JPH09320396A - トリガースイッチ - Google Patents

トリガースイッチ

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JPH09320396A
JPH09320396A JP8140208A JP14020896A JPH09320396A JP H09320396 A JPH09320396 A JP H09320396A JP 8140208 A JP8140208 A JP 8140208A JP 14020896 A JP14020896 A JP 14020896A JP H09320396 A JPH09320396 A JP H09320396A
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JP
Japan
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terminal
switching
motor
fixed contact
switch
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Pending
Application number
JP8140208A
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English (en)
Inventor
Shunkichi Sasaki
俊吉 佐々木
Tatsushi Yonezawa
達氏 米澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Priority to DE19722709A priority patent/DE19722709C2/de
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Priority to US08/867,490 priority patent/US6262380B1/en
Priority to CH01328/97A priority patent/CH693010A5/de
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電動工具などに用いられるトリガースイッチに
おいて、ネジを使用することなく、発熱素子に、放熱板
を密着固定できるようにして部品点数を削減してコスト
の低減を図る。 【解決手段】ケース1内に配置される端子21の端部2
4に、発熱素子であるFET12の放熱部の穴12a
を挿通させ、開口部25aを有するカバー25を、ケー
ス1に装着し、放熱板26の挿通孔26aを、前記端子
21の端部214を挿通させ、前記端子21の端部214
をかしめることにより、FET12に、カバー25の開
口部25aを介して放熱板26を密着固定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ドリルや電気
ドライバのような電動工具などの正逆転切り換えや回転
速度切り換えなどに好適なトリガースイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図17は、電動工具、例えば電気ドリル
に用いられる従来例のトリガースイッチの要部の回路構
成を示す図であり、図18は、その縦断面図であり、図
19は、その一部を切り欠いて示す平面図である。
【0003】トリガースイッチは、ドリル刃駆動用の直
流モータの正逆転を切り換える切り換えレバー50の操
作に応じて、直流モータ51の両端の接続を連動して切
り換える一対の切り換えスイッチ73,74と、ドリル
刃を回転駆動するために手指で引き込み操作される操作
レバー(トリガー)53が操作されていないフリーポジ
ションにおいて、直流モータ51の両端を短絡して制動
をかけるブレーキスイッチ54と、直流電源と直流モー
タ51とを回転速度制御用のFET55を介して接続す
る第1スイッチ56と、操作レバー53の引き込み量が
最大になったときに、直流モータ51と直流電源とを短
絡接続して直流モータ51を全速で回転させる第2スイ
ッチ57と、ダイオード58とを備えている。
【0004】ブレーキスイッチ54は、図18に示され
るように、復帰バネ59によって矢符C方向へ付勢され
ている操作軸60に装備されているブレーキ用可動接点
61および該可動接点61を矢符C方向へ付勢するコイ
ルバネ62と、ケース側に配置されている上下のブレー
キ用固定接点63,64とを備えており、操作レバー5
3が手指で図18の矢符D方向へ引き込み操作されてい
ないフリーポジションにおいては、ブレーキ用可動接点
61が、両ブレーキ用固定接点63,64に圧接されて
ブレーキスイッチ54がオンしており、直流モータ51
に制動をかけた状態となっている。
【0005】第1スイッチ56は、ケース内の上部に配
置された固定接点65と、この固定接点65に圧接する
ようにコイルバネ66によって付勢された可動接点67
を有する可動片68とを備えており、フリーポジション
においては、可動片68の遊端側が、操作軸60のプラ
ンジャ部60aの上部の凸部60bに乗り上げた状態と
なって両接点65,67が離間しており、第1スイッチ
56はオフしている。
【0006】第2スイッチ57は、ケースの下部に配置
された固定接点69と、この固定接点69に圧接するよ
うにコイルバネ70によって付勢された可動接点71を
有する可動片72とを備えており、フリーポジションに
おいては、可動片72の遊端側が、操作軸60のプラン
ジャ部60aの下部の凸部60cに乗り上げた状態とな
って両接点69,71が離間しており、第2スイッチ5
7はオフしている。
【0007】切り換えレバー50の切り換え操作によっ
て直流モータ51の両端の接続を連動して切り換える第
1,第2切り換えスイッチ73,74は、直流モータ5
1の各一端にそれぞれ接続された固定接点75,76
と、切り換えレバー50の操作によって切り換え動作す
る切換接点77,78と、直流電源の正極側に接続され
た固定接点79,80と、第1,第2スイッチ56,5
7やFET55を介して直流電源の負極側に接続される
固定接点81,82とをそれぞれ備えている。
【0008】操作部としての切り換えレバー50は、切
り換え操作に応じて、図18,図19に示されように、
回動支点83を中心に回動可能となっており、この切り
換えレバー50の端部には、第1,第2切り換えスイッ
チ73,74の各切換接点77,78が装備された切換
部としての切り換えカム84の突起84aが係合してお
り、切り換えレバー3の切り換え操作に応じて、前記突
起84aを介して切り換えカム84が、切り換えレバー
50の回動支点83とは異なる支点85を中心に回動す
るように構成されている。この切り換えカム84の周囲
には、図19に示されるように、第1,第2切り換えス
イッチ73,74の各固定接点75,76,79〜82
が、配置されている。
【0009】図20は、この切り換えカム84の各切換
接点77,78と各固定接点75,76,79〜82の
接続状態を示す図であり、同図(A)は中立状態、同図
(B)は正転状態、同図(C)は逆転状態をそれぞれ示
している。
【0010】切り換えレバー50が中立位置にあるとき
には、切り換えカム84の各切換接点77,78は、直
流モータ51の各一端にそれぞれ接続されている固定接
点75,76にのみそれぞれ接触している。この中立位
置から切り換えレバー50を、切り換え操作して正転状
態を選択すると、切り換えカム84が回動し、切換接点
77を介して固定接点75と固定接点79(80)とが
接続される一方、切換接点78を介して固定接点76と
固定接点81(82)とが接続されることになり、正転
状態となる。また、切り換えレバー50を、逆方向に切
り換え操作して逆転状態を選択すると、切り換えカム8
4が回動し、切換接点77を介して固定接点75と固定
接点81(82)とが接続される一方、切換接点78を
介して固定接点76と固定接点79(80)とが接続さ
れることになり、逆転状態となる。
【0011】次に、この従来例のトリガースイッチの動
作について説明する。
【0012】今、切り換えレバー50によって、例え
ば、正転状態が選択されて切り換えスイッチが図20
(B)に示される状態にあるとする。
【0013】先ず、操作レバー53が手指で引き込み操
作されていないフリーポジションにおいては、上述のよ
うに、ブレーキスイッチ54がオンしている一方、第
1,第2スイッチ56,57がオフしている。
【0014】次に、このフリーポジションから操作レバ
ー53を引き込み操作すると、遊び分のストロークの後
に、操作レバー53に連動する操作軸60のブレーキ用
可動接点61が、ブレーキ用固定接点63,64から離
間してブレーキスイッチ54がオフする。次に、第1ス
イッチ56の可動片68の遊端側が、操作軸60のプラ
ンジャ部60aの上部の凸部60bを乗り越し、図21
に示されるように、可動接点67が回動して固定接点6
5に接触して第1スイッチ56がオンし、直流モータ5
1に電源が供給されて正転を開始する。また、操作レバ
ー53の引き込み量に応じて、操作軸60のプランジャ
部60aに装備されたブラシ88が、図示しない回路基
板の抵抗体上を摺動し、摺動位置に対応した電流が、回
転速度制御用のFET55を介して直流モータ51に供
給されることになり、操作レバー53の引き込み量に応
じた回転速度で直流モータ51が回転する。
【0015】さらに、操作レバー53の引き込み量が所
定量になると、第2スイッチ57の可動片72の遊端側
が、操作軸60のプランジャ部60aの下部の凸部60
cを乗り越し、可動接点71が回動して固定接点69に
接触して第2スイッチ57がオンし、直流モータ51と
直流電源とが短絡接続されて直流モータ51が全速で回
転する。
【0016】一方、操作レバー53の引き込みを解除す
ると、復帰バネ59によって操作軸60が、矢符C方向
に移動し、引き込み時とは、逆の動作となり、第2スイ
ッチ57がオフした後、第1スイッチ56がオフして電
源の供給が断たれ、さらに、ブレーキスイッチ54がオ
ンして直流モータ51の両端が短絡されて直流モータ5
1に制動がかかるようになっている。
【0017】なお、正逆転を切り換える切り換えレバー
50によって、逆転状態が選択されたときには、上述と
同様にして直流モータ51が逆転することになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来例のトリガースイッチでは、発熱素子としてのFE
Tの発熱を放熱するための放熱板90を、図19に示さ
れるように、ネジ91によって締め付けてケースの開口
部を介してケース内のFETに密着固定しており、この
ため、組み立て性が悪く、締め付け用のネジを必要とす
るという難点がある。
【0019】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、ネジ等の締め付け部材を使用することなく、
発熱素子に、放熱板を密着固定できるようにすることを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0021】すなわち、本発明のトリガースイッチは、
発熱素子と、該発熱素子の発熱を放熱する放熱板とを備
えるトリガースイッチにおいて、前記放熱板は、ケース
内に配置される端子の一端が挿通する挿通孔を有し、前
記端子の一端に、前記発熱素子の放熱部の穴を挿通させ
るとともに、前記放熱板の前記挿通孔を挿通させた状態
で、前記端子の一端をかしめて該端子、前記発熱素子お
よび放熱板を密着固定するものである。
【0022】また、前記ケースを覆うをカバーを備える
とともに、該カバーには、前記発熱素子が外部に臨む開
口部が形成され、前記放熱板は、前記開口部を介して前
記発熱素子に密着されるようにしてもよい。
【0023】さらに、前記ケースには、操作レバーの操
作に連動する操作部材と、該操作部材に装備されたブラ
シが摺接する回路基板と、係合突起を有する端子とが配
置され、前記回路基板は、係合孔を有するとともに、該
係合孔を、前記係合突起に挿通係合させて取り付けられ
るようにしてもよい。
【0024】また、前記発熱素子に密着された前記放熱
板の前記挿通孔に連通する区画された防塵室を、前記ケ
ース内に有するようにしてもよい。
【0025】また、前記発熱素子が、操作レバーの操作
に応じて直流モータの回転を制御するためのFETであ
り、一端がかしめられる前記端子は、前記FETの端子
に接続されるようにしてもよい。
【0026】本発明のトリガースイッチによれば、ケー
ス内に配置される端子の一端に、発熱素子の放熱部の穴
を挿通させるとともに、放熱板の挿通孔を挿通させた状
態で、前記端子の一端をかしめて該端子、前記発熱素子
および放熱板を密着固定するので、ネジによって発熱素
子と放熱板とを締め付ける従来例のように、締め付け用
の部材であるネジを必要とせず、ケース内に配置される
端子を有効に利用して発熱素子と放熱板とを密着固定で
きる。
【0027】また、本発明のトリガースイッチによれ
ば、ケース内に組み込まれる回路基板は、係合孔を有
し、この係合孔を、ケース内の端子の係合突起に挿通係
合させて取り付けるので、取り付けの際に、回路基板に
摺接するブラシによって回路基板の取り付け方向とは逆
方向の付勢力が作用しても前記係合によって回路基板を
容易に取り付けることが可能となる。
【0028】さらに、本発明のトリガースイッチによれ
ば、放熱板の挿通孔に連通する区画された防塵室を、ケ
ース内に有するので、前記挿通孔の隙間から塵などが侵
入しても、区画された防塵室内に止どまることになり、
ケース内のスイッチに悪影響を及ぼすことがない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について詳細に説明する。
【0030】図1は、本発明の一つの実施の形態に係る
トリガースイッチの縦断面図であり、図2は、図1の放
熱板およびカバー等を外した状態の側面図であり、図3
は、一部を切り欠いて示す平面図であり、図4は、分解
斜視図であり、図5は、端子部分の配置関係を示す斜視
図であり、図6は、回路構成図である。
【0031】このトリガースイッチは、例えば、電気ド
リルに備えられて正逆転切り換えおよび回転速度の制御
を行うものであり、ケース1の上部には、ドリル刃駆動
用の直流モータ2の正逆転を切り換える切り換えレバー
3が設けられるとともに、その下方には、ドリル刃を回
転駆動するために手指で引き込み操作される図示しない
操作レバー(トリガー)に連動する操作部材としての操
作軸4が設けられている。
【0032】切り換えレバー3は、一端側がケース1外
に突出した操作部となっており、他端側のケース1内の
部分が、2つの第1,第2切換接点51,52が装備され
た切換部となっており、上述の図18の従来例と異な
り、操作部と切換部とが、単一の切り換えレバー3によ
って構成されている。第1,第2切換接点51,52は、
切り換えレバー3の切り換え操作に応じて、直流モータ
2側の各端子と直流電源側の各端子との接続を切り換え
るものであり、この第1,第2切換接点51,52は、図
3,図5に示されるようにU字状に形成されている。こ
の第1,第2切換接点51,52およびそれらを互いに離
反する方向に付勢するコイルバネ61,62が、図7に示
されるように、切り換えレバー3の他端側の収納部3a
に収納保持されており、各切換接点51,52は、その上
下部分が、収納部3a外にそれぞれ臨んでおり、この部
分が、後述の固定設定部に接触離間する。
【0033】第1,第2切換接点51,52は、切り換え
レバー3の切り換え操作に応じて、切り換えレバー3と
同一の回動支点3bを中心に該切り換えレバー3と一体
的に回動するものであり、第1,第2切換接点51,52
は、前記回動支点3bからの距離が相違するので、前記
回動支点3bを中心に同心円上に沿って回動することに
なる。
【0034】図示しない操作レバーと一体的に移動する
操作軸4は、復帰バネ7によって図2の矢符A方向に復
帰付勢されており、この操作軸4には、後述のブレーキ
スイッチの可動接点を構成するブレーキ端子8が装備さ
れるとともに、操作レバーの操作量に応じて、回路基板
9の抵抗体上を摺動するブラシ10が装備されている。
【0035】このトリガースイッチは、図6の回路構成
図に示されるように、切り換えレバー3の切り換え操作
に応じて、直流モータ2の両端の接続を連動して切り換
える正逆転切り換えスイッチ11と、ドリル刃を回転駆
動するために手指で引き込み操作される操作レバーに連
動する操作軸4の移動に応じて、直流電源と直流モータ
2とを回転速度制御用のFET12を介して接続する第
1スイッチ13と、操作レバーの引き込み量が最大にな
ったときに、直流モータ2と直流電源とを短絡接続して
直流モータ2を全速で回転させる第2スイッチ14と、
操作レバーを引き込み操作していないフリーポジション
において、直流モータ2の両端を短絡して制動をかける
ブレーキスイッチ15と、ダイオード16とを備えてい
る。
【0036】これら各スイッチ11,13,14,15
等の回路を構成するために、図5の端子の配置にも示さ
れるように、ケース1内には、直流モータ2の一端側に
接続される第1モータ端子17と、直流モータ2の他端
側に接続される第2モータ端子18と、直流電源の正極
側に接続される第1端子19と、直流電源の負極側に接
続される第2端子20と、回転速度制御用のFET12
のドレインに接続されるとともに、第2スイッチ14を
介して前記第2端子19に接続される第3端子21と、
FET12のソースに接続されるとともに、第1スイッ
チ13を介して前記第2端子20に接続される第4端子
22と、ブレーキスイッチ15の可動接点を構成する上
述のブレーキ端子8とが組み込まれている。
【0037】第1,第2モータ端子17,18は、切り
換えレバー3の切り換え操作に応じて、該切り換えレバ
ー3に設けられている上述の第1,第2切換接点51
2が、それぞれ接触離間する第1,第2固定接点部1
1,181,172,182をそれぞれ有している。これ
ら第1,第2固定接点部171,181,172,18
2は、下方に屈曲して形成されるとともに、第1モータ
端子17の第1固定接点部171と第2モータ端子18
の第2固定接点部182とが対向するとともに、第1モ
ータ端子17の第2固定接点部172と第2モータ端子
18の第1固定接点部181とが対向するよう配置さ
れ、さらに、隣合う第1,第2固定接点部171,1
1;172,182とは、所定の間隔をあけて配置され
る。
【0038】直流電源の正極側に接続される第1端子1
9は、上端側に各モータ端子17,18の第2固定接点
部172,182に対応する2つの第2固定接点部1
2,192を有し、これら2つの第2固定接点部1
2,192の間には、各モータ端子17,18の第2固
定接点部172,182の配置に対応して所定の間隔の溝
23が形成されている。この第1端子19の第2固定接
点部192,192は、切り換えレバー3の切り換え操作
に応じて、該切り換えレバー3の第2切換接点52を介
して第1モータ端子17または第2モータ端子18の第
2固定接点部172,182に接触離間する。また、この
第1端子19は、操作軸4に装備されたブレーキ端子8
が接離するブレーキ用固定接点部191を有している。
さらに、この第1端子19は、図4に示される回路基板
9の組み込みの際に、該回路基板9の側面に形成された
取付用の突起9aが、はめ込まれる取付用孔19aを有
している。
【0039】FET12や第1,第2スイッチ13,1
4を介して直流電源の負極側に接続される第3端子21
は、上端側に各モータ端子17,18の第1固定接点部
171,181に対応する2つの第1固定接点部211
211を有し、これら2つの第1固定接点部211,21
1の間には、各モータ端子17,18の第1固定接点部
171,181の配置に対応して所定の間隔の溝24が形
成されている。各モータ端子17,18の第1固定接点
部171,181の下方に配置される第3端子21の第1
固定接点部211,211は、第1端子19の第2固定接
点部192,192に対向して配置されており、切り換え
レバー3の切り換え操作に応じて、該切り換えレバー3
の第1切換接点51を介して第1モータ端子17または
第2モータ端子18の第1固定接点部171,181に接
触離間する。また、この第3端子21は、屈曲形成され
て第1端子19に平行に延びる部分を有しており、この
平行な部分に、操作軸4に装備されたブレーキ端子8が
接離するブレーキ用固定接点部212を有しており、さ
らに、前記平行な部分の下端から水平の延びる部分の上
側に、上述の第2スイッチ14を構成する第2スイッチ
用固定接点213が形成されている。
【0040】切り換えレバー3は、正転あるいは逆転に
応じて、図3の矢符Bで示されるように、一方側あるい
は他方側に切り換え操作されるものであり、この切り換
えレバー3の第1,第2切換接点51,52は、図8に示
されるように、上方に配置されている第1,第2モータ
端子17,18と、下方に配置されている第1,第3端
子19,21との間に配置されており、第1,第2モー
タ端子17,18の第1,第2固定接点部171,1
1,172,182と、第3,第1端子21,19の第
1,第2固定接点部211,211,192,192とを接
触離間するものである。
【0041】第1モータ端子17の第1固定接点部17
1と第2モータ端子18の第2固定接点部182とは、切
り換えレバー3の操作方向の一方側に配置され、第1モ
ータ端子17の第2固定接点部172と第2モータ端子
18の第1固定接点部181とは、切り換えレバー3の
操作方向の他方側に配置される。すなわち、第1,第2
モータ端子17,18の第1,第2固定用接点部1
1,172,181,182とは、互いに斜めに打ち違え
たような千鳥掛け状に配置される。
【0042】このような配置とすることにより、切り換
えレバー3と同一の回動支点3bを中心として回動する
第1,第2切換接点51,52によって、正逆転の切り換
え接続を次のようにして行うことが可能となる。
【0043】すなわち、図9(A)(B)(C)は、中
立、正転および逆転の各状態を示す接点部分の平面図で
ある。
【0044】同図(A)の中立状態では、第1切換接点
1の一部は、第1,第2モータ端子17,18の隣合
う第1固定接点部171,181間の隙間に入り込むとと
もに、その下方の第3端子21の隣合う第1固定接点部
211,211間の溝24に入り込む一方、第2切換接点
2は、第1,第2モータ端子17,18の隣合う第2
固定接点部172,182間の隙間に入り込むとともに、
その下方の第1端子19の隣合う第2固定接点部1
2,192間の溝23に入り込んだ状態となっている。
【0045】この中立位置から切り換えレバー3を一方
側に切り換え操作して同図(B)に示される正転状態に
すると、第1切換接点51が、一方側に配置された第2
モータ端子18の第1固定接点部181と、その下方の
第3端子21の第1固定接点部211とに接触し、第2
切換接点52が、一方側に配置された第1モータ端子1
7の第2固定接点部172と、その下方の第1端子19
の第2固定接点部192とに接触することになり、第1
モータ端子17が直流電源の正極側に接続されるととも
に、第2モータ端子18が、FET12や第1,第2ス
イッチ13,14を介して直流電源の負極側に接続され
ることになる。
【0046】また、同図(A)の中立状態から切り換え
レバー3を他方側に切り換え操作して同図(C)に示さ
れる逆転状態にすると、第1切換接点51が、他方側に
配置された第1モータ端子17の第1固定接点部171
と、その下方の第3端子21の第1固定接点部211
に接触し、第2切換接点52が、他方側に配置された第
2モータ端子18の第2固定接点部182と、その下方
の第1端子19の第2固定接点部192とに接触するこ
とになり、第1モータ端子17が、FET12や第1,
第2スイッチ13,14を介して直流電源の負極側に接
続されるとともに、第2モータ端子18が、直流電源の
正極側に接続されることになる。
【0047】上述の図18に示される従来例のトリガー
スイッチでは、直流モータの正逆転を切り換えるための
切換機構は、上述のように、操作部としての切り換えレ
バー50と、この切り換えレバー50の操作に応じて該
切り換えレバー50の回動支点83とは異なる支点85
を中心として回動する切換部としての切り換えカム84
との個別の部品で構成されていたのに対して、この実施
の形態では、操作部および切換部は、切り換えレバー3
のみで構成されており、切り換えカム84が不要とな
り、部品点数を削減できるとともに、組み立て性を向上
させることができ、これによってコストの低減を図るこ
とができる。
【0048】しかも、切り換えレバー3の第1,第2切
換接点51,52は、コイルバネ61,62によって第1,第
2固定接点171,181,211,211;172,1
2,192,192側にそれぞれ付勢されており、中立
位置においては、第1切換接点51の一部が、第1,第
2モータ端子17,18の隣合う第1固定接点部1
1,181間の隙間および第3端子21の隣合う第1固
定接点部211,211間の溝24に入り込むとともに、
第2切換接点52の一部が、第1,第2モータ端子1
7,18の隣合う第2固定接点部172,182間の隙間
および第1端子19の隣合う第2固定接点部192,1
2間の溝23に入り込むことになり、その際にクリッ
ク感を得ることができる。このように隣合う第1固定接
点部171,181,211,211間および隣合う第2固
定接点部間172,182,192,192の隙間および溝
23,24に、第1,第2切換接点51,52が入り込む
という係合動作によって中立位置におけるクリック感を
得ることができるので、クリック感を得るために別の部
品を設けるといった必要がない。
【0049】この実施の形態では、第1,第2モータ端
子17,18の第1,第2固定接点部171,181を、
切り換えレバー3の操作方向の一方側と他方側とに、千
鳥掛け状に配置したけれども、本発明の他の実施の形態
として、第1,第2モータ端子17,18と、直流電源
側の第1,第3端子19,21とを逆にしてもよい。す
なわち、直流電源側の第1端子19および第3端子21
に第1,第2固定接点部をそれぞれ形成するとともに、
それらを千鳥掛け状に配置し、第1,第2モータ端子1
7,18の固定接点部を、第1,第2切換接点51,52
側にそれぞれ配置してもよい。
【0050】直流電源の負極側に接続される第2端子2
0は、バネ性を有する単一の可動片から成り、この可動
片20は、図10に示されるように、基板部20aの一
方の端部から上方に延びて形成され、さらに、2つの部
分に分岐されて前記基板部20aに対向するように形成
されている。2つの第1,第2分岐部20b1,20b2
は、その各遊端側に、第1,第2スイッチ13,14を
構成する第1,第2スイッチ用可動接点20c1,20
2がそれぞれ下方側に形成されており、また、この第
1,第2分岐部20b1,20b2には、操作レバーの操
作に連動する操作軸4に当接する屈曲した当接部20d
1,20d2がそれぞれ形成されている。
【0051】この第2端子20の第1,第2スイッチ用
可動接点20c1,20c2は、第1スイッチ13を構成
する第4端子22の第1スイッチ用固定接点221およ
び第3端子21の第2スイッチ用固定接点213にそれ
ぞれ対向するようにケース1内に配置されている。
【0052】ブレーキ端子8は、単一の板バネで構成さ
れており、このブレーキ端子8は、図11に示されるよ
うに、操作軸4の収納部に収納される分岐した屈曲部分
8aと、第1,第3端子19,21の各ブレーキ用固定
接点部191,212に接触離間する湾曲した接点部分8
bとを有している。このブレーキ端子8は、操作レバー
に連動する操作軸4の移動に応じて、第1端子19のブ
レーキ用固定接点部191および第3端子21のブレー
キ用固定接点部212に接離して第1,第3端子19,
21間を接続・遮断する。
【0053】このブレーキ端子8は、操作レバーが引き
込み操作されていないフリーポジションでは、操作軸4
を付勢する復帰バネ7の付勢力によって、第1,第3端
子19,21の各ブレーキ用固定接点部191,21
2に、そのバネ力に抗して圧接されており、この状態で
は、ブレーキ端子8は、撓んだ状態となっている。この
フリーポジションから操作レバーを、復帰バネ7の付勢
力に抗して引き込み操作すると、前記撓み量に相当する
分が操作レバーの遊び分となり、この遊び分の引き込み
操作の後に、ブレーキ端子8が、各固定用接点部1
1,212から離間するように構成されている。
【0054】上述の図18に示される従来例のトリガー
スイッチでは、ブレーキスイッチ54の可動側は、ブレ
ーキ用可動接点61と、この可動接点61を付勢するコ
イルバネ62との2つの部品で構成されていたのに対し
て、この実施の形態では、それらを単一の板バネによっ
て構成しているので、部品点数を削減できるとともに、
組み立て性を向上させることができ、これによってコス
トの低減を図ることができる。
【0055】電気ドリルを回転駆動するために手指で操
作される操作レバーと一体的に移動する操作軸4は、図
12に示されるように、プランジャ部4aを有してお
り、このプランジャ部4aは、ブレーキ端子8が収納さ
れる第1収納凹部4bと、ブラシ10が収納される第2
収納凹部4cを有している。
【0056】また、この操作軸4のプランジャ部4aの
下面側には、該操作軸4の移動に応じて、第2端子20
の第1,第2分岐部20b1,20b2を、それぞれ押圧
して各可動接点20c1,20c2を、第4端子22の第
1スイッチ用固定接点221および第3端子21の第2
スイッチ用固定接点213に順次的に圧接するための第
1,第2押圧部4d1,4d2を有している。この第1,
第2押圧部4d1,4d2は、操作レバーを第1の操作位
置まで操作したときに、第1スイッチ13をオンし、さ
らに、最大の操作位置である第2の操作位置まで操作し
たときに、第2スイッチ14がオンするように、操作軸
4の移動方向に沿って異なる位置に形成されている。
【0057】上述の図18に示される従来例のトリガー
スイッチでは、第1,第2スイッチ56,57の可動側
は、2つの可動片68,72と、各可動片68,72を
それぞれ付勢する2つのコイルバネ66,70と、各可
動片68,72を支持する端子板89とから構成されて
いたのに対して、この実施の形態のでは、それらをバネ
性を有する単一の可動片で構成しており、部品点数を大
幅に削減できるとともに、組み立て性を向上させること
ができ、これによってコストの低減を図ることができ
る。
【0058】さらに、この実施の形態では、図12に示
されるように、操作軸4の第1,第2押圧部4d1,4
2の下方には、第1,第2スイッチ13,14の接点
が溶着したときに、操作軸4の復帰移動時に、溶着した
接点を強制的に開離させる板状の第1,第2開離部4e
1,4e2が設けられており、この第1,第2開離部4e
1,4e2は、接点が溶着したときには、操作軸4の移動
方向に沿って異なる復帰位置で、第2端子20の第1,
第2分岐部20b1,20b2の第1,第2スイッチ用可
動接点20c1,20c2の近傍に当接して該第1,第2
分岐部20b1,20b2の第1,第2スイッチ用可動接
点20c1,20c2を、各固定接点221,213から開
離させるものである。
【0059】以上の構成を有するトリガースイッチは、
図4に示されるように、ケース1内に各端子8,17,
18,19,20,21,22、切り換えレバー3およ
び操作軸4などを組み込んだ後に、回路基板9をはめ込
み、第3端子21の下方側の端部214にFET12の
放熱部の穴12aを挿通し、このFET12に対応した
開口部25aを有するカバー25を装着し、さらに、放
熱板26の挿通孔26aを、第3端子21の端部214
に挿通し、該端部214をかしめて第3端子21、FE
T12および放熱板26を密着固定して一体に取り付け
るようにしている。なお、カバー25の周縁部には、ケ
ース1の外周面の突起1aに係止させて当該カバー25
を装着するための係止部25bが突設される一方、開口
部25aの上方位置には、放熱板26の取付孔26bに
対応したピン25cが突設されている。
【0060】このように第3端子21の端部214をか
しめてFET12と放熱板26を密着させるために、第
3端子21の端部214は、図13に示されるように、
FET12の放熱部の穴12aおよび放熱板26の挿通
孔26aを挿通する突出した挿通部214aと、かしめ
られるFET12などを支持する対向した支持部214
bとを有している。
【0061】このように第3端子21の端部214を用
いて、いわゆる割りかしめによって取り付けるので、ネ
ジによって放熱板等を取り付ける従来例に比べて部品点
数を削減することができるとともに、組み立て性が向上
する。
【0062】さらに、この第3端子は、図13に示され
るように、他方側の端部に、図4に示される回路基板9
の周縁部に形成された係合孔9bに係合する係合突起2
5が形成されている。回路基板9は、ケース1内に組
み込む際に、操作軸4に装備されているブラシ10によ
って組み込む方向とは逆方向へ付勢力を受けることにな
り、このため、回路基板9の位置決め困難であり、従来
では、治具によって回路基板を押さえるといった必要が
あり、組み立て性に劣っていた。
【0063】この実施の形態では、回路基板9の側面の
突起9aを、ケース1内に組み込まれている第1端子1
9の取付用孔19aにはめ込み、次に、図14に示され
るように、回路基板9を、ブラシ10の付勢力に抗して
押し下げることにより、回路基板9の係合孔9bを、第
3端子21の「く」の字状の傾斜面を有する係合突起2
5に係合させることにより、回路基板9を所定の位置
に保持するものである。
【0064】この実施の形態では、ケース1内の第3端
子21の一端214を、ケース1外に配置される放熱板
26の挿通孔26aを挿通させて、いわゆる割りかしめ
によってFET12および放熱板26を密着しているの
で、かしめた後の放熱板26の挿通孔26aと第3端子
21の一端214との間の隙間を介してケース1内部が
ケース1外部と連通することになり、したがって、前記
隙間からケース1内部に塵などが侵入する虞れがある。
【0065】このため、この実施の形態では、図2,図
4に示されるように、かしめられた放熱板26の挿通孔
26aに連通するとともに、ケース1内の他の部分と区
画された第1,第2防塵室271,272を形成するため
の第1,第2隔離壁281,282が形成されており、こ
の第1,第2隔離壁281,282と第3端子21とによ
って、ケース1内の他の部分と隔離された2つの第1,
第2防塵室271,272が形成されている。したがっ
て、放熱板26の挿通孔26aの隙間から塵が侵入した
としても、その塵は、防塵室271,272内に止どまる
ことになり、ケース1内の各スイッチに影響を及ぼすこ
とがなく、塵の侵入による誤動作を生じることもない。
【0066】次に、以上の構成を有するトリガースイッ
チの動作について、説明する。
【0067】先ず、正転状態のフリーポジションにあっ
ては、切り換えレバー3は、上述のように一方側に切り
換え操作されており、切り換えレバー3の各切換接点5
1,52は、図9(B)に示される状態にある。この状態
においては、切り換えレバー3の各切換接点51,52
よって、第2モータ端子18の第1固定接点部181
第3端子21の第1固定接点部211とが接続される一
方、第1モータ端子17の第2固定接点部172と第1
端子19の第2固定接点部192とが接続される。
【0068】操作レバーが引き込み操作されていないフ
リーポジションにあっては、操作軸4は、復帰バネ7の
付勢力によって図2に示される初期位置にあり、操作軸
4のプランジャ部4aに組み込まれたブレーキ端子8
が、第1,第3端子19,21のブレーキ用固定接点部
191,212に圧接されて両端子19,21間を接続し
て直流モータ2の両端を短絡している。また、このフリ
ーポジションでは、操作軸4のプランジャ部4aの第
1,第2押圧部4d1,4d2は、第2端子20としての
可動片20の第1,第2分岐部20b1,20b2の上方
に湾曲した当接部20d1,20d2を押圧しておらず、
第1,第2スイッチ用可動接点20c1,20c2は、第
4端子22の第1スイッチ用固定接点221および第3
端子21の第2スイッチ用固定接点213から離間して
おり、第1,第2スイッチ13,14は、オフ状態とな
っている。すなわち、フリーポジションでは、ブレーキ
スイッチ15はオンしている一方、第1,第2スイッチ
13,14は、共にオフしている。
【0069】このフリーポジションから操作レバーを手
指で引き込み操作すると、それに応じて操作軸4が、図
2の左方(矢符A方向とは逆方向)に移動し、ブレーキ
端子8の撓み分に相当する遊び分のストローク操作の後
に、操作軸4に配備されたブレーキ端子8が、図15に
示されるように、第1,第3端子19,21の各ブレー
キ用固定接点部191,213から離間してブレーキスイ
ッチ15がオフする。さらに、操作レバーを引き込み操
作して操作軸4がさらに移動すると、図16に示される
ように、操作軸4のプランジャ部4aの下方の第1押圧
部4d1が、第2端子20としての可動片20の第1分
岐部20b1の当接部20d1を下方に押圧し、第1スイ
ッチ用可動接点20c1が、第4端子22の第1スイッ
チ用固定接点221に圧接し、第1スイッチ13がオン
し、直流電源から直流モータ2に電流が流れてドリル刃
が正回転を開始し、操作レバーの引き込み量に応じて、
操作軸4のプランジャ部4aに装備されたブラシ10
が、回路基板9の抵抗体上を摺動し、摺動位置に対応し
た電流が、回転速度制御用のFET12を介して直流モ
ータ2に供給されることになり、操作レバーの引き込み
量に応じた回転速度で直流モータ2が回転する。
【0070】さらに操作レバーを引き込み操作して最大
の引き込み量に達すると、操作軸4のプランジャ部4a
の下方の第2押圧部4d2が、第2端子20としての可
動片20の第2分岐部20b2の当接部20d2を下方に
押圧し、第2スイッチ用可動接点20c2が、第3端子
21の第2スイッチ用固定接点213に圧接し、第2ス
イッチ14がオンし、直流モータ2と直流電源とが短絡
接続されて直流モータ2が全速で回転することになる。
【0071】一方、操作レバーの引き込み操作を解除す
ると、復帰バネ7の付勢力によって、操作レバーと一体
に操作軸4が図16の右方へ復帰移動し、第2押圧部4
2による可動片20の第2分岐部20b2の押圧が解除
されて第2スイッチ用可動接点20c2が第2スイッチ
用固定接点213から離間して第2スイッチ14がオフ
し、さらに復帰移動すると、第1押圧部4d1による可
動片20の第1分岐部20b1の押圧が解除されて第1
スイッチ用可動接点20c1が第1スイッチ用固定接点
221から離間して第1スイッチ13がオフして電源の
供給が断たれ、さらに、操作軸4のプランジャ部4aに
装備されたブレーキ端子8が、第1,第3端子19,2
1のブレーキ用固定接点部191,212に圧接してブレ
ーキスイッチ15がオンして直流モータ2の両端が短絡
されて直流モータ2に制動がかかるようになっている。
【0072】なお、第1,第2スイッチ13,14の各
接点が溶着しているときには、操作軸4の復帰移動時
に、該操作軸4の開離部4e1,4e2によって溶着した
接点が強制的に開離されることになる。
【0073】以上の動作は、正転の場合であるが、正逆
転の切り換えレバー3を他方側に切り換え操作して、図
9(A)に示される中立位置を経て図9(C)に示され
る逆転状態を選択したときには、切り換えレバー3の各
切換接点51,52によって、第1モータ端子17の第1
固定接点部171と第3端子21の第1固定接点部211
とが接続される一方、第2モータ端子18の第2固定接
点部182と第1端子19の第2固定接点部192とが接
続され、上述の正転の場合と同様の動作によって、直流
モータ2が逆転することになる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ケース内
に配置される端子の一端に、発熱素子の放熱部の穴を挿
通させるとともに、放熱板の挿通孔を挿通させた状態
で、前記端子の一端をかしめて該端子、前記発熱素子お
よび放熱板を密着固定するので、端子を有効に利用して
発熱素子と放熱板とを密着固定できることになり、従来
例のような発熱素子と放熱板とを締め付けるためのネジ
が不要となる。
【0075】また、ケース内に組み込まれる回路基板
は、係合孔を有し、この係合孔を、ケース内の端子の係
合突起に挿通係合させて取り付けるので、取付作業が容
易となる。
【0076】さらに、放熱板の挿通孔に連通する区画さ
れた防塵室を、ケース内に有するので、前記挿通孔の隙
間から塵などが侵入しても、区画された防塵室内に止ど
まることになり、ケース内のスイッチに悪影響を及ぼし
てスイッチが誤動作するといったことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るトリガースイ
ッチの断面図である。
【図2】図1の放熱板やカバー等を外した状態の側面図
である。
【図3】図1の一部の切り欠いて示す平面図である。
【図4】図1の分解斜視図である。
【図5】図1の端子部分の配置を示す斜視図である。
【図6】図1の回路構成図である。
【図7】切り換えレバーの斜視図である。
【図8】切り換えレバーによる切り換え動作を説明する
ための斜視図である。
【図9】中立、正転および逆転の接点状態を示す図であ
る。
【図10】可動片の斜視図である。
【図11】ブレーキ端子の斜視図である。
【図12】操作軸の斜視図である。
【図13】第3端子の斜視図である。
【図14】回路基板の取り付け状態を示す断面図であ
る。
【図15】操作レバーを引き込んだ状態の図2に対応す
る側面図である。
【図16】操作レバーをさらに引き込んだ状態の図2に
対応する側面図である。
【図17】従来例の回路構成図である。
【図18】従来例の縦断面図である。
【図19】従来例の切り換えレバー付近の一部を切り欠
いて示す平面図である。
【図20】従来例の切り換えレバーの動作状態を示す図
である。
【図21】操作レバーを引き込んだ状態の図18に対応
する縦断面図である。
【符号の説明】
2 直流モータ 3 切り換えレバー 4 操作軸 51,52 第1,第2切換接点 9 回路基板 12 FET 13,14 第1,第2スイッチ 17,18 第1,第2モータ端子 19〜22 第1〜第4端子 271,272 第1,第2防塵室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱素子と、該発熱素子の発熱を放熱す
    る放熱板とを備えるトリガースイッチにおいて、 前記放熱板は、ケース内に配置される端子の一端が挿通
    する挿通孔を有し、前記端子の一端に、前記発熱素子の
    放熱部の穴を挿通させるとともに、前記放熱板の前記挿
    通孔を挿通させた状態で、前記端子の一端をかしめて該
    端子、前記発熱素子および放熱板を密着固定することを
    特徴とするトリガースイッチ。
  2. 【請求項2】 前記ケースを覆うをカバーを備えるとと
    もに、該カバーには、前記発熱素子が外部に臨む開口部
    が形成され、前記放熱板は、前記開口部を介して前記発
    熱素子に密着される請求項1記載のトリガースイッチ。
  3. 【請求項3】 前記ケースには、操作レバーの操作に連
    動する操作部材と、該操作部材に装備されたブラシが摺
    接する回路基板と、係合突起を有する端子とが配置さ
    れ、前記回路基板は、係合孔を有するとともに、該係合
    孔を、前記係合突起に挿通係合させて取り付けられる請
    求項1または2記載のトリガースイッチ。
  4. 【請求項4】 前記発熱素子に密着された前記放熱板の
    前記挿通孔に連通する区画された防塵室を、前記ケース
    内に有する請求項1ないし3のいずれかに記載のトリガ
    ースイッチ。
  5. 【請求項5】 前記発熱素子が、操作レバーの操作に応
    じて直流モータの回転を制御するためのFETであり、
    一端がかしめられる前記端子は、前記FETの端子に接
    続される請求項1ないし4のいずれかに記載のトリガー
    スイッチ。
JP8140208A 1996-06-03 1996-06-03 トリガースイッチ Pending JPH09320396A (ja)

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DE19722709A DE19722709C2 (de) 1996-06-03 1997-05-30 Schaltvorrichtung
CN97105483.5A CN1099687C (zh) 1996-06-03 1997-06-02 开关装置
US08/867,490 US6262380B1 (en) 1996-06-03 1997-06-02 Single manipulation unit switching device
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006218560A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Satori S-Tech Co Ltd トリガースイッチ
JP2009135000A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Satori S-Tech Co Ltd トリガースイッチ

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