JPH11207207A - 電気集塵機のコレクタ部 - Google Patents

電気集塵機のコレクタ部

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JPH11207207A
JPH11207207A JP10009052A JP905298A JPH11207207A JP H11207207 A JPH11207207 A JP H11207207A JP 10009052 A JP10009052 A JP 10009052A JP 905298 A JP905298 A JP 905298A JP H11207207 A JPH11207207 A JP H11207207A
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正史 長田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵効率が高く、簡単なメンテナンスとして
の塵埃の除去ができ、本格メンテの間隔を延ばすことが
できる電気集塵機のコレクタ部を得ることを目的とす
る。 【解決手段】 高圧電極板5の長手方向の一端を固着す
ると共に電圧を印加する給電用支柱10と、集塵電極板
6の長手方向の一端を固着すると共に接地する接地用支
柱11と、給電用支柱10と空隙を以て配設されるよう
に高圧電極板5の他端に設けられた凹部5aと、接地用
支柱11と空隙を以て配設されるように集塵電極板6の
他端に設けられた凹部6aと、高圧電極板5の両側面に
空気流と平行に一定間隔で複数個設けられ、突端が前記
集塵電極板に当接する絶縁性突起9とを備え、高電圧電
極板または集塵電極板を少なくとも絶縁性突起の一定間
隔距離分、長手方向にスライドするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気集塵機に関
し、特にコレクタ部の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電気集塵機は、放電電極と対向電極との
間でコロナ放電を生じさせる帯電部と、その帯電された
塵を集塵するコレクタ部から構成される。図14は例え
ば特開平8ー38936号公報に示された従来の集塵機
のコレクタ部の要部を示す断面略図である。図において
31はコレクタ部本体であり、32はコレクタ部本体3
1を内部に収容する枠体、33は印加電極板、34は集
塵電極板であり、長板状に打ち抜かれたステンレス製の
板金部材であり、多数のスペーサ突起35が設けられて
いる。
【0003】36は印加電極板33に高電圧を印加する
ための印加用支柱、37は集塵電極板34をアースする
ための接地用支柱であり、印加電極板33は、印加用支
柱36に、集塵電極板34は、接地用支柱37に、それ
ぞれ機械的に固着されている。38はスペーサ突起35
に当接する当接部、39はクリアランスCを外部と連通
する連通口である。
【0004】以上のような構成により、枠体32と集塵
部本体31との間に水切り用のクリアランスCが形成さ
れる。そして、集鹿部本体31を洗浄する際には、洗浄
液に浸して水洗いするが、洗浄時の液は、クリアランス
Cから、連通ロ39を介して外部へ流出し水切り性が向
上するというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の電
気集塵機のコレクタ部では、印加電極板33と集塵電極
板34は、各々印加用支柱36と接地用支柱37の間L
でのみ対向して配置されているので、枠体32の内側と
印加用支柱36、または接地用支柱2の間Dは集塵され
ない無駄なスペースとなり、集塵効率が低下するという
問題があった。一方、コレクタ部は清掃しないと付着し
た塵埃が多くなり、性能低下や、音の発生、オゾンの発
生、塵埃の発火等が生じる場合があるので、一般に、工
業用電気集塵機は電極板に付着したダストを機械的衝撃
によって定期的につち打ち等により除去を行い、民生用
は、上記のようにコレクタ部のエレメントを取り外して
洗浄液で洗浄したり高圧洗浄を行った後に乾燥して再使
用されていた。
【0006】しかし、娯楽施設等のエレメントは特にた
ばこの煙で汚れが多く、10日前後で洗浄作業が必要で
あり、ユーザが定期的にエレメントを取り出し清浄する
のは面倒で難があり、乾かない内に動作させるとスパー
ク等生じ易く、メンテナンス業者に頼むと費用がかさむ
という問題があった。また、コレクタ部を簡易的なフィ
ルタ方式にして使い捨て方式もあるが集塵性能は大きく
劣るという問題があった。
【0007】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、集塵効率が高く、簡単なメンテ
ナンスとしての塵埃の除去ができ、本格メンテナンス
(例えば洗浄等)の間隔を延ばすことができること、ま
た、メンテナンスに人手がかからない電気集塵機のコレ
クタ部を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる電気集
塵機のコレクタ部は、空気流に沿った長板状の高電圧電
極板と集塵電極板を交互に配設して集塵する電気集塵機
のコレクタ部において、前記高圧電極板の長手方向の一
端を固着すると共に電圧を印加する給電用支柱と、前記
集塵電極板の長手方向の一端を固着すると共に接地する
接地用支柱と、前記給電用支柱と空隙を以て配設される
ように前記高圧電極板の他端に設けられた凹部と、前記
接地用支柱と空隙を以て配設されるように前記集塵電極
板の他端に設けられた凹部と、前記高圧電極板の両側面
に空気流と平行に一定間隔で複数個設けられ、突端が前
記集塵電極板に当接する絶縁性突起とを備える。
【0009】また、高電圧電極板または集塵電極板を少
なくとも絶縁性突起の一定間隔距離分、長手方向にスラ
イドするようにしたものである。
【0010】また、絶縁性突起の空気流上流側端部に、
集塵電極板の空気流上流側端部を覆う状態で接触し、断
面がL字形状の突起段部を備える。
【0011】また、高電圧電極板または集塵電極板をス
ライドさせるスライド駆動手段を備える。
【0012】また、吸込口と吹出口の間に送風機を有す
る風路とコレクタ部及び駆動手段を前記風路内に装着し
たケーシングと、前記コレクタ部の空気流下流側に設け
られ、スライド駆動手段が作動するときに、前記送風機
を動作させながら削ぎ落とした塵埃を捕集する粉塵収納
フィルタ箱とを備える。
【0013】また、空気流に沿った長板状の高電圧電極
板と集塵電極板を交互に配設して集塵する電気集塵機の
コレクタ部において、前記高圧電極板の長手方向の一端
を固着すると共に電圧を印加する給電用支柱と、前記集
塵電極板の長手方向の一端を固着すると共に接地する接
地用支柱と、前記給電用支柱と空隙を以て配設されるよ
うに前記高圧電極板の他端に設けられた凹部と、前記接
地用支柱と空隙を以て配設されるように前記集塵電極板
の他端に設けられた凹部と、前記高圧電極板と前記集塵
電極板の間に挿入され、空気流と平行に一定間隔で複数
個設けられ、突端が前記集塵電極板側面及び前記高電圧
電極板に当接する突起を有し、少なくとも前記突起の一
定間隔距離分、長手方向にスライドするようにした絶縁
体性スペーサーとを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.図1は一般
的な二段荷電形電気集塵機の断面構成略図、図2は実施
の形態1である電気集塵機のコレクタ部の斜視図、図3
はコレクタ部の断面図、図4はコレクタ部の要部分解斜
視図である。図1に示すように、電気集塵機は流入する
塵埃をコロナ放電により帯電させるイオン化部1と、帯
電した塵挨をクーロン力により接地電極板へ吸着させる
コレクタ部2よりなる。そして、イオン化部1の対向電
極板3と放電電極板4間には、直流電源7から数KV、
高電圧電極板5と集塵電極板6間も、直流電源8から数
KVの電圧が印加される。
【0015】図1において、イオン化部1は互いに並行
配置され、接地される対向電極板3と、それらの中間に
配置された放電電極板4とからなり、図1〜4において
コレクタ部は、複数の長板状の高電圧電極板5と接地さ
れる集塵電極板6が交互に並行配置されている。高電圧
電極板5は全周が絶縁被覆5aされている。図2、3に
おいて、9は高圧電極板5の板厚方向の両面に空気流と
平行位置で一定の間隔で複数個設けられた絶縁性突起で
ある。10は高電圧電極板5に高電圧を印加するための
印加用支柱、11は集塵電極板6をアースするための接
地用支柱であり、高電圧電極板5は印加用支柱10に、
集塵電極板6は、接地用支柱11に、それぞれ電気的に
接続されていると共に機械的に固着されている。
【0016】12は接地用支柱11に固着された集塵電
極板6と、印加用支柱10に固着され、集塵電極板6の
間に交互に挿入された高電圧電極板5を収納するケース
である。ケース12は図示してないが組立し易いよう
に、分割された部品から構成されている。接地用支柱1
1はケース12に固定され、印加用支柱10は碍子等の
絶縁部材を介してケース12と電気的に絶縁してケース
12に固定される。13a、13b、13c、13dは
ケース12の両端部に取り付けられ、ケース12内に高
電圧電極板5と集塵電極板6を、一定の位置に保持する
支持バーである。
【0017】図4(a)は高電圧電極板5を印加用支柱
10に固着した状態を示す斜視図、図4(b)は集塵電
極板6を接地用支柱11に固着した状態を示す斜視図、
図4(c)は高電圧電極板5を集塵電極板6の間に絶縁
性突起9を介して挿入した状態を示す斜視図である。図
4(a)において、5aは高電圧電極板5に設けられ、
高電圧電極板5と集塵電極板6が対向した状態で、接地
用支柱11が空隙を以て貫通できるに形成した凹部であ
る。図4(b)において、6aは集塵電極板6に設けら
れ、高電圧電極板5と集塵電極板6が対向した状態で、
給電用支柱10が空隙を以て貫通できるに形成した凹部
である。
【0018】このような構成において、集塵電極板6は
1本の接地用支柱11と支持バー13a、13b、13
c、13dにより保持され、高電圧電極板5は1本の印
加用支柱10と支持バー13a、13b、13c、13
dにより保持され、高電圧電極板5と対向するように集
塵電極板6の間に挿入される。この時、高電圧電極板5
は凹部5aがあるので接地用支柱11とケース12の内
側まで挿入でき、また、集塵電極板6に凹部6aがある
ので印加用支柱10とケース12の内側まで挿入され
る。従って、給電用支柱10とケース12の内側間(図
3のL1)及び接地用支柱11とケース12の内側間
(図3のL2)も、高電圧電極板5と集塵電極板6が対
向している。また、高圧電極板5と集塵電極板6との間
隔は、絶縁性突起9により一定の距離に保たれる。
【0019】そして、流入空気は、給電用支柱10と接
地用支柱11間だけでなく、給電用支柱10及び接地用
支柱11とケース12の内側の間にも流入する。
【0020】以上のように、空気流の流入面積全てに渡
って、高電圧電極板5と集塵電極板6とを対向させるこ
とができ、バイパス流路がなく、集塵効率を高くするこ
とができる。
【0021】実施の形態2.図5は実施の形態2である
電気集塵機のコレクタ部の断面図であり、図5(a)は
運転中のコレクタの断面図、図5(b)はメンテナンス
するときの状態を示すコレクタの断面図である。図6は
ケ−スから外したときのコレクタ部の要部分解斜視図で
ある。図において実施の形態1で示した図2と同一また
は相当部分には、同じ符号を付し、説明を省略する。図
5において12aは、集塵電極板6が接地用支柱11を
介して固定された第1のケース部材であるケース本体、
12bは高電圧電極板5が印加用支柱10を介して固定
された第2のケース部材であるスライド部、14は把手
である。
【0022】このような構成において、メンテナンスの
ときは、取手14を掴みケース本体12aから、スライ
ド部12bを出し入れすると、高電圧電極板5に設けら
れた絶縁性突起9の突端が集塵電極板6接触しているの
で、集塵電極板6に堆積した塵埃が削ぎ落とされる。こ
のとき、スライド部12bを出し入れする量は、少なく
とも、絶縁性突起9の間隔Pであればよい。
【0023】以上のように、簡単な操作で塵埃を除去す
ることができる。
【0024】なお、本実施の形態では、高電圧電極板5
をスライドさせたが、集塵電極板6をスライドさせるよ
うにしてもよい。
【0025】また、本実施の形態では絶縁被覆をした高
電圧電極板5に絶縁性突起9を設けたが、図7に示すよ
うに突起15aを有する二つの絶縁体の枠状スぺ−サ−
15間に、絶縁被覆と絶縁性突起9のない高電圧電極板
16をサンドウイッチしたものでもよい。なお、15b
は高電圧電極板5と集塵電極板6が対向した状態で、接
地用支柱11が空隙を以て貫通できるに形成した凹部、
15cは給電用支柱10を固着する穴である。
【0026】また、本実施の形態では、絶縁性突起9を
有する高電圧電極板5をスライドさせて、集塵電極板6
に堆積した塵埃のみを削ぎ落としたが、高電圧電極板5
を絶縁被覆と絶縁性突起9を除いた板状電極板に代え、
高電圧電極板5と集塵電極板6の間に図8に示すように
突起17aを有する絶縁体性スぺ−サ−17を挿入して
おいて、これをメンテナンスのときに出し入れしてもよ
い。このような構成により、塵埃は主として集塵電極板
6にたまるが、高電圧電極板5にもわずか塵埃が付いた
場合でも、集塵電極板6と高圧電極板の両方の塵埃を削
ぎ落とさすことができる。なお、図8において17bは
接地用支柱11と間隙をもたせるための凹部、17cは
印加用支柱10と間隙をもたせるための長穴、17dは
絶縁体性スぺ−サ−17をケースに取付けるときの取付
穴である。
【0027】実施の形態3.実施の形態2は集塵電極の
側面に付着した塵埃を削ぎ落とすものであるが、本実施
の形態は、集塵電極の空気流上流側端部(エッジ)の塵
埃も削ぎ落とすようにしたものである。図9は集塵電極
に塵埃の付着する状態を示す図、図10(a)は実施の
形態3であるコレクタ部2の空気流入口の部分上面図、
図10(b)はA−A断面図、図11は高圧電極の斜視
図である。図9はコレクタ部2で集塵するとき、集塵電
極6の空気流上流側端部(エッジ)6bは電流が多く流
れることと、空気流上流側であることが相乗して塵埃1
8が多く付着する状態を示している。図10、図11に
おいて5は絶縁被覆された高電圧電極、6は集塵電極、
19は高電圧電極5の両側面に空気流と平行に一定の間
隔で複数個設けられた絶縁性突起であり、この絶縁性突
起19の空気流上流側端部の高さ方向に伸延して設けら
れ、集塵電極6の空気流上流側端部を覆う状態で接触す
る断面がL字形状の突起段部19aを有する。19bは
高電圧電極板5と集塵電極板6が対向した状態で、接地
用支柱11が空隙を以て貫通できるに形成した凹部であ
る。
【0028】このような構成において、メンテナンスの
ときは、高電圧電極板5を長手方向にスライドすると、
高電圧電極板5に設けられた絶縁性突起9の突端が集塵
電極板6に接触しているので、集塵電極板6の両側面に
堆積した塵埃が削ぎ落とされ、さらに、突起段部19a
が集塵電極6の空気流上流側端部接触しているので、集
塵電極6の空気流上流側端部に堆積した塵埃が削ぎ落と
さる。
【0029】以上のように、簡単な操作で集塵電極板6
の両側面に堆積した塵埃と集塵電極6の空気流上流側端
部に堆積した塵埃を除去することができる。また、突起
段部19aにより、集塵電極6端部が支持されるため、
実施の形態1で説明した支持バー13aから13dの本
数を減らすことが可能となる。
【0030】実施の形態4.実施の形態2では、メンテ
ナンスのときは、絶縁性突起を有する高電圧電極板が取
付けられたケースのスライド部を手動により移動させ、
堆積した塵埃を削ぎ落とすものを示したが、本実施の形
態は自動的に集塵電極板6に堆積した塵埃を削ぎ落とす
ものである。図12は実施の形態4であるスライド部の
駆動手段を備えた電気集塵機のコレクタ部の略図であ
り、図12(a)はコレクタ部の使用時の状態で、モー
タ20が停止している状態を示し、図12(b)はメイ
ンテナンス時に、モータ20を回転させ、クランク21
に連結された絶縁性突起を有する高電圧電極板が引き出
された状態を示す。なお、ケースは省略している。図に
おいて21は駆動手段であり、モータ21aとケースの
スライド部(図示せず)に固定され、高電圧電極5を固
定する給電用支柱10とを回転自在に連結したクランク
21bからなる。
【0031】このような構成において、メンテナンスの
ときは、駆動手段21駆動させると、クランク21bに
連結された絶縁性突起を有する高電圧電極板が出し入れ
され、集塵電極板6に堆積した塵埃が削ぎ落とされる。
【0032】以上のように、人手をかけずに、塵埃を自
動的に除去することができる。
【0033】実施の形態5.図13は実施の形態5であ
る電気集塵機の断面図である。1はイオン化部、2はコ
レクタ部、21は駆動手段、22は吸込口、23は吹出
口、24は送風機、25はケーシング、27は削ぎ落と
した塵埃を捕集する粉塵収納フィルタ箱である。
【0034】このような構成において、メインテナンス
のときは、送風機24を動作させながら、駆動手段21
を駆動させて絶縁性突起9を有する高電圧電極板5を出
し入れさせ、集塵電極板6に堆積した塵埃を削ぎ落とす
とともに、送風機24の吸引力でさらに塵埃が除去され
る。そして削ぎ落とされた塵埃は粉塵収納フィルタ箱2
6に捕集される。
【0035】以上のように、塵埃は粉塵収納箱に捕集さ
れるので、処理を簡単にすることができる。また、送風
機を作動させるので高電圧電極板5を出し入れしても取
れない塵埃も除去でき、塵埃の除去効率を高めることが
できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明に係わる電気集
塵機のコレクタ部は、空気流に沿った長板状の高電圧電
極板と集塵電極板を交互に配設して集塵する電気集塵機
のコレクタ部において、前記高圧電極板の長手方向の一
端を固着すると共に電圧を印加する給電用支柱と、前記
集塵電極板の長手方向の一端を固着すると共に接地する
接地用支柱と、前記給電用支柱と空隙を以て配設される
ように前記高圧電極板の他端に設けられた凹部と、前記
接地用支柱と空隙を以て配設されるように前記集塵電極
板の他端に設けられた凹部と、前記高圧電極板の両側面
に空気流と平行に一定間隔で複数個設けられ、突端が前
記集塵電極板に当接する絶縁性突起とを備えたので、空
気流の流入面積全てに渡って高電圧電極板と集塵電極板
とを対向させることができ、バイパス流路がなく、集塵
効率を高くすることができる。
【0037】また、絶縁性突起の空気流上流側端部に、
集塵電極板の空気流上流側端部を覆う状態で接触し、断
面がL字形状の突起段部を備え高電圧電極板または集塵
電極板を少なくとも絶縁性突起の一定間隔距離分、長手
方向にスライドするようにしたので、簡単な操作で塵埃
を除去することができる。
【0038】また、絶縁性突起の空気流上流側端部に、
集塵電極板の空気流上流側端部を覆う状態で接触し、断
面がL字形状の突起段部を備えたので、簡単な操作で集
塵電極板の両側面と集塵電極の空気流上流側端部に堆積
した塵埃を除去することができる。
【0039】また、高電圧電極板または集塵電極板をス
ライドさせるスライド駆動手段を備えたので、人手をか
けずに、塵埃を自動的に除去することができる。
【0040】また、吸込口と吹出口の間に送風機を有す
る風路とコレクタ部及び駆動手段を前記風路内に装着し
たケーシングと、前記コレクタ部の空気流下流側に設け
られ、スライド駆動手段が作動するときに、前記送風機
を動作させながら削ぎ落とした塵埃を捕集する粉塵収納
フィルタ箱とを備えたので、塵埃の処理を簡単にするこ
とができ、また、送風機を作動させるので塵埃の除去効
率を高めることができる。
【0041】また、空気流に沿った長板状の高電圧電極
板と集塵電極板を交互に配設して集塵する電気集塵機の
コレクタ部において、前記高圧電極板の長手方向の一端
を固着すると共に電圧を印加する給電用支柱と、前記集
塵電極板の長手方向の一端を固着すると共に接地する接
地用支柱と、前記給電用支柱と空隙を以て配設されるよ
うに前記高圧電極板の他端に設けられた凹部と、前記接
地用支柱と空隙を以て配設されるように前記集塵電極板
の他端に設けられた凹部と、前記高圧電極板と前記集塵
電極板の間に挿入され、空気流と平行に一定間隔で複数
個設けられ、突端が前記集塵電極板側面及び前記高電圧
電極板に当接する突起を有し、少なくとも前記突起の一
定間隔距離分、長手方向にスライドするようにした絶縁
体性スペーサーとを備えたので、高電圧電極板と集塵電
極板の両方の塵埃を、簡単な操作で除去することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である電気集塵機の
コレクタ部を示す断面構成略図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である電気集塵機の
コレクタ部の斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1である電気集塵機の
コレクタ部の断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1である電気集塵機の
コレクタ部の要部分解斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態2である電気集塵機の
コレクタ部の断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2である電気集塵機の
コレクタ部の要部分解斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態2である電気集塵機の
コレクタ部の高電圧電極の斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態2である電気集塵機の
コレクタ部の絶縁体スペーサの斜視図である。
【図9】 電気集塵機のコレクタ部の集塵電極の塵埃の
付着状態を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3である電気集塵機
のコレクタ部の上面図と断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態3である電気集塵機
のコレクタ部の高電圧電極の斜視図である。
【図12】 この発明の実施の形態4であるスライド部
の駆動手段を備えた電気集塵機のコレクタ部の構成略図
である。
【図13】 この発明の実施の形態5である電気集塵機
の断面図である。
【図14】 従来の電気集塵機のコレクタの要部を示す
断面略図である。
【符号の説明】
2 コレクタ部、5 高電圧電極板、5a、6a 凹
部、6 集塵電極板、9、19 絶縁性突起、10 給
電用支柱、11 接地用支柱、12 ケース、12a
スライド部、12b ケース本体、17 絶縁体性スペ
ーサ、17a 突起、19 L字形状の突起段部、21
駆動手段、25 ケーシング、26 粉塵収納フィル
タ箱、22 吸込口、23 吹出口、24 送風機。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流に沿った長板状の高電圧電極板と
    集塵電極板を交互に配設して集塵する電気集塵機のコレ
    クタ部において、 前記高圧電極板の長手方向の一端を固着すると共に電圧
    を印加する給電用支柱と、 前記集塵電極板の長手方向の一端を固着すると共に接地
    する接地用支柱と、 前記給電用支柱と空隙を以て配設されるように前記高圧
    電極板の他端に設けられた凹部と、 前記接地用支柱と空隙を以て配設されるように前記集塵
    電極板の他端に設けられた凹部と、 前記高圧電極板の両側面に空気流と平行に一定間隔で複
    数個設けられ、突端が前記集塵電極板に当接する絶縁性
    突起とを備えたことを特徴とする電気集塵機のコレクタ
    部。
  2. 【請求項2】 高電圧電極板または集塵電極板を少なく
    とも絶縁性突起の一定間隔距離分、長手方向にスライド
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電気集
    塵機のコレクタ部。
  3. 【請求項3】 絶縁性突起の空気流上流側端部に、集塵
    電極板の空気流上流側端部を覆う状態で接触し、断面が
    L字形状の突起段部を備えたことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の電気集塵機のコレクタ部。
  4. 【請求項4】 高電圧電極板または集塵電極板をスライ
    ドさせるスライド駆動手段を備えたことを特徴とする請
    求項2記載の電気集塵機のコレクタ部。
  5. 【請求項5】 吸込口と吹出口の間に送風機を有する風
    路とコレクタ部及び駆動手段を前記風路前内に装着した
    ケーシングと、 前記コレクタ部の空気流下流側に設けられ、スライド駆
    動手段が作動するときに、前記送風機を動作させながら
    削ぎ落とした塵埃を捕集する粉塵収納フィルタ箱とを備
    えたことを特徴とする請求項4記載の電気集塵機のコレ
    クタ部。
  6. 【請求項6】 空気流に沿った長板状の高電圧電極板と
    集塵電極板を交互に配設して集塵する電気集塵機のコレ
    クタ部において、 前記高圧電極板の長手方向の一端を固着すると共に電圧
    を印加する給電用支柱と、 前記集塵電極板の長手方向の一端を固着すると共に接地
    する接地用支柱と、 前記給電用支柱と空隙を以て配設されるように前記高圧
    電極板の他端に設けられた凹部と、 前記接地用支柱と空隙を以て配設されるように前記集塵
    電極板の他端に設けられた凹部と、 前記高圧電極板と前記集塵電極板の間に挿入され、空気
    流と平行に一定間隔で複数個設けられ、突端が前記集塵
    電極板側面及び前記高電圧電極板に当接する突起を有
    し、少なくとも前記突起の一定間隔距離分、長手方向に
    スライドするようにした絶縁体性スペーサーとを備えた
    ことを特徴とする電気集塵機のコレクタ部。
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