JPH11211960A - レンズ鏡筒およびこれを備えた光学機器 - Google Patents

レンズ鏡筒およびこれを備えた光学機器

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JPH11211960A
JPH11211960A JP10017129A JP1712998A JPH11211960A JP H11211960 A JPH11211960 A JP H11211960A JP 10017129 A JP10017129 A JP 10017129A JP 1712998 A JP1712998 A JP 1712998A JP H11211960 A JPH11211960 A JP H11211960A
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motor
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cam
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隆司 鈴木
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田村  昌久
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 進退筒に、モータやギアとの干渉を避けるた
めに2つの切り欠きを設けると、進退筒の強度が弱くな
る。 【解決手段】 光軸方向に進退可能な進退筒30と、鏡
筒光軸方向に延びて駆動力を発生するモータと、鏡筒光
軸方向に延びてモータの駆動力を鏡筒被駆動部に伝達す
る伝達ギヤ10とを有するレンズ鏡筒において、モータ
と伝達ギヤとを鏡筒周方向に隣接配置するとともに、進
退筒にこの進退筒の進退によるモータおよび伝達ギヤと
の干渉を避けるための1つの切り欠き部30dを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部にモータとこ
のモータの出力を回転筒等の鏡筒被駆動部に伝達するギ
ヤとを配置したレンズ鏡筒に関し、さらに詳しくはレン
ズ鏡筒におけるレンズ等の鏡筒構成部材を移動させるた
めのカム手段との最適な構成に関し、特に、よりコンパ
クトなモータをレンズ鏡簡内に配置するための構成に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レンズ交換可能なカメラあるいは
レンズシャッター式カメラ等のコンパクトカメラは、自
動焦点調節(オートフォーカス)機能を搭載したものが
多い。レンズ交換可能な一眼レフカメラにおいては、自
動焦点調節用モータがカメラ内部に配置され、マウント
部のカプラーを通じてレンズ鏡筒の距離環に伝達される
方式、あるいはレンズ鏡筒内部に自動焦点調節用モータ
や減速ギア等と一緒に構成されたモータユニットが配置
され、カメラからはマウントを通じて電源が供給される
方式が知られている。
【0003】レンズ鏡筒内部に自動焦点調節用モータ又
はモータユニットが配置される方式では、自動焦点調節
のための移動レンズの負荷(重量)に影響されない駆動
スピードが得られるというメリットがある反面、レンズ
鏡筒自体のコンパクト化に弊害をきたすというデメリッ
トがある。
【0004】一方、ズームレンズにおける可動レンズの
移動は、ズーム操作環の回転又は直進操作をコロとカム
溝又は直進溝との嵌合により、もしくはカム面とカムフ
ォロワーとの当接によりレンズを保持する可動レンズ枠
に伝達することにより行われるようになっている。
【0005】この可動レンズ枠を光軸方向に移動させる
ためのカム溝又は直進溝、あるいはカム面とこのカム面
に当接されたカムフォロワーが180度対称位置に形成
された構成も知られているが、カム溝又は直進溝とコロ
との嵌合ガタ、あるいはカム面とこのカム面に当接され
たカムフォロワーとの当接ガタにより、可動レンズ枠に
傾きが生じ易く、光学性能上悪影響を及ぼすため、同じ
嵌合ガタでも影響の少ない120度等分に配置されたカ
ム構成が広く用いられている。
【0006】また、上記カム構成は、カム部を高精度に
仕上げる必要があるために、多大な工程が必要とされる
金属加工よりも、より単純な工程からなるモールド成型
により作られることが多い。
【0007】図5は従来のレンズ鏡筒の縦断面図、図6
はその要部の展開図である。図5,図6において、51
はカメラボディ(図示せず〉に装着するレンズマウント
が一体的に形成されている固定筒、52は固定筒1の先
端外側に嵌合し、軸ビス53により定位置で回転できる
ようになっているズーム操作環、54はズーム操作環2
の外側に巻き付けられたズームゴムである。
【0008】55はズーム操作環2にビス63により結
合されて光軸方向の移動が規制された固定筒51に対し
ては回転可能に配設されている第1カム筒であり、この
第1カム簡55の内周面には数本の凸状のリードカム
(又は非直線カム)55a,55bが形成されている。
【0009】56はリードカム55a,55bと嵌合す
る凹状のカムフォロワー56a,56bおよぴ略コ字形
をした切り欠き56c,56dを外周面に設けた第1鏡
筒部材、57は一端を固定筒51にビス64にて固定さ
れ上記切り欠き56c,56dに幅方向にて嵌合する直
進ガイド部材である。
【0010】58は第2カム筒であり、この第2カム筒
58の内周面には上記第1カム筒55の外周面に設けら
れたカムフォロワー55c,55dと係合する略螺旋状
の凸カム58bが設けられ、この第2カム筒58の後端
部外周面に形成された突起58aは固定筒51に設けら
れた直進ガイド溝51aと係合している。
【0011】59は内周面に設けられたヘリコイド59
aが上記第2カム筒58の先端部外周面に形成されたヘ
リコイド58cとへリコイド結合している第2鏡筒部
材、60は第3鏡筒部材、61は伝導絞り装置である。
【0012】62は、自動焦点調節モータ(DCモー
タ)62aが搭載されたモータユニットで、このユニッ
トを構成するフォーカスギア62bは第2鏡筒部材59
内に設けられたギア(不図示)と噛み合っている。この
ため、モータ62aを回転作動させると、第2鏡筒部材
59とともにこれに保持されたレンズ群が光軸方向に進
退して、フォーカシングが行われる。
【0013】図7には、自動焦点調節モータユニット6
2を、固定筒51側から見た平面図を示している。この
図から分かるように、モータユニット62は、数個の減
速ギア62d及びアイドラーギア62cを有して構成さ
れ、約180度の位相範囲に配置されている。
【0014】図5および図6に示す63は自動焦点調節
モータ62aおよび電動絞り装置61を駆動する回路基
板で、カメラより接点ブロック63aを介して電源及び
絞り量、フォーカス駆動量等の情報がレンズマイコン6
3cに伝達される。
【0015】以上の様な構成のレンズ鏡筒において、ズ
ーム操作環52を回動させると、このズーム繰作環52
と同じ方向、同じ量だけ第1カム筒55が回転する。そ
して、この第1カム筒55の内周側に形成されたリード
カム55a,55bと嵌合するカムフロア56a,56
bを介して、第1鏡筒部材56が直進ガイド部材57に
案内されて光軸方向に移動し、ズーミングが行われる。
【0016】また、第1カム筒55が回動すると、この
第1カム筒55のカムフロア55c,55dと略螺旋状
の凸カム58bとの嵌合によって、第2カム筒58が固
定筒51の直進ガイド溝51aに案内されて直進移動
し、この第2カム筒58とへリコイド結合された第2鏡
筒部材59が光軸方向に進退してズーミングが行われ
る。
【0017】なお、第2カム筒58にスラスト規制され
ているフォーカスギア62bは、第2カム筒58と同様
に光軸方向に進退し、どのズーム域でもモータ62bの
回転を第2鏡筒部材59に伝えられるようになってい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6お
よび図7に示したレンズ鏡筒では、自動焦点調節モータ
ユニット62が占める位相範囲が180度と大きいため
に、回路基板63を構成する大きな(高い)素子63c
の配置場所が、自動焦点調節モータユニット62と干渉
しない場所に限られる。このため、回路基板63の設計
自由度を防げ、回路基板63を多層基板にする必要が生
じてコスト高になるという問題があった。また、図6に
示す第2カム筒58が、固定筒51側に最も近い位置5
8fとなるズーム域でモータ62aや減速ギア62dと
の干渉を避けるために、第2カム筒58に2つの切り欠
き58d,58eを設けなければならず、第2カム筒5
8の強度が弱くなり易いという問題もある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では、光軸方向に進退可能な進退筒と、鏡筒
光軸方向に延びて駆動力を発生するモータと、鏡筒光軸
方向に延びてモータの駆動力を鏡筒被駆動部に伝達する
伝達ギヤとを有するレンズ鏡筒において、モータと伝達
ギヤとを鏡筒周方向に隣接配置するとともに、進退筒に
この進退筒の進退によるモータおよび伝達ギヤとの干渉
を避けるための1つの切り欠き部を設けている。
【0020】これにより、上記モータおよび伝達ギヤを
有して構成されるモータユニットを従来よりも狭い位相
範囲に配置することが可能となり、しかも進退筒に1つ
しか干渉防止用の切り欠き部を設けないため、進退筒の
強度向上を図ることが可能となる。
【0021】具体的には、進退筒の周方向複数箇所に、
この進退筒に連動させてレンズ等の鏡筒構成部材を駆動
するためのカム部を形成し、上記切り欠き部を、進退筒
における複数のカム部のうち隣り合う2つのカム部の間
に形成する。
【0022】なお、この場合、間に上記切り欠き部が形
成された2つのカム部間の間隔を、他のカム部間の間隔
よりも広くする(つまり、複数のカム部を周方向不等分
位置に形成して、広いカム部間隔を有する部分に切り欠
き部を形成する)のが望ましい。
【0023】また、モータとしては、DCモータ等に比
べて、小型であるにもかかわらず高トトルクを出力する
振動型モータを用いて、減速ギアを大幅に削減し、モー
タユニットひいてはレンズ鏡筒全体をよりコンパクトに
構成するのが望ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態であるレンズ鏡筒の自動焦点調節モー
タユニット29の展開断面図を示しており、図2には上
記自動焦点調節モータユニット29の平面図を示してい
る。なお、本実施形態のレンズ鏡筒の全体の基本構成
は、図5により説明した従来のレンズ鏡筒と同様であ
る。また、本実施形態のレンズ鏡筒は、カメラ等の光学
機器に取り付けられて使用される。
【0025】上記自動焦点調節モータユニット29は駆
動源として棒状振動型モータを使用しているので、まず
この棒状振動型モータの構造について説明する。
【0026】図1および図2において、1は棒状振動型
モータの振動子(ステータ)としての振動弾性体であ
る。この振動弾性体1は中間部がくぴれた筒状体であ
り、中心の孔には導電性のシャフト2のネジ部2aと螺
合するメネジ1aが形成されている。また、振動弾性体
1は導電性材料で形成されており、この振動弾性体1の
一方の端面1bはロータ3の一方の端面3aに圧接され
ている。
【0027】ロータ3は筒状体であり、同じく筒状体で
あるバネ保持部材7の外周に嵌合して取り付けられてい
る。
【0028】4は中心孔4aを有する押え体であり、シ
ャフト2の頭部により後述の圧電素子5に圧接されてい
る。5は例えばPZTで構成される電気−機械エネルギ
ー変換素子としての環状円板形状の圧電素子であり、A
相、B相としてのPZTを複数枚積層して構成されてい
る。6は圧電素子5に交流電圧を供給するためのフレキ
シブルプリント板である。
【0029】振動弾性体1と押え体4には、圧電素子5
がフレキシブルプリント板6から供給された交流電圧に
応答して振動することによって振動が励起される。そし
て、ロータ3は振動弾性体1との摩擦により軸線Zを中
心として回転する。
【0030】バネ保持部材7は、後述する加圧バネ9を
受けると共にロータ3に固着されている。8はギア部8
aを有する回転出力部材であり、バネ保持部材7に対し
て一体的に回転するとともに、スラスト方向ではフリー
になるように突起8bを有している。バネ保持部材7に
はこの突起8bと嵌合する溝部7aが設けられている。
【0031】加圧バネ9は、回転出力部材8とバネ保持
部材7との間に配置され、ロータ3を振動弾性体1に圧
接させている。11は棒状振動型モータを取付部材12
に固定するための支持部材であり、ネジ13により取付
部材12に固定されている。棒状振動型モータの組立て
に際しては、支持部材11をシャフト2に嵌合させると
共に、シャフト2のフランジ部2bに突き当てた後、ナ
ット(不図示)で締め付け、接着剤でシャフト2に固着
する。これにより回転出力部材8を介して加圧バネ9に
より振動弾性体1とロータ3とを加圧状態に保持して棒
状振動型モータの組立てが完了する。
【0032】次に、モータユニット29における棒状振
動型モータ以外の部分の構成について説明する。
【0033】15は大ギア部15aと小ギア部15bと
を有する減速ギヤであり、大ギア部15aは棒状振動型
モータの回転出力部材8のギア部8aと噛み合ってい
る。
【0034】16は伝達ギア部16aと出力二方取り部
16bとを有する出カギアである。伝達ギア部16aは
減速ギア15の小ギア部15bと噛み合っている。ま
た、出力二方取り部16bはフォーカスギア(請求の範
囲にいう伝達ギヤ)10の二方取り部10bと嵌合して
いる。
【0035】出カギア10aはレンズ鏡筒内の被駆動部
(本実施形態では、第2鏡筒部材〈図5の59に相当す
る〉)のギア部に連結されている。
【0036】17は複数のスリット部を有するパルス発
生部17bと、棒状振動型モータの回転出力部材8のギ
ア部8aと噛み合うギア部17aが一体成形されたパル
スギアである。
【0037】18はパルスギア17のパルス発生部17
bのパルスを読み取り、後述する回路基板24に設けた
モータ制御回路に信号を送るための光学センサ(フォト
インタラプタ)である。このフォトインタラプタ18
は、棒状振動型モータのフレキシブルプリント板6に半
田付けされている。
【0038】19は減速ギア15、出カギア16および
パルスギア17を回転可能に支持するとともに、フォト
インタラプタ18を固定支持する固定部材である。この
固定部材19は、レンズ鏡筒の固定筒にビス止めされ
る。また 固定部材19を取付部付12にピスによって
取り付けることで、減速ギア15、パルスギア17のス
ラスト抜け止めを行い、さらに、出力ギア16は取付部
材12の立ち曲げ部12aによりスラスト規制される。
【0039】図4は、モータ制御回路等が形成された回
路基板24の模式図であり、この回路基板24には、フ
レキシブルプリント板6を接続するコネクタ24dおよ
び接点ブロック24a等が半田付けされている。
【0040】以上のように構成されたモータユニットで
は、回路基板24からフレキシブルプリント板6を通じ
て棒状振動型モータに作動信号(交流電圧)が供給され
ると、この作動信号により圧電素子5が振動し、この振
動により振動弾性体1と押え体4とが振動する。そし
て、この振動によって前述したようにロータ3および回
転出力部材8が軸線Zを中心として回転する。これらの
回転は、減速ギア15を介して出カギア16およびフォ
ーカスギヤ10に伝達され、レンズ鏡筒内の被駆動部に
その回転が伝達されることでレンズが光軸方向に駆動さ
れてオートフォーカシングが行われる。
【0041】一方、回転出力部材8の回転により、ギヤ
部8aと噛み合うパルスギア17も回転する。この回転
によりパルスギア17のパルス発生部17bのスリット
数をフォトインタラプタ18が読み取り、フォトインタ
ラプタ18からの読み取り信号がフレキシブルプリント
板6を通じて回路基板24に送られ、レンズの光軸方向
移動が制御される。
【0042】図3は、本実施形態のレンズ鏡筒の要部の
展開図である。なお、前述したように、本実施形態のレ
ンズ鏡筒は、図5の従来のレンズ鏡筒と基本構成におい
て同様であるが、上述したモータユニット29の構成お
よび図3に示す第2カム筒(請求の範囲にいう進退筒)
30の構成が図5のレンズ鏡筒と異なる。
【0043】また、本実施形態では、モータユニット2
9は、棒状振動型モータと出力ギヤ16およびフォーカ
スギヤ10とをそれぞれ鏡筒光軸方向に延ばすととも
に、鏡筒周方向に隣接配置されてレンズ鏡筒内に取り付
けられる。これにより、モータユニット29を図5に示
す従来のモータユニットに比べて鏡筒内の狭い位相範囲
に配置することが可能となる。
【0044】第2カム筒30の内周面には、図3には図
示していない第1カム筒の外周面に設けられたカムフォ
ロワー(図5参照)と係合する略螺旋状の凸カム30b
が、110度、125度、125度の不等分間隔で形成
されている。そして、第2カム筒30における125度
の凸カム間間隔を有する部分には、第2カム筒30の光
軸方向進退による振動型モータおよびフォーカスギヤ1
0との干渉を避けるための切り欠き部30dが1つ形成
されている。
【0045】このように第2カム筒30に干渉防止用の
切り欠き部30dを1つしか設けないため、図6のよう
に干渉防止用の切り欠き部58d,58eを2つ設ける
場合に比べて、第2カム筒30の強度向上を図ることが
できる。
【0046】なお、本実施形態では、モータユニットの
駆動源として振動型モータを用いた場合について説明し
たが、本発明は駆動源として他のモータ(DCモータ
等)を用いる場合にも適用することができる。
【0047】また、本発明は、上記実施形態で説明した
鏡筒構成以外の鏡筒構成を有するレンズ鏡筒にも適用す
ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、モー
タと伝達ギヤとを鏡筒周方向に隣接配置するとともに、
進退筒にこの進退筒の進退によるモータおよび伝達ギヤ
との干渉を避けるための1つの切り欠き部を設けるに過
ぎないので、上記モータおよび伝達ギヤを有して構成さ
れるモータユニットを従来よりも狭い位相範囲に配置す
ることができ、モータユニットが取り付けられる回路基
板の設計自由度を高めることができる。しかも進退筒に
は1つしか干渉防止用の切り欠き部を設けないため、進
退筒の強度向上を図ることができる。
【0049】なお、モータとして、高トルクを出力する
振動型モータを用いれば、DCモータを用いる場合に比
べて減速ギアを大幅に削減し、モータユニットひいては
レンズ鏡筒さらにはこのレンズ鏡筒が取り付けられたカ
メラ等の光学機器をコンパクトに構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるレンズ鏡筒の自動
焦点調節モータユニットの展開断面図。
【図2】上記自動焦点調節モータユニットの平面図。
【図3】上記レンズ鏡筒の要部展開図。
【図4】上記モータユニットが取り付けられる回路基板
の平面図。
【図5】従来のレンズ鏡筒の断面図。
【図6】従来のレンズ鏡筒の要部展開図。
【図7】従来の自動焦点調節モータユニットの平面図。
【符号の説明】
16 出カギア 10 フォーカスギア 29,62 自動焦点調節モータユニット 24 回路基板 30,58 第2カム筒 59 第2鏡筒部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉田 潤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸方向に進退可能な進退筒と、鏡筒光
    軸方向に延びて駆動力を発生するモータと、鏡筒光軸方
    向に延びて前記モータの駆動力を鏡筒被駆動部に伝達す
    る伝達ギヤとを有するレンズ鏡筒において、 前記モータと前記伝達ギヤとを鏡筒周方向に隣接配置す
    るとともに、前記進退筒にこの進退筒の進退による前記
    モータおよび前記伝達ギヤとの干渉を避けるための1つ
    の切り欠き部を設けたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記進退筒の周方向複数箇所に、この進
    退筒に連動させて鏡筒構成部材を駆動するためのカム部
    を形成し、 前記切り欠き部を、前記進退筒における前記複数のカム
    部のうち隣り合う2つのカム部の間に形成したことを特
    徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記間に切り欠き部が形成された2つの
    カム部間の間隔を、他のカム部間の間隔よりも広くした
    ことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 前記モータが棒状振動型モータであるこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレン
    ズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のレン
    ズ鏡筒を備えたことを特徴とする光学機器。
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