JPS6150657A

JPS6150657A - イオン風式空気清浄機

Info

Publication number: JPS6150657A
Application number: JP59171484A
Authority: JP
Inventors: Takashi Komatsu; 隆小松; Masaaki Kayama; 香山　正晃
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1984-08-20
Filing date: 1984-08-20
Publication date: 1986-03-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、家庭用、自動車用、クリーンルーム用等に用
いられるイオン風式空気清浄機に関する＝１− ものである。

（従来例の構成とその問題点）従来のイオン風式空気清浄機について、第１図により説
明する。同図において、イオン風式空気清浄機は、一端
に汚染空気の吸気口１が、他端に清浄化された空気の吐
出口２がそれぞれ設けられたケース３の中に、電極支持
枠４に支持された複数本の細線状又は針状のイオン化電
極５と、ケース３の側面に平行に配設されその前端部６
ａが」二足イオン化電極５と相対向する複数枚の板状の
集塵電極６と、これらの集塵電極６の中間に等間隔で相
対向し、その前後端の集塵電極６から引き込んで配設さ
れた複数枚の板状の加速電極７と、上記吐出口２の前に
配置されたハニカム構造の活性炭８とから構成されてい
る。

このような構成のイオン化電極５と集塵電極６とに、電
源８ａ及び８ｂによって高電圧が印加されて生ずるイオ
ン化部では、イオン化電極５から集塵電極６に向かって
コロナ電流が流れる。その際イオンが空気分子と衝突し
、空気を集塵電極６に向かって押し流してケース３の吸
気［１１から吐出［１２に向かって空気の流れを作り出
す、本発明ではこれをイオン風と称した。

吸気「１１から吸い込まれた汚染した空気が、Ｉ−述の
イオン化部でコロナ電流に乗って流れる間に、空気中の
塵埃が荷電され、これか集塵部を構成する集塵電極６と
加速ｆｌｉ極７とに電源８ｂによって高電圧が印加され
てできた高電解部に流入すると、電解と塵埃の荷電量と
によって静電力が働き、塵埃が集塵電極６に吸引捕捉さ
れる。

更に、イオン化電極５の周辺で発生したオゾンはハニカ
ム状活性炭９に吸引除去されて、清浄な空気となって吐
出［１２から吐き出されるしかしながら荷電した塵埃が
集塵電極６に捕捉されるときに、粗大な塵埃は荷電量が
大きく、従って静電力が強く働くため集塵電極６の前端
部６ａに捕捉され易い。特に捕捉された絶縁性の塵埃が
次第に大きく成長すると、塵埃表面と集塵電極６亀どの間に電位差が大きくなり、ついに絶縁破壊を生し、
コロナが発生し、これがイオン化電極５に向かって飛び
出すようになる。すなわち逆コロナである。更に、塵埃
の集積が進むと、イオン化電極５との距離が縮まりスパ
ークが発生することもある。

このように、塵埃が集塵電極６の前端部６ａに捕捉され
ると、逆コロナやスパークの原因となり、チリチリ音や
ジージー音などの不快な音を発生したり、これらが原因
となりオゾン発生率が極端に増加するという問題点があ
った。

また、集塵電極６の前端に、加工のときに生じたエツジ
やパリが残っていると、逆コロナを発生する原因となる
ため、集塵電極６は丁寧な仕上げ加工が必要となり、製
造コス１〜を上げる要因となっているという問題点もあ
った。

（発明の目的）本発明は上記の欠点を解消するもので、集塵電極の前端
部に塵埃が捕捉されても、逆コロナやスパークの発生し
ない信頼性の高い、また、健康に　　　　　１有害なオ
ゾンの大量発生を起さない安全性の高い、しかも製造コ
ストの低いイオン風式空気清浄機を提供しようとするも
のである。

（発明の構成）塵埃に荷電するイオン化部と、相対向する集塵１！極と
加速電極とよりなり荷電した塵埃を捕捉する棋塵部と、
構成電極間に印加する高圧電源部とからなり、−１−記
イオン化部に生ずるイオン風を利用して通風せしめろイ
オン風式空気清浄機において、集塵電極のイオン化部側
の端部を、導電性の液体を浸透した毛細繊維又は綿糸等
で覆い、端部に付着した絶縁性の塵埃に導電性を持たせ
ることによって、ｊψコロナやスパークの発生を防ごう
とするものである。

（実施例の説明）本発明の実施例を第２図及び第３図により説明する。

第２図は、本発明によるイオン風式空気清浄機の主要部
を構成するイオン化部と集塵部の一部を示したもので、
その他は第１図と同様である。電極支持枠（図に示して
ない）に支持された複数本の細線状又は絹状のイオン化
電極５と、前端部を導電性の液体が浸透した毛細繊維１
０で覆った複数枚の板状の集塵電極６とに、高圧電源８
ａと８ｂによって高電圧を印加してイオン化部を形成し
、更に、」１記集塵電極６の間に、複数枚の板状の加速
電極７を集塵電極６の前端から引き込んだ位置に配設し
、集塵電極６と加速電極７とに高圧電源８ｂによって高
電圧を印加して、高電解部を形成したものである。

以」−の構成によるイオン化部及び集塵部の働きは第１
図と同様である。

集塵部ｔ！ｉ６の前端部を覆った毛細繊維１０には、荷
重計が大きく、静電力の強く働く粗大な塵埃が捕捉され
るが、これが絶縁性の塵埃であっても毛細繊維に浸透し
た導電性の液体に触れて導電性となり、捕捉された塵埃
は集塵電極６と同電位となるため、逆コロナは発生しな
くなり、スパークが発生することもなくなる。逆コロナ
やスパークが発生しないので、これらに起因していたチ
リチリ音やジージー音等の発生もなくなる。また、これ
らの原因のオゾンの極端な発生量の増加もなくなる。史
に、毛細繊糾゛１０に付着した塵埃は、導電性の液体に
濡れるため、−１１，捕捉されると脱落することがない
という効果もある。

更に、ｊφコロナの原因となっていた集塵電極６の加圧
によるばりやエツジが、毛細繊維１０によって覆われる
ため、最終体１〕の条件が緩和されるので、製造コスト
を低減することができる。

第３図は、板状の集塵電極６の、イオン化電極５に対向
する端部を覆った毛細繊維１０の一端を、導電性の液体
を満たした容器１１に浸漬し、毛細繊＃Ｆ１０がその毛
細管現象によって常に一様に浸透された状態に保ったも
のである。

（発明の効果）以に説明したように本発明によれば、集塵電極の前端部
に捕捉される粗大の絶縁性の塵埃に導電性を付！ｊする
ことによって、；ψコロナやスパークの発生を防止する
ことができ、チリチリ音やジージー音等の不快音がなく
、オゾンの増加もない。

また、−ｊｊ捕集された塵埃が脱落することもなくなる
ので、品質の安定した信頼性が高く、健康上も安全なイ
オン風式空気清浄機が得られるようになる。

また毛細繊維は、集塵電極の端部を覆うため、電極板の
最終体」ニリ程度を緩和することが可能となり製造コス
トの低下にも効果を−にげることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のイオン風式空気清浄機の断面図、第２図
は本発明によるイオン風式空気清浄機のＬ要部骨の平面
図、第３図は本発明の他の実施例を示す同じく主要部分
の斜視図である。１　・吸気「１、２・・吐出［１、３・・・ケース、　
４　・・　電極支持枠、　５　・・イオン化電極、　６
　・　集塵電極、６ａ・・　前端部、　７・・　加速電
極、８ａ　、　８ｂ・　高圧電源、　９　・・活性炭、
１０・・毛細繊維、１１・・・容器。特許出願人　松下電器産業株式会社第１図ｄＯロＯ第２図ＩＱ　　　　　　　　６

Claims

【特許請求の範囲】

（１）塵埃に荷電する電極からなるイオン化部と、相対
向する集塵電極と加速電極からなる荷電した塵埃を捕捉
する集塵部と、前記各電極間に印加する高圧電源部とか
らなり、上記イオン化部に生ずるイオン風を利用して通
風せしめるイオン風式空気清浄機において、集塵電極の
イオン化部側の前端部を、導電性の液体を浸透した毛細
繊維又は綿糸等で覆つたことを特徴とするイオン風式空
気清浄機。
（２）集塵電極の前端部を覆つた毛細繊維や綿糸等の端
部を導電性液体を入れた容器に浸漬したことを特徴とす
るイオン風式空気清浄機。