JPH10268413A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH10268413A
JPH10268413A JP7850797A JP7850797A JPH10268413A JP H10268413 A JPH10268413 A JP H10268413A JP 7850797 A JP7850797 A JP 7850797A JP 7850797 A JP7850797 A JP 7850797A JP H10268413 A JPH10268413 A JP H10268413A
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JP
Japan
Prior art keywords
image
multiple exposure
exposure mode
liquid crystal
crystal display
Prior art date
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Pending
Application number
JP7850797A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Saito
竜夫 斉藤
Mitsuhiko Oka
光彦 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication of JPH10268413A publication Critical patent/JPH10268413A/ja
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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Shutter-Related Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前に露光したときに撮像素子により撮像され
記憶された被写体像と、各時点で撮像素子により撮像さ
れている被写体像とを、互いに重ねて表示部に表示する
ことにより、多重露光撮影を容易にする。 【解決手段】 多重露光モードスイッチにより多重露光
モードに設定されると、レリーズ回数が設定回数に達す
るまで、前に露光したときに撮像素子により撮像され記
憶されている被写体像と、現時点で撮像素子により撮像
されている被写体像とが、合成されて液晶表示部7aに
表示され、また、銀塩フィルムは給送されることはな
い。撮影者は、液晶表示部7aに表示された合成画像を
確認して、希望した合成写真が得られるようにカメラの
撮影方向等を定めて露光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重露光撮影をす
るのに好適なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】互いに異なる2以上の被写体像を銀塩フ
ィルムの或1つの撮影駒に露光して擬似的な写真を得る
ことが行われている。このような撮影を多重露光撮影と
いう。従来のカメラで多重露光撮影を行う場合には、撮
影者の勘に頼るか、或いは、カメラを三脚に固定して構
図を決めて撮影する等、特殊な撮影方法に依らなければ
ならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記何
れの方法とも、撮影者が希望したとおりの多重露光写真
を得ることは殆ど不可能である。本発明は、上記問題点
を解消する為になされたものであり、撮影者が希望した
とおりの多重露光撮影を容易に行うことができるカメラ
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラは、
(1) 被写体像を銀塩フィルムに撮し込む撮影光学系と、
(2) 被写体像を撮像する撮像素子と、(3) 多重露光モー
ドに設定する多重露光モード設定手段と、(4) 多重露光
モードに設定されているときに、銀塩フィルムが露光さ
れると略同時に撮像素子により撮像された被写体像、ま
たは、当該被写体像が複数ある場合にはこれらを互いに
重ねた合成画像を記憶する記憶手段と、(5) 多重露光モ
ードに設定されているときに、記憶手段に記憶されてい
る被写体像または合成画像と、撮像素子により撮像され
ている被写体像とを、互いに重ねて合成して表示する表
示手段と、(6) 多重露光モードに設定されているときに
は銀塩フィルムを給送しないフィルム給送制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0005】このカメラによれば、多重露光モード設定
手段により多重露光モードに設定されているときには、
撮影光学系を介して銀塩フィルムが露光されると略同時
に撮像素子により撮像された被写体像または合成画像は
記憶手段に記憶され、この記憶手段に記憶されている被
写体像または合成画像と、撮像素子により撮像されてい
る被写体像とは、表示手段により互いに重ねられ合成さ
れて表示される。そして、多重露光モードに設定されて
いるときには、銀塩フィルムはフィルム給送制御手段に
より給送されることはないので、表示手段により表示さ
れた画像と同一の多重露光写真が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態に係るカメラについて詳細に説明する。
尚、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。また、本発明は、従来の
35mmフィルムに対応したカメラだけでなく、撮影条
件や現像条件等の情報を記憶する磁気記録領域をも有す
る新規格フィルムに対応したカメラにも適用可能である
が、以下では後者のカメラについて説明する。
【0007】図1及び図2は、それぞれカメラ1の外観
を示す前方向からの斜視図(図1)、後方向からの斜視
図(図2)である。このカメラ1の外装ケース2の前面
中央部には、撮影レンズの組み込まれたレンズ鏡胴が繰
り出される鏡胴繰出口3が設けられている。また、鏡胴
繰出口3の右上方にはストロボ窓4が設けられていると
共にストロボ窓4の左側にファインダ対物窓5が設けら
れている。ファインダ対物窓5は、ファインダ光学系を
介して固体撮像素子により撮像する被写体像を取り込む
ための窓である。
【0008】また、外装ケース2の後面上端部には軸受
6が設けられており、この軸受6により液晶表示装置7
が回動可能に取り付けられている。被写体を撮影する場
合には、液晶表示装置7を軸受6を中心に上方に回動さ
せ、撮影者側に液晶表示部7aが対向する状態にする
(図2)。この状態にすることにより、固体撮像素子に
より撮像された被写体像が表示される。なお、撮影を行
わない場合には、カメラ1の持ち運びを容易にするため
に、液晶表示装置7を軸受6を中心に下方に回動させ、
液晶表示部7aが外装ケース2の後面に対向する状態に
することができる。
【0009】外装ケース2の上面にはシャッタボタン8
が設けられている。また、外装ケース2の後面には、操
作パネル9及びズームレバー10が設けられている。こ
の操作パネル9には、日付けを指定するDキー、プリン
ト枚数を指定するPQキー、タイトルを選択するSTキ
ー、日付け指定、プリント枚数指定、タイトル選択の各
モードを指定するモードキー及びプリントのサイズを指
定するCHPキーが設けられている。なお、Dキーによ
り指定された日付け、PQキーにより指定されたプリン
ト枚数、STキーにより指定されたタイトル、および、
CHPキーにより設定されたプリントサイズは、銀塩フ
ィルムに被写体像が写し込まれると同時に、磁気記録領
域に記録されるものである。
【0010】また、操作パネル9には、多重露光モード
スイッチ9aおよび多重枚数設定スイッチ9bも設けら
れている。図3(a)は、多重露光モードスイッチ9a
および多重枚数設定スイッチ9bの説明図であり、図3
(b)は、多重露光モードに設定されているときの液晶
表示部7aの画面の説明図である。多重露光モードスイ
ッチ9aは、カメラ1を多重露光モードに設定し或いは
解除することを指示するためのスイッチであり、この多
重露光モードスイッチ9aが押されてカメラ1が多重露
光モードに設定されると、図3(b)に示すように、そ
の旨を表す「多重」という文字が液晶表示部7aの画面
の右上に表示される。
【0011】また、多重枚数設定スイッチ9bは、多重
露光枚数を設定するためのスイッチであり、この多重枚
数設定スイッチ9bが押される度に、設定露光枚数は、
初期値2から最大値(例えば10)まで1づつ増加し、
また、最大値の次は再び初期値2に戻る。図3(b)に
示す液晶表示部7aの画面の右上の表示「2/3」は、
多重枚数設定スイッチ9bにより多重露光枚数が3駒に
設定されていて、次回の露光がその3駒のうちの2駒目
であることを表している。すなわち、図3(b)に示す
ように、液晶表示部7aには、多重露光モード設定後に
1度露光したと略同時に固体撮像素子24により撮像さ
れて記憶されている被写体像(人物像)と、現時点で固
体撮像素子24により撮像されている被写体像(花の画
像)とが、互いに重ねられ合成されて表示されている。
ここで表示される合成画像は、2以上の画像を互いに重
ねて、対応する画素ごとに画像データを加算したもので
あってもよいし、また、画素ごとに何れかの1画像のデ
ータを表示したものであってもよい。
【0012】なお、カメラ1が多重露光モードに設定さ
れているときに多重露光モードスイッチ9aが押される
と、カメラ1は、多重露光モードが解除されて通常モー
ド(多重露光モード以外のモード)に戻る。また、多重
枚数設定スイッチ9bで設定された多重露光枚数だけ露
光が終了したときにも、カメラ1は通常モードに戻る。
カメラ1が通常モードに戻ると、液晶表示部7aの画面
の右上の「多重」という文字およびこれに続く数値は消
える。
【0013】次に、図4を参照して、カメラ1を制御す
るCPUおよび関連する要素について説明する。なお、
図4は、このカメラ1の制御ブロックと共に、撮影光学
系、ファインダ光学系および液晶表示部7aを示すもの
である。
【0014】CPU30は、このカメラ1全体の制御を
行うものであり、CPU30には、磁気ヘッド制御部3
1、シャッタ制御部32、レンズ鏡胴制御部33及びフ
ィルム給送制御部34が接続されている。磁気ヘッド制
御部31は、CPU30による指示の下、磁気ヘッド2
0により銀塩フィルム21の磁気記録領域に日付、プリ
ント枚数及びタイトル等の情報の書き込み或いは読み出
しを行う。また、シャッタ制御部32はシャッタ22の
開閉を制御し、レンズ鏡胴制御部33はレンズ鏡胴23
を駆動して焦点距離を変更する。フィルム給送制御部3
4は、カメラ1が通常モードであるときには露光の度に
銀塩フィルム21を1駒分だけ給送するが、多重露光モ
ードに設定されているときは銀塩フィルム21を給送し
ない。
【0015】また、CPU30には、撮像素子読出回路
35、RAM36および液晶表示制御部37が接続され
ており、撮像素子読出回路35、RAM36および液晶
表示制御部37を制御することにより、被写体像を獲得
すると共に必要に応じてその被写体像のデータに演算を
施し液晶表示部7aに被写体像を表示する。
【0016】即ち、CPU30による指示の下、撮像素
子読出回路35は、ファインダ光学系25を経て固体撮
像素子(例えばCCD)24により撮像された被写体像
を読み出して、その被写体像データをCPU30に送信
する。CPU30は、被写体像データをRAM36に一
時的に記憶させると共に必要に応じて被写体像データに
演算を施す。液晶表示制御部37は、CPU30の制御
の下、RAM36に記憶されている被写体像または演算
処理が施された後の被写体像を液晶表示部7aに表示す
る。
【0017】また、ROM38は、CPU30による制
御・演算処理のためのプログラムおよび制御・演算処理
において用いられるパラメータを予め記憶しておくもの
であり、また、操作スイッチ群39(シャッタボタン
8、ズームレバー10、多重露光モードスイッチ9a、
多重枚数設定スイッチ9b等を含む)は、撮影者による
操作を受け付けるものである。
【0018】測光センサ40は、照度を測定するもので
あり、また、測距センサ41は、被写体までの距離を測
定するものである。なお、上述のCPU30による制御
・演算処理は、ROM38に記憶されたパラメータ、操
作スイッチ群39の撮影者による操作、測光センサ40
により測定された照度、および、測距センサ41により
測定された距離に基づいて行われる。
【0019】次に、カメラ1の動作について説明する。
このカメラ1においては、多重露光モードスイッチ9a
により多重露光モードに設定されているときには、銀塩
フィルム21が露光されると略同時に固体撮像素子24
により撮像された被写体像がRAM36に記憶され、こ
のRAM36に記憶されている被写体像と、現時点で固
体撮像素子24により撮像されている被写体像とが、合
成されて液晶表示部7aに表示される。なお、多重露光
モードに設定された後に2回以上露光されている場合に
は、それぞれの露光に対応して固体撮像素子24により
撮像された被写体像の合成画像がRAM36に記憶さ
れ、そのRAM36に記憶された合成画像と、現時点で
固体撮像素子24により撮像されている被写体像とが、
更に合成されて液晶表示部7aに表示される。また、多
重露光モードに設定された後に1度も露光されていない
場合には、現時点で固体撮像素子24により撮像されて
いる被写体像が液晶表示部7aに表示される。
【0020】以下、図5乃至図7を参照して、カメラ1
の撮影処理のフローについて説明する。図5および図6
は、シャッタボタン8が半押しされた後の撮影処理のフ
ローチャートであり、図5に示すステップS10の後に
図6に示すステップS11が続く。また、図7は、多重
露光モードに設定された状態であって且つシャッタボタ
ン8が半押し状態にある時に液晶表示部7aに表示され
る画像の説明図であり、図7(a)は、既に露光された
と同時に固体撮像素子24により撮像されRAM36に
記憶されている被写体像であり、図7(b)は、現時点
で固体撮像素子24により撮像されている被写体像であ
り、図7(c)は、RAM36に記憶されている被写体
像と現時点で固体撮像素子24により撮像されている被
写体像とが重ね合わされ合成されて液晶表示部7aに表
示された画像である。
【0021】撮影者によりシャッタボタン8が半押しさ
れると、その旨がCPU30に伝えられ、CPU30
は、以下に説明する撮影処理の割込処理を開始する。こ
の撮影処理において、先ずステップS1で、CPU30
は、測光センサ40により測定された照度データを受け
取り、ステップS2で、CPU30は、測距センサによ
り測定された被写体までの距離データを受け取る。続く
ステップS3では、CPU30は、ステップS2で測定
された被写体までの距離データに基づいて撮影光学系の
ピント調整を行う。
【0022】ステップS3に続くステップS4では、固
体撮像素子24は被写体像を撮像し、CPU30は、そ
の撮像された被写体像を撮像素子読出回路35を介して
読み出す。続いて、ステップS5では、CPU30は、
レリーズ回数の計数値が0であるか否かを判定する。こ
のレリーズ回数の計数値は、後述するように、通常モー
ド設定時には常に0であり、多重露光モードに設定され
ているときには露光の度に1増され、多重露光モードに
設定された後に設定回数だけ露光が終了した時点で0に
設定される。ここで、もし、レリーズ回数が0であると
判定された場合にはステップS7に進み、そうでない場
合にはステップS6に進む。
【0023】ステップS6では、CPU30は、RAM
36に記憶されている画像(図7(a))を読み出し、
その画像とステップS4で撮像された被写体像(図7
(b))とを互いに重ねて合成し、その合成画像(図7
(c))を液晶表示制御部37を介して液晶表示部7a
に表示する。ここで、RAM36に記憶されている画像
は、多重露光モード設定後に露光されると略同時に固体
撮像素子24により撮像された被写体像であり、2回以
上露光されている場合には、それぞれの露光に対応して
固体撮像素子24により撮像された被写体像の合成画像
である。一方、ステップS7では、ステップS4で撮像
された被写体像を液晶表示部7aに表示する。
【0024】ステップS6またはS7が終了するとステ
ップS8に進む。ステップS8では、CPU30は、シ
ャッタボタン8が全押し状態であるか否かを判定し、全
押し状態であると判定された場合にはステップS10に
進み、そうでない場合にはステップS9に進む。ステッ
プS9では、CPU30は、シャッタボタン8が半押し
状態であるか否かを判定し、半押し状態であると判定さ
れた場合にはステップS4に戻り、そうでない場合には
撮影処理を終了する。
【0025】すなわち、ステップS4乃至S9からなる
ループでは、シャッタボタン8が半押し状態である限り
は、多重露光モードに設定されていて多重露光モード設
定後に既に1回以上露光されている場合には液晶表示部
7aに合成表示(ステップS6、図7(c))がなさ
れ、それ以外の場合には通常表示(ステップS7)がな
される。また、シャッタボタン8が押されていないと判
定された場合には撮影処理を終了し、シャッタボタン8
が全押し状態であると判定された場合にはステップS1
0に進む。
【0026】ステップS10では、CPU30は、ステ
ップS1で測定された照度データおよび銀塩フィルム2
1の感度に基づいて絞り値とシャッタ時間とを適切に設
定し、シャッタ制御部32を介してシャッタ22を開い
て銀塩フィルム21を露光させる。
【0027】続くステップS11では、CPU30は、
多重露光モードに設定されているか否かを判定し、多重
露光モードに設定されている場合にはステップS12に
進み、そうでない場合にはステップS15に進む。ステ
ップS12では、CPU30はレリーズ回数を1増し、
続くステップS13では、CPU30は、レリーズ回数
の計数値が多重枚数設定スイッチ9bにより設定された
設定回数に等しいか否かを判定し、もし、等しくなけれ
ばステップS14に進み、そうでなければステップS1
5に進む。ステップS14では、CPU30は、ステッ
プS8の直前のステップS6で液晶表示部7aに表示さ
れていた合成画像をRAM36に記憶する。その後、撮
影処理は終了する。すなわち、ステップS11乃至S1
4の一連の処理は、多重露光モードに設定されている場
合であって、且つ、多重露光モード設定後のレリーズ回
数が設定回数に達していない場合に、RAM36に記憶
されるべき合成画像を更新していくものである。なお、
この場合には、銀塩フィルム21は給送されない。
【0028】一方、ステップS15では、CPU30
は、RAM36にこれまで記憶されていた合成画像のデ
ータを消去し、ステップS16では、CPU30は、レ
リーズ回数の計数値を0に初期化し、ステップS17で
は、CPU30は、フィルム給送制御部34に指示して
銀塩フィルム21を1駒だけ給送する。その後、撮影処
理は終了する。すなわち、ステップS15乃至S17の
一連の処理は、通常モードに設定されている場合、また
は、多重露光モード設定後のレリーズ回数が設定回数に
達した場合に、RAM36に記憶される合成画像データ
およびレリーズ回数の計数値を初期化するとともに、銀
塩フィルム21を1駒給送するものである。なお、これ
まで多重露光モードに設定されていてレリーズ回数が設
定回数に達した場合には、多重露光モードは解除されて
通常モードとなる。
【0029】なお、銀塩フィルム21が、撮影条件や現
像条件等に関する情報を記憶することができる磁気記録
領域をも有する新規格フィルムである場合には、ステッ
プS15からS17までのステップと前後して、CPU
30は、設定・選択された日付、プリント枚数及びタイ
トル等の情報だけでなく、例えば、多重露光モードによ
る露光である旨や多重露光回数を、磁気書込手段である
磁気ヘッド制御部31および磁気ヘッド20を介して銀
塩フィルム21の磁気記録領域に書き込む。
【0030】以上のように、多重露光モードに設定され
ていて、シャッタボタン8が半押し状態であるときに
は、多重露光モード設定後これまでに銀塩フィルム21
が露光されたと略同時に固体撮像素子24により撮像さ
れた被写体像の合成画像と、現時点で固体撮像素子24
により撮像されている被写体像とが、更に合成されて液
晶表示部7aに表示されて、多重露光撮影が容易な状態
となる。したがって、撮影者は、多重露光撮影を行おう
とするときには、多重露光モードスイッチ9aによりカ
メラ1を多重露光モードに設定し、多重枚数設定スイッ
チ9bにより多重枚数を設定し、液晶表示部7aに表示
される合成画像が所望のものになるようにカメラ1の撮
影方向等を定めてシャッタボタン8を全押しして露光す
ることで、所望の多重露光写真を容易に得ることができ
る。
【0031】なお、上記実施形態においては、これまで
に撮像された被写体像の合成画像をRAM36に記憶し
た。しかし、これまでに撮像された被写体像それぞれを
合成することなくRAM36に記憶しておいて、ステッ
プS6で、RAM36にそれぞれ記憶されている被写体
像と固体撮像素子24により撮像された被写体像とを全
て合成して、その合成画像を液晶表示部7aに表示する
ようにしてもよい。
【0032】また、RAM36に替えてフラッシュRO
Mを用いてもよい。特に、電子スチルカメラではフラッ
シュROMが好適に用いられる。
【0033】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり本発明によ
れば、多重露光モード設定手段(多重露光モードスイッ
チおよび多重枚数設定スイッチ)により多重露光モード
に設定されているときには、撮影光学系を介して銀塩フ
ィルムが露光されると略同時に撮像素子により撮像され
た被写体像または合成画像は記憶手段(RAM)に記憶
され、この記憶手段に記憶されている被写体像または合
成画像と、撮像素子により撮像されている被写体像と
は、表示手段(液晶表示部)により互いに重ねられ合成
されて表示される。そして、多重露光モードに設定され
ているときには、銀塩フィルムは給送されることはない
ので、表示手段により表示された画像と同一の多重露光
写真が得られる。
【0034】このような構成としたので、撮影者は、多
重露光撮影をしようとするときには、多重露光モード設
定手段によりカメラを多重露光モードに設定すれば、既
に露光された被写体像または合成画像と現時点で撮像素
子により撮像されている被写体像とが互いに重ねられ合
成されて表示された画像を確認することができるので、
希望した多重露光写真が得られるようにカメラの撮影方
向等を定めてシャッタボタンを押して露光することで、
特別な器具を用いることなく、所望の多重露光写真を容
易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカメラの外観を示す
前方向からの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るカメラの外観を示す
後方向からの斜視図である。
【図3】多重露光モードスイッチ、多重枚数設定スイッ
チおよび液晶表示部の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るカメラの制御ブロッ
ク、撮影光学系、ファインダ光学系および液晶表示部の
説明図である。
【図5】撮影処理のフローチャートを示す第1の図であ
る。
【図6】撮影処理のフローチャートを示す第2の図であ
る。
【図7】多重露光モード設定時に液晶表示部に表示され
る画像の説明図である。
【符号の説明】
1…カメラ、2…外装ケース、3…鏡胴繰出口、4…ス
トロボ窓、5…ファインダ対物窓、6…軸受、7…液晶
表示装置、7a…液晶表示部、8…シャッタボタン、9
…操作パネル、9a…多重露光モードスイッチ、9b…
多重枚数設定スイッチ、10…ズームレバー、20…磁
気ヘッド、21…銀塩フィルム、22…シャッタ、23
…レンズ鏡胴、24…固体撮像素子、25…ファインダ
光学系。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を銀塩フィルムに撮し込む撮影
    光学系と、 前記被写体像を撮像する撮像素子と、 多重露光モードに設定する多重露光モード設定手段と、 多重露光モードに設定されているときに、前記銀塩フィ
    ルムが露光されると略同時に前記撮像素子により撮像さ
    れた前記被写体像、または、当該被写体像が複数ある場
    合にはこれらを互いに重ねた合成画像を記憶する記憶手
    段と、 多重露光モードに設定されているときに、前記記憶手段
    に記憶されている被写体像または合成画像と、前記撮像
    素子により撮像されている被写体像とを、互いに重ねて
    合成して表示する表示手段と、 多重露光モードに設定されているときには前記銀塩フィ
    ルムを給送しないフィルム給送制御手段と、 を備えることを特徴とするカメラ。
JP7850797A 1997-03-28 1997-03-28 カメラ Pending JPH10268413A (ja)

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