JPH11199455A - 研磨剤含有歯磨剤組成物 - Google Patents

研磨剤含有歯磨剤組成物

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JPH11199455A
JPH11199455A JP36918397A JP36918397A JPH11199455A JP H11199455 A JPH11199455 A JP H11199455A JP 36918397 A JP36918397 A JP 36918397A JP 36918397 A JP36918397 A JP 36918397A JP H11199455 A JPH11199455 A JP H11199455A
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crystalline cellulose
sodium
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cellulose
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JP36918397A
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Makoto Yoshie
誠 吉江
Yasuo Kikuchi
康夫 菊池
Takashi Yamamoto
高司 山本
Satoru Fukazawa
哲 深澤
Yoshichika Ebine
慶周 海老根
Mari Kikawa
真理 木川
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨剤を含む歯磨剤組成物において、研磨剤
による歯質の損傷を効果的に防止するとともに、使用感
にもすぐれ、かつ安価である研磨剤助剤を含有する組成
物を提供する。 【解決手段】 研磨剤含有歯磨剤組成物において、該研
磨剤の助剤として、90〜212μmの粒径を有し、そ
の平均粒径が100〜200μmである粗粒子状結晶セ
ルロースXを用いることを特徴とする研磨剤含有歯磨剤
組成物。研磨剤含有歯磨剤組成物において、該研磨剤の
助剤として、90〜212μmの粒径を有し、その平均
粒径が100〜200μmである粗粒子状結晶セルロー
スXと、90μm以下の粒径を有し、その平均粒径が1
0〜70μmの微粒子状結晶セルロースYとの混合物を
用いることを特徴とする研磨剤含有歯磨剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨剤含有歯磨剤
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、研磨剤を入れた歯磨剤組成物は知
られている。この場合、研磨剤としては、例えば、リン
酸水素カルシウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、
炭酸カルシウム、ゼオライト等の無機粉体が一般的に使
用されている。このような研磨剤は、歯の表面に沈着し
た歯垢や着色性沈着物(ステイン)等と接触摩擦して、
それらを除去し、歯の表面に生来の白さを保持させた
り、回復させる目的で組成物に配合される。この歯磨剤
組成物に配合される研磨剤において、その硬度は、歯質
を損傷しないような硬度であることが要求され、一般的
には、前記した如き比較的硬度の低い無機粉体が用いら
れている。しかしながら、このような比較的低硬度の無
機粉体であっても、強く歯磨(ブラッシング)する場合
には、歯質を損傷する等の不都合を生じる。そこで、研
磨剤助剤として、水に不溶の各種のセルロースパウダー
を配合した歯磨剤組成物が提案されている(特開昭55
−98111号公報、特開平5−58861号公報)。
しかしながら、これらの公報の実施例で具体的に示され
ているものは、その平均粒径が70μm以下という微粒
子状のものである。本発明者らの研究によれば、このよ
うな微粒子状のセルロースパウダーでは、口腔内に入っ
たときに、ベタツキ感を生じるため、使用感触の点で未
だ満足し得るものではなかった。特開平9−40537
号公報によれば、水に不溶な平均粒径が1〜50μmの
セルロース粉末を造粒して得られる平均粒径が50〜1
000μmの造状化セルロースを配合した口腔用組成物
が提案されている。しかしながら、これらの粒状化セル
ロースは、微粉末状のセルロースパウダーをバインダー
を用いて造粒する必要があることから、そのコストが高
くなるという問題がある他、歯磨製造機種によっては、
その製造中に造粒粉体が砕ける等の問題をも含むもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、研磨剤を含
む歯磨剤組成物において、研磨剤による歯質の損傷を効
果的に防止するとともに、使用感にもすぐれ、かつ安価
である研磨剤助剤を含有する組成物を提供することをそ
の課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、研磨剤含有歯磨剤組
成物において、該研磨剤の助剤として、90〜212μ
mの粒径を有し、その平均粒径が100〜200μmで
ある粗粒子状結晶セルロースXを用いることを特徴とす
る研磨剤含有歯磨剤組成物が提供される。また、本発明
によれば、研磨剤含有歯磨剤組成物において、該研磨剤
の助剤として、90〜212μmの粒径を有し、その平
均粒径が100〜200μmである粗粒子状結晶セルロ
ースXと、90μm以下の粒径を有し、その平均粒径が
10〜70μmの微粒子状結晶セルロースYとの混合物
を用いることを特徴とする研磨剤含有歯磨剤組成物が提
供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の歯磨剤組成物(以下、単
に組成物とも言う)は、従来の研磨剤入りの組成物にお
いて、その研磨剤助剤として、粗粒子状結晶セルロース
X又はこの粗粒子状結晶セルロースXと微粒子状結晶セ
ルロースYとの混合物を用いる。粗粒子状結晶セルロー
スXは、90〜212μm、好ましくは125〜180
μmの粒径を有し、その平均粒径が100〜200μ
m、好ましくは140〜170μmの結晶セルロースか
らなるものである。一方、微粒子状結晶セルロースY
は、90μm以下、好ましくは63μm以下の粒径を有
し、その平均粒径が10〜75μm、好ましくは、45
〜58μmの結晶セルロースからなるものである。この
場合の微粒子状結晶セルロースYの粒径の下限値は、通
常1μm程度である。粗粒子状結晶セルロースXと微粒
子状結晶セルロースYとの混合物を用いる場合、その使
用割合は、そのセルロースXに対するセルロースYの重
量比[Y]/[X]で、1/9〜9/1、好ましくは1
/2〜4/1である。
【0006】本発明で用いる結晶セルロースは、化学的
には天然セルロースそのものであり、高純度精製パルプ
を鉱酸を用いて加水分解して、非結晶領域を洗浄除去し
た後、摩砕、精製、乾燥して得られた粉末状のものであ
る。粗粒子状結晶セルロースXにおいて、その見掛比重
(g/cc)は、0.1〜0.6、好ましくは0.2〜
0.5である。また、その真比重は、約1.55であ
る。微粒子状結晶セルロースYにおいて、その見掛比重
(g/cc)は、0.1〜0.6、好ましくは0.2〜
0.5である。また、その真比重は約1.55である。
【0007】前記研磨剤助剤の配合量は、全組成物中、
0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜10重量%で
あり、さらに好ましくは0.5〜5重量%である。その
配合量が少なすぎると、研磨剤による歯質損傷防止効果
が不十分になり、一方、多すぎると、使用感が悪くなる
等の不都合を生じる。
【0008】本発明の組成物は、前記研磨剤助剤ととも
に研磨剤を含有し、その他の成分、例えば、粘結剤、粘
稠剤、保湿剤、界面活性剤、甘味料、香料、防腐剤を含
有する。
【0009】研磨剤としては、第2リン酸カルシウム、
2水和物及び無水和物、第1リン酸カルシウム、第3リ
ン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム等のリン酸カル
シウム系化合物の他、炭酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、アルミナ、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、不
溶性メタリン酸ナトリウム、第3リン酸マグネシウム、
炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ベントナイト、ケ
イ酸ジルコニウム等の無機粉体、さらに、ポリメタクリ
ル酸メチル、その他の合成樹脂粉体が挙げられる。研磨
剤の配合量は、組成物全体の5〜60重量%、特に10
〜50重量%である。
【0010】粘結剤としては、カラギーナン、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体、キ
サンタンガム、トラガントガム、カラヤガム、アラビア
ガムなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニ
ルピロリドンなどの合成粘結剤、シリカゲル、アルミニ
ウムシリカゲル、ビーガム、ラポナイトなどの無機粘結
剤等が挙げられる。
【0011】粘稠剤や保湿剤としては、ソルビット、グ
リセリン、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、キシリトール、マル
チトール、ラクチトール等が挙げられる。
【0012】香料としては、メントール、アネトール、
カルボン、オイゲノール、リモネン、n−デシルアルコ
ール、シトロネロール、α−テルピネオール、シトロネ
リルアセテート、シネオール、リナロール、エチルリナ
ロール、ワニリン、チモール、スペアミント油、ペパー
ミント油、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマ
リー油、桂皮油、ピメント油、桂葉油、シソ油、冬緑
油、丁字油、ユーカリ油等が挙げられる。
【0013】甘味料としては、サッカリンナトリウム、
ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、
グリチルリチン、ペリラルチン、ソーマチン、アスパラ
チルフェニルアラニンメチルエステル、p−メトキシシ
ンナミックアルデヒド等の甘味料が挙げられる。
【0014】本発明の組成物には、デキストラナーゼ、
ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテアーゼ、
溶菌酵素、スーパーオキサイドディスムターゼ等の酵
素、モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン
酸カリウム等のアルカリ金属モノフルオロフォスフェー
トやフッ化ナトリウム、フッ化第1錫等のフッ化物、ト
ラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、アルミニ
ウムクロルヒドロキシアラントイン、ジヒドロコレスタ
ノール、グリチルリチン酸類、グリチルレチン酸、ビサ
ボロール、イソプロピルメチルフェノール、グリセロフ
ォスフェート、クロロフィル、グルコン酸銅、塩化ナト
リウム、水溶性無機リン酸化合物、トリクロサン、セチ
ルピリジニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、塩
化ベンゼトニウム等の有効成分の1種又は2種以上を配
合することができる。
【0015】更に、本発明の組成物には、界面活性剤と
して、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性
イオン界面活性剤等を配合することができる。
【0016】具体的には、アニオン界面活性剤として、
ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチン酸硫酸ナトリウム
等のアルキル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシ
ン酸ナトリウム、N−ミリストイルザルコシン酸ナトリ
ウム等のN−アシルザルコシン酸ナトリウム、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂
肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスル
ホ酢酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタミン酸ナト
リウム等のN−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N
−アシルタウリンナトリウム、N−メチル−N−アシル
アラニンナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリ
ウムなどが挙げられる。
【0017】ノニオン界面活性剤としては、ショ糖脂肪
酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂
肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪
酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル等の糖アルコ
ール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステ
アレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又はジエタノ
ールアミド、ミリスチン酸モノ又はジエタノールアミド
等の脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル等
が挙げられる。
【0018】両性イオン界面活性剤としては、N−ラウ
リルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチルジアミノ
エチルグリシン等のN−アルキルジアミノエチルグリシ
ン、N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウム
ベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリンベタインナトリウムなどが挙げられる。
【0019】この場合、界面活性剤としては、特にアニ
オン界面活性剤が好ましく、具体的にはラウリル硫酸ナ
トリウム等のアルキル硫酸ナトリウムなどが好適であ
る。なお、これらの界面活性剤はその1種を単独で用い
ても2種以上を併用しても差し支えなく、その配合量は
通常、組成物全体の0.01〜5重量%、より好ましく
は0.05〜3重量%である。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。なお、以下において示す%は重量%を示す。
【0021】参考例1 (結晶セルロースの製造と分級)DPパルプ(平均重合
度1000)を2.5N塩酸水溶液中で105℃、15
分間加水分解を行い、ろ過洗浄し、湿潤状態の結晶セル
ロースを得た。これを細かくほぐし、水分含量が5%に
なるまで60℃の熱風乾燥機で乾燥させ、クラッシャー
で粗粉砕後、ハンマーミルで微粉砕し、日本工業規格Z
8801号に規定されたふるい番号50のふるいを通
し、粉末結晶セルロースを得た。これを、ふるい番号7
0、83、100、119、166、235、282、
391のふるいで分級し、表1に示した結晶セルロース
A、B、C、D、E、F、G、H、Iを得た。これら結
晶セルロースについて、マイクロトラック粒度分析計
(日機装株式会社)で平均粒径を測定し、表1に示し
た。
【0022】
【表1】
【0023】実施例1 下記成分組成(重量%)の歯磨剤組成物を調製し、その
為害作用改善テストを下記のようにして行った。その結
果を表2に示す。 結晶セルロース 表2に示す種類と量 研磨剤の種類 40% ラウリル硫酸ナトリウム 1.5% カラギーナン 1% ソルビット 25% 香料 1% 精製水 残 ─────────────────────────────────── 合計 100%
【0024】(為害作用改善テストの方法)人抜去歯を
ダイヤモンドカッターで5mm×5mmに切断し、レジ
ンで包埋後、表面を砥石およびアルミナで鏡面研磨す
る。これを研磨容器にセットし、歯磨15gをグリセリ
ン25gに均一に分散した液を用い、荷重200gにお
いて2000回ブラッシングする。ブラッシング後、人
抜去歯表面を表面粗さ計(小坂研究所製)で測定した。
測定は、歯のうねりを取り除くため、カットオフ値を
0.8に設定し、10点平均粗さ(JIS B0601
に準拠)で行った。
【0025】
【表2】
【0026】表2の結果より90μmから212μmの
粒径で平均粒径が100μmから200μmの結晶セル
ロースは、研磨剤入り歯磨剤のブラッシングによる為害
作用を改善していることが分かる。また、140μmか
ら200μmの結晶セルロースは、より効果的に研磨剤
入り歯磨剤のブラッシングによる為害作用を改善してい
ることが分かる。さらに、この効果は、リン酸カルシウ
ム系研磨剤により有効であることが分かる。一方、結晶
セルロースの配合量は、0.2%以上で好ましく、0.
5%以上がより好ましいことが分かる。
【0027】実施例2 下記成分組成(重量%)の歯磨剤組成物を作り、その使
用感のテストを下記のようにして行った。その結果を表
3に示す。 (試験歯磨剤の組成) 結晶セルロース 表2に示す種類、量 第2リン酸カルシウム 40% ラウリル硫酸ナトリウム 1.5% カルボキシメチルセルロースナトリウム 1% ソルビット 25% サッカリンナトリウム 0.1% 香料 1% 精製水 残 ─────────────────────────────────── 合計 100%
【0028】(使用感テストの方法)上記組成練歯磨剤
の使用感(ザラツキ感、ベタツキ感)を10名の専門パ
ネラーにより、下記評点にて評価した。 使用感評点 5:まったく感じない 4:ほんの少し感じる 3:少し感じる 2:感じる 1:非常に感じる
【0029】
【表3】
【0030】表3の結果より、平均粒径100μm〜2
00μmの粗粒子状結晶セルロース、好ましくは100
〜170μmの結晶セルロースは、平均粒径250μm
の結晶セルロース(実験No.19、20)よりザラツ
キ感が少なく使用感がよいことが分かる。また、平均粒
径70μm以下の結晶セルロース単独(実験No.2
1)では、ベタツキ感が高く使用感が悪いことが分か
る。さらに、90μm以下の粒径で、平均粒径10μm
〜75μmの微粒子状結晶セルロース、好ましくは45
μm〜58μmの微粒子状結晶セルロースを加えること
により(実験No.5〜18)、ザラツキ感が良好に改
善されることが分かる。粗粒子状結晶セルロースと微粒
子状結晶セルロースとの重量比は、1:9から9:1、
好ましくは2:1から1:4の時に使用感がよいことが
分かる。
【0031】次に、本発明の組成物の処方例を以下に示
す。 実施例3 リン酸水素カルシウム 35% カルボキシメチルセルロース 0.5% カラゲナン 0.3% グリセリン 20% プロピレングリコール 3% ラウリル硫酸ナトリウム 1.0% トリクロサン 0.2% 結晶セルロース:No.D 5% トラネキサム酸 0.1% ブチルパラベン 0.1% 酸化アルミニウム 0.3% 香料 1% モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7% 精製水 残 ─────────────────────────────────── 計 100%
【0032】 実施例4 炭酸カルシウム 45% カラゲナン 1% グリセリン 30% プロピレングリコール 3% ラウリル硫酸ナトリウム 1.0% ラウリルサルコシンナトリウム 0.5% 酢酸トコフェロール 0.1% 結晶セルロース:No.E 10% エチルパラベン 0.1% ブチルパラベン 0.1% 酸化アルミニウム 0.1% 香料 1% 精製水 残 ─────────────────────────────────── 計 100%
【0033】 実施例5 無水ケイ酸 16% ヒドロキシメチルセルロース 1% ソルビット 40% グリセリン 10% ポリエチレングリコール 5% ラウリル硫酸ナトリウム 1.5% 結晶セルロース:No.C 2% 結晶セルロース:No.F 1% トラネキサム酸 0.1% フッ化ナトリウム 0.2% アラントイン 0.1% メチルパラベン 0.1% 香料 1% 精製水 残 ─────────────────────────────────── 計 100%
【0034】 実施例6 水酸化アルミニウム 40% アルギン酸ナトリウム 0.6% カルボキシメチルセルロース 0.4% ソルビット 20% グリセリン 10% プロピレングリコール 2.5% POE硬化ヒマシ油 2% 結晶セルロース:No.D 5% 結晶セルロース:No.G 5% 酢酸トコフェノール 0.1% 安息香酸ナトリウム 0.3% 香料 1% 精製水 残 ─────────────────────────────────── 計 100%
【0035】 実施例7 無水ケイ酸 18% ポリアクリル酸ナトリウム 1% キサンタンガム 0.1% ソルビット 45% プロピレングリコール 2% ショ糖脂肪酸エステル 2% グリチルリチン酸ジカリウム 0.05% デキストラナーゼ 0.1% ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3% 結晶セルロース:No.B 3% 結晶セルロース:No.G 1% サッカリンナトリウム 0.1% 香料 0.5% フッ化ナトリウム 0.2% 精製水 残 ─────────────────────────────────── 計 100%
【0036】 実施例8 無水ケイ酸 10% アルギン酸ナトリウム 0.7% キサンタンガム 0.2% グリセリン 25% ポリエチレングリコール 3% ラウリル硫酸ナトリウム 1.2% オウバクエキス 0.76% トリクロサン 0.1% 結晶セルロース:No.D 2% 結晶セルロース:No.I 4% メチルパラベン 0.18% サッカリンナトリウム 0.1% フッ化ナトリウム 0.3% ラウロイルサルコシンナトリウム 0.1% 香料 0.6% 精製水 残 ─────────────────────────────────── 計 100%
【0037】 実施例9 リン酸水素カルシウム 35% カルボキシメチルセルロース 0.9% カラゲナン 0.3% ソルビット 25% プロピレングリコール 2% ラウリル硫酸ナトリウム 1.5% トリクロサン 0.2% 結晶セルロース:No.B 3% 結晶セルロース:No.E 3% 結晶セルロース:No.H 3% サッカリンナトリウム 0.1% メチルパラベン 0.1% モノフルオロリン酸ナトリウム 1.1% 香料 1% 精製水 残 ─────────────────────────────────── 計 100%
【0038】 実施例10 リン酸水素カルシウム 45% カルボキシメチルセルロース 1.0% カラゲナン 0.1% グリセリン 20% プロピレングリコール 3% ラウリル硫酸ナトリウム 1.0% 塩化セチルピリジニウム 0.1% 結晶セルロース:No.C 1% 結晶セルロース:No.D 2% 結晶セルロース:No.G 2% トラネキサム酸 0.1% ブチルパラベン 0.1% 香料 1% 精製水 残 ─────────────────────────────────── 計 100%
【0039】
【発明の効果】本発明の歯磨剤組成物は、研磨剤助剤と
して、特定の結晶セルロースを用いたことから、歯垢や
着色性沈着物等の歯表面の汚れを効果的に除去すること
ができる上、その研磨剤による歯質の損傷を効果的に防
止することができる。本発明の組成物は、研磨剤を含む
歯磨剤組成物、例えば、練歯磨剤組成物や、液状歯磨剤
組成物等として有利に適用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深澤 哲 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 海老根 慶周 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 木川 真理 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨剤含有歯磨剤組成物において、該研
    磨剤の助剤として、90〜212μmの粒径を有し、そ
    の平均粒径が100〜200μmである粗粒子状結晶セ
    ルロースXを用いることを特徴とする研磨剤含有歯磨剤
    組成物。
  2. 【請求項2】 研磨剤含有歯磨剤組成物において、該研
    磨剤の助剤として、90〜212μmの粒径を有し、そ
    の平均粒径が100〜200μmである粗粒子状結晶セ
    ルロースXと、90μm以下の粒径を有し、その平均粒
    径が10〜70μmの微粒子状結晶セルロースYとの混
    合物を用いることを特徴とする研磨剤含有歯磨剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 粗粒子状結晶セルロースXに対する微粒
    子状セルロースYの重量比[Y]/[X]が1/9〜9
    /1である請求項2の研磨剤含有歯磨剤組成物。
  4. 【請求項4】 該研磨剤がリン酸カルシウム系化合物か
    らなる請求項1〜3のいずれかの研磨剤含有歯磨剤組成
    物。
JP36918397A 1997-12-27 1997-12-27 研磨剤含有歯磨剤組成物 Pending JPH11199455A (ja)

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