JP3245026B2 - 露光方法及び露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 - Google Patents
露光方法及び露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法Info
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Description
半導体デバイス、CCD等の撮像デバイス、液晶パネル
等の表示デバイス、磁気ヘッド等のデバイスを製造する
工程の内、フォトリソグラフィー工程に使用される露光
方法に関するものである。
トリソグラフィー技術を用いて製造する際に、レチクル
(マスク)のパターンを直接に、または所定の割合で縮
小してウエハ(感光基板)に塗布された感光材に露光す
る露光装置が使用されている。一般に、ウエハに塗布さ
れた感光材には適性露光量が定められており、従来の露
光装置では照明光学系の中にハーフミラーを配置し、こ
のハーフミラーによって分岐した露光光の光量を受光素
子(第1の受光手段)によりモニタし、その結果に応じ
て前述の適正露光量となるよう露光量制御を行ってい
る。
遠紫外領域の光を発するエキシマレーザが露光装置の光
源として用いられてきている。しかしながら、露光光と
してエキシマレーザ光を使用した場合、照明光学系、ハ
ーフミラー等の光学部品の硝材及びコーティング膜の光
学特性が次第に変化することが分かった。これはエキシ
マレーザ光の照射により、光学部品の硝材及びコーティ
ング膜の屈折率等が変化することによるものと考えられ
る。したがって、ハーフミラーによって分岐されたエキ
シマレーザ光の光量と、ウエハ上に達するエキシマレー
ザ光の光量との比も変化することになり、この比が一定
のものと仮定して露光量制御を行うと、実際の露光量と
適性露光量との差が所定の許容値を越えることがある。
傍に受光素子(第2の受光手段)を配置し、前述の照明
光学系内の光量をモニタする第1の受光手段と、この第
2の受光手段の出力の比をとり、この比を用いて露光中
の第1の受光手段の感度を補正し、適正光量で露光を行
う露光方法が知られている。
述の方法で各受光手段の出力の比をとる際には、実際に
露光に用いるレチクル(実レチクル)を感度補正用のパ
ターンを有した専用のテストレチクルに交換する、ある
いは実レチクルを取りはずす必要があった。そのため、
高精度な測定が要求されればされるほど、頻繁に感度補
正を行わねばならず、スループット低下の要因となって
いた。
の受光手段の感度を補正することのできる露光方法を提
供することを目的とする。
め、本願第1発明は、光源から発した露光光により転写
パターンが形成されたマスクを照明光学系を介して照明
し、前記露光光で前記転写パターンを感光基板に転写す
る露光方法において、予め、前記マスクが前記露光光の
光路中にない状態で、前記照明光学系中の光量に応じた
検出値と前記感光基板上の光量に応じた検出値との第1
の比と、前記マスクが前記露光光の光路中にある状態
で、前記照明光学系中の光量に応じた検出値と前記感光
基板上の光量に応じた検出値との第2の比とを演算する
第1工程と、少なくとも1回の露光を行った後、再び前
記マスクが前記露光光の光路中にある状態で、前記照明
光学系中の光量に応じた検出値と前記感光基板上の光量
に応じた検出値との第3の比とを演算する第2工程を有
し、前記第1、第2及び第3の比を用いて、前記照明光
学系中の光量に応じた検出値に対する感度を補正するこ
とを特徴とする。
間に置かれ、前記露光光を受光する第1受光手段と、前
記感光基板上に入射した露光光を受光する第2受光手段
とを有し、本願第1発明の露光方法を用いて露光を行う
ことを特徴とする露光装置である。
た露光光により転写パターンが形成されたマスクを照明
する照明光学系とを有し、前記露光光で前記転写パター
ンを感光基板に転写する露光装置において、前記光源と
前記マスクの間に置かれ、前記露光光を受光する第1受
光手段と、前記感光基板の露光面とほぼ同じ高さに反射
面をもつ反射手段と、前記反射手段によって反射された
露光光を受光する第2受光手段と、演算手段とを有し、
前記演算手段は前記第1受光手段の受光量と前記第2受
光手段の受光量を用いて前記第1受光手段の感度の補正
のための値を演算することを特徴とする。
法、または本願第2、第3発明の露光装置を用いてデバ
イスを製造することを特徴とするデバイスの製造方法で
ある。
す概略図であり、IC、LSI等の半導体デバイス、液
晶デバイス、CCD等の撮像デバイス、磁気ヘッド等の
デバイスを製造する際に用いる投影露光装置である。
率調整用の所定の透過率を有するNDフィルタ20を透
過した後、ビーム整形光学系2によって所望の形状のビ
ームに整形され、ハエノ目レンズ等のオプティカルイン
テグレータ3の光入射面に指向される。ハエノ目レンズ
は複数の微小レンズの集合からなるものであり、その光
射出面近傍に複数の2次光源が形成される。21は2次
光源の大きさや形状を決定する開口絞りであり、照明の
σ値を変更する場合や斜入射照明を行う場合は、この開
口絞り21を交換する。4はコンデンサレンズであり、
オプティカルインテグレータ3の2次光源からの光束で
マスキングブレード6をケーラー照明している。マスキ
ングブレード6とレチクルRは結像レンズ7とミラー8
によって共役な関係に配置されており、マスキングブレ
ード6の開口の形状を定めることによってレチクルRに
おける照明領域の形状と寸法が規定される。図中、破線
で囲まれた各部材により照明光学系100が構成されて
いる。
ジである。10は投影光学系であり、レチクルRに描か
れた回路パターンを感光剤が塗布されたウエハWに縮小
投影する。11はウエハWが置かれたウエハステージで
あり、紙面に平行及び垂直な方向に移動することで、ウ
エハW上の各露光領域にレチクルRの回路パターンの像
が形成される。101は不図示の駆動装置によって、ウ
エハステージ11の位置を精度良く制御するためのステ
ージ制御系である。
出器であり、コンデンサレンズ4からの照明光束の一部
をハーフミラー5によって分割し、分割された光束をモ
ニタすることにより間接的にウエハWに供給される露光
量をモニタしている。ウエハステージ11上のウエハW
の近傍には、反射面の高さがウエハWとほぼ同じ高さに
なる様に調整された基準反射面13及び14が置かれ
る。基準反射面13は露光光に対して所定の反射率を有
しており、基準反射面14は露光光に対して反射率がゼ
ロである。基準反射面13で反射された光束は、投影光
学系10、レチクルRを介して照明光学系100に戻
り、照明光学系100内のハーフミラー5によって一部
の光束が反射され、集光レンズ16によって集光されて
第2光量検出器15に入射する。第2光量検出器15の
入射面は集光レンズ16によって、マスキングブレード
6と光学的に共役な位置に置かれており、したがってレ
チクルRの回路パターン面やウエハWの表面とも共役な
関係になるように配置されている。102は、第1光量
検出器12と第2光量検出器15からの信号を処理し
て、露光中の第1光量検出器12の感度補正を行なうと
ともに、感度補正された結果に基づいて適正な露光量と
なるように光源1の出力エネルギを決定する光量演算器
である。103は光源制御系であり、光量演算器102
からの指令に応じて光源1の出力エネルギを制御する。
ーザ等が用いられる。以下、本実施の形態では、光源1
にエキシマレーザを用いる場合を対象にして説明を行
う。一般にエキシマレーザを露光装置の光源として用い
る場合は、発光毎に光量のばらつく複数のパルス光によ
って1ショットの露光領域を露光することになる。
光量検出器12の感度補正を行なって適正な露光量を供
給する手順を、図2に示すフローチャートに基づいて説
明する。
いは定期的なメンテナンス時)には、ウエハステージ1
1上に不図示の絶対照度計を取りつけて、光源制御系1
03からの指令で光源1を所定のパルス数発光させて、
第1光量検出器12の出力信号を測定する。この時の第
1光量検出器12の出力信号S1が、絶対照度計で測定
したウエハW面上の光量E(mJ/cm2/pulse) に対応す
る値であり、E=gS1で表せる。次に、所定の反射率
を有する基準反射面13を投影光学系10の露光領域に
移動させ、第2光量検出器15の出力信号S2を用い
て、gS1=fS2(=E)となる様に感度調整(ゲイ
ン調整)を行う。ここで、g、fはそれぞれ出力信号S
1、S2をウエハW面上の光量に変換するためのゲイン
である。この時点であれば、第1光量検出器12によっ
て、ウエハWに供給される露光量が正確に測定でき、適
正な露光量制御を行うことができる。
によって光学部品の透過率が変化すると、第1光量検出
器12の出力信号S1によって予測されるウエハW面上
の光量と実際の光量に差が生じる。本実施の形態では、
第1光量検出器12の感度補正を、レチクルステージ9
上にレチクルRを載置しない状態と、載置した状態で予
め実施される第1の感度補正ステップ(以下、第1ステ
ップとも記す)と、所定回数の露光を行い、第1の感度
補正ステップを行った時から光学部材の経時変化が起こ
ったと思われる際に、レチクルRを保持した状態で実施
される第2の感度補正ステップ(以下、第2ステップと
も記す)によって行う。
エハステージ11を所定の反射率を有する基準反射面1
3が投影光学系10の露光領域に来るように移動させた
後、光源制御系103からの信号によって光源1を発光
させて、1パルス当たりの第1光量検出器12の出力信
号S1と第2光量検出器15の出力信号S2とを光量演
算器102に取り込み、ウエハW面上の光量を演算す
る。この時gS1≠fS2の場合は、初期設定時に絶対
照度計で調整した時点から、照明光学系100、投影光
学系10の透過率が経時的に変化したと判断される。し
たがって、光量演算器102で出力信号S1、S2を基
に感度補正計算を行なう。第2光量検出器15の出力信
号S2は、照明光学系100のハーフミラー5以降の透
過率をTI、投影光学系10の透過率をTP 、所定の
反射率を有する基準反射面13の反射率をRとすると、 S2∝TI 2×TP 2×R (1) であり、照明光学系100と投影光学系10の透過率の
2乗に比例している。初期設定時に絶対照度計で校正し
た時の照明光学系100の透過率をTI0、投影光学系1
0の透過率をTP0、同様に経時変化後の照明光学系10
0の透過率をTI1、投影光学系10の透過率をTP1とし
た時、経時変化後の出力信号をもとに演算されるウエハ
W面上の光量の比をα=fS21 /gS11 とすると、
gS11 =fS20 (S20 は経時変化がなかった場合
の第2光量検出器15の出力信号)より、 α=(TI1×TP1)2 /(TI0×TP0)2 (2) と表せる。αは、照明光学系100および投影光学系1
0の透過率変化の2乗に相当する。この場合、第1光量
検出器12の出力信号S1から予測されるウエハW面上
の光量Eは、E=√α×gS1になる。この√αが第1
ステップの感度補正係数として、光量演算器102に保
存される。
に保持した後、反射率Rの基準反射面13を投影光学系
10の露光領域に移動させた状態で、光源1を発振させ
て第1光量検出器12、第2光量検出器15の信号S1
2 、S22 を測定する。その後、反射率ゼロの基準反射
面14を同様に投影光学系10の露光領域に移動させ
て、光源1を発光させて第1光量検出器12、第2光量
検出器15の出力信号S13 、S23 を測定する。
するCr等によって反射されて、第2光量検出器15に
入射する光量の割合をP1 、レチクルRの透過部分を透
過して、投影光学系10を介して基準反射面13によっ
て反射され、再び投影光学系10及びレチクルRの透過
部を透過して第2光量検出器15に入射する光量の割合
をP2 とすると、 S22 ∝(TI1 2 ×P1 +(TI1×TP1)2 ×P2 ×R) (3) S23 ∝(TI1 2 ×P1 ) (4) このS22 とS23 の差が、ウエハW面上の光量に対応
する出力信号になる。
率の積の2乗に比例した情報になっている。(5)式に
おいて光源1のパルス毎の光量のばらつきの影響を除去
するため、第2光量検出器15の出力信号をもとに演算
されるウエハW面上の光量を、第1光量検出器12の出
力信号をもとに演算されるウエハW面上の光量で除算す
る。
ための初期値D0 として光量演算器102に保存され
る。
光を開始する直前の感度の補正、及び第2ステップで感
度補正係数を求めるのに必要な初期値の算出が行なわれ
る。次に、レチクルRの回路パターンを順次投影露光を
行なっていく途中で行われる第2の感度補正ステップに
ついて説明する。
100や投影光学系10の透過率が変化するため、本実
施の形態では、N枚のウエハの露光が終了すると再び基
準反射面13、14を投影光学系10の露光領域に移動
させて、第1光量検出器12、第2光量検出器15の出
力信号によって感度補正を行う。照明光学系100の透
過率がTI2に、投影光学系10の透過率がTP2に変化し
た場合、 β=D/D0 =(TI2×TP2)2 /(TI1×TP1)2 (7) 上式で求められる係数βは、透過率変化の2乗に相当す
る値になり、√βが透過率変化に相当する。この√β
が、第2ステップの感度補正係数として光量演算器10
2に記憶される。
補正をウエハN枚毎に行なう様に設定しているが、例え
ば、感度補正のタイミングを任意の枚数で設定する様な
方法でも良い。また、透過率変動の量がある一定の数値
を越えると予測されたら感度補正を実行する様に設定す
れば、感度補正が必要のない場合には透過率変化の測定
を行なわないので、スループットの低下を必要最小限に
押さえることができる。
の出力信号S1から予測されるウエハW面上の光量E
は、E=√α×√β×gS1になる。√α×√β×gが
第2ステップの感度補正を行うことにより新たに求めら
れた出力信号S1に対するゲインである。これによりウ
エハW上の光量が正確に測定でき、適正な露光量で露光
可能になる。
Rの回路パターンの透過部分の面積が少ない場合は、測
定する第2光量検出器15の出力信号S22 とS23 の
差が小さくなるため係数βの計算精度が悪化し、結果的
に第1光量検出器12の測定精度が悪くなる。レチクル
Rがこの様な回路パターンを持つ場合、投影光学系10
に入射する光量が著しく少ないため、投影光学系10の
透過率変化も小さいとみなせる。したがって、感度の補
正としては照明光学系100の透過率変化のみをモニタ
すれば良いことになり、反射率がゼロの基準反射面14
を投影光学系10の露光領域に移動させて、第2光量検
出器15の信号S22 のみを測定すれば良い。この場合
には、(6)式、(7)式は以下の様になる。
この√βが第2ステップの感度補正係数として光量演算
器102に保存される。
た例の他に、投影光学系10の瞳面と光学的に共役な位
置に配置しても良い。また、照明光学系100や投影光
学系10の透過率変化の情報が得られる様な場所であれ
ば、これ以外の位置に配置することも可能である。ま
た、集光レンズ16は、測定精度に問題がなければ、必
ずしも必要ない。
レチクルRの回路パターンの露光範囲よりも小さい場合
には、レチクルRの回路パターンの投影範囲内でウエハ
ステージ11をステップ移動させ、基準反射面13、1
4の位置に応じた第2光量検出器15の出力信号を測定
し、最も出力が高くなる位置の座標をレチクルR毎に記
憶しておく。レチクルRを載置した状態では、この位置
に基準反射面13、14を移動させて感度補正を実行す
る。
概略構成図である。図1に対応する部分には同一の符号
を付してあり、ここでは図1と異なる部分の構成につい
てのみ説明する。
は、受光面の投影光学系10の光軸方向に関する位置
が、ウエハWの表面とほぼ一致する高さに置かれた第2
光量検出器15が配置される。初期設定時には、図1に
示した装置と同様にウエハステージ11上に不図示の絶
対照度計を取りつけて、第1光量検出器12と第2光量
検出器15の出力信号の調整が行なわれる。
正の手順について図4に示すフローチャートに基づいて
説明する。
レチクルステージ9上に装着しない状態で、第2光量検
出器15を投影光学系10の露光領域に移動させる。こ
の状態で光源制御系103からの指令に基づいて光源1
を所定のパルス数発光させて、1パルス当たりの第1光
量検出器12の出力信号S1と第2光量検出器15の出
力信号S2とを光量演算器102に取り込み、ウエハW
面上の光量を演算する。ここでgS1≠fS2の場合に
は、初期設定時に絶対照度計で調整した時点から、照明
光学系100、投影光学系10の透過率が変動している
ことになる。そのため、この結果から光量演算器102
で感度の補正値が計算される。ここでの出力信号をそれ
ぞれS11 、S21 とすると、この出力信号をもとに演
算されるウエハW面上の光量の比α=fS21 /gS1
1 が透過率の変動に相当する。このαが第1ステップの
感度補正係数として、光量演算器102に保存される。
装着した状態で、第2光量検出器15を投影光学系10
の露光領域内の所定位置に移動させて、光源1を所定の
エネルギで所定パルス数発光させ、第1光量検出器12
の出力信号S12 、第2光量検出器15の出力信号S2
2 を測定する。ここで、それぞれの出力信号をもとに演
算されるウエハW上の光量の比fS22 /gS12 を第
2ステップの初期値D0 として光量演算器102に保存
する。この後に行われる実際の露光中は、第1光量検出
器12の出力信号S1から予測されるウエハW面上の光
量Eは、E=α×gS1になる。
量検出器15を所定位置に再び移動させて、第2ステッ
プの感度補正が行なわれる。この時の出力信号をS2
3 、第1光量検出器12の信号出力をS13 とし、比率
D=fS23 /gS13 が計算される。ここで光量演算
器102に記憶されているD0 とDの比率をとり、β=
D/D0 を計算する。ここでβは、露光開始前から所定
の露光が終了した時点までの照明光学系100と投影光
学系10の透過率の変化に相当する。このβが第2ステ
ップの感度補正係数として光量演算部102に保存され
る。第2ステップの感度補正以降の露光では、第1光量
検出器12の出力信号S1から予測されるウエハW面上
の光量Eは、E=α×β×gS1になる。α×β×gが
第2ステップの感度補正を行うことにより新たに求めら
れた出力信号S1に対するゲインである。これによりウ
エハW上の光量が正確に測定でき、適正な露光量で露光
可能になる。
レチクルRの回路パターンの露光範囲よりも小さい場合
には、レチクルRの回路パターンの投影範囲内でウエハ
ステージ11をステップ移動させ、第2光量検出器15
の位置に応じた出力信号を測定し、最も出力が高くなる
位置の座標をレチクルR毎に記憶しておく。第2ステッ
プでは、この位置に第2光量検出器15を移動させて感
度補正を実行する。
して印加する電圧と第1光量検出器12の出力信号の関
係を求めておき、露光中、第1光量検出器12の出力信
号が感度補正係数を考慮した値になるように光源制御系
103で設定電圧を調整して光量の制御を行っている。
更に、光源1のエネルギはパルス毎にばらついているた
め、第1光量検出器12で測定した1パルス当りの目標
値と実測値の違いから、次の光量の目標値を初期に決め
た値から変更し、この変更された目標値に基づいて光源
制御系103で設定電圧を変更して光源1を発光させ
る。
1ショット当りの光量の合計が、設定値を越えた時点で
光源1の発光をやめる方法、また、最後の1パルスの光
量のみを調整して、積算露光量が設定値と一致するよう
制御するような方法等も考えられる。
ト型の投影露光装置(所謂ステッパ)を例に説明した
が、コンタクト方式、プロキシミティ方式の露光装置、
あるいはステップアンドスキャン型の投影露光装置に適
用した場合であっても同様の効果が期待できる。
デバイスの製造方法の実施例を説明する。
半導体チップ、液晶パネルやCCD)の製造フローを示
す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路
設計を行う。ステップ2(マスク制作)では設計した回
路パターンを形成したマスク(レチクルR)を制作す
る。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の
材料を用いてウエハ(ウエハW)を製造する。ステップ
4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意した
マスクとウエハとを用いて、リソグラフィー技術によっ
てウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5
(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作
成されたウエハを用いてチップ化する工程であり、アッ
センブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケー
ジング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6
(検査)ではステップ5で作成された半導体デバイスの
動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうし
た工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ス
テップ7)される。
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハ(ウエハW)
の表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエ
ハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形
成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステ
ップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込
む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハにレジス
ト(感材)を塗布する。ステップ16(露光)では上記
露光装置によってマスク(レチクルR)の回路パターン
の像でウエハを露光する。ステップ17(現像)では露
光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)
では現像したレジスト以外の部分を削り取る。ステップ
19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要とな
ったレジストを取り除く。これらステップを繰り返し行
うことによりウエハ上に回路パターンが形成される。
しかった高集積度の半導体デバイスを製造することが可
能になる。
チクルを搭載したまま光量モニタの感度を補正すること
ができる。
略構成図である。
ーチャートである。
示す概略構成図である。
ーチャートである。
である。
Claims (10)
- 【請求項1】 光源から発した露光光により転写パター
ンが形成されたマスクを照明光学系を介して照明し、前
記露光光で前記転写パターンを感光基板に転写する露光
方法において、 予め、前記マスクが前記露光光の光路中にない状態で、
前記照明光学系中の光量に応じた検出値と前記感光基板
上の光量に応じた検出値との第1の比と、前記マスクが
前記露光光の光路中にある状態で、前記照明光学系中の
光量に応じた検出値と前記感光基板上の光量に応じた検
出値との第2の比とを演算する第1工程と、 少なくとも1回の露光を行った後、再び前記マスクが前
記露光光の光路中にある状態で、前記照明光学系中の光
量に応じた検出値と前記感光基板上の光量に応じた検出
値との第3の比とを演算する第2工程を有し、 前記第1、第2及び第3の比を用いて、前記照明光学系
中の光量に応じた検出値に対する感度を補正することを
特徴とする露光方法。 - 【請求項2】 前記照明光学系中の光量に応じた検出値
は、前記マスクと共役な面で検出することを特徴とする
請求項1記載の露光方法。 - 【請求項3】 前記光源は、エキシマレーザであること
を特徴とする請求項1記載の露光方法。 - 【請求項4】 前記光源と前記マスクの間に置かれ、前
記露光光を受光する第1受光手段と、前記感光基板上に
入射した露光光を受光する第2受光手段とを有し、請求
項1乃至3記載の露光方法を用いて露光を行うことを特
徴とする露光装置。 - 【請求項5】 互いに異なる反射率の反射面をもつ第1
及び第2反射手段を有し、該第1及び第2反射手段の前
記反射面は前記感光基板の露光面とほぼ同じ高さにあ
り、前記第2受光手段は、該第1及び第2反射手段によ
って反射された各露光光を別個に受光し、前記第1受光手段による受光量と前記第2受光手段によ
る該第1反射手段によって反射された露光光の受光量と
の比と、前記第1受光手段による受光量と前記第2受光
手段による該第2反射手段によって反射された露光光の
受光量との比の 差をとることで 前記第2及び第3の比を
演算することを特徴とする請求項4記載の露光装置。 - 【請求項6】 前記第2受光手段を用いた光量検出は、
前記マスク毎にあらかじめ決定された座標位置に第1及
び第2反射手段を移動させて行なわれることを特徴とす
る請求項5記載の露光装置。 - 【請求項7】 前記第2受光手段は、前記感光基板の露
光面とほぼ同じ高さに受光面を有することを特徴とする
請求項4記載の投影露光装置。 - 【請求項8】 前記第2受光手段を用いた光量検出は、
前記マスク毎にあらかじめ決定された座標位置に前記第
2光量検出手段を移動させて行なわれることを特徴とす
る請求項7記載の露光装置。 - 【請求項9】 光源と、該光源から発した露光光により
転写パターンが形成されたマスクを照明する照明光学系
とを有し、前記露光光で前記転写パターンを感光基板に
転写する露光装置において、 前記光源と前記マスクの間に置かれ、前記露光光を受光
する第1受光手段と、前記感光基板の露光面とほぼ同じ
高さに反射面をもつ反射手段と、前記反射手段によって
反射された露光光を受光する第2受光手段と、演算手段
とを有し、前記演算手段は前記第1受光手段の受光量と前記第2受
光手段の受光量を用いて前記第1受光手段の感度の補正
のための値を演算する ことを特徴とする露光装置。 - 【請求項10】 請求項1乃至3記載の露光方法、また
は請求項4乃至9記載の露光装置を用いてデバイスを製
造することを特徴とするデバイスの製造方法。
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1995
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