JPH11213811A - スイッチ機構およびトリガースイッチ - Google Patents

スイッチ機構およびトリガースイッチ

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JPH11213811A
JPH11213811A JP1733098A JP1733098A JPH11213811A JP H11213811 A JPH11213811 A JP H11213811A JP 1733098 A JP1733098 A JP 1733098A JP 1733098 A JP1733098 A JP 1733098A JP H11213811 A JPH11213811 A JP H11213811A
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Masahiro Yamane
雅大 山根
Kenji Shinohara
賢二 篠原
Kazunori Kajitani
和則 梶谷
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶着した接点の強制開離時の荷重を低くできる
ようにしたスイッチ機構およびそれを用いたトリガース
イッチを提供する。 【解決手段】可動片10の一端側に可動接点14を設け
るとともに、他端側に支点16を設け、その間に、プラ
ンジャ部6aのカム部20に当接する当接部18を配置
し、双腕型の従来例に比べて、可動接点14とカム部2
0が作用する当接部18との間の距離を短くして低い荷
重で強制解離させることができるように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ドリルや電気
ドライバのような電動工具などの回転速度の切り換えな
どに用いられるトリガースイッチおよび該トリガースイ
ッチに好適なスイッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、電動工具、例えば電気ドリルに
用いられる従来例のトリガースイッチの概略構成を示す
縦断面図である。
【0003】トリガースイッチは、ドリル刃を回転駆動
するために操作される操作レバー(トリガー)50と、
該操作レバー50の引き込み操作によってドリル刃を駆
動するモータの回転を開始させるための第1スイッチ5
1と、モータを全速回転させるための第2スイッチ52
とを備えている。
【0004】第1スイッチ51は、ケース53内の上部
に配置された固定接点54と、この固定接点54に圧接
するようにコイルバネ55によって付勢された可動接点
56を有する可動片57とを備えており、操作レバー5
0が引き込み操作されていないフリーポジションにおい
ては、可動片57の遊端側の当接部58が、復帰バネ5
9によって矢符A方向へ付勢されている操作軸60のプ
ランジャ部60aの上部のカム部61に乗り上げた状態
となって両接点54,56が離間しており、第1スイッ
チ51はオフしている。
【0005】第2スイッチ52は、ケース53の下部に
配置された固定接点62と、この固定接点62に圧接す
るようにコイルバネ63によって付勢された可動接点6
4を有する可動片65とを備えており、フリーポジショ
ンにおいては、可動片65の遊端側の当接部66が、操
作軸60のプランジャ部60aの下部のカム部67に乗
り上げた状態となって両接点62,64が離間してお
り、第2スイッチ52はオフしている。
【0006】フリーポジションから操作レバー50を、
復帰バネ59の付勢力に抗して引き込み操作すると、第
1スイッチ51の可動片57の遊端側の当接部58が、
操作軸60のプランジャ部60aの上部のカム部61を
乗り越し、図7に示されるように、可動接点56が回動
して固定接点54に接触して第1スイッチ51がオン
し、モータに電源が供給されて、例えば正転を開始す
る。また、操作レバー50の引き込み量に応じて、操作
軸60のプランジャ部60aに装備されたブラシ(図示
せず)が、図示しない回路基板の抵抗体上を摺動し、摺
動位置に対応した電流が、モータに供給されることにな
り、操作レバー50の引き込み量に応じた回転速度でモ
ータが回転する。
【0007】さらに、操作レバー50の引き込み量が所
定量になると、第2スイッチ52の可動片65の遊端側
の当接部66が、操作軸60のプランジャ部60aの下
部のカム部67を乗り越し、可動接点64が回動して固
定接点62に接触して第2スイッチ52がオンし、モー
タと電源とが短絡接続されてモータが全速で回転する。
【0008】一方、操作レバー50の引き込みを解除す
ると、復帰バネ59によって操作軸60が、矢符A方向
に移動し、引き込み時とは、逆の動作となり、第2スイ
ッチ52がオフした後、第1スイッチ51がオフして電
源の供給が断たれて、さらに、図示しないブレーキスイ
ッチがオンしてモータの両端が短絡されてモータに制動
がかかるようになっている。
【0009】なお、正逆転を切り換える図示しない切り
換えレバーによって、逆転が選択されたときには、結線
状態が切り替わり、上述と同様にしてモータが逆転する
ことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来例のトリガースイッチでは、各スイッチ機構を構成
する各可動片57,65は、支点68,69を中心に、
一端側が可動接点56,64、他端側が操作軸60のカ
ム部61,67に当接する当接部58,66となった、
いわゆる双腕型となっているので、可動接点56,64
とカム部61,67が作用する当接部58,66との間
の距離が長くならざるを得ず、このため、各スイッチの
接点部が溶着した場合に、操作軸60のカム部61,6
7で可動片57,65の当接部58,66を押圧するこ
とにより、可動片57,65を回動させて溶着した接点
部を強制的に開離させるときに、大きな荷重を必要とす
るという難点がある。
【0011】また、第1,第2スイッチ51,52が上
下に配置される構成であるために、上下のサイズが大き
くならざるを得ず、また、上下にそれぞれ組みつける必
要があるために、組み立て性に劣るという難点がある。
【0012】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、接点部が溶着した際の強制開離を低荷重で行
えるようにし、さらには、組み立て性を向上させて小型
化を図ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0014】すなわち、本発明のスイッチ機構は、一端
側の支点を中心に回動可能であって、他端側に可動接点
を有する可動片と、該可動片を付勢する付勢部材と、前
記可動接点に対向する固定接点とを有するスイッチを備
え、前記可動片は、前記可動接点と前記支点との間に、
操作部材のカム部に当接する当接部を有し、前記可動片
は、操作部材の操作に応じて、前記カム部に従動して前
記両接点間を開閉するものである。
【0015】また、本発明のスイッチ機構は、前記スイ
ッチを少なくとも2つ備え、前記両スイッチを、前記操
作部材に対してその一方側に並設するものである。
【0016】本発明のトリガースイッチは、操作レバー
の操作に応じて、各可動片を回動させて接点をそれぞれ
開閉する第1,第2スイッチを有するトリガースイッチ
において、前記各可動片は、一端側に可動接点を有する
とともに、該可動接点と他端側の回動支点との間に、当
接部を有し、前記操作レバーに連動する操作部材は、前
記第1,第2スイッチの各当接部に当接する第1,第2
カム部を有し、前記各可動片は、操作レバーの操作に応
じて、前記操作部材の各カム部に従って回動するもので
ある。
【0017】また、本発明のトリガースイッチは、前記
両スイッチは、前記操作部材に対してその一方側に並設
されるものである。
【0018】さらに、本発明のトリガースイッチでは、
前記第1スイッチは、前記操作レバーが、第1の操作位
置まで操作されたときに、電源とモータとを回転制御用
の素子を介して接続し、前記第2スイッチは、前記操作
レバーが、第2の操作位置まで操作されたときに、電源
とモータとを前記素子を介することなく接続するもので
ある。
【0019】本発明のスイッチ機構によれば、可動片の
一端側に可動接点を設けるとともに、他端側に支点を設
け、その間に、操作部材のカム部に当接する当接部を配
置しているので、いわゆる双腕型の従来例に比べて、可
動接点とカム部が作用する当接部との間の距離が短くな
り、接点が溶着した場合に、低い荷重で強制解離させる
ことができる。
【0020】また、本発明のスイッチ機構によれば、少
なくとも2つのスイッチを、操作部材に対してその一方
側に並設しているので、操作部材の厚み分のスペースを
有効に利用してスイッチを配設できる。
【0021】本発明のトリガースイッチによれば、可動
片の一端側に可動接点を設けるとともに、他端側に支点
を設け、その間に、操作部材のカム部に当接する当接部
を配置しているので、いわゆる双腕型の従来例に比べ
て、可動接点とカム部が作用する当接部との距離が短く
なり、接点が溶着した場合に、低い荷重で強制解離させ
ることができる。
【0022】また、本発明のトリガースイッチによれ
ば、両スイッチを、操作部材に対してその一方側に並設
しているので、操作部材の厚み分のスペースを有効に利
用してスイッチを配設できる。
【0023】さらに、本発明のトリガースイッチによれ
ば、操作レバーを、第1の操作位置まで操作することに
より、モータの回転が開始され、第2の操作位置まで操
作することにより、モータが全速回転することになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について詳細に説明する。
【0025】図1および図2は、本発明の一つの実施の
形態に係るトリガースイッチの異なる操作状態を示す縦
断面図である。
【0026】このトリガースイッチ1は、ドリル刃を回
転駆動するために操作される操作レバー(トリガー)2
と、該操作レバー2の引き込み操作によってドリル刃を
駆動するモータの回転を開始させるための第1スイッチ
3と、モータを全速回転させるための第2スイッチ4と
を備えており、両スイッチ3,4は、ケース5の厚み方
向(紙面に垂直方向)に沿って並設されており、図1で
は、各スイッチ3,4を構成する各接点が重なった状態
で示されている。
【0027】操作レバー2には、該操作レバー2に連動
する操作部材としての操作軸6が設けられており、この
操作軸6は、プランジャ部6aを有しており、復帰バネ
7によって図の矢符A方向に復帰付勢されている。
【0028】第1,第2スイッチ3,4は、操作軸6の
プランジャ部6aよりも下方位置に、ケース5の厚み方
向(紙面に垂直方向)に沿って並設されており、手前側
の第1スイッチ3は、上部に配置された固定接点8と、
コイルバネ9によって付勢された可動片10とを備えて
おり、奥側の第2スイッチ4は、上部に配置された固定
接点11と、コイルバネ12によって付勢された可動片
13とを備えており、各可動片10,13は、一端側の
支点16,17を中心に回動可能に支持されている。
【0029】この実施の形態では、接点が溶着した場合
の強制開離を、低い荷重で行えるようにするために、各
可動片10,13は、一端側に可動接点14,15を有
するとともに、この可動接点14,15と他端側の支点
16,17との間に、湾曲した当接部18,19を有し
ており、前記コイルバネ9,12によって可動接点1
4,15が固定接点8,11に圧接する方向に付勢され
ている。
【0030】操作軸6は、復帰バネ7によって上述のよ
うに矢符A方向に復帰付勢されており、この操作軸6
は、操作レバー2の操作量(引き込み量)に応じて、回
路基板(図示せず)の抵抗体上を摺動する図示しないブ
ラシが装備されたプランジャ部6aを有しており、この
プランジャ部6aの下面側には、該操作軸6の引き込み
操作に応じて、第1,第2スイッチ3,4の各可動片1
0,13の前記当接部18,19に対する押圧を解除し
て各可動接点14,15を、第1,第2スイッチ3,4
の各固定接点8,11に順次的に圧接するための第1,
第2カム部20,21を有している。この第1,第2カ
ム部20,21は、操作レバー2を第1の操作位置まで
操作したときに、第1スイッチ3をオンし、さらに、第
2の操作位置まで操作したときに、第2スイッチ4がオ
ンするように、操作軸6の移動方向(図の左右方向)に
沿って異なる長さに形成されている。
【0031】操作レバー6が引き込み操作されていない
フリーポジションにおいては、各可動片10,13の当
接部18,19が、操作軸6のプランジャ部6aの第
1,第2カム部20,21によって押し下げられた状態
となって両接点14,8;15,11が離間しており、
第1,第2スイッチ3,4は共にオフしている。
【0032】このトリガースイッチ1は、図3の回路構
成図に示されるように、第1スイッチ3は、ドリル刃を
回転駆動するために手指で引き込み操作される操作レバ
ー2に連動する操作軸6の移動に応じて、交流電源22
と交流モータ23とを回転速度制御用の制御回路24に
よって制御されるサイリスタ25を介して接続するもの
であり、第2スイッチ4は、操作レバー2の引き込み量
が所定量を越えたときに、交流電源22と交流モータ2
3とを短絡接続して交流モータ23を全速で回転させる
ものである。なお、図3において、26,27は、交流
電源22に接続される入力端子であり、28,29は、
交流モータ23に接続される出力端子である。
【0033】次に、以上の構成を有するトリガースイッ
チ1の動作について、説明する。
【0034】先ず、例えば正転状態のフリーポジション
にあっては、操作軸6は、復帰バネ7の付勢力によって
図1に示される初期位置にあり、このフリーポジション
では、操作軸6のプランジャ部6aの第1,第2カム部
20,21は、コイルバネ9,12の付勢力に抗して各
可動片10,13の湾曲した当接部18,19をそれぞ
れ押圧しており、第1,第2スイッチ3,4の各可動接
点14,15は、対応する各固定接点8,11からそれ
ぞれ離間しており、第1,第2スイッチ3,4は、オフ
状態となっている。すなわち、フリーポジションでは、
第1,第2スイッチ3,4は、共にオフしている。
【0035】このフリーポジションから操作レバー2を
手指で引き込み操作すると、それに応じて操作軸6が、
図1の左方(矢符A方向とは逆方向)に移動し、図2に
示されるように、操作軸6のプランジャ部6aの下方の
第1カム部20が、可動片10の当接部18から離間
し、コイルバネ9の付勢力によって第1スイッチ3の可
動接点14が、対応する固定接点8に圧接し、第1スイ
ッチ3がオンし、交流電源22から交流モータ23に電
流が流れてドリル刃が回転を開始し、操作レバー2の引
き込み量に応じて、操作軸6のプランジャ部6aに装備
されたブラシが、回路基板の抵抗体上を摺動し、摺動位
置に対応した電流が、制御回路24によって制御される
サイリスタ25を介して交流モータ23に供給されるこ
とになり、操作レバー2の引き込み量に応じた回転速度
で交流モータ23が回転する。
【0036】さらに操作レバー2を引き込み操作して所
定の引き込み量に達すると、操作軸6のプランジャ部6
aの下方の第2カム部21が、可動片13の当接部19
から離間し、コイルバネ12の付勢力によって第2スイ
ッチ4の可動接点15が、対応する固定接点11に圧接
し、第2スイッチ4がオンし、交流モータ23と交流電
源22とが短絡接続されて交流モータ23が全速で回転
することになる。
【0037】一方、操作レバー2の引き込み操作を解除
すると、復帰バネ7の付勢力によって、操作レバー2と
一体の操作軸6が矢符A方向へ復帰移動し、プランジャ
部6aの第2カム部21によって可動片13の当接部1
9がコイルバネ12の付勢力に抗して押圧され、第2ス
イッチ4の可動接点15が対応する固定接点11から離
間して第2スイッチ4がオフし、さらに復帰移動する
と、プランジャ部6aの第1カム部20によって可動片
10の当接部18がコイルバネ9の付勢力に抗して押圧
され、第1スイッチ3の可動接点14が対応する固定接
点8から離間して第1スイッチ3がオフして電源の供給
が断たれ、さらに、図示しないブレーキスイッチがオン
して交流モータの両端が短絡されて交流モータ23に制
動がかかるようになっている。
【0038】なお、正逆転を切り換える図示しない切り
換えレバーによって、逆転が選択されたときには、結線
状態が切り替わり、上述と同様にしてモータが逆転する
ことになる。
【0039】この実施の形態では、第1,第2スイッチ
3,4の各可動片10,13は、上述のように、一端側
に可動接点14,15を有し、この可動接点14,15
と他端側の支点16,17との間に、第1,第2カム部
20,21にそれぞれ当接する当接部18,19を有す
るので、支点の両側に可動接点と当接部とを有する従来
の双腕型の可動片に比べて、可動接点14,15とカム
部20,21が作用する当接部18,19との間の距離
を短くすることが可能であり、このため、接点が溶着し
た場合に、溶着した接点を、プランジャ部6aの第1,
第2カム部20,21で当接部18,19を押圧して強
制的に開離させるときに、従来よりも低い荷重で開離さ
せることが可能となる。
【0040】さらに、この実施の形態では、第1,第2
スイッチ3,4は、従来のように、ケース5の上下に配
置するのではなく、一方側、この実施の形態では、下方
側に、ケース5の厚みを利用してその厚み方向に沿って
並置するので、小型化を図ることができるとともに、組
み立て性が向上する。
【0041】さらに、この実施の形態では、回転制御用
の素子としてのサイリスタ25の発熱を放熱する放熱板
を、従来のようにネジで発熱素子に締め付けて取り付け
るのではなく、次のようにして取り付けている。
【0042】すなわち、図4は、図1のトリガースイッ
チ1の放熱板およびサイリスタの取付状態の詳細を示す
斜視図であり、図5は、その背面側から見た斜視図であ
り、図6は、放熱板およびサイリスタを取り出して示す
斜視図である。
【0043】この実施の形態の放熱板30は、トリガー
スイッチ1のケース5の側面に沿って延びる側面部34
と、ケース5の背面に沿って延びる背面部35とを有
し、さらに、サイリスタ25を挟持固定するために、前
記側面部34の一部から該側面部34に対向するように
屈曲形成された挟持部33とを有しており、 この挟持
部33は、サイリスタ25を押圧するように湾曲形成さ
れており、そのバネ力によってサイリスタ25を密着し
て固定するように構成している。
【0044】このように放熱板30によってサイリスタ
25を挟持して固定するので、従来例のように、ネジで
締め付け固定する必要がなく、組み立て性が向上する。
【0045】さらに、この実施の形態では、放熱板30
は、単なる放熱板ではなく、上述の図3の回路構成図に
示される交流モータ23の一端に接続される出力端子2
9、制御回路24を構成する回路基板に接続される接続
部31、さらに、サイリスタ25のアノードが半田付け
される接続部32および第2スイッチ4の固定接点11
とを兼用している。
【0046】すなわち、放熱板30の側面部34には、
回路基板に半田付けされる接続部31と、サイリスタ2
5のアノードが半田付けされる接続部32とが形成され
ており、背面部35には、上方に延びる出力端子29
と、背面からケース5の内方へ屈曲された第2スイッチ
4の固定接点11とが形成されている。
【0047】このように放熱板30を、出力端子29、
固定接点11および接続部31,32として兼用したの
で、部品点数が減って組み立て性が一層向上してコスト
の低減を図ることができるとともに、省スペース化を図
ることができる。
【0048】上述の実施の形態では、交流電源、交流モ
ータのトリガースイッチに適用したけれども、本発明
は、直流電源、直流モータのトリガースイッチに適用し
てもよく、また、トリガースイッチに限ることなく、他
のスイッチに適用してもよいのは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、可動片の
一端側に可動接点を設けるとともに、他端側に支点を設
け、その間に、操作部材のカム部に当接する当接部を配
置しているので、いわゆる双腕型の従来例に比べて、可
動接点とカム部が作用する当接部との間の距離が短くな
り、接点が溶着した場合に、低い荷重で強制解離させる
ことができる。
【0050】また、複数のスイッチを、操作部材に対し
てその一方側に並設しているので、操作部材の厚み分の
スペースを有効に利用してスイッチを配設できることに
なり、省スペース化を図ることができるとともに、操作
部材の上下にスイッチを配設する従来例に比べて組み立
て性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るトリガースイ
ッチの断面図である。
【図2】異なる操作状態の図1に対応する断面図であ
る。
【図3】図1の回路構成図である。
【図4】図1の放熱板とサイリスタとの取付状態の詳細
を示す斜視図である。
【図5】背面側から見た図4に対応する斜視図である。
【図6】放熱板とサイリスタとの取付状態を示す斜視図
である。
【図7】従来例の断面図である。
【符号の説明】
2 操作レバー 3 第1スイッチ 4 第2スイッチ 6 操作軸 8,11 固定接点 10,13 可動片 14,15 可動接点 16,17 支点 18,19 当接部 20,21 第1,第2カム部 22 交流電源 23 交流モータ 25 サイリスタ 30 放熱板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側の支点を中心に回動可能であっ
    て、他端側に可動接点を有する可動片と、該可動片を付
    勢する付勢部材と、前記可動接点に対向する固定接点と
    を有するスイッチを備え、 前記可動片は、前記可動接点と前記支点との間に、操作
    部材のカム部に当接する当接部を有し、 前記可動片は、操作部材の操作に応じて、前記カム部に
    従動して前記両接点間を開閉することを特徴とするスイ
    ッチ機構。
  2. 【請求項2】 前記スイッチを少なくとも2つ備え、前
    記両スイッチを、前記操作部材に対してその一方側に並
    設する請求項1記載のスイッチ機構。
  3. 【請求項3】 操作レバーの操作に応じて、各可動片を
    回動させて接点をそれぞれ開閉する第1,第2スイッチ
    を有するトリガースイッチにおいて、 前記各可動片は、一端側に可動接点を有するとともに、
    該可動接点と他端側の回動支点との間に、当接部を有
    し、 前記操作レバーに連動する操作部材は、前記第1,第2
    スイッチの各当接部に当接する第1,第2カム部を有
    し、 前記各可動片は、操作レバーの操作に応じて、前記操作
    部材の各カム部に従って回動することを特徴とするトリ
    ガースイッチ。
  4. 【請求項4】 前記両スイッチは、前記操作部材に対し
    てその一方側に並設される請求項3記載のトリガースイ
    ッチ。
  5. 【請求項5】 前記第1スイッチは、前記操作レバー
    が、第1の操作位置まで操作されたときに、電源とモー
    タとを回転制御用の素子を介して接続し、前記第2スイ
    ッチは、前記操作レバーが、第2の操作位置まで操作さ
    れたときに、電源とモータとを前記素子を介することな
    く接続する請求項3または4記載のトリガースイッチ。
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JP2010186672A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Fuji Industrial Co Ltd シーソー型スイッチ

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