JPH11199762A - ポリエステル添加用スラリー、その製造方法及びそれを用いたポリエステル組成物 - Google Patents

ポリエステル添加用スラリー、その製造方法及びそれを用いたポリエステル組成物

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JPH11199762A
JPH11199762A JP9349145A JP34914597A JPH11199762A JP H11199762 A JPH11199762 A JP H11199762A JP 9349145 A JP9349145 A JP 9349145A JP 34914597 A JP34914597 A JP 34914597A JP H11199762 A JPH11199762 A JP H11199762A
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polyester
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球状有機高分子粒子を分散させた、球状粗大
粒子、凝集体等が極めて少ないポリエステル添加用スラ
リー及びその製造方法、及び該スラリーを用いて製造さ
れるポリエステル組成物を提供する。 【解決手段】 平均粒径が1.5μm以下の球状有機高
分子粒子を分散させたスラリーであって、目開き3μm
の直孔性メンブレンフィルターで該粒子を濾過した際
の、残渣率が0.01重量%以下であり、かつフィルタ
ー上の球状粗大粒子数の存在確率が5/100万以下で
あることを特徴とする、球状粗大粒子、凝集体等の少な
いポリエステル添加用スラリー、その製造方法、及び該
スラリーを用いたポリエステル組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステル添加用
スラリー、その製造方法および該スラリーを用いて製造
されたポリエステル組成物に関する。更に詳しくは、ス
ラリー中に分散させた球状有機高分子粒子の球状粗大粒
子及び凝集体等が極めて少なく、ポリエステル添加用に
優れたスラリー及びその製造方法、さらに該スラリーを
用いて製造されたポリエステル組成物でフィルムとした
とき、粗大突起が極めて少なく、表面特性に優れたフィ
ルムを作ることのできるポリエステル組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にポリエステル、特にポリエチレン
テレフタレートはその優れた力学特性、化学特性を有す
るためフィルム、繊維などに広く用いられている。
【0003】しかしながら、その透明性、光輝性を十分
に生かしたフィルムあるいは繊維を製造する場合には、
その成形過程及び加工工程において、往々にして工程不
良を引き起こしていた。その原因は、多くの場合、摩擦
係数が大きいことによるものである。
【0004】従来、ポリエステルフィルムの摩擦係数を
低下させる方法としては、ポリエステル中に微粒子を存
在させる方法が数多く提案されている。この微粒子とし
ては、無機粒子に比べポリマーへの親和性に優れること
より、いろいろな有機高分子粒子が提案されており、な
かでも走行性および表面での突起均一性(平坦性)を両
立させる観点より、球状粒子に関する提案が数多くなさ
れている(例えば、特開昭63−191838号(球状
シリコーン樹脂微粒子)、特開平1−129038号
(球状架橋ポリスチレン粒子)等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者の
検討によると、従来の球状有機高分子粒子はその製造工
程において、微量の球状粗大粒子、凝集体、不定形粒子
等が副生する。一般的に、これらの減少法としては、ス
ラリー化後の濾過処理が有効であるが、μm単位の球状
粗大粒子等を大幅に減少させ、かつスラリー濾過時のフ
ィルター目詰まり抑制を両立させることは困難であり、
最適化されたものではなかった。
【0006】このような粒子のポリエステル添加用スラ
リーへの調製では、球状粗大粒子及び凝集体等の残留が
問題となる。因みに、これらがポリエステル中に混入す
ると、例えばフィルムに製膜した場合、フィルム表面に
粗大突起を形成し、磁気記録媒体とした場合にはドロッ
プアウトの原因となる。特にこのことは近年の高密度磁
気記録媒体用途においては、特に重大な欠陥となる。な
かでも球状粗大粒子の混入は高突起となるため、極めて
微量でもフィルムへの影響が大きい。しかも、スラリー
中の球状粗大粒子等の定量は、混入量が極めて微量のた
め、一般的な粒度測定などでは定量化が非常に困難であ
り、そのため必ずしもスラリー中の粗大粒子数等とフィ
ルムでの粗大突起数の関係は明確ではなかった。
【0007】本発明者は、上記の問題についてさらに検
討した結果、上記問題がスラリー中の極めて微量の球状
粗大粒子および凝集体等に起因することをつきとめ、こ
の球状粗大粒子、凝集体等を大幅に減少させることによ
り、上記問題を解決できることを見出した。
【0008】従って、本発明の目的は、球状粗大粒子数
および凝集体等を特定量以下とするポリエステル添加用
スラリー及びその製造方法を提供し、さらに該スラリー
を用いて製造された、上記問題のないポリエステル組成
物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、第1
に、平均粒径が1.5μm以下の球状有機高分子粒子を
分散させたスラリーであって、目開き3μmの直孔性メ
ンブレンフィルターで該粒子を濾過した際の、粒子の残
渣率が0.01重量%以下であり、かつフィルター上の
球状粗大粒子数の存在確率が5/100万以下であるこ
とを特徴とするポリエステル添加用スラリーによって達
成される。
【0010】本発明の目的は、第3に、上記のスラリー
を製造するに際し、スラリーを絶対濾過精度3μm以下
のフィルターで濾過することを特徴とするポリエステル
添加用スラリーの製造方法によって達成される。
【0011】本発明の目的は、第3、上記ポリエステル
添加用スラリーを用いて製造され、球状有機高分子粒子
を0.001〜5重量%(ポリエステルに対し)含有す
ることを特徴とするポリエステル組成物によって達成さ
れる。
【0012】本発明におけるポリエステルとは、芳香族
ジカルボン酸を主たる酸成分とし、脂肪族グリコールを
主たるグリコール成分とするポリエステルである。かか
るポリエステルは実質的に線状であり、そしてフィルム
形成性、特に溶融成形によるフィルム形成性を有する。
芳香族ジカルボン酸としては、例えばテレフタル酸、ナ
フタレンジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルケト
ンジカルボン酸、アンスラセンジカルボン酸等を挙げる
ことができる。脂肪族グリコールとしては、例えばエチ
レングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチ
レングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメ
チレングリコール、デカメチレングリコール等の如き炭
素数2〜10のアルキレングリコールあるいはシクロヘ
キサンジメタノールの如き脂肪族ジオール等を挙げるこ
とができる。
【0013】本発明においては、ポリエステルとしてア
ルキレンテレフタレート及び/またはアルキレンナフタ
レートを主たる構成成分とするポリマーが好ましく用い
られる。かかるポリエステルのうちでも、特にポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートをはじめとして、例えば全ジカルボン酸成分の80
モル%以上がテレフタル酸及び/または2,6−ナフタ
レンジカルボン酸であり、全グリコール成分の80モル
%以上がエチレングリコールである共重合体が好まし
い。その際、表面平坦性、乾熱劣化性を損なわない程度
であれば、全酸成分の20モル%以下はテレフタル酸及
び/または2,6−ナフタレンジカルボン酸以外の上記
芳香族ジカルボン酸であることができ、また、例えばア
ジピン酸、セバチン酸等の如き脂肪族ジカルボン酸、シ
クロヘキサン−1,4−ジカルボン酸の如き脂肪族ジカ
ルボン酸等であることができる。また、全グリコール成
分の20モル%以下はエチレングリコール以外の上記、
グリコールであることができ、例えばハイドロキノン、
レゾルシン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン等の如き脂肪族ジオール、1,4−ジヒドロキ
シジメチルベンゼンの如き芳香環を有する脂肪族ジオー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール等の如きポリアルキ
レングリコール(ポリオキシアルキレングリコール)等
であることもできる。また、本発明におけるポリエステ
ルには本発明の効果を損なわないかぎり、例えばヒドロ
キシ安息香酸の如き芳香族オキシ酸、ω−ヒドロキシカ
プロン酸の如き脂肪族オキシ酸等のオキシカルボン酸に
由来する成分を、ジカルボン酸成分及びオキシカルボン
酸成分の総量に対し20モル%以下で共重合あるいは結
合するものも包含される。
【0014】さらに本発明におけるポリエステルには実
質的に線状である範囲の量であり、かつ、本発明の効果
を損なわないかぎり、例えば全酸成分に対し2モル%以
下の量で、3官能以上のポリカルボン酸又はポリヒドロ
キシ化合物、例えばトリメリット酸,ペンタエルスリト
ール等を共重合したものも包含される。
【0015】さらに本発明におけるポリエステルには、
本発明の効果を損なわない範囲であれば、例えば滑剤、
顔料、染料、蛍光増白剤、帯電防止剤、難燃剤、酸化防
止剤、光安定剤、遮光剤(例えば、カーボンブラック、
酸化チタン等)の如き添加剤を必要に応じて含有させる
こともできる。
【0016】上記ポリエステルはそれ自体公知であり、
かつそれ自体公知の方法で製造することができる。上記
ポリエステルとしては、ο−クロロフェノール中の溶液
として35℃で測定して求めた固有粘度が約0.4〜約
0.9のものが好ましい。
【0017】本発明におけるポリエステル添加用スラリ
ーに分散させれ球状有機高分子粒子は、ポリエステルに
添加され得るものであれば特に制限はないが、架橋ポリ
スチレン、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、メラミン
/ホルムアルデヒド共重合体、ベンゾグアナミン、熱硬
化性エポキシ、架橋ポリエステルなどの一種以上を構成
成分とする球状有機高分子粒子が挙げられる。また、球
状有機高分子粒子の製造法、構造、表面処理等について
も、本発明の範囲の球状粒子を得られるものであれば制
限はなく、例えば乳化重合、ソープフリー乳化重合、シ
ード乳化重合、懸濁重合、分散重合、2段階膨張重合法
等を挙げることが出来る。さらに粒子の構造では有機異
種ポリマーの複合粒子(コア/シェル型)や、無機/有
機の複合粒子(有機粒子の表面を無機化合物で被覆、
金属または金属結合を一部、粒子構造に担持等)、中
空粒子等も含まれ、表面処理ではシランカップリング処
理等を行っても構わない。
【0018】本発明においてはこれらの粒子を1種また
は2種以上用いることができる。これらの中でも、耐熱
性に優れる球状粒子として架橋ポリスチレン粒子が好ま
しい。
【0019】更に述べると、球状架橋ポリスチレン粒子
は、その製法、その他に何ら限定されるものではない
が、例えば製法ではスチレンモノマー、メチルスチレン
モノマー、α−メチルスチレンモノマー、ジクロルスチ
レンモノマー等のスチレン誘導体モノマーの他に、ブタ
ジエンの共役ジエンモノマー、アクロニトリルの様な不
飽和ニトリルモノマー、メチルメタアクリレートの様な
メタアクリル酸エステル等の様なモノマー、不飽和カル
ボン酸の様な官能性モノマー、ヒドロキシエチルメタク
リレートの様なヒドロキシルを有するモノマー、グリシ
ジルメタクリレートの様なエポキシド基を有するモノマ
ー、不飽和スルホン酸等から選ばれる1種もしくは2種
以上のモノマーと、重合体粒子を3次元構造にするため
の架橋剤として、多官能ビニル化合物、例えばジビニル
ベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、ジアリルフタレ
ート等とを、水溶性高分子が保護コロイドとして溶存し
た水性媒体中で乳化重合させて、重合体粒子のエマルジ
ョンを調製し、このエマルジョンから重合体粒子を回収
して得ることが出来る。
【0020】本発明における球状有機高分子粒子の平均
粒径は1.5μm以下である。好ましくは1.0μm以
下、更に好ましくは0.8μm以下である。この粒径が
1.5μmを超えると、目開き3μmの直孔性メンブレ
ンフィルターでの濾過において、目詰まりが発生しやす
くなり好ましくない。
【0021】更に前記粒子の粒径の下記式で示される相
対標準偏差は0.5以下が好ましく、更に好ましくは
0.3以下、特に好ましくは0.12以下である。この
相対標準偏差が0.5より大きいと、フィルムにした際
の突起均一性が不十分となり、好ましくない。
【0022】
【数1】
【0023】粒子の形状は球状、更に好ましくは真球状
であるものよく、フィルムでの滑り性付与に効果的であ
る。
【0024】本発明のポリエステルに添加するスラリー
は、目開き3μm直孔性フィルター濾過時の粒子残渣率
が0.01重量%以下である必要である。好ましくは
0.005重量%以下である。この残渣率が0.01重
量%より多いと、フィルム表面に球状粗大粒子、凝集体
等に起因する高突起が大きなり、該フィルムを用いた磁
気記録媒体のドロップアウトが発生しやすくなる。前記
粒子の残存率(重量%)は、下記式で表わされるもので
ある。
【0025】
【数2】粒子の残渣率(重量%)=((A−B)/C)
×100≦0.01 ここで式中、Aは粒子を濾過後のフィルター重量、Bは
濾過前のフィルター重量、Cは濾過に使用した粒子の重
量である。
【0026】さらに、濾過後のフィルター上の球状粗大
粒子数の存在確率は100万分の5以下である必要があ
る。好ましくは1000万分の5以下である。この球状
粗大粒子の存在確率が100万分の5より多いと、フィ
ルム表面に球状粗大粒子を起因とする高突起が多く生じ
ることにより、該フィルムをベースとした磁気記録媒体
のドロップアウトが発生しやすくなる。
【0027】尚、ここで述べる存在確率は目開き3μm
の直孔性メンブレンフィルターでのスラリー濾過におい
て、濾過に使用した粒子の重量を、該粒子の平均粒径及
び密度をもとに粒子数に換算した値を用いる。(平均粒
径は面積円相当径より求め、完全球状粒子として個数へ
換算する)
【0028】本発明における球状粗大粒子としては、例
えば最大径と最小径の比で定義される粒径比が1.0〜
1.2の範囲にあるものが挙げられ、形態としては例え
ば単一球状体及び微少粒子の造粒/集合球状体が挙げら
れる。
【0029】本発明の評価濾過に用いるフィルターは直
孔性メンブレンフィルターである。その他の多孔質状、
繊維状等のフィルターでは、フィルター表面でのケーク
発生及び/または球状粗大粒子がフィルター内部に埋没
する等の問題点が生じ好ましくない。
【0030】ポリエステル添加用スラリーとしては、球
状有機高分子粒子合成直後のスラリー及び/又は該スラ
リーの溶媒を有機溶媒で置換した後、後述のスラリー調
製を実施し用いても良く、また濾過及び遠心分離などで
処理して微粒子を取出した後、洗浄、乾燥、解砕等を実
施した後、再度スラリー化しても構わない。
【0031】ポリエステル添加用スラリーの分散媒とし
ては、特に制限はなく公知の媒体が使用できる。例えば
水、有機溶媒、及びこれらの混合体があげられ、特にポ
リエステル製造時の添加を想定し、ポリエステルの原料
となるグリコール成分、なかでもコスト面よりエチレン
グリコールが好ましい。また、該スラリーの濃度は40
重量%以下、好ましくは30重量%以下、更に好ましく
は20重量%以下である。この量が40重量%より高い
とスラリーの粘度が高くなり、実質的に濾過が困難とな
り好ましくない。また、スラリー濃度の下限は取扱い性
から5重量%が好ましい。なお、スラリーには本発明の
効果を妨げない範囲で、分散剤、消泡剤等を含有しても
構わない。
【0032】スラリー中の、残渣率と球状粗大粒子数の
存在確率を本発明の特定値以下にする方法としては、特
に制限はないが、該粒子を分散、分級、粉砕、前段濾過
(プレ濾過)などの公知のスラリー調製方法が好まし
い。これらの調製は、各々単独または複数回、及び/ま
たは各々の調製を複合して繰り返し実施してもよく、後
述する絶対濾過精度3μm以下のフィルターでのスラリ
ー調製にいたる前調製(処理)として実施することが好
ましい。
【0033】さらに前調製後のスラリーを目開き3μm
の直孔性メンブレンフィルターで濾過した際の、前出の
残渣率を0.05重量%以下にすることが、絶対濾過調
製時のフィルター目詰まりを緩和して好ましい。さらに
好ましくは0.03重量%以下である。この残査量が
0.05重量%より多いと、絶対濾過精度3μm以下で
のフィルター濾過の際、目詰まりが発生しやすく、か
つ、フィルター昇圧時に粗大粒子等のすり抜けが発生し
やすくなり、好ましくない。
【0034】なお、この前調製においては該粒子自体の
変形(割れ、潰れ、破砕等)を抑制することが好まし
く、変形粒子の割合は該粒子全個数に対し20個数%以
下、更に好ましくは10個数%以下である。この変形粒
子が20個数%より多いと、フィルムにした際の突起形
成性が劣り、好ましくない。
【0035】本発明における絶対濾過精度3μm以下の
フィルターによるスラリー濾過調製は、球状粗大粒子及
び凝集体等の除去に有効であり、実施することが好まし
い。更に複数回、濾過処理をすることが粗大粒子低減で
特に好ましい。(絶対濾過精度はグラスビーズ通過試験
及びまたはANSI B93,31−1973に基づく
試験法による)
【0036】本発明におけるポリエステル添加用スラリ
ーを用い製造したポリエステル組成物がフィルムとした
ときの粗大突起発生を抑制するメカニズムは、フィルム
で特に高突起となる球状粗大粒子等をスラリー段階で特
定の値以下にしたことにあると思われる。
【0037】前記スラリーを調製するに際しては、前調
製工程でのスラリー中の残渣率を減少させ、その後、絶
対濾過精度3μm以下のフィルター濾過を実施すること
が好ましく、これにより球状粗大粒子の減少とフィルタ
ー目詰まり抑制が両立できたものと考える。
【0038】本発明のおいて、球状有機高分子粒子をポ
リエステル組成物に分散含有させる時期は任意でよい
が、ポリエステル製造工程では、例えばテレフタル酸や
2,6−ナフタレンジカルボン酸などを原料とする直接
重合法のエステル化反応段階、あるいはジメチレンテレ
フタレートやジメチレン−2,6−ナフタレンジカルボ
キシレートなどを原料とするエステル交換法のエステル
交換反応時期に該スラリーを添加する方法。また例えば
ベント式押出し機を用い、溶融したポリエステルと水あ
るいは有機溶媒などの分散媒に分散させた粒子スラリー
を押出し機内で混合し、気化した分散媒をベントを介し
て除去する方法などが挙げられる。
【0039】本発明でのポリエステル中の該粒子の添加
量には特に制限はないが、ポリエステル重量に対し、
0.001〜5重量%、好ましくは0.005〜2重量
%である。この添加量が少なすぎるとフィルムとした際
の滑り性が悪くなり、一方添加量が多すぎるとポリマー
中での分散性が十分でなくなる等の問題が生じる。
【0040】本発明においてはポリエステル組成物中に
球状有機高分子粒子以外の粒子を添加し、該球状有機高
分子粒子と組み合わせて用いても良い。これらの粒子と
しては、例えば酸化珪素、アルミナ、酸化チタン、炭酸
カルシウム、カオリン、酸化ジルコニウム、カーブンブ
ラック等があげられる。
【0041】本発明のポリエステル組成物をフィルムに
適用する場合、従来の公知の方法を適用出来る。例え
ば、ポリエステルを溶融押出し、急冷して未延伸フィル
ムを得、次いて該未延伸フィルムを2軸方向に延伸し、
熱固定し、必要であれば弛緩熱処理することによって製
造できる。その際のフィルムの表面特性、密度、熱収縮
率等の物性は延伸条件及びその他の製造条件により変化
するでの、必要に応じ適宜選択する。このフィルムは単
層フィルムでも用いられるが、本発明のポリエステル組
成物を含有する層を少なくとも片面に積層した2軸延伸
積層フィルムとして用いても良い。これらフィルムは、
本発明の球状粗大粒子が極めて少ないという特徴を生か
し、磁気記録媒体のベースフィルムとして最も好ましく
使用できる。
【0042】フィルムの製造方法としては例えば、前出
の未延伸フィルムを一軸方向(縦方向または横方向)に
(Tg−10)〜(Tg+60)℃の温度(但し、T
g:ポリエステルのガラス転移点温度)で2.5倍以
上、好ましくは3倍以上の倍率で延伸し、次いで上記延
伸方向と直角方向にTg〜(Tg+70)℃の温度で
2.5倍以上、好ましくは3倍以上の倍率で延伸させる
のが好ましい。更に必要に応じて縦方向およびまたは横
方向に再度延伸してもよい。このようにして全延伸倍率
は面積延伸倍率として9倍以上が好ましく、12〜35
倍が更に好ましく、15〜30倍が特に好ましい。さら
にまた2軸延伸フィルムは(Tg+70)〜(Tm−1
0)℃の温度(但し、Tm:ポリエステルの融点)で熱
固定することができ、例えば180〜250℃の温度で
熱固定することが好ましい。熱固定時間は1〜60秒が
好ましい。
【0043】
【実施例】以下の実施例にて本発明を詳述する。尚、本
発明における種々の物性値及び特性は、以下の如くして
測定されたものであり、かつ定義される。
【0044】(1)粒子の平均粒径 界面活性剤を微量含んだ水溶液を分散媒として、島津製
作所製CP−50型セントフュグル パーティクル サ
イズ アナライザー(Centrifugal ParticleSize Anal
yzer)を用いて得られる遠心沈降曲線を基に算出した粒
径と、その粒径を有する粒子の存在量との積算曲線か
ら、50マスパーセントに相当する粒径を読み取り、こ
の値を上記平均粒径とする。(単行本「粒度測定技術」
日刊工業新聞社発行、1975年、頁242〜247参
照)
【0045】(2)粒径の相対標準偏差 (1)項の積算曲線より差分粒度分布を求め、次の相対
標準偏差の定義式にもとづいて相対標準偏差を算出す
る。
【0046】
【数3】
【0047】(3)スラリーからの残渣率 スラリーを粉体量相当、約0.1〜1.0g採取し、重
量を高精度電子天秤で正確に秤量する。次に分散媒(エ
タノール)約300mlに希釈分散させ、予め秤量され
た野村サイエンス製、直孔性メンブレンフィルター目開
き3μmを用い自然濾過を行う。濾過が終了した時点で
さらに分散媒1000〜3000mlでフィルター表面
を洗浄濾過する。濾過後、フィルターを乾燥して重量を
秤量し残渣率を下記式数1より求める。尚、スラリー採
取量は残渣率にあわせて、適宜、濾過処理しやすい量に
変更する。
【0048】
【数4】 粒子残渣率(重量%)=((A−B)/C)×100 式中、Aは該粒子を濾過後のフィルター重量、Bは濾過
前のフィルター重量、Cは濾過に使用した該粒子の重量
である。
【0049】(4)スラリーからの球状粗大粒子数の存
在確率 スラリーを粉体量相当、約0.002〜0.2g採取
し、重量を高精度電子天秤で正確に秤量する。次に分散
媒(エタノール)約300mlに希釈分散させ、野村サ
イエンス製、直孔性メンブレンフィルター目開き3μm
を用い自然濾過を行う。濾過が終了した時点でさらに分
散媒1000〜3000mlでフィルター表面を洗浄濾
過する。濾過後、フィルターを乾燥し、フィルターに金
スパッターを施し、走査型電子顕微鏡にて500〜10
00倍で観察し、フィルター上の球状粒子のみをカウン
トする。粉体量1g相当に換算して球状粗大粒子数を求
める。次に濾過に使用した粉体量を、該粒子の平均粒子
径及び密度を主として、個数単位に換算し、次式より存
在確立を求める。尚、本明細書では換算した粒子数10
0万個に対する、フィルター上の球状粗大粒子数で表記
する。
【0050】
【数5】存在確立=D/E 式中、Dは直孔性メンブレンフィルター上の、球状粗大
粒子のカウント数、Eは濾過に使用した粉体量を個数単
位へ換算した数である。
【0051】(5)球状粗大粒子の粒径比 (4)項の球状粗大粒子につき、電子顕微鏡にて観察
し、球状粗大粒子の最大径と最小径の比で表わす。
【0052】(6)スラリーのフィルター濾過性評価 粒子濃度を10重量%に調整したスラリーを用い、絶対
濾過精度3μmフィルターで濾過を行う。尚、濾過条件
は室温にてスラリー100Lを送液し、2.0〜3.5
kg/cm2で濾過処理し、フィルター圧の変動により
目詰まりを判定する。目詰まりの状況を次のように判定
で表示する。尚、測定はn数=3回で実施する。 ◎:フィルター圧、全く昇圧せず濾過良好 △:フィルター圧、若干昇圧し濾過不満 ×:フィルター圧、急速に昇圧し濾過不可
【0053】(7)スラリー粒子中の変形粒子比率 調製スラリーを少量採取し、分散媒(エタノール)に希
釈した後、試料台に滴下し乾燥する。次に走査型電子顕
微鏡にて10000倍〜30000倍で、少なくとも1
00個以上の粒子を観察し、変形(割れ、潰れ、破砕
等)粒子につき下記式数5より求める。尚、測定はn数
=5回で実施する。
【0054】
【数6】変形粒子個数%=(変形粒子のカウント数/該
粒子の全カウント数)×100
【0055】(8)フィルムでの粗大突起数及び粗大突
起内部の評価 フィルムを偏光顕微鏡下で観察し、偏光のかかる箇所が
最長径で5〜8μm以上の箇所を粗大突起とし、100
cm2当たりの個数を測定し次のように表示している。
尚、測定はn数=5回で実施する。 [4段階判定] ◎ 0 〜5 個 粗大突起数非常に良好 ○ 6 〜10個 粗大突起数普通 △ 11〜20個 粗大突起数多い × 20 個以上 粗大突起数非常に多い 次にフィルムの粗大突起箇所にマーキング処理を施し、
プラズマリアクターにて表層のポリマーを除去し、粗大
突起内部の核を走査型電子顕微鏡にて観察する。
【0056】[実施例1] (1)スラリーの調製 架橋ポリスチレン粒子(平均粒径=1.0μm、相対標
準偏差=0.35)を水媒体下、シード乳化重合にて合
成した後、エバポレータを用いエチレングリコールに置
換を行い、エチレングリコール分散体1000Kg(架
橋ポリスチレン粒子含有量=10重量%)を得た。次に
吸引分散攪拌機(Jetstream InductorMixer)にて4時
間、攪拌分散処理を行なった後、媒体攪拌型粉砕機(Ult
ra-Visco Mill)にてスラリーを1時間高流量自循処理
した。その後、目開き10μmと5μmのプリーツタイ
プフィルターにて各々1回、濾過処理を行い(プレ濾
過)スラリーの前調製とした。この前調製スラリーにつ
き、絶対濾過精度3μmフィルターで5回連続パス処理
を実施した。
【0057】(2)球状架橋ポリスチレン粒子を含むポ
リエステルの製造 ジメチルテレフタレートとエチレングリコールとを原料
として、常法によりエステル交換触媒として酢酸マンガ
ンを、重合触媒として三酸化アンチモンを、安定剤とし
て亜燐酸を加え、更にエステル交換反応末期に(2)で
の球状シリコーン樹脂粒子スラリーをジメチルテレフタ
レートに対して、該粒子として0.2重量%相当量加
え、続いて重合反応を行い。固有粘度(オルソクロロフ
ェノール、35℃)0.62のポリエチレンテレフタレ
ート(ポリエステル組成物)を得た。
【0058】(3)ポリエステル組成物のフィルム化 (2)で得られたポリエステルのペレットを170℃で
3時間乾燥後、押出機ホッパーに供給し、溶融温度28
0〜300℃で溶融し、この溶融ポリマーを1mmのス
リット状ダイを通して表面温度20℃の回転冷却ドラム
上に押出し、急冷して未延伸フィルムを得た。この未延
伸フィルムを75℃に余熱し、更に低速、高速のロール
間で15mm上方より900℃の表面温度のIRヒータ
ー1本にて、加熱して3.6倍に延伸し、急冷し、続い
てステンターに供給し、105℃にて横方向に3.7倍
に延伸した。得られた二軸配向フィルムを205℃の温
度で5秒間熱固定し、厚み15μmの熱固定二軸配向ポ
リエステルフィルムを得た。得られたスラリー特性及び
フィルム特性を表1に示す。
【0059】[実施例2]スラリー調製での媒体攪拌型
粉砕機での処理中止、プレフィルターの濾過回数を10
回、絶対濾過精度3μmフィルターでの濾過処理回数を
1パスへ変更する以外は、実施例1と同様にしてスラリ
ー及びフィルムを得た。得られたスラリー特性及びフィ
ルム特性を表1に示す。
【0060】[実施例3] (1)スラリーの調製 実施例1の該粒子のスラリー調製において、エチレング
リコールへの置換を行わず、水分散体1000Kg(架
橋ポリスチレン粒子含有量=10重量%)に変更し、吸
引分散攪拌機(Jetstream Inductor Mixer)にて4時
間、攪拌分散処理を行なった後、媒体攪拌型粉砕機(Ult
ra-Visco Mill)にてスラリーを2時間高流量自循処理
し、その後、目開き10μmと5μmのプリーツタイプ
フィルターにて各々1回、濾過処理を行い(プレ濾過)
スラリーの前調製とした。この前調製スラリーを絶対濾
過精度3μmフィルターで5回連続パス処理を実施し
た。
【0061】(2)球状架橋ポリスチレン粒子を含むポ
リエステルの製造 添加剤を含まない未乾燥のポリエチレンテレフタレート
ペレットを、振動式定量フィーダより5〜15Kg/H
rの範囲の割合で、ニーディングディスクパドルをスク
リュー構成要素として有する、ベントタイプ同方向回転
噛合型2軸混練押出機に供給し、同時にミルトン式定量
ポンプを用い、ポリエステル中の該粒子含有量が0.2
重量%となるように前出(1)のスラリーを添加した。
この際、ベント口の真空度を約1mmHgに設定して、
シリンダー温度285℃にて溶融混練し押出し、固有粘
度(オルソクロロフェノール、35℃)0.57のポリ
エチレンテレフタレート(ポリエステル組成物)を得
た。ポリエステル組成物のフィルム化は実施例1と同様
に行いフィルムを得た。得られたスラリー特性及びフィ
ルム特性を表1に示す。
【0062】[実施例4]実施例1のスラリー調製にお
いて、球状架橋ポリスチレン粒子を水分散体より気流式
分散分級機を用い、粉体として一旦取出して後、エチレ
ングリコールスラリー1000Kg(架橋ポリスチレン
粒子含有量=10重量%)調製し、媒体攪拌型粉砕機を
4時間に変更する以外は、実施例1と同様にしてスラリ
ー及びフィルムを得た。得られたスラリー特性及びフィ
ルム特性を表1に示す。
【0063】[実施例5]架橋ポリスチレン粒子(平均
粒径=0.5μm、相対標準偏差=0.10)を変更
し、ポリエステル製造での該粒子の添加量を0.5重量
%に変更する以外は、実施例1と同様にしてスラリー及
びフィルムを得た。得られたスラリー特性及びフィルム
特性を表1に示す。
【0064】[実施例6]架橋ポリスチレン粒子を、ビ
ニル基含有メチルポリシロキサンとメチルヒイドロジェ
ンポリシロキサンとの付加重合による反応液から、水中
硬化法で得られた球状シリコーンゴム粒子(平均粒径=
1.2μm、相対標準偏差=0.20)に変更し、ポリ
エステル製造での該粒子の添加量を0.25重量%に変
更する以外は、実施例1と同様にしてスラリー及びフィ
ルムを得た。得られたスラリー特性及びフィルム特性を
表1に示す。
【0065】[実施例7]架橋ポリスチレン粒子を球状
シリコーン樹脂粒子(平均粒径=0.5μm、相対標準
偏差=0.12)に変更し、ポリエステル製造での該粒
子の添加量を0.50重量%に変更する以外は、実施例
1と同様にしてスラリー及びフィルムを得た。得られた
スラリー特性及びフィルム特性を表1に示す。
【0066】[比較例1]スラリー調製でのプレ濾過、
絶対濾過精度3μmフィルターでの濾過処理を中止する
以外は、実施例1と同様にしてスラリー及びフィルムを
得た。得られたスラリー特性及びフィルム特性を表1に
示す。
【0067】[比較例2]スラリー調製での湿式粉砕処
理を14hrへ変更、絶対濾過精度3μmフィルターで
の濾過処理を中止する以外は、実施例1と同様にしてス
ラリー及びフィルムを得た。得られたスラリー特性及び
フィルム特性を表1に示す。
【0068】[比較例3]スラリー調製での絶対濾過精
度3μmフィルターでの濾過処理を中止とする以外は、
実施例5と同様にしてスラリー及びフィルムを得た。得
られたスラリー特性及びフィルム特性を表1に示す。比
較例1〜3に比べ、実施例1〜5はフィルムにおいて粗
大突起が減少し、大きな改良効果が見られた。
【0069】
【表1】
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、球状有機高分子粒子を
分散含有し、球状粗大粒子、凝集体等が少ないポリエス
テル添加用スラリーを提供することが出来る。更にフィ
ルムとした際、粗大突起の極めて少ないフィルムを得る
ことの出来るポリエステル組成物を提供することが出来
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C08L 67/02 101:00)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が1.5μm以下の球状有機高
    分子粒子を分散させたスラリーであって、目開き3μm
    の直孔性メンブレンフィルターで該粒子を濾過した際
    の、粒子の残渣率が0.01重量%以下であり、かつフ
    ィルター上の球状粗大粒子数の存在確率が5/100万
    以下であることを特徴徒するポリエステル添加用スラリ
    ー。
  2. 【請求項2】 球状有機高分子粒子が球状架橋ポリスチ
    レン粒子である請求項1記載のポリエステル添加用スラ
    リー。
  3. 【請求項3】 スラリーの分散媒がエチレングリコール
    である請求項1又は2記載のポリエステル添加用スラリ
    ー。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のスラリーを製造するに際
    し、スラリーを絶対濾過精度3μm以下のフィルターで
    濾過することを特徴とするポリエステル添加用スラリー
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3記載のポリエステル添加用
    スラリーを用いて製造された、球状有機高分子粒子を
    0.001〜5重量%(ポリエステルに対し)含有する
    ポリエステル組成物。
  6. 【請求項6】 ポリエステルがポリアルキレンテレフタ
    レート及び/またはポリアルキレンナフタレートである
    請求項5記載のポリエステル組成物。
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