JP2000321635A - 多重露光撮影可能なカメラ - Google Patents

多重露光撮影可能なカメラ

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JP2000321635A
JP2000321635A JP11131715A JP13171599A JP2000321635A JP 2000321635 A JP2000321635 A JP 2000321635A JP 11131715 A JP11131715 A JP 11131715A JP 13171599 A JP13171599 A JP 13171599A JP 2000321635 A JP2000321635 A JP 2000321635A
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Yoji Watanabe
洋二 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、撮影者の意図にあった自然な合成
写真を撮影可能な多重露光撮影可能なカメラを提供す
る。 【解決手段】 銀塩フィルム5上の同一の撮影コマに複
数の被写体像を多重露光撮影可能なカメラにおいて、被
写体像を撮像素子13で撮像して電子画像を生成する撮
像手段12,14と、上記撮像手段の出力に基づき、露
光済みの被写体像に対応する電子画像と露光前の被写体
像に対応する電子画像とを合成して表示し、これによっ
て多重露光撮影の結果を事前に知るようにした確認手段
18と、手動操作部材19の操作に応じて、上記合成画
像の合成状態を変化させ変更手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多重露光撮影可
能なカメラ、詳しくは銀塩フィルム上の同一の撮影コマ
に対して、複数回の露光を行う多重露光撮影可能なカメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、銀塩フィルム上の同一の撮影
コマに対して、複数回の露光を行って合成写真を作成す
る多重露光撮影可能なカメラに関しては、種々提案さ
れ、また、製品化も行われている。しかし、それぞれの
画像が撮影者の希望通りに合成されているか否かは、、
そのフィルムを現像してみなければ確認することができ
ないため、撮影者にとっては非常に使いにくいものであ
った。
【0003】この問題を解決するために、特開平10−
268413号公報においては、被写体像を撮像素子で
撮像するようにし、前に露光した時に撮像された像と各
時点で撮像された像とを液晶モニタに重ねて表示するこ
とで、多重露光撮影時の構図の調整を可能にしたカメラ
を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−26
8413号公報に開示された技術手段によれば、合成画
像の位置を事前に確認することができるので、構図に関
しては撮影者の希望通りになり、大変好都合である。と
ころが、多重露光撮影においては、構図のみならず合成
する画像の露光レベルも重要であり、もし、ベースとな
る1回目の撮影画像とこの1回目の撮影画像に合成され
る2回目以降の撮影画像(合成画像)の輝度レベル(明
るさ)に差があれば、一方の画像だけが目立ってしま
い、不自然な合成写真となってしまうという問題点があ
る。
【0005】そこで本発明の目的は、上記問題点を解決
し、撮影者の意図にあった自然な合成写真を撮影可能な
多重露光撮影可能なカメラを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本願の請求項1に係る発明は、銀塩フィルム上
の同一の撮影コマに複数の被写体像を多重露光撮影可能
なカメラにおいて、被写体像を撮像素子で撮像して電子
画像を生成する撮像手段と、上記撮像手段の出力に基づ
き、露光済みの被写体像に対応する電子画像と露光前の
被写体像に対応する電子画像とを合成して表示し、これ
によって多重露光撮影の結果を事前に知るようにした確
認手段と、手動操作部材の操作に応じて、上記合成画像
の合成状態を変化させる変更手段とを具備したことを特
徴とする。
【0007】また、本願の請求項2に係る発明は、銀塩
フィルム上の同一の撮影コマに複数の被写体像を多重露
光撮影可能なカメラにおいて、被写体像を撮像素子で撮
像して電子画像を生成する撮像手段と、多重露光撮影動
作における1回目の露光に同期したタイミングで上記撮
像手段を動作させ、第1の電子画像を記憶する第1メモ
リ手段と、上記第1の電子画像を記憶した後の任意のタ
イミングで上記撮像手段を動作させ、第2の電子画像を
記憶する第2メモリ手段と、上記第1の電子画像と第2
の電子画像の合成画像を生成し、表示する合成表示手段
と、上記合成表示手段に対して、上記第1と第2の電子
画像の合成形態を指示する信号を供給する調整信号出力
手段と、上記調整信号出力手段からの信号に基づいて、
上記多重露光撮影動作の2回目以降のフィルム露光量を
決める決定手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】更に、本願の請求項3に係る発明は、上記
請求項2において、手動操作部材を更に有し、上記調整
信号出力手段は、この手動操作部材の出力に基づいて、
上記第1と第2の電子画像の合成形態を指示する信号を
上記合成表示手段に出力することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示の例によって説明する。図1は、本発明の1実施の形
態を示す多重露光撮影可能なカメラの背面図である。こ
のカメラは、銀塩フィルム上に被写体像を露光する、い
わゆる銀塩カメラであり、撮影光学系とファインダ光学
系が別体となっているレンズシャッタ式カメラである
が、その他に被写体像を電子画像として記録するための
撮像装置を内蔵している。
【0010】図1に示すように、このカメラは、そのカ
メラ本体100の前面側に撮影レンズ101が配設され
ており、上面の右側寄りには2段押しのレリーズ釦30
が配設されている。また、背面側には、その中央の下部
左寄りの位置に、上記撮像装置(図1には示されず)に
よって撮像された電子画像を表示する、比較的大きな画
面の液晶モニタ102が配設されていて、その上方にフ
ァインダ窓103が配設されているほか、左側上部寄り
にモード切換部材33が、右側中央部寄りに輝度調整ダ
イアル19がそれぞれ配設されている。
【0011】上記モード切換部材33は、N(ノーマル
撮影モード)側とM(多重露光撮影モード)側とに切り
換えられるようになっていて、N側に設定されている場
合は通常の撮影動作、M側に設定されている場合は銀塩
フィルム上に2回の露光を行う多重露光撮影を行うよう
になっている。
【0012】次に、本発明を容易に理解するために、図
2によって本発明の基本概念を説明すると、今、撮影者
が上記モード切換部材33を操作して多重露光撮影モー
ドMを選択して1回目の撮影を行う。すると、先ず銀塩
フィルム上にベース画像として被写体像が露光される。
それと同時に撮像装置にて電子画像が撮像され、これが
図2(A)に示されるように、液晶モニタ102に表示
される。
【0013】次に、撮像装置のみが動作して、図2
(B)に示されるように、液晶モニタ102に表示され
ているベース画像上に新たな電子画像(合成画像)が重
ねて表示される。この合成画像は周期的に更新されてい
て、撮影者がカメラの構図を変更すると、図2(C)
(D)に示されるように、ベース画像に対する合成画像
の位置が変化する。従って、撮影者は、この表示を見な
がら最適な合成構図を決定することができる。
【0014】また、上記輝度調整ダイアル19を操作す
ると、図2(E)(F)に示されるように、合成画像の
明るさが変化する。よって、撮影者は、その表示を見な
がらベース画像と合成画像の明るさのバランスを調整す
ることができる。このようにして、2つの画像の位置お
よび明るさの調整が終了した後、撮影者が2回目の撮影
動作を行えば、撮影者の希望通りの構図とベース画像お
よび合成画像の明るさのバランスのとれた多重露光撮影
は終了し、フィルムが一駒分巻き上げられる。以上が本
発明の基本概念である。
【0015】図3は、上記図1のカメラ本体100に内
蔵されている銀塩カメラのブロック回路図と電子画像を
作成する撮像装置のブロック回路図である。このカメラ
の全体的な動作シーケンスは、メインCPU1が制御す
る。このメインCPU1には、レンズ駆動回路6、フィ
ルム情報入力回路7、フィルム給送回路8、シャッタ制
御回路9および被写体情報回路10等の種々のカメラ動
作用回路が接続されている。
【0016】上記レンズ駆動回路6は、撮影レンズ2を
モータの駆動力でもって光軸方向に移動して焦点調節動
作を行う役目をするものであり、上記フィルム情報入力
回路7は、フィルムカートリッジ4からISO感度や撮
影コマ数等のフィルム情報を読み取るものである。ま
た、上記フィルム給送回路8は、フィルム5をモータの
駆動力でもって給送して巻き上げ、巻き戻し動作を行う
ものであり、この中にはフィルムパーフォレーションを
カウントしてフィルムの給送量を検知する機構(図示さ
れず)が含まれている。上記シャッタ制御回路9は、セ
クタシャッタ3の開閉動作を行うものであり、また、上
記被写体情報回路10は、被写体輝度や被写体距離等の
情報を入力するものである。
【0017】また、上記メインCPU1には、上記レリ
ーズ釦30の半押しに連動してオンする1段目スイッチ
31と上記レリーズ釦30の深押しに連動してオンする
2段目スイッチ32とが接続されているほか、上記モー
ド切換部材33の操作に連動し、該切換部材33をM側
(多重露光撮影モード側)に設定したときにオンするモ
ードスイッチ34も接続されている。
【0018】一方、撮像装置は、サブCPU11と、こ
のサブCPU11によって制御される、撮像系および複
数の回路で構成されていて、サブCPU11はメインC
PU1の制御信号に応じて動作するもので、例えば、メ
インCPU1からの撮像指示信号や表示指示信号を受け
て、周辺の回路を適宜制御する。
【0019】撮像系を構成するCCD13は、結像レン
ズ12を介して入射した被写体像を撮像して、被写体像
信号を信号処理回路14に向けて出力する。信号処理回
路14は、CCD13で撮像された被写体像信号をA/
D変換した後、電子画像データを生成する回路である。
そして、この信号処理回路14の出力は切換スイッチ1
5を介して記憶回路10に記憶される。記憶回路10
は、上記電子画像データを一時的に記憶するもので、2
つのメモリ領域を有しており、第1のメモリ16aには
多重露光撮影における1回目の電子画像データが記憶さ
れ、第2のメモリ16bには2回目の電子画像データが
記憶される。上記切換スイッチ15は、信号処理回路1
4から出力された電子画像データを第1のメモリ16a
と第2のメモリ16bのどちらに記憶させるかを切り換
えるためのスイッチである。
【0020】そして、上記記憶回路10の出力は、画像
生成回路17に入力される。画像生成回路17は、2つ
のメモリに記憶された2つの電子画像データを合成する
と共に、表示に適したフォーマットへ変換するための回
路であって、第1のメモリ16aの出力は直接入力さ
れ、第2のメモリ16bに記憶された電子画像は一旦、
調整回路21に送られ、輝度調整がされてから画像生成
回路17に送られる。上記調整回路21は、第2のメモ
リ16bに記憶された合成用の電子画像データを読み出
した後、調整信号に基づいて合成用の電子画像の輝度
(明るさ)を調整してから画像生成回路17に供給す
る。
【0021】電子画像の輝度調整は、撮影者がカメラ本
体100の背面に配設された前記輝度調整ダイアル19
を操作して合成画像の輝度調整を指示した際に、その調
整量に応じた信号を調整信号出力回路20から調整回路
21とメインCPU1に対して出力することによって行
われる。そして、上記画像生成回路17の出力は表示回
路18に入力される。表示回路18は、合成された電子
画像データを視認可能な形態で表示するためのもので、
ドライバ回路、バックライト装置、カラー液晶素子を含
むものである。つまり、この表示回路18によってカメ
ラ本体100の背面に配設された前記液晶モニタ102
に電子画像が表示されるようになっている。
【0022】このように構成された本発明の1実施形態
の多重露光撮影可能なカメラの動作を、次に述べると、
多重露光撮影を行う場合には、撮影者がモード切換部材
33をM側に切り換える。すると、カメラは多重露光モ
ードに設定される。
【0023】この状態でレリーズ釦30を半押しする
と、1段目スイッチ31がオンする。これを検知したメ
インCPU1は、被写体情報入力回路10から被写体の
輝度,距離等の種々の情報を入手し、その情報に基づい
てレンズ駆動回路6を介して撮影レンズ2のピント調整
等を行い、多重露光の1回目の露光量を演算する。ここ
で演算される露光量は、いわゆる適正露光の露光量では
なく、多重露光に最適な露光量、例えば1EV分だけ露
光不足になるような値である。
【0024】次いで、撮影者がレリーズ釦30を深押し
すると2段目スイッチ32がオンし、それに応じて多重
露光の1回目の動作が開始する。その際、演算された露
光量に従ってセクタシャッタ3の開閉制御がなされてフ
ィルム5に被写体像が露光される。
【0025】一方、この露光動作と並行してCCD13
による撮像動作も実行される。この撮像動作はフィルム
5に露光された被写体像と等価な像を電子画像データと
して記憶する動作であって、サブCPU11がメインC
PU1からの制御信号に応答して各回路に制御信号を順
次供給しながら進めていくようになっており、まず、C
CD13が被写体像を撮像し、次にその信号を信号処理
回路14でデジタル電子画像データに変換し、そのデー
タを第1のメモリ16aに記憶するというものである。
【0026】また、多重露光モードであるから1回目の
撮影が終了してもフィルム5の給送は行われず、2回目
の露光を待機する状態となる。この待機状態は合成用画
像の位置と輝度を調整するステップであり、サブCPU
11は切換スイッチ15をb側に切り換えてからCCD
13に撮像動作を行わせる。その撮像信号は信号処理回
路14でデジタル電子画像データに変換され、第2のメ
モリ16bに一旦、記憶される。更に、そのデータは調
整回路21で明るさが調整されて画像生成回路17で第
1のメモリ16aから読み出されたベース画像と合成さ
れ、表示回路18によって液晶モニタ102に表示され
る。この一連の動作は周期的に繰り返される。
【0027】これによって、撮影者は液晶モニタ102
に表示されている画像を見ながら2回目の露光のための
構図を決定すると共に、輝度調整ダイアル19を操作し
て合成画像の明るさを決定することができる。
【0028】なお、上記調整回路21の動作を、いま少
し詳しく説明すると、撮影者によって輝度調整ダイアル
19が操作された場合、その操作量情報が調整信号出力
回路20から供給される。調整回路21は、それを受け
て第2のメモリ16bに記憶されている合成用の画像デ
ータの明るさを調整する。また、調整信号出力回路20
の出力信号は、メインCPU1にも供給される。メイン
CPU1は、この信号を受けて2回目の露光量を演算す
る。ここで演算する露光量は、本来のいわゆる適正露光
量に多重露光を行う上での補正量と調整信号に基づく補
正量とを加味した値となる。
【0029】そして、構図および明るさを決定した後、
撮影者が再度、レリーズ釦30を深押しすると2回目の
露光が行われる。この2回目の露光が終了すれば、一連
の多重露光撮影は終了して一駒分のフィルムが巻き上げ
られる。
【0030】図4は、メインCPU1の<多重露光モー
ド>サブルーチンの動作フローを示したものである。こ
のサブルーチンは、不図示のメインルーチンを実行中に
モード切換部材33がM側に切り換えられた際にコール
されるものである。
【0031】まず、ステップ1(以下、S1と記す)に
おいて、1段目スイッチ31がオンしているか否かをチ
ェックする。ここで、オンしておればS2へ進み、オン
していなければS21で多重露光モードが解除されてい
るか、つまりモードスイッチ34がオフになっていない
かをチェックする。もし、モードスイッチ34がオフで
あれば、多重露光モードは解除されていると判断してメ
インルーチンへリターンする。オフしていなければ、再
びS1に戻る。
【0032】レリーズ釦30が半押しされて1段目スイ
ッチ31がオンしていると、S2へ進み、ここで被写体
情報入力回路10から被写体情報(被写体輝度情報およ
び被写体距離情報)を入力する。そして、S3へ進み、
フィルム情報入力回路7からフィルムのISO感度を入
力し、次いで、S4へ進む。ここでは上記の被写体距離
情報に基づき撮影レンズ2のピント調整を行う。そし
て、S5へ進み露光量の演算を行う。即ち、上記の被写
体輝度情報およびISO感度情報から露光量を演算す
る。なお、この露光量は上述の多重露光に適した露光量
である。
【0033】次に、S6へ進んで、2段目スイッチ32
がオンしているか否かをチェックする。ここで、オンし
ておればS7へ進み、オンしていなければS22で1段
目スイッチ31のオン動作が継続しているか否かをチェ
ックする。もし、1段目スイッチ31がオフしておれ
ば、S23へ進んでCPU内のメモリや駆動機構をイニ
シャライズしてメインルーチンへリターンする。オフし
ていなければ、再びS6に戻る。S6で2段目スイッチ
32がオンしていると判断したら、S7へ進んでサブC
PU11に撮像指示信号を出力する。なお、サブCPU
11は、この信号を受けて上述した撮像動作を開始す
る。そして、S8へ進み、上述の演算露光量に基づき、
1回目の露光動作を実行する。次いで、S9でサブCP
U11は撮像した画像を表示回路18に表示するように
指示する。
【0034】次に、S10において、1段目スイッチ3
1がオフするのを待つ。これは撮影者がレリーズ釦30
を押したままの場合に続けて2回目の露光が開始される
のを防ぐためである。そして、1段目スイッチ31がオ
フであれば、上述の合成画像の調整ステップに入り、ま
ず、S11で撮像指示信号をサブCPU11に送信す
る。続いて、S12で合成表示を指示する。ここで、輝
度調整ダイアル19の操作に応じた調整信号出力回路2
0からの調整信号に基づいて、合成用電子画像の輝度
(明るさ)が調整回路21により調整され画像生成回路
17を介して、カラー液晶モニタ102に合成表示され
る。即ち、輝度調整ダイアル19を「暗」の方に回す
と、図2(E)のように表示がなされ、「明」の方に回
すと、図2(F)のように表示がなされる。
【0035】次いで、S13において、2段目スイッチ
32がオンであるか否かをチェックする。オンでなけれ
ば、S24で多重露光モードが解除されていないかをチ
ェックし、解除されていなければS11へ戻る。また、
多重露光モードが解除されておれば、S18へ進む。
【0036】S13で2段目スイッチ32がオンしてお
れば、S14へ進んで再度被写体情報を入力する。そし
て、S15において、入力被写体情報のうちの被写体距
離情報に基づき、上述したように、撮影レンズ2のピン
ト調節を行う。次に、S16に進み、被写体輝度情報に
基づき露光量を決定する。このとき、多重露光に適した
露光量補正(例えば−1EV)と調整信号出力回路20
からの調整信号に基づく補正量を加味しして露光量を決
定する。そして、S17に進み、決定された露光量で2
回目のフィルム露光を行う。
【0037】この露光後、S18において、メインCP
U1内のメモリ,記憶回路16内の画像データの消去,
撮影レンズ2等の駆動機構のリセットを含むイニシャラ
イズ動作を行う。そして、S19で表示回路18の表示
をオフにし、S20において、フィルム給送回路8を介
して多重露光されたフィルム5を一駒分巻き上げてリタ
ーンする。
【0038】このように多重露光モードでの動作は行わ
れる。なお、上記1実施形態においては、手動操作部材
である輝度調整ダイアル19によって合成用画像の輝度
を調整するようにしたが、これは第1の電子画像に関す
るデータと第2の電子画像に関するデータを合成した際
に、最適の輝度バランスになるように、自動的に合成形
態を指示する信号を出力するようにしても良いこと勿論
である。また、上記1実施形態では、多重露光回数は2
回について説明したが、これも2回でなく、それ以上で
も良い。その場合には記憶回路16にそれに必要なだけ
のメモリ領域を設けると共に、各露光時に、その回数に
応じた露光量補正を行う必要がある。更に、合成用画像
の調整は、輝度(明るさ)に限るものではなく、例えば
ディフォーカスバランス、つまりボケ具合等の合成形態
(状態)を変更できる要因であれば何でも良い。
【0039】『付記』 (1)銀塩フィルム上の同一の撮影コマに複数の被写体
像を多重露光撮影可能なカメラにおいて、被写体像を撮
像素子で撮像して電子画像を生成する撮像手段と、多重
露光撮影動作における1回目の露光に同期したタイミン
グで上記撮像手段を動作させ、第1の電子画像を記憶す
る第1メモリ手段と、上記第1の電子画像を記憶した後
の任意のタイミングで上記撮像手段を動作させ、第2の
電子画像を記憶する第2メモリ手段と、手動操作部材
と、上記第1の電子画像と第2の電子画像の合成画像を
生成し、表示する合成表示手段と、上記手動操作部材の
出力に基づいて、上記第1と第2の電子画像の合成形態
を指示する信号を上記合成表示手段に出力する調整信号
出力手段と、上記調整信号出力手段からの信号に基づい
て、上記多重露光撮影動作の2回目以降のフィルム露光
量を決める決定手段と、を具備したことを特徴とする多
重露光撮影可能なカメラ。
【0040】(2)上記調整信号出力手段は、上記第1
と第2の電子画像の輝度バランスを指示する信号を上記
合成表示手段に出力する上記(1)に記載の多重露光撮
影可能なカメラ。
【0041】(3)上記調整信号出力手段は、上記第1
と第2の電子画像のディフォーカス(ボケ)バランスを
指示する信号を、上記合成表示手段に出力する上記
(1)に記載の多重露光撮影可能なカメラ。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
重露光撮影におけるベース画像に対する合成画像の露光
レベルを変更可能とし、その変更を反映した状態で表示
するようにし、変更設定に応じて合成画像の露光レベル
を決定するようにしたので、撮影者の意図にあった自然
な合成写真を撮影可能な多重露光撮影カメラを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示す多重露光撮影可能な
カメラの背面側の斜視図、
【図2】本発明の概要を説明するための動作画面をそれ
ぞれ示す液晶表示画面図、
【図3】本発明の1実施形態を示す上記カメラの構成ブ
ロック図、
【図4】上記図3のカメラにおける多重露光モードのサ
ブルーチンの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
5……………フィルム 12…………結像レンズ(撮像手段) 13…………CCD(撮像素子) 14…………信号処理回路(撮像手段) 16a…………メモリ(第1メモリ手段) 16b…………メモリ(第2メモリ手段) 18…………液晶表示モニタ(合成表示手段) 19…………輝度調整ダイアル(手動操作部材) 20…………調整信号出力回路(調整信号出力手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀塩フィルム上の同一の撮影コマに複
    数の被写体像を多重露光撮影可能なカメラにおいて、 被写体像を撮像素子で撮像して電子画像を生成する撮像
    手段と、 上記撮像手段の出力に基づき、露光済みの被写体像に対
    応する電子画像と露光前の被写体像に対応する電子画像
    とを合成して表示し、これによって多重露光撮影の結果
    を事前に知るようにした確認手段と、 手動操作部材の操作に応じて、上記合成画像の合成状態
    を変化させる変更手段と、 を具備したことを特徴とする多重露光撮影可能なカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 銀塩フィルム上の同一の撮影コマに複
    数の被写体像を多重露光撮影可能なカメラにおいて、 被写体像を撮像素子で撮像して電子画像を生成する撮像
    手段と、 多重露光撮影動作における1回目の露光に同期したタイ
    ミングで上記撮像手段を動作させ、第1の電子画像を記
    憶する第1メモリ手段と、 上記第1の電子画像を記憶した後の任意のタイミングで
    上記撮像手段を動作させ、第2の電子画像を記憶する第
    2メモリ手段と、 上記第1の電子画像と第2の電子画像の合成画像を生成
    し、表示する合成表示手段と、 上記合成表示手段に対して、上記第1と第2の電子画像
    の合成形態を指示する信号を供給する調整信号出力手段
    と、 上記調整信号出力手段からの信号に基づいて、上記多重
    露光撮影動作の2回目以降のフィルム露光量を決める決
    定手段と、 を具備したことを特徴とする多重露光撮影可能なカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 手動操作部材を更に有し、上記調整信
    号出力手段は、この手動操作部材の出力に基づいて、上
    記第1と第2の電子画像の合成形態を指示する信号を上
    記合成表示手段に出力することを特徴とする請求項2に
    記載の多重露光撮影可能なカメラ。
JP11131715A 1999-05-12 1999-05-12 多重露光撮影可能なカメラ Withdrawn JP2000321635A (ja)

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