JPH11200829A - エンジンのオイル分離装置 - Google Patents

エンジンのオイル分離装置

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JPH11200829A
JPH11200829A JP532398A JP532398A JPH11200829A JP H11200829 A JPH11200829 A JP H11200829A JP 532398 A JP532398 A JP 532398A JP 532398 A JP532398 A JP 532398A JP H11200829 A JPH11200829 A JP H11200829A
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和幸 北島
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Kenji Kawamuki
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Sanshin Kogyo KK
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ブローバイガス中のオイルを効果的に回収す
る。 【解決手段】クランク室に漏洩する燃焼ガスをサイレン
サ24に環流させる4サイクルエンジンにおいて、前記
サイレンサ24に隣接してオイルセパレータ39を一体
に設け、サイレンサに吸入された吸気の方向Eと、オイ
ルセパレータに吸入された燃焼ガスFの流れ方向を略同
一方向となるようにし、オイルセパレータで分離された
オイルを、クランク室と動弁室を連通するオイル供給通
路に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのクラン
ク室に漏洩する燃焼ガス(ブローバイガス)を吸気系に
環流させる際、ブローバイガス中のオイルを回収するた
めの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】4サイクルエンジンにおいては、燃焼後
の燃焼ガスがピストンリングの間を通ってクランク室側
に侵入し、クランク室、オイルパン室内の圧力が上昇
し、オイルレベルゲージ部、注油口からのオイルの漏
出、出力の低下等の不具合があり、そのため、例えばエ
ンジンボディの上部にブリーザ室(オイルセパレータ)
を設け、クランク室内に侵入したブローバイガスをブリ
ーザ室に導き、ブローバイガス中のオイルを分離してエ
ンジン本体に戻すとともに、ブローバイガスを吸気系に
環流して再び燃焼室内で燃焼させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オイル分離装置においては、ブローバイガス中にオイル
が残留しやすく、オイルの消費増大を招くという問題を
有している。特に、船外機等のマリンエンジンにおいて
は、エンジンが上下左右に移動するため、ブリーザ室に
オイルがいき易く、この問題を解決することが重要な課
題となっている。
【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、ブローバイガス中のオイルを効果的に回収す
ることができるエンジンのオイル分離装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のエンジンのオイル分離装置
は、クランク室68に漏洩する燃焼ガスをサイレンサ2
4に環流させる4サイクルエンジンにおいて、前記サイ
レンサ24に隣接してオイルセパレータ39を一体に設
け、サイレンサに吸入された吸気の方向Eと、オイルセ
パレータに吸入された燃焼ガスFの流れ方向を略同一方
向となるようにしたことを特徴とし、請求項2記載の発
明は、請求項1において、前記オイルセパレータ39の
ガス吸入口39bの周囲に仕切壁39eを設けたことを
特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項1、2におい
て、前記オイルセパレータで分離されたオイルを、クラ
ンク室68と動弁室69を連通するオイル供給通路70
に戻すことを特徴とし、請求項4記載の発明は、請求項
3において、クランク軸23が縦方向に配設され気筒2
2が横置き状態に配設されたエンジンにおいて、クラン
ク室の上部にオイルセパレータ37を設け、該オイルセ
パレータで分離された燃焼ガスをサイレンサ側のオイル
セパレータ39に送り、オイルをクランク室68と動弁
室69を連通するオイル供給通路70に戻すことを特徴
とし、請求項5記載の発明は、請求項4において、サイ
レンサを気筒の軸線Pに対して所定の角度傾斜するよう
に配設したことを特徴とし、請求項6記載の発明は、請
求項1〜5において、前記エンジンが船外機用エンジン
であることを特徴とする。なお、上記構成に付加した番
号は、本発明の理解を容易にするために図面と対比させ
るもので、これにより本発明が何ら限定されるものでは
ない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、以下の各図面の説明にお
いて同一部品には同一番号を付けて説明を省略すること
がある。また、以下の説明において前部及び後部とは、
船体の推進方向に対していうものとする。
【0007】図1は、本発明が適用される船外機の1例
を示す側面図である。船外機1は、船体2の後部に着脱
自在に取り付けられるクランプブラケット3と、クラン
プブラケット3に水平軸5を介して上下方向に回動自在
に枢支されるスイベルブラケット6と、このスイベルブ
ラケット6に水平方向に回動自在に支持される推進ユニ
ット7とを備えている。
【0008】前記推進ユニット7は、スイベルブラケッ
ト6に回転自在に支持されるアッパケース9を有し、ア
ッパケース9の下部にはロアケース10が取り付けら
れ、全体としてケーシングを構成している。ロアケース
10にはプロペラ11が装着され、アッパケース9の上
部にはボトムカウリング12が取り付けられ、ボトムカ
ウリング12にトップカウリング13が着脱可能に取り
付けられている。なお、15はスタータハンドル、16
はステアリングハンドル、17は冷却水取入口、19は
水面を示している。
【0009】図2は、図1の垂直断面図である。アッパ
ケース9は筒状に形成され内部に排気通路18が形成さ
れており、その上部には皿状に広がるクランクケース連
結部9aが形成され、下部にはロアケース連結部9cが
形成され、両連結部9a、9c間に小径の筒状部9bが
形成されている。そして、この筒状部9bの上下にゴム
製のマウント20を介してスイベルブラケット6が取り
付けられ、スイベルブラケット6にアッパケース9が回
転自在に支持されている。アッパケース9とロアケース
10の接続部には排気口18bが形成されている。
【0010】アッパケース9のクランクケース連結部9
aにはエンジン21が連結されている。エンジン21
は、例えば単気筒4サイクルエンジンであり、横置き状
態に配設された気筒22と縦置き状態に配設されたクラ
ンク軸23を備えている。エンジン21の周囲には、ス
タータケース25、インテークマニホールド26、キャ
ブレター27、サイレンサ24、燃料タンク29等が配
設されている。アッパケース9及びロアケース10内に
はドライブシャフト30が縦方向に配設され、その上端
はクランク軸23に連結され、その下端は傘歯車31を
介してプロペラシャフト32に連結されている。また、
アッパケース9内にはシフトロッド33及び冷却水供給
管35が縦方向に配設され、冷却水供給管35の下端は
冷却水ポンプ36に連結されている。
【0011】次に、図3〜図11により、本発明のエン
ジンのオイル分離装置の1実施形態について説明する。
図3は図2の上部拡大断面図、図4は図3で燃料タンク
及びスタータケースを取り外した状態を示すエンジンの
平面図、図5は図3で紙面の裏側から見たエンジンの側
面図、図6は図4のX−X線に沿って矢印方向に見た断
面図である。
【0012】図3において、アッパケース9のクランク
ケース連結部9aには、ボトムカウリング12がボルト
14により取り付けられている。エンジン21は、シリ
ンダヘッド21a、ヘッドカバー21b、シリンダケー
ス21c及びオイルパンを兼用するクランクケース21
dからなり、クランク軸23に連結されたピストン21
e、シリンダヘッド21aに配設された吸気弁21f、
排気弁21g、排気ポート21hを有している。サイレ
ンサ24の吸気口24aは下向きに開口されている。ア
ッパケース9とボトムカウリング12間には空気取入れ
口40が形成され、冷気は、燃料タンク29の周囲を通
りこれを冷却し、また、空気取入れ口40からの空気
は、サイレンサ24の吸気口24aに取り入れられる。
トップカウリング13の上面には、キャブレター27、
サイレンサ24に対向して空気抜き口41が形成されて
いる。
【0013】図3及び図4に示すように、シリンダケー
ス21cの上面には第1のブリーザ室(オイルセパレー
タ)37が形成されている。第1のブリーザ室37は、
シリンダケース21cの上面に立設された側壁37a
と、側壁37aの上部に固定された蓋体37bと、クラ
ンクケース21c内に連通されるブローバイガス通路3
7c及びオイル戻り通路37dと、側壁37aから突出
する複数の隔壁37eとを有し、隔壁37eにより迷路
が形成されている。また、ブリーザ室37の一端にはガ
ス戻し用ニップル37fが設けられている。インテーク
マニホールド26、キャブレター27及びサイレンサ2
4は、気筒22の軸線P(図4)に対して所定の角度傾
斜するようにして配設され、これによりカウリング1
2、13内でのコンパクト化を図っている。
【0014】図4及び図5に示すように、サイレンサ2
4の側部には第2のブリーザ室(オイルセパレータ)3
9が形成されている。第1及び第2のブリーザ室37、
39間はブローバイガス戻り管50により連通されてい
る。第1のブリーザ室37のガス戻し用ニップル37f
の下部には、オイル戻し用ニップル37g(図5)が設
けられ、第1のブリーザ室37はオイル戻り管51によ
りエンジン21本体内に連通されている。また、第2の
ブリーザ室39の底部とエンジン本体21内はオイル戻
り管52により連通されている。なお、53はサーモス
タット、55はスロットルワイヤ、56はチョークワイ
ヤ、57は燃料ポンプである。
【0015】図6において、サイレンサ24は、下向き
に開口する吸気口24aと、吸気チャンバー24bと、
吸気チャンバー24bとキャブレター27を接続する吸
気管24cとを備え、吸気通路24bに隣接してその側
部には隔壁24dを介して第2のブリーザ室39が一体
に形成されている。第2のブリーザ室39の上部には、
吸気管24cに連通する連通路39aが形成され、略中
央部にはガス吸入口39b(図4参照、図6は仮想線)
が形成され、ガス吸入口39bにはガス接続用ニップル
39c(図5参照、図6は仮想線)が設けられると共
に、ガス吸入口39bの周囲には上部から下方に向けて
垂下する仕切壁39eが設けられている。また、第2の
ブリーザ室39の底部には、オイル戻し用ニップル39
dが設けられ、第2のブリーザ室39の底部とエンジン
本体21内はオイル戻り管52により連通されている。
本発明においては、サイレンサ24に吸入される吸気の
方向Eと、第2のブリーザ室39のブローバイガスの流
れ方向Fを縦方向で略同一方向となるように構成してい
る。なお、スロットルワイヤ55は、第2のブリーザ室
39の側壁に取り付けられ、チョークワイヤ56は隔壁
24dと仕切壁39eの間を貫通して取り付けられてい
る。
【0016】次に、図7〜図11により本発明における
オイル供給構造について説明する。図7は、図3のY−
Y線に沿って矢印方向に見た断面図、図8は、図7のZ
−Z線に沿って矢印方向に見た断面図、図9は図7のC
方向から見た図である。
【0017】図7には、既に説明したシリンダヘッド2
1a、ヘッドカバー21b、シリンダケース21c及び
オイルパンを兼用するクランクケース21d、クランク
軸23に連結されたピストン21e、排気弁21g、排
気ポート21h、点火プラグ28、燃料ポンプ57、サ
ーモスタット53が示され、また、シリンダヘッド21
a及びシリンダケース21cには環状のウォータジャケ
ット72が形成されている。
【0018】図7〜図9において、クランク軸23に平
行にカム66bを有するカムシャフト66が配設され、
クランク軸23に固定された駆動ギヤ23aとカムシャ
フト66に固定された従動ギヤ66aが噛合されてい
る。クランクケース21dの底部には、取付部材67a
が固定されており、この取付部材67aにスプラッシャ
ギヤ67が回転自在に支持され、スプラッシャギヤ67
はカムシャフト66の従動ギヤ66aに噛合されてい
る。
【0019】シリンダヘッド21aの側部には動弁室6
9が形成され、ヘッドカバー21bで覆われている。排
気弁21gは、シリンダヘッド21aから動弁室69に
延び、バルブスプリング69a、リテーナ69bにより
図で右方に付勢され、排気弁21gの端部はロッカーア
ーム69cの一端に当接されている。ロッカーアーム6
9cの他端とカムシャフト66のカム66bとの間には
プッシュロッド69dが装着されている。図9におい
て、71はシリンダヘッド21aをシリンダケース21
cに固定するためのボルト、75aは動弁室69からオ
イルを戻すためのオイルリターン通路である。
【0020】上記構成により、カムシャフト66のカム
66bが回転すると、プッシュロッド69dが摺動し、
これによりロッカーアーム69cが揺動するため、排気
弁21gがバルブスプリング69aに抗して開閉され
る。なお、吸気弁21fの動弁機構についても同様であ
り、図8に示すカム66cとプッシュロッド69eによ
り吸気弁21fが開閉駆動される。
【0021】図7及び図8において、シリンダケース2
1cの壁59には貫通孔70cが形成され、これにより
クランク室68と動弁室69を連通するオイル供給通路
70が形成されている。そして、このオイル供給通路7
0にオイル戻し用ニップル70a、70bが配設され、
オイル戻し用ニップル70a、70bには、前記オイル
戻り管51、52が装着され、それぞれ第1及び第2の
ブリーザ室37、39に接続されている。
【0022】図10は、シリンダケース単体をシリンダ
ヘッド側から見た正面図である。図には、クランクケー
ス21dの水上昇通路63d、排気通路63e、図7で
説明したウォータジャケット72、プッシュロッド69
dの挿通穴73、図8で説明したシリンダケース21c
のオイル供給通路70、図9で示したボルト71の雌ね
じ部71bが示されている。シリンダケース21cに
は、ウォータジャケット72とクランクケース21dの
水上昇通路63dとを連通する水上昇通路72aが形成
されており、シリンダケース21cの下部には、ウォー
タジャケット72と水上昇通路72aの近傍を通るよう
に、動弁室69とクランク室68を連通するオイルリタ
ーン通路75が形成されている。
【0023】図11は、シリンダヘッド単体をシリンダ
ケース側から見た正面図である。図には、図7で説明し
たウォータジャケット72、排気弁21g、排気ポート
21h、点火プラグ28、図9で示したボルト71の挿
通孔71aが示されている。そして、図10のオイルリ
ターン通路75に連通するオイルリターン通路75a
を、シリンダヘッド21aとシリンダケース21cを連
結させたとき、オイルリターン通路75、75aが接続
されるように構成している。
【0024】上記構成からなる本発明の作用について説
明する。エンジン21の運転によりクランク軸23が回
転すると、駆動ギヤ23a、従動ギヤ66aによりスプ
ラッシャギヤ67が回転し、クランクケース21d内の
オイルが飛沫され、オイルはクランク軸23やコンロッ
ド等に供給され、また、クランクケース21dからオイ
ル通路70を経て動弁室69に入り、動弁機構を潤滑し
た後、オイルリターン通路75a、75を経てクランク
ケース21dに戻るように循環する。
【0025】一方、燃焼室からクランク室68に侵入し
オイルが混入されたブローバイガスは、ブローバイガス
通路37cを通って第1のブリーザ室37に入り、ここ
で、燃料ガスとオイルが分離され、オイルはオイル戻り
通路37dからクランクケース21d内に回収され、燃
料ガスはブローバイガス戻り管50を経て第2のブリー
ザ室39に入り、また、残留していたオイルはオイル戻
り管51、オイル戻し用ニップル70aを経てオイル供
給通路70に回収される。
【0026】第2のブリーザ室39のガス吸入口39b
から入ったブローバイガスは、図6の矢印Fに示すよう
に、先ず仕切壁39eに沿って下降した後、仕切壁39
eの反対面に沿って上昇し、連通路39aを通って吸気
管24cに回収される。また、第2のブリーザ室39の
底部に溜まるオイルは、オイル戻し用ニップル39d、
オイル戻り管52、オイル戻し用ニップル70bを経て
オイル供給通路70に回収される。本発明によれば、サ
イレンサ24に吸入される吸気の方向Eと、第2のブリ
ーザ室39のブローバイガスの流れ方向Fが縦方向で略
同一方向となっており、かつ、仕切壁39eの存在もあ
ってブローバイガス中のオイルを効果的に分離すること
ができる。
【0027】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、プ
ッシュロッドを用いるOHVタイプの動弁機構について
説明したが、無論OHCタイプにも適用可能である。ま
た、単気筒エンジンの例について説明したが、複数気筒
への適用も可能である。また、船外機に限定されるもの
ではなく、船体内にエンジンを載置するマリンエンジン
や、移動式或は定置式エンジンへの適用も可能である。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1、2記載の発明によれば、サイレンサに吸入された吸
気の方向と、オイルセパレータに吸入された燃焼ガスの
流れ方向を略同一方向となるようにしたため、オイルが
吸気の方向に流れにくくなり、燃焼ガス中のオイルを効
果的に回収することができる。また、請求項3記載の発
明によれば、オイルをクランク室と動弁室を連通するオ
イル供給通路に戻すため、オイルを効果的に回収するこ
とができる。また、請求項4記載の発明によれば、さら
にオイルを効果的に回収することができる。また、請求
項5記載の発明によれば、コンパクト化を図ることがで
き、請求項6記載の発明によれば、船外機特有の問題を
解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される船外機の1例を示す側面図
である。
【図2】図1の垂直断面図である。
【図3】本発明のエンジンのオイル分離装置の1実施形
態を示す図2の上部拡大断面図である。
【図4】図3で燃料タンク及びスタータケースを取り外
した状態を示すエンジンの平面図である。
【図5】図3で紙面の裏側から見たエンジンの側面図で
ある。
【図6】図4のX−X線で切断し矢印方向に見た断面図
である。
【図7】図3のY−Y線で切断し矢印方向に見た断面図
である。
【図8】図7のZ−Z線で切断し矢印方向に見た断面図
である。
【図9】図7のC方向から見た図である。
【図10】図7でシリンダケース単体をシリンダヘッド
側から見た正面図である。
【図11】図7でシリンダヘッド単体をシリンダケース
側から見た正面図である。
【符号の説明】
21…エンジン 22…気筒 23…クランク軸 24…サイレンサ 37…第1のブリーザ室(オイルセパレータ) 39…第2のブリーザ室(オイルセパレータ) 68…クランク室 69…動弁室 70…オイル供給通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク室に漏洩する燃焼ガスをサイレン
    サに環流させる4サイクルエンジンにおいて、前記サイ
    レンサに隣接してオイルセパレータを一体に設け、サイ
    レンサに吸入された吸気の方向と、オイルセパレータに
    吸入された燃焼ガスの流れ方向を略同一方向となるよう
    にしたことを特徴とするエンジンのオイル分離装置。
  2. 【請求項2】前記オイルセパレータのガス吸入口の周囲
    に仕切壁を設けたことを特徴とする請求項1記載のエン
    ジンのオイル分離装置。
  3. 【請求項3】前記オイルセパレータで分離されたオイル
    を、クランク室と動弁室を連通するオイル供給通路に戻
    すことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエンジ
    ンのオイル分離装置。
  4. 【請求項4】クランク軸が縦方向に配設され気筒が横置
    き状態に配設されたエンジンにおいて、クランク室の上
    部にオイルセパレータを設け、該オイルセパレータで分
    離された燃焼ガスをサイレンサ側のオイルセパレータに
    送り、オイルをクランク室と動弁室を連通するオイル供
    給通路に戻すことを特徴とする請求項3記載のエンジン
    のオイル分離装置。
  5. 【請求項5】サイレンサを気筒の軸線に対して所定の角
    度傾斜するように配設したことを特徴とする請求項4記
    載のエンジンのオイル分離装置。
  6. 【請求項6】前記エンジンが船外機用エンジンであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のエンジンのオイル分離装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7080637B2 (en) 2003-11-04 2006-07-25 Hyundai Motor Company Crankcase having blow-by gas passage and oil drain passage

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7080637B2 (en) 2003-11-04 2006-07-25 Hyundai Motor Company Crankcase having blow-by gas passage and oil drain passage

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