JPH10296129A - 空気清浄器 - Google Patents

空気清浄器

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JPH10296129A
JPH10296129A JP10648297A JP10648297A JPH10296129A JP H10296129 A JPH10296129 A JP H10296129A JP 10648297 A JP10648297 A JP 10648297A JP 10648297 A JP10648297 A JP 10648297A JP H10296129 A JPH10296129 A JP H10296129A
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JP
Japan
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dust
electrode
dust collecting
collecting electrode
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JP10648297A
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Takehiro Uehara
健裕 上原
Kazuhiro Araki
一弘 荒木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵電極から距離の離れたところにある粉塵
を集塵電極の方へ強制的に引き寄せることにより、集塵
効果を高める。 【解決手段】 吸い込みから吹き出しに向かう風路内の
上流側に粉塵荷電手段及びイオン風誘起手段を備え、そ
の下流側にイオン風の流れと平行に平板状の集塵電極4
0を配置し、集塵電極40に粉塵荷電手段と逆極性を印
加する空気清浄器1である。上記集塵電極40と平行に
対向する対向電極7を設ける。対向電極7に粉塵荷電手
段と同極性の電位またはグランドレベルの電位を印加す
る。集塵電極40と対向電極7との間に電界が発生する
ことにより、集塵電極40による粉塵の捕集が容易とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内の空気の清
浄化を行なう空気清浄器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気清浄器には、室内の空気を吸
い込んで電気的集塵手段などで清浄化し、これを吐き出
すための送風部が必要となるが、この送風部としてはフ
ァンを回転させるタイプのものと、イオン風を誘起する
タイプのものとがある。前者は送風量が多くとれるが、
騒音が大きいため、寝室などの騒音が問題になり易い場
所で使用する場合には、後者のイオン風誘起タイプのも
のを使用するのが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のイオ
ン風誘起タイプのものは、本体内に吸引した粉塵を帯電
させ、その下流側に配置した集塵電極に粉塵の帯電とは
逆の極性の電位を印加し、クーロン力により粉塵を捕集
するものであるが、このクーロン力は距離の2乗に反比
例するため、集塵電極の近傍の粉塵は捕集されても、集
塵電極から距離の離れたところにある粉塵は捕集されに
くいという問題があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、集塵電極から距離の離れたところにある粉塵を集塵
電極の方へ強制的に引き寄せて、集塵効果を高めること
ができるようにした空気清浄器を提供することを課題と
し、また、集塵効果を一層高めることができる構造であ
りながら、壁の汚れ防止を図ることができる空気清浄器
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、吸い込みから吹き出しに向かう風路内の
上流側に粉塵荷電手段及びイオン風誘起手段を備え、そ
の下流側にイオン風の流れと平行に平板状の集塵電極4
0を配置し、集塵電極40に粉塵荷電手段と逆極性を印
加する空気清浄器であって、上記集塵電極40と平行に
対向する対向電極7を設け、この対向電極7に粉塵荷電
手段と同極性の電位またはグランドレベルの電位を印加
して成ることを特徴としており、このように構成するこ
とで、集塵電極40と対向電極7との間に電界が発生す
ることにより、集塵電極40から距離の離れたところに
ある粉塵を電界により集塵電極40に強制的に引き寄せ
ることができ、集塵電極40による粉塵の捕集が容易と
なる。
【0006】ここで、空気清浄器1の最外郭を覆う本体
ハウジングに導電性を持たせると共に、この本体ハウジ
ングで対向電極7を兼用するのが好ましく、この場合、
本体ハウジングに粉塵荷電手段と同極性の電位またはグ
ランドレベルの電位を印加することによって、集塵電極
40と本体ハウジングとの間に電界を発生させることが
でき、集塵電極40から距離の離れたところにある粉塵
を集塵電極40に強制的に引き寄せることができ、従っ
て、対向電極7を別途設けることなく、集塵電極40に
よる粉塵の捕集が容易となる。
【0007】また、対向電極7を集塵電極40の両面に
配置し、本体2運転時に壁4側に配置される方の対向電
極7にグランドレベルの電位を印加し、壁4と逆側に配
置される方の対向電極7に粉塵荷電手段と同極性の電位
を印加するのが好ましく、この場合、集塵電極40とそ
の両面に配置した対向電極7との間にそれぞれ電界を発
生させることができ、集塵電極40の両面において集塵
電極40から距離の離れたところにある粉塵を集塵電極
40に強制的に引き寄せることがそれぞれ可能であると
共に、壁4側に配置されている方の対向電極7をグラン
ドレベルの電位とすることで、本体2と壁4との間に電
界が発生しなくなり、粉塵が壁4に付着する可能性を少
なくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。図2〜図7はイオン風誘起タイプの空気清浄
器1の構造を示している。本体2の下面には吸い込み口
11が設けられ、本体2の上面には吹き出し口12が設
けられている。本体2の前後両面には、本体カバー1
3,13が夫々装着されており、本体2の側面に設けた
カバー着脱ボタン95を押すことにより本体カバー13
が本体2から外れるようになっている。尚図2中の2a
は器体、90は電源表示発光部である。図3は本体2の
本体カバー13を外した状態を示しており、図4は放電
極ブロック15を取り出した状態を示している。
【0009】本体2内には、図1に示すように、下方か
ら上方に向かって、プレフィルター20と、放電部3と
対極部4とを備えた放電極ブロック15と、電気的集塵
手段6とがこの順に配置されており、電気的集塵手段6
の両側には後述する一対の対向電極7が対向配置されて
いる。プレフィルター20は、比較的大きな粉塵を捕集
するためのものであり、図5に示すように、枠体21と
この枠体21によって保持されている例えば合成樹脂製
のネット22とから成る。このプレフィルター20は、
本体2に対して着脱自在に装着されている。図中の23
は着脱の際のための把手である。
【0010】上記放電極ブロック15は、空気中の粉塵
を帯電させてイオン風を誘起する粉塵荷電手段及びイオ
ン風誘起手段5を構成しており、図6及び図7に示すよ
うに、上下に開口する矩形状の電極枠30と、この電極
枠30内の下部に配置された放電線31と、電極枠30
内の上部に平行に並べて配置された複数枚の導電性薄鋼
板から成る対極板35とで構成されている。放電線31
は、その両端がコイルバネ32により張力が加えられた
状態で電極枠30に取付けられている。また放電線31
の中間部の電極枠30との接触部には、絶縁保護用のチ
ューブ33が被せられている。放電線31は、例えば線
径の細いタングステン線或いはピアノ線で形成されてお
り、放電線用端子部34に電気的に接続されている。
【0011】放電線31の上方に配置される複数枚の対
極板35は、両端の絶縁被覆が施された絶縁被覆部36
において電極枠30に固定されており、絶縁被覆部36
から一体に延びて電極枠30の端面に至る部分に対極板
端子部37が設けられている。このように形成された放
電極ブロック15は、本体カバー13を外すことによっ
て本体2に対して着脱可能となっている。本体2に装着
した時には、本体2の内部の両側に配置された支持部材
(図示せず)によって本体2に支持されるものであり、
両支持部材には接点バネ39(図4)が夫々設けられて
おり、接点バネ39の一方に放電線用端子部34が接触
し、他方に対極板端子部37が接触しており、接点バネ
39を通じて放電線31には例えば+6.5kVの電
圧、対極板35には例えば−6.5kVの電圧が印加さ
れるようになっている。
【0012】集塵部6aは、図8及び図9に示すよう
に、導電性の薄鋼板からなり、イオン風の流れ方向A
(図1)と略平行な略平板状に形成されている。この集
塵部6aは、本体2内の前後方向の中央部に配置される
集塵電極40と、集塵電極40の前後両面に配置される
集塵紙41と、集塵紙41を集塵電極40に固定するた
めに集塵電極40の下端部にヒンジ部43aを介して上
下に回動自在に配置された押さえ部43と、集塵電極4
0の両面に集塵電極40と平行に対向して配置される一
対の対向電極7とで構成されている。この一対の対向電
極7には、上記放電極ブロック15の放電部と同極性の
電位が印加されるようになっており、対向電極7と集塵
電極40との間に電界を発生させることによって、集塵
電極40から距離の離れたところにある粉塵を集塵電極
40に強制的に引き寄せる働きをするものである。な
お、押さえ部43は集塵電極40に磁気吸着する永久磁
石49が設けられており、集塵電極40に磁化吸着する
ものである。ここにおける集塵電極40の表面全面には
エポキシ樹脂系の塗装などが施されることによって絶縁
被覆42が設けられている。また、集塵紙41は、集塵
電極40の上部に載せた後、両端を下方に折り曲げ、次
いで押さえ部43を回動させて集塵紙41の両端を押さ
えて止めることで、集塵電極40に装着される。なお集
塵紙41には、一般家庭で使用されているキッチンペー
パー等を用いることができる。そして、電源が投入され
た時、集塵電極40には例えば−6.5kVの電圧が印
加され、対向電極7には、例えば0〜+6.5kVの電
位が印加される。
【0013】集塵部6aの下流側には、マイナスイオン
を放出するためのイオン化部60が配置されている。こ
のイオン化部60は、図1に示すように、上方を向いた
針状のイオン化針61と、その上方に所定の間隔で配置
された接地部62とで構成されている。イオン化針61
には例えば−6.5kVの電圧が印加され、接地部62
は例えばグランドに接地される。
【0014】次に動作を説明する。上記構成の空気清浄
器1の電源スイッチを投入すれば、放電極ブロック15
の放電線31と対極板35、及び集塵電極40に上記の
ような電圧が印加される。このとき、放電線31の近傍
の空気が電離されてプラスイオンが発生し、このプラス
イオンはマイナス電位となっている対極板35に向かっ
て移動する。そして、移動の途中でプラスイオンが空気
中の分子に衝突し、プラスイオンの運動エネルギーが空
気中の分子に与えられ、空気が移動する。これがイオン
風と呼ばれる風であり、分子の移動により上方に向かう
イオン風が発生する。
【0015】このようにして生じるイオン風により、図
1に示す矢印Aの方向に本体2の下面の吸い込み口11
から上面の吹き出し口12へと向かう風の流れが生じ、
室内の汚れた空気は本体の下面より吸い込まれ、プレフ
ィルター20を通過する際に大きな粉塵が捕集され、そ
の後、放電極ブロック15において、空気中の粉塵Bは
上記プラスイオンと衝突してプラスに帯電される。この
プラスに帯電された粉塵Bは、イオン風により上方に移
動して、マイナス電位となっている集塵部6aの集塵電
極40に静電気力により引き寄せられ、集塵電極40を
覆っている集塵紙41に付着する。
【0016】このとき、集塵電極40に平行に対向する
対向電極7を設け、この集塵電極40と対向電極7との
間に電界を発生させることにより、集塵電極40から距
離の離れたところにある粉塵を集塵電極40に強制的に
引き寄せることができる。つまり、集塵電極40と平行
に対向して配置されている対向電極7には、放電極ブロ
ック15と同極性のプラス電位が印加されているので、
プラスに帯電した粉塵は集塵電極40と対向電極7の間
に発生した電界により集塵電極40の方へ強制的に引き
寄せられることとなる。
【0017】その後、吹き出し口12近傍に設けられて
いるイオン化部60のイオン化針61によってマイナス
イオンが添加される。このイオン化部60においては、
イオン化針61の先端付近の空気が電離されてマイナス
イオンが発生し、イオン化針61と接地された接地部6
2との間に発生した電気力線に沿って吹き出し口12に
イオン風が導かれ、更に吹き出し側ルーバー70から室
内に放出される。
【0018】この結果、吸い込み口11から本体2内に
流入した空気は清浄化され、吹き出し口12付近で人間
の体に良いとされているマイナスイオンが添加されて室
内に放出されることとなる。また、上記対向電極7によ
って、集塵電極40による粉塵の捕集が容易となり、集
塵効果を高めることができるようになる。また対向電極
7に放電ブロック15と同極性のプラスの電位を印加し
たが、これに限定されるものではなく、対向電極7をグ
ランドに接地してもよいものである。この場合もマイナ
ス電位が印加されている集塵電極40と対向電極7との
間に電界が発生するため、上記の場合と同様、集塵電極
40から距離の離れたところにある粉塵は集塵電極40
の方へ強制的に引き寄せられるようになり、集塵電極4
0による粉塵の捕集が容易となり、そのうえ、対向電極
7をグランドレベルの電位とすることで、図10に示す
ように、本体2が壁4に接近して配置されていても、本
体2と壁4との間に電界が発生しないために、壁4付近
の粉塵が帯電することがなく、粉塵が壁4に付着する可
能性が少なくなり、壁4の汚れ防止を図ることができる
という利点もある。
【0019】さらに、上記集塵電極40と対向電極7は
風の流れと平行に配置されているため、風の流れを妨げ
ることはない。しかも、対向電極7は集塵電極40の両
面に配置されているので、集塵電極40とその両面に配
置した対向電極7との間にそれぞれ電界を発生させるこ
とができ、集塵電極40の両面において集塵電極40か
ら距離の離れたところにある粉塵を集塵電極40に強制
的に引き寄せることがそれぞれ可能となり、集塵電極4
0による集塵効果をより一層高めることができる。
【0020】また、図10のように本体2が壁4に接近
して配置される場合にあっては、本体2運転時に壁4側
に配置される方の対向電極7にグランドレベルの電位を
印加し、壁4と逆側に配置される方の対向電極7に放電
極ブロック15と同極性の電位を印加するのが望まし
い。このように、壁4側に配置されている方の対向電極
7をグランドレベルの電位とすることで、本体2と壁4
との間には電界が発生しなくなり、従って、壁4付近の
粉塵が帯電することがなく、粉塵が壁4に付着する可能
性を少なくすることができる。この結果、集塵効果を一
層高めることができる構造でありながら、壁4の汚れ防
止を同時に図ることができるという利点がある。
【0021】さらに、集塵紙41は集塵電極40の前後
両面に配置されているため、その粉塵の捕集量はきわめ
て多くなり、しかも一般家庭における室内のハウスダス
トは、主に床面近傍を漂っていることから、空気清浄器
の吸い込み口11を本体2の下面に設けて床面近傍の空
気を吸い込むようにしているので、ハウスダストの吸入
効率の向上に最も効果的となっている。
【0022】なお、集塵紙41の交換が必要となった場
合には、本体2の側面のカバー着脱ボタン95を押して
本体カバー13を取外すことで、本体2の前後両面を露
出させることができ、集塵部6aの押さえ部43の押さ
えを外した後、集塵紙41を抜取り、新たな集塵紙(例
えばキッチンペーパー)を装着して押さえ部43にて集
塵紙を押さえた後に、本体カバー13を再び取付けるよ
うにする。このとき、本体2の前後両面は大きく開口さ
せてあるので、集塵紙が装着し易く、そのうえ集塵紙の
固定は押さえ部43を押さえるだけで良いため、集塵紙
の交換及び集塵電極40のメンテナンスをきわめて簡単
に行なうことができるものである。
【0023】図11は他の実施形態を示している。この
実施形態では、対向電極7を省略して、導電性樹脂から
成るカバー80が装着された本体ハウジング2aにより
対向電極を兼用するようにしたものである。そして、上
記導電性樹脂から成るカバー80に放電極ブロック15
と同極性の電位またはグランドレベルの電位を印加する
ことによって、集塵電極40とカバー80の間に電界を
発生させることができ、集塵電極40から距離の離れた
ところにある粉塵を集塵電極40に強制的に引き寄せる
ことができ、従って、対向電極を別途設けることなく、
集塵電極40による粉塵の捕集を容易に行えるようにな
り、集塵効果を高めることができると共に、部品数を削
減でき、空気清浄器1の構造の簡略化及びコストの低減
を図ることができるという利点もある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、吸い込みから吹き出しに向かう風路
内の上流側に粉塵荷電手段及びイオン風誘起手段を備
え、その下流側にイオン風の流れと平行に平板状の集塵
電極を配置し、集塵電極に粉塵荷電手段と逆極性を印加
する空気清浄器であって、上記集塵電極と平行に対向す
る対向電極を設け、この対向電極に粉塵荷電手段と同極
性の電位またはグランドレベルの電位を印加して成るか
ら、集塵電極と対向電極との間に電界を発生させること
ができ、集塵電極から距離の離れたところにある粉塵を
電界により集塵電極に強制的に引き寄せることができる
ので、集塵電極による粉塵の捕集が容易となり、集塵効
果を高めることができる。また、対向電極がグランドレ
ベルの電位とした場合には、本体が壁に接近して配置さ
れていても、本体と壁との間に電界が発生しないため
に、壁付近の粉塵が帯電することがなく、粉塵が壁に付
着する可能性が少なくなり、壁の汚れ防止を図ることが
できるものである。
【0025】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、空気清浄器の最外郭を覆う本体ハウジ
ングに導電性を持たせると共に、この本体ハウジングで
対向電極を兼用したものであるから、導電性を有する本
体ハウジングに粉塵荷電手段と同極性の電位またはグラ
ンドレベルの電位を印加することによって、集塵電極と
本体ハウジングとの間に電界を発生させることができ、
集塵電極から距離の離れたところにある粉塵を集塵電極
に強制的に引き寄せることができ、従って、対向電極を
別途設けることなく、集塵電極による粉塵の捕集が容易
となり、集塵効果を高めることができると共に、部品数
を削減でき、空気清浄器の構造の簡略化及びコストの低
減を図ることができる。
【0026】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、対向電極を集塵電極の両面に配置し、
本体運転時に壁側に配置される方の対向電極にグランド
レベルの電位を印加し、壁と逆側に配置される方の対向
電極に粉塵荷電手段と同極性の電位を印加するものであ
るから、集塵電極とその両面に配置した対向電極との間
にそれぞれ電界を発生させることができ、集塵電極の両
面において集塵電極から距離の離れたところにある粉塵
を集塵電極に強制的に引き寄せることがそれぞれ可能と
なり、集塵電極による集塵効果をより一層高めることが
できると共に、本体が壁に接近して配置される場合にお
いて、壁側に配置されている方の対向電極をグランドレ
ベルの電位とすることで、本体と壁との間に電界が発生
しなくなり、従って、壁付近の粉塵が帯電することがな
く、粉塵が壁に付着する可能性を少なくすることができ
る。この結果、集塵効果を一層高めることができる構造
でありながら、壁の汚れ防止を図ることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す概略断面図であ
る。
【図2】同上の空気清浄器の斜視図である。
【図3】同上の本体カバーを取外した状態の斜視図であ
る。
【図4】同上の放電極ブロックを取外した状態の斜視図
である。
【図5】(a)は同上のプレフィルターの概略正面図、
(b)は側面図である。
【図6】同上の放電極ブロックの斜視図である。
【図7】(a)は同上の放電極ブロックの側面図、
(b)は平面図である。
【図8】同上の集塵部の斜視図である。
【図9】同上の集塵電極及び集塵紙の斜視図である。
【図10】他の実施形態の断面図である。
【図11】更に他の実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
1 空気清浄器 4 壁 7 対向電極 40 集塵電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸い込みから吹き出しに向かう風路内の
    上流側に粉塵荷電手段及びイオン風誘起手段を備え、そ
    の下流側にイオン風の流れと平行に平板状の集塵電極を
    配置し、集塵電極に粉塵荷電手段と逆極性を印加する空
    気清浄器であって、上記集塵電極と平行に対向する対向
    電極を設け、この対向電極に粉塵荷電手段と同極性の電
    位またはグランドレベルの電位を印加して成ることを特
    徴とする空気清浄器。
  2. 【請求項2】 空気清浄器の最外郭を覆う本体ハウジン
    グに導電性を持たせると共に、この本体ハウジングで対
    向電極を兼用したことを特徴とする請求項1記載の空気
    清浄器。
  3. 【請求項3】 対向電極を集塵電極の両面に配置し、本
    体運転時に壁側に配置される方の対向電極にグランドレ
    ベルの電位を印加し、壁と逆側に配置される方の対向電
    極に粉塵荷電手段と同極性の電位を印加することを特徴
    とする請求項1記載の空気清浄器。
JP10648297A 1997-04-23 1997-04-23 空気清浄器 Withdrawn JPH10296129A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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