JPH111993A - スチ−ルハウスのフレ−ム及びフレ−ムの結合構造 - Google Patents
スチ−ルハウスのフレ−ム及びフレ−ムの結合構造Info
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Abstract
ルハウスのフレ−ムを提供することにある。 【解決手段】矩形状の金属板からなるフレ−ム本体1
に、一方向に平行に延びる第1〜第6の折曲線2a〜2
fによって区分された第1〜第7の帯状板部3a〜3g
を形成するとともに、少なくとも第1、第3、第5及び
第7の帯状板部3a、3c、3e、3gを略同一幅に形
成し、かつ前記第1、第3、第5及び第7の帯状板部3
a、3c、3e、3gが残りの第2、第4および第6の
帯状板部3b、3d、3fに対して略垂直となるように
前記第1、第2、第5及び第6の折曲線2a、2b、2
e、2fで谷折り屈曲するとともに、残りの第3及び第
4の折曲線2c、2dで山折り屈曲して断面が略コ字状
の凹部4と凸部5とを交互に形成したことを特徴とす
る。
Description
のフレ−ム及びフレ−ムの結合構造に関する。
ゆるスチ−ルハウスにおいては、スチ−ル製のフレ−ム
を結合することにより建物の枠組を構成している。フレ
−ムは、一般に板厚が0.8〜1.5mm程度の鋼材が
用いられ、基板部とこの基板部の両側縁から立上る立上
り部を有して断面がコ字状に形成されている。そして、
フレ−ムの表面は防錆処理されている。
を結合して土台、柱、梁、桁及び筋交いなどからなる骨
組を構築し、この骨組にスチ−ルパネルあるいは石膏ボ
−ドを張り合わせるなどして取り付け、壁、床、屋根等
を構成している。
は、従来、溶接、ボルト・ナット締め等の連結手段が取
られ、フレ−ム相互を直角または角度を持って連結する
ことにより、骨組みを構築している。
において、例えば、柱となる第1のフレ−ムと横桟とな
る第2のフレ−ムとを端部相互で直角に結合する場合、
第1のフレ−ムの立上り部と第2のフレ−ムの立上り部
とを接合し、立上り部相互をボルト・ナットによって締
め付けるか、溶接などによって結合している。
は板厚が0.8〜1.5mm程度の鋼材が用いられ、し
かも第1のフレ−ムと第2のフレ−ムは同一幅であるた
め、第1のフレ−ムの立上り部を第2のフレ−ムの立上
り部の内側もしくは外側に嵌合するには何らかの圧入機
械を用いていずれか一方の立上り部の端部を内側もしく
は外側に変形して圧入するほかなく、この作業をスチ−
ルハウスの建築現場で行うには機械を搬入しなくてはな
らない。また、フレ−ム相互などを溶接する上において
も、第1のフレ−ムと第2のフレ−ムとを直角に位置決
めした状態で溶接する必要があり、その作業が煩雑とな
る。また、溶接の場合にはフレ−ムに施された防錆処理
が劣化されて錆が発生しやすいという問題がある。そこ
で、本出願人は、前述のような問題を解消したフレ−ム
の結合構造を、特願平8−192944号、特願平8−
192945号及び特願平8−192946号として既
に出願をしている。
た先願のものは、フレ−ムとして断面がコ字形のものを
用い、フレ−ム相互を結合した構造であるため、強度的
に弱いという問題があった。すなわち、断面がコ字形の
フレ−ムは、上下方向、横方向あるいは捩じれ方向の荷
重が加わった場合、歪みや変形が生じ、特に上方から下
方に押し潰す方向に大きな外力が加わった場合、縦方向
のフレ−ムの中間部分が横方向に広がる等の恐れがあ
る。また、フレ−ム相互の結合時に、相互の位置決めが
困難で、結合部分がずれる恐れがあり、結合作業が煩雑
であるなどの問題があった。この発明は、前記事情に着
目してなされたもので、その目的とするところは、どの
ような方向から荷重が加わってもフレ−ムの歪み、変形
を防止でき、強度的に優れたスチ−ルハウスを建築で
き、またフレ−ム相互の結合作業を施工現場において簡
単に行うことができるスチ−ルハウスのフレ−ム及びフ
レ−ムの結合構造を提供することにある。
達成するために、請求項1は、矩形状の金属板からなる
フレ−ム本体に、一方向に平行に延びる第1〜第6の折
曲線によって区分された第1〜第7の帯状板部を形成す
るとともに、少なくとも第1、第3、第5及び第7の帯
状板部を略同一幅に形成し、かつ前記第1、第3、第5
及び第7の帯状板部が残りの第2、第4及び第6の帯状
板部に対して略垂直となるように、前記第1、第2、第
5及び第6の折曲線で谷折り屈曲するとともに、残りの
第3及び第4の屈曲線で山折り屈曲して、断面が略コ字
状の凹部と凸部とを交互に形成したことを特徴とするス
チ−ルハウスのフレ−ムにある。
スのフレ−ムにおいて、フレ−ム本体の第4の帯状板部
の長手方向両端部に、第3及び第5の折曲線に沿って切
込み部を形成し、この切込み部の長さを前記第4の帯状
板部の幅と略同一として両切込み部間の前記第4の帯状
板部の端部に折曲部を形成し、この折曲部を前記第4の
帯状板部に対して下方に直角に折曲することにより、前
記折曲部と第3及び第5の帯状板部で囲まれる略コ字状
の切欠部を形成したことを特徴とする。
スのフレ−ムにおいて、フレ−ム本体の第2の帯状板部
の長手方向両端部に、第1及び第2の折曲線に沿って切
込み部を形成し、この切込み部の長さを前記第2の帯状
板部の幅と略同一として両切込み部間の前記第2の帯状
板部の端部に折曲部を形成するとともに、前記フレ−ム
本体の第6の帯状板部の長手方向両端部に、第5及び第
6の折曲線に沿って切込み部を形成し、この切込み部の
長さを前記第6の帯状板部の幅と略同一として両切込み
部間の前記第6の帯状板部の端部に折曲部を形成し、前
記両折曲部をそれぞれ第2及び第6の帯状板部に対して
上方に直角に折曲することにより、前記折曲部と第1及
び第3の帯状板部で囲まれる略コ字状の切欠部と、前記
折曲部と第5及び第7の帯状板部で囲まれる略コ字状の
切欠部とをそれぞれ形成したことを特徴とする。
−ム本体に、一方向に平行に延びる第1〜第6の折曲線
によって区分された第1〜第7の帯状板部を形成すると
ともに、少なくとも第1、第3、第5及び第7の帯状板
部を略同一幅に形成し、かつ前記第1、第3、第5及び
第7の帯状板部が残りの第2、第4及び第6の帯状板部
に対して略垂直となるように、前記第1、第2、第5及
び第6の折曲線で谷折り屈曲するとともに、残りの第3
及び第4の折曲線で山折り屈曲して、断面が略コ字状の
凹部と凸部とを交互に形成した第1のフレ−ムと第2の
フレ−ムとからなり、前記第1のフレ−ムは、フレ−ム
本体の第4の帯状板部の長手方向両端部に、第3及び第
4の折曲線に沿って切込み部を形成し、この切込み部の
長さを前記第4の帯状板部の幅と略同一として両切込み
部間の前記第4の帯状板部の端部に折曲部を形成し、こ
の折曲部を前記第4の帯状板部に対して下方に直角に折
曲することにより、前記折曲部と第3及び第5の帯状板
部で囲まれる略コ字状の切欠部を形成し、前記第2のフ
レ−ムは、フレ−ム本体の第2の帯状板部の長手方向両
端部に、第1及び第2の折曲線に沿って切込み部を形成
し、この切込み部の長さを前記第2の帯状板部の幅と略
同一として両切込み部間の前記第2の帯状板部の端部に
折曲部を形成するとともに、前記フレ−ム本体の第6の
帯状板部の長手方向両端部に、第5及び第6の折曲線に
沿って切込み部を形成し、この切込み部の長さを前記第
6の帯状板部の幅と略同一として両切込み部間の前記第
6の帯状板部の端部に折曲部を形成し、前記両折曲部を
それぞれ第2及び第6の帯状板部に対して上方に直角に
折曲することにより、前記折曲部と第1及び第3の帯状
板部で囲まれる略コ字状の切欠部と、前記折曲部と第5
及び第7の帯状板部で囲まれる略コ字状の切欠部とをそ
れぞれ形成し、第2のフレ−ムの少なくとも第2及び第
6の帯状板部は、第1のフレ−ムの第2及び第6の帯状
板部と同一幅またはそれよりやや幅広であり、第2のフ
レ−ムの少なくとも第4の帯状板部は、第1のフレ−ム
の第4の帯状板部と同一幅またはそれよりやや狭幅であ
ることを特徴とするスチ−ルハウスのフレ−ムにある。
に記載の金属板は、表面に防錆処理が施された鋼板また
鉄板であることを特徴とする。
ムと第2のフレ−ムとを結合してスチ−ルハウスを構築
するフレ−ムの結合構造において、2本の第1のフレ−
ムを所定間隔を存して平行に配設するとともに、これら
第1のフレ−ムの各上端を結ぶ位置及び各下端を結ぶ位
置にそれぞれ第2のフレ−ムを第1のフレ−ムと直交す
る方向に平行に配設し、第1のフレ−ムの端部の切欠部
と第2のフレ−ムの第3〜第5の帯状板部によって形成
された突出部とを嵌合するとともに、第1のフレ−ムの
第1〜第3の帯状板部及び第5〜第7の帯状板部によっ
て各形成された突出部と第2のフレ−ムの切欠部とを嵌
合し、第1と第2のフレ−ムの重合部分を結合部材で結
合して枠組みしたことを特徴とする。
ムと第2のフレ−ムとを結合してスチ−ルハウスを構築
するフレ−ムの結合構造において、2本の第1のフレ−
ムを所定間隔を存して平行に配設するとともに、これら
第1のフレ−ムの各上端を結ぶ位置及び各下端を結ぶ位
置にそれぞれ第2のフレ−ムを第1のフレ−ムと直交す
る方向に平行に配設し、第1のフレ−ムの端部の切欠部
と第2のフレ−ムの第3〜第5の帯状板部によって形成
された突出部とを嵌合するとともに、第1のフレ−ムの
第1〜第3の帯状板部及び第5〜第7の帯状板部によっ
て各形成された突出部と第2のフレ−ムの切欠部とを嵌
合し、第1と第2のフレ−ムの重合部分を結合部材で結
合して複数の枠組体を構成し、前記複数の枠組体の第1
のフレ−ムにおける凸部相互を背合せ状態に結合し、こ
の結合部を挟んで両側に第1のフレ−ムにおける凹部相
互からなる空洞部を形成したことを特徴とする。
ムと第2のフレ−ムとを結合してスチ−ルハウスを構築
するフレ−ムの結合構造において、2本の第1のフレ−
ムを所定間隔を存して平行に配設するとともに、これら
第1のフレ−ムの各上端を結ぶ位置及び各下端を結ぶ位
置にそれぞれ第2のフレ−ムを第1のフレ−ムと直交す
る方向に平行に配設し、第1のフレ−ムの端部の切欠部
と第2のフレ−ムの第3〜第5の帯状板部によって形成
された突出部とを嵌合するとともに、第1のフレ−ムの
第1〜第3の帯状板部及び第5〜第7の帯状板部によっ
て各形成された突出部と第2のフレ−ムの切欠部とを嵌
合し、第1と第2のフレ−ムの重合部分を結合部材で結
合して複数の枠組体を構成し、前記複数の枠組体の第2
のフレ−ムにおける凸部相互を背合せ状態に結合し、こ
の結合部の間に第2のフレ−ムにおける凹部相互からな
る空洞部を形成したことを特徴とする。
面に基づいて説明する。図1〜図3は、スチ−ルハウス
を構築するためのフレ−ムを示し、図中1は、板厚が
0.7mm〜5.0mmの長方形状の金属板、例えば鋼
板、鉄板あるいはアルミニウム板からなるフレ−ム本体
であり、この表面には防錆処理が施されている。フレ−
ム本体1にはその長手方向に平行に延びる第1〜第6の
折曲線2a〜2fによって等間隔に区分され、同一幅の
第1〜第7の帯状板部3a〜3gが形成されている。
a、3c、3e、3gは、残りの第2、第4、第6の帯
状板部3b、3d、3fに対して垂直となるように前記
第1、第2、第5、第6の折曲部2a、2b、2e、2
fは谷折り屈曲され、残りの第3及び第4の折曲線2
c、2dは山折り屈曲されている。そして、フレ−ム本
体1は断面が略コ字状の凹部4、4の間に略コ字状の凸
部5が形成されたチャンネル構造をなしている。
って構成された第1のフレ−ム11であり、フレ−ム本
体1の幅方向の中間部に位置する第4の帯状板部3dの
長手方向両端部には第3及び第4の折曲線2c、2dに
沿って切込み部6が形成されている。この切込み部6の
長さL1は第4の帯状板部3dの幅L2と略同一であ
り、両切込み部6間の前記第4の帯状板部3dの端部に
は折曲部7が形成されている。そして、この折曲部7は
第4の帯状板部3dに対して下方に直角に折曲され、こ
の折曲部7と第3の帯状板部3c及び第5の帯状板部3
eで三方が囲まれる略コ字状の切欠部8が形成されてい
る。したがって、第1のフレ−ム11の長手方向両端部
には切欠部8を挟んで両側に第1〜第3の帯状板部3a
〜3cと第5〜第7の帯状板部3e〜3gによってそれ
ぞれコ字状に形成された突出部9が設けられている。
って構成された第2のフレ−ム12であり、フレ−ム本
体1の第2の帯状板部3bの長手方向両端部には第1及
び第2の折曲線2a、2bに沿って切込み部13が形成
されている。この切込み部13の長さL3は第2の帯状
板部3bの幅L4と略同一であり、両切込み部13間の
第2の帯状板部3bの端部には折曲部14が形成されて
いる。同様に、フレ−ム本体1の第6の帯状板部3fの
長手方向両端部には第5及び第6の折曲線2e、2fに
沿って切込み部15が形成されている。この切込み部1
5の長さL5は第6の帯状板部3fの幅L6と略同一で
あり、両切込み部15間の第6の帯状板部3fの端部に
は折曲部16が形成されている。
2及び第6の帯状板部3b、3fに対して上方に直角に
折曲され、折曲部14と第1及び第3の帯状板部3a、
3cで三方が囲まれる略コ字状の切欠部17が形成さ
れ、同様に、折曲部16と第5及び第7の帯状板部3
e、3gで三方が囲まれる略コ字状の切欠部18が形成
されている。したがって、第2のフレ−ム12の幅方向
の中間部に位置する長手方向両端部には切欠部17、1
8に挟まれて第3〜第5の帯状板部3c〜3eによって
それぞれコ字状に形成された突出部19が設けられてい
る。
6の帯状板部3b、3fは、第1のフレ−ム11の第2
及び第6の帯状板部3b、3fと同一幅またはそれより
やや広幅に形成され、第2のフレ−ム12の第4の帯状
板部3dは、第1のフレ−ム11の第4の帯状板部3d
と同一幅またはそれよりやや狭幅に形成されている。
び突出部9を構成する第1、第2の帯状板部3a、3b
並びに第6、第7の帯状板部3f、3gにはタッピング
用ねじ穴20が穿設され、第2のフレ−ム12の折曲部
14、16、及び突出部19を構成する第4の帯状板部
3dにはタッピング用ねじ穴21が穿設されている。
ウスの例えば柱となる第1のフレ−ム11と例えば横桟
となる第2のフレ−ム12とを結合する手順を説明する
と、まず、2本の第1のフレ−ム11を所定間隔を存し
て平行に配設するとともに、これら第1のフレ−ム11
の各上端を結ぶ位置及び各下端を結ぶ位置に第2のフレ
−ム12を第1のフレ−ム11と直交する方向に平行に
配設する。そして、第1のフレ−ム11の端部の切欠部
8と第2のフレ−ム12の突出部19とを嵌合すると、
第1のフレ−ム11の突出部9、9と第2のフレ−ム1
2の切欠部17、18とが嵌合して雄雌結合状態とな
る。
が第2のフレ−ム12の突出部19の上面に重合し、折
曲部7がストッパ作用を果たし、第1のフレ−ム11の
縦方向の位置決めがなされる。また、第2のフレ−ム1
2の折曲部14、16が第1のフレ−ム11の突出部
9、9の側面に重合し、折曲部14、16がストッパ作
用を果たし、第1のフレ−ム11の横方向の位置決めが
なされる。そして、第1のフレ−ム11と第2のフレ−
ム12とを直角に位置決めすると、第1のフレ−ム11
の端部に設けられたタッピング用ねじ穴20と第2のフ
レ−ム12の端部に設けられたタッピング用ねじ穴21
とが対向する。
−ム12の重合部分におけるタッピング用ねじ穴20、
21に結合部材としてのタッピングねじ22をねじ込む
ことにより、第1と第2のフレ−ム11、12とはその
端部において結合され、図10に示すように、方形の枠
組体23が構成される。
の枠組体23を組立ててこれらを連結することになる
が、図11に示すように、複数の枠組体23を横方向に
並設し、第1のフレ−ム11における凸部5相互を背合
せ状態に接合し、この接合部24をタッピングねじ等に
よって結合すると、この結合部24を挟んで両側に第1
のフレ−ム11における凹部4相互からなる空洞部25
が形成される。すなわち、空洞部25によってボックス
断面が形成されることから、2本の第1のフレ−ム11
からなる二重柱26の強度を向上させることができる。
設し、第2のフレ−ム12における凸部5相互を背合わ
せ状態に接合し、この接合部27をタッピングねじ等に
よって結合すると、この結合部27に挟まれて第2のフ
レ−ム12における凹部4相互からなる空洞部28が形
成される。すなわち、空洞部28によってボックス断面
が形成されることから、2本の第2のフレ−ム12から
なる二重桟29の強度を向上させることができる。
5、28に角柱、中空角パイプ等を補強材または充填材
として挿入し、フレ−ム11、12に連結するなどして
固定することにより、さらに頑強に構成することができ
る。また、空洞部25、28に水道配管や電気配線ある
いはエアコン用の冷媒配管を通すことも可能であり、こ
のように構成することにより、配管、配線が外部に露出
することはなく、美観を向上できる。
グねじによって第1と第2のフレ−ム11、12の結合
及び枠組体23相互の結合を行ったが、セルフタッピン
グねじやボルトとナットによって締め付け固定してもよ
い。さらに、前記実施形態によれば、第1のフレ−ム1
1と第2のフレ−ム12との一端部相互を結合する場合
について説明したが、他端部相互の結合においても同様
の構造によって結合することができる。また、タッピン
グねじやセルフタッピングねじの使用本数もフレ−ムの
サイズ及び使用場所によって適宜変更可能である。
ば、次の効果がある。スチ−ルハウスの骨組の構築にお
いて、フレ−ム相互を施工現場において簡単に結合で
き、結合作用の煩雑さを解消できる。しかもフレ−ムは
金属板を屈曲して凹部と凸部を交互に形成したチャンネ
ル構造であり、フレ−ムの剛性がアップし、上下方向、
横方向あるいは捩じれ方向の荷重が加わっても変形する
ことはなく、耐荷重の優れたスチ−ルハウスの骨組の構
築ができる。また、柱となる第1のフレ−ムと桁、桟や
梁となる第2のフレ−ムとの端部に対称的に切欠部とこ
の切欠部に嵌合する突出部を設けて雄雌結合した構造で
あり、組立て時の位置決めが簡単で、結合部における位
置ずれ及び歪みを防止できる。また、フレ−ムを結合し
て得られた枠組体相互を並設して結合したとき、フレ−
ムの凹部によって空洞部ができ、ボックス断面構造とな
るため、一層頑強な構造となり、また、空洞部に水道配
管や電気配線あるいはエアコン用の冷媒配管を通すこと
も可能であるという効果がある。
図。
フレ−ムの端面図。
展開図、(b)は端面図、(c)は平面図。
展開図、(b)は端面図、(c)は平面図。
直前の斜視図。
状態を示し、(a)は斜視図、(b)は矢印X方向から
見た正面図、(c)は矢印Y方向から見た正面図。
を横方向に結合した状態の正面図、(B)はA−A線に
沿う断面図。
を横方向に結合した状態の正面図、(B)はB−B線に
沿う断面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 矩形状の金属板からなるフレ−ム本体
に、一方向に平行に延びる第1〜第6の折曲線によって
区分された第1〜第7の帯状板部を形成するとともに、
少なくとも第1、第3、第5及び第7の帯状板部を略同
一幅に形成し、かつ前記第1、第3、第5及び第7の帯
状板部が残りの第2、第4及び第6の帯状板部に対して
略垂直となるように、前記第1、第2、第5及び第6の
折曲線で谷折り屈曲するとともに、残りの第3及び第4
の折曲線で山折り屈曲して、断面が略コ字状の凹部と凸
部とを交互に形成したことを特徴とするスチ−ルハウス
のフレ−ム。 - 【請求項2】 請求項1記載のスチ−ルハウスのフレ−
ムにおいて、フレ−ム本体の第4の帯状板部の長手方向
両端部に、第3及び第4の折曲線に沿って切込み部を形
成し、この切込み部の長さを前記第4の帯状板部の幅と
略同一として両切込み部間の前記第4の帯状板部の端部
に折曲部を形成し、この折曲部を前記第4の帯状板部に
対して下方に直角に折曲することにより、前記折曲部と
第3及び第5の帯状板部で囲まれる略コ字状の切欠部を
形成したことを特徴とするスチ−ルハウスのフレ−ム。 - 【請求項3】 請求項1記載のスチ−ルハウスのフレ−
ムにおいて、フレ−ム本体の第2の帯状板部の長手方向
両端部に、第1及び第2の折曲線に沿って切込み部を形
成し、この切込み部の長さを前記第2の帯状板部の幅と
略同一として両切込み部間の前記第2の帯状板部の端部
に折曲部を形成するとともに、 前記フレ−ム本体の第6の帯状板部の長手方向両端部
に、第5及び第6の折曲線に沿って切込み部を形成し、
この切込み部の長さを前記第6の帯状板部の幅と略同一
として両切込み部間の前記第6の帯状板部の端部に折曲
部を形成し、 前記両折曲部をそれぞれ第2及び第6の帯状板部に対し
て上方に直角に折曲することにより、前記折曲部と第1
及び第3の帯状板部で囲まれる略コ字状の切欠部と、前
記折曲部と第5及び第7の帯状板部で囲まれる略コ字状
の切欠部とをそれぞれ形成したことを特徴とするスチ−
ルハウスのフレ−ム。 - 【請求項4】 矩形状の金属板からなるフレ−ム本体
に、一方向に平行に延びる第1〜第6の折曲線によって
区分された第1〜第7の帯状板部を形成するとともに、
少なくとも第1、第3、第5及び第7の帯状板部を略同
一幅に形成し、かつ前記第1、第3、第5及び第7の帯
状板部が残りの第2、第4及び第6の帯状板部に対して
略垂直となるように、前記第1、第2、第5及び第6の
折曲線で谷折り屈曲するとともに、残りの第3及び第4
の折曲線で山折り屈曲して、断面が略コ字状の凹部と凸
部とを交互に形成した第1のフレ−ムと第2のフレ−ム
とからなり、 前記第1のフレ−ムは、フレ−ム本体の第4の帯状板部
の長手方向両端部に、第3及び第4の折曲線に沿って切
込み部を形成し、この切込み部の長さを前記第4の帯状
板部の幅と略同一として両切込み部間の前記第4の帯状
板部の端部に折曲部を形成し、この折曲部を前記第4の
帯状板部に対して下方に直角に折曲することにより、前
記折曲部と第3及び第5の帯状板部で囲まれる略コ字状
の切欠部を形成し、 前記第2のフレ−ムは、フレ−ム本体の第2の帯状板部
の長手方向両端部に、第1及び第2の折曲線に沿って切
込み部を形成し、この切込み部の長さを前記第2の帯状
板部の幅と略同一として両切込み部間の前記第2の帯状
板部の端部に折曲部を形成するとともに、前記フレ−ム
本体の第6の帯状板部の長手方向両端部に、第5及び第
6の折曲線に沿って切込み部を形成し、この切込み部の
長さを前記第6の帯状板部の幅と略同一として両切込み
部間の前記第6の帯状板部の端部に折曲部を形成し、前
記両折曲部をそれぞれ第2及び第6の帯状板部に対して
上方に直角に折曲することにより、前記折曲部と第1及
び第3の帯状板部で囲まれる略コ字状の切欠部と、前記
折曲部と第5及び第7の帯状板部で囲まれる略コ字状の
切欠部とをそれぞれ形成し、 第2のフレ−ムの少なくとも第2及び第6の帯状板部
は、第1のフレ−ムの第2及び第6の帯状板部と同一幅
またはそれよりやや広幅であり、第2のフレ−ムの少な
くとも第4の帯状板部は、第1のフレ−ムの第4の帯状
板部と同一幅またはそれよりやや狭幅であることを特徴
とするスチ−ルハウスのフレ−ム。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つに記載の金
属板は、表面に防錆処理が施された鋼板または鉄板であ
ることを特徴とするスチ−ルハウスのフレ−ム。 - 【請求項6】 請求項4記載の第1のフレ−ムと第2の
フレ−ムとを結合してスチ−ルハウスを構築するフレ−
ムの結合構造において、 2本の第1のフレ−ムを所定間隔を存して平行に配設す
るとともに、これら第1のフレ−ムの各上端を結ぶ位置
及び各下端を結ぶ位置にそれぞれ第2のフレ−ムを第1
のフレ−ムと直交する方向に平行に配設し、第1のフレ
−ムの端部の切欠部と第2のフレ−ムの第3〜第5の帯
状板部によって形成された突出部とを嵌合するととも
に、第1のフレ−ムの第1〜第3の帯状板部及び第5〜
第7の帯状板部によって各形成された突出部と第2のフ
レ−ムの切欠部とを嵌合し、第1と第2のフレ−ムの重
合部分を結合部材で結合して枠組みしたことを特徴とす
るフレ−ムの結合構造。 - 【請求項7】 請求項4記載の第1のフレ−ムと第2の
フレ−ムとを結合してスチ−ルハウスを構築するフレ−
ムの結合構造において、 2本の第1のフレ−ムを所定間隔を存して平行に配設す
るとともに、これら第1のフレ−ムの各上端を結ぶ位置
及び各下端を結ぶ位置にそれぞれ第2のフレ−ムを第1
のフレ−ムと直交する方向に平行に配設し、第1のフレ
−ムの端部の切欠部と第2のフレ−ムの第3〜第5の帯
状板部によって形成された突出部とを嵌合するととも
に、第1のフレ−ムの第1〜第3の帯状板部及び第5〜
第7の帯状板部によって各形成された突出部と第2のフ
レ−ムの切欠部とを嵌合し、第1と第2のフレ−ムの重
合部分を結合部材で結合して複数の枠組体を構成し、前
記複数の枠組体の第1のフレ−ムにおける凸部相互を背
合せ状態に結合し、この結合部を挟んで両側に第1のフ
レ−ムにおける凹部相互からなる空洞部を形成したこと
を特徴とするフレ−ムの結合構造。 - 【請求項8】 請求項4記載の第1のフレ−ムと第2の
フレ−ムとを結合してスチ−ルハウスを構築するフレ−
ムの結合構造において、 2本の第1のフレ−ムを所定間隔を存して平行に配設す
るとともに、これら第1のフレ−ムの各上端を結ぶ位置
及び各下端を結ぶ位置にそれぞれ第2のフレ−ムを第1
のフレ−ムと直交する方向に平行に配設し、第1のフレ
−ムの端部の切欠部と第2のフレ−ムの第3〜第5の帯
状板部によって形成された突出部とを嵌合するととも
に、第1のフレ−ムの第1〜第3の帯状板部及び第5〜
第7の帯状板部によって各形成された突出部と第2のフ
レ−ムの切欠部とを嵌合し、第1と第2のフレ−ムの重
合部分を結合部材で結合して複数の枠組体を構成し、前
記複数の枠組体の第2のフレ−ムにおける凸部相互を背
合せ状態に結合し、この結合部の間に第2のフレ−ムに
おける凹部相互からなる空洞部を形成したことを特徴と
するフレ−ムの結合構造。
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