JPH11212139A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH11212139A
JPH11212139A JP10015413A JP1541398A JPH11212139A JP H11212139 A JPH11212139 A JP H11212139A JP 10015413 A JP10015413 A JP 10015413A JP 1541398 A JP1541398 A JP 1541398A JP H11212139 A JPH11212139 A JP H11212139A
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function
photographing
exposure
shooting
time
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Hidehiro Ogawa
英洋 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラにおけるインターバルタイマ機能、多
重露出機能、オートブラケット機能のもつ利点を必要に
応じて組合わせることにより写真撮影の多様化を図る。 【解決手段】 カメラは、予め設定した撮影時間間隔を
おいて予め設定した撮影回数に相当するコマ数への撮影
が可能なインターバルタイマ機能と、1コマに予め設定
した撮影回数での撮影が可能な多重露出機能とを有す
る。インターバルタイマ機能と多重露出機能とが同時に
設定された場合には、1コマへの撮影を、その撮影時に
設定した露出時間でもって、インターバルタイマ機能で
設定した撮影時間間隔をおいて、多重露出機能で設定し
た撮影回数での多重露出で行う。そして、この撮影を、
インターバルタイマ機能で設定した回数に相当するコマ
数に繰返して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばインター
バルタイマ機能、多重露出機能、オートブラケット撮影
機能等の撮影モードを設定可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のカメラにおいて、イン
ターバルタイマ機能、多重露出機能、オートブラケット
撮影機能等の撮影モードを任意に設定可能に構成したも
のが知られている。
【0003】前記インターバルタイマ機能は、撮影時間
間隔と露出回数(撮影回数、撮影コマ数)とを設定する
ことにより、レリーズ操作に伴って設定した回数に相当
するコマ数に前記撮影時間間隔をおいて撮影を行えるも
のである。また、前記多重露出機能は、撮影回数を設定
することにより、同一コマに何度でも撮影できるもので
ある。
【0004】さらに、オートブラケット機能は、適正露
出を得るために露出変化量と撮影コマ数とを設定するこ
とにより、レリーズ操作に伴って複数の露出段差をもっ
て複数のコマへ撮影を行えるものである。そして、従来
のカメラでは、上述した各機能を使用者が被写体や希望
する写真撮影に応じて任意に設定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のカメラによれば、たとえばインターバルタイマ機能を
利用した撮影を行う時に、多重露出機能を利用した撮
影、あるいは多重露出機能とオートブラケット機能とを
利用した撮影を組合わせて設定することはできなかっ
た。
【0006】すなわち、上述したインターバルタイマ機
能やオートブラケット機能は、複数コマに撮影を連続し
て行う機能であって1コマへの多重撮影は行えないのに
対し、多重露出機能は同一コマへの撮影を複数回行う機
能である。しかも、上述した多重露出機能は、使用者が
時計を見ながら手動操作で順次撮影を行うという煩雑さ
は避けれないものである。そして、これらの機能はそれ
ぞれ相違することから、そのいずれかが設定されている
場合には他の機能が設定されても、その設定をキャンセ
ルするものであった。
【0007】しかし、動きのある被写体の状況によって
は、写真撮影を行うにあたって1コマに任意の時間間隔
で任意の回数の多重露出を行えるような機能、あるいは
1コマに任意の時間間隔で任意の露出段差と露出回数と
の多重露出を行えるような機能をもたせることが望まれ
ることもあり、このような要請に応えることが望まれて
いる。
【0008】たとえば1コマへの多重露出をインターバ
ルタイマ機能に類似する機能を組合わせて行ったり、1
コマへの多重露出をインターバルタイマ機能とオートブ
ラケット機能にそれぞれ類似する機能を組合わせて行っ
たりすると、撮影した写真の多用化を図ることができる
ため、このような要請に応えることができる機能を付け
加えることが望まれている。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、インターバルタイマ機能、多重露出機能、
オートブラケット撮影機能を任意に設定可能なカメラに
おいて、同一コマに任意の時間間隔をおいて任意の回数
の多重露出による撮影を行ったり、同一コマに任意の時
間間隔をおいて任意の露出段数と露出回数の多重露出に
よる撮影を行ったりすることにより、写真撮影の多様化
を図ることができるカメラを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的に応える
ために本発明に係るカメラは、予め設定した撮影時間間
隔をおいて予め設定した撮影回数に相当するコマ数への
撮影が可能なインターバルタイマ機能と、1コマに予め
設定した撮影回数での撮影が可能な多重露出機能を有す
るカメラにおいて、インターバルタイマ機能と多重露出
機能とが同時に設定された場合に、1コマへの撮影を、
その撮影時に設定した露出時間でもって、インターバル
タイマ機能で設定した撮影時間間隔をおいて、多重露出
機能で設定した撮影回数での多重露出で行うとともに、
この撮影を、インターバルタイマ機能で設定した回数に
相当するコマ数に繰返して行うように構成したものであ
る。
【0011】また、本発明によれば、上述したインター
バルタイマ機能で設定された撮影時間間隔と撮影時に設
定された前記露出時間とを比較する手段を備え、露出時
間が撮影時間間隔よりも長い場合にその旨(エラー)を
表示し、使用者に警告するとともに、インターバルタイ
マ機能と多重露出機能との組合せ動作をキャンセルする
ものである。さらに、本発明によれば、多重露出機能で
設定された撮影回数による多重露出撮影が終了したとき
に、フィルムを巻上げるように構成したものである。
【0012】また、本発明に係るカメラは、予め設定し
た撮影時間間隔をおいて予め設定した撮影回数に相当す
るコマ数への撮影が可能なインターバルタイマ機能と、
1コマに予め設定した撮影回数での撮影が可能な多重露
出機能と、予め設定した露出段差をもって予め設定した
コマ数の撮影を行うオートブラケット機能とを有するカ
メラにおいて、インターバルタイマ機能と多重露出機能
とオートブラケット機能とが同時に設定された場合に、
1コマへの撮影を、撮影時に設定した露出時間でもっ
て、オートブラケット機能で設定した露出段差およびコ
マ数、インターバルタイマ機能で設定された撮影時間間
隔で多重露出を行うとともに、この撮影を、インターバ
ルタイマ機能で設定した回数に相当するコマ数に繰返し
て行うように構成したものである。
【0013】さらに、本発明によれば、オートブラケッ
ト機能による撮影時に設定された最大露出時間とインタ
ーバルタイマ機能で設定された撮影時間間隔とを比較す
る手段を備え、最大露出時間が撮影時間間隔よりも長い
場合にその旨(エラー)を表示し、使用者に警告すると
ともに、インターバルタイマ機能、多重露出機能、オー
トブラケット機能の組合せ動作をキャンセルするもので
ある。また、本発明によれば、オートブラケット機能で
設定された撮影回数による撮影が終了したときに、フィ
ルムを巻上げるように構成したものである。さらに、本
発明によれば、オートブラケット機能と多重露出機能と
が同時に設定されていた場合には、多重露出機能による
撮影回数を無効とするように構成したものである。
【0014】本発明によれば、インターバルタイマ機能
による撮影と多重露出機能による撮影、あるいはインタ
ーバルタイマ機能による撮影とオートブラケット機能に
よる撮影と多重露出機能による撮影とを組合わせること
によって、1コマあるいは複数のコマに所定の露出時
間、所定の撮影時間間隔、所定の撮影回数等による多重
露出での撮影を簡単に行える。
【0015】このような本発明によれば、たとえば星の
軌跡を表す星夜写真のように動きのある被写体を撮影す
るにあたって、1コマに星の動きを表す軌跡を破線状態
で撮影したり、その破線の長さを時間とともに変化させ
るような特殊な効果をもたせた撮影を行える。
【0016】インターバルタイマ機能とは、時間間隔と
露出回数(撮影コマ数)とを設定することにより、一度
のレリーズ操作に伴い、設定回数に相当する複数コマに
所定の時間間隔をおいて撮影を行う機能をいう。多重露
出機能とは、同一コマに何度も撮影できるようにする機
能をいう。オートブラケット機能とは、適正露出を得る
ために、一度のレリーズ操作に伴い、基準露出値を中心
としてオーバ側とアンダ側とに自動的に露出をずらして
複数コマへの撮影を行う機能をいい、露出変化量と撮影
コマ数とを任意に設定可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】図1ないし図7は本発明に係るカ
メラの第1の実施の形態を示すものである。これらの図
において、図1は本発明を採用したカメラにおける制御
系の概要を示すブロック図であり、このカメラ1は、カ
メラの撮影動作を制御するマイクロコンピュータ(以
下、MCUという)2を備え、このMCU2には、広く
知られている通り、操作部材3、表示装置4、さらには
測光装置5、駆動装置6、計時装置7、記憶装置8等が
付設されている。
【0018】ここで、前記MCU2にはプログラムを記
憶するROM、データを扱うRAM、外部との信号の入
出力を行うI/O端子、演算装置等から構成されてい
る。また、前記操作部材3はシャッタレリーズを行うた
めのレリーズ釦やシャッタスピードを設定するコマンド
ダイアル等が含まれる。さらに、前記表示装置4はシャ
ッタスピードや絞り値等の撮影情報を表示する。
【0019】前記測光装置5は被写体の輝度を測定し、
その値をMCU2に出力する。前記駆動装置6はフィル
ムの巻上げやシャッタ、絞り等の駆動制御を行う。ま
た、前記計時装置7はカメラ1の撮影動作時において時
間を計時するためのタイマである。さらに、記憶装置8
は種々の設定情報等を記憶するための半導体メモリであ
る。
【0020】図2は本発明に係るカメラでの種々の設定
情報のメモリの状態を示す図である。同図において、シ
ャッタスピードデータは1バイトの情報であり、たとえ
ば図3に示すようなフォーマットで定義される。また、
撮影時間間隔データは、インターバルタイマ機能の撮影
時間間隔に関するデータであり、1LSBが1秒で、2
バイト確保されている。したがって、設定できる時間は
65535秒以内、すなわち18時間12分15秒まで
設定可能である。
【0021】また、撮影コマ数データは多重露出撮影や
オートブラケット撮影のコマ数を設定する領域で、1L
SB当たり1コマで定義される。さらに、ブラケット段
差データは、オートブラケット撮影を行う際の露出段差
を示すデータであり、図4に示すように1LSB当たり
1/6Evで、2Evまで定義されている。また、特殊
撮影フラグは多重露出撮影やインターバルタイマ撮影の
設定情報を示すフラグである、図5に示すように、ビッ
ト0が多重露出撮影、ビット1がオートブラケット撮
影、ビット2がインターバルタイマ撮影の設定情報であ
り、それぞれのビットが「1」であればその該当する機
能が設定されており、「0」であれば設定されていない
ことを示す。
【0022】図6は本発明に係るカメラにおける撮影動
作において特徴となる特殊撮影を行う場合のフローチャ
ートである。なお、このフローチャートはカメラでの通
常の撮影動作を行うメインフローの機能設定部分(図示
せず)に組込むとよい。同図において、ステップ(以
下、単に「S」を付す)101では前述した特殊撮影フ
ラグの値を判断する。たとえばインターバルタイマ機能
とオートブラケット機能と多重露出機能がセットされて
いたとすると、図5においてビット0、1、2が全て
「1」となり、このとき特殊撮影フラグの値は「07
h」となる。すなわち、このS101ではインターバル
タイマ機能とオートブラケット機能と多重露出機能との
3つがセットされているか否かを判断している。もしセ
ットされていればS102に進む。
【0023】S102では最長の露出時間を計算する。
オートブラケット撮影は露出を変えながら複数回の露出
を行う機能である。ここで、このように露出を変えると
きにシャッタスピードが変化する場合は、カメラ1に設
定されているシャッタスピードが露出の動作に伴って高
速側および低速側に変化する。低速側に変化するときと
はシャッタスピードが長くなる方向である。たとえばオ
ートブラケット情報として0.5段毎に5コマの撮影し
ようとした場合、「−1.0、−0.5、0.0、+
0.5、+1.0」の露出で撮影を行うことになる。こ
こで、シャッタスピードが「+1.0」になると、設定
されているシャッタスピードが2秒の時は最大4秒の露
出がなされることになる。このS102ではこの最長露
出時間を計算する。そして、次のS103に進む。
【0024】一方、前述したS101で特殊撮影フラグ
が「07h」でなかった場合はS115に進み、この値
が「05h」であるか否かを判断する。「05h」とは
ビット0、2、すなわち多重露出撮影とインターバルタ
イマ撮影との2つが設定されている状態である。もしこ
の状態の場合はやはりS103に進む。このS115で
特殊撮影フラグが「05h」でもなかった場合は、通常
の撮影、あるいはインターバルタイマ、多重露出などの
単独の機能による撮影と判断される。
【0025】次のS103ではインターバルタイマ機能
で設定されている撮影間隔と露出時間の最長時間とを比
較する。オートブラケット機能が設定されていた場合は
最長時間を計算しているが、これが設定されていなかっ
た場合には、カメラに設定されているシャッタスピード
が比較の対象になる。もし、最長露出時間が撮影間隔よ
りも長い場合は正常な撮影が不可能なため、S116に
進みエラー表示を行い、使用者に警告を発する。
【0026】上述したS103において、最長の露出時
間が撮影間隔より短いと判断された場合はS104へ進
み、インターバルタイマ機能の露出回数をセットする。
次に、S105へ進み、レリーズ釦が押されたか否かを
判断する。レリーズ釦が押されるとS106に進み、多
重露出されるコマ数データをセットする。ここでセット
される値は、多重露出とインターバルタイマの同時設定
の場合は多重露出の回数であり、多重露出とオートブラ
ケットとインターバルタイマの同時設定の場合はオート
ブラケットの露出回数である。
【0027】次に、S107へ進み、露出時間を計算す
る。これはオートブラケット撮影が設定されていた場合
に前述した段差とコマ数から計算する。オートブラケッ
トが設定されていない場合には処理の必要はない。次
に、S108においてインターバルタイム(撮影間隔)
をタイマに設定して、S109に進んでシャッタレリー
ズを行う。このシャッタレリーズが終了すると、S11
0でS106で設定した多重露出回数から「1」を減算
する。
【0028】そして、S111でこの多重露出回数が
「0」であるか否かを判断する。もし「0」であれば1
コマの撮影は終了したので、S112に進みフィルムを
巻上げる。S111で多重撮影が終了していないと判断
された場合は前述したS107に戻る。このS107に
戻った後はS107で次の撮影の露出時間を計算し、S
108に進み、設定されたインターバルタイム(撮影間
隔)の経過を待ってからS109へ進み、上述したよう
にシャッタレリーズを行い、S110での多重露出回数
の「1」の減算、S110での多重撮影が終了したか否
かの判断を行う。
【0029】S111で多重撮影が終了したと判断され
たら、S112へ進み、フィルムを1コマ巻上げる。次
に、S113へ進み、前述したS104で設定された撮
影回数から「1」を減算する。次に、S114でこの値
が「0」であるか否かを判断し、「0」であれば撮影を
終了し、「0」でなければ次のコマで撮影を続行するた
めに前述したS106に戻る。そして、再度次のコマで
の多重露出回数が設定される。
【0030】ここで、たとえばインターバルタイマ機能
で撮影回数を「1」に設定すれば、1コマに所定の時間
間隔で複数コマの多重露出撮影が可能であり、また撮影
回数を「2」以上の値に設定すれば、設定した複数のコ
マに所定時間間隔で複数コマの多重露出が可能である。
【0031】図7(a)は従来から知られている長時間
露出で撮影した場合であり、同図(b),(c)は本発
明に係るカメラにおいてインターバルタイマ機能、オー
トブラケット機能、多重露出機能を適宜設定したときに
行った撮影写真を説明するためのものである。すなわ
ち、ゆっくり動く被写体、たとえば星の周回運動を従来
からよく知られている長時間露出で撮影した場合は、同
図(a)に示すようになる。この図では、北極星を中心
に円弧状に他の星の軌跡が写し込まれている。
【0032】これに対して、同図(b)は本発明に係る
カメラにおいて、前述したインターバルタイマ機能と多
重露出機能との2つを組合わせた場合であり、露出を所
定の時間間隔をおいて行うことにより、同図(a)と比
べて星の軌跡が破線で示すような写真を得ることができ
る。さらに、同図(c)は本発明に係るカメラにおい
て、インターバルタイマ機能、オートブラケット機能、
多重露出機能の3つを組合わせた場合であり、同図
(a),(b)と比べて星の軌跡が長さの違う破線で示
されるような写真を得ることができる。
【0033】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、各部の形状、構造等を適宜変
形、変更し得ることはいうまでもない。たとえば上述し
た実施の形態では、星の周回軌跡を写真撮影する場合に
本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限
らず、たとえば花の開花状況、蝶の孵化、あるいはゴル
フスイングの軌跡等のように動きのある被写体を連続的
に撮影する際に用いて効果がある。特に、人物や車の動
きを多重撮影する場合は効果的である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
によれば、インターバルタイマ機能、多重露出機能、オ
ートブラケット撮影機能という個々の機能を巧みに組合
わせた特殊撮影を行えるように構成したので、従来の撮
影方法よりも効果的な写真撮影を行うことができる。
【0035】本発明によれば、たとえば星等のような動
きのある被写体を連続して撮影するにあたって、露出時
間や撮影間隔を適宜設定することにより、被写体の軌跡
を所定の間隔をおいた破線形状や露光条件によって破線
の濃淡、太さ等を変化させることができる。
【0036】そして、このような本発明によれば、露出
時間や撮影間隔により星の軌跡の破線の長さから同時に
写し込まれる流星の速度の概略の測定等、学術的な応用
も可能となる。さらに、月食のように時間と共に被写体
の明るさが変化するものの撮影時には、時間の経過とと
ともに露出を変化させることにより適正な露出を得るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカメラの第1の実施の形態を示
し、カメラの制御系の概要を説明するためのブロック図
である。
【図2】 図1に示す本発明に係るカメラにおいて、記
憶装置(メモリ)の状態を説明するための図である。
【図3】 図2におけるメモリの状態において、シャッ
タスピードのデータテーブルを示す図である。
【図4】 図2におけるメモリの状態において、オート
ブラケット撮影の露出段差データを説明するための図で
ある。
【図5】 本発明に係るカメラにおけるフラグの状態を
説明するための図である。
【図6】 本発明に係るカメラにおいて、特殊撮影を行
うときのフローチャートである。
【図7】 (a)は従来から知られている長時間露出で
星の周回運動を撮影した場合の説明図、(b),(c)
は本発明に係るカメラにおいてインターバルタイマ機
能、オートブラケット機能、多重露出機能を適宜設定し
たときに行った撮影写真を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
1…カメラ、2…MCU(カメラ制御用マイクロコンピ
ュータ)、3…操作装置、4…表示装置、5…測光装
置、6…駆動装置、7…計時装置(タイマ)、8…記憶
装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定した撮影時間間隔をおいて予め
    設定した撮影回数に相当するコマ数への撮影が可能なイ
    ンターバルタイマ機能と、 1コマに予め設定した撮影回数での撮影が可能な多重露
    出機能を有するカメラにおいて、 前記インターバルタイマ機能と多重露出機能とが同時に
    設定された場合には、1コマへの撮影を、その撮影時に
    設定した露出時間でもって、前記インターバルタイマ機
    能で設定した撮影時間間隔をおいて、前記多重露出機能
    で設定した撮影回数での多重露出で行うとともに、 この撮影を、前記インターバルタイマ機能で設定した回
    数に相当するコマ数に繰返して行うように構成したこと
    を特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラにおいて、 前記インターバルタイマ機能で設定された撮影時間間隔
    と撮影時に設定された前記露出時間とを比較する手段を
    備え、 前記露出時間が前記撮影時間間隔よりも長い場合に警告
    を行うことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカメラにおいて、 前記多重露出機能で設定された撮影回数による多重露出
    撮影が終了したときに、フィルムを巻上げるように構成
    したことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 予め設定した撮影時間間隔をおいて予め
    設定した撮影回数に相当するコマ数への撮影が可能なイ
    ンターバルタイマ機能と、 1コマに予め設定した撮影回数での撮影が可能な多重露
    出機能と、 予め設定した露出段差をもって予め設定したコマ数の撮
    影を行うオートブラケット機能とを有するカメラにおい
    て、 前記インターバルタイマ機能と前記多重露出機能と前記
    オートブラケット機能とが同時に設定された場合には、
    1コマへの撮影を、撮影時に設定した露出時間でもっ
    て、前記オートブラケット機能で設定した露出段差およ
    びコマ数、前記インターバルタイマ機能で設定された撮
    影時間間隔で多重露出を行うとともに、 この撮影を、前記インターバルタイマ機能で設定した回
    数に相当するコマ数に繰返して行うように構成したこと
    を特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のカメラにおいて、 前記オートブラケット機能による撮影時に設定された最
    大露出時間と前記インターバルタイマ機能で設定された
    撮影時間間隔とを比較する手段を備え、 前記最大露出時間が前記撮影時間間隔よりも長い場合に
    警告を行うことを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のカメラにおいて、 前記オートブラケット機能で設定された撮影回数による
    撮影が終了したときに、フィルムを巻上げるように構成
    したことを特徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のカメラにおいて、 前記オートブラケット機能と前記多重露出機能とが同時
    に設定されていた場合には、前記多重露出機能による撮
    影回数を無効とするように構成したことを特徴とするカ
    メラ。
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