JPH11198608A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
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- JPH11198608A JPH11198608A JP10003381A JP338198A JPH11198608A JP H11198608 A JPH11198608 A JP H11198608A JP 10003381 A JP10003381 A JP 10003381A JP 338198 A JP338198 A JP 338198A JP H11198608 A JPH11198608 A JP H11198608A
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- Tires In General (AREA)
Abstract
が生じると、トレッド部におけるアウトサイド領域がイ
ンサイド領域に比べて極端に磨耗することがある。この
ようになると、走行性能が極端に低下するため、レース
等においては比較的短時間のうちにタイヤ交換が必要に
なっていた。 【解決手段】 トレッド部2において、幅方向中心部C
からインサイド領域3側へ偏らせて周溝5を設け、アウ
トサイド領域4には、周溝を設けない。また、アウトサ
イド領域4に設ける斜溝8,9,10の本数を抑えて、
その実接地面積を幅方向中央部よりも高くする。これに
より、アウトサイド領域4での剛性を高める。
Description
おいた空気入りラジアルタイヤに関するものである。
自動車(車両)に装着したとき高速でカーブを走行する
場合等に生じる高い横Gにより、トレッド部がそのアウ
トサイド領域ほど激しく磨耗するということが起こって
いる。その結果、例えばレース中等においては、比較的
短時間のうちにトレッド部のインサイド領域とアウトサ
イド領域との間で磨耗度合の差が顕著となり、グリップ
性や直進性等が極端に低下する現象が生じ、その後の使
用に耐えなくなる、即ち、長時間の使用が不可能になる
ということがあった。
て、トレッド部の幅方向中心位置からインサイド領域へ
偏らせて周溝を設けると共に、この周溝の両側に対し、
傾きが相対逆となる斜溝を設けて、両領域で正面視V字
状となるような非対称のパターンを形成させることによ
り、インサイド領域では主としてウェット性を持たせ、
アウトサイド領域では主としてドライ性を持たせるよう
にすることが提案されている(特開平2−212202
号公報参照)。
りタイヤでは、車両に装着したときドライ性だけでなく
ウェット性をも同等に得られるようにすることに主眼を
おいたものであり、その結果、トレッド部におけるアウ
トサイド領域に斜溝をはじめとする海部が多く形成さ
れ、ブロック剛性が低くなっている。
も、高速走行時等に高い横Gが生じた場合には、比較的
短時間のうちにトレッド部におけるインサイド領域とア
ウトサイド領域との間で、磨耗度合に顕著差のある磨耗
が生じるという問題を当然に抱えるものであった。のみ
ならず、上記アウトサイド領域では、周方向で隣合う斜
溝相互を、それぞれ、これらと急角度で交差する副斜溝
によって連通させるようにしているため、これら斜溝や
副斜溝によって囲まれてできる陸部は、対角位置にある
内角を鋭角とする菱形状になっている。そのため、この
陸部において鋭角となる内角部分が特に顕著な磨耗を起
こすということがあった。
性を高める必要から、上記アウトサイド領域に設ける海
部(斜溝や副斜溝等)の傾斜方向が限定されることにな
り、その結果、車両への取付状態が、トレッド部の幅方
向(即ち、インサイド領域とアウトサイド領域との配置
関係)だけでなく、方向性(回転方向)においても特定
されてしまうということがあった。
左右別々に必要となるばかりでなく、製造、流通、取り
扱い等の全てにおいて面倒が伴うものであった。本発明
は、上記事情に鑑みてなされたものであって、高い横G
に対しても、トレッド部のインサイド領域とアウトサイ
ド領域との間に磨耗度合に顕著差のある磨耗が生じるこ
とがないようにして、グリップ性や直進性等が極端に低
下するのを防止し、長寿命化が図れるようにすると共
に、製造等に関して面倒が生じないようにした空気入り
ラジアルタイヤを提供することを目的とする。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る空気入りラジアルタイヤでは、車両に装着した
タイヤのトレッド部がその幅方向一方側をインサイド用
とし他方側をアウトサイド用とする非対称パターンで形
成されており、アウトサイド領域では、ドライ性能の向
上に必要なブロック剛性にすべくトレッド部の幅方向中
央領域よりも実接地面積が大きくなるパターンとされて
いる。
ロック剛性とは、高速でカーブを走行する場合等に生じ
る高い横Gにより、トレッド部のアウトサイド領域が極
端な磨耗を生じないようにするうえで必要とされる程度
のものを指している。すなわち、本発明では、このよう
なブロック剛性を得るために、アウトサイド領域に設け
られる海部が少なく抑えられたものとなっているもので
ある。
海部を設けるものであるため、アウトサイド領域におい
てドライ性を意識するあまり、ウェット性を無視してい
るというものではない。トレッド部の実接地面積をアウ
トサイド領域で大きくするについては、トレッド部の全
幅を均等幅で複数区分に区分けしたときに、インサイド
領域のトレッド端からアウトサイド領域のトレッド端へ
向けた隣接順にしたがって、各区分の実接地面積比が徐
々に大きくなるような配分とするのが好適となる。
全てトレッド部を横切る指向性を有したもの、即ち、周
方向ではないものとするのが、磨耗を抑えるうえで有効
である。従って、周溝を設ける場合は、インサイド領域
だけに止めておくべきである。アウトサイド領域に設け
る海部としては、周方向に対して比較的傾斜度の大きな
傾きを有する主斜溝や、この主斜溝に延長するかたちで
トレッド端側に配置する副斜溝、及びこれら主斜溝や副
斜溝と逆の傾きを有する逆斜溝等が有効である。副斜溝
は、主斜溝よりも溝幅が狭く、且つ周方向に対して略直
交に近い程度の傾きを持たせておくのが好適である。
海部(各種の溝等)により囲まれてできる陸部は、その
全ての内角が、それぞれ90°に近い形状として形成さ
れるため、極端な磨耗も発生し難い利点がある。一方、
インサイド領域に設ける海部としては、周溝や、周方向
に対して略直交に近い程度の傾きを有する横溝が有効で
ある。
トサイド領域に設ける海部は、特に、その傾斜方向や傾
斜の有無、形成数、内法(溝幅)等が絶対的なものとし
て限定されるものではなく、上記したもの以外でもよい
ものとする。このことから、車両に対する取付状態とし
て、インサイド領域とアウトサイド領域との配置関係は
特定されるものの、その方向性については双方向性を持
たせることが可能になり、これによって空気入りラジア
ルタイヤとして左右共通とでき、製造等に関する面倒を
防止できる。
施の形態を説明する。図2乃至図5は、本発明に係る空
気入りラジアルタイヤ1として扁平ラジアルタイヤに適
用した第1実施形態を示しており、図1はこの第1実施
形態におけるトレッド部2の一部(中央正面あたり)を
拡大したものである。
装着したタイヤ1におけるトレッド部2の幅方向一方側
をインサイド領域3とし、他方側をアウトサイド領域4
とする非対称パターンで形成されており、車両(図示
略)に対する取付状態として、各領域3,4の配置関係
が固定されている。トレッド部2において、そのトレッ
ドパターンをかたちづくっている海部には、周溝5、横
溝6、主斜溝8、副斜溝9、逆斜溝10、繋ぎ逆斜溝1
1、及び補助凹部12,13がある。
と横溝6、主斜溝8の約半部、繋ぎ逆斜溝11、及び補
助凹部12が設けられている。また、アウトサイド領域
4には、主斜溝8の他の約半部、副斜溝9、逆斜溝1
0、及び補助凹部13が設けられている。まず、アウト
サイド領域4について説明する。
(主斜溝8の約半部、副斜溝9、逆斜溝10、及び補助
凹部13)は、全てトレッド部2を横切る指向性(真横
方向だけでなく、斜め方向を含む)を有したものとされ
ている。すなわち、このアウトサイド領域4において、
周方向に連続した溝は一切、設けられていないというこ
とである。
域4の幅方向中央部あたりで互いに一体的な接続関係を
有するように設けられており、このうち主斜溝8は、周
方向に対して比較的傾斜度の大きな傾きを有しており、
副斜溝9は、周方向に対して略直交に近い程度の傾きを
有している。主斜溝8と副斜溝9との溝幅関係は、主斜
溝8の方が副斜溝9よりも広くなるようにしてある。具
体的には、主斜溝8として6mm〜12mm程度が好適
であり、これに対して副斜溝9は3mm〜6mm程度が
好適である。
サイド領域3内の周溝5を起点とするアウトサイド領域
4のトレッド端4aまでの領域に対して、その50%以
上80%以内へ及ぶ状態で設けられている。50%未満
の場合は、トレッド部2の幅方向中心部Cからアウトサ
イド領域4内で主斜溝8の占める割合が短すぎることに
なり、主斜溝8としての存在価値が少なくなり(排水性
能等において十分なものが得られない)、また80%を
超えると、この主斜溝8が溝幅を広めに形成されている
ことに起因してアウトサイド領域4を過剰に剛性低下さ
せることに繋がるおそれがある。
4のトレッド端4aへ向く方の端部は、トレッド部2の
幅方向中心部Cを起点とするアウトサイド領域4のトレ
ッド端4aまでの領域(W/2)に対して、その60%
以上100%以内へ及ぶ状態で設けられている。60%
未満の場合は、アウトサイド領域4内で副斜溝9の占め
る割合が短すぎて、副斜溝9としての存在価値が少なく
なる(排水性能等において十分なものが得られない)お
それがある。
溝9と逆の傾きを有したものである。周方向に対する傾
きは、主斜溝8と同様に比較的傾斜度の大きなものとさ
れている。この逆斜溝10において、アウトサイド領域
4のトレッド端4aへ向く端部は、このトレッド端4a
までには達しない範囲で、主斜溝8に連通して止められ
ている。またトレッド部2の幅方向中心部Cへ向けて設
けられる範囲としては、この幅方向中心部Cの周辺で主
斜溝8と連通して終わりとされている。なお、その先
は、インサイド領域3内に設けられる繋ぎ逆斜溝11と
一体的な延長関係を有するようになっているが、この繋
ぎ逆斜溝11については後述する。
方向の各隣接間に対して点在的に設けられた短い凹部状
とされている。この補助凹部13は、上記のように逆斜
溝10を、アウトサイド領域4のトレッド端4aまで達
しない状態で設けたことに対して、この未到達領域を適
度に剛性低下させるために設けたものである。
イド領域4では、主斜溝8や逆斜溝10が上記のように
周方向に対して比較的傾斜度の大きな傾きを有して設け
られているため、これら(海部)により囲まれてできる
陸部15が、その全ての内角をそれぞれ90°に近い形
状のものとされている。そのため、これらの陸部15で
はかたよった磨耗が生じ難いという利点がある。このこ
とは、特に、キャンバーを有する車両への装着時におい
て顕著な効果を奏するものとなる。
る。上記のように、主斜溝8は、トレッド部2の幅方向
中心部Cを境としてアウトサイド領域4内だけでなくイ
ンサイド領域3内へも延びており、このインサイド領域
3内では、緩やかなS字カーブを描きながら周溝5まで
達するようになっている。
と一体的な延長関係を有する繋ぎ逆斜溝11は、周溝5
に対して直接的には達しない範囲で、主斜溝8に連通し
て止められている。この繋ぎ逆斜溝11の溝幅は、逆斜
溝10によりも広く形成されており、それだけトレッド
部2の幅方向中央領域の排水性が高められたものとなっ
ている。具体的には、逆斜溝10として3mm〜6mm
程度が好適であり、これに対して繋ぎ逆斜溝11は6m
m〜12mm程度が好適である。
あって、トレッド部2の幅方向中心部Cを起点とするイ
ンサイド領域3のトレッド端3aまでの幅寸法(W/
2)に対して、その50%以上80%以内の領域に位置
付けられている。すなわち、この周溝5は、トレッド部
2の幅方向中心部Cからインサイド領域3へ大きく偏っ
た配置とされている。
ド領域4へ近づきすぎて、このアウトサイド領域4を余
計に剛性低下させる不都合があり、また80%を超える
と、インサイド領域3での排水性能が十分得られなくな
るおそれがある。周溝5の溝幅は、トレッド部2の全幅
Wに対する5%以上15%以下となるように形成されて
いる。
15%を超えるとインサイド領域3を必要以上に剛性低
下させてしまいドライ路面走行時のグリップ力に影響が
でるおそれがある。なお、この周溝5は直線状の1本の
ものとする他、ギザギザ状又は波型状に蛇行するものと
したり、複数本の組み合わせとしたりすることができ
る。
度の傾きを有したものであって、一端部を上記周溝5と
連通させ、他端部をインサイド領域3のトレッド端3a
へ向かわせて設けられている。従って、周溝5よりもイ
ンサイド領域3のトレッド端3a側となる領域では、典
型的なブロックパターンとなっている。補助凹部12
は、上記横溝6における周方向の各隣接間に対して点在
的に設けられた短い溝部とされている。
ン領域においてそのブロック剛性を適度に低下させ、且
つ排水性を高めるために設けられたものである。このよ
うな構成の第1実施形態において、アウトサイド領域4
に設けられる海部(主斜溝8の約半部、副斜溝9、逆斜
溝10、及び補助凹部13)と、インサイド領域3に設
けられる海部(周溝5、横溝6、主斜溝8の約半部、繋
ぎ逆斜溝11、及び補助凹部12)との間の総合的な形
成パターンや形成密度等を、図1に二点鎖線で示すよう
に、トレッド部2における全体の実接地面積Dの中で比
較してみる。
を均等幅の複数区分に区分けした(図面ではd1〜d4
までの4区分とした)うち、インサイド領域3のトレッ
ド端3aに最も近い区分d1から、アウトサイド領域4
のトレッド端4aに最も近い区分d4へ向けて、それら
の隣接順にしたがって各区分d1〜d4内の実接地面積
比が徐々に大きくなっていることが判る。
ッド部2の幅方向中央領域よりも実接地面積が大きく、
それだけドライ性能の向上に必要とされるだけのブロッ
ク剛性を具備したものであるため、高速でカーブを走行
する場合等に高い横Gが生じたとしても、このアウトサ
イド領域4がインサイド領域3に比べて極端な磨耗を生
じるといったことはない。
領域4とインサイド領域3とが略同じような磨耗を生じ
るようになり、グリップ性や直進性等が極端に低下する
ことがなくなるので、例えばレース等においても長時間
にわたる使用が可能になる。また、トレッド部2の全体
として適度な剛性と排水性能が得られるため、ドライ性
能及びウェット性能の両立が図られているものである。
ジアルタイヤ1の第2実施形態を示している。この第2
実施形態でも、車両に装着したタイヤにおけるトレッド
部2の幅方向一方側をインサイド領域3とし、他方側を
アウトサイド領域4とする非対称パターンで形成されて
おり、トレッド部2の全幅Wを均等幅で複数区分に区分
けしたときに、インサイド領域3のトレッド端3aから
アウトサイド領域4のトレッド端4aへ向けた隣接順に
したがって、各区分の実接地面積比が徐々に大きくなさ
れている点で、上記した第1実施形態と共通した構成と
なっている。
れ、この周溝5からトレッド端3aに至る領域で横溝6
や補助凹部12が設けられている点も、第1実施形態と
同じである。なお、この第2実施形態では、トレッド部
2の幅方向中央領域と、アウトサイド領域4の略中央部
に、第2、第3の周溝20,21が設けられている。
間隔で横溝22が交差して設けられ、各横溝22におけ
るインサイド領域3側の端部は第1の周溝5と連通して
いる。また、第3周溝21には、交差する横溝は一切設
けられておらず、アウトサイド領域4のトレッド端4a
寄りに、周方向に所定間隔で補助凹部23が設けられて
いる。
ける周方向の各隣接間に対して、第2周溝20には達し
ない範囲で補助凹部24が点在的に設けられている。こ
のような構成の第2実施形態では、第1実施形態に比
べ、アウトサイド領域4のブロック剛性が第2、第3の
周溝20,21によってある程度低くなっているもの
の、上記したように全体としては、アウトサイド領域4
の実接地面積比が大きく、それだけブロック剛性が高い
ので、第1実施形態に準じた効果を得ることができるも
のである。
ラジアルタイヤ1の第3実施形態を示している。この第
3実施形態でも、車両に装着したタイヤにおけるトレッ
ド部2の幅方向一方側をインサイド領域3とし、他方側
をアウトサイド領域4とする非対称パターンで形成され
ており、トレッド部2の全幅Wを均等幅で複数区分に区
分けしたときに、インサイド領域3のトレッド端3aか
らアウトサイド領域4のトレッド端4aへ向けた隣接順
にしたがって、各区分の実接地面積比が徐々に大きくな
されている点で、上記した第1実施形態と共通した構成
となっている。
と同様に、インサイド領域3に第1周溝5が設けられ、
トレッド部2の幅方向中央領域に第2周溝20が設けら
れ、アウトサイド領域4に第3周溝21が設けられてい
る。このうち、第1周溝5及び第3周溝21はジグザグ
状に形成されている。なお、この第3周溝21を、第1
実施形態との比較において説明すると、主斜溝8と逆斜
溝10とについて、互いの交差部周部だけを周方向に並
べたようなものと言うこともでき、この点でも、第1実
施形態と類似点を見いだすことができる。
されるものではない。例えば、空気入りラジアルタイヤ
1として、扁平化されているか否かは何ら問題ではな
い。勿論、空気入りラジアルタイヤ1としての用途や適
用車種等においては、何ら限定されない。
係る空気入りラジアルタイヤでは、トレッド部における
アウトサイド領域の実接地面積をトレッド部の幅方向中
央領域よりも大きくして、ドライ性能の向上に必要なブ
ロック剛性を得ているので、車両にタイヤを装着して高
速でカーブを走行する場合等に生じる高い横Gによって
も上記アウトサイド領域が極端な磨耗を生じることがな
い。
領域との間で磨耗度合に顕著差が生じるのを防止でき、
グリップ性や直進性等を長く維持できることになる。ア
ウトサイド領域に対して周溝を設けないようにすれば、
磨耗を抑えるうえで有効である。なお、本発明に係る空
気入りラジアルタイヤでは、車両に対する取付状態とし
てその方向性が限定されるものではなく、双方向性を持
たせることが可能であるので、左右共通にでき、製造等
に関する面倒を防止できる。
施形態を示す斜視図である。
た図)である。
施形態を示す斜視図である。
た図)である。
施形態を示す斜視図である。
ら見た図)である。
Claims (11)
- 【請求項1】 車両に装着したタイヤのトレッド部
(2)がその幅方向一方側をインサイド用とし他方側を
アウトサイド用とする非対称パターンで形成されてお
り、アウトサイド領域(4)では、ドライ性能の向上に
必要なブロック剛性にすべくトレッド部(2)の幅方向
中央領域よりも実接地面積が大きくなるパターンとされ
ていることを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 トレッド部(2)の全幅(W)を均等幅
で複数区分(d1〜d4)に区分けしたときに、インサ
イド領域(3)のトレッド端(3a)からアウトサイド
領域(4)のトレッド端(4a)へ向けた隣接順にした
がって、各区分(d1〜d4)の実接地面積比が徐々に
大きくなされていることを特徴とする請求項1記載の空
気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項3】 アウトサイド領域(4)に設けられる海
部(8,9,10,13)は、全てトレッド部(2)を
横切る指向性を有したものとされていることを特徴とす
る請求項1又は請求項2記載の空気入りラジアルタイ
ヤ。 - 【請求項4】 前記インサイド領域(3)には、トレッ
ド部(2)の幅方向中心部(C)からトレッド端(3
a)までの50%以上80%以内の領域に周溝(5)が
設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3
のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項5】 前記周溝(5)は、トレッド部(2)の
全幅(W)に対する5%以上15%以下の溝幅に形成さ
れていることを特徴とする請求項4記載の空気入りラジ
アルタイヤ。 - 【請求項6】 前記アウトサイド領域(4)には、一端
部を上記インサイド領域(3)の周溝(5)まで延長さ
せると共に他端部を該周溝(5)からアウトサイド領域
(4)のトレッド端(4a)までの50%以上80%以
内の領域へ及ばせ、且つ周方向に対して比較的傾斜度の
大きな傾きを有する主斜溝(8)が設けられていること
を特徴とする請求項4又は請求項5記載の空気入りラジ
アルタイヤ。 - 【請求項7】 前記アウトサイド領域(4)には、トレ
ッド部(2)の幅方向中心部(C)からトレッド端(4
a)までの60%以上100%以内の領域において前記
主斜溝(8)に延長するかたちで配置され、該主斜溝
(8)よりも溝幅が狭く、且つ周方向に対して略直交に
近い程度の傾きを有してトレッド端(4a)へ達する副
斜溝(9)が設けられていることを特徴とする請求項6
記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項8】 前記アウトサイド領域(4)には、主斜
溝(8)と逆の傾きを有してトレッド端(4a)へ向か
う逆斜溝(10)が設けられていることを特徴とする請
求項6又は請求項7記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項9】 前記インサイド領域(3)には、一端部
を前記周溝(5)と連通させ且つ周方向に対して略直交
に近い程度の傾きを有してトレッド端(3a)へ向かう
横溝(6)が設けられていることを特徴とする請求項1
乃至請求項8のいずれかに記載された空気入りラジアル
タイヤ。 - 【請求項10】 前記インサイド領域(3)及びアウト
サイド領域(4)に設けられるパターンが双方向性を有
したものであることを特徴とする請求項1乃至請求項9
のいずれかに記載された空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項11】 前記アウトサイド領域(4)では、海
部(8,9,10,13)により囲まれてできる陸部
(15)における全ての内角が、それぞれ90°に近い
形状として形成されていることを特徴とする請求項1乃
至請求項10のいずれかに記載された空気入りラジアル
タイヤ。
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JP00338198A JP3365734B2 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 空気入りラジアルタイヤ |
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JPH11198608A true JPH11198608A (ja) | 1999-07-27 |
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JP00338198A Expired - Lifetime JP3365734B2 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 空気入りラジアルタイヤ |
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