JPH1043630A - 空気清浄器 - Google Patents

空気清浄器

Info

Publication number
JPH1043630A
JPH1043630A JP20255496A JP20255496A JPH1043630A JP H1043630 A JPH1043630 A JP H1043630A JP 20255496 A JP20255496 A JP 20255496A JP 20255496 A JP20255496 A JP 20255496A JP H1043630 A JPH1043630 A JP H1043630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
counter electrode
discharge
frame
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20255496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3521633B2 (ja
Inventor
Takehiro Uehara
健裕 上原
Kazuhiro Araki
一弘 荒木
Tetsuhiko Shimizu
哲彦 志水
Kozo Hayashi
浩三 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP20255496A priority Critical patent/JP3521633B2/ja
Publication of JPH1043630A publication Critical patent/JPH1043630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3521633B2 publication Critical patent/JP3521633B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン風誘起タイプの空気清浄器において、
放電極の洗浄を容易にしかも隅々まで完全に行うことが
でき、騒音の発生を防止できる。 【解決手段】 吸い込み口から吹き出し口に向かう風路
内に放電極15とその上方に位置する集塵手段とが配置
されたイオン風誘起タイプの空気清浄器において、放電
極15は放電部と、放電部と平行に配置される対極部4
と、放電部及び対極部4を固定する電極枠30とから成
る。対極部3をその一端側を支点として電極枠30に回
動自在に取付けると共に対極部3を開いた状態で対極部
3を電極枠30から着脱可能とする取付け手段71を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内の空気の清
浄化を行う空気清浄器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の空気清浄器には、室
内の空気を吸い込んで電気的集塵手段などで清浄化し、
これを吹き出すための送風部が必要になるが、送風部と
してはファンを回転させるタイプのものとコロナ放電に
よりイオン風を誘起するタイプのものとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者のファ
ンを回転させるタイプのものは、送風量が多く取れるが
騒音が大きいため、寝室などの騒音が問題になりやすい
場所で使用する場合には後者のイオン風誘起タイプのも
のを使用することが望ましい。しかし後者のイオン風誘
起タイプのものは、放電部に埃等が付着した場合、無音
のグローコロナ放電から音を伴うストリーマコロナ放電
に変化するため、放電極を洗浄再生する必要が生じる。
このような放電極の洗浄は放電部と対極部の両方につい
て行う必要があるが、従来の放電極は放電部、対極部及
び電極枠が一体であったため、ブラシ等が入り難く、放
電部と対極部とを隅々まで完全に洗浄するのが困難とな
り、洗浄のやり残しが生じ易く、洗浄後も放電音が発生
するという問題があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、イオン風誘起タイプのものにおいて、放電極の洗浄
を容易にしかも隅々まで完全に行うことができ、騒音の
発生を防止できるようにした空気清浄器を提供すること
を目的とし、また、対極部を閉じた状態で電極枠に対す
る対極部の保持力を高めて対極部の脱落防止を図ること
ができるようにした空気清浄器を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、本体2下部に設けた吸い込み口11から
本体2上部に設けた吹き出し口12に向かう風路内に放
電極15(16)と、その上方に位置する集塵手段6と
が配置され、上記放電極15は放電部3と、放電部3と
平行に配置される対極部4と、放電部3及び対極部4を
固定する電極枠30とから成る空気清浄器であって、対
極部3をその一端側を支点として電極枠30に回動自在
に取付けると共に対極部3を開いた状態で対極部3を電
極枠30から着脱可能とする取付け手段71を備えてい
ることを特徴としており、このような構成とすること
で、対極部3を開く方向に回動させるだけで電極枠30
から対極部4を容易に取外すことができ、従って、対極
部4、放電部3にブラシ等が入り易くなり、埃等を容易
にしかも隅々まで完全に除去できるので、洗浄のやり残
しがなくなり、洗浄後も放電音が発生するという問題が
解消される。
【0006】また空気清浄器1の落下や倒れ等による対
極部4の脱落の可能性を少なくするために、上記対極部
4を閉じた状態で対極部4を電極枠30に保持する保持
手段72を備えているのが好ましい。この保持手段72
は、対極部4に設けられる凸状又は凹状の嵌合部74
と、電極枠30に設けられて該嵌合部74に着脱自在に
係合するフック73とから成るのが好ましい。
【0007】またこの保持手段72は、対極部4を両側
から挟み込んで保持する押さえ部75を備えているのが
好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。図7はイオン風誘起タイプの空気清浄器1の
全体の斜視図を示している。本体2の下面には吸い込み
口11が設けられ、本体2の上面には吹き出し口12が
設けられ、後述するイオン風の流れは下面より吸い込ん
で上面より吹き出されるものである。本体2の前後両面
には、本体カバー13,13が夫々装着されており、本
体2の側面に設けたカバー着脱ボタン95を押すことに
より本体カバー13が本体2から外れるようになってい
る。尚図8は本体カバー13を外した状態を示してお
り、図9は第一及び第二放電極15,16を取り出した
状態を示している。
【0009】本体2内には、図10に示すように、吸い
込み口11から吹き出し口12に向かって、プレフィル
ター20と、放電部3と対極部4とを備えた第一放電極
15と、電気的集塵手段6と、第一放電極3と同じ構造
の放電部3と対極部4とを備えた第二放電極16とがこ
の順に配置されており、電気的集塵手段6の両側には一
対の消臭部7が対向配置されている。
【0010】先ずプレフィルター20は、比較的大きな
粉塵を捕集するためのものであり、図14に示すよう
に、枠体21とこの枠体21によって保持されている例
えば合成樹脂製のネット22とから成る。このプレフィ
ルター20は、本体2に対して着脱自在に装着されてい
る。図中の23は着脱の際のための把手である。プレフ
ィルター20の上方に配置される第一放電極15は、空
気中の粉塵を帯電させてイオン風を誘起する粉塵荷電手
段及びイオン風誘起手段5を構成しており、図3に示す
ように、上下に開口する平面視矩形状の電極枠30と、
この電極枠30内の下部に配置される放電線31と、電
極枠30内の上部側に平行に並べて配置される複数枚
(本実施形態では3枚)の対極板35とで構成されてい
る。
【0011】放電線31は、その両端がコイルバネ32
により張力が加えられた状態で電極枠30に取付けられ
ている。また放電線31の中間部の電極枠30との接触
部には、絶縁保護用のチューブ33が被せられている。
放電線31は、例えば線径の細いタングステン線或いは
ピアノ線で形成されており、電極枠30の下部端面に設
けた放電線用端子部34と電気的に接続されている。
【0012】放電部3の上方に配置される対極部4は、
図1、図2に示すように、平行並列に配置された複数枚
の導電性薄鋼板から成る対極板35と、対極板35の長
さ方向の両端に夫々配置されて各対極板35を保持する
絶縁被覆された連結枠36とから成る。一方の連結枠3
6には対極板35と電気的に接続される対極板端子部3
7が設けられており、本体2に装着して電源が入れられ
た時、対極板35には例えば−6kVの電圧が印加され
るようになっている。
【0013】ここで、電極枠30の長さ方向の一端側に
取付け手段71を構成するガイド部77が配設されてい
る。このガイド部77は、図4に示すように、水平枠部
77aと左右の垂直枠部77bとで略逆U字状に形成さ
れており、両垂直枠部77bの外面には回動軸78が夫
々突設されており、一方、電極枠30の長辺側の両内側
壁には各回動軸78を回動自在に支持する軸受け79が
夫々突設されており、ガイド部77は軸受け79を支点
として水平軸回りに回動自在に支持されている。またガ
イド部77の水平枠部77aと両垂直枠部77bは夫々
二重壁構造を有しており、水平枠部77aには対極部4
の一端側の連結枠36を挿入する挿入孔80aと、対極
部4の中央側の対極板35の一端側を挿入する挿入孔8
0bとが夫々形成されており、またガイド部77の左右
の垂直枠部77bには対極部4の左右の対極板35,3
5の一端側を夫々挿入する挿入孔80c,80cが形成
されており、これら挿入孔80(80a〜80c)は電
極枠30の内部に向けて開口しており、対極部4の一端
側が抜き差し自在に挿入可能となっている。
【0014】また、電極枠30の長さ方向の他端側に
は、対極部4を電極枠30に対して保持するための保持
手段72が設けられている。この実施形態では保持手段
72は、図5に示すように、対極部4の両外側に位置す
る対極板35,35の外側面から夫々突設した凸状の嵌
合部74,74と、電極枠30に固定された絶縁基台7
6の両外側面から夫々突設したフック73,73とから
成り、フック73が嵌合部74に係止することで対極部
4が絶縁基台76を介して電極枠30に保持されるよう
になっている。尚、嵌合部74は凹状のものであっても
よい。また絶縁基台76の上部には対極部4の一端側の
連結枠36を載置する載置面76aが設けられており、
この載置面76a上に位置決めボス81が複数突設され
ており、対極部4の連結枠36には該位置決めボス81
が嵌合する位置決め用の孔部82が複数穿設されてい
る。尚図5中の76aは中央側の対極板35の一端側が
挿入される凹所であり、76bは両側の対極板35の一
端側が夫々挿入される凹所である。
【0015】このように形成された第一放電極15は、
本体カバー13を外すことによって本体2に対して着脱
可能となっている。そして、本体2に装着した時には、
本体2の内部の両側に配置された支持部材(図示せず)
によって本体2に支持されるものであり、両支持部材に
は接点バネ39a,39b(図9)が夫々設けられてお
り、接点バネ39a,39bの一方に放電線用端子部3
4が接触し、他方に対極板端子部37が接触しており、
接点バネ39a,39bを通じて放電線31には例えば
+6.5kVの電圧が印加され、対極板35には例えば
−6.5kVの電圧が印加されるようになっている。
【0016】第一放電極15の下流側に配置される集塵
部6aは、図15に示すように、導電性の薄鋼板からな
り、イオン風の流れ方向A(図10)と略平行な略平板
状に形成されている。この集塵部6aは、本体2内の前
後方向の中央部に配置される集塵電極40と、集塵電極
40の前後両面に配置される集塵紙41と、集塵紙41
を集塵電極40に固定するために集塵電極40の下端部
にヒンジ部43aを介して上下に回動自在に配置された
押さえ部43とで構成され、押さえ部43には集塵電極
40に磁気吸着する永久磁石49が設けられている。こ
こにおける集塵電極40の表面全面にはエポキシ樹脂系
の塗装などが施されることによって絶縁被覆42が設け
られている。また、集塵紙41は、集塵電極40の上部
に載せた後、両端を下方に折り曲げ、次いで押さえ部4
3を回動させて集塵紙41の両端を押さえて止めること
で、集塵電極40に装着される。そして、電源が投入さ
れた時、集塵電極40には例えば−6.5kVの電圧が
印加される。なお、集塵紙41には、一般家庭で使用さ
れているキッチンペーパー等を用いることができる。
【0017】ここで、集塵紙41の交換が必要となった
場合には、本体2の側面のカバー着脱ボタン95を押し
て本体カバー13を取外すことで、本体2の前後両面を
露出させることができ、集塵部6aの押さえ部43の押
さえを外した後、集塵紙41を抜取り、新たな集塵紙
(例えばキッチンペーパー)を装着して押さえ部43に
て集塵紙を押さえた後に、本体カバー13を再び取付け
るようにする。
【0018】集塵部6aの両側には、イオン風の流れ方
向Aと略平行平面状に一対の消臭部7が配置されてい
る。各消臭部7は、図16に示すように、導電性を有す
る消臭枠9の中央に隔壁部7aが設けられ、この隔壁部
7aの両側面に例えば活性炭のような消臭剤7bを収納
する収納部が設けられており、さらに消臭枠9の両側面
には、消臭剤7bを消臭枠9に固定するためのネット状
の消臭カバー50が夫々設けられている。さらに各消臭
カバー50の外側は外気遮断カバー8で夫々覆われてお
り、各外気遮断カバー8によって消臭部7の未使用時に
消臭剤7bの劣化防止が図られる。さらに、各消臭部7
は、外気遮断カバー8側を本体カバー13の裏面に夫々
密着させた状態で、図17に示すように、本体カバー1
3に設けた支承部51によって本体カバー13に固定さ
れると共に、導電性を有する消臭枠9が導電材(例えば
銅線等)により回路の接地側に接続されている。ここで
導電性を有する消臭枠9の両側に存在している外気遮断
カバー8の一方を取外し、その取外した側が本体2の内
側(空気通路)を向くようにして一対の消臭部7を本体
カバー13,13に夫々セットすることによって、一方
の消臭剤7bのみを空気通路側に露出させて使用できる
と共に、他方の消臭剤7bを外気遮断カバー8によって
覆うことができ、この消臭剤7bの劣化を防いで、消臭
能力を長く持続させることができるものである。
【0019】上記消臭部7の下流側には、第二放電極1
6が配置される。この第二放電極16は、前記第一放電
極15と同様、イオン風を誘起する機能を有する放電部
3と対極部4とこれらを固定する電極枠30とを備えて
おり、対応する箇所には同一の符号を付してその説明を
省略する。第二放電極16の下流側には、マイナスイオ
ンを放出するためのイオン化部60が配置されている。
このイオン化部60は、図11〜図13に示すように、
上方を向いた3本のイオン化針61と、その上方に所定
の間隔で配置されたイオン化針対極板62とで構成され
ている。イオン化針61には例えば−6.5kVの電圧
が印加され、イオン化針対極板62は回路の接地側に接
続されている。なお、イオン化針61は1本であっても
よい。
【0020】次に図10を参照して空気清浄器1の動作
を説明する。上記構成の空気清浄器1の電源スイッチを
投入すれば、第一放電極15(第二放電極16も同様)
の各放電線31と対極板35、及び集塵電極40に上記
のような電圧が印加される。このとき、放電線31の近
傍の空気が電離されてプラスイオンが発生し、このプラ
スイオンはマイナス電位となっている対極板35に向か
って移動する。そして、移動の途中でプラスイオンが空
気中の分子に衝突し、プラスイオンの運動エネルギーが
空気中の分子に与えられ、空気が移動する。これがイオ
ン風と呼ばれる風であり、分子の移動により上方に向か
うイオン風が発生する。
【0021】このようにして生じるイオン風により、図
10に示す矢印Aの方向に本体2の下面の吸い込み口1
1から上面の吹き出し口12へと向かう風の流れが生
じ、室内の汚れた空気は本体の下面より吸い込まれ、プ
レフィルター20を通過する際に大きな粉塵が捕集さ
れ、その後、第一放電極15において、空気中の粉塵B
は上記プラスイオンと衝突してプラスに帯電される。こ
のプラスに帯電された粉塵Bは、イオン風により上方に
移動して、マイナス電位となっている集塵部6aの集塵
電極40に静電気力により引き寄せられ、集塵電極40
を覆っている集塵紙41に付着する。また、空気に含ま
れる臭気分子は、消臭部7を通過する際に消臭剤7bで
物理吸着又は化学分解されることにより消臭、脱臭され
る。
【0022】その後、第二放電極16において、第一放
電極と同様な原理でイオン風が加速され、さらに吹き出
し口12近傍に設けられているイオン化部60のイオン
化針61によってマイナスイオンが添加される。このイ
オン化部60においては、イオン化針61の先端付近の
空気が電離されてマイナスイオンが発生し、イオン化針
61と接地されたイオン化針対極板62との間に発生し
た電気力線に沿って吹き出し口12へイオン風が導か
れ、更に吹き出し側ルーバー70から室内に放出され
る。
【0023】このように室内の汚れた空気を吸い込み口
11から本体2内に吸い込んで消臭及び集塵を行い、さ
らにイオン化部60によって、人間の体に良いとされて
いるマイナスイオンを添加することで、清浄な空気を室
内に充満させることができる。また、対極板、集塵電極
及び消臭部7は、イオン風の流れ方向Aと平行に配置さ
れているので、風の流れが妨げられるようなことがな
く、イオン風の風速の低下を抑えることができると共
に、板状の集塵電極40の前後両面に集塵紙が配置され
ているため、その粉塵の捕集量はきわめて多い。さらに
集塵紙41は集塵電極40の前後両面に配置されている
ため、その粉塵Bの捕集量がきわめて多くなる。そのう
え一般家庭における室内のハウスダストは、主に床面近
傍を漂っていることから、空気清浄器の吸い込み口11
を本体2の下面に設けて床面近傍の空気を吸い込むよう
にしているので、ハウスダストの吸入効率の向上に最も
効果的となっている。
【0024】なお、使用によって消臭剤7bの効き目が
なくなって、消臭性能が低下した場合は、消臭部7を本
体カバー13から取外して、消臭カバー50の裏面を覆
っている外気遮断カバー8を取外し、その取外した側を
本体2の内側(空気通路)を向くように消臭部7の表裏
を逆にして再び本体カバー13の支持部51にセットす
ることによって、消臭部7の裏側の消臭剤7bを使用で
きる。このように消臭部7を表裏反転して両面使用でき
る構造にすることにより、消臭部7の長寿命化を図るこ
とができ、しかも、交換の手間が少なくなると同時に交
換用の消臭部を保管しておく必要がなくなる。また、消
臭部の消臭枠9を導電性を有する材料で形成してあるの
で第一及び第二放電極15,16、集塵電極40及びイ
オン化部60で発生する電界による本体2及び本体カバ
ー13の帯電を減少させることが可能となり、本体2や
本体2周辺の壁に埃等が付着するのを防止できる。さら
に活性炭等の導電性を有する消臭剤7bを使用すると共
に、上記導電性を有する消臭枠9を回路の接地側(アー
ス側)に接続してあるので、本体2及び本体カバー13
の帯電をほとんど無くすことができるようになる。
【0025】次に、第一放電極15(第二放電極16の
場合も同様)を洗浄再生する場合を説明する。第一放電
極15が汚れた場合(騒音が発生し始めた時)には、本
体2から第一放電極15を取り出し、その後、対極部4
を電極枠30に固定しているフック73を外して図6
(a)のように手で対極部4を引き上げるとガイド部7
7が回動して、図6(b)の矢印方向に対極部4を抜き
取ることができる。その後、図6(c)のようにブラシ
95と水道水等で対極部4の金属部(対極板35)全体
の汚れを洗浄する。このとき対極板35の端面には汚れ
が付きやすいので念入りに洗浄するのが望ましく、洗浄
後は、対極板35の端面を綿棒等でこするのが望まし
い。また電極枠30から対極部4を取外すことで放電線
31の洗浄も容易となる。その後、上記と逆の手順で対
極部4を電極枠30に装着する。つまり、対極部4の一
端側をガイド部77の挿入孔80に挿入して、対極部4
を下方に押すとガイド部77が回動して対極部4を閉じ
ることができる。このとき、電極枠30の位置決めボス
81に対極部4の孔部71をはめ込むことで、対極部4
がガイド部77から抜け出る方向に位置決めされると共
に、電極枠30の絶縁基台76に設けたフック73が対
極部4の凸状の嵌合部74に係合することで、対極部4
が電極枠30に対して固定される。その後、第一放電極
15全体を水道水でよく濯ぎ、十分に水切りした後に本
体2内にセットする。
【0026】このように対極部4を電極枠30から着脱
自在とし、その着脱構造として対極部4の一端側を支点
とした回転構造を有するガイド部77を設け、開状態で
電極枠30から対極部4を着脱可能としたから、電極枠
30からの対極部4の取外しが容易にでき、埃が付着し
易い対極部4、放電部3にブラシ等が入り易くなり、埃
等を容易にしかも隅々まで完全に除去できるようにな
る。従って、洗浄のやり残しがなくなるため、洗浄後も
放電音が発生するという問題が解消されると共に、放電
極15の洗浄再生を頻繁に行うことができることで、ス
トリーマコロナ放電による騒音の発生を防ぐことができ
る結果、寝室などの騒音が問題になりやすい場所での使
用に最適なイオン風誘起タイプの空気清浄器1が得られ
る。
【0027】また、対極部4の一端側を電極枠30に取
付けた回転構造を有するガイド部77で保持し、対極部
4を閉じた状態で対極部4の他端側をフック73で保持
したことで、電極枠30に対する対極部4の保持力を高
めることができ、例えば対極部4の両端を通常のフック
のみで保持する場合と比較して、空気清浄器1の落下や
倒れ時において対極部4の脱落の可能性を一層少なくす
ることができる。さらに対極板35には上記フック73
に対応する位置に凸状(又は凹状)の嵌合部74を設け
るだけでよいので、対極板35の構造が複雑化するのを
防止できるという利点もある。
【0028】保持手段72の他の実施形態として、図1
8に示すように、対極部4を両側から挟み込んで保持す
る押さえ部75を設けた構造としてもよい。他の構成は
図4と同様である。この実施形態では、押さえ部75は
電極枠30側に取付けられる基台76の両側部に夫々突
設されており、押さえ部75の上部に設けた突起75a
が基台76の側面に弾接するようになっている。これに
より、対極部4を閉じた時には、対極部4の両外側の対
極板35,35が押さえ部75と基台76の側面との間
で所定圧力で挟み込まれて保持されるようになる。この
場合、前記実施形態のような凸状(又は凹状)の嵌合部
74を対極部4の対極板35に突設させる必要がなくな
るので、対極部4の構造を簡素化できるという利点があ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、本体下部に設けた吸い込み口から本
体上部に設けた吹き出し口に向かう風路内に放電極と、
その上方に位置する集塵電極とが配置され、上記放電極
は放電部と、放電部と平行に配置される対極部と、放電
部及び対極部を固定する電極枠とから成る空気清浄器で
あって、対極部をその一端側を支点として電極枠に回動
自在に取付けると共に対極部を開いた状態で対極部を電
極枠から着脱可能とする取付け手段を備えているから、
対極部を開く方向に回動させるだけで電極枠から対極部
を容易に取外すことができ、従って、対極部、放電部に
ブラシ等が入り易くなり、埃等を容易にしかも隅々まで
完全に除去できるので、洗浄のやり残しがなくなり、洗
浄後も放電音が発生するという問題が解消されると共
に、放電極の洗浄再生を頻繁に行うことができる結果、
ストリーマコロナ放電による騒音の発生を防いで、寝室
などの騒音が問題になりやすい場所での使用に最適な空
気清浄器を得ることができる。
【0030】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の対極部を閉じた状態で対極部を電極枠に保持する保持
手段を備えているから、請求項1記載の効果に加えて、
対極部は取付け手段による取付けと、保持手段による保
持との両方で電極枠に取付けられるので、電極枠に対す
る対極部の保持力を高めることができ、空気清浄器の落
下や倒れ等による対極部の脱落の可能性を少なくするこ
とができる。
【0031】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、保持手段は対極部に設けられる凸状又
は凹状の嵌合部と、電極枠に設けられて該嵌合部に着脱
自在に係合するフックとから成るので、対極部は閉じた
時には取付け手段と保持手段の両方で対極部が電極枠に
固定されることとなり、電極枠に対する対極部の保持力
を容易に高めることができる。
【0032】また請求項4記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、保持手段は、対極部を両側から挟み込
んで保持する押さえ部を備えているから、対極部は閉じ
た時には取付け手段と押さえ部との両方で対極部が電極
枠に固定されることとなり、電極枠に対する対極部の保
持力を容易に高めることができると共に、対極部はその
両側から押さえ部で挟み込まれるだけであるから、対極
部自体の構造の簡素化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】(a)は同上の対極部の開状態を示す斜視図、
(b)は対極部を取外した状態を示す分解斜視図であ
る。
【図3】(a)は同上の放電極の側面図、(b)は平面
図である。
【図4】同上のガイド部の取付け状態を説明する断面図
である。
【図5】(a)は同上の対極部の閉じた状態を説明する
概略断面図、(b)は対極部の開いた状態を説明する概
略断面図である。
【図6】(a)(b)は対極部を取り出す際の動作説明
図、(c)は対極部をブラシで洗浄する動作説明図であ
る。
【図7】同上の空気清浄器の斜視図である。
【図8】同上の本体カバーを取外した状態の斜視図であ
る。
【図9】同上の第一放電極及び第二放電極を取外した状
態の斜視図である。
【図10】同上の空気清浄器の概略断面図である。
【図11】同上の本体の正面断面図である。
【図12】同上の本体の側面断面図である。
【図13】同上の放電極を説明する平面図である。
【図14】(a)は同上のプレフィルターの概略正面
図、(b)は側面図である。
【図15】同上の集塵部の斜視図である。
【図16】同上の消臭部の一部破断した分解斜視図であ
る。
【図17】同上の消臭部の取付け状態を説明する斜視図
である。
【図18】他の実施形態を示し、(a)は対極部を開い
た状態を説明する概略断面図、(b)は対極部を閉じた
状態を説明する概略断面図である。
【符号の説明】
1 空気清浄器 2 本体 3 放電部 4 対極部 6 集塵手段 11 吸い込み口 12 吹き出し口 15,16 放電極 30 電極枠 71 取付け手段 72 保持手段 73 フック 74 嵌合部 75 押さえ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 浩三 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体下部に設けた吸い込み口から本体上
    部に設けた吹き出し口に向かう風路内に放電極と、その
    上方に位置する集塵手段とが配置され、上記放電極は放
    電部と、放電部と平行に配置される対極部と、放電部及
    び対極部を固定する電極枠とから成る空気清浄器であっ
    て、対極部をその一端側を支点として電極枠に回動自在
    に取付けると共に対極部を開いた状態で対極部を電極枠
    から着脱可能とする取付け手段を備えていることを特徴
    とする空気清浄器。
  2. 【請求項2】 対極部を閉じた状態で対極部を電極枠に
    保持する保持手段を備えていることを特徴とする請求項
    1記載の空気清浄器。
  3. 【請求項3】 保持手段は、対極部に設けられる凸状又
    は凹状の嵌合部と、電極枠に設けられて該嵌合部に着脱
    自在に係合するフックとから成ることを特徴とする請求
    項2記載の空気清浄器。
  4. 【請求項4】 保持手段は、対極部を両側から挟み込ん
    で保持する押さえ部を備えていることを特徴とする請求
    項2記載の空気清浄器。
JP20255496A 1996-07-31 1996-07-31 空気清浄器 Expired - Fee Related JP3521633B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20255496A JP3521633B2 (ja) 1996-07-31 1996-07-31 空気清浄器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20255496A JP3521633B2 (ja) 1996-07-31 1996-07-31 空気清浄器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1043630A true JPH1043630A (ja) 1998-02-17
JP3521633B2 JP3521633B2 (ja) 2004-04-19

Family

ID=16459429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20255496A Expired - Fee Related JP3521633B2 (ja) 1996-07-31 1996-07-31 空気清浄器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3521633B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005028114A1 (ja) * 2003-09-18 2005-03-31 Max Co., Ltd. 生ごみ処理装置および排水管洗浄装置
JP4870986B2 (ja) * 2003-10-03 2012-02-08 イーバリア株式会社 イオン風発生装置
CN109513527A (zh) * 2018-12-29 2019-03-26 安徽原野滤材有限公司 一种静电集尘滤网

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005028114A1 (ja) * 2003-09-18 2005-03-31 Max Co., Ltd. 生ごみ処理装置および排水管洗浄装置
JP4870986B2 (ja) * 2003-10-03 2012-02-08 イーバリア株式会社 イオン風発生装置
CN109513527A (zh) * 2018-12-29 2019-03-26 安徽原野滤材有限公司 一种静电集尘滤网

Also Published As

Publication number Publication date
JP3521633B2 (ja) 2004-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2764711B2 (ja) 空気清浄機
KR100847302B1 (ko) 공기청정방법 및 장치, 그리고 가습방법 및 장치
JP3691218B2 (ja) 空気清浄機
JP2003071321A (ja) 電気集塵装置およびそれを用いた送風装置
JP3521633B2 (ja) 空気清浄器
JPH10296126A (ja) 空気清浄器
JP2006112767A (ja) 空気調和機の空気清浄装置
JPH10296124A (ja) 空気清浄器
JP3521623B2 (ja) 空気清浄器
JP3924927B2 (ja) 空気清浄器
JPH10235221A (ja) 空気清浄器
JPH04210263A (ja) 空気清浄器
JPH10296129A (ja) 空気清浄器
JPH10296122A (ja) 空気清浄器
JP3577761B2 (ja) 空気清浄器
JP3465476B2 (ja) 空気清浄器
JP2001078939A (ja) 静電気式掃除機および静電気式掃除機ユニット
JP5617777B2 (ja) 空気調和機
JPH1094739A (ja) 空気清浄機
JP3533323B2 (ja) 空気清浄機
KR200324088Y1 (ko) 공기청정기
JPH1099716A (ja) 空気清浄器
JP3426873B2 (ja) 空気清浄機
JP2001149285A (ja) 静電気式掃除機
JP3567071B2 (ja) 空気清浄機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040202

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees