JPH1120622A - 車両用防曇ガラス - Google Patents

車両用防曇ガラス

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Publication number
JPH1120622A
JPH1120622A JP9172479A JP17247997A JPH1120622A JP H1120622 A JPH1120622 A JP H1120622A JP 9172479 A JP9172479 A JP 9172479A JP 17247997 A JP17247997 A JP 17247997A JP H1120622 A JPH1120622 A JP H1120622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
wiper
heat generation
fog
defogging
Prior art date
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Pending
Application number
JP9172479A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tabata
耕司 田畑
Fumitaka Terajima
文貴 寺島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP9172479A priority Critical patent/JPH1120622A/ja
Publication of JPH1120622A publication Critical patent/JPH1120622A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で、凍結したワイパーを迅速に解凍
でき、後方の視界を確保できる車両用防曇ガラスの提
供。 【解決手段】防曇用熱線2と、停止時の状態が略縦方向
であるワイパーとを備えた車両の後部用窓ガラス1であ
って、防曇用熱線2の発熱による高発熱領域と低発熱領
域とが設けられた車両用防曇ガラスにおいて、高発熱領
域は、前記ガラスの中心線周辺部と、前記ワイパーの停
止位置周辺部である車両用防曇ガラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用、特に自動
車用の防曇ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両の後部窓の防曇ガラスでは、
後方視界を確保する目的で防曇用熱線、およびワイパー
が設置されていた。
【0003】図1に示す車両用防曇ガラスの構成におい
て、1は後部窓ガラス板、2は防曇用熱線、3はワイパ
ーブレード、4はワイパーアームであり、3と4でワイ
パーを形成している。
【0004】従来の防曇用熱線の発熱領域を、図3に示
す。ガラスの中心線周辺部5(破線で囲まれた領域、以
下同様)は、早く後方視界を確保する目的で、発熱量
(単位面積あたりの発熱量)の大きい高発熱領域となっ
ており、ガラスの側辺周辺部6a、6bは発熱量を抑え
た低発熱領域となっている。
【0005】従って、ワイパー停止位置は低発熱領域に
含まれており、ワイパー凍結時に解凍に長時間かかり、
ワイパーを作動させることができないため後方視界確保
に問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単な構造
で、凍結したワイパーを迅速に解凍でき、後方の視界を
確保できる車両用防曇ガラスの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、防曇用熱線と、停止時の
状態が略縦方向であるワイパーとを備えた車両の後部用
窓ガラスであって、防曇用熱線の発熱による高発熱領域
と低発熱領域とが設けられた車両用防曇ガラスにおい
て、高発熱領域は、前記ガラスの中心線周辺部と、前記
ワイパーの停止位置周辺部であることを特徴とする車両
用防曇ガラスを提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】図2に、本発明の自動車の後部窓
ガラスとして使用される車両用防曇ガラスの一例を示
す。図2において、ガラスの中心線周辺部5は、早く後
方視界を確保する目的で、単位面積あたりの発熱量の大
きい高発熱領域となっており、ガラスの側辺周辺部6
a、6b(ただしワイパー停止位置周辺部7を除く)は
単位面積あたりの発熱量を抑えた低発熱領域となってい
る。ガラスの中心線周辺部5は、ガラスの形状や大きさ
によって適宜決定されるものであるが、およそガラスの
面積の20〜60%を占める範囲とすることが好まし
い。これは、20%未満では後方視界確保の点で充分で
なく、60%超ではバッテリーの消耗が著しいという理
由からである。
【0009】高発熱領域のガラスの中心線周辺部5にお
ける防曇用熱線の発熱量は、低発熱領域のガラスの側辺
周辺部6a、6b(ただしワイパー停止位置周辺部7を
除く)における防曇用熱線の発熱量の1.5〜3倍とす
ることが好ましい。これは、1.5倍未満では後方視界
確保の点で充分でなく、3倍超ではバッテリーの消耗が
著しく、また、人が触れたときに火傷をする危険性があ
るという理由からである。
【0010】7はワイパー停止位置周辺部である。ワイ
パー停止位置は、自動車の後部窓ガラス(自動車に取付
けられた状態において)の側部領域の略縦方向に位置す
る部分に当る。ワイパー停止位置周辺部7とは、ワイパ
ーの停止位置で、ワイパーブレード3と防曇用熱線2と
が交差する位置の周辺部をさす。ワイパー停止位置周辺
部は、ワイパーブレード3と交差する複数の防曇用熱線
2の発熱量を大きくした高発熱領域とする。この場合、
防曇用熱線の発熱量を大きくする範囲は、各防曇用熱線
について、前記交差位置を中心として左右に20〜10
0mmとすることが好ましい。これは、20mm未満で
はワイパー停止位置がずれた時に充分な解凍を行うこと
ができず、100mm超ではバッテリーの消耗が著しい
という理由からである。
【0011】高発熱領域のワイパー停止位置周辺部7の
発熱量は、低発熱領域のガラスの側辺周辺部6a、6b
(ただしワイパー停止位置周辺部7を除く)における防
曇用熱線の発熱量の1.5〜3倍とすることが好まし
い。これは、1.5倍未満では解凍性能の点で充分でな
く、3倍超ではバッテリーの消耗が著しく、また、人が
触れたときに火傷をする危険性があるという理由からで
ある。
【0012】防曇用熱線の発熱量を大きくするには、例
えば防曇用熱線の幅を小さくし抵抗値を高くする方法が
あり、その他、厚さや組成を変えて抵抗値を高くする方
法もある。
【0013】図4に、ワイパー停止位置周辺部の発熱性
能のグラフを示す。図4において、8は図2に示す本発
明の車両用防曇ガラスの発熱性能、9は図3に示す従来
の車両用防曇ガラスの発熱性能を表す。いずれの場合
も、時間の経過とともに温度が上昇するが、本発明の発
熱性能8の方が、従来例の発熱性能9より急激に温度が
上がり、早く解凍がなされ後方視界を確保できることが
わかる。
【0014】
【実施例】後部窓ガラス板1の寸法を、略縦方向100
0mm、略横方向1200mmとし、約3cmの間隔を
おいて多数本の防曇用熱線2を後部窓ガラス板1のほぼ
全面に形成して、図1のような車両用防曇ガラスとして
の自動車用後部窓ガラスを製作した。
【0015】ワイパーブレード3の全長は450mm、
ワイパーアーム4の全長は500mmである。
【0016】本車両用防曇ガラスの高発熱領域は、図2
に示されるガラスの中心線周辺部5と、ワイパー停止位
置周辺部7である。
【0017】ガラスの中心線周辺部5における防曇用熱
線の幅は0.5mmであり、ガラスの側辺周辺部6a、
6b(ただしワイパー停止位置周辺部7を除く)の防曇
用熱線の幅は0.8mmで、ワイパー停止位置周辺部7
の防曇用熱線の幅は0.4mmとした。
【0018】ガラスの中心線周辺部5は、ガラスの面積
の約40%である。また、ワイパー停止位置周辺部は、
ワイパーブレードと防曇用熱線との交差位置を中心とし
て、各防曇用熱線について、左右に60mmの範囲とし
た。
【0019】このように、防曇用熱線の幅を小さくし抵
抗値を高くしたことで、ガラスの中心線周辺部5の発熱
量は、低発熱領域のガラスの側辺周辺部6a、6b(た
だしワイパー停止位置周辺部7を除く)における防曇用
熱線の発熱量の1.6倍となり、また、ワイパー停止位
置周辺部7の発熱量は、低発熱領域のガラスの側辺周辺
部6a、6b(ただしワイパー停止位置周辺部7を除
く)における防曇用熱線の発熱量の2倍となり、結果、
ワイパー凍結時に良好な解凍性能が得られた。
【0020】なお、実施例では後部窓ガラス板1の寸法
を上記の寸法としたが、車両の設計要件に合わせて適宜
変更される。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造で、ワイパ
ー凍結時でもワイパーを迅速に解凍し、ワイパーを短時
間で作動させることでき、良好な後方視界を確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用防曇ガラスの構成図
【図2】本発明の車両用防曇ガラスの防曇用熱線の発熱
領域を示す図
【図3】従来例の車両用防曇ガラスの防曇用熱線の発熱
領域を示す図
【図4】本発明と従来例のワイパー停止位置周辺部の発
熱性能を示す図
【符号の説明】
1:後部窓ガラス板 2:防曇用熱線 3:ワイパーブレード 4:ワイパーアーム 5:ガラスの中心線周辺部 6a、6b:ガラスの側辺周辺部 7:ワイパー停止位置周辺部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防曇用熱線と、停止時の状態が略縦方向で
    あるワイパーとを備えた車両の後部用窓ガラスであっ
    て、防曇用熱線の発熱による高発熱領域と低発熱領域と
    が設けられた車両用防曇ガラスにおいて、高発熱領域
    は、前記ガラスの中心線周辺部と、前記ワイパーの停止
    位置周辺部であることを特徴とする車両用防曇ガラス。
JP9172479A 1997-06-27 1997-06-27 車両用防曇ガラス Pending JPH1120622A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9172479A JPH1120622A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 車両用防曇ガラス

Applications Claiming Priority (1)

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JP9172479A JPH1120622A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 車両用防曇ガラス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1120622A true JPH1120622A (ja) 1999-01-26

Family

ID=15942759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9172479A Pending JPH1120622A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 車両用防曇ガラス

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JP (1) JPH1120622A (ja)

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