JPH11207119A - ロースターにおける排ガス浄化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気浄化式のフィルターは定期的な交換を必
要とする。 【解決手段】 排ガスＷが流入する分離室Ｒ内に洗浄液
体Ｓの収納部を設け、分離室Ｒに流路方向が相違する排
ガスＷの入出流路を設けると共に、洗浄液体Ｓへ指向す
る排ガスＷの流動形態を設定することによって、排ガス
の流動方向が変化して、ミストは分離されると共に、洗
浄液体Ｓに捕集される。 【効果】 洗浄液体Ｓの補充、交換で長期的に使用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ロースターの排ガ
ス（焼煙、油粒子を含む燃焼ガス等）を吸気した後、ロ
ースターに連繋させた吸引通路で微粒子、油粒子（ミス
ト）を捕獲し、排気ダクト（メインダクト）から屋外へ
排出するロースターにおける排ガス浄化装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、かかる吸引通路、即ちロースター
から垂下させた排気部に連通し、床下に配管した排気ダ
クト、又はロースターの上方に配管した上引き吸煙ダク
トに、排気ファン等の吸引装置を設置していた。そし
て、油煙を含む燃焼ガスを、吸引通路に設置した通気集
塵式のフィルター内を通過させて、油粒子等の回収、集
塵を行い、浄化された排ガスは、排気ダクトから排出し
ていた。従って、フィルターに油粒子等が累積して、フ
ィルターの浄化能力が低下するために、定期的なフィル
ター交換が必要であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、慣性力分離
方式の採用及び油煙吸収物質の収納でメンテナンス作業
を低減する様にしたロースターにおける排ガス浄化装置
を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、通気浄化式のフィルターは定期的な交換を必
要とする課題に鑑み、排ガスが流入する分離室に流路方
向が相違する排ガスの入出流路を設けると共に、複雑な
排ガスの流動形態を設定することによって、ミストを含
塵した排ガスは、流動方向が変化して、排ガスからミス
トは分離される様にして、上記課題を解決する。そし
て、分離室内での排ガスの流動形態として、上昇流、下
降流又は遠心回転流を描かせることによって、ミストは
慣性力を有したり、遠心分離された後、分離室内に設け
た油煙吸収物質に捕集する様にしている。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図１、２に示す様に、ロースター１
と排ガスＷの吸引装置２は一体化され、キャビネット３
で支持されたテーブル４の略中央位置に調理部５を開口
している。そして、調理部５の周囲におけるテーブル４
に、下部が空気供給部６に連通された外箱７を嵌合支持
し、該外箱７の内部に、所定間隔の供給流路８を外箱７
との間に有する様にして、内箱９を取付けている。

【０００６】上記外箱７と内箱９は共に円形状であり、
外箱７の外周上部をフランジを介してテーブル４に固定
している。又、外箱７と内箱９の一側に貫通させた対向
一対の連結筒を連結することにより、外箱７の外側と内
箱９の内側に連結開口した連結部11を形成している。
又、内箱９の上方部を外側に屈曲して形成した鍔状の平
坦部を、セラミック炭12、12a …を支承する壺体13の載
置部14と成している。

【０００７】15は環状のトップリングであり、該トップ
リング15は外箱７と内箱９間の供給流路８の上方開口部
を被冠閉塞する天板部16と、内箱９の載置部14及び外箱
７の上方に位置させた内外周壁を一体形成している。そ
して、トップリング15の天板部16に、上方が拡開方向と
なる様に、傾斜させた噴出孔17、17a …を貫設してい
る。

【０００８】又、内箱９の内底部に、水が貯留されるド
レンパン18を載置すると共に、該ドレンパン18の底部か
らバーナー受け19を立設している。そして、バーナー受
け19上にリング状のバーナー20を載置すると共に、該バ
ーナー20の基端導入部21を連結部11内に挿通し、外箱７
外側のガス供給部、点火装置22等に連結している。尚、
図中、テーブル４の右端下面に点火装置22のコントロー
ル装置23を設けている。

【０００９】上記壺体13は、下方縮径の漏斗部の上下方
に載置部を夫々設けて、下方の載置部に設けた金網24上
に天然炭を模したセラミック炭12、12a …又は赤熱板等
を載置すると共に、上方の載置部上に、加熱調理用の金
網25、ロストル及び五徳のいずれかを選択載置する様に
成している。

【００１０】又、トップリング15の内壁下端を壺体13の
上方の載置部の外側に配置することにより、トップリン
グ15を外さずに壺体13、セラミック炭12、12a …、金網
24、25等を交換する様に成している。尚、燃焼部（内箱
９、セラミック炭12、12a …、ドレンパン18など）、調
理部５の金網25、トップリング15その他の加熱調理部分
は、実施例のタイプ以外のものであっても、勿論、本発
明を適用可能である。

【００１１】又、キャビネット３内に設けた空気供給部
６に供給ファン26を設けると共に、空気供給部６と外箱
７内の供給流路８を連通させ、適宜開口を有するキャビ
ネット３を通過した室内空気を、供給ファン26の作用で
空気供給部６、供給流路８、トップリング15の噴出孔1
7、17a …を介して、調理部５の外周で斜め上方拡開方
向に噴出する様に成している。

【００１２】又、テーブル４の一側に排気筒30を立設す
ると共に、該排気筒30の下端を、床ＦＬ下に埋設した吸
引作用される排気ダクト31に連通させている。又、排気
筒30の上端に集煙筒32の鉛直筒部33を立設すると共に、
該鉛直筒部33の上端に水平筒部34を連結し、該水平筒部
34の先端に下向きに設けた吸煙筒部35に、逆椀型状（下
方末広がり）の集煙フード36を取付けている。かかる構
成により、上記の排気ダクト31、排気筒30、集煙筒32等
の吸引通路を経由して、ロースター１の調理部５から発
生し、上昇する排ガスＷを排気する様に成している。

【００１３】そして、図１、２、３に示す様に、吸引通
路中、集煙フード36内に排ガスＷが上下流、渦流などを
描く第１実施例の排ガス浄化装置40を取付けている。上
記の集煙筒32の吸煙筒部35に集煙フード36を取付けるに
際し、吸煙筒部35を集煙フード36の頂部を貫通して下方
突出状態と成し、又集煙フード36の下面側で、吸煙筒部
35と集煙フード36の外周縁の中間部に複数の整流フィン
41、41a …を垂下させている。そして、整流フィン41、
41a …は円弧状のものと成すと共に、整流フィン41、41
a …の内周端側を吸煙筒部35の外側に指向する様に全体
的に傾斜配置している。

【００１４】又、吸煙筒部35の下方部を中心として集煙
フード36の下方部に、吸煙筒部35との間に上下の流路間
隙42を有する様に、油煙吸収物質Ｓの受皿となる下面板
43を設けると共に、該下面板43の外周を、集煙フード36
との間に基本的に上下左右の流路間隙44を有する様に、
整流フィン41、41a …を介して集煙フード36の下面に取
付けて、集煙フード36と下面板43の間を分離室Ｒと成し
ている。又、集煙フード36内に排ガスＷを吸入出来る様
に配置した、流路間隙44を形成する大径の集煙フード36
と小径の下面板43の配置関係において、集煙フード36の
内面に沿って排ガスＷが部分的に上昇流を描く様に、下
面板43の外周部を若干上方に延出配置して、邪魔板（気
流制御板）と成している。

【００１５】上記油煙吸収物質Ｓは液体のもの、固体の
もの、非一体型のもの等、適宜選択可能であると共に、
下面板43に油煙吸収物質Ｓを収納しない場合もある。そ
して、洗浄液体としては不燃性、難燃性の水、グリセリ
ン水溶液などの液体と成し、中央が下方傾斜した下面板
43に液体状の油煙吸収物質Ｓを貯溜している。又、固体
状の油煙吸収物質Ｓとしては、セラミック製（無機質材
料）から成る多孔質の粒体状の吸着材を使用している。

【００１６】次に、図４、５に示す第２実施例について
説明すると、この第２実施例のものは、第１実施例のも
のと基本的に同一であるので、相違点だけ説明する。第
２実施例のものでは、集煙フード36の外周端を垂下させ
ると共に、外周下端を内側に折曲すると共に、その内端
を立上げて溝状のドレンパン60を設けている。又、集煙
フード36及び排ガス浄化装置40の取付けに際して、吸引
作用される水平筒部34に集煙フード36を取付け、集煙フ
ード36内で吸煙筒部35を取付けている。又、下面板43の
取付けに際して、集煙フード36の中央にボルトから成る
吊下部材61を設け、該吊下部材61に下面板43を取付けて
いる。

【００１７】次に、かかる第１、２実施例の排ガス浄化
装置40による作用を説明する。集煙筒32の吸煙筒部35に
付与された吸引作用により、排ガスＷは下面板43の下面
に沿って外側に流れると共に、集煙フード36の下面に沿
って内側に吸引され、集煙フード36と下面板43間の流路
間隙44から吸煙筒部35の方向へ上昇流となって吸引され
る。

【００１８】そして、流路間隙44から吸引された排ガス
Ｗは、整流フィン41、41a …で回転流となり、上方寄り
の排ガスＷ（集煙フード36の下面に近い空気）は集煙フ
ード36に沿って、中央に向かって若干上昇しつつ回転
し、次に吸煙筒部35に向かう様に下方への螺旋流とな
り、最後に吸煙筒部35の下端近傍で、下降流及び上昇流
を描いてＵターン状に吸引される。

【００１９】又、下方寄りの排ガスＷ（下面板43に近い
空気）は、整流フィン41、41a …に沿って回転しつつ
も、短絡的に吸煙筒部35に吸引される傾向があるが、上
方寄りの螺旋流の影響を受けて、水平方向に短絡せず、
吸煙筒部35の下端付近で下降流及び上昇流を描いたり、
最下方寄りの排ガスＷは流路間隙44からの流入時に下面
板43及び油煙吸収物質Ｓの上面に沿って、若干下向きの
略水平方向に流れた後、上昇流となって吸煙筒部35に吸
引される。

【００２０】即ち、集煙フード36と下面板43間の流路間
隙44から吸引された排ガスＷは、吸煙筒部35の手前で一
旦下降流となるか、下面板43に収納された油煙吸収物質
Ｓへの衝突流を有し、これらの段階で排ガスＷに含有さ
れたミスト等は慣性力を有しているため、排ガス流から
分離して、集煙フード36の内面、整流フィン41、41a…
の側面、吸煙筒部35の内外面、下面板43の上面に付着し
たり、油煙吸収物質Ｓに直接捕集される。そして、これ
らに付着したミスト等は、ドレンパン60に集合したり、
油煙吸収物質Ｓに捕集される。

【００２１】尚、下面板43と吸煙筒部35間の流路間隙4
2、下面板43と集煙フード36間の流路間隙44の設置位置
を図示の様に成して、油煙吸収物質Ｓでミスト等を捕集
する様に成したが、これらの位置関係は適宜変更可能で
ある。例えば、吸煙筒部35を流路間隙44より低くすれ
ば、分離室Ｒ内での排ガスＷの下降流はより大きく発生
し、ミスト等の捕集も効率的となる一方、油煙吸収物質
Ｓの貯溜量を減少させるか、下面板43を深皿状と成す必
要が発生する。又、図示していないが、油煙吸収物質Ｓ
の交換、補充のための供給排出装置、例えば、バルブを
装着した供給、排出パイプ66、67を設けることが好まし
い。

【００２２】次に、上述の第１実施例の排ガス浄化装置
40の他の設置例を説明する。図６、７に示すものの場
合、ロースター１として、排ガスＷの吸引方式が相違
し、以下、その相違点について説明する。即ち、テーブ
ル４の略中央位置に取付けた外箱７と内箱９の間を吸引
流路45と成し、外箱７の下部を排気部46と成している。
又、トップリング15の内周壁47の全周にわたり吸引流路
45に連通する所定数の吸気孔48、48ａ…を貫設してい
る。

【００２３】そして、ロースター１と床ＦＬ下に設置さ
れた排気ダクト31を、排ガス浄化装置40及び連結流路を
介して連結し、一連の吸引通路を構成している。そし
て、ロースター１の排気部46に連結する排ガス浄化装置
40の上部に設けたボックス49の上部に、円筒状のガイド
チューブ55を設けると共に、該ガイドチューブ55を外箱
７の排気部46に対向接続させている。

【００２４】そして、分離室Ｒと成るボックス49の底部
を排ガス浄化装置40の油煙吸収物質Ｓの下面板43と成す
と共に、ボックス49の内側面に整流フィン41、41a …を
設け、又ボックス49の中央で下面板43との間に流路間隙
42を有する様に、排気ダクト31の基端を下方に向けて突
出させている。かかる構成により、トップリング15の吸
気孔48、48ａ…、吸引流路45、外箱７の排気部46から、
流路間隙44となるガイドチューブ55を通過して、ボック
ス49の分離室Ｒへ流入する排ガスＷは、整流フィン41、
41a …で回転して螺旋流となり、下降流及び上昇流を描
いて排気ダクト31から排気される。

【００２５】又、図８に示す様に、第１実施例の排ガス
浄化装置40を、床ＦＬ下におけるロースター１と排気ダ
クト31の接続個所に設けても良い。この場合の設置例に
おいては、図６に示す排ガス浄化装置40の流路間隙44が
ボックス49の上面から、図８に示す排ガス浄化装置40で
は側面に配置される場合を示し、その他の基本的な構成
は同一である。更に、側面に配置される流路間隙44は、
一側面に限らず、図中、一点鎖線で示す様に、ボックス
49の周囲にリング状に周回流路56を設けても良い。

【００２６】又、図１、６に示す様に、吸引通路の適宜
個所において、排ガスＷの低温、希釈化のための構成を
有している。例えば、吸引作用される排気筒30、ガイド
チューブ55に所定数の吸気孔57、57a …を貫設すると共
に、排気筒30、ガイドチューブ55に円筒状の風量調節リ
ング58を回転自在に嵌装し、該風量調節リング58に、排
気筒30、ガイドチューブ55の吸気孔57、57a …に対応す
る吸気孔59、59a …を貫設している。

【００２７】次に、図９、１０に示す第５実施例のもの
について説明する。第１、２実施例のものに比して、第
５実施例のものでは、集煙フード36と浄化装置40の配置
関係が相違すると共に、浄化装置40の内部構成（流路方
向）が相違する。即ち、排ガスＷの吸引装置２における
水平筒部34の先端に浄化装置40を取付け、該浄化装置40
の下面板43の下端中央に排ガスＷを吸引する円形状の流
路間隙44を設け、又流路間隙44の下方に逆椀形状の集煙
フード36を取付けている。又、浄化装置40において、逆
椀形状の上面板70及び下面板43で形成される分離室Ｒの
中央で、流路間隙44の上部に気流制御板71を設けると共
に、気流制御板71と下面板43の間に整流フィン41、41a
…を立設し、流路間隙44から流入した排ガスＷは整流フ
ィン41、41a …間を抜けて水平筒部34から吸引される。
即ち、これらを通過する時に、流路間隙44から流入した
排ガスＷは、上昇流、水平流、螺旋流、上昇流の様に、
順次、複雑な流路を描き、油煙の分離作用を行う。

【００２８】

【発明の効果】要するに本発明は、ロースター１の上方
に排ガス浄化装置40を設けたので、ロースター１から焼
肉調理時に発生する焼煙を含む排ガスＷを上方から吸引
して無煙ロースター化を図ることが出来ると共に、ロー
スター１で発生する排ガスＷを吸引通路の直前で浄化処
理することにより、吸引通路の汚濁を防止することが出
来る。又、集煙フード36内に吸引作用を有する吸煙筒部
35の吸入端を突出させ、集煙フード36の下方に、集煙フ
ード36との間に排ガスＷが流入する流路間隙44を有する
様に、且つ、集煙フード36の内面に沿って集煙フード36
と下面板43の間を分離室Ｒと成したので、分離室Ｒで流
動する排ガスＷは流路間隙44と吸煙筒部35の間で、一
旦、上昇流、下降流となって、ミストは慣性力で排ガス
Ｗから分離されて排ガス浄化装置40の各部材に付着捕集
され、従来の通気式のフィルターに比して、本願の排ガ
ス浄化装置40の浄化能力は低下せず、連続運転すること
が出来る。

【００２９】又、集煙フード36の外周内側にドレンパン
60を設けたので、集煙フード36の内面に付着したミスト
等は、最終的にドレンパン60に滞積し、ミストの回収を
容易に行うことが出来る。

【００３０】又、分離室Ｒと成り下面板43を有するボッ
クス49の上面又は側面に、ロースター１の排気部46に連
通させた排ガスＷが流入する流路間隙44を設け、吸引作
用を有する排気ダクト31の吸入をボックス49内に下方に
向けて突出させたので、下降流を描いてミストを捕集す
る排ガス浄化装置40をロースター１の内部又は直下位置
等に配置して、ロースター１内部の機構で無煙ロースタ
ー化を図ることが出来る。

【００３１】又、分離室Ｒ内に排ガスＷを回転させる整
流フィン41、41a …を立設したので、慣性力作用の排ガ
ス流を複雑化して、分離室Ｒ内での排ガスＷの流動距
離、油煙吸収物質Ｓへの接触位置を長く、広くして捕集
効率を向上することが出来、又排ガスＷの旋回流に追従
して油煙吸収物質Ｓも回転し、油煙吸収物質Ｓを均一化
したり移動させて、排ガスＷ内のミストの捕集力を安定
均一化することが出来る。

【００３２】又、下面板43を受皿と成すと共に、該受皿
に洗浄液体を収納したり、受皿に無機質材料で多孔質の
吸着材を収納したので、排ガス浄化装置40で分離された
ミスト等を油煙吸収物質Ｓに捕集し、油煙吸収物質Ｓを
交換することにより、排ガス浄化装置40の作用を永続化
したり、復元することが出来る。

【００３３】又、油煙吸収物質Ｓ（洗浄液体）の収納部
に供給、排出パイプ66、67を取付けたので、油煙吸収物
質Ｓの補給或いは交換作業を容易に行うことが出来、油
煙吸収物質Ｓに捕集されたミストを、排ガス浄化装置4
0、ロースター１から容易に排出することが出来る等そ
の実用的効果甚だ大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】排ガス浄化装置を組込んだ無煙ロースターシス
テムの部分断面図である。

【図２】図１の第１実施例である上方の排ガス浄化装置
の要部断面図である。

【図３】図２の排ガス浄化装置の水平断面図である。

【図４】第２実施例の排ガス浄化装置の縦断面図であ
る。

【図５】図４の平面図である。

【図６】ロースターに組込んだ第３実施例の排ガス浄化
装置の縦断面図である。

【図７】図６の排ガス浄化装置の水平断面図である。

【図８】第４実施例の排ガス浄化装置を床下の排気ダク
トへ適用した例を示す概略図である。

【図９】第５実施例の浄化装置を示す拡大縦断面図であ
る。

【図１０】図９の水平断面図である。

【符号の説明】

１ ロースター 35 吸煙筒部 36 集煙フード 41、41a … 整流フィン 43 下面板 44 流路間隙 46 排気部 49 ボックス 60 ドレンパン 66 供給パイプ 67 排出パイプ Ｒ 分離室 Ｓ 油煙吸収物質

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ロースターの上方に対向配置される排ガ
   ス浄化装置であって、 集煙フード内に吸引作用を有する吸煙筒部の吸入端を突
   出させ、集煙フードの下方に、集煙フードとの間に排ガ
   スが流入する流路間隙を有する様に、且つ、集煙フード
   の内面に沿って排ガスが部分的に上昇流を描く様に下面
   板を設けて、集煙フードと下面板の間を分離室と成した
   ことを特徴とするロースターにおける排ガス浄化装置。
2. 【請求項２】 集煙フードの外周内側にドレンパンを設
   けたことを特徴とする請求項１のロースターにおける排
   ガス浄化装置。
3. 【請求項３】 吸引通路の中間に設ける排ガス浄化装置
   であって、 分離室と成り下面板を有するボックスの上面又は側面
   に、ロースターの排気部に連通させた排ガスが流入する
   流路間隙を設け、吸引作用を有する排気ダクトの吸入端
   をボックス内に下方に向けて突出させたことを特徴とす
   るロースターにおける排ガス浄化装置。
4. 【請求項４】 分離室内に排ガスを回転させる整流フィ
   ンを立設したことを特徴とする請求項１、２又は３のロ
   ースターにおける排ガス浄化装置。
5. 【請求項５】 下面板を受皿と成すと共に、該受皿に洗
   浄液体を収納したことを特徴とする請求項１、２、３又
   は４のロースターにおける排ガス浄化装置。
6. 【請求項６】 洗浄液体の収納部に供給、排出パイプを
   取付けたことを特徴とする請求項５のロースターにおけ
   る排ガス浄化装置。
7. 【請求項７】 下面板を受皿と成すと共に、該受皿に無
   機質材料で多孔質の吸着材を収納したことを特徴とする
   請求項１、２、３又は４のロースターにおける排ガス浄
   化装置。