JPH10268404A - カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前に露光したときに撮像素子により撮像され
記憶された被写体像の一端と、各時点で撮像素子により
撮像されている被写体像とを、表示部の画面の互いに異
なる領域それぞれに表示することにより、パノラマ撮影
を容易にする。 【解決手段】 パノラマモードスイッチによりパノラマ
モードに設定されると、前に露光したときに撮像素子に
より撮像され記憶された被写体像の一端の一定範囲が、
液晶表示部７ａに一定領域に表示され、各時点で撮像素
子により撮像されている被写体像が、液晶表示部７ａの
他の一定領域に表示される。撮影者は、液晶表示部７ａ
の２領域それぞれに表示された２画面それぞれの互いの
つなぎ目が綺麗になるようにカメラ１の撮影方向等を定
めて露光する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パノラマ撮影をす
るのに好適なカメラに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】カメラで被写体（例えば、風景）を撮影
する際に、１駒づつカメラの撮影方向を変更して複数駒
を撮影し、現像・プリント後にプリントされた各駒の写
真を互いにつなげて大きな写真（例えば、視野３６０度
の風景写真）とすることが行われている。このような撮
影をパノラマ撮影という。従来のカメラでパノラマ撮影
を行う場合には、撮影者の勘と記憶に頼るか、或いは、
カメラを三脚に固定し分度器等で測って所定の角度づつ
撮影方向を変更して撮影する等、特殊な撮影方法に依ら
なければならない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記何
れの方法とも、隣同士の写真のつなぎ目が綺麗なパノラ
マ写真を得ることは殆ど不可能である。本発明は、上記
問題点を解消する為になされたものであり、つなぎ目の
綺麗なパノラマ撮影を容易に行うことができるカメラを
提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラは、
(1) 被写体像を銀塩フィルムに撮し込む撮影光学系と、
(2) 被写体像を撮像する撮像素子と、(3) 銀塩フィルム
が露光されると略同時に撮像素子により撮像された被写
体像を記憶する記憶手段と、(4) パノラマモードに設定
するパノラマモード設定手段と、(5) パノラマモードに
設定されているときに、記憶手段に記憶されている被写
体像の少なくとも一端の一定範囲の画像と、撮像素子に
より撮像されている被写体像とを、画面内の互いに異な
る表示領域それぞれに表示する表示手段と、を備えるこ
とを特徴とする。

【０００５】このカメラによれば、被写体像は、撮影光
学系を介して銀塩フィルム上に露光されると略同時に、
撮像素子により撮像され記憶手段に記憶される。そし
て、パノラマモード設定手段によりパノラマモードに設
定されているときには、記憶手段に記憶されている被写
体像の少なくとも一端の一定範囲の画像と、撮像素子に
より撮像されている被写体像とは、表示手段により画面
内の互いに異なる領域それぞれに表示される。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態に係るカメラについて詳細に説明する。
尚、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。また、本発明は、従来の
３５ｍｍフィルムに対応したカメラだけでなく、撮影条
件や現像条件等の情報を記憶する磁気記録領域をも有す
る新規格フィルムに対応したカメラにも適用可能である
が、以下では後者のカメラについて説明する。

【０００７】図１及び図２は、それぞれカメラ１の外観
を示す前方向からの斜視図（図１）、後方向からの斜視
図（図２）である。このカメラ１の外装ケース２の前面
中央部には、撮影レンズの組み込まれたレンズ鏡胴が繰
り出される鏡胴繰出口３が設けられている。また、鏡胴
繰出口３の右上方にはストロボ窓４が設けられていると
共にストロボ窓４の左側にファインダ対物窓５が設けら
れている。ファインダ対物窓５は、ファインダ光学系を
介して固体撮像素子により撮像する被写体像を取り込む
ための窓である。

【０００８】また、外装ケース２の後面上端部には軸受
６が設けられており、この軸受６により液晶表示装置７
が回動可能に取り付けられている。被写体を撮影する場
合には、液晶表示装置７を軸受６を中心に上方に回動さ
せ、撮影者側に液晶表示部７ａが対向する状態にする
（図２）。この状態にすることにより、固体撮像素子に
より撮像された被写体像が表示される。なお、撮影を行
わない場合には、カメラ１の持ち運びを容易にするため
に、液晶表示装置７を軸受６を中心に下方に回動させ、
液晶表示部７ａが外装ケース２の後面に対向する状態に
することができる。

【０００９】外装ケース２の上面にはシャッタボタン８
が設けられている。また、外装ケース２の後面には、操
作パネル９及びズームレバー１０が設けられている。こ
の操作パネル９には、日付けを指定するＤキー、プリン
ト枚数を指定するＰＱキー、タイトルを選択するＳＴキ
ー、日付け指定、プリント枚数指定、タイトル選択の各
モードを指定するモードキー及びプリントのサイズを指
定するＣＨＰキーが設けられている。なお、Ｄキーによ
り指定された日付け、ＰＱキーにより指定されたプリン
ト枚数、ＳＴキーにより指定されたタイトル、および、
ＣＨＰキーにより設定されたプリントサイズは、銀塩フ
ィルムに被写体像が写し込まれると同時に、磁気記録領
域に記録されるものである。

【００１０】また、操作パネル９には、パノラマモード
の設定および解除を指示するパノラマモードスイッチ９
ａも設けられている。図３に示すように、パノラマモー
ドスイッチ９ａは、スライド方式のスイッチであって、
「Ｎｏｒｍａｌ」位置にあるときは、通常の撮影（パノ
ラマ撮影以外の撮影）が可能なノーマルモードにカメラ
１を設定し、「左」および「右」の何れかの位置にある
ときには、パノラマ撮影が容易に可能なパノラマモード
にカメラ１を設定することを意味している。

【００１１】次に、図４を参照して、カメラ１を制御す
るＣＰＵおよび関連する要素について説明する。なお、
図４は、このカメラ１の制御ブロックと共に、撮影光学
系、ファインダ光学系および液晶表示部７ａを示すもの
である。

【００１２】ＣＰＵ３０は、このカメラ１全体の制御を
行うものであり、ＣＰＵ３０には、磁気ヘッド制御部３
１、シャッタ制御部３２、レンズ鏡胴制御部３３及びフ
ィルム給送制御部３４が接続されている。磁気ヘッド制
御部３１は、ＣＰＵ３０による指示の下、磁気ヘッド２
０により銀塩フィルム２１の磁気記録領域に日付、プリ
ント枚数及びタイトル等の情報の書き込み或いは読み出
しを行う。また、シャッタ制御部３２はシャッタ２２の
開閉を制御し、レンズ鏡胴制御部３３はレンズ鏡胴２３
を駆動して焦点距離を変更し、更に、フィルム給送制御
部３４は銀塩フィルム２１を給送する。

【００１３】また、ＣＰＵ３０には、撮像素子読出回路
３５、ＲＡＭ３６および液晶表示制御部３７が接続され
ており、撮像素子読出回路３５、ＲＡＭ３６および液晶
表示制御部３７を制御することにより、被写体像を獲得
すると共に必要に応じてその被写体像のデータに演算を
施し液晶表示部７ａに被写体像を表示する。

【００１４】即ち、ＣＰＵ３０による指示の下、撮像素
子読出回路３５は、ファインダ光学系２５を経て固体撮
像素子（例えばＣＣＤ）２４により撮像された被写体像
を読み出して、その被写体像データをＣＰＵ３０に送信
する。ＣＰＵ３０は、被写体像データをＲＡＭ３６に一
時的に記憶させると共に必要に応じて被写体像データに
演算を施す。液晶表示制御部３７は、ＣＰＵ３０の制御
の下、ＲＡＭ３６に記憶されている被写体像または演算
処理が施された後の被写体像を液晶表示部７ａに表示す
る。

【００１５】また、ＲＯＭ３８は、ＣＰＵ３０による制
御・演算処理のためのプログラムおよび制御・演算処理
において用いられるパラメータを予め記憶しておくもの
であり、また、操作スイッチ群３９（シャッタボタン
８、ズームレバー１０、パノラマモードスイッチ９ａ等
を含む）は、撮影者による操作を受け付けるものであ
る。

【００１６】測光センサ４０は、照度を測定するもので
あり、また、測距センサ４１は、被写体までの距離を測
定するものである。なお、上述のＣＰＵ３０による制御
・演算処理は、ＲＯＭ３８に記憶されたパラメータ、操
作スイッチ群３９の撮影者による操作、測光センサ４０
により測定された照度、および、測距センサ４１により
測定された距離に基づいて行われる。

【００１７】次に、カメラ１の動作について説明する。
このカメラ１においては、パノラマモードスイッチ９ａ
によりノーマルモードに設定されているときには、固体
撮像素子２４により撮像されている被写体像が液晶表示
部７ａの画面の全体に表示されるが、パノラマモードス
イッチ９ａによりパノラマモードに設定されているとき
には、最後に銀塩フィルム２１に露光されたときと略同
時に固体撮像素子２４により撮像されＲＡＭ３６に記憶
されている被写体像の一端の一定範囲の画像が液晶表示
部７ａの画面の一部領域に表示されて、パノラマ撮影が
容易な状態になる。

【００１８】以下、図５および図６を参照して、カメラ
１による撮影処理のフローについて説明する。図５は、
シャッタボタン８が半押しされた後の撮影処理のフロー
チャートである。また、図６は、パノラマモードスイッ
チ９ａが「右」位置にあって且つシャッタボタン８が半
押し状態にあるときに液晶表示部７ａに表示される画像
の説明図である。

【００１９】撮影者によりシャッタボタン８が半押しさ
れると、その旨がＣＰＵ３０に伝えられ、ＣＰＵ３０
は、以下に説明する撮影処理の割込処理を開始する。こ
の撮影処理において、先ずステップＳ１で、ＣＰＵ３０
は、測光センサ４０により測定された照度データを受け
取り、ステップＳ２で、ＣＰＵ３０は、測距センサ４１
により測定された被写体までの距離データを受け取る。
続くステップＳ３では、ＣＰＵ３０は、ステップＳ２で
測定された被写体までの距離データに基づいて撮影光学
系のピント調整を行う。

【００２０】ステップＳ３に続くステップＳ４では、固
体撮像素子２４は被写体像を撮像し、ＣＰＵ３０は、そ
の撮像された被写体像を撮像素子読出回路３５を介して
読み出す。続いて、ステップＳ５では、ＣＰＵ３０は、
カメラ１がパノラマモードに設定されているか否かを判
定する。もし、パノラマモードに設定されていると判定
された場合にはステップＳ６に進み、そうでない場合に
はステップＳ７に進む。

【００２１】ステップＳ６では、ＣＰＵ３０は、ＲＡＭ
３６に記憶されている被写体像の右端の一定範囲の画像
データと、ステップＳ４で撮像された被写体像とを、液
晶表示制御部３７を介して液晶表示部７ａに表示する。
ここで、ＲＡＭ３６に記憶されている被写体像は、最後
に銀塩フィルム２１が露光されたと略同時に固体撮像素
子２４により撮像されたものである。また、今の場合、
カメラ１が右方向のパノラマモードに設定されているの
で、図６に示すように、液晶表示部７ａは、その画面の
上端および下端それぞれの一定領域ＡおよびＢには何も
表示せず、残りの領域のうちの左端の一定領域Ｃ（例え
ば、画面の幅方向について１／５の範囲）に、ＲＡＭ３
６から読み出された被写体像の右端の一定範囲の画像を
表示し、右側の領域Ｄに、ステップＳ４で撮像された被
写体像を表示する。このとき、領域ＣおよびＤそれぞれ
には、互いに同一の倍率でそれぞれの画像が表示され
る。一方、ステップＳ７では、ステップＳ４で撮像され
た被写体像を液晶表示部７ａの画面の全体に表示する。

【００２２】ステップＳ６またはＳ７が終了するとステ
ップＳ８に進む。ステップＳ８では、ＣＰＵ３０は、シ
ャッタボタン８が全押し状態であるか否かを判定し、全
押し状態であると判定された場合にはステップＳ１０に
進み、そうでない場合にはステップＳ９に進む。ステッ
プＳ９では、ＣＰＵ３０は、シャッタボタン８が半押し
状態であるか否かを判定し、半押し状態であると判定さ
れた場合にはステップＳ４に戻り、そうでない場合には
撮影処理を終了する。

【００２３】すなわち、ステップＳ４乃至Ｓ９からなる
ループでは、シャッタボタン８が半押し状態である限り
は、パノラマモードに設定されているときには液晶表示
部７ａにパノラマ表示（ステップＳ６、図６）がなさ
れ、ノーマルモードに設定されているときには通常表示
（ステップＳ７）がなされる。また、シャッタボタン８
が押されていないと判定された場合には撮影処理を終了
し、シャッタボタン８が全押し状態であると判定された
場合にはステップＳ１０に進む。

【００２４】ステップＳ１０では、ＣＰＵ３０は、ステ
ップＳ１で測定された照度データおよび銀塩フィルム２
１の感度に基づいて絞り値とシャッタ時間とを適切に設
定し、シャッタ制御部３２を介してシャッタ２２を開い
て銀塩フィルム２１を露光させる。続くステップＳ１１
では、ＣＰＵ３０は、シャッタボタン８が押された時点
において固体撮像素子２４により撮像され液晶表示部７
ａの画面の領域Ｄに表示されていた被写体像をＲＡＭ３
６に記憶させる。続くステップＳ１２では、ＣＰＵ３０
は、フィルム給送制御部３４に指示して銀塩フィルム２
１を給送する。

【００２５】なお、銀塩フィルム２１が、撮影条件や現
像条件等に関する情報を記憶することができる磁気記録
領域をも有する新規格フィルムである場合には、ステッ
プＳ１０からＳ１２までのステップと前後して、ＣＰＵ
３０は、設定・選択された日付、プリント枚数及びタイ
トル等の情報だけでなく、例えば、パノラマモードによ
る露光である旨を、磁気書込手段である磁気ヘッド制御
部３１および磁気ヘッド２０を介して銀塩フィルム２１
の磁気記録領域に書き込む。

【００２６】以上のように、パノラマモードに設定され
ていて、シャッタボタン８が半押し状態である限りは、
最後に銀塩フィルム２１が露光されたときに固体撮像素
子２４により撮像された被写体像の右端の一定範囲の画
像が液晶表示部７ａの画面の領域Ｃに表示され、また、
各時点で固体撮像素子２４により撮像されている被写体
像の全体が液晶表示部７ａの画面の領域Ｄに表示され
て、パノラマ撮影が容易な状態に維持される。したがっ
て、撮影者は、パノラマ撮影を行おうとするときには、
パノラマモードスイッチ９ａによりカメラ１をパノラマ
モードに設定し、液晶表示部７ａの画面の領域Ｃおよび
Ｄそれぞれに表示される２画像のつなぎ目が綺麗になる
ようにカメラ１の撮影方向等を定めてシャッタボタン８
を全押して露光することで、つなぎ目が綺麗なパノラマ
写真を容易に得ることができる。

【００２７】なお、ステップＳ６において、液晶表示部
７ａの画面の構成や領域Ａ乃至Ｄそれぞれの大きさは、
図６に示したものに限られるものではない。例えば、液
晶表示部７ａの画面の領域Ｃに表示される画像は、最後
に銀塩フィルム２１が露光されたときに固体撮像素子２
４により撮像された被写体像の全体であってもよいし、
液晶表示部７ａの画面の領域Ｄに表示される画像は、各
時点で固体撮像素子２４により撮像される被写体像の左
端の一定範囲の画像であってもよい。

【００２８】また、上記実施形態では、右方向へパノラ
マ撮影を行う場合について述べたが、パノラマモードス
イッチ９ａが「左」位置にあるときには、左方向へパノ
ラマ撮影を容易に行うことができるよう、最後に銀塩フ
ィルム２１が露光されたときに固体撮像素子２４により
撮像された被写体像の左端の一定範囲の画像は、液晶表
示部７ａの画面の領域Ｄに表示され、各時点で固体撮像
素子２４により撮像される被写体像は、液晶表示部７ａ
の画面の領域Ｃに表示される。

【００２９】また、左右方向のパノラマ撮影に限られる
ものではなく、上下方向のパノラマ撮影でもよい。この
場合には、パノラマモードスイッチを「上」および
「下」の選択が可能なスイッチとし、液晶表示部７ａの
画面の領域を上下に分割して、最後に銀塩フィルム２１
が露光されたときに固体撮像素子２４により撮像された
被写体像の上（下）端の一定範囲の画像を画面の下
（上）領域に表示し、各時点で固体撮像素子２４により
撮像される被写体像を画面の上（下）領域に表示する。

【００３０】さらに、上記実施形態では、液晶表示部７
ａの画面の領域Ｃに表示する画像は、最後に銀塩フィル
ム２１に露光したときに固体撮像素子２４により撮像さ
れた被写体像であったが、２駒以上前に露光したときの
被写体像であってもよい。この場合には、ＲＡＭ３６に
は各撮影駒ごとの被写体像を記憶しておき、また、この
ＲＡＭ３６に記憶された複数駒の被写体像のうちから何
れか１の被写体像を選択して液晶表示部７ａの画面の領
域Ｃに表示する手段を設けることで、撮影者は、過去に
露光した任意の撮影駒と連続するパノラマ撮影を容易に
行うことができる。

【００３１】また、ＲＡＭ３６に替えてフラッシュＲＯ
Ｍを用いてもよい。特に、電子スチルカメラではフラッ
シュＲＯＭが好適に用いられる。

【００３２】

【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり本発明によ
れば、被写体像は、撮影光学系を介して銀塩フィルム上
に露光されると略同時に、撮像素子により撮像され記憶
手段（ＲＡＭ）に記憶される。そして、パノラマモード
設定手段（パノラマモードスイッチ）によりパノラマモ
ードに設定されているときには、記憶手段に記憶されて
いる被写体像の少なくとも一端の一定範囲の画像と、撮
像素子により撮像されている被写体像とは、表示手段
（液晶表示部）の画面内の互いに異なる領域それぞれに
表示される。

【００３３】このような構成としたので、撮影者は、パ
ノラマ撮影をしようとするときには、パノラマモード設
定手段によりカメラをパノラマモードに設定した後、表
示手段の画面内の互いに異なる領域それぞれに表示され
ている２画像のつなぎ目が綺麗になるようにカメラの撮
影方向等を定めてシャッタボタンを押して露光すること
で、特別な器具を用いることなく、つなぎ目が綺麗なパ
ノラマ写真を容易に得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係るカメラの外観を示す
前方向からの斜視図である。

【図２】本発明の実施の形態に係るカメラの外観を示す
後方向からの斜視図である。

【図３】パノラマモードスイッチの説明図である。

【図４】本発明の実施の形態に係るカメラの制御ブロッ
ク、撮影光学系、ファインダ光学系および液晶表示部の
説明図である。

【図５】撮影処理のフローチャートである。

【図６】パノラマモード設定時に液晶表示部に表示され
る画像の説明図である。

【符号の説明】

１…カメラ、２…外装ケース、３…鏡胴繰出口、４…ス
トロボ窓、５…ファインダ対物窓、６…軸受、７…液晶
表示装置、７ａ…液晶表示部、８…シャッタボタン、９
…操作パネル、９ａ…パノラマモードスイッチ、１０…
ズームレバー、２０…磁気ヘッド、２１…銀塩フィル
ム、２２…シャッタ、２３…レンズ鏡胴、２４…固体撮
像素子、２５…ファインダ光学系。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被写体像を銀塩フィルムに撮し込む撮影
   光学系と、 前記被写体像を撮像する撮像素子と、 前記銀塩フィルムが露光されると略同時に前記撮像素子
   により撮像された前記被写体像を記憶する記憶手段と、 パノラマモードに設定するパノラマモード設定手段と、 パノラマモードに設定されているときに、前記記憶手段
   に記憶されている被写体像の少なくとも一端の一定範囲
   の画像と、前記撮像素子により撮像されている被写体像
   とを、画面内の互いに異なる領域それぞれに表示する表
   示手段と、 を備えることを特徴とするカメラ。