JPH1120693A - 鉄道車両用台車枠 - Google Patents

鉄道車両用台車枠

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JPH1120693A
JPH1120693A JP17930697A JP17930697A JPH1120693A JP H1120693 A JPH1120693 A JP H1120693A JP 17930697 A JP17930697 A JP 17930697A JP 17930697 A JP17930697 A JP 17930697A JP H1120693 A JPH1120693 A JP H1120693A
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JP
Japan
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frame
beams
cross
lower frame
upper frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP17930697A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Sehata
美智夫 瀬畑
Hiroshi Higaki
博 檜垣
Motosane Hiraishi
元実 平石
Katsuyuki Iwasaki
克行 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】台車枠の強度と台車枠組立における作業性向上
を図れる鉄道車両用台車枠を提供する。 【解決手段】両側の側梁5a、8aと両側梁5b、8b
とを連結する横梁2a、2b、6a、8bにおいて、該
側梁と該横梁をコの字形状の溝型断面で一体構造とした
上枠3及び下枠7とからなり、応力集中の少ない側梁と
横梁の上下方向の中立軸付近で、結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両用台車枠
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道車両用台車枠は、2角川は理
と、これを接続する2つの横梁からなる。一般に、側梁
は複数枚の平板、あるいは溝型の曲げ板を溶接して構成
し、横梁は鋼管からなる。
【0003】実開昭63−189876号公報に示すも
のは、横梁を上下に2分割したプレス加工材で構成して
いる。この加工材には、横梁に向けて突出する部分を一
体に設けて、横梁との溶接部を母材化している。
【0004】特開平4―163272号公報に示すもの
は、FRPを用いて、側梁と横梁とを一体に設けてい
る。台車枠は上下に2分割していて、一方は平板状であ
り、他方は凹上であり、両者はボルト結合および接着材
で結合している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記実開昭63−18
9876号公報に示すものは、側梁と横梁を溶接で接合
している。横梁に重量物の電動機等を設置する場合にお
いて、前記溶接部の強度上問題となるような大きな応力
が発生しやすい。また、上下の部材を接合した左右の側
梁と横梁を接合するため、接合部における作業性および
組立性が悪く、作業時間がかかっつていた。
【0006】特開平4―163272号公報のFRP台
車枠構造においては、上枠と下枠用の成形金具がそれぞ
れ必要であり、さらに外フランジを有するために複雑な
成形となり、製造コストが高くなっていた。また、外フ
ランジを成形させ、台車枠下面で上枠と下枠を締結ボル
ト及び接着剤で接合させるため、組み立てに多くの時間
を要していた。
【0007】本発明の目的は、強度および組み立て作業
の向上を図ることができる台車枠を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、両側の側梁と両側梁を連結する横梁にお
いて、該側梁と該横梁をコの字形状の溝型断面で一体構
造とした上枠及び下枠をプレス加工により成形し、該側
梁及び該横梁の上下方向の中立軸付近で上下結合させ
て、台車枠を組み立てる構成としたことである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1から
図3により説明する。1は台車枠であり、上枠3と下枠
7との二分割構造をなしている。上枠3は、左右両側の
側梁5a,5bと横梁2a,2bとをプレス成形方式に
より一体成形したものである。下枠7は上枠3と同様
に、左右両側の側梁8a,8bと横梁6a,6bとをプ
レス成形方式により一体成形したものでる。上枠3およ
び下枠7の側梁、横梁の各部の縦断面はコ状である。上
枠3と下枠7とを溶接で結合することにより、各部を矩
形断面に形成している。横梁2a、6aと横梁2b、6
bとの間には車体側からの中心ピンを配置する空間4を
設けている。
【0010】上枠3と下枠7の接合線は実質的に上枠の
上面と下枠の下面との中間(上下方向の中立軸付近)に
ある。下枠7の側梁8a、8bの長手方向の中央部(横
梁6a、6bの側面付近)は下方に突出している。この
突出した部分とその両側の平らな部分とは直線と円弧と
によって滑らかに接続している。前記突出した部分の接
合線も下方に突出し、両側の接合線と滑らかに接続して
いる。
【0011】横梁6a、6bの両端は前記突出部に接続
している。横梁6a、6bの中間部は突出部よりも上方
に位置している。両端部は突出部に滑らかに接続してい
る。接合線も同様である。上枠3の側梁5a、5b、2
a、2bの上面は同一面にある。下枠7の側梁8a、8
bの両側の下面、および横梁6a、6bの中間部の下面
は同一面にある。
【0012】側梁5a、5b、8a、8bの垂直面と横
梁2a,2b、6a、6bの垂直面とは、応力集中を緩
和するために適度な曲率半径Rの曲面で接続している。
【0013】なお、側梁及び横梁の内部には補強部材が
適宜溶接されている。側梁5a,5b、8a、8bの端
部の塞ぎは、上枠3と下枠7とを結合後に板で塞いでい
る。
【0014】かかる構成によれば、側梁5a,5bと横
梁2a、2bが一体成形されているため、高精度に結合
でき、また、溶接等による結合時間の短縮が図れる。ま
た、側梁5a,5b及び横梁2a,2bはそれぞれ矩形
断面で構成されているため、プレス加工において側梁と
横梁との接続部の歪量が少なく、一体成形が容易とな
る。また、上枠と下枠とを上下方向の中立軸付近で結合
しているため、応力集中の少ない部分での結合が可能と
なる。また、溶接は上枠3と下枠7との接続のみであ
り、側梁と横梁との溶接はないので、横梁に電動機等の
重量物を設置しても、第2の実施例を図4により説明す
る。第1の実施例と同一符号は同一部材を示すものであ
る。第1の実施例との相違点を説明すると、側梁10
a、10b及び13a,13bの前後方向の端部の塞ぎ
板11a、11b,14a,14bもプレスで一体成形
している。
【0015】かかる構成によれば、第1実施例の塞ぎい
たの溶接作業を省略でき、組み立てにおける作業性を向
上できることになる。
【0016】第3の実施例を図5及び図6により説明す
る。先の実施例と同一符号は同一部材を示すものであ
る。第1の実施例との相違点を説明すると、側梁におい
て下方に突出した突出部の接合線を下方に突出させず、
両側の接合線の延長線上に設けたものである。
【0017】かかる構成によれば、上枠15の下面及び
下枠18の上面は、直線形状で構成できるため、プレス
成形性を向上できる。
【0018】第4の実施例を図7及び図8により説明す
る。先の実施例と同一符号は同一部材を示すものであ
る。第3の実施例との相違点を説明すると、上枠21a
と下枠21bとの形状を同一断面形状としている。
【0019】かかる構成によれば、上枠21aと下枠2
1bが同一形状であるため、プレス加工用の成形金型が
一つで済み、安価な台車枠を製作可能である。
【0020】第5の実施例を図9ないし図11により説
明する。先のと同一符号は同一部材を示すものである。
第4の実施例との相違点を説明すると、台枠は、上枠、
下枠、両者を結合する筒状の結合部材28により構成さ
れる。結合部材28は中心ピンの入る空間を構成する。
上枠の上面の板および下枠の下面の板には結合部材28
の入る穴27をあけている。
【0021】図10は結合部材28を上枠の横梁25
a、下枠の横梁25bから上下方向に突出させて、隅肉
溶接している。図11は結合部材28を突出させないで
溶接したものである。
【0022】かかる構成によれば、例えば上枠24aに
おいて、横梁25aの構造が簡略化でき、側梁26a,
26bと横梁25aの一体成形が容易となり金型も簡易
化できる。また、側梁26a,26bと横梁25aの結
合部における応力集中も軽減できることになる。
【0023】第6の実施例を図12によって説明する。
先の実施例と同一符号は同一部材を示すものである。第
5の実施例との相違点は、横梁の中央付近の切り欠き及
び結合部材を無くしている。
【0024】かかる構成によれば、横梁32aの構造が
さらに簡略化できる。また、切り欠き部が無いために応
力集中もさらに軽減できる。さらに、横梁内の容積が大
きくなり、空気ばねの補助空気室としての容量を増やせ
るので、空気ばね本体の容積を小さくでき、小型化でき
るものである。
【0025】第7の実施例を図13及び図14によって
説明する。第4実施例と同一符号は同一部材を示すもの
である。第4実施例との相違点は、上枠35と下枠36
の側梁23a及び23bの外側側面にオーバーハング部
33a及び33bを設けて一体成形したものである。
【0026】図14の実施例は、オーバーハング部33
a、33b,34a、34bの端部を、プレス加工によ
り一体成形した場合を示している。なお、この端部は側
板で塞いでもよい。
【0027】かかる構成によれば、オーバーハング部3
3a及び33bに、車体支持用の空気ばねを配置する場
合に、間隔をひろげて配置できるため、車体ロール剛性
を向上できることになる。当然のことながら、本発明は
前記第1実施例から第6実施例にも適用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、両
側梁は横梁と一体成形されているため、強度および溶接
等による結合時間の短縮及び作業性の向上が図れること
になる。さらに、上枠と下枠が同一断面形状の場合に
は、プレス加工等での金型が一つで済み、安価な台車枠
が構成可能となる。また、側梁と横梁の上下方向の中立
軸付近で、上下に結合しているため、応力集中の少ない
中心部付近での結合が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鉄道車両用台車枠の第1実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】本発明による鉄道車両用台車枠の第2実施例を
示す斜視図である。
【図5】本発明による鉄道車両用台車枠の第3実施例を
示す斜視図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】本発明による鉄道車両用台車枠の第4実施例を
示す斜視図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】本発明による鉄道車両用台車枠の第5実施例を
示す斜視図である。
【図10】図9の要部の縦断面図である。
【図11】図9の要部の他の実施例の他の縦断面図であ
る。
【図12】本発明による鉄道車両用台車枠の第6実施例
を示す斜視図である。
【図13】本発明による鉄道車両用台車枠の第7実施例
を示す斜視図である。
【図14】本発明による鉄道車両用台車枠の第7実施例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…台車枠、5a、5b…側梁、2a、2b…横梁、3
…上枠、4…空間、7…下枠、9…切り欠き、28…結
合部材、33a、33b…オーバーハング部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 克行 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側の側梁と両側梁を連結する横梁とから
    構成される鉄道車両用台車枠において、該側梁と該横梁
    をコの字形状の溝型断面で一体構造とした上枠及び下枠
    とから構成し、前記横梁及び側梁の上下方向の中立軸付
    近で該上枠と該下枠を結合することを特徴とする鉄道車
    両用台車枠。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の鉄道車両用台車枠におい
    て、前記上枠と前記下枠を同一断面形状としたことを特
    徴とする鉄道車両用台車枠。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の鉄道車両用台車枠におい
    て、前記横梁を少なくとも1つ以上で構成したことを特
    徴とする鉄道車両用台車枠。
JP17930697A 1997-07-04 1997-07-04 鉄道車両用台車枠 Pending JPH1120693A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011099179A1 (ja) * 2010-02-15 2011-08-18 日本車輌製造株式会社 鉄道車両用台車枠
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