JP3805506B2 - ドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドライサンプ潤滑式は、半割クランクケースの外部に備えた潤滑油タンクからエンジンの各潤滑部に潤滑油を供給し、余分な潤滑油を半割クランクケースの底部に一時的に集め、集めた潤滑油を潤滑油ポンプで速やかに潤滑油タンクに汲み上げる潤滑方式である。
【0003】
ドライサンプ潤滑式エンジンユニットとして、例えば、特開平3−9027号公報「自動車用エンジンユニット」がある。
上記装置は、その公報の第5図及び第6図によれば、エンジンユニット4(番号は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。)のシリンダ軸線Lを傾斜させ、軸受ケース8の側部に且つクランク軸6と平行な面に、オイルパン14を介して、オイルタンク15を取付けたものである。また、エンジンユニット4は、シリンダブロック7と軸受ケース8との合せ面に、クランク軸6と平行な出力取出軸16を取付け、この出力取出軸16の軸線上にオイルポンプ18,19,24を配置した構成である。オイルパン14は内部にオイル通路17を形成したものである。
この装置のオイルは、オイルタンク15→オイルポンプ24→エンジンユニット4の各潤滑部→軸受ケース8の底部並びにオイルパン14の底部→オイル通路17→オイルポンプ18,19→オイルタンク15の経路で循環する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、軸受ケース8の側部のうち、クランク軸6と平行な面はスカート、リブ、補機類取付け用ボス等の張出し部分が多いので、オイルタンク15の取付け位置が制限される。このため、エンジンユニット4は設計の自由度が小さい。
また、上記エンジンユニット4は、軸受ケース8とオイルタンク15との間にオイルパン14を介在させ、しかも、軸受ケース8の底部に集めたオイルを、オイルパン14を介してオイルポンプ18,19で汲み上げる形式である。このため、エンジンユニット4は構造が複雑で、しかも、大型である。
【0005】
そこで本発明の目的は、(1)シリンダブロックとクランクケースとからなる組立体に、潤滑油タンクを取付けるに際し、それを自由に取付けることができること、(2)エンジンユニットの簡素化及び小型化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、クランクケースの外部に備えた潤滑油タンクからエンジン本体の各潤滑部に供給ポンプで潤滑油を供給し、潤滑後の潤滑油をクランクケースの底部に集め、集めた潤滑油を返送ポンプで潤滑油タンクに汲み上げる形式のドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットにおいて、潤滑油タンクに、クランクシャフトの軸線に沿って互いに離間した第1パッキン面及び第2パッキン面を有し、一方、エンジン本体の側部に、且つ、クランクシャフトと直交する面にタンク取付けパッキン面を形成し、このタンク取付けパッキン面に潤滑油タンクの第1パッキン面を取付け、潤滑油タンクの第2パッキン面に蓋を取付け、更に、潤滑油タンクに返送ポンプを収納し、潤滑油タンクとエンジン本体との間の空間部に返送ポンプの駆動機構を収納し、潤滑油タンクと蓋との合せ面に返送ポンプ用油路を形成したことを特徴とする。
【0007】
エンジン本体の側部のうち、クランクシャフトと直交する面は、取付け位置の制限が少ない。制限が少ない位置に潤滑油タンクを取付けた。また、クランクシャフトと直交する面に潤滑油タンクを取付けたので、シリンダ軸線の傾きが互いに異なるなど複数種のエンジンを生産する場合に、設計の自由度が大きい。
返送ポンプのケース部、駆動機構の収納部分、返送ポンプ用油路を潤滑油タンクや蓋と一体の成形品にて構成して、小型にまとめることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットを搭載した小型船の側面図であり、想像線にて示す小型船1はレジャー用等に使用するものであって、船体2のエンジン室2aにドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット3を搭載し、このエンジンユニット3でジェットポンプ4を駆動し、このジェットポンプ4で船体2の底部から吸い込んだ水を加圧し、ジェット水流として後方に吐出することで、前進するものである。
なお、2dはバルクヘッド、2eはシート、2fはデッキ、2gはステアリングバー、5は給水口、6は吐出ノズル、7は燃料タンクである。
【0009】
図2は図1の2−2線断面図であり、エンジン室2a(ロアハル2bとアッパハル2cとで形成)にドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット3を搭載した姿を示す。
エンジンユニット3は、クランクシャフト15を小型船1の前後方向(図表裏方向)に延し、シリンダ軸線Lを図左上方向に傾斜し、前後左右の4つのマウント8…(…は複数を示す。以下同じ。)をロアハル2bの取付台2h…に取付けた横置型エンジンユニットである。9…はマウントラバーである。
【0010】
図3は図2の3−3線断面図であり、小型船1の後方(図左側)に向ってエンジン動力を取出すようにした、エンジンユニット3の断面構成を示す。
なお、この図において、吸入管72及び吸入油路24a廻り(符号A−Aで示す範囲)は、図2の3−3線からずれた位置にあるが、説明の便宜上、他の部位と同一断面にて示す。
エンジンユニット3は、エンジン本体10と、このエンジン本体10の前部に取付けた動弁駆動機構40及びフライホイールユニット50と、エンジン本体10の後部に取付けた潤滑ユニット60とからなる横置型3気筒エンジンである。
【0011】
エンジン本体10は、半割クランクケース(クランクケース)11と、前後方向に3つのシリンダ12a…を備えたシリンダブロック12と、シリンダヘッド13と、ヘッドカバー14と、横向きのクランクシャフト15と、このクランクシャフト15に連結し各シリンダ12a…に挿通したピストン16…と、クランクシャフト15の後端部に連結したPTO軸(動力取出し軸)17と、シリンダヘッド13とヘッドカバー14とで形成した動弁室18と、この動弁室18に収納した動弁機構30とを、主要構成とする。
なお、PTO軸17は潤滑ユニット60よりも後方(反エンジン側)に延び、図1に示すジェットポンプ4の駆動軸4aに連結するものである。17aはクランクシャフト15に連結する連結部、17bは動力取出し用連結部であり、これら連結部17a,17bは、めすねじ又はめすスプラインからなる。
【0012】
半割クランクケース11は底部に、各摺動部を潤滑して余った潤滑油を捕集するための3つの捕集部11a…と、これらの捕集部11a…で捕集した潤滑油を誘導するための誘導路11bと、この誘導路11bから潤滑ユニット60へ潤滑油を戻すための戻し油路11cとを備える。
捕集部11a…は、溜まった潤滑油がクランクシャフト15のカウンタウェイト(ウェブ)に接触しない程度にクランクシャフト15に接近し、クランクシャフト15と下方の油面との間をバッフルプレート21…で仕切った、小容量の油溜めである。このため、半割クランクケース11は底部をクランクシャフト15に近づけることができるので、小型になる。その結果、小型船1(図2参照)にエンジンユニット2の搭載位置を設定する際に、エンジンユニット2の底部と船底との干渉による影響を少なくできる。そして、半割クランクケース11が小型であるにもかかわらず、クランクシャフト15は潤滑油に接触し難く、回転した際のフリクションロスが抑えられ、エアレーション(油の飛散)も防止される。
【0013】
動弁駆動機構40は、クランクシャフト15で動弁機構30のカムシャフト31をベルト駆動する機構であり、半割クランクケース11の前側部から突出するクランクシャフト15に固定した駆動プーリ41と、シリンダヘッド13の前側部から突出するカムシャフト31に固定した従動プーリ42と、これら駆動・従動プーリ41,42間に掛けたタイミングベルト43と、このタイミングベルト43の張力を調整するベルトテンショナ44とからなる。45はベルトカバーである。
【0014】
フライホイールユニット50は、クランクシャフト15の前端部にボルト止めしたフライホイール51と、このフライホイール51を収納するためにシリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体の前側部にボルト止めしたホイールケース52と、このホイールケース52の開放端(前端部)を覆うためにボルト止めした平板状の蓋53とからなる。
すなわち、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体の側部に、且つ、クランクシャフト15と直交する面に、フライホイールユニット50を取付けたものであり、このフライホイールユニット50は駆動プーリ41よりも前方(反シリンダブロック12側)にある。
【0015】
なお、54は発電機であり、フライホイール51の内周面に取付けたロータ54aと、ホイールケース52に取付けたコイル54bからなる。55はフライホイール51の外周面に取付けたリングギヤであり、後述するスターターモータに連結される。57は点検用キャップであり、クランク角度を確認するための孔を塞ぐものである。
【0016】
潤滑ユニット60は、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体の後側部にボルト止めした潤滑油タンク61と、この潤滑油タンク61の開放端(後端部)を閉塞した蓋63と、半割クランクケース11の捕集部11aから潤滑油タンク61に潤滑油を戻す返送ポンプ64と、潤滑油タンク61からエンジン本体10の各摺動部に潤滑油を供給する供給ポンプ65と、管路等からなる。
返送ポンプ64は潤滑油タンク61に収納した(内蔵した)ポンプであり、供給ポンプ65は潤滑油タンク61から独立したポンプである。
【0017】
詳しくは、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体の側部(エンジン本体10の側部)に、且つ、クランクシャフト15と直交する面に、タンク取付けパッキン面(フランジ)22を形成した。
一方、潤滑油タンク61に、互いに平行な第1パッキン面(フランジ)61a及び第2パッキン面(フランジ)61bを形成した。すなわち、潤滑油タンク61は、クランクシャフト15の軸線に沿って互いに離間した、第1パッキン面61a及び第2パッキン面61bを有する。第2パッキン面61bは第1パッキン面61aの後方(シリンダブロック12からPTO軸17側へ離反する方向)にある。
【0018】
そして、タンク取付けパッキン面22に、パッキン23を介して第1パッキン面61aを合せて、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体に、潤滑油タンク61を取付け、第2パッキン面61bに、パッキン62を介して蓋63を合せて、ボルト止めしたものである。このような潤滑油タンク61は、組立体の側壁と蓋63とで密閉して、潤滑油を溜める密閉タンクである。
【0019】
返送ポンプ64は、潤滑油タンク61に一体に形成したケース部61cと、このケース部61cを閉塞した内部カバー64aと、ケース部61cに収納したインナロータ64b及びアウタロータ64cと、これらインナ・アウタロータ64b,64cを駆動するべくクランクシャフト15に駆動機構(駆動ギヤ64d及び従動ギヤ64eからなる。)を介して連結した軸64fとからなる、スカベンジングポンプである。駆動機構は、潤滑油タンク61と組立体との間の空間部66に収納したものである。
【0020】
潤滑油タンク61と蓋63との合せ面、すなわち、第2パッキン面61bと蓋63の合せ面には、返送ポンプ64用油路を形成した。
具体的には、潤滑油タンク61は、返送ポンプ64のための吸入油路61e及び吐出油路61fを形成し、また、蓋63は、返送ポンプ64のための吸入油路63c及び吐出油路63dを形成したものである。
潤滑油タンク61の吸入油路61eは、半割クランクケース11の戻し油路11cと連通する。
このように、吸入油路61e,63c同士は連通して1本の吸入油路を形成し、また、吐出油路61f,63d同士は連通して1本の吐出油路を形成する。これら各1本の吸入油路並びに吐出油路は、返送ポンプ64用油路を形成することになる。
【0021】
なお、空間部66は、動弁室18とクランク室19とを連通するためのブリーザ通路の一部を兼ねる。67はケース部61cに内部カバー64aを取付けるためのボルトである。
【0022】
供給ポンプ65は、シリンダヘッド13とヘッドカバー14とからなる組立体の側部にボルト止めしたケース本体65aと、このケース本体65aを閉塞したカバー65bと、ケース本体65aに収納したインナロータ65c及びアウタロータ65dと、これらインナ・アウタロータ65c,65dを駆動するべく動弁機構30のカムシャフト31に直結した軸65eとからなるポンプである。
なお、返送ポンプ64の軸及び供給ポンプ65の軸64f,65eは、クランクシャフト15及びカムシャフト31と平行に延びる。
シリンダブロック12とシリンダヘッド13とからなる組立体は、供給ポンプ65のための吸入油路24a及び吐出油路24b(図7参照)を備える。
図中、58,58はハンガである。
【0023】
以上の説明から明らかなように、エンジンユニット3は次の(1)〜(4)の作用、効果を有する。
(1)エンジン本体10の側部のうち、スカート、リブ、補機類取付け用ボス等の張出し部分が少ない、クランクシャフト15と直交する面に潤滑油タンク61を取付けたので、潤滑油タンク61の取付けにあたり、その取付け位置の制限が少なく、設計の自由度が大きく、また、タンク取付けパッキン面22の加工も容易である。
【0024】
(2)潤滑油タンク61をエンジン本体10の側部に、且つ、クランクシャフト15と直交する面に取付けたので、シリンダ軸線L(図2参照)の傾きが互いに異なるなど複数種のエンジンユニット3を生産する場合に、潤滑油タンク61を変更するだけでエンジン本体10を変えないか、又は、最小限の変更でよく、設計の自由度が大きい。また、複数種のエンジンユニット3で共用部品が多いので、成形型費用を下げることができる。
【0025】
(3)潤滑油タンク61に、クランクシャフト15の軸線に沿って互いに離間した第1・第2パッキン面61a,61bを形成し、第2パッキン面61bに蓋63を取付けたので、潤滑油タンク61の内部を容易に点検することができる。
【0026】
(4)潤滑油タンク61に返送ポンプ64を収納し、潤滑油タンク61とエンジン本体10との間の空間部66に返送ポンプ64の駆動機構(駆動ギヤ64d及び従動ギヤ64eからなる。)を収納し、潤滑油タンク61と蓋63との合せ面を形成したので、返送ポンプ64のケース部、駆動機構の収納部分、油路を潤滑油タンク61や蓋63と一体の成形品にて構成して、小型にまとめることができる。このため、エンジンユニット3の構成が簡単で、組立が容易であり、しかも、エンジンユニット3が小型である。
【0027】
図4は本発明に係るエンジン本体の断面図であり、シリンダ軸線Lを図左上方向に傾斜したエンジン本体10を示す。
動弁機構30は、カムシャフト31とロッカシャフト32,32とロッカアーム33,33と吸気バルブ34と排気バルブ35とからなる。
シリンダヘッド13は吸気通路13a及び排気通路13bを備え、吸気通路13aに吸気管81を介してフロートレスのダイヤフラム式キャブレタ82が連通し、排気通路13bにシリンダブロック12の排気通路12bが連通する。
ヘッドカバー14は、動弁室18の上部に、ブローバイガス還流用の第1ブリーザ室18aを備える。
【0028】
各バッフルプレート21…は、半割クランクケース11に固定し、クランクシャフト15の回転方向の下流側(図左側)に相当する範囲を仕切るものであり、本実施の形態では、半割クランクケース11の底部に、1箇所を位置決め用の係止突起11dと係止し、他の1箇所をボルト止めすることで、固定するものである。なお、必要な範囲全体を1つのバッフルプレートで仕切ってもよい。
26は供給油路であり、吐出油路24b(図7参照)及びフィルタ25を介して供給ポンプ65(図7参照)に接続し、エンジン本体10の各摺動部に潤滑油を供給する油路である。
27は動弁室18からクランク室19に潤滑油を戻す油戻しチューブであり、本実施の形態では、シリンダヘッド13のノズル13cと、半割クランクケース11の下半部にあるノズル11eとの間を接続することで、捕集部11aや誘導部11bに連通する。
28は動弁室18とクランク室19とを連通する連通路である。
11fは捕集部11aからドレンを抜き取るためのドレン孔、12c…は冷却水通路である。
【0029】
図5は本発明に係る潤滑油タンク及び蓋の分解平面図であり、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体に沿ってクランクシャフト15の軸線S方向(クランクシャフト15の延出方向)に潤滑油タンク61を膨出し、この膨出部61dにも潤滑油を溜めるようにしたことを示す。
潤滑油タンク61のうち、組立体に沿った膨出部61dにも潤滑油を溜めることができるので、同一容量の潤滑油タンク61であっても、前後寸法及び上下寸法を小さくでき、このため、エンジンユニット3を小型にできる。
図中、61rは潤滑油供給口用キャップ、68は半割クランクケース11及びシリンダブロック12に潤滑油タンク61を取付けるボルト、69は潤滑油タンク61に蓋63を取付けるボルトである。
【0030】
図6は本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットの潤滑油タンクを外した背面図であり、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体のタンク取付けパッキン面22が、開放されていることを示す。
29A,29B…はブリーザ通路であり、タンク取付けパッキン面22で囲まれた空間部(図3に示す空間部66に相当)を介して、動弁室18とクランク室19とを連通するものである。すなわち、ブリーザ通路29Aとブリーザ通路29B…とは連通している。
56はスタータモータであり、図3に示すリングギヤ55を介してフライホイール51を回転することで、エンジンユニット3を始動するものである。
キャブレタ82に吸気消音箱83を接続することで、吸気管81とキャブレタ82と吸気消音箱83とでエンジン本体10の吸気ラインをなす。
83aは吸気口、84はマウント8に吸気消音箱83を取付けるボルトである。
【0031】
図7は本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットの潤滑油タンク用蓋を外した背面図であり、潤滑油タンク61の第2パッキン面61bが、開放されていることを示す。
潤滑油タンク61は、膨出部61d(図5参照)に連なり潤滑油を溜める油溜め部61gと、この油溜め部61gより上位の第2ブリーザ室61hと、エンジン排気口61iとを一体に形成したものである。エンジン排気口61iは、図6に示す排気通路12bと外部排気配管とを連通する排気口である。
吸入油路61eと油溜め部61gとは、PTO軸17を跨ぐように左右に分れた位置にあり、返送ポンプ64及び供給ポンプ65は、シリンダ軸線Lを通る位置にあり、しかも、PTO軸17より上位に返送ポンプ64があり、この返送ポンプ64より上位に供給ポンプ65がある。
【0032】
油溜め部61gに、供給ポンプ65のためのストレーナ71付き吸入管72を収納し、この吸入管72の上端は供給ポンプ65用吸入油路24a(図3参照)に連通する。
図中、9aはマウント用ボルト、61m…は油溜め部61g内に上下方向に3段に設けた油飛散防止用バッフル壁、61nは図6に示す冷却水通路12cと外部冷却配管と連通する冷却水口である。75は第3ブリーザチューブであり、潤滑油タンク61をガス口61qを介して動弁室18(図3参照)に連通するチューブである。
【0033】
図8は本発明に係る潤滑油タンクの断面図であり、潤滑油タンク61の膨出部61dが、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体に沿って膨出した形状を示す。
膨出部61dは、ストレーナ71の吸入口位置に対し、上方に配置されており、これにより、船体2(図2参照)の動きに伴うエンジンユニット3の傾斜に際しても、吸入口が油中にあるように配慮されている。
第2ブリーザ室61hはラビリンス構造であり、その詳細については図9にて説明する。
図中、12dはシリンダブロック12の壁部、61sは潤滑油タンク61の壁部、61tは膨出部61dの傾斜底部、71aはストレーナ71の支持ステー、73は第1ブリーザチューブである。76は油戻しチューブであり、第2ブリーザ室61hから壁部61sを介してクランク室19へ潤滑油を戻す役割を果たす。
【0034】
図9は本発明に係る第2ブリーザ室の平断面斜視図であり、潤滑油タンク61の3つの仕切壁61o…と蓋63の3つの仕切壁63a…とを突合せて第2ブリーザ室61hを3室に仕切り、更に、各仕切壁61o…,63a…に交互に小さな切欠き61p,63b…を設けることで、第2ブリーザ室61hをラビリンス構造としたことを示す。
第2ブリーザ室61hは、ガス入口61j及びガス出口61kを備える。ガス入口61jは、第1ブリーザチューブ73を介して第1ブリーザ室18a(図4参照)と連通するものである。ガス出口61kは、第2ブリーザチューブ74を介してキャブレレタ82の上流(吸気消音箱83とキャブレレタ82との間の連通管)に連通するものである。
【0035】
次に上記構成のドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットの作用を、図3、図4及び図7に基づき説明する。
図3の返送ポンプ64は、補集部11a…に集まった潤滑油を、誘導路11b→戻し油路11c→図7の吸入油路61e→返送ポンプ64→吐出油路61fの経路(返送経路)で、油溜め部61gに戻す。
図7の供給ポンプ65は、油溜め部61gに溜まった潤滑油をストレーナ71→吸入管72→吸入油路24a→供給ポンプ65→吐出油路24b→図4のフィルタ25→供給油路26の経路で、エンジン本体10の各摺動部に供給する。
各摺動部を潤滑して余った潤滑油は、図4の油戻しチューブ27を通ってクランク室19内に戻り、上記返送経路を通って潤滑油タンク61に回収される。
【0036】
図3に示す潤滑油タンク61は、エンジン本体10に対して着脱可能であり、エンジンユニット3の設置具合等に合せて自由に交換することができる。例えば、次の図10〜図12のようにエンジンユニット3のシリンダ軸線Lの向きを変えた変形例とすることもできる。
【0037】
図10は本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット(変形例)の背面図であり、シリンダ軸線Lを図右上方向に傾斜したエンジン本体10を小型船1に搭載した姿を示す。
この場合には、上記図2のダイヤフラム型キャブレタ82及び吸気消音箱83からなる吸気系の代りに、電子制御燃料噴射装置を設置する。電子制御燃料噴射装置は、スロットルボディ91と、加速ポンプ92と、インジェクションバルブ93と、図示せぬ制御用コンピュータ等を備える。吸気管81を狭いエンジン室2aのスペースに合せて引回すことで、スロットルボディ91の位置を自由に設定できる。
【0038】
図11は本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット(変形例)の潤滑油タンクを外した背面図であり、タンク取付けパッキン面22が図右上方向に傾斜した状態を示す。
このように、エンジンユニット3は、上記図2に示すシリンダ軸線Lを図左上方向に傾斜した場合と、図11に示すシリンダ軸線Lを図右上方向に傾斜した場合とで、エンジン本体10を共用できる。
なお、シリンダ軸線Lを図右上方向に傾斜したことで、上記図4に示す連通路28は斜め下向きになり、動弁室18からクランク室19内に潤滑油を戻すための油戻し通路の役割を果たす。このため、油戻しチューブ27が不要である。
【0039】
図12は本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット(変形例)の潤滑油タンク用蓋を外した背面図であり、潤滑油タンク61を、膨出した部分をシリンダ軸線Lに対して左右反対としたものに交換した状態を示す。
このようにすれば、図12に示すシリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体を変える必要がないので、設計の自由度が大きい。
また、半割クランクケース11やシリンダブロック12を成形するための比較的大きな成形型に対し、潤滑油タンク61等の比較的小さな成形型側で対応できるので、型費用を安くできる。
【0040】
なお、上記本発明の実施の形態及び変形例において、エンジンユニット3は気筒数を限定するものではなく、例えば、4気筒でもよい。
潤滑油タンク61は、少なくともシリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体の側部に、且つ、クランクシャフト15と直交する面に取付けるものであればよい。例えば、組立体において、PTO軸17が突出する側部に動弁駆動機構40及びフライホイールユニット50を取付け、反対方向(上記図3の右側)の側部に潤滑ユニット60を取付ける。その場合には、潤滑油タンク61は小型船1の前方に向く。
【0041】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
(1)エンジン本体の側部のうち、スカート、リブ、補機類取付け用ボス等の張出し部分が少ない、クランクシャフトと直交する面に潤滑油タンクを取付けたので、潤滑油タンクの取付けにあたり、その取付け位置の制限が少なく、設計の自由度が大きく、また、タンク取付けパッキン面の加工も容易である。
【0042】
(2)潤滑油タンクをエンジン本体の側部に、且つ、クランクシャフトと直交する面に取付けたので、シリンダ軸線の傾きが互いに異なるなど複数種のエンジンユニットを生産する場合に、潤滑油タンクを変更するだけでエンジン本体を変えないか、又は、最小限の変更でよく、設計の自由度が大きい。また、複数種のエンジンユニットで共用部品が多いので、成形型費用を下げることができる。
【0043】
(3)潤滑油タンクに、クランクシャフトの軸線に沿って互いに離間した第1・第2パッキン面を形成し、第2パッキン面に蓋を取付けたので、潤滑油タンクの内部を容易に点検することができる。
【0044】
(4)潤滑油タンクに返送ポンプを収納し、潤滑油タンクとエンジン本体との間の空間部に返送ポンプの駆動機構を収納し、潤滑油タンクと蓋との合せ面に返送ポンプ用油路を形成したので、返送ポンプのケース部、駆動機構の収納部分、油路を潤滑油タンクや蓋と一体の成形品にて構成して、小型にまとめることができる。このため、エンジンユニットの構成が簡単で、組立が容易であり、しかも、エンジンユニットが小型である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットを搭載した小型船の側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】本発明に係るエンジン本体の断面図
【図5】本発明に係る潤滑油タンク及び蓋の分解平面図
【図6】本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットの潤滑油タンクを外した背面図
【図7】本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットの潤滑油タンク用蓋を外した背面図
【図8】本発明に係る潤滑油タンクの断面図
【図9】本発明に係る第2ブリーザ室の平断面斜視図
【図10】本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット(変形例)の背面図
【図11】本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット(変形例)の潤滑油タンクを外した背面図
【図12】本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット(変形例)の潤滑油タンク用蓋を外した背面図
【符号の説明】
1…小型船、3…ドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット、10…エンジン本体、11…クランクケース(半割クランクケース)、12…シリンダブロック、15…クランクシャフト、17…PTO軸、22…タンク取付けパッキン面、60…潤滑ユニット、61…潤滑油タンク、61a…第1パッキン面、61b…第2パッキン面、61e,61e…返送ポンプ用油路(潤滑油タンクの吸入油路及び吐出油路)、63…蓋、63c,63d…返送ポンプ用油路(蓋の吸入油路及び吐出油路)、64…返送ポンプ、64d,64e…返送ポンプの駆動機構(駆動ギヤ及び従動ギヤ)、65…供給ポンプ、66…空間部。

Claims (1)

  1. クランクケースの外部に備えた潤滑油タンクからエンジン本体の各潤滑部に供給ポンプで潤滑油を供給し、潤滑後の潤滑油をクランクケースの底部に集め、集めた潤滑油を返送ポンプで潤滑油タンクに汲み上げる形式のドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットにおいて、前記潤滑油タンクに、クランクシャフトの軸線に沿って互いに離間した第1パッキン面及び第2パッキン面を有し、一方、前記エンジン本体の側部に、且つ、クランクシャフトと直交する面にタンク取付けパッキン面を形成し、このタンク取付けパッキン面に前記潤滑油タンクの第1パッキン面を取付け、前記潤滑油タンクの第2パッキン面に蓋を取付け、更に、前記潤滑油タンクに前記返送ポンプを収納し、潤滑油タンクと前記エンジン本体との間の空間部に前記返送ポンプの駆動機構を収納し、潤滑油タンクと前記蓋との合せ面に返送ポンプ用油路を形成したことを特徴とするドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット。
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