JP2000109660A - ポリエステル樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
ポリエステル樹脂組成物の製造方法Info
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Abstract
の分散性に高度に優れ、成形時の工程安定性にも改善さ
れたポリエステル樹脂組成物の製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 ニュートラル型ニーディングディスクを
含むベント付き二軸混練押出機に、ポリエステル樹脂と
粒子との水及び/又は沸点240℃以下の有機化合物の
スラリーを供給してポリエステル樹脂組成物を製造する
際に、供給された該ポリエステル樹脂の可塑化が完了す
る前に該供給するスラリー全体のうちの一部を供給し
て、溶融混練した後、同一の混練機内にて更に、該スラ
リーの残部を供給して溶融混練を行う。
Description
成物の製造方法に関し、更に詳しくは、粒子の分散性と
固有粘度保持率とが改善されたポリエステル樹脂組成物
を容易に製造する方法に関する。
性を有しており、繊維、フイルム、その他成形品として
広く使用されている。しかし、その優れた特性にもかか
わらず、上記成形品を得る成形工程における成形加工性
の問題、あるいは成形品自体での取り扱いにおける滑り
性不良による作業性の悪化、製品価値の低下といった好
ましくないトラブルが発生することも知られている。
ルに微粒子を含有させて成形品の表面に適度に微細な凹
凸を付与し、これにより成形品の表面の滑り性を向上さ
せる方法が数多く提案され、その一部は実用化されてい
る。例えば、酸化珪素、酸化チタン、炭酸カルシウム、
タルク、カオリナイトなどの不活性無機粒子をポリエス
テルに添加する方法(特開昭55−133431号公報
等)、あるいは、シリコン粒子、ポリスチレン粒子など
の耐熱性ポリマー粒子をポリエステルに添加する方法
(特開平3−115354号公報等)等を挙げることが
できる。
粗大粒子が混入しやすく、粗大粒子が混入した場合に
は、例えば磁気テープ用フイルムにおいては、電磁変換
特性を低下させたり、ドロップアウトを引き起こす原因
となる。また、製版印刷用、マイクロフイルム用などの
透明性が要求されるフイルムにおいては、透明性が著し
く低下するなど、フイルム品質を損ねてしまう。更に、
繊維用途においては、紡糸時のフイルター詰まりが発生
し生産性が低下したり、単糸切れが発生したりして好ま
しくない。
め、ポリエステルの合成反応時に粒子を添加する場合
に、粉砕、分級などによりあらかじめ粗大粒子を除去し
たスラリーあるいは溶液を添加する方法も提案されてい
る(特公平1−41170号公報、特開昭63−105
059号公報等)。しかし、ポリエステルの合成反応時
に粒子を添加する方法では、粉砕、分級等の精製操作に
多大な費用や作業時間を要する上、たとえこれらの操作
を十分に行った後においても、ポリエステル合成系に添
加する時点や添加後のポリエステル内部にて粒子が再凝
集することがあり、製品ポリエステル中の粗大粒子を低
減することは難しいのが現状である。また、大量にポリ
エステルを製造する際にポリエステル合成系に粒子をそ
の都度添加していたのでは、ポリエステルの銘柄を変更
する度にポリエステル合成系の洗浄等による大量の銘柄
切り替えロスが発生する。
リエステルに粒子を混練、配合する方法が近来、検討さ
れている。この場合、粉末状粒子を単軸あるいは二軸押
出機によって、ポリマー及び粉末状粒子に剪断応力を加
えながら添加する方法が提案されている(特開平2−3
4307号公報、特公平7−62076号公報等)。
あるいは二軸押出機中を通過させるだけで完全に粉砕、
あるいは解砕することは現実には極めて難しく、また、
ポリエステル中に粉末状の粒子を均一に分散させるため
に剪断応力をかけすぎると、ポリエステルの固有粘度が
著しく低下して、成形性あるいは製品の品質が悪化する
という問題があった。
を上げるために粒子に表面処理を施したり、分散剤を添
加したり等、物理的あるいは化学的に改質する方法が知
られている(特開昭49−97822号公報、特開昭4
9−122535号公報等)。しかし、これらの特殊処
理方法は未処理の場合に比べてコスト高となり、また、
処理剤自身がポリエステル樹脂中で異物として作用し、
固有粘度の低下を招くことがあり好ましくない。更に、
種々の要求品質に対して複数種類の表面処理剤が必要と
なることや表面処理方法を変更する必要があること等、
銘柄切り替え時やポリエステル合成系の洗浄時にロスが
生じ、合成時に粒子を添加する場合と同様の問題があ
り、そのうえ、製品に要求される分散性に見合った種々
の表面改質処理剤や処理顔料を見つけることは容易では
なかった。
押出機を用いて、ポリエステルに平均粒径が0.01〜
5μmである無機粒子の水及び/又は沸点200℃以下
の有機化合物のスラリーを添加する方法(特開平3−1
15352号公報)や、湿式又は乾式の分級処理及び/
又は湿式の粉砕処理により実質的に3μm以上の粒子を
除去した平均粒子径0.1〜0.5μmの酸化チタンと
ポリエステルを同方向回転型二軸スクリュー混練押出機
で溶融混練する方法(特開平1−173031号公報)
が提案されているが、両者ともに粒子の添加方法や混練
条件に注目しておらず、溶融混練の十分な効果を奏する
までには至っていないのが現状である。
エステル中の粒子の分散性に優れ、実質的に粗大粒子が
存在せず、従って、繊維、フイルム、及び樹脂成形品と
する際の成形加工性に優れ、繊維の場合には単糸切れが
少なく、フイルムの場合には易滑性とフイルム表面の均
一性及び耐磨耗性に優れ、そして、樹脂成形品の場合に
は寸法安定性や耐衝撃性に優れ、且つベースポリマーに
対する固有粘度保持率が高いポリエステル組成物を容易
に製造する方法を提供することにある。
技術に鑑み鋭意検討を重ねた結果、ベント付き混練押出
機を用いてポリエステル組成物を製造する際、特定の粒
子添加方法を用いれば、得られるポリエステル樹脂組成
物における粒子の分散性が飛躍的に向上することを見出
し、本発明を完成するに至った。
個のニュートラル型ニーディングディスクを含み、該デ
ィスクの1枚あたりのリード幅Wとスクリュー直径Dの
比W/Dを0.1〜1.0の範囲内に設定した混練ゾー
ンを複数箇所に備えたベント付き二軸混練押出機に、ポ
リエステル樹脂ならびに平均粒径が0.01〜5μmの
粒子の水及び/又は沸点240℃以下の有機化合物のス
ラリーを供給しポリエステル樹脂組成物を製造するに際
し、供給された該ポリエステル樹脂の可塑化が完了する
前に該供給するスラリー全体のうちの一部を供給し、該
ニーディングディスクを設置した第1の混練ゾーンを
2.0D長以上通過させて溶融混練し、その後該スラリ
ーの残部を供給し、第2以降の混練ゾーンで混練分散す
ることを特徴とする、ポリエステル樹脂組成物の製造方
法により達成される。
て詳細に説明する。本発明の製造方法に用いるベント付
き二軸混練押出機は、少なくとも1つのベント孔を設け
た混練押出機で、かつニュートラル型ニーディングディ
スクを設けていることが必要である。二軸混練押出し機
としては混練押出機能を有していれば、市販のいずれの
タイプも用いることができる。
ト方式であっても、真空ポンプ又はエジェクターに接続
して真空に保持して使用してもよい。好ましくは複数の
ベント孔を設け、スラリーの供給口に隣接又は近隣する
位置にオープンベントを設け、スラリー媒体の留去を促
進し、それらのオープンベントより下流側の位置に真空
ベントを設けてポリエステル組成物の個有粘度が低下す
るのを防止するように構成する。
枚あたりのリード幅Wとスクリュー直径Dの比W/Dを
0.1〜1.0の範囲に設定したニュートラル型ニーデ
ィングディスクを少なくとも1個具備する必要がある。
は、ポリエステル樹脂と粒子とからなる未混合物を滞留
させて強い剪断力を付与し、粒子とポリエステル樹脂と
の混練を促進し、スラリー残部の添加時にポリエステル
樹脂に高度な分散性との粘度を付与する働きを有する。
が0.1より小さいと十分な混練効果を得ることができ
ず、逆に1.0を越えるとニーディングディスク同士及
びニーディングディスクとバレル内壁との剪断発熱が大
きくなり、樹脂の固有粘度の低下につながり、樹脂の推
進をも妨げてしまうので好ましくない。W/Dの好まし
い範囲は0.3〜0.6である。該ニュートラル型ニー
ディンググディスクはディスク枚数に応じて各ディスク
の位相のずれが45°、60°、90°等となっている
が、いずれの位相のものでも好適に用いることができ
る。
用い、ポリエステル樹脂と粒子とを混練するには、樹脂
を滞留させ、剪断を付与して粒子の分散を促進する尺度
として該ポリエステル樹脂を上記のベント付き混練押出
機内において2.0D長以上の領域を通過させる必要が
あり、十分な剪断量を付与するため2.5D長以上であ
ることがより好ましい。一方、10D長を越えると剪断
力を極端に増加させることになり、ポリエステル樹脂の
劣化を招きやすい。
は、他の形のディスクと併用してもよく、例えば、ロー
ターディスク、順方向及び逆方向のニーディングディス
クと組み合わせて用いて混練効果を相乗的に得ることが
できる。特に、ベント付き混練押出機内のニュートラル
型ニーディングディスクの直後に逆向きのフルフライト
スクリュー、逆向きのローター又は逆向きのニーディン
グディスクを、樹脂がベント付き混練押出機のポリエス
テル樹脂供給口にまで逆流しない範囲で組み合わせるこ
とにより、ニュートラル型ニーディングディスクにおけ
る混練効果を相乗的に向上させることができる。
リーを熱可塑性樹脂の可塑化が完了する前及び可塑化後
に分割して添加する必要がある。可塑化完了前にスラリ
ーの一部を添加し、ニュートラル型ニーディングディス
クによって溶融混練することにより、可塑化時に発生す
る高い剪断エネルギーを樹脂に付与することができ、高
度な分散を得られる。そして可塑化前に添加される粒子
は成形機内の滞留時間が可塑後に添加された粒子より長
いので、すなわち混練履歴が長いため混練分散が高度に
行われる。さらに粒子の一部をポリエステル樹脂に分散
させることによって樹脂の溶融粘度が上昇するため、可
塑化後に添加される粒子を相乗的に効率よく分散させる
ことができるのである。
ゾーンとではニーディスクの形状、個数、それらの構成
が異なっていても何ら差し支えない。また、剪断発熱量
を適度なものとするには、スクリュー回転数を200〜
600rpmの範囲内に設定すれば良い。
は、ポリエステルの可塑化前に全部又は一部をベント孔
より除去することもできるので、粒子の水及び/又は沸
点240℃以下の有機化合物のスラリーを一度に全量添
加する場合に比較してポリエステル樹脂の加水分解を抑
制することができ、スラリー可塑化時のポリエステル樹
脂の溶融粘度を高く保つのに有効に作用する。
化前に添加すると、粒子とポリエステル樹脂との表面張
力は一般にかけ離れているため、可塑化時の剪断力とニ
ーディングディスクのみで均一に粒子を分散させること
は困難であり、また、特に多量のスラリーを添加する場
合には、スラリー添加口周囲で蒸発する分散媒に飛沫同
伴する粒子も多くなるため、添加口の汚れも著しくな
り、清掃の手間、周期ともに不利となる。また、逆にス
ラリーの全量を可塑化後に供給すると、得られるポリエ
ステル樹脂組成物の固有粘度が低くなる。
おけるスラリー添加量の割合は粒子の種類、添加量によ
って適宜選択すればよいが、粒子の一部をあらかじめ添
加し、ポリエステル樹脂の溶融粘度を上げることで後か
ら投入する粒子の分散を相乗的に高める利点をより効果
的にするため、スラリーの投入は最初の投入時に全投入
量の1/2以上の量を添加することが好ましい。また、
可塑化前と可塑化後とに添加するスラリーは、粒子の種
類又は組成、複数の粒子を含む場合には各粒子の割合、
スラリーの濃度、分散剤の種類と量等が異なっても一向
にかまわない。これらの条件は得られるポリエステル組
成物の使用目的と品質目標等によって適宜選択すればよ
い。
て、粒子を50wt%以上添加しようとする場合には、
スラリーの残部を更に、ベント付き混練押出機の数箇所
へ数段階で分割して供給してもよく、粒子添加量が樹脂
に対して適度なものとなり、粒子が良好な分散性を示
し、また、ベント部への分散媒蒸気が分散して吸引され
るので、真空系への負荷も更に少なくすることができ、
もってポリエステルの加水分解を低減することができ
る。
樹脂は、エチレンテレフタレート、ブチレンテレフタレ
ート、エチレンナフタレートからなる繰り返し単位が7
0モル%以上のポリエステルからなる群から選ばれたポ
リエステル樹脂である。
物性を損なわない範囲で、具体的には該樹脂を基準とし
て30モル%未満で他の成分が共重合されていてもよ
く、該他の成分としては、酸成分としてのイソフタル酸
成分、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸成分、アジ
ピン酸成分、セバシン酸成分、フタル酸成分、無水フタ
ル酸成分、5−ナトリウムスルホイソフタル酸成分、5
−テトラブチルホスホニウムスルホイソフタル酸成分、
p−ヒドロキシ安息香酸成分、テレフタル酸成分、2,
6−ナフタレンジカルボン酸成分、などを挙げることが
できる。
レングリコール成分、1,4−ブタンジオール成分、ジ
エチレングリコール成分、プロピレングリコール成分、
2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール成分、ジ
プロピレングリコール成分、1,6−ヘキサンジオール
成分、1,4−ヘキサンジメタノール成分、ジメチロー
ルプロピオン酸成分、ポリ(エチレンオキシド)グリコ
ール成分、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール
成分などを挙げることができ、これらの共重合成分とし
ての酸成分及びジオール成分は、複数の成分が共重合さ
れていても、その総共重合量がポリエステル樹脂を基準
として30モル%未満であれば構わない。
は、トリメリット酸、トリメシン酸、無水トリメリット
酸、ピロメリット酸、トリメリット酸モノカリウム塩な
どの多価カルボン酸成分成分、グリセリン、トリメチロ
ールプロパン、ジメチロールエチルスルホン酸ナトリウ
ム、ジメチロールプロピオン酸カリウム等の多価ヒドロ
キシ成分を本発明の製造方法の目的を奏する範囲内であ
れば共重合していてもよい。
物から常法によって得ることができる。すなわち、多価
カルボン酸と多価ヒドロキシ化合物とをエステル化反応
させた後、高温、減圧下にて重縮合させるか、又は多価
カルボン酸のエステル形成性誘導体と多価ヒドロキシ化
合物とをエステル交換反応後、高温、減圧下にて重縮合
させることで製造することができる。
き混練押出機内での混練が終了した後、ペレット化、製
糸、フィルム製膜等成形ができる範囲であれば特に制限
はないが、好ましい固有粘度の範囲は0.60以上あ
る。この範囲にあるときに該ポリエステルの溶融粘度が
適度なものとなり、溶融成形性が更に良好となる。
樹脂に添加する粒子としては、無機粒子でも有機粒子で
も良く、ここで無機粒子としては、コロイダルシリカ、
湿式シリカ、乾式シリカなどの酸化珪素、酸化チタン、
炭酸カルシウム、カオリナイト、チャイナクレー、タル
ク、アルミナ、ゼオライト、グラファイト、長石、二硫
化モリブデン、カーボンブラック、硫酸バリウム等の粒
子を挙げることができ、一方、有機粒子としては、ポリ
スチレン、ポリメチルメタクリレート、メチルメタクリ
レート共重合体、メチルメタクリレート共重合架橋体、
ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオラ
イド、ポリアクリロニトリル、ベンゾグアナミン樹脂、
架橋シリコーン樹脂等の粒子を挙げることができる。
の範囲であることが必要である。平均粒径が5μmを越
えると加工時の工程不良や製糸時の断糸が多くなり、実
用上問題がある。一方、0.01μmよりも小さい粒子
は、比表面積が極めて大きいため、ポリエステル樹脂内
部における粒子の再凝集が著しい。
119号公報、特開平4−7336号公報等によって提
案されている様に、粒子の表面を粒子内部の組成とは異
なる化合物で被覆していても、シランカップリング剤及
び/又はチタンカップリング剤などで処理されていても
固有粘度が著しく落ちない範囲であれば使用しても一向
に構わない。なかでも、酸化珪素、酸化チタン、アルミ
ナ、ポリスチレン、架橋シリコーン樹脂の粒子、あるい
はこれらの粒子の表面を他の化合物で適度に被覆した粒
子は好ましい。酸化チタンにはルチル型とアナターゼ型
との2種の結晶系が知られているが、アナターゼ型の方
が樹脂の劣化が小さく好ましく用いられる。
含有量は、粒子の種類と運転条件、製品の品質目標によ
り、適宜設定すればよいが、0.1〜60wt%の範囲
にあることが好ましい。該含有量が上記範囲にある時に
は、更に良好な混練効率が得られる。
樹脂への粒子添加方法としては、スラリー状態で添加す
る必要があり、分散媒としては水及び/又は沸点240
℃以下の有機化合物を用いることが必要である。なかで
も経済性や安全性、取り扱いの簡便さから水を最も好ま
しく用いることができる。沸点が240℃を越える有機
化合物ではスラリーを添加しても揮発除去しがたく、ポ
リエステル樹脂を分解するか、又は見かけ上可塑化剤の
ように作用し樹脂の溶融粘度を下げてしまうので使用す
ることができない。
の前処理及びポリエステル樹脂へのスラリー添加時に、
ハンドリングが困難でなければ任意の濃度を設定するこ
とができるが、就中、全スラリー重量を基準として粒子
含有量が、1〜70wt%の範囲にあるとスラリー粘度
と分散媒の使用量とのバランスが良好となりが好ましい
ことが多い。
しては、メタノール、エタノール、エチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオールなどのアルコール類、ベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素化合物、テト
ラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、2−メチル−
1,3−ジオキソラン、エチレングリコールエーテルな
どのエーテル類、その他エステル類、ケトン類、アミン
類などを挙げることができ、就中、エチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、テトラヒドロフラン、
1,3−ジオキソラン、2−メチル−1,3−ジオキソ
ラン、β−オキシエチルエーテル、β−オキシエチルメ
チルエーテルを用いることが好ましい。
たり、これら分散媒としての水及び/又は沸点240℃
以下の有機化合物は、一種を単独で用いても、2種以上
を併用してもどちらでも良い。更に、均一に粒子が分散
したスラリーを得るために、本発明の効果を損なわない
範囲で分散剤を添加してもよく、該分散剤としては、ポ
リスチレンスルホン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナト
リウム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアル
コール、ビニル化合物とカルボン酸系単量体との共重合
物の塩、ポリアクリル酸部分アルキルエステル、ポリア
ルキレンポリアミン、アンモニア、各種のアンモニア
塩、水酸化ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、
ピロリン酸ナトリウムなどの各種のナトリウム塩、テト
ラエチルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキサイド、テトラメチルホスホニウムブロ
マイド、テトラブチルホスホニウムヒドロキサイドなど
のオニウム化合物等を挙げることができる。
で得られたポリエステル組成物は、そのまま繊維化工
程、製膜工程あるいは成形工程等へと送ることもできる
し、造粒化工程で、ペレット化することもできる。
樹脂組成物の固有粘度保持率は、出発原料のポリエステ
ル樹脂の固有粘度を基準とした際に60%以上保持して
いると、次工程での工程安定性が安定するとともに、製
品の物性も向上するので好ましく、ニーディングディス
クの種類やスクリュー構成の選択、追加添加するポリエ
ステル樹脂の固有粘度及び添加量を適宜設定することに
よって該保持率の範囲内とすることができる。
明するが、本発明はこれにより何等限定を受けるもので
は無い。尚、実施例中の各値は以下の方法に従って測定
した。
−50型Centrifugal Particle
Size Analyserを用いて測定する。そし
て、この測定器によって得られる遠心沈降曲線をもとに
算出した各粒径の粒子とその存在量とのcumulat
ive曲線から、50 mass percentに相
当する粒径を読み取り、この値を上記平均粒径とした
(「粒度測定技術」日刊工業新聞社発行、1975年、
頁242〜247参照)。
1,2,2−テトラクロルエタン40重量部とフェノー
ル60重量部の混合溶媒中35℃にて測定した。
の固有粘度を基準とした時のポリエステル樹脂組成物の
固有粘度の比率を求め、固有粘度保持率とした。
ー50mgを2枚のカバーグラス間に挟み込んで280
℃で溶融プレスし、急冷したのち、位相差顕微鏡を用い
て観察し、画像解析装置「ルーゼックス500」で顕微
鏡像内の最大長が5.0μm以上の粒子数をカウント
し、以下の基準に従って判定した。 特級:5.0μmを越える粒子が全く見当らないもの。 1級:5.0μmを越える粒子数が5個/mm2未満で
あるもの。 2級:5.0μmを越える粒子数が5〜10個/mm2
であるもの。 3級:5.0μmを越える粒子数が10個/mm2を越
えるもの。 なお、特級及び1級のみを実用に供することができる。
力上昇速度:小型1軸スクリュータイプ押出機の溶融ポ
リマー出側にポリマー定量供給装置を取り付け、更にそ
の出側に内径64mmの2400メッシュ金網フイルタ
ーを2枚重ねて装着し、溶融ポリマーの温度を290℃
一定にコントロールして、毎分33.3gの速度でポリ
マーを10時間連続して濾過した。この時のフイルター
入側の圧力上昇値の平均値をもって、濾過圧力上昇速度
とする。なお、この時、濾過するポリマー中の粒子添加
量は0.3重量%に統一し、以下の濾過圧上昇速度の基
準に従って判定した。 特級:毎時5kg/cm2未満であるもの。 1級:毎時5kg/cm2以上10kg/cm2未満であ
るもの。 2級:毎時10kg/cm2以上20kg/cm2以下で
あるもの。 3級:毎時20kg/cm2を越えるもの。 なお、特級及び1級のみを実用に供することができる。
リエステル中の粒子の添加量を0.3重量%になるよう
に、必要ならポリエステルベースチップで希釈した後、
小型1軸スクリュータイプ押出機で押出したポリエステ
ルをエポキシ樹脂に包埋し、ミクロトームで切断して切
断面を走査型電子顕微鏡で観察した(倍率=5000〜
10000倍)。30組の互いに隣接する2つの粒子に
ついて、その粒子間の直線距離を測定し、平均値、標準
偏差、変動係数を求め、次のように判定した。 特級:変動係数が0.05未満であるもの。 1級:変動係数が0.05〜0.1であるもの。 2級:変動係数が0.1〜0.2であるもの。 3級:変動係数が0.2以上であるもの。 なお、特級及び1級のみを実用に供することができる。
wt%のトリメチロールプロパンを吸着被覆させた平均
粒径0.37μmのアナターゼ型二酸化チタン60重量
部と水40重量部とを激しく攪拌してスラリーとした。
更に、該スラリーを平均粒径0.8mmのガラスビーズ
を充填した攪拌ミルに供給して均一なスラリーを得た。
その後、フィルターメディアとしてポリプロピレンを用
いた多孔質フィルターによりスラリーを濾過し、ごみ等
を除去した。濾過後の粒子の平均粒径は0.34μmで
あった。
ポリエチレンテレフタレート樹脂(固有粘度0.63
5)を170℃で4時間乾燥したのち、チップ供給口及
びスラリー供給ため上流側供給口と下流側供給口とを備
え、W/Dが0.2、位相90°ずれ、ディスク長1.
6Dのニュートラル型ニーディングディスクを備え、更
にスラリー供給口の下流側に隣接してそれぞれ2個所の
常圧ベント孔、及び第2の常圧ベント孔より下流に真空
ベント孔を2つ備えた、同方向回転型二軸スクリュータ
イプ混練押出機のチップ供給口に75kg/hの流量に
て供給した。
作によって調製したスラリーを20.8kg/hの流量
にて供給し、発生するベーパーを常圧ベントによって除
去した。
練した後、該ポリエチレンテレフタレート樹脂が可塑し
た後に設置した下流側供給口より、調製したスラリーを
20.8kg/hの流量にて連続して供給した。尚、真
空ベント孔には各々独立したスチームエジェクターを設
け、上流側のベント孔を8Torr、下流側のベント孔
を0.5Torrに保持し、樹脂温度は285℃に保持
して溶融押出しし、ペレット化して、固有粘度0.59
5のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物ペレットを
得た。このポリエチレンテレフタレート樹脂組成物ペレ
ットを用いて特性を評価した結果を表1に示す。
の表面処理剤種類と量、分散媒の種類、スラリーの粒子
濃度、スラリー供給量、ポリエステル樹脂供給量、ニュ
ートラル型ニーディングディスクの形状を表1記載の通
りに変更したこと以外は同様の操作を行ってポリエチレ
ンテレフタレート樹脂組成物ペレットを得た。
重量基準で0.5%表面処理した酸化チタンがスラリー
の全重量を基準として30重量%となるように水/テト
ラヒドロフラン(THF)(8:2重量比)の混合分散
媒に混合分散しスラリーを調製した。
準として5−ナトリウムスルホイソフタル酸成分を10
モル%、全ジオール成分を基準としてジエチレングリコ
ール成分を35モル%共重合した、固有粘度0.36の
水溶性共重合ポリエチレンテレフタレートを、粒子重量
基準で6%添加したスラリーを用いた。また、スラリー
の残部を更に、2分割して供給した。各々の操作の結果
を表1に示す。
の全量をポリエチレンテレフタレート樹脂と同一の供給
口から供給したこと以外は同様の操作を行った。結果を
表1に示す。
の全量をスラリーの下流側供給口から供給し、上流側供
給口からは供給しないこと以外は同様の操作を行った。
結果を表1に示す。
から代えて、平均粒径0.37μmのアナターゼ型酸化
チタン粉末をポリエチレンテレフタレート樹脂と上流側
供給口から12.6kg/hの流量、可塑後位置の下流
側供給口から12.6kg/hの流量にて供給したこと
以外は同様の操作を行った。結果を表1に示す。
ラル型ニーディングディスクから代えて、周回ピッチ
0.5D、長さ2.0Dのフルフライトセグメントを挿
入したこと以外は同様の操作を行った。結果を表1に示
す。
ートラル型ニーディングディスクとして、W/D及びス
クリュー長さDを表1に示すように変更したこと以外は
同様の操作を行った。結果を表1に示す。
の種類、表面処理剤の量、スラリー濃度、ポリエチレン
テレフタレート樹脂及びスラリーの供給量を表1に記載
した通りに変更したこと以外は同様の操作を行った。結
果を表1に示す。
ル樹脂組成物中の粒子を幅広い濃度範囲で、しかも粗大
粒子が実質的にない良好な分散状態とすることができ、
粒子含量を所望の濃度に調製してフィルム、繊維等の成
形品を直接製造してもよく、粒子を高濃度に含有したポ
リエステル組成物を製造し、別途製造した粒子を含まな
いポリエステルか、或いは少ないポリエステル組成物に
より希釈して所望の粒子濃度に調整することもできる。
成形加工する場合の成形加工性に優れ、また繊維、フイ
ルム、及び樹脂成形品としたときの製品品質にも優れた
ポリエステル樹脂組成物を得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも1個のニュートラル型ニーデ
ィングディスクを含み、該ディスクの1枚あたりのリー
ド幅Wとスクリュー直径Dの比W/Dを0.1〜1.0
の範囲内に設定した混練ゾーンを複数箇所に備えたベン
ト付き二軸混練押出機に、ポリエステル樹脂ならびに平
均粒径が0.01〜5μmの粒子の水及び/又は沸点2
40℃以下の有機化合物のスラリーを供給しポリエステ
ル樹脂組成物を製造するに際し、 供給された該ポリエステル樹脂の可塑化が完了する前に
該供給するスラリー全体のうちの一部を供給し、該ニー
ディングディスクを設置した第1の混練ゾーンを2.0
D長以上通過させて溶融混練し、その後該スラリーの残
部を供給し、第2以降の混練ゾーンで混練分散すること
を特徴とする、ポリエステル樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項2】 スラリー中の粒子濃度を全スラリー重量
を基準として1〜70wt%の範囲とする、請求項1記
載の製造方法。 - 【請求項3】 ポリエステル樹脂を基準とした時の粒子
含有量が0.1〜60wt%となるように該スラリーを
添加する、請求項1記載のポリエステル組成物の製造方
法。 - 【請求項4】 ポリエステル樹脂の可塑化が完了する前
に供給するスラリーの量が全スラリー供給量の1/2以
上の範囲である請求項1記載のポリエステル組成物の製
造方法。
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---|---|---|---|
JP28650098A JP2000109660A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | ポリエステル樹脂組成物の製造方法 |
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