JPH1120508A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JPH1120508A
JPH1120508A JP9173483A JP17348397A JPH1120508A JP H1120508 A JPH1120508 A JP H1120508A JP 9173483 A JP9173483 A JP 9173483A JP 17348397 A JP17348397 A JP 17348397A JP H1120508 A JPH1120508 A JP H1120508A
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貴久 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用表示装置において、簡単な構成で複数
の情報を適宜選択的に表示可能とすることで、必要な情
報を瞬時に視認可能とする。 【解決手段】 スピードメータ12内に液晶ディスプレ
イ21を設け、この液晶ディスプレイ21の上段の表示
部22にトリップメータ部A,Bと平均燃費AVGと瞬
間燃費INSTと外気温度とを選択切換表示可能とし、
下段の表示部23にオドメータ部を常時表示可能とし、
リセット切換スイッチ24の1秒未満の押圧操作で表示
部22の表示を順次切換可能とし、1秒以上の押圧操作
で表示部22の各表示をリセット可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のインストル
メントパネルに設けられ、車両の全走行距離を表示する
オドメータ部や、車両の走行距離を表示すると共に任意
にリセット可能なトリップメータ部などからなる車両用
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のインストルメントパネルにおい
て、一般的に、ドライバが視認可能な前方位置には表示
装置が設けられている。この表示装置には、車両の走行
速度を表示するスピードメータやエンジンの回転数を表
示するタコメータの他に、車両の全走行距離を表示する
オドメータや、車両の走行距離を表示すると共に任意に
リセット可能なトリップメータが設けられている。ま
た、このスピードメータ、タコメータ、オドメータ、ト
リップメータなどの表示部とは別に液晶ディスプレイを
表示部として設け、この液晶ディスプレイの表示部に外
気温度や燃費など、車両の走行に必要な情報を表示する
ようにしたものもある。
【0003】ところが、スピードメータ、タコメータ、
オドメータ、トリップメータなどの表示部とは別に設け
た液晶ディスプレイの表示部に外気温度や燃費などを表
示した場合、ドライバが車両の運転中にこれらの情報を
得ようとすると、表示部が分散して配置されているため
に視認しずらく、必要な情報を瞬時に得ることができな
いという問題があった。
【0004】そこで、これらの複数の情報を一箇所の表
示位置に選択的に表示するようにしたものが、例えば、
特開平7−156690号公報に開示されている。
【0005】この特開平7−156690号公報に開示
された「液晶ディスプレイの表示切替方法」は、2通り
のトリップメータを択一的に表示するトリップメータ表
示部と、時計またはオドメータを表示する時計・オドメ
ータ表示部とを設け、切替スイッチの操作に応じて2通
りのトリップメータの表示を切り替えると共に、時計と
オドメータの表示を切り替えるようにしている。
【0006】従って、切替スイッチの操作に応じて2つ
のトリップメータの表示と時計あるいはオドメータの表
示を切り替えることで表示部を1箇所にすることがで
き、ドライバは車両の運転中であっても、1箇所の表示
部をみるだけで必要な情報を瞬時に得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の表示装置(特開平7−156690号「液晶ディス
プレイの表示切替方法」)にあっては、切替スイッチの
操作によって時計とオドメータの表示を切り替えている
ため、表示部に時計が表示されているとき、ドライバは
オドメータを視認することはできず、使い勝手がよくな
い。また、2つのトリップメータの表示の切り替えや時
計とオドメータの表示の切り替えは切替スイッチを用い
て行われており、この切替スイッチを別途設けなければ
ならず、構造が複雑になると共にコスト高となってしま
うという問題がある。
【0008】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、簡単な構成で複数の情報を適宜選択的に表示可
能とすることで、必要な情報を瞬時に視認することがで
きる車両用表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の車両用表示装置では、オドメータ
部とトリップメータ部とを設けると共に、運転状態検出
手段によって検出された車両の運転状態を表示する運転
状態表示部を設け、オドメータ部を常時表示させる一
方、リセット手段によってトリップメータ部と運転状態
表示部とを切換表示可能としてある。従って、オドメー
タ部とトリップメータ部と運転状態表示部とが一箇所に
集中して表示されることとなり、ドライバにとってこれ
らの情報の視認性がよくなり、必要な情報を瞬時に得る
ことができる。また、オドメータ部が常時表示されてお
り、使い勝手が良く、更に、リセット手段によって容易
にトリップメータ部と運転状態表示部とを切換表示でき
る。
【0010】また、請求項2の発明の車両用表示装置で
は、リセット手段の操作時間を検出するリセット操作時
間検出手段を設け、このリセット操作時間検出手段が検
出したリセット操作時間が所定値未満であるときにはト
リップメータ部と運転状態表示部との表示を切り換え、
リセット操作時間が所定値以上であるときには現在表示
状態にあるトリップメータ部あるいは運転状態表示部を
リセットするようにしてある。従って、トリップメータ
部あるいは運転状態表示部のリセット操作と、トリップ
メータ部と運転状態表示部との表示切換とを1つのリセ
ット手段によって行うことで、別途切替スイッチを設け
る必要がなく、構造の簡素化及び低コスト化が図れる。
【0011】また、請求項3の発明の車両用表示装置で
は、運転状態検出手段が少なくとも車両の外気温度及び
燃費を検出し、運転状態表示部がこの検出した外気温度
及び燃費を表示可能としてある。従って、1つの表示位
置にトリップメータ部や外気温度及び燃費などの運転状
態表示部を切替表示でき、表示部を削減できる一方で、
容易に複数の情報を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1に本発明の一実施形態に係る車両用表
示装置を表すメータパネルの正面視、図2に本実施形態
の車両用表示装置による表示方法を表す説明を示す。
【0014】本実施形態の車両用表示装置において、図
1に示すように、図示しないインストルメントパネルに
は、ドライバが視認可能なその前方位置にメータパネル
11が設けられている。このメータパネル11は、中央
部に車両の走行速度を表示するスピードメータ12とエ
ンジンの回転数を表示するタコメータ13が装着され、
その両側には燃料の残量を表示するフューエルゲージ1
4と冷却水の水温を表示するテンプゲージ15が装着さ
れている。また、スピードメータ12とタコメータ13
の間には、ターンシグナルインジケータランプ16、ア
ッパビームインジケータランプ17、シフトパターンイ
ンジケータランプ18が装着されている。
【0015】このスピードメータ12内には液晶ディス
プレイ21が設けられており、この液晶ディスプレイ2
1は上段の表示部22と下段の表示部23とが形成され
ている。そして、上段の表示部22にはトリップメータ
部Aとトリップメータ部Bと運転状態表示部とを選択的
に切換表示することができ、下段の表示部23にはオド
メータ部を表示することができる。そして、メータパネ
ル11にはスピードメータ12に隣接してリセット手段
としてのリセット切換スイッチ24が設けられている。
トリップメータ部A及びトリップメータ部Bは車両の走
行距離を別々に表示すると共に、リセット切換スイッチ
24を押すことでそれぞれリセット可能となっている。
運転状態表示部は、平均燃費AVGと瞬間燃費INST
と外気温度を表示可能であり、リセット切換スイッチ2
4を押すことでそれぞれリセット可能となっている。そ
して、リセット切換スイッチ24を押すことで、表示部
22の表示内容を切換可能となっている。また、オドメ
ータ部は車両の全走行距離を表示することができる。
【0016】即ち、液晶ディスプレイ21の上段の表示
部22には、トリップメータ部(任意の走行距離)Aと
トリップメータ部(任意の走行距離)Bと平均燃費AV
Gと瞬間燃費INSTと外気温度とを選択切換表示可能
であり、下段の表示部23にはオドメータ部(車両の全
走行距離)を常時表示することができる。この場合、こ
のリセット切換スイッチ24の押圧操作時間を検出する
図示しないリセット操作時間検出手段としてのタイマが
設けられており、リセット切換スイッチ24の押圧操作
時間が所定時間(例えば、1秒)未満であるときには、
トリップメータ部A,Bと平均燃費AVGと瞬間燃費I
NSTと外気温度との間で切換表示が行われ、リセット
切換スイッチ24の押圧操作時間が所定時間(例えば、
1秒)以上であるときには現在表示状態にあるトリップ
メータ部A,Bと平均燃費AVGと瞬間燃費INST
(外気温度)がリセットされるようになっている。
【0017】ここで、リセット切換スイッチ24による
液晶ディスプレイ21の表示部22の表示切換操作及び
リセット操作について説明する。図2に示すように、例
えば、液晶ディスプレイ21の表示部22にはトリップ
メータ部A(走行距離123.4km)が表示され、表示
部23にはオドメータ部(全走行距離123456km)
が表示されている。この状態からリセット切換スイッチ
24を1秒未満押圧操作すると、表示部22はトリップ
メータ部A(走行距離123.4km)からトリップメー
タ部B(走行距離567.8km)に切り換わる。同様
に、リセット切換スイッチ24の1秒未満押圧操作を繰
り返すと、それぞれトリップメータ部B(走行距離56
7.8km)から平均燃費AVG(9.6L/100km)、瞬
間燃費INST(12.3L/100km)、外気温度(24
℃)にそれぞれ切り換わり、トリップメータ部A(走行
距離123.4km)に戻すことができる。
【0018】また、液晶ディスプレイ21の表示部22
にトリップメータ部A(走行距離123.4km)が表示
されている状態から、リセット切換スイッチ24を1秒
以上押圧操作すると、トリップメータ部Aはリセット
(走行距離0.0km)される。なお、トリップメータ部
Bや平均燃費AVGや瞬間燃費INSTを表示している
ときに、リセット切換スイッチ24を1秒以上押圧操作
すると、前述と同様に、各表示部はリセットされる。
【0019】なお、平均燃費AVGや瞬間燃費INST
は車速や燃料の残量などから運転状態検出手段としての
図示しない制御部が演算して求めており、外気温度は車
両前端部に取付けられた外気温度センサが検出してい
る。
【0020】そして、例えば、表示部22に平均燃費A
VG(9.6L/100km)が表示され、表示部23にオド
メータ部が表示された状態でエンジンを停止しても、制
御部は全てのデータを記憶している。従って、再度、エ
ンジンを作動すると、表示部23にはオドメータ部(全
走行距離123456km)が瞬時に表示されるが、表示
部22には、トリップメータ部A(走行距離123.4
km)、トリップメータ部B(走行距離567.8km)、
平均燃費AVG(9.6L/100km)、瞬間燃費INST
(12.3L/100km)、外気温度(24℃)がスクロー
ル表示されてから、エンジン停止時に表示していた平均
燃費AVG(9.6L/100km)が表示される。なお、ス
クロール表示中にリセット切換スイッチ24を押圧操作
すると、スクロールをやめてエンジン停止時に表示して
いた平均燃費AVG(9.6L/100km)が表示される。
【0021】このように本実施形態の車両用表示装置に
あっては、スピードメータ12内に液晶ディスプレイ2
1を設け、この液晶ディスプレイ21の上段の表示部2
2にトリップメータ部A,Bと平均燃費AVGと瞬間燃
費INSTと外気温度とを選択切換表示可能とし、下段
の表示部23にオドメータ部を常時表示可能とし、リセ
ット切換スイッチ24の所定時間未満の押圧操作で表示
部22の表示を順次切換可能とし、所定時間以上の押圧
操作で表示部22の各表示をリセット可能としてある。
従って、オドメータ部とトリップメータ部と運転状態表
示部を液晶ディスプレイ21に集中して表示させ、オド
メータ部を常時表示させる一方、トリップメータ部と運
転状態表示部とを選択切換表示させることで、ドライバ
による情報の視認性がよくなって必要な情報を瞬時に得
ることができ、また、表示部22での選択切換表示とリ
セットをリセット切換スイッチ24で共用することで、
別途切替スイッチを設ける必要がなく、構造の簡素化及
び低コスト化が図れる。
【0022】なお、表示部22に表示する運転状態表示
部として、平均燃費AVGと瞬間燃費INSTと外気温
度を設けたが、これに限らず、例えば、平均車速、瞬間
車速、時計、航続可能距離などを表示するようにしても
よい。
【0023】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の車両用表示装置によれば、車両
の全走行距離を表示するオドメータ部と、車両の走行距
離を表示すると共にリセット手段によって該走行距離を
任意にリセット可能なトリップメータ部と、運転状態検
出手段によって検出された車両の運転状態を表示する運
転状態表示部とを設け、オドメータ部を常時表示させる
一方、リセット手段によってトリップメータ部と運転状
態表示部とを切換表示可能としたので、オドメータ部と
トリップメータ部と運転状態表示部とを一箇所に集中し
て表示させることで、ドライバによる情報の視認性がよ
くなって必要な情報を瞬時に得ることができ、また、オ
ドメータ部が常時表示されることで使い勝手が良く、更
に、リセット手段によって容易にトリップメータ部と運
転状態表示部とを切換表示することができる。
【0024】また、請求項2の発明の車両用表示装置に
よれば、リセット操作時間検出手段が検出したリセット
操作時間が所定値未満であるときにはトリップメータ部
と運転状態表示部との表示を切り換え、リセット操作時
間が所定値以上であるときには現在表示状態にあるトリ
ップメータ部あるいは運転状態表示部をリセットするよ
うにしたので、トリップメータ部あるいは運転状態表示
部のリセット操作と、トリップメータ部と運転状態表示
部との表示切換を1つのリセット手段によって行うこと
で、別途切替スイッチを設ける必要がなく、構造の簡素
化及び低コスト化を図ることができる。
【0025】また、請求項3の発明の車両用表示装置に
よれば、運転状態検出手段が少なくとも車両の外気温度
及び燃費を検出し、運転状態表示部がこの検出した外気
温度及び燃費を表示可能としたので、1つの表示位置に
トリップメータ部や外気温度及び燃費などの運転状態表
示部を切替表示でき、表示部を削減できる一方で、容易
に複数の情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用表示装置を表
すメータパネルの正面図である。
【図2】本実施形態の車両用表示装置による表示方法を
表す説明図である。
【符号の説明】
11 メータパネル 12 スピードメータ 13 タコメータ 21 液晶ディスプレイ 22 表示部(トリップメータ部、運転状態表示部) 23 表示部(オドメータ部) 24 リセット切換スイッチ(リセット手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の全走行距離を表示するオドメータ
    部と、車両の走行距離を表示すると共にリセット手段に
    よって該走行距離を任意にリセット可能なトリップメー
    タ部とを具えた車両用表示装置において、車両の運転状
    態を検出する運転状態検出手段を設けると共に、該運転
    状態検出手段によって検出された車両の運転状態を表示
    する運転状態表示部を設け、前記オドメータ部を常時表
    示させる一方、前記リセット手段によって前記トリップ
    メータ部と前記運転状態表示部とを切換表示可能とした
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用表示装置におい
    て、前記リセット手段の操作時間を検出するリセット操
    作時間検出手段を設け、該リセット操作時間検出手段が
    検出したリセット操作時間が所定値未満であるときには
    前記トリップメータ部と前記運転状態表示部との表示を
    切り換え、該リセット操作時間が所定値以上であるとき
    には現在表示状態にある前記トリップメータ部あるいは
    前記運転状態表示部をリセットすることを特徴とする車
    両用表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用表示装置におい
    て、前記運転状態検出手段は少なくとも車両の外気温度
    及び燃費を検出し、前記運転状態表示部はこの検出した
    外気温度及び燃費を表示可能であることを特徴とする車
    両用表示装置。
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