JP3333829B2 - ポリエステル組成物の製造方法 - Google Patents
ポリエステル組成物の製造方法Info
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Description
物の製造方法に関し、更に詳しくは繊維用、フイルム用
およびその他の成形用途に有用な、平均粒径が0.03
〜1.8μmの粒子を均一な分散状態で含有するポリエ
ステル組成物の製造方法に関する。
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
−2,6−ナフタレートは、優れた物理的、化学的特性
を有するため、繊維、フイルム、その他成形品として広
く使用されている。しかし、その優れた特性にもかかわ
らず、上記成形品を得る成形工程における成形加工性の
問題、あるいは成形品自体での取り扱いにおける滑り性
不良による作業性の悪化、製品価値の低下といった好ま
しくないトラブルが発生することも知られている。
ルに微粒子を含有させて成形品の表面に適度の凹凸をつ
け、これによって成形品の表面の滑り性を向上させる方
法が数多く提案され、その一部は実用化されている。例
えば、酸化珪素、二酸化チタン、炭酸カルシウム、タル
ク、カオリナイトなどの不活性無機粒子をポリエステル
に添加する方法(例えば特開昭55−133431号公
報)、あるいは、シリコン粒子、ポリスチレン粒子など
の耐熱性ポリマー粒子をポリエステルに添加する方法
(例えば特開平3−115354号公報)がある。
往々にして粗大粒子が混入する。もし、このような粗大
粒子が混入すると、例えば磁気テープ用フイルムにおい
ては、電磁変換特性を低下させたり、ドロップアウトを
引き起こす原因となる。また、製版印刷用、マイクロフ
イルム用などの透明性が要求されるフイルムにおいて
は、透明性が著しく低下するなど、フイルム品質を損ね
てしまう。更に、繊維用途においては、紡糸時のフィル
ター詰まりが発生し生産性が低下したり、単糸切れが発
生したりして好ましくない。
めに、ポリエステルの合成反応時に粒子を添加する場合
は、粉砕、分級などにより予め粗大粒子を除去してスラ
リー状あるいは溶液状で添加する方策も提案されている
(例えば、特公平1−41170号公報、特開昭63−
105059号公報)。一方、合成後のポリエステルに
混練、配合する場合は、粉末状粒子を単軸あるいは二軸
押出機によって、ポリマーおよび粉末状粒子に剪断応力
を加えながら添加する方策も提案されている(例えば特
開平2−34307号公報、特公平7−62076号公
報)。
大な費用や作業時間を要する上に、例えこれらの精製操
作を十分に行なった後においても、ポリエステル合成系
に添加する時点や添加後に粒子が再凝集することがあっ
て、製品ポリエステル中の粗大粒子の生成を防止するこ
とが難しいのが現状である。また、大量にポリエステル
を製造するためのポリエステル合成系に粒子をその都度
添加していたのでは、ポリエステルの銘柄を変更する度
にポリエステル合成系の洗浄などによる大量の銘柄切替
えロスが発生する。
粗大粒子を単軸あるいは二軸押出機中で完全に粉砕、あ
るいは解砕することは現実には極めて難しく、またポリ
エステル中に該粒子を均一に分散させるために剪断応力
をかけすぎると、ポリエステルの固有粘度が著しく低下
して、成形性あるいは製品の品質が悪化するという問題
がある。
押出機を用いて、ポリエステルに平均粒径が0.01〜
5μmである無機粒子の水および/または沸点200℃
以下の有機化合物のスラリーを添加する方法(特開平3
−115352号公報)や、湿式または乾式の分級処理
および/または湿式の粉砕処理により実質的に3μm以
上の粒子を除去した平均粒子径0.1〜0.5μmの酸
化チタンとポリエステルを同方向回転型二軸スクリュー
混練押出機で溶融混練する方法(特開平1−17303
1号公報)が提案されているが、十分な効果を奏するま
でには至っていないのが現状である。
は、上記従来方法の欠点を改良し、成形性に優れるポリ
エステルを得るために鋭意検討した結果、本発明に到達
した。
分散性に優れ、実質的に粗大粒子が存在せず、したがっ
て、繊維、フイルム、および樹脂成形品とする際の成形
加工性に優れ、繊維の場合には単糸切れが少なく、フイ
ルムの場合には易滑性とフイルム表面の均一性および耐
磨耗性に優れ、そして、樹脂成形品の場合には寸法安定
性や耐衝撃性に優れるポリエステル組成物の製造方法を
提供することにある。
ば、 (請求項1) 一軸または二軸のベント付き押出機に、
下記に定義するポリエステル(A)と微粒子とを供給し
て分散混練するポリエステル組成物の製造方法におい
て、前記微粒子を30〜60dyn/cmの表面張力を
有するか、あるいは下記に定義するポリエステル(B)
で表面が変性されており、かつ平均粒径が0.03〜
1.8μmである微粒子とし、該微粒子を水および/ま
たは沸点240℃以下の有機化合物とのスラリーとし
て、ベント付き押出し機に供給することを特徴とするポ
リエステル組成物の製造方法、およびポリエステル
(A):繰り返し単位の70モル%以上がエチレンテレ
フタレート、ブチレンテレフタレート、またはエチレン
ナフタレートからなるポリエステル。
モル%未満がエチレンテレフタレート、ブチレンテレフ
タレート、またはエチレンナフタレートからなるポリエ
ステル。
濃度が20重量%以上である、請求項1記載のポリエス
テル組成物の製造方法が提供される。
て詳細に説明する。まず、本発明のポリエステル組成物
の主要な成分を構成するポリエステル(A)としては、
エチレンテレフタレート、ブチレンテレフタレート、エ
チレンナフタレートからなる繰り返し単位が70モル%
以上のポリエステル群から選ばれるポリエステルであ
る。
ても良い第3成分としては、酸成分として、イソフタル
酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン
酸、セバシン酸、フタル酸、無水フタル酸、5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸、5−テトラブチルホスホニウ
ムスルホイソフタル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、テレ
フタル酸ジメチル、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジ
メチル、イソフタル酸ジメチル、1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸、アジピン酸ジメチル、セバシン酸ジメ
チル、フタル酸ジメチル、5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸ジメチル、5−テトラブチルホスホニウムスルホ
イソフタル酸ジメチルなどが挙げられる。
グリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、2,2−ジメチル−
1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、
1,6−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジメタノ
ール、ジメチロールプロピオン酸、ポリ(エチレンオキ
シド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グ
リコール、下記式で示される化合物、すなわち、
には、トリメリット酸、トリメシン酸、無水トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸、トリメリット酸モノカリウム塩
などの多価カルボン酸、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、ジメチロールエチルスルホン酸ナトリウム、ジ
メチロールプロピオン酸カリウム等の多価ヒドロキシ化
合物を少量共重合しても良い。
した化合物から常法によって得ることができる。すなわ
ち、多価カルボン酸と多価ヒドロキシ化合物をエステル
化反応させた後、高温、減圧下にて重縮合させるか、多
価カルボン酸のエステル形成性誘導体と多価ヒドロキシ
化合物をエステル交換反応後、高温、減圧下にて重縮合
させることで製造することができる。
は、エチレンテレフタレート、ブチレンテレフタレート
あるいはエチレンナフタレートからなる繰り返し単位が
70モル%未満のポリエステルである。特に、二塩基酸
またはそのエステル形成性誘導体と、ジオールまたはそ
のエステル形成性誘導体とから合成される線状ポリエス
テルが好ましい。
性誘導体としては、例えばテレフタル酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、イソフタル酸、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル
酸、無水フタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
ジメチル、5−テトラブチルホスホニウムスルホイソフ
タル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、テレフタル酸ジメチ
ル、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、イソフ
タル酸ジメチル、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、アジピン酸ジメチル、セバシン酸ジメチル、フタル
酸ジメチル、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチ
ル、5−テトラブチルホスホニウムスルホイソフタル酸
ジメチルなどが挙げられる。なかでも、テレフタル酸、
テレフタル酸ジメチル、イソフタル酸、イソフタル酸ジ
メチル、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチルが
好ましい。
誘導体としては、例えばエチレングリコール、1,4−
ブタンジオール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオー
ル、ジプロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,4−ヘキサンジメタノール、ジメチロールプロ
ピオン酸、ポリ(エチレンオキシド)グリコール、ポリ
(テトラメチレンオキシド)グリコール、下記式で示さ
れる化合物、すなわち、
チレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブ
タンジオールが好ましい。
には、トリメリット酸、トリメシン酸、無水トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸、トリメリット酸モノカリウム塩
などの多価カルボン酸、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、ジメチロールエチルスルホン酸ナトリウム、ジ
メチロールプロピオン酸カリウム等の多価ヒドロキシ化
合物を少量共重合しても良い。
した化合物から常法によって得ることができる。すなわ
ち、多価カルボン酸と多価ヒドロキシ化合物をエステル
化反応させた後、高温、減圧下にて重縮合させるか、多
価カルボン酸のエステル形成性誘導体と多価ヒドロキシ
化合物をエステル交換反応後、高温、減圧下にて重縮合
させることで製造することができる。
加する平均粒径0.03〜1.8μmの微粒子は、無機
粒子でも有機粒子でも良い。ここで、無機粒子として
は、コロイダルシリカ、湿式シリカ、乾式シリカなどの
酸化珪素、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリナイ
ト、チャイナクレー、タルク、アルミナ、ゼオライト、
グラファイト、長石、二硫化モリブデン、カーボンブラ
ック、硫酸バリウム等の粒子を例示することができる。
有機粒子としては、ポリスチレン、ポリメチルメタクリ
レート、メチルメタクリレート共重合体、メチルメタク
リレート共重合架橋体、ポリテトラフルオロエチレン、
ポリビニリデンフルオライド、ポリアクリロニトリル、
ベンゾグアナミン樹脂、架橋シリコーン樹脂等の粒子を
例示することができる。また、これらの粒子は、例えば
特開平7−247119号公報、特開平4−7336号
公報などで提案されている様に、粒子の表面を粒子内部
の組成とは異なる化合物で被覆していても、シランカッ
プリング剤および/またはチタンカップリング剤などで
処理されていても一向にかまわない。なかでも、酸化珪
素、酸化チタン、アルミナ、ポリスチレン、架橋シリコ
ーン樹脂の粒子、あるいはこれらの粒子の表面を他の化
合物で被覆した粒子が好ましい。
テル(B)で変性させる。具体的には、1)ポリエステ
ル(B)で粒子をコーティングするか、2)トポケミカ
ルな反応を利用して粒子表面にポリエステル(B)を結
合させる、3)粒子とポリエステル(B)のメカノケミ
カルな改質による、4)粒子をポリエステル(B)でカ
プセル化する(Book「粉体−理論と応用−」丸善株
式会社発行、1979年、頁204参照)等の方法を挙
げることができるが、これらに限定されるものではな
い。要するに、ポリエステル(A)に粒子を添加する以
前の段階でポリエステル(B)と粒子とを接触させるプ
ロセスを組み込みさえすれば良いのであって、手法は特
に限定されるものではない。しかしながら、なかでもメ
カノケミカルな反応を利用した変性が好ましい。
は、前記のポリエステル(B)で変性させた粒子以外
に、粒子の表面張力が30〜60dyn/cm、より好
ましくは36〜56dyn/cmに調整されたものを使
用することができる。ここで、表面張力が30〜60d
yn/cmとなるように調整する方法としては、前記の
ポリエステル(B)で粒子の表面を変性するのと同様の
方法を使用することができる。
表面張力の化合物で粒子をコーティングする、2)トポ
ケミカルな反応を利用して粒子表面に30〜60dyn
/cmの表面張力の化合物を結合させる、3)粒子と3
0〜60dyn/cmの表面張力の化合物のメカノケミ
カルな改質による、4)粒子を30〜60dyn/cm
の表面張力の化合物でカプセル化する、等の方法を挙げ
ることができる。
を有する化合物としては、例えば前記したポリエステ
ル、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化
ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、AS
樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の高分子化合物、ア
ジピン酸ジエチル、安息香酸エチル、安息香酸メチル、
1−クロロナフタレン、コハク酸ジエチル、サリチルア
ルデヒド、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、ナフ
タレン、1−ナフトエ酸エチル、2−ナフトエ酸エチ
ル、フタル酸ジエチル、テレフタル酸ジエチル、テレフ
タル酸ジメチル、ベンズアルデヒド等を挙げることがで
きる。
の粒子の量は、0.01〜75重量%、好ましくは0.
02〜65重量%、より好ましくは0.03〜60重量
%である。
径が5.0μm以上の前記の無機および/または有機の
微粒子を実質的に含まず、しかも内径64mmφの24
00メッシュ金網フィルターを2枚重ね、290℃の温
度、33.3g/minの濾過速度で濾過したときの濾
過圧力上昇速度が10kg/cm2/hr以下、特に5
kg/cm2/hr以下とすることが、その濾過性能を
向上させることができより好ましい。
変性されているため、ポリエステル(A)との親和性に
優れる。あるいは、その表面張力がポリエステル(A)
の表面張力と同じであるか、極めて近い30〜60dy
n/cmに調整されているため、ポリエステル(A)と
の親和性に優れる。このように、本発明によるとポリエ
ステル(A)中への粒子の分散性が良くなり、均一にポ
リエステル(A)に分散するため、粒子同士が互いに凝
集して粗大粒子を形成することもなくなる。
を繊維化工程、薄膜化工程、および種々の立体成型工程
に使用しても、ポリエステル組成物中の粗大粒子あるい
は凝集粒子が極めて少なくなる。また、濾過体が捕捉す
る粒子の量を大幅に減少させることができ、更には濾過
圧力の上昇に起因する濾過体の交換周期を延長すること
ができ、長期間に渡って濾過体を安定に使用することが
可能となる。そして、繊維の成形工程においては、紡糸
時のフィルター詰まりが発生し、生産性が低下したり、
単糸切れが発生したりすることもなくなる。
とともに、添加する元の微粒子中からも粒径が5.0μ
m以上の粗大粒子を予め除去しておくことが必要であ
る。これら粗大粒子の発生防止と除去とにより、本発明
のポリエステル組成物は、内径64mmφの2400メ
ッシュ金網フィルターを2枚重ね、290℃の温度、3
3.3g/minの濾過速度で濾過したときの濾過圧力
上昇速度が10kg/cm2/hr以下、特に5kg/
cm2/hr以下とすることができ、優れたポリエステ
ル組成物とすることができるのである。そして、例えば
磁気テープ用フイルムにおいては、電磁変換特性を低下
させたり、ドロップアウトを引き起こす原因となった
り、製版印刷用、マイクロフイルム用などの透明性が要
求されるフイルムにおいては、透明性が著しく低下する
などのフイルム品質を損ねてしまう粗大粒子の発生と混
入を防止することができる。
て述べたが、以下に、該ポリエステル組成物の製造方法
について説明する。
おいては、前記の粒子をスラリーにして分散させるが、
分散のための媒体として、水および/または沸点240
℃以下の有機化合物を用いる。なお、該有機化合物とし
ては、メタノール、エタノール、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオールなどのアルコール類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの炭化水素化合物、テトラ
ヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、2−メチル−
1,3−ジオキソラン、エチレングリコールエーテルな
どのエーテル類、その他としてエステル類、ケトン類、
アミン類などが挙げられ、なかでも、エチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、テトラヒドロフラン、
1,3−ジオキソラン、2−メチル−1,3−ジオキソ
ラン、β−オキシエチルエーテル、β−オキシエチルメ
チルエーテルが好ましい。また、前記の粒子をスラリー
とするにあたり、これらの水および/または有機化合物
は、単独で用いても良いし、あるいは2種類以上を混合
して用いても良い。
点240℃以下の有機化合物とのスラリーは、常法によ
って調製することができる。すなわち、粒子を水および
/または沸点240℃以下の有機化合物のスラリーとし
た後、粉砕または解砕し、更に分級処理を加えてもよ
い。逆に、分級処理後に粉砕または解砕してもよい。あ
るいは、乾式にて、粉砕または解砕および/または分級
処理を加えた後、粒子を水および/または沸点240℃
以下の有機化合物のスラリーとしてもよい。あるいは、
乾式と湿式の方法を適宜組み合わせても良い。例えば、
乾式で粉砕した後にスラリー化して湿式で分級処理して
も良いし、乾式で解砕および/または分級処理した後に
湿式で粉砕処理しても良い。
明の効果を損なわない範囲で分散剤を添加してもよい。
なお、該分散剤の具体例としては、ポリスチレンスルホ
ン酸ソーダ、ポリアクリル酸ソーダ、カルボキシメチル
セルロース、ポリビニルアルコール、ビニル化合物とカ
ルボン酸系単量体との共重合物の塩、ポリアクリル酸部
分アルキルエステル、ポリアルキレンポリアミン、アン
モニア、各種のアンモニア塩、カセイソーダ、ヘキサメ
タリン酸ソーダ、ピロリン酸ソーダなどの各種のソーダ
塩、テトラエチルアンモニウムクロライド、テトラメチ
ルアンモニウムヒドロキサイド、テトラメチルホスホニ
ウムブロマイド、テトラブチルホスホニウムヒドロキサ
イドなどのオニウム化合物等を挙げることができる。
表面張力が30〜60dyn/cmに調整された、平均
粒径が0.03〜1.8μmである粒子を含有する水お
よび/または沸点240℃以下の有機化合物のスラリー
の濃度は、特に制限されないが、ポリエステル(A)に
添加後ベント孔から水および/または沸点240℃以下
の有機化合物を除去する操作性から、スラリー濃度は高
い方が好ましく、20重量%以上が好ましい。
が0.03〜1.8μmである粒子を含有する水および
/または沸点240℃以下の有機化合物のスラリーを、
ポリエステル(A)に添加するベント付き押出機として
は、少なくとも1つ以上のベント孔を設けた押出機であ
り、かつ混練機能を有していることが必要である。この
ような機能を具備していれば、一軸スクリュータイプで
も二軸スクリュータイプでもよく、一軸ロータタイプで
も二軸ロータタイプでも良く、更には、ニーダでも良
い。また、連続式でもバッチ式でもどちらでも良い。水
および/または沸点240℃以下の有機化合物を除去す
るためのベント孔の少なくとも一つは、減圧下に保持す
る必要がある。この減圧度は300Torr以下、好ま
しくは、100Torr以下、より好ましくは20To
rr以下である。なお、このようにしてベント付き押出
機で得られたポリエステル組成物は、そのまま線状の成
形物を製造する繊維化工程、面状の成形物を製造する薄
膜化工程、あるいは立体状の成形物を製造する成形工
程、等へと送ることもできるし、造粒化工程で、ペレッ
ト化することもできる。
広い濃度範囲で、しかも粗大粒子が実質的にない良好な
分散状態にすることができる。従って、粒子を高濃度に
含有したポリエステル組成物を製造し、別途製造した粒
子を含まないまたは少ないポリエステルで希釈して所望
の粒子濃度に調整することもできる。その結果、得られ
た所望の粒子濃度を持ったポリエステル(A)は、粗大
粒子の極めて少ない均一な分散状態にある粒子を含有す
ることとなる。
テル組成物は、粒径が5.0μm以上の粒子を実質的に
含まず、かつ内径64mmφの2400メッシュ金網フ
ィルターを2枚重ね、290℃の温度、33.3g/m
inの濾過速度で濾過したときの濾過圧力上昇速度が1
0kg/cm2/hr以下、特に5kg/cm2/hr以
下であるという、粒子分散性に優れた特性を有すること
は、前述の通りである。したがって、本発明のポリエス
テル組成物は、粗大粒子を実質的に含まず、微細粒子が
均一に分散しており、かつ粒子とポリエステルの親和性
に優れるので、繊維、フイルム、および樹脂成形品に成
形加工する場合の成形加工性に優れ、また繊維、フイル
ム、および樹脂成形品としたときの製品品質にも優れて
いるのである。
なお例中の「部」は、重量部である。また、本発明にお
ける種々の物性値および特性は、以下の如くして測定さ
れたものであって、その定義に関しても以下の通りであ
る。
article Size Analyserを用いて
測定する。そして、この測定器によって得られる遠心沈
降曲線をもとに算出した各粒径の粒子とその存在量との
cumulative曲線から、50mass per
centに相当する粒径を読み取り、この値を上記平均
粒径とする(Book「粒度測定技術」日刊工業新聞社
発行、1975年、頁242〜247参照)。
を測定し、表面張力を求める(Book「新実験化学講
座18」丸善株式会社発行、1977年、頁106〜1
10参照)。なお、測定にあたっては、液体として水と
ベンゼンを各々単独で用いた時の測定結果の平均値をも
って粒子の表面張力とする。
ル60部の混合溶媒中35℃にて測定する。
80℃で溶融プレスし、急冷したのち、位相差顕微鏡を
用いて観察し、画像解析装置ルーゼックス500で顕微
鏡像内の最大長が5.0μm以上の粒子数をカウント
し、次の様な判定をする。 特級:5.0μmをこえる粒子が全く見当らない。 1級:5.0μmをこえる粒子数が5個/mm2未満で
ある。 2級:5.0μmをこえる粒子数が5〜10個/mm2
である。 3級:5.0μmをこえる粒子数が10個/mm2をこ
える。 なお、特級および1級のみが実用に供せられる。
力上昇速度: 小型1軸スクリュータイプ押出機の溶融ポリマー出側に
ポリマー定量供給装置を取り付け、更にその出側に内径
64mmφの2400メッシュ金網フィルターを2枚重
ねて装着し、溶融ポリマーの温度を290℃一定にコン
トロールして、毎分33.3gの速度でポリマーを10
時間連続して濾過する。この時のフィルター入側の圧力
上昇値の平均値をもって、濾過圧力上昇速度とする。な
お、この時、濾過するポリマー中の粒子添加量は0.3
重量%に統一する。 特級:濾過圧力上昇速度が、毎時5kg/cm2未満で
ある。 1級:濾過圧力上昇速度が、毎時5〜10kg/cm2
である。 2級:濾過圧力上昇速度が、毎時10〜20kg/cm
2である。 3級:濾過圧力上昇速度が、毎時20kg/cm2以上
である。 なお、特級および1級のみが実用に供せられる。
うに、必要ならポリエステル(A)で希釈した後、小型
1軸スクリュータイプ押出機で押出したポリエステルを
エポキシ樹脂に包埋してミクロトームで切断して、切断
面を走査型電子顕微鏡で観察する(倍率 5000〜1
0000倍)。30組の互いに隣接する2つの粒子につ
いて、その粒子間の直線距離を測定し、平均値、標準偏
差、変動係数を求めて、次の様な判定をする。 特級:変動係数が0.05未満である。 1級:変動係数が0.05〜0.1である。 2級:変動係数が0.1〜0.2である。 3級:変動係数が0.2以上である。 なお、特級および1級のみが実用に供せられる。
性: ポリエステルを、必要ならポリエステル中の粒子の添加
量が0.3重量%になるようにポリエステル(A)で希
釈し、170℃で4時間乾燥後、280〜300℃で溶
融押出しして金属ドラム表面で急冷して、厚さ140μ
mの未延伸フイルムを得る。次いで、このフイルムを長
手方向(縦方向)に100℃で3.5倍、幅方向(横方
向)に120℃で4.0倍の逐次二軸延伸を行い、更に
200℃で5秒間熱固定を行なって、厚さ10μmの二
軸配向フイルムを作成する。このフイルムを、1/2イ
ンチ巾に加工して、図1に示したフイルムの走行試験機
にかけて、フイルムを90m走行させた時、7の固定棒
に付着する粉の付着程度を肉眼観察して、次のように判
定する。 特級:粉が全く発生しない。 1級:少量の粉が、固定棒の接触部の1/5未満の面積
部に存在する。 2級:粉が固定棒の接触部の1/5以上1/2未満の面
積部に存在する。 3級:粉が固定棒の接触部の1/2以上の面積部に存在
する。 4級:粉が固定棒の接触部のほぼ全面に付着し、更に粉
が固定棒のまわりに一部飛散して存在する。 なお、特級および1級のみが実用に供せられる。
と、該図は正面図を示しており、符号1は巻出しリール
であって、粒子のポリエステルに対する親和性を測定す
るための試料フィルムが装填されている。また、符号2
はテンションコントローラであって、試料フィルムの張
力を一定値に保つ役割を果たしている。更に、符号3,
5,6,8,9,11および12は自由回転するフリー
ローラであって、符号4および10は入口側と出口側と
のフィルムの張力を検出するための張力検出器、そして
符号13は巻取リールをそれぞれ示す。以上のように構
成された測定器において、該張力検出器4および10で
検出された張力値に基づき、固定棒7に接触するフィル
ム張力をテンションコントローラ2により常に一定値に
維持する仕組みとなっている。
発明を詳細に説明するが、その説明の便宜上、後述する
表1は、ポリエステル(B)で表面が変性された粒子を
含むポリエステル組成物に係わるものを纏めて示し、表
2は、表面張力が30〜60dyn/cmの粒子に係る
ものをまとめて示した。
0部の混合物に酢酸マンガン・4水塩0.038部を添
加し、150℃から240℃に徐々に昇温しながらエス
テル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸トリメ
チル0.025部を添加し、15分間反応させてから、
三酸化アンチモン0.045部を添加し、更に5分間反
応させた。そして、290℃まで昇温し、0.2Tor
r以下の高真空下にて重縮合反応を行なって、固有粘度
0.64のポリエステルをペレット状態で得た。
成」 テレフタル酸ジメチル2.8部とイソフタル酸ジメチル
81.3部と5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチ
ル15.9部とジエチレングリコール103部の混合物
に、テトラ−n−ブチルチタネート0.0828部を添
加し、150℃から240℃に徐々に昇温しながらエス
テル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸トリメ
チル0.00682部を添加し、10分間反応させてか
ら290℃まで昇温し、0.5Torr以下の高真空下
にて重縮合反応を行なって固有粘度0.45のポリエス
テルをペレット状態で得た。
に粉砕した前記の粒子表面変性ポリエステル(B)10
部と平均粒径0.37μmのアナターゼ型二酸化チタン
90部をハイブリダイザー(奈良機械(株)製)に供給
し、8000rpmで1時間処理した。処理後の複合粒
子の平均粒径は0.34μmであった。この粒子60部
と水40部を激しく攪拌してスラリー状にした。次いで
このスラリーを平均粒径0.8mmのガラスビーズを充
填した攪拌ミルに供給して均一なスラリーを得た。その
後、フィルターメディアとしてポリプロピレンを用いた
多孔質フィルターによりスラリーを濾過し、ごみ等を除
去した。濾過後の粒子の平均粒径は0.34μmであっ
た。
表面変性ポリエステル(B)30部を85℃の熱水70
部に添加し、よく攪拌して完全に溶解させた。この水溶
液100部を、平均粒径0.33μmのアナターゼ型二
酸化チタン100部にまんべんなく均一に噴霧したの
ち、室温で減圧下に乾燥し水を除去した。この粒子60
部と水40部を激しく攪拌してスラリー状にした。次い
でこのスラリーを平均粒径0.8mmのガラスビーズを
充填した攪拌ミルに供給して均一なスラリーを得た。そ
の後、フィルターメディアとしてポリプロピレンを用い
た多孔質フィルターによりスラリーを濾過し、ごみ等を
除去した。濾過後の粒子の平均粒径は0.33μmであ
った。
は、このスラリー調製の方法だけである。
たのち、供給口を2つ、ベント口を1つ有する同方向回
転型二軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供給
し、スラリー100部を下流側供給口に、ポリエステル
(A)/スラリーの供給比率を100/100の重量比
で一定値に保ちつつ、連続して供給した。ベント口を8
Torrの真空度に保持し、樹脂温度を285℃で溶融
押出しして、固有粘度0.625のポリエステル組成物
ペレットを得た。
ステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1(実施
例1)と表2(実施例11)に示す。
00部とテレフタル酸65部とエチレングリコール29
部の混合物を210〜230℃の温度でエステル化反応
を行った。反応により生成する水の溜出量が13部とな
った時点で反応終了とし、反応生成物100部当り0.
027部の三酸化アンチモンと、正リン酸0.0015
部を添加し2分間反応させた。その後290℃まで昇温
し、0.2mmHg以下の高真空下にて重縮合反応を行
い、固有粘度0.63のポリエチレンテレフタレートを
溶融状態で得た。
成」 テレフタル酸ジメチル99.1部と5−ナトリウムスル
ホイソフタル酸ジメチル16.8部とエチレングリコー
ル45.7部とジエチレングリコール42.1部の混合
物に、酢酸チタン0.0484部を添加し、150℃か
ら240℃に徐々に昇温しながらエステル交換反応を行
なった。得られた反応物を280℃まで昇温し0.3T
orr以下の高真空下にて重縮合反応を行なって固有粘
度0.38のポリエステルをブロック状態で得た。
表面変性ポリエステル(B)30部を添加し、攪拌して
溶解させた。この溶液20部に、メチルトリメトキシシ
ランを出発原料としてゾル−ゲル法によって得られた平
均粒径0.45μmの架橋シリコーン樹脂粒子80部を
添加し、攪拌混合して均一なスラリーとした。その後こ
のスラリーを68℃に加熱し200Torrの真空下で
水を除去した。こうして得られた粒子50部を、エチレ
ングリコール30部と水20部の混合溶媒に添加し、攪
拌混合してスラリーを得た。次いでこのスラリーを平均
粒径0.8mmのガラスビーズを充填した攪拌ミルに供
給して均一なスラリーを得た。このスラリー中の粒子の
平均粒径は0.45μmであった。
性ポリエステル(B)15部と、メチルトリメトキシシ
ランを出発原料としてゾル−ゲル法によって得られた平
均粒径0.45μmの架橋シリコーン樹脂粒子85部を
ハイブリダイザー(奈良機械(株)製)に添加し、85
00rpmで2時間処理した。処理後の複合粒子の平均
粒径は0.45μmであった。そして、得られた粒子5
0部と水30部とエチレングリコール20部を激しく攪
拌混合してスラリーとした。次いでこのスラリーを平均
粒径0.8mmのガラスビーズを充填した攪拌ミルに供
給して均一なスラリーを得た。このスラリー中の粒子の
平均粒径は0.45μmであった。
は、このスラリー調製の方法だけである。
たのち、一軸押出機にて押出機出側の樹脂温度を280
℃にコントロールして、供給口を2つ、ベント口を1つ
有する同方向回転型二軸ロータタイプ押出機の下流側供
給口に供給し、スラリー0.8部を上流側供給口に、ポ
リエステル(A)/スラリーの供給比率を100/0.
8の重量比で一定値に保ちつつ、連続して供給した。ベ
ント口を2Torrの真空度に保持し、樹脂温度を28
0℃で溶融押出しして、固有粘度0.620のポリエス
テル組成物ペレットを得た。
ステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1(実施
例2)と表2(実施例12)に示す。
チレングリコール50部の混合物に酢酸マンガン4水塩
0.018部を添加し、130℃から245℃に徐々に
昇温しながらエステル交換反応を行なった。エステル交
換反応終了後、リン酸トリメチル0.013部を添加
し、更に酢酸チタン0.008部を添加してから反応生
成物を295℃まで昇温し、0.2Torr以下の高真
空下で重縮合反応を行い、固有粘度0.58のポリエチ
レン−2,6−ナフタレートをペレット状態で得た。
成」 テレフタル酸ジメチル32.4部とイソフタル酸ジメチ
ル46.4部と5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル21.2部とエチレングリコール13.0部とジエ
チレングリコール24.5部と2,2−ジメチル−1,
3−プロパンジオール53.7部の混合物に、シュウ酸
チタン0.0387部を添加し、150℃から240℃
に徐々に昇温しながらエステル交換反応を行なった。得
られた反応物を280℃まで昇温し0.2Torr以下
の高真空下にて重縮合反応を行なって固有粘度0.48
のポリエステルをペレット状態で得た。
してゾル−ゲル法によって得られた平均粒径0.25μ
mのシリカ粒子70部と粒子表面変性ポリエステル
(B)30部を280℃,1.5Torrの真空下で1
時間混練した。この後、室温まで冷却して長径1mmの
粒子に粉砕した。この粒子80部をテトラヒドロフラン
20部に加え、攪拌しながら内温を55℃に保ちスラリ
ー化した。このスラリーを平均粒径1.0mmのジルコ
ニアビーズを充填した攪拌ミルに供給し、スラリー中の
粒子の平均粒径0.25μmのスラリーを得た。
性ポリエステル(B)30部を70℃の温水70部に攪
拌下で徐々に添加して完全に溶解させた。この水溶液5
0部に、テトラエトキシシランを原料としてゾル−ゲル
法によって得られた平均粒径0.25μmのシリカ粒子
50部とヘキサメタリン酸ソーダ0.0001部を添加
し、激しく攪拌してスラリーを得た。このスラリーを平
均粒径1.0mmのジルコニアビーズを充填した攪拌ミ
ルに供給し、スラリー中の粒子の平均粒径0.25μm
のスラリーを得た。このスラリーの一部を乾燥して粒子
を分離し表面張力を測定した。なお、実施例3と実施例
13とが異なるのは、このスラリー調製の方法だけであ
る。
たのち、供給口を1つ、ベント口を1つ有する同方向回
転型二軸ロータタイプ押出機の供給口に供給し、同時に
スラリー55部を供給口に、ポリエステル(A)/スラ
リーの供給比率を100/55の重量比で一定値に保ち
つつ、連続して供給した。ベント口を5Torrの真空
度に保持し、樹脂温度を295℃で溶融押出しして、固
有粘度0.555のポリエステル組成物ペレットを得
た。
ステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1(実施
例3)および表2(実施例13)に示す。
リコール58部を均一なスラリーとして、垂直サーモサ
イホンリボイラーを持つ堅型混合槽に1時間あたり5部
の割合で連続して供給し、285℃でエステル化反応を
行った。このエステル化反応生成物を毎時3.4部づつ
連続して抜き出し、毎時酢酸チタン0.00034部を
連続して添加して290℃まで昇温し、0.8Torr
の高真空下で重縮合反応を行い、固有粘度0.63のポ
リエチレン−2,6−ナフタレートを連続して溶融状態
で得た。
造」 テレフタル酸ジメチル40部とイソフタル酸ジメチル6
0部とジエチレングリコール136部の混合物に、シュ
ウ酸チタン0.0463部を添加し、150℃から24
0℃に徐々に昇温しながらエステル交換反応を行なっ
た。得られた反応物を280℃まで昇温し0.2Tor
r以下の高真空下にて重縮合反応を行なって固有粘度
0.48のポリエステルをシート状態で得た。
(B)10部をβ−オキシエチルエーテル90部に常圧
下130℃に攪拌しながら加熱して溶解させた。この溶
液200部を、スチレン、メチルメタクリレートおよび
ジビニルベンゼンを出発原料とし、過硫酸カリウムを重
合開始剤とし、ラウリル硫酸ナトリウムを分散安定剤と
して合成された平均粒径1.0μmの架橋高分子粒子1
00部にまんべんなく噴霧した後、減圧下で乾燥した。
この粒子60部と、水30部/β−オキシエチルエーテ
ル10部の混合溶媒を激しく攪拌して均一なスラリーと
した。このスラリー中の粒子の平均粒径は1.0μmで
あった。
と平均粒径0.38μmのアナターゼ型二酸化チタン8
0部をハイブリダイザー(奈良機械(株)製)に添加
し、1時間5000rpmで処理した。この粒子60部
と、水30部/β−オキシエチルエーテル10部の混合
溶媒を激しく攪拌して均一なスラリーとした。このスラ
リー中の粒子の平均粒径は0.35μmであった。な
お、実施例4と実施例14とが異なるのは、このスラリ
ー調製の方法だけである。
軸スクリュータイプ押出機の第一の供給口に前記スラリ
ーを毎時100部連続して供給し、第二の供給口に溶融
したポリエステル(A)を毎時100部連続して、スラ
リー/ポリエステル(A)の供給比率を100/100
の重量比で一定値に保ちつつ供給した。第一のベント口
を60Torr、第二のベント口を15Torrの真空
度に保持し、押出機の出口の樹脂温度を293℃一定に
コントロールして押出した。こうして、固有粘度0.6
2のポリエステル組成物ペレットを得た。
ステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1(実施
例4)および表2(実施例14)に示す。
ール22.9部の混合物にテトラ−n−ブチルチタネー
ト0.026部を添加し、150℃から170℃に徐々
に昇温し、エステル交換反応を行なった。エステル交換
反応終了後、反応生成物を245℃まで昇温し、0.3
Torr以下の高真空下で重縮合反応を行い、固有粘度
0.80のポリブチレンテレフタレートをペレット状態
で得た。
成」 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル100部とイ
ソフタル酸ジメチル18部と5−ナトリウムスルホイソ
フタル酸ジメチル3部と、エチレングリコール40部と
1,4−ブタンジオール20部と下記構造式で示される
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物62部の
混合物にテトラ−n−ブチルチタネート0.05部を添
加し、130℃から220℃に徐々に昇温してエステル
交換反応を行なった。エステル交換反応終了後、反応生
成物を235℃まで昇温し、1.0Torr以下の高真
空下で重縮合反応を行い、固有粘度0.63のポリエス
テルをペレット状態で得た。
(B)10部とテトラヒドロフラン90部の混合物を攪
拌しながら常圧下60℃に昇温して、粒子表面変性ポリ
エステル(B)を溶解させた。この溶液100部と平均
粒径0.18μmのカーボンブラック100部をコート
マイザー(フロイント産業(株)製)に供給して、ジェ
ットコーティングを行った。この粒子80部と1,4−
ブタンジオール15部と水5部を攪拌混合した後、スラ
リーをロールミルにかけて均一なスラリーにした。この
スラリー中の粒子の平均粒径は0.09μmであった。
コール50部と水50部の混合液20部と平均粒径0.
18μmのカーボンブラック100部をコートマイザー
(フロイント産業(株)製)に供給して、ジェットコー
ティングを行った。この粒子80部と1,4−ブタンジ
オール15部と水5部を攪拌混合した後、スラリーをロ
ールミルにかけて均一なスラリーにした。このスラリー
中の粒子の平均粒径は0.09μmであった。なお、実
施例5と実施例15とが異なるのは、このスラリー調製
の方法だけである。
た後、供給口を2つ、ベント口を1つ有する1軸スクリ
ュータイプ押出機の上流側供給口に供給し、同時に前記
スラリー30部を下流側供給口に、ポリエステル(A)
/スラリーの供給比率を100/30の重量比で一定値
に保ちつつ、連続して供給した。ベント口を8Torr
の真空度に保持し、樹脂温度を245℃で溶融押出しし
て、固有粘度0.770と固有粘度の低下の著しく小さ
いポリエステルペレットを得た。
ステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1(実施
例5)および表2(実施例15)に示す。
部とエチレングリコール70部の混合物に酢酸マンガン
・4水塩0.038部を添加し、150℃から240℃
に徐々に昇温しながらエステル交換反応を行った。得ら
れた反応物にリン酸トリメチル0.025部を添加し、
15分間反応させてから、三酸化アンチモン0.045
部を添加し、更に5分間反応させてから、290℃まで
昇温し、0.2Torr以下の高真空下にて重縮合反応
を行なって、固有粘度0.60のポリエステルをペレッ
ト状態で得た。
成」 テレフタル酸ジメチル2.0部とイソフタル酸ジメチル
82.1部と5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチ
ル15.9部とジエチレングリコール103部の混合物
に、テトラ−n−ブチルチタネート0.0828部を添
加し、150℃から240℃に徐々に昇温しながらエス
テル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸トリメ
チル0.00682部を添加し、10分間反応させてか
ら290℃まで昇温し、0.5Torr以下の高真空下
にて重縮合反応を行なって、固有粘度0.48のポリエ
ステルをペレット状態で得た。このポリエステルを粒子
表面変性ポリエステル(B−1)とする。
タル酸ジメチル46.4部と5−テトラブチルホスホニ
ウムスルホイソフタル酸ジメチル38.1部とエチレン
グリコール13.0部とジエチレングリコール24.5
部と2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール5
3.7部の混合物に、シュウ酸チタン0.0464部を
添加し、150℃から240℃に徐々に昇温しながらエ
ステル交換反応を行なった。得られた反応物を280℃
まで昇温し0.2Torr以下の高真空下にて重縮合反
応を行なって固有粘度0.48のポリエステルを溶融状
態で得た。このポリエステルを粒子表面変性ポリエステ
ル(B−2)とする。
0部と、シリカアルミナで表面解質した平均粒径0.3
5μmのルチル型二酸化チタン90部をハイブリダイザ
ー(奈良機械(株)製)に供給し6000rpmで30
分間処理した。処理後の複合粒子の平均粒径は0.34
μmであつた。この粒子60部と水40部を激しく攪拌
混合した後、平均粒径0.8mmのガラスビーズを充填
した攪拌ミルに供給して、均一なスラリーを調製した。
このスラリー中の粒子の平均粒径は0.32μmであっ
た。このスラリーをスラリー(1)とする。
に平均粒径0.19μmのアルミナ粒子80部を添加し
270℃で0.8Torrの高真空下で十分混練した
後、ペレット化した。このペレット20部をテトラヒド
ロフラン80部に添加して攪拌しながら60℃まで加熱
してスラリーを得た。その後、平均粒径1.2mmのジ
ルコニアビーズを充填した攪拌ミルに供給し均一なスラ
リーとした。このスラリー中の粒子の平均粒径は0.1
4μmであった。このスラリーをスラリー(2)とす
る。
た後、供給口を2つベント口を2つ有する同方向回転型
2軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供給し、
同時に前記スラリー(1)0.7部を供給し、下流側供
給口に前記スラリー(2)0.3部を供給し、ポリエス
テル(A):スラリー(1):スラリー(2)の供給比
率を100/0.7/0.3の重量比で一定値に保ちつ
つ、連続して供給した。ベント口を8Torrの真空度
に保持し、樹脂温度を245℃で溶融押出しして、固有
粘度0.580のポリエステル組成物ペレットを得た。
このポリエステル組成物ペレットとポリエステル(A)
を用いて特性を評価した結果を表1に示す。
0部の混合物に酢酸カルシウム・1水塩0.082部を
添加し、150℃から240℃に徐々に昇温しながらエ
ステル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸トリ
メチル0.072部を添加し、10分間反応させてから
三酸化アンチモン0.045部を添加し、更に15分間
反応させてから平均粒径0.27μmの二酸化チタンの
エチレングリコールスラリー(二酸化チタンの濃度:2
0重量%)0.248部を添加して、20分間よく攪拌
混合した後、290℃まで昇温し、0.2Torr以下
の高真空下にて重縮合反応を行なって固有粘度0.64
のポリエステルをペレット状態で得た。
この粉末70部と平均粒径0.39μmのルチル型二酸
化チタン30部をオングミル(ホソカワミクロン(株)
製)に供給し平均粒径が0.34μmまで粉砕した。こ
の粉体80部と水20部を激しく攪拌して、均一なスラ
リーとした。このスラリー中の粒子の平均粒径は0.3
4μmであった。
たのち、供給口を2つ、ベント口を2つ有する同方向回
転型二軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供給
し、スラリー150部を下流側供給口に、ポリエステル
(A)/スラリーの供給比率を100/150の重量比
で一定値に保ちつつ、連続して供給した。第一のベント
口を12Torr、第二のベント口を1.5Torrの
真空度に保持し、樹脂温度を285℃で溶融押出しし
て、固有粘度0.620のポリエステル組成物ペレット
を得た。このポリエステル組成物ペレットとポリエステ
ル(A)を用いて特性を評価した結果を表1に示す。
造」 実施例2と同様にしてポリエステル(B)を得た。
性ポリエステル(B)20部を添加し、攪拌しながら7
0℃まで加熱して粒子表面変性ポリエステル(B)を溶
解させた。この溶液10部に、メチルトリメトキシシラ
ンを出発原料としてゾル−ゲル法によって得られた平均
粒径0.45μmの架橋シリコーン樹脂粒子90部を添
加し、攪拌混合して均一なスラリーとした。その後この
スラリーを70℃に加熱し100Torrの真空下で溶
媒を除去した。こうして得られた粒子50部を、2−メ
チル−1,3−ジオキソラン20部と水30部の混合溶
媒に添加し、攪拌混合してスラリーを得た。次いでこの
スラリーを平均粒径0.8mmのガラスビーズを充填し
た攪拌ミルに供給して均一なスラリーを得た。このスラ
リー中の粒子の平均粒径は0.45μmであった。
たのち、一軸押出機にて押出機出側の樹脂温度を280
℃にコントロールして、供給口を2つ、ベント口を2つ
有する同方向回転型二軸スクリュータイプ押出機の上流
側供給口に供給し、スラリー15部を下流側供給口に、
ポリエステル(A)/スラリーの供給比率を100/1
5の重量比で一定値に保ちつつ、連続して供給した。第
一のベント口を3Torrの真空度に、第二のベント口
を1.2Torrに保持し、樹脂温度を280℃で溶融
押出しして、固有粘度0.620のポリエステル組成物
ペレットを得た。このポリエステル組成物ペレットとポ
リエステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1に
示す。
造」 実施例2と同様にしてポリエステル(B)を得た。
ル(B)10部を添加し、攪拌しながら75℃まで加熱
して粒子表面変性ポリエステル(B)を溶解させた。こ
の溶液10部に、メチルトリメトキシシランを出発原料
としてゾル−ゲル法によって得られた平均粒径0.45
μmの架橋シリコーン樹脂粒子90部を添加し、攪拌混
合して均一なスラリーとした。その後このスラリーを6
0℃に加熱し100Torrの真空下で溶媒を除去し
た。こうして得られた粒子60部を、1,3−ジオキソ
ラン10部と水30部の混合溶媒に添加し、攪拌混合し
てスラリーを得た。次いでこのスラリーを平均粒径0.
8mmのガラスビーズを充填した攪拌ミルに供給して均
一なスラリーを得た。このスラリー中の粒子の平均粒径
は0.45μmであった。
たのち、一軸押出機にて押出機出側の樹脂温度を280
℃にコントロールして、供給口を2つ、ベント口を2つ
有する同方向回転型二軸スクリュータイプ押出機の上流
側供給口に供給し、スラリー30部を下流側供給口に、
ポリエステル(A)/スラリーの供給比率を100/3
0の重量比で一定値に保ちつつ、連続して供給した。第
一のベント口を5Torrの真空度に、第二のベント口
を1.5Torrに保持し、樹脂温度を285℃で溶融
押出しして、固有粘度0.615のポリエステル組成物
ペレットを得た。このポリエステル組成物ペレットとポ
リエステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1に
示す。
造」 実施例3と同様にしてポリエステル(B)を得た。
ポリエステル(B)10部を添加し、攪拌しながら11
0℃まで加熱して粒子表面変性ポリエステル(B)を溶
解させた。この溶液20部に、平均粒径0.30μmの
アルミナ粒子80部を添加し、攪拌混合した後、平均粒
径1.1mmのジルコニアビーズを充填した攪拌ミルに
供給して均一なスラリーとした。その後このスラリーを
80℃に加熱し100Torrの真空下で溶媒を除去し
た。こうして得られた粒子60部を、β−オキシエチル
メチルエーテル20部とエチレングリコール20部の混
合溶媒に添加し、攪拌混合してスラリーを得た。次いで
このスラリーを平均粒径0.8mmのガラスビーズを充
填した攪拌ミルに供給して均一なスラリーを得た。この
スラリー中の粒子の平均粒径は0.28μmであった。
たのち、一軸押出機にて押出機出側の樹脂温度を280
℃にコントロールして、供給口を2つ、ベント口を2つ
有する同方向回転型二軸スクリュータイプ押出機の上流
側供給口に供給し、スラリー30部を下流側供給口に、
ポリエステル(A)/スラリーの供給比率を100/3
0の重量比で一定値に保ちつつ、連続して供給した。第
一のベント口を4Torrの真空度に、第二のベント口
を1.2Torrに保持し、樹脂温度を285℃で溶融
押出しして、固有粘度0.620のポリエステル組成物
ペレットを得た。このポリエステル組成物ペレットとポ
リエステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1に
示す。
性」 ポリエステル(A)100部を170℃で4時間乾燥し
た後、供給口を2つ、ベント口を1つ有する同方向回転
型2軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供給
し、平均粒径0.33μmのアナターゼ型二酸化チタン
66.7部を下流側供給口に、ポリエステル(A)/二
酸化チタンの供給比率を100/66.7の重量比で一
定値に保ちつつ、連続して供給した。ベント口を10T
orrの真空度に保持し、樹脂温度を280℃で溶融押
出しして、固有粘度0.620のポリエステル組成物ペ
レットを得た。このポリエステル組成物ペレットとポリ
エステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1に示
す。
チタン60部を激しく攪拌してスラリー状にした。次い
で、このスラリーを平均粒径0.8mmのガラスビーズ
を充填した攪拌ミルに供給して平均粒径0.32μmま
で粉砕した。その後、フイルターメディアとしてポリプ
ロピレンを用いた多孔質フィルターによりスラリーを濾
過した。濾過後のスラリー中の粒子の平均粒径は0.3
2μmであった。
性」 ポリエステル(A)100部を170℃で4時間乾燥し
た後、供給口を2つ、ベント口を1つ有する異方向回転
型2軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供給
し、スラリー111.1部を下流側供給口に、ポリエス
テル(A)/スラリーの供給比率を100/111.1
の重量比で一定値に保ちつつ、連続して供給した。ベン
ト口を10Torrの真空度に保持し、樹脂温度を28
0℃で溶融押出しして、固有粘度0.610のポリエス
テルペレットを得た。このポリエステルペレットとポリ
エステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1に示
す。
成」 実施例1と同様にして粒子表面変性ポリエステル(B)
を得た。
性」 ポリエステル(A)100部を170℃で4時間乾燥し
たのち、供給口を2つ有し、ベント口を持たない同方向
回転型2軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供
給し、スラリー122部を下流側供給口に、ポリエステ
ル(A)/スラリーの供給比率を100/122の重量
比で一定値に保ちつつ、連続して供給した。樹脂温度を
278℃で溶融押出ししたが、固有粘度0.320と著
しく固有粘度の低下したポリエステル組成物ペレットし
か得られなかった。このポリエステル組成物ペレットと
ポリエステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1
に示す。
と、シリカアルミナで表面改質した平均粒径0.35μ
mのルチル型二酸化チタン90部をハイブリダイザー
(奈良機械(株)製)に供給し6000rpmで2時間
処理した。処理後の複合粒子の平均粒径は0.34μm
であった。この粒子60部と水40部を激しく攪拌混合
した後、平均粒径0.8mmのガラスビーズを充填した
攪拌ミルに供給して、均一なスラリーを調製した。この
スラリー中の粒子の平均粒径は0.32μmであった。
た後、供給口を2つ、ベント口を2つ有する同方向回転
型2軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供給
し、同時に前記スラリー0.7部を供給し、下流側供給
口に前記スラリー0.3部を供給し、ポリエステル
(A):スラリー:スラリーの供給比率を100/0.
7/0.3の重量比で一定値に保ちつつ、連続して供給
した。ベント口を8Torrの真空度に保持し、樹脂温
度を285℃で溶融押出しして、固有粘度0.605の
ポリエステル組成物ペレットを得た。
ステル(A)を用いて特性を評価した結果を表2に示
す。
μmのルチル型二酸化チタン30部をオングミル(ホソ
カワミクロン(株)製)に供給し平均粒径が0.34μ
mまで粉砕した。この粉体80部と水20部を激しく攪
拌して、均一なスラリーとした。このスラリー中の粒子
の平均粒径は0.34μmであった。
たのち、供給口を2つ、ベント口を2つ有する同方向回
転型二軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供給
し、スラリー150部を下流側供給口に、ポリエステル
(A)/スラリーの供給比率を100/150の重量比
で一定値に保ちつつ、連続して供給した。第一のベント
口を12Torr、第二のベント口を1.5Torrの
真空度に保持し、樹脂温度を245℃で溶融押出して、
固有粘度0.580のポリエステル組成物ペレットを得
た。このポリエステル組成物ペレットとポリエステル
(A)を用いて特性を評価した結果を表2に示す。
オリナイト80部をコートマイザー(フロイント産業
(株)製)に供給してジェットコーティングを行った。
この粒子50部を、2−メチル−1,3−ジオキソラン
20部と水30部の混合溶媒に添加し、攪拌混合してス
ラリーを得た。次いでこのスラリーを平均粒径0.8m
mのガラスビーズを充填した攪拌ミルに供給して均一な
スラリーを得た。このスラリー中の粒子の平均粒径は
0.98μmであった。
たのち、一軸押出機にて押出機出側の樹脂温度を280
℃にコントロールして、供給口を2つ、ベント口を2つ
有する同方向回転型二軸スクリュータイプ押出機の上流
側供給口に供給し、スラリー15部を下流側供給口に、
ポリエステル(A)/スラリーの供給比率を100/1
5の重量比で一定値に保ちつつ、連続して供給した。第
一のベント口を3Torrの真空度に、第二のベント口
を1.2Torrに保持し、樹脂温度を280℃で溶融
押出しして、固有粘度0.620のポリエステル組成物
ペレットを得た。このポリエステル組成物ペレットとポ
リエステル(A)を用いて特性を評価した結果を表2に
示す。
0部と平均粒径0.80μmの重質炭酸カルシウム90
部を、ハイブリダイザー(奈良機械(株)製)に供給し
7000rpmで1時間処理した。こうして得られた粒
子60部を1,3−ジオキソラン10部と水30部の混
合溶媒に添加し、攪拌混合してスラリーを得た。次いで
このスラリーを平均粒径0.8mmのガラスビーズを充
填した攪拌ミルに供給して均一なスラリーを得た。この
スラリー中の粒子の平均粒径は0.75μmであった。
たのち、一軸押出機にて押出機出側の樹脂温度を280
℃にコントロールして、供給口を2つ、ベント口を2つ
有する同方向回転型二軸スクリュータイプ押出機の上流
側供給口に供給し、スラリー30部を下流側供給口に、
ポリエステル(A)/スラリーの供給比率を100/3
0の重量比で一定値に保ちつつ、連続して供給した。第
一のベント口を5Torrの真空度に、第二のベント口
を1.5Torrに保持し、樹脂温度を285℃で溶融
押出しして、固有粘度0.615のポリエステル組成物
ペレットを得た。このポリエステル組成物ペレットとポ
リエステル(A)を用いて特性を評価した結果を表2に
示す。
た後、供給口を2つ、ベント口を1つ有する同方向回転
型2軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供給
し、平均粒径0.33μmのアナターゼ型二酸化チタン
66.7部を下流側供給口に、ポリエステル(A)/二
酸化チタンの供給比率を100/66.7の重量比で一
定値に保ちつつ、連続して供給した。ベント口を10T
orrの真空度に保持し、樹脂温度を280℃で溶融押
出しして、固有粘度0.620のポリエステル組成物ペ
レットを得た。このポリエステル組成物ペレットとポリ
エステル(A)を用いて特性を評価した結果を表2に示
す。
と、シリカアルミナで表面解質した平均粒径0.35μ
mのルチル型二酸化チタン90部をハイブリダイザー
(奈良機械(株)製)に供給し2時間6000rpmで
処理した。処理後の複合粒子の平均粒径は0.34μm
であつた。
4時間乾燥した後、供給口を2つ、ベント口を1つ有す
る異方向回転型2軸スクリュータイプ押出機の上流側供
給口に供給し、前記複合粒子40部を下流側供給口に、
ポリエステル(A)/複合粒子の供給比率を100/4
0の重量比で一定値に保ちつつ、連続して供給した。ベ
ント口を10Torrの真空度に保持し、樹脂温度を2
80℃で溶融押出しして固有粘度0.610のポリエス
テルペレットを得た。
(A)を用いて特性を評価した結果を表2に示す。
たのち、供給口を2つ有し、ベント口を持たない同方向
回転型2軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供
給し、スラリー122部を下流側供給口に、ポリエステ
ル(A)/スラリーの供給比率を100/122の重量
比で一定値に保ちつつ、連続して供給した。樹脂温度を
278℃で溶融押出ししたが、固有粘度0.320と著
しく固有粘度の低下したポリエステル組成物ペレットし
か得られなかった。このポリエステル組成物ペレットと
ポリエステル(A)を用いて特性を評価した結果を表2
に示す。
0部を、平均粒径3.3μmのカオリナイト100部に
変えること以外は実施例1と同様にして、濾過後の粒子
の平均粒径3.2μmのスラリーを得た。
ステル組成物ペレットを得た。このポリエステル組成物
ペレットとポリエステル(A)を用いて特性を評価した
結果を表2に示す。
0部の混合物に酢酸マンガン・4水塩0.038部を添
加し、150℃から240℃に徐々に昇温しながらエス
テル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸トリメ
チル0.025部を添加し、15分間反応させてから三
酸化アンチモン0.045部を添加し、更に5分間反応
させてから、290℃まで昇温し、0.2Torr以下
の高真空下にて重縮合反応を行なって固有粘度0.64
のポリエステル(A)をペレット状態で得た。
0.37μmのアナターゼ型二酸化チタン90部をハイ
ブリダイザー(奈良機械(株)製)に供給し1時間80
00rpmで処理した。処理後の複合粒子の平均粒径は
0.34μmであった。この粒子60部と水40部を激
しく攪拌してスラリー状にした。次いでこのスラリーを
平均粒径0.8mmのガラスビーズを充填した攪拌ミル
に供給して均一なスラリーを得た。その後、フィルター
メディアとしてポリプロピレンを用いた多孔質フィルタ
ーによりスラリーを濾過し、ごみ等を除去した。濾過後
の粒子の平均粒径は0.34μmであった。
たのち、供給口を2つ、ベント口を1つ有する同方向回
転型二軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供給
し、スラリー100部を下流側供給口に、ポリエステル
(A)/スラリーの供給比率を100/100の重量比
で一定値に保ちつつ、連続して供給した。ベント口を8
Torrの真空度に保持し、樹脂温度を285℃で溶融
押出しして、固有粘度0.625のポリエステル組成物
ペレットを得た。このポリエステル組成物ペレットとポ
リエステルを用いて特性を評価した結果を表1に示す。
部とエチレングリコール70部の混合物に酢酸マンガン
・4水塩0.038部を添加し、150℃から240℃
に徐々に昇温しながらエステル交換反応を行った。得ら
れた反応物にリン酸トリメチル0.025部を添加し、
15分間反応させてから三酸化アンチモン0.045部
を添加し、更に5分間反応させてから、290℃まで昇
温し、0.2Torr以下の高真空下にて重縮合反応を
行なって固有粘度0.60のポリエステル(A)をペレ
ット状態で得た。
テックスU−100,花王(株)製)10部と、シリカ
アルミナで表面解質した平均粒径0.35μmのルチル
型二酸化チタン90部をハイブリダイザー(奈良機械
(株)製)に供給し6000rpmで30分間処理し
た。処理後の複合粒子の平均粒径は0.34μmであっ
た。この粒子60部と水40部を激しく攪拌混合した
後、平均粒径0.8mmのガラスビーズを充填した攪拌
ミルに供給して、均一なスラリーを調製した。このスラ
リー中の粒子の平均粒径は0.32μmであった。この
スラリーをスラリー(1)とする。
19μmのアルミナ粒子80部を添加し70℃で常圧下
で十分混練した後、ペレット化した。このペレット20
部をテトラヒドロフラン80部に添加して攪拌しながら
60℃まで加熱してスラリーを得た。その後、平均粒径
1.2mmのジルコニアビーズを充填した攪拌ミルに供
給し均一なスラリーとした。このスラリー中の粒子の平
均粒径は0.14μmであった。このスラリーをスラリ
ー(2)とする。
た後、供給口を2つ、ベント口を2つ有する同方向回転
型2軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供給
し、同時に前記スラリー(1)0.7部を供給し、下流
側供給口に前記スラリー(2)0.3部を供給し、ポリ
エステル(A):スラリー(1):スラリー(2)の供
給比率を100/0.7/0.3の重量比で一定値に保
ちつつ、連続して供給した。ベント口を8Torrの真
空度に保持し、樹脂温度を245℃で溶融押出しして、
固有粘度0.580のポリエステル組成物ペレットを得
た。
ステル(A)を用いて特性を評価した結果を表1に示
す。
0部の混合物に酢酸カルシウム・1水塩0.082部を
添加し、150℃から240℃に徐々に昇温しながらエ
ステル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸トリ
メチル0.072部を添加し、10分間反応させてから
三酸化アンチモン0.045部を添加し、更に15分間
反応させてから平均粒径0.27μmの二酸化チタンの
エチレングリコールスラリー(二酸化チタンの濃度 2
0重量%)0.248部を添加して20分間よく攪拌混
合した後、290℃まで昇温し、0.2Torr以下の
高真空下にて重縮合反応を行なって固有粘度0.64の
ポリエステル(A)をペレット状態で得た。
39μmのルチル型二酸化チタン30部をオングミル
(ホソカワミクロン(株)製)に供給し平均粒径が0.
34μmまで粉砕した。この粉体80部と水20部を激
しく攪拌して、均一なスラリーとした。このスラリー中
の粒子の平均粒径は0.34μmであった。
ち、供給口を2つ、ベント口を2つ有する同方向回転型
二軸スクリュータイプ押出機の上流側供給口に供給し、
スラリー150部を下流側供給口に、ポリエステル/ス
ラリーの供給比率を100/150の重量比で一定値に
保ちつつ、連続して供給した。第一のベント口を12T
orr、第二のベント口を1.5Torrの真空度に保
持し、樹脂温度を285℃で溶融押出しして、固有粘度
0.620のポリエステル組成物ペレットを得た。この
ポリエステル組成物ペレットとポリエステル(A)を用
いて特性を評価した結果を表1に示す。
00部とテレフタル酸65部とエチレングリコール29
部の混合物を210〜230℃の温度でエステル化反応
を行った。反応により生成する水の溜出量が13部とな
った時点で反応終了とし、反応生成物100部当り0.
027部の三酸化アンチモンと、正リン酸0.0015
部を添加し2分間反応させた。その後290℃まで昇温
し、0.2mmHg以下の高真空下にて重縮合反応を行
い、固有粘度0.63のポリエチレンテレフタレート
(A)を溶融状態で得た。
アミド樹脂10部を添加し、攪拌しながら110℃まで
加熱してポリアクリルアミド樹脂を溶解させた。この溶
液20部に、平均粒径0.30μmのアルミナ粒子80
部を添加し、攪拌混合した後、平均粒径1.1mmのジ
ルコニアビーズを充填した攪拌ミルに供給して均一なス
ラリーとした。その後このスラリーを80℃に加熱し1
00Torrの真空下で溶媒を除去した。こうして得ら
れた粒子60部を、β−オキシエチルメチルエーテル2
0部とエチレングリコール20部の混合溶媒に添加し、
攪拌混合してスラリーを得た。次いでこのスラリーを平
均粒径0.8mmのガラスビーズを充填した攪拌ミルに
供給して均一なスラリーを得た。このスラリー中の粒子
の平均粒径は0.28μmであった。
たのち、一軸押出機にて押出機出側の樹脂温度を280
℃にコントロールして、供給口を2つ、ベント口を2つ
有する同方向回転型二軸スクリュータイプ押出機の上流
側供給口に供給し、スラリー30部を下流側供給口に、
ポリエステル/スラリーの供給比率を100/30の重
量比で一定値に保ちつつ、連続して供給した。第一のベ
ント口を4Torrの真空度に、第二のベント口を1.
2Torrに保持し、樹脂温度を285℃で溶融押出し
して、固有粘度0.620のポリエステル組成物ペレッ
トを得た。このポリエステル組成物ペレットとポリエス
テル(A)を用いて特性を評価した結果を表1に示す。
巾広い濃度範囲でしかも粗大粒子が実質的にない良好な
分散状態にすることができる。従って、粒子を高濃度に
含有したポリエステル組成物を製造し、別途製造した粒
子を含まないまたは少ないポリエステルで希釈して所望
の粒子濃度に調整することもできる。その結果、得られ
た所望の粒子濃度を持ったポリエステル組成物は、粗大
粒子の極めて少ない均一な分散状態にある粒子を含有す
ることとなる。
テル組成物は、粒径が5.0μm以上の粒子を実質的に
含まず、かつ内径64mmφの2400メッシュ金網フ
ィルターを2枚重ね、290℃の温度、33.3g/m
inの濾過速度で濾過したときの濾過圧力上昇速度が1
0kg/cm2/hr以下、特に5kg/cm2/hr以
下であるという、粒子分散性に優れた特性を有すること
は、前述の通りである。したがって、本発明のポリエス
テル組成物は、粗大粒子を実質的に含まず、微細粒子が
均一に分散しており、かつ粒子とポリエステルの親和性
に優れるので、繊維、フイルム、および樹脂成形品に成
形加工する場合の成形加工性に優れ、また繊維、フイル
ム、および樹脂成形品としたときの製品品質にも優れる
という極めて顕著な効果を奏する。
ための測定器の正面模式図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 一軸または二軸のベント付き押出機に、
下記に定義するポリエステル(A)と微粒子とを供給し
て分散混練するポリエステル組成物の製造方法におい
て、 前記微粒子を30〜60dyn/cmの表面張力を有す
るか、あるいは下記に定義するポリエステル(B)で表
面が変性されており、かつ平均粒径が0.03〜1.8
μmである微粒子とし、該微粒子を水および/または沸
点240℃以下の有機化合物とのスラリーとして、ベン
ト付き押出し機に供給することを特徴とするポリエステ
ル組成物の製造方法。 ポリエステル(A):繰り返し単位の70モル%以上が
エチレンテレフタレート、ブチレンテレフタレート、ま
たはエチレンナフタレートからなるポリエステル。 ポリエステル(B):繰り返し単位の70モル%未満が
エチレンテレフタレート、ブチレンテレフタレート、ま
たはエチレンナフタレートからなるポリエステル。 - 【請求項2】 前記スラリー中の微粒子の濃度が20重
量%以上である、請求項1記載のポリエステル組成物の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04379197A JP3333829B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | ポリエステル組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04379197A JP3333829B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | ポリエステル組成物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10237279A JPH10237279A (ja) | 1998-09-08 |
JP3333829B2 true JP3333829B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=12673575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04379197A Expired - Lifetime JP3333829B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | ポリエステル組成物の製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3333829B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP04379197A patent/JP3333829B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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