JPH11211415A - 位置検出装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 - Google Patents

位置検出装置及びそれを用いたデバイスの製造方法

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JPH11211415A
JPH11211415A JP10032142A JP3214298A JPH11211415A JP H11211415 A JPH11211415 A JP H11211415A JP 10032142 A JP10032142 A JP 10032142A JP 3214298 A JP3214298 A JP 3214298A JP H11211415 A JPH11211415 A JP H11211415A
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JP
Japan
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light
position detecting
detecting device
photoelectric conversion
conversion element
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JP10032142A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Mishima
和彦 三島
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7065Production of alignment light, e.g. light source, control of coherence, polarization, pulse length, wavelength
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7092Signal processing

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイナミックレンジの大きな光量調整機能を
備えることで、装置の拡大化を抑えつつ、高速、且つ高
精度な位置計測を行なうことのできる位置検出装置を提
供すること。 【解決手段】 位置検出装置においてパルス発光する光
を光源とするとともに、位置検出を行なう際のパルス数
を調整して検出されるマークの光量を最適化する事。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパルス光を光源とす
る位置検出装置及びそれを用いたデバイスの製造方法に
関するもので、特に半導体IC、LSI、CCD、液晶
パネル、磁気ヘッド等の各種のデバイスを製造する投影
露光装置のように、マスクやウエハ等の物体の位置情報
を該物体の像観察により高精度に検出し、該検出情報に
基づいて物体の位置合わせを行なう位置合わせ装置に好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】最近の半導体素子の製造技術の進展は目
覚ましく、それに伴う微細加工技術の進展も著しい。そ
の中心をなす光加工技術ではサブミクロンの解像力を有
する縮小投影露光装置、通称ステッパーが主流であり、
更なる解像力向上に向けて光学系の開口数(NA)の拡
大や、露光波長の短波長化が図られている。
【0003】露光波長の短波長化に伴って、露光光源も
g線、i線の超高圧水銀ランプからKrF更にArFの
エキシマレーザーに変移してきている。
【0004】投影パターンの解像力の向上に伴って、投
影露光装置におけるウエハとマスク(レチクル)を相対
的位置合わせするアライメントにも高精度化が必要とさ
れている。投影露光装置は高解像の露光装置であると同
時に高精度な位置検出装置としての機能も要求されてい
るのである。また、レチクル上のパターンをウエハに転
写する際、投影光学系のフォーカス位置を高精度に検出
することも高解像度の露光装置には要求される。
【0005】ここで狭義の位置検出はアライメント検
出、広義の位置検出はアライメント検出とフォーカス位
置検出を意味するものとして使用することとする。
【0006】位置検出装置の一つの形態としてレチクル
上に構成された位置合わせマークと、感光基板であるウ
エハ上、あるいは該感光基板を搭載するステージ上に構
成された基準板上の位置合わせマークを直接重ねて相対
位置を検出する所謂スルーザレチクルオートアライメン
ト(以下「TTR−AA」と呼ぶ)がある。
【0007】従来のTTR−AAの一例を図3を用いて
解説する。光源14(露光光の場合は水銀ランプ等、非
露光光の場合はハロゲンランプ等が用いられる)から出
射した照明光18は、光量調整を行なう光量減衰器20
(NDフィルター等)を透過し、照明系18を通った
後、ビームスプリッタ12を反射して検出光学系9、1
0に向かう。検出光学系9、10を透過した光は、レチ
クル2のマーク領域3をケーラー照明する。レチクル2
のパターン面上に形成されたマーク領域3からの反射
光、散乱光又は回折光17は再び検出光学系9、10を
通過してビームスプリッタ12を透過し、結像光学系1
3によりCCDカメラ等で構成される光電変換素子15
に到達する。光電変換素子15の管面上にはレチクル2
のパターン面上のマーク3(以下「レチクルアライメン
トマーク」と呼ぶ)の像が結像される。
【0008】一方、レチクル2上のマーク3の反射面領
域(パターン領域)以外に入射した光は、レチクルを透
過して投影光学系1を通過し、可動なウエハステージ4
上に構成されたアライメントマーク8(以下「ウエハア
ライメントマーク」と呼ぶ)を同様にケーラー照明す
る。アライメントマーク8はウエハステージ4上に構成
された基準板7上にパターン形成されている。ウエハ6
のアライメントを行う場合には、ウエハ6上に構成され
たアライメントマーク8を照明する。
【0009】ウエハアライメントマーク8を照明して得
られる反射光、散乱光又は回折光は、投影光学系1を通
過してレチクル2のパターン面上に結像する。そしてウ
エハアライメントマーク8の像もレチクルアライメント
マーク3と同じ光路を通って、光電変換素子15上に結
像する。光電変換素子15から得られるウエハアライメ
ントマーク8とレチクル2上のレチクルアライメントマ
ーク3の信号より両者の相対位置が算出される。算出さ
れた結果よりレチクルとウエハ上のパターンの重ね合せ
が最適となるように駆動可能なウエハステージ4がX、
Y、Z方向に駆動され、レチクル上に配置された不図示
の露光用照明系によりレチクル上の回路パターンが順次
ウエハ6上に露光される。
【0010】投影光学系のフォーカス位置計測において
は、上記光学系で結像されるレチクルアライメントマー
ク3とウエハアライメントマーク8の像を光電変換素子
15で検出し、それぞれの得られた画像コントラストか
ら投影光学系1のフォーカス位置検出を行なう。
【0011】図8はウエハアライメントマーク8を投影
光学系1の光軸方向に駆動した際、光電変換素子15か
ら得られる画像コントラストの変化の様子を模式的にグ
ラフ化したものである。ウエハアライメントマーク8の
画像コントラストはウエハアライメントマーク8を投影
光学系1の光軸方向の駆動により変化し、レチクル3の
投影光学系1を介した共役面(ベストフォーカス面:B
F)で最大になる。
【0012】但し、ウエハアライメントマーク8の画像
コントラストを検出する際、検出光学系自体のフォーカ
ス位置はレチクルアライメントマーク3に最適な状態で
無ければならない。そのためレチクルアライメントマー
ク3の画像コントラストもウエハアライメントマーク8
のフォーカス計測と同様な原理で求め、検出光学系のフ
ォーカス設定が行なわれる。具体的には例えば検出光学
系10をフォーカス方向に駆動して得られるコントラス
トカーブから算出されるベストフォーカス位置に検出光
学系10を固定する。検出光学系がレチクルに対して最
適に設定された状態になれば、ウエハアライメントマー
ク8のフォーカス方向の計測を実施することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにレチクルアライメントマーク3とウエハアライメ
ントマーク8を同一の光電変換素子上で同時に観察する
場合、高精度な検出するには、それぞれのマーク像の明
るさがある範囲に入らなければならない。
【0014】図4(a)はレチクル上のレチクルアライ
メントマーク3の一例、図4(b)はウエハステージ4
上のウエハアライメントマーク8の一例である。図4
(a)ではレチクル上のマーク3を301のように配置
し、投影露光装置がX、Y方向を同時に観察出来るよう
にマーク領域303の四隅にマークが配置されている。
【0015】図4(b)ではウエハアライメントマーク
8がレチクルアライメントマーク301のマークの無い
領域を通して観察出来るよう、十字型のマーク302と
して形成されている。これらのマークが前記位置検出系
で同時に観察される。
【0016】図5(a)はウエハアライメントマーク3
02とレチクルアライメントマーク301を同時に観察
した状態を示す図で、このような同時観察により両者の
相対位置が算出される。
【0017】また、投影光学系のフォーカス計測はアラ
イメントマーク301、302の画像コントラストから
算出される。
【0018】一般にウエハアライメントマーク302の
信号はレチクルアライメントマーク301に比べ投影光
学系1を透過する分、光量減少があり低くなる。図5
(b)〜(d)はこの時の水平方向の信号波形を示すも
のである。通常の最適な信号強度を表わしているのが図
5(c)で、レチクルとウエハマークの信号がある範囲
の強度で検出されるよう検出光学系に構成されている光
量減衰器20を調整する。光量減衰器20は回転可能な
回転板にNDフィルターが構成されたもので、回転によ
り光軸中に適正なNDフィルターを挿入して光量調整を
行なう。
【0019】図5(b)のように光量が多いとレチクル
アライメントマーク301のピーク付近の信号が飽和し
て、レチクルアライメントマーク301の高精度な検出
ができない。それに対し、図5(d)のように光量が少
ないとウエハアライメントマーク302の信号強度が低
くなり、今度はウエハアライメントマーク302の検出
精度の低下を招いてしまう。
【0020】光量対策としては各マークの個別検出があ
げられる。例えば図5(b)では、ウエハアライメント
マーク302だけを検出した後、光量減衰器20を切り
替えて図5(d)の状態にしてレチクルアライメントマ
ーク301だけを検出し、演算処理により相対位置を求
めることができる。
【0021】しかし、光量調整で光量減衰器20を切り
替えると、切り替えに時間がかかるという問題がある。
特に、従来のように光量減衰器20を切り替え式のND
フィルターのようなのもで構成すると交換にかなりの時
間がかかり、スループットの低下が問題となる。
【0022】また、最適な光量範囲が限定されている
為、光量調整の分解能をあげるには、NDフィルターの
種類を多くする必要がある。例えば、光量の最適範囲を
70%とし、100%〜6%まで光量調整するには、1
00%、70%、50%、34%、24%、17%、1
2%、8.4%、6%と9種類ものNDフィルターが必
要となり、装置が拡大化するという問題が発生する。
【0023】他の方法として従来の水銀ランプ、ハロゲ
ンランプ、He−Neレーザー等の連続光を光源とした
場合、光電変換素子の取り込み時間内でシャッター等の
機械的遮光体、或いは電流制御を用いて光のOn/Of
fまたは調光することが考えられる。しかしながらこの
ような制御は時間的な拘束から高速切り替えを意味し、
実質的に不可能であった。
【0024】本発明は上記問題を鑑み光量調整機能のダ
イナミックレンジを拡大しつつ高精度化し、装置の拡大
化を抑え、且つスループットへの影響を極力抑えた光電
検出装置、位置検出装置及び該位置検出装置を用いた投
影露光装置を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の位置検出装置
は、 (1−1)投影露光光学系を介して互いに共役な関係に
置かれた第1の物体と第2の物体の相対位置を前記第1
の物体上に設けられた第1のマークと前記第2の物体
上、または第2の物体と等価な位置に置かれている基準
板上に設けられた第2のマークを同一の光電変換素子に
より検出する位置検出装置において、前記位置検出装置
の光源としてパルス発光する光源を用いると共に、該光
源のパルス数を制御して前記相対位置を検出することを
特徴としている。
【0026】特に、 (1−1−1)前記パルス数が前記パルス光源の発生さ
せるスペックルによる前記相対位置検出の測定誤差を生
じない最小複数パルス数より小さくないこと。
【0027】(1−1−2)前記パルス数制御を前記光
電変換素子の取り込み時間内のパルス発光周波数を変え
ることによって行なうこと。
【0028】(1−1−3)前記パルス数制御を前記光
電変換素子の取り込み時間を変えることによって行なう
こと。
【0029】(1−1−4)前記取り込み時間変更の
時、該パルス光源を該パルス光源の最高の発光周波数で
発光すること。
【0030】(1−1−5)前記パルス数制御と共に他
の光量調整手段を併用すること。
【0031】(1−1−6)前記他の光量調整手段が複
数個のNDフィルターの選択によって行なわれること。
【0032】(1−1−7)前記位置検出装置において
前記光電変換素子の光量をモニタする第2の光電素子を
設けること。
【0033】(1−1−8)前記パルス数の制御を前記
第2の光電素子の出力によって行なうこと。
【0034】(1−1−9)前記相対位置の検出が前記
第1と第2の物体の前記投影光学系に関するアライメン
ト状態であること。
【0035】(1−1−10)前記相対位置の検出が前
記第1と第2の物体の前記投影光学系に関するフォーカ
ス状態であること。
【0036】(1−1−11)前記フォーカス状態を前
記光電変換素子に結像された像のコントラストを算出す
ることによって行なうこと。
【0037】(1−1−12)前記位置検出装置が前記
第1の物体に対してベストフォーカス状態に設定されて
いること。
【0038】(1−1−13)前記位置検出装置の前記
第1の物体に対するフォーカス状態を前記位置検出装置
内の光学素子を駆動して検出すること。
【0039】(1−1−14)前記第2物体のフォーカ
ス状態を前記位置検出装置に対し、前記第2物体または
前記基準板を前記投影露光光学系の光軸方向に駆動して
検出すること。等を特徴としている。
【0040】本発明の投影露光装置は、(2−1)構成
(1−1)のいずれか1項に記載された位置検出装置を
用いてレチクルとウエハとの位置合わせを行ないレチク
ル面上のパターンをウエハ面上に投影露光していること
を特徴としている。
【0041】本発明のデバイスの製造方法は、(3−
1)構成(1−1)のいずれか1項記載の位置検出装置
を用いてレチクルとウエハとの位置合わせを行なった後
に、レチクル面上のパターンをウエハ面上に投影露光し
ていることを特徴としている。
【0042】本発明の光電検出装置は、(4−1)照明
された対象を光電変換素子で検出する装置で、前記対象
をパルス発光光で照明するとともに、該パルス発光光の
パルス数の制御により前記光電変換素子による検出の制
御を行うことを特徴としている。
【0043】特に、(4−1−1)前記パルス発光光の
パルス数の制御を前記光電変換素子の取り込み時間内の
パルス発光数を変えることによって行うこと。
【0044】(4−1−2)前記パルス発光光のパルス
数の制御を前記光電変換素子の取り込み時間を変えるこ
とによって行うこと。等を特徴としている。
【0045】
【発明の実施の形態】図1は本発明の位置検出装置を半
導体素子製造用の投影露光装置に適用した実施例1の要
部概略図で、X、Y座標軸は図に示すように定義する。
同図の投影露光装置における位置検出装置のX及びY方
向の位置検出光学系は同等なので、以下、X方向に配置
された位置検出装置について解説する。
【0046】なお、図4に示すマークを用いればX方向
に配置された位置検出装置だけでもX及びYの両方向の
計測が可能である。
【0047】図1においてパルス発光する光源23(エ
キシマレーザー等)から出射した光は不図示の各種光学
系(レンズ、ミラー等)により拡散板21に導光され
る。拡散板21は駆動機構24に保持されて時間的且つ
空間的に揺動され、レーザー光特有のスペックルの影響
を除去する。スペックルの影響は拡散板21と光の入射
位置の相対位置を変える事でを除去できるため、本実施
例のように拡散板21を時間的、空間的に揺動する代わ
りに、拡散板21に入射する光の方を揺動しても同じ効
果が得られる。また、拡散板21と同様な効果が得られ
る光学素子を用いることも可能で、拡散板21を位置検
出光学系内の他の位置に配置することもできる。
【0048】拡散板21を透過した光は光量減衰機20
(NDフィルター)に導光される。光量減衰器20の位
置も位置検出系内であればどこに配置しても構わない。
光量減衰器20を透過した光は位置検出系の照明光学系
19を通過してビームスプリッタ12に入射して反射し
た後、検出光学系9、10に向かう。ビームスプリッタ
を偏光ビームスプリッタとして構成すれば紙面に垂直な
S成分が反射して検出光学系に向かう。この時不図示の
λ/4を検出光学系に構成すると、検出光を効率良く光
電変換素子15に導光することができる。
【0049】検出光学系9、10を通過した光は、レチ
クル2のパターン面上に構成されたレチクルアライメン
トマーク3をケーラー照明する。照明されたレチクルア
ライメントマーク3より反射、散乱又は回折した光(以
下では「レチクル信号光」と呼ぶ)は、再び検出光学系
9、10に戻る。レチクル信号光は検出光学系9、10
を通過した後、今度はビームスプリッタ12を透過し、
結像光学系13により光電変換素子15上の管面上にレ
チクルアライメントマーク3の像を結像する。
【0050】レチクルアライメントマーク3のマークパ
ターン領域以外を照明した光はレチクル2を透過し、投
影光学系1を通過した後、ウエハ6あるいはウエハステ
ージ4上に構成された基準プレート7上のウエハアライ
メントマーク8をケーラー照明する。照明されたウエハ
アライメントマーク8からも反射光、散乱光あるいは回
折光が発生し、これらの光は再び投影光学系1を戻っ
て、ウエハアライメントマーク8の像を投影光学系1に
よりレチクル面上に結像する。
【0051】ウエハアライメントマーク8の結像位置は
結像関係よりレチクルアライメントマーク3のマークパ
ターン領域以外(レチクルアライメントマーク3の間)
になる。該領域を通過したウエハアライメントマーク8
の光はレチクルアライメントマーク3と同様に光電変換
素子15の管面上に結像される。
【0052】以上の構成によりレチクルアライメントマ
ーク3とウエハアライメントマーク8の像は光電変換素
子15上に同時に結像して光電検出され、両者の相対位
置が算出される。相対位置の算出は光電変換素子15か
らの信号及びウエハステージ4の位置に基づいて演算処
理器201が行なう。算出された相対位置に基づいて不
図示の駆動手段によりウエハステージ4を駆動して重ね
露光が行なわれる。
【0053】上記の位置検出においては、課題で述べた
様に一般にレチクルアライメントマーク3とウエハアラ
イメントマーク8の光電変換素子15上の像の明るさが
異なる。例えばウエハアライメントマーク8からの光は
レチクルアライメントマーク3に比べ、照明時及び検出
時の2回投影光学系1を透過するため光量が減少する。
その為、レチクルアライメントマーク3に比べ、ウエハ
アライメントマーク8の像の方が暗く検出される。従っ
て、光電変換素子15でレチクルアライメントマーク3
とウエハアライメントマーク8を同時に精度良く検出す
るには、最適な光量になるよう、駆動系24により光量
減衰器20を駆動しなければならない。光量減衰器20
は例えば回転式の回転板にNDフィルター26を複数個
並べて構成したもので、回転して光軸上に挿入するND
フィルターを換えることで光量を変えることができる。
【0054】光電検出に当たっての最適な光量とはレチ
クルアライメントマーク3の検出光量が飽和せず、且つ
ウエハアライメントマーク8の検出光量ができるだけ多
くなることである。光源としてエキシマレーザーの様な
パルス発光する光源を用いれば、光電変換素子15の取
り込み時間内のパルス数の調整により大きなダイナミッ
クレンジで高精度な光量の調整が可能となる。このため
図1では、光電変換素子15より算出される像の明るさ
に基づいて演算処理装置201が最適なパルス数を算出
する。該算出値に従ってレーザー側を制御して位置計測
時のパルス数を調整し、光量調整を行なう。実際にはレ
チクルアライメントマーク3は必ずしもウエハアライメ
ントマーク8に比べ明るいとは限らない為、算出する明
るさは検出信号光量の最大値を求める。
【0055】図2は光電変換素子15により検出される
検出信号光量(最大値)とレーザーパルスの関係を示し
たものである。図2(a)はパルス発光する光源による
検出信号強度の最大値の時間に対する変化、図2(b)
はパルス発光の様子を時間を横軸にして模式的に表した
ものである。
【0056】図2(a)に示すように、パルス数を増や
すと検出信号光量はに比例して大きくなる。一方、信号
検出の最適光量には範囲があり、該範囲に入るようにパ
ルス数を調整する必要がある。図2(a)の場合、最適
光量に入れるにはパルス数をt2からt3の間になるよ
うに制御すると良い。即ち、t1よりも少ないパルス数
では光量が低いため、ウエハアライメントマーク8の検
出信号が精度良く検出出来ず、t4よりもパルス数を増
やしてしまうと、今度は検出信号光量が飽和して、レチ
クルアライメントマーク3の検出精度が劣化してしま
う。従って、t2からt3の範囲で計測すると精度良く
位置検出が可能となる。
【0057】パルス数の制御は、予め求められている最
適なパルス数を発光するように演算処理装置201から
レーザー側に指令が出される。また、光電信号取り込み
のタイミングと同期するように光電変換素子15側にも
演算処理装置201よりトリガー信号が送られる。15
にトリガー信号が送られると同時にレーザー発光のトリ
ガー信号も同時に送られるため発光が同期して起こり、
所望のパルス数が発光された時点で、レーザー側に発光
停止の指令が出る。以上の手順で、所望のパルス数での
位置計測が可能となる。
【0058】レーザーパルス数による検出光量の調整
は、光量減衰器20を機械的に交換する頻度を低下さ
せ、且つ交換時間を減少させることを可能とし、更に光
量減衰器20の種類を減らすことができるメリットがあ
る。
【0059】典型的な例としてレーザーのパルス周波数
を1KHzとし、光電変換素子15の取り込み時間を2
0msとすると、1回の取り込みに対して最大20パル
スの取り込みが可能である。但しレーザー光を光源とす
る場合は光電変換素子15上に形成される像にスペック
ルが発生し、像にノイズが乗ることを考慮しなければな
らない。スペックルの影響を押さえるには、上記の拡散
板21等を用いて結像面上で時間的、或いは空間的にス
ペックルを平均化する必要がある。即ち、スペックルに
よる悪影響を取り除くには、取り込み時間内にある程度
のパルス数が必要となり、例えば図2(b)でいうとt
0以上のパルス数が必要になる。この場合、選ばれるパ
ルス数はスペックルを除去できる最小パルス数より小さ
くない様に選ばれる。
【0060】ここでスペックルの影響を除去する為の最
少のパルス数を10パルスと考えると、最大20パルス
の取り込みが可能なことよりパルス数による調光の範囲
は50%となる。従って、計測可能な光量範囲を70%
とし、パルス数とNDフィルターの組み合わせで光量調
整すると必要なNDフィルターは、100%、34%、
12%の3種類で良い事になる。この値は課題のところ
で述べた9種類のNDフィルターが必要な光量減衰器2
0の構成に比べ効果が明らかである。
【0061】以上説明したようにパルス発光するレーザ
ーを光源とすれば、パルス数を制御して調光する事で位
置検出装置において位置検出光学系内の光量減衰器20
の種類を減らす事ができる。
【0062】また本発明では検出光量の最大値に着目し
てパルス数を調光している為、高精度且つ高速な位置検
出が可能になり、光量減衰器の切り替えが少なくなって
スループットの低下を極力抑えることができる。
【0063】図6は本発明の実施例2を示すものであ
る。本実施例は位置検出光学系の構成が実施形態1とほ
ぼ同様で、同じ記号を付したものは同じ効果及び同じ機
能を有する。このため同一点についての説明は割愛し、
相違点について説明する。
【0064】実施例1と同様にレチクルアライメントマ
ーク3とウエハアライメントマーク8からの検出光17
はビームスプリッタ12を透過した後、結像光学系13
に入射する。本実施例では第1の光電変換素子15の前
にビームスプリッタ22が配置されていることが特徴で
ある。ビームスプリッタ22によって検出光の一部は反
射し、第2の光電変換素子16に入射する。ビームスプ
リッタ22を透過した光は実施例1と同様に第1の光電
変換素子15に到達し、同様にレチクルアライメントマ
ーク3とウエハアライメントマーク8の相対位置検出を
行なう。
【0065】第2の光電変換素子16は入射してくる光
量だけを検出するもので、検出光量の絶対値が検出可能
で、且つレーザーの1パルス毎の光量を検出できるもの
であれば良い。16は光量のモニターをして第1の光電
変換素子15上の光量を類推する役割をする。
【0066】第2の光電変換素子16は検出光量の総量
を検出するため、計測するマークが限定されている場
合、またはマークの種類とその時の第1の光電変換素子
15上で検出される像の明るさが予め求められている場
合に特に有効である。16の計測中の光量がリアルタイ
ムで計測出来ることを利用すれば、第1の光電変換素子
15上の光量が最適になるタイミングを見つけることが
できる。
【0067】図2は本発明の光量調整を説明するもの
で、図2(a)で第2の光電変換素子16からの出力を
示す縦軸の光量が最適光量の範囲に入った段階が、第1
の光電変換素子15でも最適な光量と判断する。従って
光量減衰器20を交換しなくてもよい状態であれば検出
光17の光量をモニターし、最適光量となるパルスが発
光した段階で演算処理装置201からレーザー側に発光
の停止する信号を送る。該信号に基づきレーザーの発光
が中止するため、所望のパルス数で位置検出が行なわれ
る。
【0068】以上のように位置検出光学系内に第2の光
電変換素子16を配置すれば、第1の光電変換素子15
の明るさを複数回計測しなくても、リアルタイムで最適
パルス数になるようレーザーの発光を制御することがで
きる。従ってより高速で且つ最適な光量でレチクルアラ
イメントマーク3とウエハアライメントマーク8の相対
位置検出が可能となる。
【0069】図6ではビームスプリッタ22及び第2の
光電素子16を結像光学系13の後側に配置した例を示
したが、検出光17の光量の情報が検出出来る形態であ
れば16の挿入位置は任意で良い。例えばビームスプリ
ッタ12と結像光学系13の間に、ビームスプリッタ2
2と第2の光電変換素子16を配置しても同様な効果が
得られる。
【0070】図7は本発明の実施例3で投影光学系1に
よるレチクルパターンのウエハ側の共役面(結像面)の
光軸方向の位置計測を行なうものである。本実施例の位
置検出光学系の構成も実施例1とほぼ同様で、同じ記号
を付したものは同じ効果及び同じ機能を有する。このた
め同じ点についての説明は割愛し、相違点について説明
する。
【0071】図7で検出光学系9、10はテレセントリ
ックな光学系で、検出光学系10(以下リレーレンズと
呼ぶ)を駆動機構25により検出光学系の光軸方向に駆
動して10の位置を最適化し、レチクル面上のレチクル
アライメントマーク3の像を光電変換素子15上に良好
に結像させる。最適化は光電変換素子15で観察される
レチクルアライメントマーク3のコントラストの算出に
より行なわれる。
【0072】図8はリレーレンズ10の光軸方向の位置
と光電変換素子15から観察されるレチクルアライメン
トマーク3の画像コントラストの変化の様子を表してい
る。画像コントラストは、レチクルアライメンマーク3
(レチクルパターン面)の共役面(ベストフォーカス
面)が光電変換素子15の管面に位置した場合、最大と
なる。つまりリレーレンズ10を駆動して複数のリレー
位置についてレチクルアライメントマーク3のコントラ
ストを算出すれば、レチクルに対する検出光学系のベス
トフォーカス面位置の設定を行なうことができる。
【0073】このようにして求めたベストフォーカス位
置にリレーレンズ10を駆動した後、今度は光電変換素
子15上のウエハアライメントマーク8の像に着目す
る。
【0074】ウエハアライメントマーク8もレチクルア
ライメントマーク3と同様に検出光学系のフォーカス方
向の位置に対し画像コントラストが変化する。前述の様
に検出光学系はレチクルアライメントマーク3に対しベ
ストフォーカス状態に設定されている。ウエハアライメ
ントマーク8のフォーカス検出は投影光学系1の光軸方
向であるウエハステージ4の上下方向にウエハステージ
4を駆動して検出画像のコントラストを算出することで
行なう。ベストフォーカス面はレチクルアライメントマ
ーク3と同様の手順で画像コントラストより求めること
が出来る。レチクルアライメントマーク3と同一の検出
位置でベストフォーカス検出を行なっているため、ウエ
ハアライメントマーク8のフォーカス位置は投影光学系
によるレチクルパターン面の共役面に一致する。求めた
フォーカス位置にウエハステージ4を駆動し、感光基板
であるウエハ面を持って行き露光する事で、ベストフォ
ーカス位置で露光することが出来る。
【0075】上記説明したフォーカス位置計測では、コ
ントラストの算出を取り込む画像の明るさが最適な状態
で行なわないと、精度良い計測が出来ない。フォーカス
位置計測でも実施例1で示したように光電変換素子15
の取り込み時間内のパルス数を可変制御して調光を行な
えば、位置検出光学系内に持つ光量減衰器20の種類を
減らす事ができる。
【0076】本実施例では検出光量の最大値に着目して
パルス数による調光をしている為ダイナミックレンジが
大きく、高精度且つ高速のフォーカス位置検出が可能
で、スループットの低下を極力抑えることが可能とな
る。
【0077】図9は本発明の実施例4でパルス数の変更
による他の調光方法を説明するもので、横軸は光検出器
の取り込み時間、各縦棒はパルスの発光を意味してい
る。
【0078】本特許は位置検出装置において、取り込み
時間内でのパルス数の変更によって明るさを調整する事
を特徴としている。図9(a)は実施例1に対応するも
ので光検出器の取り込み時間とパルス光の周波数を固定
にし、ある所定のパルス数でパルス発光を中止する方法
である。図9(a)では取り込み時間の途中、9パルス
でパルス発光を中止して調光している。
【0079】図9(b)は光検出器の取り込み時間を固
定にして、パルス光の周波数を変更し、所定のパルス数
を取り込む方法を示すものである。図9(b)では各縦
棒の間隔が周波数に対応し、間隔(周波数)を変更し
て、所定のパルス数(9パルス)を取り込んでいる。
【0080】図9(c)はパルス光の周波数を固定に
し、発光の周波数を光源が持っている最大の周波数とし
て、所定のパルス数(9パルス)が発光した時点で、光
検出器の取り込みを中止する方法を示している。本実施
例は光源の周波数を最大にし、取り込み時間を変更する
ので、計測時間を短縮化出来ると云う特徴を有する。
【0081】以上の様に、光検出器の取り込み時間内で
のパルス数の変更には、種々の方法が有り、使用する光
検出器や光源の性質、特性を考慮して、選択を行なう事
が望ましい。
【0082】次に上記説明した投影露光装置を利用した
半導体デバイスの製造方法の実施形態を説明する。
【0083】図10は半導体デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、或いは液晶パネルやCCD等)の製造
のフローを示す。
【0084】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では
設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0085】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0086】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0087】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0088】図11は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。
【0089】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0090】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0091】本実施形態の製造方法を用いれば、従来は
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に製
造することができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
電検出装置、位置検出装置においてパルス発光する光を
光源とするとともに、検出を行なう際のパルス数を調整
して検出される対象の光量を最適化する事で、ダイナミ
ックレンジが大きく、且つ高精度な検出が可能となる。
また検出装置内の光量を調整する光量調整器の切り替え
を最小限に抑えることができる為、高速でスループット
の低下を極力抑えた装置を提供することが可能となっ
た。
【0093】また、本発明ではパルス数の制御という新
しい自由度を導入により光量減衰器の種類を減らす事が
出来る為、装置の拡大化を抑え、装置全体の拡大化を抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の概略図
【図2】検出光量とパルス数の関係を表すグラフ
【図3】従来例を示す図
【図4】レチクルアライメントマークとウエハアライメ
ントマークの一例
【図5】レチクルアライメントマークとウエハアライメ
ントマークの光量に対する検出波形
【図6】本発明の実施例2の概略図
【図7】本発明の実施例3の概略図
【図8】フォーカス変動時の検出画像コントラスト変化
の様子、
【図9】本発明の実施例4の概念説明図
【図10】本発明のデバイスの製造方法のフローチャー
【図11】本発明のデバイスの製造方法のフローチャー
【符号の説明】
1 投影光学系 2 マスク(レチクル) 3 レチクルアライメントマーク 4 ウエハステージ 5 ウエハチャック 6 ウエハ 7 基準マークプレート 8 ウエハアライメントマーク 9、10 検出光学系 11 ミラー 12 ビームスプリッタ 13 結像光学系 14 レーザー光源 15 第1の光電変換素子 16 第2の光電変換素子 17 検出光 18 照明光 19 照明光学系 20 光量減衰器 21 拡散板 22 ビームスプリッタ 23 パルスレーザー光源 24、25 駆動機構 26 NDフィルター 201 演算処理装置 301 レチクルアライメントマーク 302 ウエハアライメントマーク 303 マーク領域

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影露光光学系を介して互いに共役な関
    係に置かれた第1の物体と第2の物体の相対位置を前記
    第1の物体上に設けられた第1のマークと前記第2の物
    体上、または第2の物体と等価な位置に置かれている基
    準板上に設けられた第2のマークを同一の光電変換素子
    により検出する位置検出装置において、前記位置検出装
    置の光源としてパルス発光する光源を用いると共に、該
    光源のパルス数を制御して前記相対位置を検出すること
    を特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス数が前記パルス光源の発生さ
    せるスペックルによる前記相対位置検出の測定誤差を生
    じない最小複数パルス数より小さくないことを特徴とす
    る請求項1記載の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記パルス数制御を前記光電変換素子の
    取り込み時間内のパルス発光周波数を変えることによっ
    て行なうことを特徴とする請求項2記載の位置検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記パルス数制御を前記光電変換素子の
    取り込み時間を変えることによって行なうことを特徴と
    する請求項2記載の位置検出装置。
  5. 【請求項5】 前記取り込み時間変更の時、該パルス光
    源を該パルス光源の最高の発光周波数で発光することを
    特徴とする請求項5記載の位置検出装置。
  6. 【請求項6】 前記パルス数制御と共に他の光量調整手
    段を併用することを特徴とする請求項2記載の位置検出
    装置。
  7. 【請求項7】 前記他の光量調整手段が複数個のNDフ
    ィルターの選択によって行なわれることを特徴とする請
    求項6記載の位置検出装置。
  8. 【請求項8】 前記位置検出装置において前記光電変換
    素子の光量をモニタする第2の光電素子を設けることを
    特徴とする請求項2記載の位置検出装置。
  9. 【請求項9】 前記パルス数の制御を前記第2の光電素
    子の出力によって行なうことを特徴とする請求項7記載
    の位置検出装置。
  10. 【請求項10】 前記相対位置の検出が前記第1と第2
    の物体の前記投影光学系に関するアライメント状態であ
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の
    位置検出装置。
  11. 【請求項11】 前記相対位置の検出が前記第1と第2
    の物体の前記投影光学系に関するフォーカス状態である
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の位
    置検出装置。
  12. 【請求項12】 前記フォーカス状態を前記光電変換素
    子に結像された像のコントラストを算出することによっ
    て行なうことを特徴とする請求項11記載の位置検出装
    置。
  13. 【請求項13】 前記位置検出装置が前記第1の物体に
    対してベストフォーカス状態に設定されていることを特
    徴とする請求項12記載の位置検出装置。
  14. 【請求項14】 前記位置検出装置の前記第1の物体に
    対するフォーカス状態を前記位置検出装置内の光学素子
    を駆動して検出することを特徴とする請求項13記載の
    位置検出装置。
  15. 【請求項15】 前記第2物体のフォーカス状態を前記
    位置検出装置に対し、前記第2物体または前記基準板を
    前記投影露光光学系の光軸方向に駆動して検出すること
    を特徴とする請求項14記載の位置検出装置。
  16. 【請求項16】 前記請求項1〜15のいずれか1項に
    記載された位置検出装置を用いてレチクルとウエハとの
    位置合わせを行ないレチクル面上のパターンをウエハ面
    上に投影露光していることを特徴とする投影露光装置。
  17. 【請求項17】 請求項1から15のいずれか1項記載
    の位置検出装置を用いてレチクルとウエハとの位置合わ
    せを行なった後に、レチクル面上のパターンをウエハ面
    上に投影露光していることを特徴とするデバイスの製造
    方法。
  18. 【請求項18】 照明された対象を光電変換素子で検出
    する装置で、前記対象をパルス発光光で照明するととも
    に、該パルス発光光のパルス数の制御により前記光電変
    換素子による検出の制御を行うことを特徴とする光電検
    出装置。
  19. 【請求項19】 前記パルス発光光のパルス数の制御を
    前記光電変換素子の取り込み時間内のパルス発光数を変
    えることによって行うことを特徴とする請求項18記載
    の光電検出装置。
  20. 【請求項20】 前記パルス発光光のパルス数の制御を
    前記光電変換素子の取り込み時間を変えることによって
    行うことを特徴とする請求項18記載の光電検出装置。
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