JPH0648717Y2 - シーソー揺動スイッチ - Google Patents

シーソー揺動スイッチ

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JPH0648717Y2
JPH0648717Y2 JP8505390U JP8505390U JPH0648717Y2 JP H0648717 Y2 JPH0648717 Y2 JP H0648717Y2 JP 8505390 U JP8505390 U JP 8505390U JP 8505390 U JP8505390 U JP 8505390U JP H0648717 Y2 JPH0648717 Y2 JP H0648717Y2
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廣治 藤本
弘幸 広瀬
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Satori Electric Co Ltd
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Satori Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、導電性の揺動片がシーソー揺動することで、
その両側の可動接点が固定接点と交互にオン・オフ動作
するシーソー揺動スイッチに関する。
〔従来の技術〕
第5図は従来のシーソー揺動スイッチの縦断面図であ
る。合成樹脂製のケーシング1中に、コモン端子2と一
体の支持体3が挿入固定されており、該支持体3の両側
に、固定接点4、5が配設されている。なお、固定接点
4、5は、それぞれ個別端子6、7と一体に連結されて
いる。
支持体3の支点3p上に、揺動片8がシーソー揺動可能に
搭載され、両端には、可動接点9、10を備えている。こ
の揺動片8の上方に、駆動体11が配設され、その中に形
成された孔12中に、コイルスプリング13を押圧子14が挿
入されている。駆動体11は、押圧子14を、揺動片8の上
で、可動接点9、10方向に往復移動させるためのもので
あり、トグル動作するものや図示のようなスライド動作
するものなどがある。
図の例では、ケーシング1中に、スライダー15が挿入さ
れ、外部に操作ボタン16がついている。また、スライダ
ー15を外側に押し出す方向のバネ力を与えるために、ス
ライダー15のストッパー部18とケーシング内壁との間
に、復帰スプリング17が内蔵されている。
図示状態においては、復帰スプリング17によってスライ
ダー15が図の左側に押され、スプリングー部18がケーシ
ング内壁に当たっている。この状態では、スライダー15
と一体の駆動体11が左側に移動し、駆動体11中の押圧子
14が、支持体3の支点3pより左側に移動している。その
ため、揺動片8は、その左半分が押し下げられ、左側の
可動接点9が固定接点4と接し、端子2・6間が導通し
ている。
この状態において、操作ボタン16を復帰スプリング17に
抗して押し込むと、駆動体11によって押圧子14が図の右
側に移動され、押圧子14が支点3pより右側に移動する
と、揺動片8は、その右半分が押し下げられ、左側の可
動接点9が固定接点4から離れ、右側の可動接点10が固
定接点5に接して、端子2・7間が導通する。
第6図は、このシーソー揺動スイッチの使用状態を示す
回路図である。Mはモータ、Eは電源、Cはモータ制動
回路、SWはシーソー揺動スイッチである。固定接点5側
の端子7は、電源Eと接続され、固定接点4側の端子6
は、モーター制動回路Cに接続されている。また、揺動
片8側のコモン端子2はモータMの駆動回路に接続され
ている。
いま、モータMを始動するために、第5図の操作ボタン
16を押し込むと、押圧子14が支点3pより右側に移動する
ため、揺動片8が、モータ制動回路C側の固定接点4か
ら離れ、次いで揺動片8が電源E側の固定接点5に接
し、モータMが始動する。モータMを使用した後、停止
するために、操作ボタン16を開放すると、押圧子14が支
点3pより左側に移動するため、揺動片8の可動接点10が
モータM側の固定接点5から離れ、モータMへの電源供
給が停止する。しかしながら、直ちに左側の可動接点9
がモータ制動回路C側の固定接点4に接するため、モー
タMに制動力が加わり、モータMが慣性で回転し続ける
のを防止している。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように、電源側の固定接点5と可動接点10との間で
は、モータの電源電流がオン・オフされるため、接点の
チャタリングにより、接点5〜10間が溶着したり、接点
の表面が焼きついて接触抵抗が増大するなどの問題が生
じていた。
すなわち、図示状態から操作ボタン16を押し込み、押圧
子14が支点3pを通過すると、スライダー15の移動速度と
関係なしに、スプリング13のバネ力で揺動片8の右半分
が押し下げられる。そのため、瞬時に可動接点10が電源
側の固定接点5に接触し、かつ一瞬に可動接点10が固定
接点5に押しつけられるため、振動によるチャタリング
が起こり、接点10〜5間で、電気的なオン・オフが繰り
返される。そのために、接点10〜5間で火花が発生し、
両接点10と5が溶着したり、接点表面が焼きついて劣化
する。
また、可動接点10が固定接点5に接している状態におい
て、操作ボタン16を開放しても、前記のように接点10〜
5間が溶着していると、押圧子14が支点3pを通過して
も、スプリング13のバネ力だけでは、可動接点10を固定
接点5から迅速に引き離すことが困難となり、モータが
停止しなかったり、停止が遅れるなどの危険がある。
本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、接点
が閉じるときに、瞬間に閉じてチャタリングを起こすこ
とのないように、緩慢に閉止可能とすると共に、当該接
点が離れるときは、たとえ溶着していても、強制的にか
つ確実に引き離せるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本考案によるシーソー揺動スイッチの基本原理
を説明する側面図である。支持体3の支点3p上に揺動片
8が支持され、背部から押圧子14がバネ力で押圧してい
る。押圧子14を保持している駆動体11は、図の左右方
向、すなわち、支点3pを通過する方向に往復動すること
で、押圧子14を左右に駆動するものである。
揺動片8には、支点3pに対し両側に可動接点9、10を有
し、また支持体3に対し両側に固定接点4、5を有して
いる。なお、シーソー揺動スイッチの用途によっては、
揺動片8には、支点3pに対し少なくとも片側に可動接点
9、10を有し、また支持体3に対し少なくとも片側に固
定接点4、5を有していてもよい。
このようなシーソー揺動スイッチにおいて、押圧子14を
支持する駆動体11の、支点3pに対し、チャタリング防止
を要する可動接点10とは反対側の位置に、揺動片8に接
して、その回動を遅延させる突部19が設けられている。
(2)請求項1においては、揺動片8の回動を遅延させ
る突部19は、駆動体11に設けられているが、揺動片8側
に設けることもできる。すなわち、揺動片8の、支点3p
に対し、チャタリング防止を要する可動接点10とは反対
側の位置に、駆動体11に接して、揺動片8の回動を遅延
させる突部が設けられている。
(3)揺動片8の回動を遅延させる突部は、請求項1に
記載のように、駆動体11側に設けても、請求項2に記載
のように、揺動片8側に設けてもよいが、いずれの場合
も、支持体3の支点3pに対し、両側に設けることもでき
る。
〔作用〕
第1図において、請求1記載の考案の作用を説明する。
この図においては、可動接点10と固定接点5との間が、
チャタリング防止を要する接点であるとする。
(a)のように、駆動体11には、特にチャタリング防止
を要しない接点9、4側に、揺動片8の回動を遅延させ
る突部19を有するため、駆動体11が支点3pに対し左側に
移動している状態から、(b)のように駆動体11が右側
に移動し、押圧子14が支点3pを通過すると、(c)のよ
うに、揺動片8の右側が押圧子14で押され、右下がりに
回動しようとする。このとき、本考案では、駆動体11の
突起部19に揺動片8が当接し、揺動片8の迅速な回動が
邪魔され、押圧子14による押圧力のみでは回動できなく
なる。そのため、揺動片8が突部19に当たると、以後は
駆動体11の移動速度に応じて突部19が右側に移動して退
避し、最終的には、(d)のように、突部19が揺動片8
から離れると、押圧子14のみによって、右側の可動接点
10が固定接点5に接する。
このように、チャタリング防止を要する接点10〜5が閉
じる際の揺動片8の回動速度は、手動操作などによって
駆動される駆動体11すなわち突部19の移動速度に依存す
るため、接点10と5間が緩慢に閉じることになり、チャ
タリングが抑制される。その結果、接点の溶着や焼付き
が軽減される。
(d)のように、チャタリング防止を要する接点10〜5
が閉じた状態において、駆動体11が左側に移動する際
は、(e)に示すように、押圧子14が支点3pを通過する
前に、突部19が揺動片8の背面に接触し、以後は、押圧
子14による押し下げ力よりも、突部19によって揺動片8
を押圧する力が強くなる。そのため、チャタリング防止
を要する接点10〜5間がたとえ溶着していたとしても、
突部19によって揺動片8を強制的に回動させ、可動接点
10を固定接点5から引き離してから、(f)のように押
圧子14が支点3pを通過する。その後は、(g)に示すよ
うに、押圧子14の押圧力のみで、揺動片8の左半分が押
し下げられて、元の状態に戻る。
(2)第1図においては、揺動片8の回動を遅延させる
突部19が、駆動体11側に設けられているが、請求項2に
記載のように、駆動体11側に設けないで、揺動片8側に
設け、その突部が駆動体11と接することで揺動片8の回
動を遅延させるようにした場合でも、動作および作用
は、第1図の場合と全く同じである。
(3)また、駆動体11の突部19を、支点3pに対し両側に
設けた場合は、接点10〜5間が閉じる場合だけでなく、
左側の接点9〜4間においても、チャタリング防止や強
制引き離しの作用が得られる。また、揺動片8側の突部
を支点3pに対し両側に設けた場合も、同様である。
〔実施例〕
次に本考案によるシーソー揺動スイッチが実際上どのよ
うに具体化されるかを実施例で説明する。第2図は、要
部を示す斜視図であり、右側の接点10〜5が、チャタリ
ング防止を要する接点であるとすると、駆動体11の左側
に突部19が設けられている。
第3図は、駆動体11の両側に突部19a、19bが設けられて
いる。この構成の場合は、駆動体11が左側に移動すると
きは、右側の突部19bが揺動片8の背面の右側に当接す
ることで、左側の接点9〜4間のチャタリングが抑制さ
れる。
第4図は、揺動片8の回動を遅延させる突部を、揺動片
8側に設けた例である。(a)は揺動片8の背面の左側
のみに突部19を設けた例である。この場合の動作は、第
1図と全く同じである。
(b)は、揺動片の背面の面側に突部19a、19bを設けた
例である。この場合の動作は、第3図の実施例と全く同
じである。
なお、第1図〜第3図における突部と第4図における突
部をそれぞれ低くすれば、駆動体11側および揺動片8側
の双方に低い突部を設けることでも、図示構成と同様に
動作することは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、押圧子14を支持する駆動
体11側あるいは揺動片8に、揺動片8の回動を遅延させ
る突部を設けることで、接点の閉止速度を遅延させ、チ
ャタリングを防止することができ、接点の溶着や焼きつ
きが抑制される。また、接点を開く方向に押圧子14が移
動する際は、突部によって強制的に揺動片8が回動され
て、可動接点が引き離されるため、たとえ溶着していて
も、強制的にかつ確実に接点が開く。
そのため、モータ制動回路などを備えた装置において
は、モータの回転を迅速かつ確実に停止でき、危険防止
の上でも有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるシーソー揺動スイッチの基本原理
を説明する側面図、 第2図はシーソー揺動スイッチの要部を例示する斜視
図、 第3図は、駆動体の両側に、揺動片の回動遅延用の突部
を設けた例を示す側面図、 第4図は、揺動片の回動遅延用の突部を、揺動片側に設
けた例を示す側面図、 第5図は従来のシーソー揺動スイッチを示す断面図、 第6図はシーソー揺動スイッチをモータ駆動回路に使用
した例を示す回路図、 である。 図において、2はコモン端子、3は支持体、3pは支点、
4、5は固定接点、8は揺動片、9、10は可動接点、11
は駆動体、13はコイルスプリング、14は押圧子、17は復
帰スプリング、19、19a、19bは揺動片の回動遅延用の突
部をそれぞれ示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シーソー揺動する揺動片8の少なくとも片
    側に可動接点9、10を有し、該揺動片8の支持体3の少
    なくとも片側に固定接点4、5を有し、バネ力で揺動片
    8に押しつけられている押圧子14が、揺動片8上を支点
    3pを通過する方向に移動されることで、接点のオン・オ
    フや切り換えが行なわれるシーソー揺動スイッチにおい
    て、 押圧子14を支持する駆動体11の、支点3pに対し、チャタ
    リング防止を要する可動接点10とは反対側の位置に、揺
    動片8に接して、その回動を遅延させる突部を設けたこ
    とを特徴とするシーソー揺動スイッチ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシーソー揺動スイッチにお
    いて、 揺動片8の、支点3pに対し、チャタリング防止を要する
    可動接点10とは反対側の位置に、駆動体11に接して、そ
    の揺動片8の回動を遅延させる突部を設けたことを特徴
    とするシーソー揺動スイッチ。
  3. 【請求項3】前記の揺動片8の回動を遅延させるため
    の、請求項1記載の突部または請求項2記載の突部が、
    支持体3の支点3pに対し、両側に設けられていることを
    特徴とするシーソー揺動スイッチ。
JP8505390U 1990-08-09 1990-08-09 シーソー揺動スイッチ Expired - Lifetime JPH0648717Y2 (ja)

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