JPH11207938A - 印刷シリンダ洗浄装置 - Google Patents
印刷シリンダ洗浄装置Info
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- JPH11207938A JPH11207938A JP2383198A JP2383198A JPH11207938A JP H11207938 A JPH11207938 A JP H11207938A JP 2383198 A JP2383198 A JP 2383198A JP 2383198 A JP2383198 A JP 2383198A JP H11207938 A JPH11207938 A JP H11207938A
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Abstract
浄液を印刷機シリンダの胴長相当長さ方向で一様に噴射
供給して洗浄ムラをなくす。 【解決手段】 印刷機シリンダを払拭洗浄するためのも
ので、洗浄液供給手段からの洗浄液を導入する洗浄液供
給管に設けられた洗浄液供給ノズルから洗浄液を吐出さ
せてシリンダ胴長方向に沿う一様な洗浄液湿潤部を洗浄
シートに形成し、これをシリンダに押付接触させて印刷
機シリンダを払拭洗浄する印刷シリンダ洗浄装置であ
る。洗浄液供給管は、洗浄液供給手段からの洗浄液を受
ける第1圧力室と、第1圧力室からの洗浄液を受けると
ともに、洗浄シートに吹きつける洗浄液供給ノズルが設
けられた第2圧力室から構成する。前記洗浄液が流れる
第1圧力室の断面積は入口側より奥側が小さく、あるい
は、第1圧力室と第2圧力室とが複数の穴により連絡す
るように構成する。複数の穴の総面積が洗浄液供給ノズ
ルの総面積よりも大きくするようにしてもよい。
Description
置に係り、特に、ブランケット胴等の印刷シリンダの表
面を払拭洗浄するのに好適な装置であって、シリンダと
の接触により洗浄する払拭布など洗浄シートに洗浄液を
噴射供給する洗浄液供給手段を改良した洗浄装置に関す
る。
の印刷機シリンダは、長時間使用していると紙粉やイン
キカスなどが付着して印刷物を汚す原因となる。このた
め、印刷機シリンダは、所定の印刷枚数ごとに洗浄する
ようにしている。印刷機シリンダの洗浄装置として、シ
リンダの表面に接離可能とした押圧部に不織布からなる
洗浄シートを巻き掛け、洗浄液供給ノズルから接触部に
洗浄液を噴射供給しつつ回転しているシリンダに押し付
けることにより払拭洗浄するものが知られている。すな
わち、洗浄液供給ノズルから洗浄液を吹きつけ、洗浄液
を含浸させた不織布からなる洗浄シートを走行できるよ
うにしておき、洗浄作業時に押圧部をシリンダ表面に接
触移動させることにより押圧部のニップ圧と印刷シリン
ダの回転を利用して表面汚れを払拭除去する構造とした
ものが一般的である。従来、この種の洗浄装置は、洗浄
対象のシリンダの胴長相当長さを有する押圧部の後方に
ロール状に巻かれた洗浄シートが装着される供給ロール
と、巻取り用の巻取りロールとを配置し、供給ロールか
ら繰り出された洗浄シートを押圧部に巻き掛けたのち、
巻取りロールを間欠的に所定回転角度だけ回転させて洗
浄シートを巻き取るようにしている。この胴長相当長さ
を有する洗浄シートには、洗浄液が洗浄液供給ノズルか
ら吹きつけられる。この洗浄液供給ノズルは、図5
(b)に示すように、印刷機シリンダの胴長相当長さに
わたって洗浄液が吹きつけられるように、細長い配管6
1に形成され、かつ、複数の噴出口63が所定の間隔毎
Laに明けられている。また、この細長い配管61に
は、洗浄液と圧力空気との気液混合流体が送られてい
る。
ンダの胴長相当長さの洗浄シートに洗浄液を吹きつける
細長い配管は複数の噴出口が所定の間隔毎に設けられて
いるため、配管内では洗浄液の流れる速度(流速)がど
の位置でも一定にならない。例えば、図5(b)に示す
ように、配管の一端から洗浄液を圧縮エアーによって供
給すると、配管の長手方向に沿って一定間隔をおいて形
成された噴出口から噴射される洗浄液の分布が配管長さ
方向で一定とならない。したがって、細長い配管に設け
られた複数の噴出口から吹き出される流量Qが異なるた
め、洗浄シートが印刷機シリンダの胴長相当長さ方向で
一様な濡れが得られず、印刷機シリンダの洗浄が胴長相
当長さ方向で一様にならず印刷機シリンダに洗浄ムラが
生ずるという問題がある。
布の接触部に洗浄液を印刷機シリンダの胴長相当長さ方
向で一様に噴射供給する洗浄液供給ノズルが設けられた
印刷シリンダ洗浄装置を提供することを目的としてい
る。
に、本発明に係る印刷シリンダ洗浄装置は、印刷機シリ
ンダの胴長方向に沿って洗浄液供給管を設け、洗浄液供
給手段からの洗浄液を受けて前記洗浄液供給管に設けら
れた洗浄液供給ノズルから洗浄シートに洗浄液を噴霧す
る印刷シリンダ洗浄装置において、洗浄液供給管は、洗
浄液供給手段からの洗浄液を受ける第1圧力室と、第1
圧力室からの洗浄液を受けるとともに、洗浄シートに吹
きつける洗浄液供給ノズルが設けられた第2圧力室から
なるものである。この場合において、洗浄液が供給され
る第1圧力室の断面積は入口側より奥側が小さくなるよ
うに構成し、あるいは、第1圧力室と第2圧力室とが複
数の穴により連絡するように構成することができる。ま
た、第1圧力室と第2圧力室とが複数の穴により連絡す
るように構成しつつ、複数の穴の総面積が洗浄液供給ノ
ズルの総面積よりも大きく設定する構成としてもよい。
手段からの洗浄液を受ける第1圧力室において入口側と
奥側とに流速の差があり圧力に差が生じても、第2圧力
室でその差がなくなり、印刷機シリンダの胴長相当長さ
方向に並んだ洗浄液供給ノズルから一様に洗浄液が吹き
出される。洗浄液が供給される第1圧力室の断面積は入
口側より奥側が小さいものであり、第1圧力室において
入口側と奥側とに流速の差が少なくなるとともに、第2
圧力室でその差がなくなり、印刷機シリンダの胴長相当
長さ方向に並んだ洗浄液供給ノズルから一様に洗浄液が
吹き出される。また、この時は第2圧力室の容積が小さ
くても圧力の差を無くすことができる。第1圧力室と第
2圧力室とが複数の穴により連絡されているため、第1
圧力室の流速の波動が第2圧力室に伝わることがなくな
る。第1圧力室と第2圧力室との複数の穴の総面積が洗
浄液供給ノズルの総面積よりも大きいものであり、洗浄
液供給ノズルから吹き出される洗浄液の流量よりも第1
圧力室から供給される洗浄液の流量が多いため、第2圧
力室の圧力が一定に保たれる。
ダ洗浄装置の具体的な実施形態を図面を参照して詳細に
説明する。まず、印刷シリンダ洗浄装置の全体構成を図
4を参照して説明する。洗浄装置10は洗浄対象のブラ
ンケット胴12に対向して配置されており、これは一対
の側板14と、この側板間に渡しかけられた断面H形の
ステー16とを有している。ステー16はブランケット
胴12に対向し押圧部18が取り付けられるメインステ
ー部20と、上下一対の洗浄シートガイドステー部22
とからなっている。ステー16の後方には洗浄シート2
4の供給ロール26と巻取ロール28とが配置され、洗
浄シート24は供給ロール26から繰り出され、図中上
部ガイドステー部22Uから押圧部18を経由して、下
部ガイドステー部22Dを経て後方の巻取ロール28に
て巻取られるようになっている。洗浄シート24の巻取
は、供給ロール26に制動を掛けながら、巻取ロール2
8を間欠回転駆動することにより行われ、そのための機
構が側板14に設備されている(図示せず)。また、前
記ステー16の内部における押圧部18の側板18の側
方(図中上部)には洗浄液供給装置30の洗浄液供給ノ
ズル46が配置され、洗浄シート24に対して洗浄液を
適宜噴射供給するようにしている。これにより、間欠的
に送り出される洗浄シート24は洗浄液で湿潤状態にさ
れながら押圧部18の先端部に達し、そのとき装置フレ
ームを前進させてブランケット胴12の表面に押圧部1
8を接触させることにより、洗浄作用をなすのである。
いて、本発明の特徴的構成となっている洗浄液供給装置
30を図1に示す。洗浄液供給装置30は、洗浄剤を蓄
える溶剤タンク31と、溶剤タンク31から溶剤用第1
チェック弁32を介して吸入する定容積型の洗浄液供給
手段33と、定容積型の洗浄液供給手段33を駆動する
電磁弁34と、洗浄液供給手段33からの洗浄剤を溶剤
用第2チェック弁35を介して受ける洗浄液供給管40
と、図示しない空気源からの圧縮空気を空気用チェック
弁36を介して洗浄液供給管40に供給する圧縮空気用
電磁弁37とからなる。洗浄剤と圧縮空気とは空気用チ
ェック弁36と溶剤用第2チェック弁35の後で合流さ
れて洗浄液として洗浄液供給管40に供給される。
について説明する。図2は洗浄液供給管40の側面断面
図、図3は図2のZ視図である。洗浄液供給管40は、
空気用チェック弁36と溶剤用第2チェック弁35の後
で合流されて洗浄液を受ける第1圧力室42と、第1圧
力室42に併設され、第1圧力室からの洗浄液を受ける
第2圧力室44と、第2圧力室44に設けられ洗浄シー
ト24に吹きつける洗浄液供給ノズル46からなる。洗
浄液が中を流れる第1圧力室42の奥側の断面積Ao
は、入口側の断面積Aiよりも小さいものである。第1
圧力室42と第2圧力室44とは複数の穴48により連
絡されている。また、この複数の穴48の総面積Sa
(1個の穴の面積×穴の個数)は洗浄液供給ノズル46
の総面積Snよりも大きく明けられている。図3に示す
ように、本実施例では、第1圧力室42は断面形状が長
方形で、第2圧力室44は断面形状が半円形で形成され
ているが、長方形と長方形との組合せ、あるいは、長方
形と円形との組合せ等、図示に囚われることなく用いら
れる。
る。洗浄シート24に対して洗浄液を噴射供給する指令
が図示しないコントローラから電磁弁34および圧縮空
気用電磁弁37に出力される。ポンプ用電磁弁34はコ
ントローラからの指令により切り換わり、図示しない空
気源からの圧縮空気を洗浄液供給手段33に送る。洗浄
液供給手段33は、洗浄剤を溶剤用第2チェック弁35
を介して洗浄液供給管40に送る。このとき、同時に圧
縮空気用電磁弁37がコントローラからの指令により切
り換わり、図示しない空気源からの圧縮空気を空気用チ
ェック弁36を介して洗浄液供給管40に送る。このと
き、洗浄剤と圧縮空気とは合流されて洗浄液として洗浄
液供給管40の第1圧力室42に供給される。
た洗浄液は、第1圧力室42の入口側から第1圧力室4
2と第2圧力室44との複数の穴48を経て順次第2圧
力室44に洗浄液を供給しながら奥側に流れる。このと
き、第1圧力室42は奥側の断面積Aoが入口側の断面
積Aiよりも小さいため、ほぼ一定の流速で入口側から
奥側に流れる。したがって、第1圧力室42での圧力差
が生ずることがなくなり、ほぼ一定の同じ流量を複数の
穴48から第2圧力室44に洗浄液を供給することがで
きる。第2圧力室44に入った洗浄液は、一定の圧力と
なり洗浄液供給ノズル46から洗浄シート24に吹きつ
けられる。このとき、洗浄液供給ノズル46から洗浄シ
ート24に吹きつけても、複数の穴48の総面積Saが
洗浄液供給ノズル46の総面積Snよりも大きく明けら
れているため、第2圧力室44の圧力が低下、変動する
ことがない。このように、洗浄液供給ノズル46から印
刷機シリンダの胴長相当長さ方向で一様に吹き出された
洗浄液は洗浄シート24に対して一様に吹き掛けられ、
洗浄シート24は湿潤状態にされながら押圧部18の先
端部に達し、ブランケット胴12の表面を一様に洗浄ム
ラなく洗浄作用をなすのである。
洗浄液供給管の洗浄液供給手段からの洗浄液は第2圧力
室で圧力差がなくなり、印刷機シリンダの胴長相当長さ
方向に並んだ洗浄液供給ノズルから洗浄液が一様に吹き
出されるので、洗浄シート24が均一に湿潤状態にされ
印刷機シリンダの表面をムラなく洗浄作用を行う。これ
により綺麗な印刷ができるという効果が得られる。ま
た、第1圧力室の断面積が入口側より奥側が小さくした
ので入口側と奥側とに流速の差が少なくなり、第2圧力
室の容積が小さくしても圧力の差を無くすことができ
る。また、第1圧力室に対して第2圧力室を設けるとと
もに、第1圧力室と第2圧力室とを複数の穴により連絡
し、また、複数の穴の総面積を洗浄液供給ノズルの総面
積よりも大きいものとしたため、第2圧力室から吹き出
される洗浄液は、簡単な構成により胴長相当長さ方向で
一様に吹き出され、洗浄シート24が一様に湿潤状態に
されるという効果が得られる。
構成図である。
である。
面図である。
あり、図5(a)は圧力線図を、また、図5(b)は洗
浄液供給管の側面断面図である。
圧部 20 メインステー 24 洗浄シート 26 供給ロール 28 巻取ロール 30 洗浄液供給装置 31 溶剤タンク 33 洗浄液供給手段 34 ポンプ用電磁弁 37 圧縮空気用電磁弁 40 洗浄液供給管 42 第1圧力室 44 第2圧力室 46 洗浄液供給ノズル 48 複数の穴
Claims (4)
- 【請求項1】 印刷機シリンダの胴長方向に沿って洗浄
液供給管を設け、洗浄液供給手段からの洗浄液を受けて
前記洗浄液供給管に設けられた洗浄液供給ノズルから洗
浄シートに洗浄液を噴霧する印刷シリンダ洗浄装置にお
いて、 洗浄液供給管は、洗浄液供給手段からの洗浄液を受ける
第1圧力室と、第1圧力室からの洗浄液を受けるととも
に、洗浄シートに吹きつける洗浄液供給ノズルが設けら
れた第2圧力室からなることを特徴とする印刷シリンダ
洗浄装置。 - 【請求項2】 洗浄液が供給される第1圧力室の断面積
は入口側より奥側が小さいことを特徴とする請求項1記
載の印刷シリンダ洗浄装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の印刷シリンダ洗浄装置に
おいて、第1圧力室と第2圧力室とが複数の穴により連
絡されていることを特徴とする印刷シリンダ洗浄装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の印刷シリンダ洗浄装置に
おいて、複数の穴の総面積が洗浄液供給ノズルの総面積
よりも大きいことを特徴とする印刷シリンダ洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02383198A JP3931278B2 (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 印刷シリンダ洗浄装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007016970A Division JP2007145027A (ja) | 2007-01-26 | 2007-01-26 | 印刷シリンダ洗浄装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11207938A true JPH11207938A (ja) | 1999-08-03 |
JP3931278B2 JP3931278B2 (ja) | 2007-06-13 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101189208B1 (ko) * | 2010-11-11 | 2012-10-09 | 삼성전기주식회사 | 유체 분사 장치 |
DE102011086776A1 (de) * | 2011-11-22 | 2013-05-23 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Sprührohr |
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JP2015193105A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 凸版印刷株式会社 | 版洗浄装置 |
CN112793303A (zh) * | 2021-01-29 | 2021-05-14 | 北京瑞奎德工业技术有限公司 | 一种清洗机构和清洗装置 |
-
1998
- 1998-01-21 JP JP02383198A patent/JP3931278B2/ja not_active Expired - Fee Related
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