル毎に汚れた布を（同程度の汚れを何者
させた）別の汚れた布にとりかえた。

２枚のざらの布の反射率を、洗濯前及び１０回の洗１７
７サイクル後に測定した。１０回の洗濯後反射率の減少
度を第１表に示す。反射率の減少が小さいほど再付着は
生じにくい。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）下記成分を含むことを特徴とする洗剤組成物。 （ａ）少なくとも１つの非イオン界面活性剤から構成さ
   れる曇り点が４０℃以下、好ましくは１５℃以下の非イ
   オン界面活性剤系を含む洗剤活性系２〜５０重量％：及
   び （ｂ）（ｉ）ポリエチレン、ポリプロピレンもしくはポ
   リブチレンオキシドと （ｉｉ）所要により部分ケン化した酢酸ビニルとの重量
   比が１：０．２〜１：１０の（ｉ）と（ｉｉ）のグラフ
   トコポリマー０．１〜３重量％：
2. （２）非イオン界面活性剤系が１０．５以下、好ましく
   は９．５以下のＨＬＢ値を有することを特徴とする請求
   項１に記載の洗剤組成物。
3. （３）非イオン界面活性剤系が平均５モル以下、好まし
   くは３〜４モルのエチレンオキシドでエトキシル化した
   Ｃ＿１＿２＿−＿１＿５脂肪アルコールの少なくとも１
   つから構成されることを特徴とする請求項１又は２に記
   載の洗剤組成物。
4. （４）グラフトコポリマーは、（数平均）分子量が２，
   ０００〜１００，０００のポリアルキレンオキシドと所
   要により部分ケン化した酢酸ビニルとを１：０．２〜１
   ：１０の重量比でポリアルキレンオキシドと酢酸ビニル
   をグラフトさせて得られることを特徴とする請求項１〜
   ３のいずれかに記載の組成物。
5. （５）非イオン界面活性剤系は２〜２０重量％の量存在
   し、グラフトコポリマーは０．３〜１．０重量％の量存
   在することを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載
   の組成物。（６）更に１０〜６０重量％の結晶質もしく
   は非晶質のアルカリ金属アルミノケイ酸塩を含むことを
   特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の組成物。