JPH11204459A - 半導体ウエハのメッキ治具 - Google Patents
半導体ウエハのメッキ治具Info
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- JPH11204459A JPH11204459A JP1482798A JP1482798A JPH11204459A JP H11204459 A JPH11204459 A JP H11204459A JP 1482798 A JP1482798 A JP 1482798A JP 1482798 A JP1482798 A JP 1482798A JP H11204459 A JPH11204459 A JP H11204459A
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Abstract
シールパッキンの外周近傍に均一に締め付け力を作用さ
せることができる半導体ウエハのメッキ治具を提供する
こと。 【解決手段】 板状の第1保持部材11と、シールパッ
キン13が取り付けられたリング状の第2保持部材12
と、締め付けリング14とを具備し、第1保持部材11
と、シールパッキン13の間に半導体ウエハ16を介在
させ、締め付けリング14で第2保持部材12を第1保
持部材11に押し付けることにより、半導体ウエハ16
を保持するように構成し、第1保持部材11には保持さ
れる半導体ウエハ16の外周部近傍に位置する部分に第
1通電部材17を設け、第2保持部材12のシールパッ
キン13には第1保持部材11に設けられた第1通電部
材17と保持される半導体ウエハ16の面に露出する導
電膜との両方に接触し且つ該シールパッキン13でシー
ルされる第2通電部材18を設けた。
Description
メッキを行う場合に該半導体ウエハを保持する半導体ウ
エハのメッキ治具に関するものである。
半導体ウエハを保持するメッキ治具は、半導体ウエハを
保持した状態で、半導体ウエハの導電膜に通電ピンが接
触するように構成されている。そして該メッキ治具に半
導体ウエハを保持した状態で、メッキ液槽の電解メッキ
液中に半導体ウエハを治具ごと浸漬し、該通電ピンを通
して電流を流して電解メッキを行うようになっている。
そして該通電ピンをシールする方法としては、半導体ウ
エハ面と該半導体ウエハを保持する保持部材の双方にま
たがるシールパッキンを使用し、該シールパッキンを複
数のボルトで締め付けることにより、均等に面圧を加え
てシールする方法が採用されている。
ルトで締め付けることにより均一に面圧を加える方法
は、作業性が悪く、且つ個々のボルトにかかる力を均等
にすることが難しく、力が不均一の場合は電解メッキ液
が浸透する等の問題がある。
で、シールパッキンの締め付け作業が容易で且つシール
パッキンの外周近傍に均一に締め付け力を作用させるこ
とができる半導体ウエハのメッキ治具を提供することを
目的とする。
請求項1に記載の発明は、板状の第1保持部材と、シー
ルパッキンが取り付けられたリング状の第2保持部材
と、締め付けリングとを具備し、第1保持部材と第2保
持部材のシールパッキンの間に半導体ウエハを介在さ
せ、締め付けリングで該第2保持部材を第1保持部材に
押し付けることにより、半導体ウエハを保持するように
構成し、第2保持部材のシールパッキンには半導体ウエ
ハ面に露出する導電膜に接触且つ該シールパッキンでシ
ールされる通電部材を設けたことを特徴とする半導体ウ
エハのメッキ治具にある。
1保持部材と、シールパッキンが取り付けられたリング
状の第2保持部材と、締め付けリングとを具備し、第1
保持部材と、第2保持部材のシールパッキンの間に半導
体ウエハを介在させ、締め付けリングで第2保持部材を
第1保持部材に押し付けることにより、半導体ウエハを
保持するように構成し、第1保持部材には保持される半
導体ウエハの外周部近傍に位置する部分に第1通電部材
を設け、第2保持部材のシールパッキンには第1保持部
材に設けられた第1通電部材と保持される半導体ウエハ
面に露出する導電膜との両方に接触し且つ該シールパッ
キンでシールされる第2通電部材を設けたことを特徴と
する半導体ウエハのメッキ治具にある。
又は2に記載の半導体ウエハのメッキ治具において、締
め付けリングの外周には所定の間隔で突起部が形成され
ており、第1保持部材には逆L字状の爪が取付けられ、
締め付けリングを所定寸法回転させることにより突起部
が該逆L字状の爪の内側に滑り込み第1保持部材と第2
保持部材は締め付けられるように構成されていることを
特徴とする。
又は2又は3に記載の半導体ウエハのメッキ治具におい
て、第1保持部材と第2保持部材はヒンジ機構で連結さ
れ、ヒンジ機構を中心に開閉できるように構成されてい
ることを特徴とする。
又は2又は3又は4に記載の半導体ウエハのメッキ治具
において、第2保持部材と締め付けリングはリング保持
部材を介して連結され、且つ締め付けリングは第2保持
部材上を所定寸法回転できるようになっていることを特
徴とする。
面に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の半導体
ウエハのメッキ治具の外観構成を示す斜視図である。図
示するように、本メッキ治具10は、板状の第1保持部
材11と、リング状のシールパッキン13が取り付けら
れた第2保持部材12と、締め付けリング14とを具備
する構成である。
合成樹脂材)からなり、図示するように矩形状板状体で
あり、その中央分に半導体ウエハ16が収容されるウエ
ハ収容凹部が形成され、該ウエハ収容凹部の外周近傍に
は複数個(図では8個)の第1通電部材17が等間隔
で、且つその上面が該第1保持部材11の上面と略一致
するように設けられている。また、第1通電部材17の
外側には複数個(図では8個)の逆L字状の爪20が等
間隔に設けられている。
合成樹脂材)からなり、図示するように、環状のリング
部12aと直線状の支持部12bが一体的に形成されて
いる。シールパッキン13は断面がコ字状のゴム材等の
弾性体からなる電気絶縁材料からなり、図示するよう
に、第2保持部材12のリング部12aの一方の面に貼
り付けられている。また、シールパッキン13の断面コ
字状の両先端部の間には通電部材収納穴13aが複数個
(図では8個)等間隔で設けられ、該通電部材収納穴1
3aには後に上述するように第2通電部材18が収納さ
れている(図1(b)参照)。
で複数個(図では8個)の突起部14bが形成され、上
面には所定の間隔で複数個(図では3個)の回転案内溝
14aが形成されている。該回転案内溝14aには第2
保持部材12のリング部12aの上面に等間隔で設けら
れリング保持部材19が貫通している。これにより、締
め付けリング14は第2保持部材12の上面を回転(摺
動)できるようになっている。即ち、締め付けリング1
4は、回転案内溝14aを貫通する複数個(図では3
個)のリング保持部材19で案内されてリング部12a
の上面を所定量移動できるようになっている。また、第
2保持部材12の支持部12bの一端は第1保持部材1
1の端部にヒンジ機構15により回動自在に連結されて
いる。
保持部材12をヒンジ機構15を介して回転し、上記ウ
エハ収容凹部に半導体ウエハ16が収容された第1保持
部材11上に重ね合わせ、締め付けリング14を矢印A
方向に押すことにより、締め付けリング14を所定量移
動し、突起部14bが逆L字状の爪20の内側に滑り込
み、第1保持部材11と第2保持部材12が互いに締め
付けられる。
介して回転して第1保持部材11上に重ね合わせ、締め
付けリング14で締め付けた状態で、図3に示すように
シールパッキン13の断面コ字状の一方の先端部13b
は第1保持部材11の凹部に収容された半導体ウエハの
縁部上面に当接し、他方の先端部13cはその外側の第
1保持部材11の上面に当接する。
る円柱体で、その先端に溝18aを設けて断面コ字状に
した形状であり、そして後端をバネ部材21を介してシ
ールパッキン13又は第2保持部材12に取り付けてい
る。上記のように第1保持部材11に第2保持部材12
を重ね合わせた状態では、図4に示すように、第2通電
部材18の一方の先端部18bは半導体ウエハ16上面
の導電膜に接触し、もう一方の先端部18cは第1通電
部材17に当接するように構成している。なお、該第1
通電部材17は第1保持部材11の内部を貫通する導電
体22に接続され、該導電体22は図示しない外部電極
に接続されている。
ング14の外周に所定の間隔で突起部14bを形成し、
該締め付けリング14を回転させることにより、第1保
持部材11に一体的に取り付けた逆L字状の爪20の内
側に突起部14bを滑り込ませ、第1保持部材11と第
2保持部材12を締め付けるように構成したので、シー
ルパッキン13に均等に面圧が加わり、シール性がよく
なる。なお、該第1通電部材17は第1保持部材11の
内部を貫通する導電体22に接続され、該導電体22は
図示しない外部電極に接続されている。
1に第2保持部材12を重ね合わせた状態では、第2通
電部材18の一方の先端部18bは半導体ウエハ16上
面の導電膜に接触し、もう一方の先端部18cは第1通
電部材17に当接するように構成したが、第1保持部材
11に設けた第1通電部材17を除去し、図5に示すよ
うに、通電部材23を半導体ウエハ16上面の導電膜に
のみ接触するように構成し、第2保持部材12に外部電
極に接続される導電体22を設け、該導電体22をバネ
部材21を介して通電部材23に接続するように構成に
しても良い。
電解メッキ装置の概略構成を示す図である。同図におい
て、30はメッキ液槽であり、該メッキ液槽30内に陽
極電極31と上記半導体ウエハ16を保持したメッキ治
具10がセットされている。ポンプ35及びフィルタ3
2を介して電解メッキ液をメッキ液槽30内に送り、該
電解メッキ液をメッキ液槽30からオーバーフローさせ
て循環させる。一方、陽極電極31と上記メッキ治具1
0の導電体に接続された外部電極端子33にそれぞれ直
流電源34の+端子、−端子を接続し、直流電流を供給
することにより、半導体ウエハ16の表面に電解メッキ
膜を形成する。
のような効果が得られる。 (1)請求項1に記載の発明によれば、第2保持部材の
シールパッキンには半導体ウエハ面に露出する導電膜に
接触且つ該シールパッキンでシールされる通電部材を設
け、第1保持部材と第2保持部材のシールパッキンの間
に半導体ウエハを介在させ、締め付けリングで第2保持
部材を第1保持部材に押し付ける構成としたので、シー
ルパッキンに均等に面圧が加わり、シール性がよくな
る。
1保持部材には保持される半導体ウエハの外周部近傍に
位置する部分に第1通電部材を設け、第2保持部材のシ
ールパッキンには第1保持部材に設けられた第1通電部
材と保持される半導体ウエハ面に露出する導電膜との両
方に接触し且つ該シールパッキンでシールされる第2通
電部材を設け、締め付けリングで第2保持部材を第1保
持部材に押し付ける構成とするので、シールパッキンに
均等に面圧が加わり、シール性がよくなる。
2保持部材を第1保持部材に重ね合わせ、締め付けリン
グを所定寸法回転させることにより突起部が逆L字状の
爪の内側に滑り込み第1保持部材と第2保持部材は互い
に締め付けられるように構成しているので、シールパッ
キンに均等に面圧が加わり、シール性がよくなると同時
にシールのための作業が極めて容易となる。
1保持部材と前記第2保持部材はヒンジ機構で連結さ
れ、該ヒンジ機構を中心に開閉できるように構成してい
るので、第1保持部材と前記第2保持部材の位置合わせ
が容易になる。
2保持部材と締め付けリングはリング保持部材を介して
連結され、且つ該締め付けリングは該第2保持部材上を
所定寸法回転できるよう構成しているので、締め付けリ
ングと爪との位置合わせが容易で、作業性が良い。
を示す斜視図で、同図(a)は第1保持部材を開いた状
態の全体斜視図、同図(b)はB部分の拡大図である。
を示す斜視図で、第1保持部材を閉じた状態の全体斜視
図ある。
材の位置関係を示す図である。
位置関係を示す図である。
置の概略構成を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 板状の第1保持部材と、シールパッキン
が取り付けられたリング状の第2保持部材と、締め付け
リングとを具備し、該第1保持部材と該第2保持部材の
シールパッキンの間に半導体ウエハを介在させ、該締め
付けリングで該第2保持部材を第1保持部材に押し付け
ることにより、該半導体ウエハを保持するように構成
し、 前記第2保持部材のシールパッキンには半導体ウエハ面
に露出する導電膜に接触且つ該シールパッキンでシール
される通電部材を設けたことを特徴とする半導体ウエハ
のメッキ治具。 - 【請求項2】 板状の第1保持部材と、シールパッキン
が取り付けられたリング状の第2保持部材と、締め付け
リングとを具備し、該第1保持部材と、該第2保持部材
のシールパッキンの間に半導体ウエハを介在させ、該締
め付けリングで該第2保持部材を第1保持部材に押し付
けることにより、該半導体ウエハを保持するように構成
し、 前記第1保持部材には保持される半導体ウエハの外周部
近傍に位置する部分に第1通電部材を設け、 前記第2保持部材のシールパッキンには前記第1保持部
材に設けられた第1通電部材と前記保持される半導体ウ
エハ面に露出する導電膜との両方に接触し且つ該シール
パッキンでシールされる第2通電部材を設けたことを特
徴とする半導体ウエハのメッキ治具。 - 【請求項3】 前記締め付けリングの外周には所定の間
隔で突起部が形成されており、前記第1保持部材には逆
L字状の爪が取付けられ、該締め付けリングを所定寸法
回転させることにより該突起部が該逆L字状の爪の内側
に滑り込み該第1保持部材と第2保持部材は締め付けら
れるように構成されていることを特徴とする請求項1又
は2に記載の半導体ウエハのメッキ治具。 - 【請求項4】 前記第1保持部材と前記第2保持部材は
ヒンジ機構で連結され、該ヒンジ機構を中心に開閉でき
るように構成されていることを特徴とする請求項1又は
2又は3に記載の半導体ウエハのメッキ治具。 - 【請求項5】 前記第2保持部材と前記締め付けリング
はリング保持部材を介して連結され、且つ該締め付けリ
ングは該第2保持部材上を所定寸法回転できるようにな
っていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4
に記載の半導体ウエハのメッキ治具。
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