JPH11335541A - 二酸化チタン含有ポリエステル組成物及びその製造方法 - Google Patents

二酸化チタン含有ポリエステル組成物及びその製造方法

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JPH11335541A
JPH11335541A JP5235699A JP5235699A JPH11335541A JP H11335541 A JPH11335541 A JP H11335541A JP 5235699 A JP5235699 A JP 5235699A JP 5235699 A JP5235699 A JP 5235699A JP H11335541 A JPH11335541 A JP H11335541A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ポリエステルの耐熱性を保持しつつ、二酸化
チタンの分散性に優れ、金属摩耗性が低減された二酸化
チタン含有ポリエステル組成物 【解決手段】 下記の要件を満足する二酸化チタンの含
有量が、該二酸化チタン含有ポリエステルの全重量を基
準として5.0〜70.0重量%の範囲にあるもの (a)平均粒子径が0.1〜0.5μmの範囲 (b)粒子径が3μm以上の粗大粒子が15000ケ/
mg以下 (c)粒子径が4μm以上の粗大粒子が7500ケ/m
g以下 (d)P25を二酸化チタンの全重量を基準として、
0.4〜0.6重量%の範囲で含有 (e)K2Oを二酸化チタンの全重量を基準として、
0.1〜0.3重量%の範囲で含有、その他、強熱減
量、結晶形態、結晶サイズ等特定条件のもの

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二酸化チタン含有ポ
リエステル組成物に関し、更に詳しくは、二酸化チタン
の該組成物中での分散性が改善されたポリエステル組成
物およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリエステル樹脂に二酸化チタ
ン等の微粒子を含有させて、得られる成形品の表面に凹
凸を付与し、表面の滑り性や、反射・屈折光等を制御す
ることが行われている。
【0003】しかしながら、該二酸化チタン含有ポリエ
ステル組成物を製造する際には、二酸化チタンの粗大粒
子が混入する、二酸化チタンの表面活性によってポリエ
ステル樹脂が分解し、その分子量が低下しする、といっ
た問題が発生し、成形時のフィルター詰まり、紡糸時の
単糸切れ、色相むら、不透明性むら、布帛の風合いむら
等の製品としての問題が発生すると共に、製品の成形あ
るいは製糸工程設備の金属部が摩耗する等の工程上での
問題も発生しており、その解決手段として各種の提案が
なされている。
【0004】例えば、粗大粒子を除去するための方法と
して、ポリエステル製造時に二酸化チタンを添加する際
に、あらかじめ該二酸化チタンに対して粉砕、分級等の
操作を行って粗大粒子を除去し、スラリー状あるいは液
状にして添加する方法(特公平1−41170号公報、
特開昭63−105059号公報等)や、製造後のレギ
ュラーポリエステルに二酸化チタンを添加し、溶融混練
する場合には、単軸あるいは二軸溶融混練押出機を用い
てポリエステルポリマー及び二酸化チタンに剪断応力を
加えて溶融混練を行う方法(特開平2−263867号
公報、特開平3−145641号公報等)、ベント付き
押出機を用いて、ポリエステルポリマーに平均粒径0.
01〜5μmの範囲にある無機粒子を、水及び/又は沸
点200℃以下の有機化合物のスラリーとして添加する
方法(特開平3−115352号公報)、湿式又は乾式
の分級処理を行って実質的に3μm以上の粒子を除去し
た平均粒径0.1〜0.5μmの二酸化チタンとポリエ
ステルポリマーとを同方向回転型2軸スクリュー混練押
出機にて溶融混練する方法(特開平1−173031号
公報)等が提案されている。
【0005】しかしながら、予め粗大粒子を除去する方
法では、粉砕・分級操作に多大な費用や作業時間が掛か
り、更に、例えこれらの除去操作を行ってもポリエステ
ル合成系に二酸化チタンを添加するとき、あるいは添加
終了後にポリエステルポリマー内にて二酸化チタンが再
凝集し、製品ポリエステル中での粗大粒子の生成を防止
することは困難である。
【0006】一方、単軸又は2軸の溶融混練押出機を用
いて溶融混練する方法では、粉末中に存在する粗大粒子
を単軸又は2軸押出し機中で完全に粉砕するあるいは完
全に混練することは非常に難しく、またポリエステルポ
リマー内に二酸化チタンを均一に分散させるために剪断
応力をかけすぎると、ポリエステルポリマーの固有粘度
が著しく低下する。更に、予め粗大粒子を除去する方法
と同様、ポリマーと微粒子を混練押出機に供給する場合
には混練工程中に、二酸化チタンの再凝集が避けられな
い。その結果、製造工程中に生じた粗大粒子を除去する
ことができず、満足する製品を得ることが出来なかっ
た。
【0007】また、二酸化チタンがポリエステル樹脂の
分子量を低下させる問題を解決するため、二酸化チタン
に表面処理を施して、二酸化チタン表面活性を封鎖する
ことも提案されている(特開昭63−265948号公
報、特開昭60−139750号公報、特開平4−33
920号公報等)。該表面処理は、アルミナ、シリカ、
チタニア、ジルコニアなどの無機処理及びポリオール
系、シリコン系などの有機処理に大別される。しかしな
がら無機系表面処理は複雑な工程が必要であり、処理量
や処理後の物性の制御が困難なため高価となるので好ま
しくなく、一方有機処理を施すのみでは被覆の結合力が
小さく、また耐熱性に劣るので、処理効果が十分に得ら
れないのが実状であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、上記従来技術が有していた問題を解消し、ポリエス
テルの耐熱性を保持しつつ、二酸化チタンの分散性に優
れ、金属摩耗性が低減された二酸化チタン含有ポリエス
テル組成物を提供することにある。
【0009】更に、本発明の第二の目的は、上記の二酸
化チタン含有ポリエステル組成物の製造方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決するべく、使用する二酸化チタンの物性並び
に処理剤及び添加剤につき鋭意検討を行い、特定の表面
処理を施し、物性を制御した二酸化チタンを用いたと
き、二酸化チタンの分散性が改善されることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明の第一の目的は、下記(a)
〜(i)の各要件を同時に満足する二酸化チタンを、ポ
リエステル組成物の全重量を基準として5.0〜70.
0重量%含有してなる、二酸化チタン含有ポリエステル
組成物により達成することができる。 (a)平均粒子径が0.1〜0.5μmの範囲にあるこ
と。 (b)粒子径が3μm以上の粗大粒子が15000ケ/
mg以下であること。 (c)粒子径が4μm以上の粗大粒子が7500ケ/m
g以下であること。 (d)P25を二酸化チタンの全重量を基準として、
0.4〜0.6重量%の範囲で含有すること。 (e)K2Oを二酸化チタンの全重量を基準として、
0.1〜0.3重量%の範囲で含有すること。 (f)強熱減量率が0.4重量%以下であること。 (g)結晶形態がルチル型である二酸化チタンの重量を
アナターゼ型である二酸化チタンの重量で除した値が9
×10-3以下であること。 (h)結晶子サイズが10〜150nmの範囲にあるこ
と。 (i)実質的にFeを含有しないこと。
【0012】また、本発明の第二の目的は、二酸化チタ
ンの含有量が、該二酸化チタン含有ポリエステル組成物
の全重量を基準として5.0〜70.0重量%の範囲に
ある二酸化チタン含有ポリエステル組成物を製造するに
際し、ベント式混練機へ、下記(a’)〜(i’)の各
要件を同時に満足する二酸化チタンを、水及び/又は沸
点のが50〜240℃の範囲にある有機化合物を分散媒
とするスラリー状態で供給し、該スラリーとポリエステ
ルとを溶融混練することを特徴とする、二酸化チタン含
有ポリエステル組成物の製造方法により達成することが
できる。
【0013】(a’)平均粒子径が0.1〜0.5μm
の範囲にあること。 (b’)粒子径が3μm以上の粗大粒子が15000ケ
/mg以下であること。 (c’)粒子径が4μm以上の粗大粒子が7500ケ/
mg以下であること。 (d’)P25を二酸化チタンの全重量を基準として、
0.4〜0.6重量%の範囲で含有すること。 (e’)K2Oを二酸化チタンの全重量を基準として、
0.1〜0.3重量%の範囲で含有すること。 (f’)強熱減量率が0.4重量%以下であること。 (g’)結晶形態がルチル型である二酸化チタンの重量
をアナターゼ型である二酸化チタンの重量で除した値が
9×10-3以下であること。 (h’)結晶子サイズが10〜150nmの範囲にある
こと。 (i’)実質的にFeを含有しないこと。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明で使用する二酸化チタン
は、その平均粒径が0.1〜0.5μmの範囲にあり、
且つ3μm以上の粗大粒子が15000ケ/mg以下、
4μm以上の粗大粒子が7500ケ/mg以下であるこ
とが必要である。
【0015】平均粒径が0.5μmを越えると二酸化チ
タンの粗大粒子が増加するうえ分散が悪化し、成形時の
フィルター詰まりや紡糸時の断糸が多発する。また、平
均粒径が0.1μm未満であると、二酸化チタンの比表
面積が大きくなるため、二酸化チタン単位重量あたりの
表面活性が高くなりすぎて、ポリマーを劣化させたり、
二酸化チタン粒子同士の凝集を促進するので問題とな
る。
【0016】また、3μm以上の粗大粒子が15000
ケ/mgを超えるか、または4μmを超える粗大粒子が
7500ケ/mgを超えると、二酸化チタン含有ポリエ
ステル組成物中の粒子分散性が著しく劣るようになり、
製糸工程におけるパック圧の上昇や製膜その他の成形工
程において、フィルター寿命を著しく短くしたりするな
どの問題が生じる。
【0017】本発明に用いられる二酸化チタンはP25
量が二酸化チタンの全重量を基準として0.4〜0.6
重量%の範囲にあり、且つK2O量が二酸化チタンの全
重量を基準として0.1〜0.3重量%の範囲にあるこ
とが必要である。
【0018】即ち、P25量が二酸化チタンの全重量を
基準として0.4重量%未満であるか、K2O量が二酸
化チタンの全重量を基準として0.1重量%未満である
場合には該二酸化チタンの組成物中での分散性が不十分
となり、二酸化チタンによる工程の金属摩耗も発生して
しまう。一方、P25量が二酸化チタンの全重量を基準
として0.6重量%を越えるか、K2O量が二酸化チタ
ンの全重量を基準として0.3重量%を越える場合に
は、ポリエステルの分子量低下、組成物の色相悪化が発
生する。
【0019】本発明において使用する二酸化チタンはそ
の強熱減量率が0.4重量%以下であることが必要であ
る。該強熱減量率が0.4重量%を越えると得られる二
酸化チタン含有ポリエステル組成物の熱安定性が著しく
低下する。即ち、該組成物を単独で溶融押出した際の固
有粘度([η])の変化(以下、Δ[η]と略記することも
ある。)が大きくなり、配合された二酸化チタン濃度を
希釈して製糸する工程には供給できない。特に、二酸化
チタンの配合量が多い場合に熱安定性の低下が著しい。
【0020】本発明において使用する二酸化チタンは、
結晶形態がルチル型である二酸化チタンの重量をアナタ
ーゼ型である二酸化チタンの重量で除した値が9×10
-3以下であることが必要である。該値が9×10-3を越
える場合には、に酸化チタン結晶の硬さが増し、成形・
製糸設備に対する金属摩耗が著しくなる。
【0021】更に、二酸化チタンの結晶子サイズが10
〜150nmの範囲にある必要がある。該結晶子サイズ
が10nm未満であると、解砕処理により粒子が微細化
されすぎ必要となる平均粒径の維持が困難である。一
方、150nmを越える場合には、解砕処理が困難で、
処理に多大の時間を要する。
【0022】また、本発明において、二酸化チタンは実
質的にFeを含有しないことが必要である。該Feを含
有する場合には結晶形態におけるルチル型とアナターゼ
型の比の影響と同様に成形・製糸設備に対する金属摩耗
が著しくなる。
【0023】本発明においてポリエステル(以下、ポリ
エステル(A)と称することもある。)とは、ジカルボ
ン酸及び/又はそのエステル形成性誘導体とジオール及
び/又はそのエステル形成性誘導体とから合成される線
状飽和ポリエステルであって、汎用樹脂としての物性を
失わない範囲で目的に応じて他の成分が共重合されてい
てもよく、ジカルボン酸及び/又はそのエステル形成性
誘導体として、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、イソフタル酸、1,4−シクロヘキシルジカ
ルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、無水フ
タル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、5−テト
ラブチルホスホニウムスルホイソフタル酸、p−ヒドロ
キシ安息香酸、テレフタル酸ジメチル、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸ジメ
チル、セバシン酸ジメチル、フタル酸ジメチル、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸ジメチル、5−テトラブチ
ルホスホニウムスルホイソフタル酸ジメチル等を挙げる
ことができ、特に、テレフタル酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、テレフタル酸ジメチル、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸ジメチルを用いることが好ましい。
【0024】また、ジオール及び/又はそのエステル形
成性誘導体として、エチレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、
ジプロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、
1,4−ヘキサンジメタノール、ジメチロールプロピオ
ン酸、ポリ(エチレンオキシド)グリコール、ポリ(テ
トラメチレンオキシド)グリコール等を挙げることがで
き、特に、エチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ルを用いることが好ましい。
【0025】これらのジカルボン酸及び/又はそのエス
テル形成性誘導体、並びにジオール及び/又はそのエス
テル形成性誘導体はそれぞれ1種ずつを単独で用いて
も、2種以上を併用してもどちらでもよい。
【0026】本発明におけるポリエステル(A)は、前
記の例示した化合物から常法によって得ることができ、
ジカルボン酸とジオールとをエステル化反応させた後、
高温減圧下で重縮合反応させるか、ジカルボン酸のエス
テル形成性誘導体とジオールとをエステル交換反応させ
た後、高温減圧下で重縮合させることにより製造するこ
とができる。
【0027】尚、本発明におけるポリエステル(A)に
は、トリメリット酸、トリメシン酸、無水トリメリット
酸、ピロメリット酸、トリメリット酸モノカリウム塩な
どの多価カルボン酸、グリセリン、ジメチロールエチル
スルホン酸ナトリウム、ジメチロールプロピオン酸カリ
ウム等の多価ヒドロキシ化合物を、本発明の目的を達成
する範囲内であれば共重合してもよい。
【0028】本発明の製造方法においては、上記した各
要件を具備する二酸化チタンを水及び/又は沸点が50
〜240℃の範囲にある有機化合物とのスラリーとして
ポリエステルポリマーに添加する必要があり、その際に
用いることが出来る有機化合物として、メタノール、エ
タノール、1,4−ブタンジオール等のアルコール類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素化合
物、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、2−
メチル−1,3−ジオキソラン等のエーテル類、その他
エステル類、ケトン類、アミン類等を挙げることができ
るが、特に制限されるものではないが、除去の容易性か
ら水、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、
テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、β−オキ
シエチルエーテル、β−オキシエチルメチルエーテルを
用いることが好ましく、就中ハンドリング性、安全性、
コストの観点から水が好ましい。該スラリーの分散媒は
一種を単独を用いても、二種以上の混合分散媒を用いて
もどちらでもよい。
【0029】更に、二酸化チタンが均一に分散している
スラリーを得るために、本発明の目的を奏する範囲内で
あれば各種の添加剤を用いてもよく、該添加剤として
は、ポリスチレンスルホン酸ソーダ、カルボキシメチル
セルロース、ポリビニルアルコール等の保護剤、水酸化
ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等のナトリウ
ム塩、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラエ
チルアンモニウムヒドロキサイド等のオニウム化合物、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸
ナトリウム等のアニオン系界面活性剤、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリコール
モノステアレート等のノニオン系界面活性剤等を挙げる
ことができる。
【0030】二酸化チタンと水及び/又は沸点が50〜
240℃の範囲にある有機化合物とのスラリーは単独で
用いても、二種類以上を混合して用いてもよく、常法に
従って調製することができる。
【0031】即ち、粒子を水及び/又は沸点が50〜2
40℃の範囲にある有機化合物とのスラリーとした後、
粉砕又は解砕し、更に分級処理を加えても良いし、逆
に、分級処理後に粉砕又は解砕しても良い。また、乾式
で粉砕又は解砕し、更に分級処理を加えるか、粉砕又は
解砕単独の処理を行うか、分級処理単独の処理を行った
後、水及び/又は沸点が50〜240℃の範囲にある有
機化合物とのスラリーとしてもよい。あるいは、乾式と
湿式とを適宜組み合わせても良く、例えば、乾式で粉砕
した粒子をスラリー化した後、湿式にて分級処理を行
う、乾式にて解砕及び/又は分級処理を行った後に湿式
にて粉砕処理を行う等の方法を任意に採用すればよい。
【0032】また、スラリー濃度については、特に制限
されないが、最終的には溶媒を除去することから、可能
な限り高濃度とすることが好ましく、スラリーの全重量
を基準として、二酸化チタンの重量が10〜80重量%
の範囲にあることが好ましい。該濃度が前記の範囲にあ
るときには、溶媒が原因となってポリエステルポリマー
が分解することによる分子量低下や、ハンドリングの低
下が発生しにくい。該濃度は、特に、20〜70重量%
の範囲にあることが好ましい。
【0033】本発明の製造方法においては、二酸化チタ
ン含有スラリーに、更に、固有粘度が0.1〜0.5の
範囲にあるポリエステル(以下、ポリエステル(B)と
称することもある。)を含有させることが好ましく、特
に、該ポリエステル(B)が溶解していることが好まし
い。該ポリエステル(B)を二酸化チタン含有スラリー
中に含有させることによって二酸化チタンのポリエステ
ル(A)への親和性が向上し均一に分散させるという効
果を得ることができる。
【0034】該ポリエステル(B)のスラリーへの添加
時期は、スラリーを混練機に添加する前であれば、スラ
リーを調製する際に初めから添加しても、スラリーの調
製が完了した後でも、任意の段階で添加することができ
る。
【0035】上記のポリエステル(B)は、多価カルボ
ン酸及び/又はそのエステル形成性誘導体と多価ヒドロ
キシ化合物及び/又はそのエステル形成性誘導体から製
造されるが、多価カルボン酸及びそのエステル形成性誘
導体としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、2,6−ナ
フタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン
酸、コハク酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、2
−カリウムスルホジカルボン酸、トリメリット酸、トリ
メシン酸、無水トリメリット酸、無水フタル酸、p−ヒ
ドロキシ安息香酸、トリメリット酸モノカリウム等を挙
げることができ、多価ヒドロキシ化合物及び/又はその
エステル形成性誘導体としては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、p−キシリレングリコ
ール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、
ジメチロールプロピオン酸、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ジメチロールエチルスルホン酸ナトリウ
ム、ジメチロールプロピオン酸カリウム等を例示するこ
とができる。
【0036】該ポリエステル(B)は前掲のポリエステ
ル(A)と同様に常法に従って製造すればよく、多価カ
ルボン酸及び/又はそのエステル形成性誘導体ならびに
多価ヒドロキシ化合物及び/又はそのエステル形成性誘
導体をエステル化反応及び/又はエステル交換反応さ
せ、引き続き高温・減圧下で重縮合させればよい。
【0037】本発明のポリエステルポリマーにはポリエ
ステルの製造時に通常用いられるリチウム、ナトリウ
ム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、亜鉛、アン
チモン、ゲルマニウム、二酸化チタン等の化合物の金属
化合物触媒、着色防止剤としてのリン化合物、その他ポ
リエステルの改質に用いられる不活性粒子や有機化合物
等を本発明の目的を奏する範囲内で含んでいてもよい。
【0038】ここで、ベント式混練機は少なくとも一つ
のベント孔を備えた混練機であればよく、例えば、1軸
スクリュータイプ、2軸スクリュータイプのいずれも採
用することが出来る。
【0039】本発明の製造方法に用いるベント式混練機
は、混練セグメントの形式がロータータイプであっても
ニーディングディスクタイプであってもよく、またニー
ダーでもよく、連続式でもバッチ式でもよい。
【0040】本発明の製造方法においてベント式混練機
は、水及び/又は沸点が50〜240℃の範囲にある有
機化合物を除去するためのベント孔の少なくとも一つを
減圧下に保持する必要がある。該ベント孔の減圧度は3
00Torr以下に保持することが好ましく、100T
orr以下に保持することがより好ましく、特に、20
Torr以下に保持することが好ましい。
【0041】上述した製造方法を採用することによっ
て、ポリエステルの合成反応時に二酸化チタンを添加す
る際の、該二酸化チタンの再凝集、界面活性剤の長時間
の熱劣化による品質低下、色相悪化等の問題を解消し、
作業性も改善することができる。
【0042】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれにより何等限定を受けるもの
ではない。尚、実施例中における各特性の測定は以下の
方法により行った。
【0043】(1)強熱減量率:試料の二酸化チタン2
gを精秤し、磁性ルツボ中に入れて、電気炉(900〜
950℃)で2時間強熱した。冷却後精秤して求めた重
量を全強熱減量とした。また、同一の二酸化チタン試料
2gを精秤し、105〜110℃の温度で3時間乾燥さ
せて、減少した重量分を含有水分とした。下記数式1よ
り強熱減量を求め、下記数式2より強熱減量率を求め
た。
【0044】
【数1】(強熱減量)=(全強熱減量)−(含有水分)
【0045】
【数2】(強熱減量率)=(強熱減量)/2 ×100
【0046】(2)二酸化チタンの平均粒径:島津製作
所製「CP−50型Centrifugal Particle Size Analys
er」を用いて測定した。次いで、この測定器によって得
られる遠心沈降曲線をもとに算出した各粒径の粒子とそ
の存在量とのcumulative曲線から、50mass percentに
相当する粒径を読み取り、この値を上記平均粒径とし
た。(日刊工業新聞社「粒度測定技術」、1975年発
行、頁242〜247参照)。
【0047】(3)結晶子サイズ:二酸化チタンのX線
回折の2θ=24.5°〜26.0°の(101)面の
回折ピークを2つのガウス関数でフィッティングし、そ
の2つの合成関数から、ピーク位置、半値幅を求めて、
Sherrerの式から結晶子のサイズを求めた。
【0048】(4)スラリー中の粗大粒子:コールター
・エレクトロニクス社製「コールターマルチサイザーT
A−II型」を用いて測定される粒子体積分布を球相当径
に換算して求めた。
【0049】(5)固有粘度([η]):1,1,2,
2−テトラクロルエタン40重量部とフェノール60重
量部の混合溶媒中に試料を溶解して定法に従って35℃
にて測定した。
【0050】(6)ポリエステル組成物の濾過昇圧:ポ
リエステル組成物中の二酸化チタン粗大粒子を評価する
ため、下記のように濾過昇圧速度を評価した。小型1軸
スクリュータイプ押出機の溶融ポリマー出側にポリマー
定量供給装置を取り付け、更にその出側に内径64mm
φの2400メッシュ金網フイルターを2枚重ねて装着
した。次いで、溶融ポリマーの温度を290℃一定とな
るようにコントロールし、ポリマー流量が33.3g/
minの速度となるようにポリマーを10時間連続して
濾過する。この時のフイルター入側の圧力上昇値の平均
値をもって、濾過圧力上昇速度とした。尚、評価は以下
の判定基準に従い、特級及び1級のみが実用に供するこ
とができる。 特級:濾過圧力上昇速度が、毎時5kg/cm2未満で
ある。 1級:濾過圧力上昇速度が、毎時5kg/cm2以上〜
10kg/cm2未満である。 2級:濾過圧力上昇速度が、毎時10kg/cm2以上
20kg/cm2未満である。 3級:濾過圧力上昇速度が、毎時20kg/cm2以上
である。
【0051】(7)△[η]:ポリエステル組成物と、ポ
リエステル組成物の濾過昇圧評価時の吐出物との固有粘
度の差を△[η]とした。
【0052】(8)ポリエステル組成物中の二酸化チタ
ン分散性:ポリマー50mgを2枚のカバーグラス間には
さんで280℃で溶融プレスし、急冷したのち、位相差
顕微鏡を用いて観察し、画像解析装置「ルーゼックス5
00」で顕微鏡像内の最大長が5.0μm以上の粒子数
をカウントした。尚、評価は下記の判定基準に従い、特
級及び1級のみが実用に供される。 特級:5.0μmをこえる粒子が全く見当らない。 1級:5.0μmをこえる粒子数が5個/mm2未満で
ある。 2級:5.0μmをこえる粒子数が5〜10個/mm2
である。 3級:5.0μmをこえる粒子数が10個/mm2を超
える。
【0053】(9)金属摩耗性:二酸化チタン含有ポリ
エステル組成物より調製した繊維サンプル(二酸化チタ
ン含有率が繊維重量を基準として2.5重量%となるよ
うに希釈調製)を、直径0.25mmの銅導線に張力2
5g重となるように接触させつつ、500m/分の速度
で走行させて銅導線が破断するまでの時間を測定し、金
属摩耗性を評価した。尚、評価は下記の判定基準に従
い、特級及び1級のみを実用に供することができる。 特級:銅線が破断するまでの時間が60秒以上である。 1級:銅線が破断するまでの時間が50秒以上60秒未
満である。 2級:銅線が破断するまでの時間が40秒以上50秒未
満である。 3級:銅線が破断するまでの時間が40秒未満である。
【0054】(10)不透明性むら:二酸化チタン含有
ポリエステル樹脂組成物より調製した繊維サンプル(二
酸化チタン含有率が繊維重量を基準として2.5重量%
となるようにメルターで希釈調製)を用いてメリヤス筒
編みした編物を、標準色板及び標準白色板の上に12枚
重ねて置き、それぞれでの色相をミノルタ社製カラーマ
シン「CR−50」を用いて測定し、Hunter図の
色度図法によりLab表示で色相を得た。次いで、標準
色板を用いて測定したL値を、標準白色板を用いて測定
値で除した値をもって不透明性とした。この値が大きい
ほど不透明性が高いことを示す。
【0055】製糸サンプル75kgを用いて、7.5k
gづつに10枚の筒編みを作製し、それぞれの編物に対
して上記の不透明性の測定を行って、不透明性の変動係
数を求めた。該変動係数が0.1未満であれば、紡糸
時、メルターにおける二酸化チタン含有ポリエステル組
成物とベースポリエステルとの溶融混練が十分に行われ
ていることを示す。尚、評価は以下の判定基準に従い、
特級及び1級のみが実用に供せられる。 特級:変動係数が0.05未満である。 1級:変動係数が0.05以上0.1未満である。 2級:変動係数が0.1以上0.2未満である。 3級:変動係数が0.2以上である。
【0056】[実施例1] ポリエステル(A)の製造:ジメチルテレフタレート1
00重量部とエチレングリコール70重量部とを用い、
酢酸マンガン・4水和物0.038重量部を触媒として
常法に従ってエステル交換反応により生成したオリゴマ
ーに、ポリエチレンテレフタレート単位を基準として、
リン酸トミメチル0.025重量部を添加し、15分間
反応させてから三酸化アンチモン0.045重量部を添
加し、更に5分間反応させてから290℃まで昇温し、
0.2Torr以下の高真空下にて重縮合反応を行って
固有粘度0.64のポリエステルポリマー(A)ペレッ
トを得た。
【0057】ポリエステル(B)の製造:テレフタル酸
ジメチル99.1重量部と5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸ジメチル16.8重量部とエチレングリコール4
5.7重量部とジエチレングリコール42.1重量部と
の混合物に、酢酸チタン0.0484重量部を添加し、
150〜240℃に徐々に昇温しながらエステル交換反
応を行った。得られた反応物を280℃まで昇温し0.
3Torr以下の高真空下にて重縮合反応を行って固有
粘度0.45のポリエステルポリマー(B)ペレットを
得た。
【0058】スラリーの調製:水80重量部に前記のポ
リエステル(B)20重量部を添加し、ゆっくりと攪拌
しながら70℃迄昇温し、70℃に保温しながらポリエ
ステル(B)を完全に溶解させた。この水溶液40重量
部と表1に記載した特性を有する二酸化チタン60重量
部との混合物を激しく攪拌してスラリー状にした。次い
で、このスラリーを平均粒径0.8mmのガラスビーズ
を充填した攪拌ミルに導入して、二酸化チタンの平均粒
径が0.32μmとなるまで湿式粉砕を行った。その
後、フィルターメディアとしてポリプロピレンを用いた
多孔質フィルターによりスラリーを濾過し、不純物等を
除去した。濾過後のスラリー中には、粒子径が3μm以
上の粗大粒子が500ケ/mg、粒子径が4μm以上の
粗大粒子が250ケ/mg含有されていた。
【0059】ポリエステル組成物の製造:最上流部に供
給口と中間部と下流部にベント孔を有する二軸スクリュ
ー式混練押出機の供給口に、含有水分がペレット重量を
基準として0.2重量%となるように調製したポリエス
テル(A)ペレット100重量部を連続供給し、同時
に、予め調製しておいたスラリーを55.5重量部/時
となるように同時に連続供給して、供給比が重量比率で
ポリエステル(A):スラリー=100:55.5の一
定割合となるように設定した。
【0060】中間部のベント孔を60Torr、下流部
のベント孔を15Torrへ減圧し、該混練押出機の吐
出孔でのポリマー温度が290℃に保持できるように設
定した。得られたポリエステル組成物のペレットの物性
を表1に示す。
【0061】[実施例2及び3並びに比較例1〜6]実
施例1において、二軸スクリュー式混錬押出機へ供給す
る二酸化チタンの物性を表1の通りに変更すること以外
は同様の操作を行った。結果を表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【発明の効果】本発明によって得られる二酸化チタン含
有ポリエステル組成物は、組成物中においても成形品や
繊維等に加工しても再凝集することなく高度の分散性を
保ち、ポリエステル成型設備における金属の摩耗を低減
し、同時に成型や紡糸工程でのポリエステルの固有粘度
の低下が抑制されるので、繊維やフィルム等の樹脂を着
色する際のマスターチップとして好適に用いることがで
きる。また、本発明の組成物の製造方法によれば、二酸
化チタンが高度に分散したポリエステル組成物を、ポリ
エステルの劣化も少なく極めて容易に製造することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗原 英資 愛媛県松山市北吉田町77番地 帝人株式会 社松山事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二酸化チタンの含有量が、該二酸化チタ
    ン含有ポリエステル組成物の全重量を基準として5.0
    〜70.0重量%の範囲にある二酸化チタン含有ポリエ
    ステル組成物であって、 該二酸化チタンが、下記(a)〜(i)の各要件を同時
    に満足することを特徴とする、二酸化チタン含有ポリエ
    ステル組成物。 (a)平均粒子径が0.1〜0.5μmの範囲にあるこ
    と。 (b)粒子径が3μm以上の粗大粒子が15000ケ/
    mg以下であること。 (c)粒子径が4μm以上の粗大粒子が7500ケ/m
    g以下であること。 (d)P25を二酸化チタンの全重量を基準として、
    0.4〜0.6重量%の範囲で含有すること。 (e)K2Oを二酸化チタンの全重量を基準として、
    0.1〜0.3重量%の範囲で含有すること。 (f)強熱減量率が0.4重量%以下であること。 (g)結晶形態がルチル型である二酸化チタンの重量を
    アナターゼ型である二酸化チタンの重量で除した値が9
    ×10-3以下であること。 (h)結晶子サイズが10〜150nmの範囲にあるこ
    と。 (i)実質的にFeを含有しないこと。
  2. 【請求項2】 二酸化チタンの含有量が、該二酸化チタ
    ン含有ポリエステル組成物の全重量を基準として5.0
    〜70.0重量%の範囲にある二酸化チタン含有ポリエ
    ステル組成物を製造するに際し、 ベント式混練機へ、下記(a’)〜(i’)の各要件を
    同時に満足する二酸化チタンを、水及び/又は沸点のが
    50〜240℃の範囲にある有機化合物を分散媒とする
    スラリー状態で供給し、該スラリーとポリエステルとを
    溶融混練することを特徴とする、二酸化チタン含有ポリ
    エステル組成物の製造方法。 (a’)平均粒子径が0.1〜0.5μmの範囲にある
    こと。 (b’)粒子径が3μm以上の粗大粒子が15000ケ
    /mg以下であること。 (c’)粒子径が4μm以上の粗大粒子が7500ケ/
    mg以下であること。 (d’)P25を二酸化チタンの全重量を基準として、
    0.4〜0.6重量%の範囲で含有すること。 (e’)K2Oを二酸化チタンの全重量を基準として、
    0.1〜0.3重量%の範囲で含有すること。 (f’)強熱減量率が0.4重量%以下であること。 (g’)結晶形態がルチル型である二酸化チタンの重量
    をアナターゼ型である二酸化チタンの重量で除した値が
    9×10-3以下であること。 (h’)結晶子サイズが10〜150nmの範囲にある
    こと。 (i’)実質的にFeを含有しないこと。
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KR100674255B1 (ko) * 2005-05-06 2007-01-24 학교법인 포항공과대학교 소각로에서 발생하는 유해물질 저감용 촉매 나노 입자,이를 포함하는 기능성 첨가제 및 고분자
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