JPH11198530A - 可逆性感熱記録媒体 - Google Patents
可逆性感熱記録媒体Info
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- JPH11198530A JPH11198530A JP10012090A JP1209098A JPH11198530A JP H11198530 A JPH11198530 A JP H11198530A JP 10012090 A JP10012090 A JP 10012090A JP 1209098 A JP1209098 A JP 1209098A JP H11198530 A JPH11198530 A JP H11198530A
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Abstract
消去の繰り返しに対し打痕発生が少なく耐久性に優れた
可逆性感熱記録媒体を提供すること。 【解決手段】 可逆性感熱記録層がゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー法で決定した重量平均分子量とし
て30万以上の値(ポリスチレンに換算した値)を有す
る熱可塑性樹脂を含有し、且つ、最上層に保護層および
/またはOPニス層を設け、しかも該可逆性感熱記録媒
体表面の光沢度が10〜65%(60°入射)であるも
のとする。
Description
化合物と電子受容性化合物との間の発色反応を利用した
可逆性感熱発色組成物を用い、熱エネルギーを制御する
ことにより発色画像の形成と消去が可能な可逆性感熱記
録媒体に関する。
発色剤またはロイコ染料ともいう)と電子受容性化合物
(以下、顕色剤ともいう)との間の発色反応を利用した
感熱記録媒体は広く知られており、ファクシミリ、ワー
ドプロセッサー、科学計測機などのプリンターに使用さ
れている。しかし、これらの実用化されている従来の記
録媒体はいずれも不可逆的な発色であり、一度記録した
画像を消去して繰り返して使用することはできない。
的に行うことができる記録媒体も提案されており、たと
えば、顕色剤として没食子酸とフロログルシノールを組
合せを用いる特開昭60−193691号公報、顕色剤
にフェノールフタレインやチモールフタレインなどの化
合物を用いる特開昭61−237684号公報、発色剤
と顕色剤とカルボン酸エステルの均質相溶体を記録層に
含有する特開昭62−138556号、特開昭62−1
38568号および特開昭62−140881号各公
報、顕色剤にアスコルビン酸誘導体を用いる特開昭63
−173684号公報、顕色剤にビス(ヒドロキシフェ
ニル)酢酸または没食子酸と高級脂肪族アミンとの塩を
用いる特開平2−188293号公報および特開平2−
188294号公報などが開示されている。
4360号公報において、顕色剤として長鎖脂肪族炭化
水素基を持つ有機リン酸化合物、脂肪族カルボン酸化合
物またはフェノール化合物を用い、これと発色剤である
ロイコ染料と組み合わせることによって、発色と消色を
加熱冷却条件により容易に行わせることができ、しかも
その発色状態と消色状態を常温において安定に保持させ
ることが可能であり、その上発色と消色を安定して繰り
返すことが可能な可逆性感熱発色組成物、およびこれを
記録層に用いた可逆性感熱記録媒体を提案した。またそ
の後、長鎖脂肪族炭化水素基を持つフェノール化合物に
ついて特定の構造の使用が提案されている(特開平6−
210954号公報)。
ことが可能な可逆性感熱記録媒体が種々提案されてきた
が、実使用条件下で繰り返して印字・消去を行うと、画
像濃度の低下や打痕(印字部分の変形)などの問題が生
じ、顕色剤とロイコ染料の組成物が持つ発色・消色特性
を十分に発揮できる可逆性感熱記録媒体は得られていな
かった。これは、サーマルヘッドによる印字が、高温へ
の加熱と同時に記録媒体への機械的な力を加えながら行
われるため、記録層や保護層など記録媒体を構成する層
の構造が変化し、繰り返しにより破壊されていくことに
よるものである。
6−340171号公報には、記録層厚の1.1倍以上
の平均粒子径を有する粒子の添加による繰り返し耐久性
の改善が提案され、また、特開平8−156410号公
報には、特定の光沢度及び表面粗さの保護層を設けるこ
とによってヘッドマッチング性を向上させることによる
繰り返し耐久性の改善が提案されている。しかしなが
ら、これらの記録層、保護層を用いても、繰り返し印字
・消去の際の塗工層の破壊を完全に防止することはでき
ず、多数回の使用により記録媒体表面に打痕が発生して
しまうために印字の不良などが起こり、実質的には繰り
返し使用が少ない回数に制限されてしまうという問題を
有している。
な発色性と消色性を保持し、特に記録・消去の繰り返し
に対する打痕防止に優れた可逆性感熱記録媒体を提供す
ることにある。
を解決するための検討を行った結果、多数回の印字、消
去による塗工膜の破壊は記録層が最も大きく、記録層に
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法で決定した
重量平均分子量として30万以上の値(ポリスチレンに
換算した値)を有する熱可塑性樹脂を含有させることに
より記録層の力学的強度が向上し、記録媒体の繰り返し
耐久性が向上することを見いだした。また、記録媒体表
面の光沢度を10〜65%の領域に限定することによっ
て、打痕が光散乱により目立たなくなることを見いだし
た。
体上に電子供与性呈色性化合物と電子受容性化合物を主
成分として含有し、加熱温度および/または加熱後の冷
却速度の違いにより相対的に発色した状態と消色した状
態を形成し得る可逆性感熱発色組成物を含有する可逆性
感熱記録層を少なくとも有する可逆性感熱記録媒体にお
いて、該可逆性感熱記録層がゲルパーミエーションクロ
マトグラフィー法で決定した重量平均分子量として30
万以上の値(ポリスチレンに換算した値)を有する熱可
塑性樹脂を含有し、且つ最上層に保護層および/または
OPニス層を設け、しかも該可逆性感熱記録媒体表面の
光沢度が10〜65%(60°入射)であることを特徴
とする可逆性感熱記録媒体が提供される。第二に、可逆
性感熱記録層と保護層および/またはOPニス層との間
に中間層を設け、該中間層の表面性を荒らすことにより
可逆性感熱記録媒体表面の光沢度が10〜65%(60
°入射)であることを特徴とする上記第一に記載した可
逆性感熱記録媒体が提供される。第三に、保護層、OP
ニス層および/または中間層に無機フィラーを含有させ
ることにより可逆性感熱記録媒体表面の光沢度が10〜
65%(60°入射)であることを特徴とする上記第一
または第二に記載した可逆性感熱記録媒体が提供され
る。第四に、保護層、OPニス層および/または中間層
に有機フィラーを含有させることにより可逆性感熱記録
媒体表面の光沢度が10〜65%(60°入射)である
ことを特徴とする上記第一または第二に記載した可逆性
感熱記録媒体が提供される。第五に、保護層、OPニス
層および/または中間層に滑剤を含有させることにより
可逆性感熱記録媒体表面の光沢度が10〜65%(60
°入射)であることを特徴とする上記第一または第二に
記載した可逆性感熱記録媒体が提供される。
熱記録層にゲルパーミエーションクロマトグラフィー法
で決定した重量平均分子量として30万以上の値(ポリ
スチレンに換算した値)を有する熱可塑性樹脂を含有さ
せ、且つ最上層に保護層および/またはOPニス層を設
け、しかも可逆性感熱記録媒体表面の光沢度を10〜6
5%(60°入射)の領域に規制したことから、可逆性
感熱記録層の力学的強度が向上すると共に、光散乱によ
り打痕の目立たないものとなる。
とは、JIS Z8741法に基づく60度入射による
鏡面光沢度測定方法により求めたものである。本発明に
おいて、記録媒体表面の光沢度を10〜65%の領域に
する方法としては、無機フィラー、有機フィラー、滑剤
を用いて表面を荒らしても良く、またOPニス層を設け
て荒らしても良い。また、表面凹凸が大きな平滑性の低
い支持体や記録層を用いても良い。すなわち、光沢度を
特定の領域に限定することによって可視光を散乱させ打
痕の目立たない記録媒体を得ることができる。但し、光
沢度が10%未満で感度が悪く発色部に白抜けが目立
ち、65%を越えると表面に光沢が発生してしまい打痕
が目立つと言った問題が発生する。
体について詳しく説明する。本発明において、記録層に
用いる熱可塑性樹脂は、ゲルパーミエーションクロマト
グラフィー法で決定した重量平均分子量として30万以
上の値(但しポリスチレン換算)を有する熱可塑性高分
子化合物であれば任意である。ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィー法は、多孔性の高分子ゲルを溶媒で満
たし膨潤させたカラムに高分子溶液を流し、分子量の大
きい順に溶出してきた高分子溶液の濃度を屈折率または
紫外線吸収などにより検出し、測定する方法であって、
従来公知である。本方法で分子量を決定するときには、
ポリスチレンのような単分散高分子試料を用いた校正曲
線と対応させて分子量を求めることができる。
を以下に示す。ポリエチレン、ポリブタジエン、ポリプ
ロピレン、ポリイソプレン、水添ポリブタジエンのよう
なオレフィン系ポリマー;ポリメチルアクリレート、ポ
リエチルアクリレート、ポリ(n−ブチルアクリレー
ト)、ポリ(イソボルニルアクリレート)、ポリ(2−
ヒドロキシエチルアクリレート)、ポリ(2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート)、ポリ(ヒロドキシブチルア
クリレート)、ポリメチルメタクリレート、ポリエチル
メタクリレート、ポリ(n−ブチルメタクリレート)、
ポリ(イソブチルメタクリレート)、ポリ(sec−ブ
チルメタクリレート)、ポリ(tert−ブチルメタク
リレート)、ポリ(イソボルニルメタクリレート)、ポ
リ(ベンジルメタクリレート)、ポリ(2−エチルヘキ
シルメタクリレート)、ポリシクロヘキシルメタクリレ
ート、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、
ポリ(2−ヒドロキシプロピルメタクリレート)、ポリ
(2−ヒドロキシブチルメタクリレート)、ポリアクリ
ル酸、ポリメタクリル酸及びこれらの共重合体のような
アクリル系ポリマー;ポリスチレン、ポリ(α−メチル
スチレン)、ポリ(4−メチルスチレン)、ポリ(4−
メトキシスチレン)、スチレン−アクリロニトリル共重
合体、スチレン−ブタジエン共重合体のようなスチレン
系ポリマー;ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルホ
ルマール、ビニルアルコール−ビニルブチラール共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体、ポリ(2−ビニルピリジン)、ポリ
(4−ビニルピリジン)、ポリ(N−ビニルカルバゾー
ル)のようなビニル系ポリマー;ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリ
デンのようなフッ素系ポリマー;ニトロセルロース、セ
ルロースアセテート、セルローストリアセテート、セル
ロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプ
ロピオネート、エチルセルロース、メチルセルロースの
ようなセルロース系ポリマー;ポリテトラヒドロフラ
ン;イソブチレン−無水マレイン酸共重合体;ポリイソ
ブチルエーテル;ポリカーボネート、ポリアリレート、
ポリスルホン、ポリ(2,6−ジメチル−p−フエニレ
ンオキサイド)、ポリイミドポリアミドイミド、ポリエ
ーテルイミドのようなエンジニアリングプラスチック
ス;ポリウレタン;ナイロン6、ナイロン66のような
ポリアミド系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリエチレ
ンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリサッカ
ライド、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩のような
水溶性ポリマー;天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエンゴムのようなゴム系
ポリマー等。
て、発色剤と組み合わせて用いられる顕色剤について説
明する。顕色剤には、すでに特開平5−124360号
公報に、長鎖炭化水素基を持つリン酸化合物、脂肪酸化
合物、フェノール化合物の代表例とともに開示されてい
るように、分子内に発色剤を発色させることができる顕
色能を持つ構造と、分子間の凝集力をコントロールする
構造を併せ持つ化合物が使用される。顕色能を持つ構造
としては、一般の感熱記録媒体と同様に、例えば、フェ
ノール性水酸基、カルボキシル基、リン酸基などの酸性
の基が用いられるが、これらに限らず発色剤を発色でき
る基を持てばよい。これらには、例えばチオ尿素基、カ
ルボン酸金属塩などがある。分子間の凝集力をコントロ
ールする代表的な構造としては、長鎖アルキル基などの
炭化水素基がある。この炭化水素基の炭素数は、一般的
には8以上であることが良好な発色・消色特性を得る上
で好ましい。また、この炭化水素基には不飽和結合が含
まれていてもよく、また分枝状の炭化水素基も包含され
る。この場合も、主鎖部分は炭素数8以上であることが
好ましい。また、この炭化水素基は、例えばハロゲン原
子、水酸基、アルコキシ基などの基で置換されていても
よい。
と炭化水素基で代表される凝集力を制御する構造が連結
した構造を持つ。この連結部分には下記に示すようなヘ
テロ原子を含む2価の基、またはこれらの基が複数個組
合わせた基をはさんで結合していてもよい。また、フェ
ニレン、ナフチレンなどの芳香環または複素環などをは
さんで結合していてもよいし、これら両方をはさんでい
てもよい。炭化水素基は、その鎖状構造中に上記と同様
な2価の基、すなわち芳香環やヘテロ原子を含む2価の
基を有するものであってもよい。以下、本発明に用いら
れる顕色剤について具体的に例示する。
うな化合物が例示できる。ドデシルホスホン酸、テトラ
デシルホスホン酸、ヘキサデシルホスホン酸、オクタデ
シルホスホン酸、エイコシルホスホン酸、ドコシルホス
ホン酸、テトラコシルホスホン酸、リン酸ジテトラデシ
ルエステル、リン酸ジヘキサデシルエステル、リン酸ジ
オクタデシルエステル、リン酸ジエイコシルエステル、
リン酸ジベヘニルエステルなど。
うな化合物が例示できる。2−ヒドロキシテトラデカン
酸、2−ヒドロキシヘキサデカン酸、2−ヒドロキシオ
クタデカン酸、2−ヒドロキシエイコサン酸、2−ヒド
ロキシドコサン酸、2−ブロモヘキサデカン酸、2−ブ
ロモオクタデカン酸、2−ブロモエイコサン酸、2−ブ
ロモドコサン酸、3−ブロモオクタデカン酸、3−ブロ
モドコサン酸、2,3−ジブロモオクタデカン酸、2−
フルオロドデカン酸、2−フルオロテトラデカン酸、2
−フルオロヘキサデカン酸、2−フルオロオクタデカン
酸、2−フルオロエイコサン酸、2−フルオロドコサン
酸、2−ヨードヘキサデカン酸、2−ヨードオクタデカ
ン酸、3−ヨードヘキサデカン酸、3−ヨードオクタデ
カン酸、パーフルオロオクタデカン酸など。
化合物としては、以下のような化合物が例示できる。2
−ドデシルオキシこはく酸、2−テトラデシルオキシこ
はく酸、2−ヘキサデシルオキシこはく酸、2−オクタ
デシルオキシこはく酸、2−エイコシルオキシこはく
酸、2−ドデシルオキシこはく酸、2−ドデシルチオこ
はく酸、2−テトラデシルチオこはく酸、2−ヘキサデ
シルチオこはく酸、2−オクタデシルチオこはく酸、2
−エイコシルチオこはく酸、2−ドコシルチオこはく
酸、2−テトラコシルチオこはく酸、2−ヘキサデシル
ジチオこはく酸、2−オクタデシルジチオこはく酸、2
−エイコシルジチオこはく酸、ドデシルこはく酸、テト
ラデシルこはく酸、ペンタデシルこはく酸、ヘキサデシ
ルこはく酸、オクタデシルこはく酸、エイコシルこはく
酸、ドコシルこはく酸、2,3−ジヘキサデシルこはく
酸、2,3−ジオクタデシルこはく酸、2−メチル−3
−ヘキサデシルこはく酸、2−メチル−3−オクタデシ
ルこはく酸、2−オクタデシル−3−ヘキサデシルこは
く酸、ヘキサデシルマロン酸、オクタデシルマロン酸、
エイコシルマロン酸、ドコシルマロン酸、ジヘキサデシ
ルマロン酸、ジオクタデシルマロン酸、ジドコシルマロ
ン酸、メチルオクタデシルマロン酸、2−ヘキサデシル
グルタル酸、2−オクタデシルグルタル酸、2−エイコ
シルグルタル酸、ドコシルグルタル酸、2−ペンタデシ
ルアジピン酸、2−オクタデシルアジピン酸、2−エイ
コシルアジピン酸、2−ドコシルアジピン酸、2−ヘキ
サデカノイルオキシプロパン−1,2,3−トリカルボ
ン酸、2−オクタデカノイルオキシプロパン−1,2,
3−トリカルボン酸など。
(1)で表される化合物も用いることができる。
の具体例を、下記表1〜6にp、q、r、s、A、B、
X、Yの数または構造で示す。
しては、下記一般式(2)で表される化合物が例示でき
る。
の具体例を、下記表7にn、p、q、r、R、X、Yの
数または構造で示す。
を持つフェノール化合物も好ましく用いられる。これに
は、例えば下記一般式(3)で表されるフェノール化合
物が例示できる。
の具体例を下記表8〜11にp、q、r、s、X、A、
Y、Zの数または構造で示す。但し、これらのそれぞれ
の具体例においてフェノール部のnは1〜3であり、例
えば、4−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニ
ル、2−ヒドロキシフェニル、2,4−ジヒドロキシフ
ェニル、3,4−ジヒドロキシフェニルまたは3,4,
5−トリヒドロキシフェニルなどの水酸基を少なくとも
一つ以上有するフェニル基である。このフェニル基に
は、水酸基以外の置換基を有していてもよい。また、フ
ェノール性水酸基を有するものであれば、他の芳香環で
あってもよい。
ものであり、それ自体無色あるいは淡色の染料前駆体
(ロイコ染料)であり、とくに限定されず、従来公知の
もの、例えばフタリド系化合物、アザフタリド系化合
物、フルオラン系化合物、フェノチアジン系化合物、ロ
イコオーラミン系化合物などから選択できる。その発色
剤を以下に示す。
の一般式の化合物がある。
基、R2は炭素数1〜6アルキル基、シクロアキル基ま
たは置換されていてもよいフェニル基を示す。フェニル
基に対する置換基としては、メチル基、エチル基などの
アルキル基、メトキシ基、エトキシ基などのアルコキシ
基またはハロゲン原子等が示される。R3は水素原子、
炭素数1〜2のアルキル基、アルコキシ基またはハロゲ
ン原子を表す。R4は水素原子、メチル基、ハロゲン原
子または置換されていても良いアミノ基を表す。アミノ
基に対する置換基としては、例えば、アルキル基、置換
されていても良いアリール基、置換されていても良いア
ラルキル基を示す。ここでの置換基はアルキル基、ハロ
ゲン原子、アルコキシ基などである。)
ば次の化合物が挙げられる。2−アニリノ−3−メチル
−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−
メチル−6−ジ(n−ブチルアミノ)フルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−(N−n−プロピル−N−
メチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル
−6−(N−イソプロピル−N−メチルアミノ)フルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−イソブチ
ル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3
−メチル−6−(N−n−アミル−N−メチルアミノ)
フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−s
ec−ブチル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−ア
ニリノ−3−メチル−6−(N−n−アミル−N−エチ
ルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−(N−iso−アミル−N−エチルアミノ)フルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−プロピ
ル−N−イソプロピルアミノ)フルオラン、2−アニリ
ノ−3−メチル−6−(N−シクロヘキシル−N−メチ
ルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−ア
ニリノ−3−メチル−6−(N−メチル−p−トルイジ
ノ)フルオラン、2−(m−トリクロロメチルアニリ
ノ)−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2
−(m−トリフルロロメチルアニリノ)−3−メチル−
6−ジエチルアミノフルオラン、2−(m−トリクロロ
メチルアニリノ)−3−メチル−6−(N−シクロヘキ
シル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−(2,4−
ジメチルアニリノ)−3−メチル−6−ジエチルアミノ
フルオラン、2−(N−エチル−p−トルイジノ)−3
−メチル−6−(N−エチルアニリノ)フルオラン、2
−(N−エチル−p−トルイジノ)−3−メチル−6−
( N−プロピル−p−トルイジノ)フルオラン、2−
アニリノ−6−( N−n−ヘキシル−N−エチルアミ
ノ)フルオラン、2−(o−クロロアニリノ)−6−ジ
エチルアミノフルオラン、2−(o−クロロアニリノ)
−6−ジブチルアミノフルオラン、2−(m−トリフロ
ロメチルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、
2−(p−アセチルアニリノ)−6−(N−n−アミル
−N−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−ベンジルア
ミノ−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラ
ン、2−ベンジルアミノ−6−(N−メチル−2,4−
ジメチルアニリノ)フルオラン、2−ベンジルアミノ−
6−(N−エチル−2,4−ジメチルアニリノ)フルオ
ラン、2−ベンジルアミノ−6−(N−メチル−p−ト
ルイジノ)フルオラン、2−ベンジルアミノ−6−(N
−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−(ジ−p
−メチルベンジルアミノ)−6−(N−エチル−p−ト
ルイジノ)フルオラン、2−(α−フェニルエチルアミ
ノ)−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラ
ン、2−メチルアミノ−6−(N−メチルアニリノ)フ
ルオラン、2−メチルアミノ−6−(N−エチルアニリ
ノ)フルオラン、2−メチルアミノ−6−(N−プロピ
ルアニリノ)フルオラン、2−エチルアミノ−6−(N
−メチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−メチルア
ミノ−6−(N−メチル−2,4−ジメチルアニリノ)
フルオラン、2−エチルアミノ−6−(N−エチル−
2,4−ジメチルアニリノ)フルオラン、2−ジメチル
アミノ−6−(N−メチルアニリノ)フルオラン、2−
ジメチルアミノ−6−(N−エチルアニリノ)フルオラ
ン、2−ジエチルアミノ−6−(N−メチル−p−トル
イジノ)フルオラン、2−ジエチルアミノ−6−(N−
エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−ジプロピル
アミノ−6−(N−メチルアニリノ)フルオラン、2−
ジプロピルアミノ−6−(N−エチルアニリノ)フルオ
ラン、2−アミノ−6−(N−メチルアニリノ)フルオ
ラン、2−アミノ−6−(N−エチルアニリノ)フルオ
ラン、2−アミノ−6−(N−プロピルアニリノ)フル
オラン、2−アミノ−6−(N−メチル−p−トルイジ
ノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N−エチル−p−
トルイジノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N−プロ
ピル−p−トルイジノ)フルオラン、2−アミノ−6−
(N−メチル−p−エチルアニリノ)フルオラン、2−
アミノ−6−(N−エチル−p−エチルアニリノ)フル
オラン、2−アミノ−6−(N−プロピル−p−エチル
アニリノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N−メチル
−2,4−ジメチルアニリノ)フルオラン、2−アミノ
−6−(N−エチル−2,4−ジメチルアニリノ)フル
オラン、2−アミノ−6−(N−プロピル−2,4−ジ
メチルアニリノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N−
メチル−p−クロロアニリノ)フルオラン、2−アミノ
−6−(N−エチル−p−クロロアニリノ)フルオラ
ン、2−アミノ−6−(N−プロピル−p−クロロアニ
リノ)フルオラン、2,3−ジメチル−6−ジメトルア
ミノフルオラン、3−メチル−6−(N−エチル−p−
トルイジノ)フルオラン、2−クロロ−6−ジエチルア
ミノフルオラン、2−ブロモ−6−ジエチルアミノフル
オラン、2−クロロ−6−ジプロピルアミノフルオラ
ン、3−クロロ−6−シクロヘキシルアミノフルオラ
ン、3−ブロモ−6−シクロヘキシルアミノフルオラ
ン、2−クロロ−6−(N−エチル−N−イソアミルア
ミノ)フルオラン、2−クロロ−3−メチル−6−ジエ
チルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−クロロ−6
−ジエチルアミノフルオラン、2−(o−クロロアニリ
ノ)−3−クロロ−6−シクロヘキシルアミノフルオラ
ン、2−(m−トリフロロメチルアニリノ)−3−クロ
ロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(2,3−ジ
クロロアニリノ)−3−クロロ−6−ジエチルアミノフ
ルオラン、1,2−ベンゾ−6−ジエチルアミノフルオ
ラン、1,2−ベンゾ−6−(N−エチル−N−イソア
ミルアミノ)フルオラン、1,2−ベンゾ−6−ジブチ
ルアミノフルオラン、1,2−ベンゾ−6−(N−メチ
ル−N−シクロヘキシルアミノ)フルオラン、1,2−
ベンゾ−6−(N−エチル−N−トルイジノ)フルオラ
ン、その他。
色剤の具体例を示すと、以下の通りである。2−アニリ
ノ−3−メチル−6−(N−2−エトキシプロピル−N
−エチルアミノ)フルオラン、2−(p−クロロアニリ
ノ)−6−(N−n−オクチルアミノ)フルオラン、2
−(p−クロロアニリノ)−6−(N−n−パルミチル
アミノ)フルオラン、2−(p−クロロアニリノ)−6
−(ジ−n−オクチルアミノ)フルオラン、2−ベンゾ
イルアミノ−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フル
オラン、2−(o−メトキシベンゾイルアミノ)−6−
(N−メチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−ジベ
ンジルアミノ−4−メチル−6−ジエチルアミノフルオ
ラン、2−ジベンジルアミノ−4−メトキシ−6−(N
−メチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−ジベンジ
ルアミノ−4−メチル−6−(N−エチル−p−トルイ
ジノ)フルオラン、2−(α−フェニルエチルアミノ)
−4−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
(p−トルイジノ)−3−(t−ブチル)−6−(N−
メチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−(o−メト
キシカルボニルアミノ)−6−ジエチルアミノフルオラ
ン、2−アセチルアミノ−6−(N−メチル−p−トル
イジノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−(m−
トリフロロメチルアニリノ)フルオラン、4−メトキシ
−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2
−エトキシエチルアミノ−3−クロロ−6−ジブチルア
ミノフルオラン、2−ジベンジルアミノ−4−クロロ−
6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−
(α−フェニルエチルアミノ)−4−クロロ−6−ジエ
チルアミノフルオラン、2−(N−ベンジル−p−トリ
フロロメチルアニリノ)−4−クロロ−6−ジエチルア
ミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ピロ
リジノフルオラン、2−アニリノ−3−クロロ−6−ピ
ロリジノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ)フ
ルオラン、2−メシジノ−4’,5’−ベンゾ−6−ジ
エチルアミノフルオラン、2−(m−トリフロロメチル
アニリノ)−3−メチル−6−ピロリジノフルオラン、
2−(α−ナフチルアミノ)−3,4ベンゾ−4’−ブ
ロモ−6−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミ
ノ)フルオラン、2−ピペリジノ−6−ジエチルアミノ
フルオラン、2−(N−n−プロピル−p−トリフロロ
メチルアニリノ)−6−モルフォリノフルオラン、2−
(ジ−N−p−クロロフェニル−メチルアミノ)−6−
ピロリジノフルオラン、2−(N−n−プロピル−m−
トリフロロメチルアニリノ)−6−モルフォリノフルオ
ラン、1,2−ベンゾ−6−(N−エチル−N−n−オ
クチルアミノ)フルオラン、1,2−ベンゾ−6−ジア
リルアミノフルオラン、1,2−ベンゾ−6−(N−エ
トキシエチル−N−エチルアミノ)フルオラン、ベンゾ
ロイコメチレンブルー、2−[3,6−ビス(ジエチル
アミノ)]−6−(o−クロロアニリノ)キサンチル安
息香酸ラクタム、2−[3,6−ジエチルアミノ)]−
9−(o−クロロアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタ
ム、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−フ
タリド、3、3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)
−6−ジメチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオ
レットラクトン)、3,3−ビス−(p−ジメチルアミ
ノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド、3,3−
ビス−(p−ジメチルアミノフェニル)−6−クロロフ
タリド、3,3−ビス−(p−ジブチルアミノフェニ
ル)フタリド、3−(2−メトキシ−4−ジメチルアミ
ノフェニル)−3−(2−ヒドロキシ−4,5−ジクロ
ロフェニル)フタリド、3−(2−ヒドロキシ−4−ジ
メチルアミノフェニル)−3−(2−メトキシ−5−ク
ロロフェニル)フタリド、3−(2−ヒドロキシ−4−
ジメトキシアミノフェニル)−3−(2−メトキシ−5
−クロロフェニル)フタリド、3−(2−ヒドロキシ−
4−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メトキシ−
5−ニトロフェニル)フタリド、3−(2−ヒドロキシ
−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(2−メトキシ
−5−メチルフェニル)フタリド、3−(2−メトキシ
−4−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−ヒドロキ
シ−4−クロロ−5−メトキシフェニル)フタリド、
3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ
(9,3’)−6’−ジメチルアミノフタリド、3−
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−3
−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−4
−アザフタリド、3−(1−オクチル−2−メチルイン
ドール−3−イル)−3−(2−エトキシ−4−ジエチ
ルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3−(1−エ
チル−2−メチルインドール−3−イル)−3−(2−
エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−7−アザフ
タリド、3,3−ビス(2−エトキシ−4−ジエチルア
ミノフェニル)−4−アザフタリド、3,3−ビス(2
−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−7−アザ
フタリド、6’−クロロ−8’−メトキシ−ベンゾイン
ドリノ−スピロピラン、6’−ブロモ−2’−メトキシ
−ベンゾインドリノ−スピロピラン、その他。
および/または加熱後の冷却速度の違いにより、相対的
に発色した状態と消色した状態を形成し得るものであ
る。本発明に用いられる発色剤と顕色剤からなる基本的
な発色・消色現象を説明する。図1はこの記録媒体の発
色濃度と温度との関係を示したものである。はじめ消色
状態(A)にある組成物を昇温していくと、溶融し始め
る温度T1で発色が起こり、溶融発色状態(B)とな
る。溶融発色状態(B)から急冷すると、発色状態のま
ま室温に下げることができ、固まった発色状態(C)と
なる。この発色状態が得られるかどうかは、溶融状態か
らの降温の速度に依存しており、徐冷では降温の過程で
消色が起き、はじめと同じ消色状態(A)あるいは急冷
発色状態(C)より相対的に濃度の低い状態が形成され
る。一方、急冷発色状態(C)をふたたび昇温していく
と、発色温度より低い温度T2で消色が起き(Dから
E)、ここから降温するとはじめと同じ消色状態(A)
に戻る。実際の発色温度、消色温度は、用いる顕色剤と
発色剤の組合せにより変化するので、目的に合わせて選
択できる。また、溶融発色状態の濃度と急冷したときの
発色濃度は、必ずしも一致するものではなく、異なる場
合もある。
色状態(B)から急冷して得られた発色状態(C)は顕
色剤と発色剤が分子同士で接触反応し得る状態で混合さ
れた状態であり、これは固体状態を形成していることが
多い。この状態は顕色剤と発色剤が凝集して発色を保持
した状態であり、この凝集構造の形成により発色が安定
化していると考えられる。一方、消色状態は両者が相分
離した状態である。この状態は少なくとも一方の化合物
の分子が集合してドメインを形成したり結晶化した状態
であり、凝集あるいは結晶化することにより発色剤と顕
色剤が分離して安定化した状態であると考えられる。本
発明では多くの場合、両者が相分離し顕色剤が結晶化す
ることによってより完全な消色が起きる。図1に示した
溶融状態から徐冷による消色および発色状態からの昇温
による消色は、いずれもこの温度で凝集構造が変化し相
分離や顕色剤の結晶化が起きているものと考えられる。
形成は、サーマルヘッドなどによりいったん溶融混合す
る温度に加熱し、急冷すればよい。また、消色は加熱状
態から徐冷する方法と発色温度よりやや低い温度に加熱
する方法の二つである。しかし、これらは両者が相分離
したり、少なくとも一方が結晶化する温度に一時的に保
持するという意味で同じである。発色状態の形成で急冷
するのは、この相分離温度または結晶化温度に保持しな
いようにするためである。ここにおける急冷と徐冷はひ
とつの組成物に対して相対的なものであり、その境界は
発色剤と顕色剤の組合せにより変化する。
少なくとも前記の顕色剤、発色剤およびゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー法で決定した重量平均分子量
として30万以上の値(ポリスチレンに換算した値)を
有する熱可塑性樹脂を含有するものである。
する化合物の組合せにより適切な範囲が変化するが、お
おむねモル比で発色剤1に対し顕色剤が0.1〜20の
範囲であり、好ましくは0.2〜10の範囲である、こ
の範囲より顕色剤が少なくても多くても発色状態の濃度
が低下し、問題となる。また、発色剤と顕色剤は、マイ
クロカプセル中に内包して用いることもできる。
成分1に対して0.1〜10が好ましく、これより少な
いと記録層の熱強度が不足し、これより多い場合には発
色濃度が低下して問題となる。
および熱可塑性樹脂ならびに塗液溶媒よりなる混合物を
均一に混合分散させて調製した塗液を用いる。塗液調製
に用いられる溶媒の具体例としては、水;メタノール、
エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、メチ
ルイソカルビノールなどのアルコール類;アセトン、2
−ブタノン、エチルアミルケトン、ジアセトンアルコー
ル、イソホロン、シクロヘキサノンなどのケトン類;
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミドなどのアミド類;ジエチルエーテル、イソプロ
ピルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
ン、3,4−ジヒドロ−2H−ピランなどのエーテル
類;2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノー
ル、2−ブトキシエタノール、エチレングリコールジメ
チルエーテルなどのグリコールエーテル類;2−メトキ
シエチルアセテート、2−エトキシエチルアセテート、
2−ブトキシエチルアセテートなどのグリコールエーテ
ルアセテート類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソブ
チル、酢酸アミル、乳酸エチル、エチレンカーボネート
などのエステル類;ベンゼン、トルエン、キシレンなど
の芳香族炭化水素類;ヘキサン、ヘプタン、iso−オ
クタン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素類;塩化
メチレン、1,2−ジクロルエタン、ジクロロプロパ
ン、クロルベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類;ジメ
チルスルホキシドなどのスルホキシド類;N−メチル−
2−ピロリドン、N−オクチル−2−ピロリドンなどの
ピロリドン類等を例示することができる。
ミル、アトライター、三本ロールミル、ケディーミル、
サンドミル、ダイノミル、コロイドミル等公知の塗液分
散装置を用いて行うことができる。また、上記塗液分散
装置を用いて各材料を溶媒中に分散しても良いし、各々
単独で溶媒中に分散して混ぜ合わせても良い。更に、加
熱溶解して急冷または徐冷によって析出させても良い。
限はなく、ブレード塗工、ワイヤーバー塗工、スプレー
塗工、エアナイフ塗工、ビード塗工、カーテン塗工、グ
ラビア塗工、キス塗工、リバースロール塗工、ディップ
塗工、ダイ塗工等公知の方法を用いることができる。記
録層の膜厚は1〜20μmの範囲が好ましく、より好ま
しくは3〜10μmである。
ては、紙、樹脂フィルム、合成紙、金属箔、ガラスまた
はこれらの複合体などであり、記録層を保持できるもの
であればよい。更に、記録媒体表面の光沢度を10〜6
5%にするために平滑性の低い支持体を用いることが好
ましい。
応じて記録層の塗布特性や発色消色特性を改善したり制
御するための添加剤を用いることができる。これらの添
加剤には、例えば分散剤、界面活性剤、導電剤、充填
剤、滑剤、酸化防止剤、光安定化剤、紫外線吸収剤、発
色安定化剤、消色促進剤などがある。
保護層を設けることができる。保護層に用いられる樹脂
としては、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニ
ル酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアセタール、ポリビ
ニルブチラール、ポリカーボネート、ポリアリレート、
ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレン
オキシド、ポリイミド、フッ素樹脂、ポリアミド、ポリ
アミドイミド、ポリベンズイミダゾール、ポリスチレ
ン、スチレン系共重合体、フェノキシ樹脂、ポリエステ
ル、芳香族ポリエステル、ポリウレタン、ポリアクリル
酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、アクリル酸系
共重合体、マレイン酸系共重合体、エポキシ樹脂、アル
キッド樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリビ
ニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレ
ンオキサイド、メチルセルロース、エチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、デンプン、ゼラチン、カゼイン類等公知材料が用
いられるが、この中でも特に上記の記録層で用いられた
熱可塑性樹脂を用いると耐久性の点でより好ましい。
できる。硬化性樹脂は、例えば架橋剤およびこの架橋剤
と反応する活性基を有する樹脂の組合せであり、熱、電
子線、紫外線等により架橋硬化できる樹脂である。熱硬
化で用いられる樹脂は、例えばフェノキシ樹脂、ポリビ
ニルブチラール樹脂、セルロースアセテートプロピオネ
ート、セルロースアセテートブチレートなど、水酸基、
カルボキシル基など架橋剤と反応する基を持つ樹脂、ま
たは水酸基、カルボキシル基などを持つモノマーとそれ
以外のモノマーを共重合した樹脂がある。共重合樹脂に
は、例えば塩ビ系、アクリル系、スチレン系などの樹脂
があり、具体的には塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルア
ルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ヒドロキ
シプロピルアクリレート共重合体、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−無水マレイン酸共重合体等が例示できる。
ネート類、アミノ樹脂、フェノール樹脂、アミン類、エ
ポキシ化合物等が挙げられる。例えば、イソシアネート
類としては、イソシアネート基を複数持つポリイソシア
ネート化合物であり、具体的にはヘキサメチレンジイソ
シアネート(HDI)、トルエンジイソシアネート(T
DI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)等、お
よびこれらのトリメチロールプロパンなどによるアダク
トタイプ、ビュレットタイプ、イソシアヌレートタイプ
およびブロック化イソシアネート類等が挙げられる。架
橋剤の樹脂に対する添加量としては、樹脂中の含まれる
活性基の数に対する架橋剤の官能基の比が0.01〜2
が好ましく、これ以下では熱強度が不足してしまい、ま
たこれ以上添加すると発色・消色特性に悪影響を及ぼ
す。また更に、架橋促進剤としてこの種の反応に用いら
れる触媒を用いてもよい。架橋促進剤としては、例えば
1,4−ジアザービシクロ〔2,2,2〕オクタンなど
の3級アミン類、有機すず化合物などの金属化合物など
が挙げられる。
れるモノマーとしては、例えば以下のものが挙げられ
る。 単官能性モノマーの例 メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸n−ブチル、メタクリル酸i−ブチル、メタクリル酸
t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタク
リル酸ラウリル、メタクリル酸トリデシル、メタクリル
酸ステアリル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸ベンジル、メタクリル酸、メタクリル酸2−ヒドロ
キシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メ
タクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチ
ルアミノエチルメチルクロライド塩、メタクリル酸ジエ
チルアミノエチル、メタクリル酸グリシジル、メタクリ
ル酸テトラヒドロフルフリル、メタクリル酸アリル、ジ
メタクリル酸エチレングリコール、ジメタクリル酸トリ
エチレングリコール、ジメタクリル酸テトラエチレング
リコール、ジメタクリル酸1,3−ブチレングリコー
ル、ジメタクリル酸1,6−ヘキサンジオール、トリメ
タクリル酸トリメチロールプロパン、メタクリル酸2−
エトキシエチル、2−エチルヘキシルアクリレート、2
−エトキシエチルアクリレート、2−エトキシエトキシ
エチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、ジシクロペ
ンテニルエチルアクリレート、N−ビニルピロリドン、
酢酸ビニル等。
サンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオール
ジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリプ
ロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレング
リコールジアクリレート、ビスフェノールAエチレンオ
キサイド付加物ジアクリレート、グリセリンメタクリレ
ートアクリレート、ネオペンチルグリコールのプロピレ
ンオキサイド2モル付加物のジアクリレート、ジエチレ
ングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール
(400)ジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸とネ
オペンチルグリコールのエステルのジアクリレート、
2,2−ビス(4−アクロリキシジエトキシフェニル)
プロパン、ネオペンチルグリコールジアジペートのジア
クリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコ
ールのε−カプロラクトン付加物のジアクリレート、2
−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−5−
ヒドロキシメチル−5−エチル−1,3−ジオキサンジ
アクリレート、トリシクロデカンジメチロールジアクリ
レート、トリシクロデカンジメチロールジアクリレート
のε−カプロラクトン付加物、1,6−ヘキサンジオー
ルのグリシジルエーテルのジアクリレート等。
プロピレンオキサイド付加アクリレート、トリスアクリ
ロイルオキシエチルフォスフェート、ペンタエリスリト
ールアクリレート、トリメチロールプロパンのプロピレ
ンオキサイド3モル付加物のトリアクリレート、ジペン
タエリスリトール・ポリアクリレート、ジペンタエリス
リトールのカプロラクトン付加物のポリアクリレート、
プロピオン酸ジペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ヒドロキシピバルアルデヒド変性ジメチロールプロ
ピントリアクリレート、プロピオン酸ジペンタエリスリ
トールのテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパ
ンテトラアクリレート、プロピオン酸ジペンタエリスリ
トールのペンタアクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサア
クリレートのε−カプロラクトン付加物等。
は、次のような光重合開始剤、光重合促進剤を用いる。
光重合開始剤の例としては、イソブチルベンゾインエー
テル、イソプロピルベンゾインエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインメチルエーテル等のベンゾイ
ンエーテル類;1−フェニル−1,2−プロパンジオン
−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム等のα−ア
シロキシムエステル;2,2−ジメトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノン、ベンジル、ヒドロキシシクロヘキシ
ルフェノルケトン等のベンジルケタール類;ジエトキシ
アセトンフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フェニルプロパン−1−オン等のアセトフェノン誘導
体;ベンゾフェノン、1−クロロチオキサントン、2−
クロロチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、
2−メチルチオキサントン、2−クロロベンゾフェノン
等のケトン類が挙げられる。これらの光重合開始剤は、
単独でまたは2種類以上併用して使用される。添加量と
してはモノマーまたはオリゴマー1重量部に対して0.
005〜1.0重量部が好ましく、更に好ましくは0.
01〜0.5重量部である。
ミンや脂肪族系アミンがある。具体的には、p−ジメチ
ルアミノ安息香酸イソアミルエステル、p−ジメチルア
ミノ安息香酸エチルエステル等が挙げられる。これらの
光重合促進剤は、単独でまたは2種類以上併用して使用
される。添加量としては光重合開始剤1重量部に対して
0.1〜5重量部が好ましく、更に好ましくは0.3〜
3重量部である。
%にするために保護層にフィラーを添加しても良く、フ
ィラーとしては無機フィラーと有機フィラーに分けるこ
とができる。無機フィラーとしては、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウムなどの炭酸塩;無水ケイ酸、含水ケイ
酸、含水ケイ酸アルミニウム、含水ケイ酸カルシウムな
どのケイ酸塩;酸化亜鉛、酸化インジウム、アルミナ、
シリカ、酸化ジルコニア、酸化スズ、酸化セリウム、酸
化鉄、酸化アンチモン、酸化バリウム、酸化カルシウ
ム、酸化バリウム、酸化ビスマス、酸化ニッケル、酸化
マグネシウム、酸化クロム、酸化マンガン、酸化タンタ
ル、酸化ニオブ、酸化トリウム、酸化ハフニウム、酸化
モリブデン、鉄フェライト、ニッケルフェライト、コバ
ルトフェライト、チタン酸バリウム、チタン酸カリウム
のような金属酸化物;硫化亜鉛、硫酸バリウムのような
金属硫化物あるいは硫酸化合物;チタンカーバイド、シ
リコンカーバイド、モリブデンカーバイド、タングステ
ンカーバイド、タンタルカーバイドのような金属炭化
物;窒化アルミニウム、窒化珪素、窒化ホウ素、窒化ジ
ルコニウム、窒化バナジウム、窒化チタニウム、窒化ニ
オブ、窒化ガリウムのような金属窒化物等が挙げられ
る。
セルロース樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂、フェノ
ール樹脂、ポリウレタン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリス
チレン、スチレン・イソプレン、スチレンビニルベンゼ
ンなどのスチレン系樹脂、塩化ビニリデンアクリル、ア
クリルウレタン、エチレンアクリルなどのアクリル系樹
脂、ポリエチレン樹脂、ベンゾグアナミンホルムアルデ
ヒド、メラミンホルムアルデヒドなどのホルムアルデヒ
ド系樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、塩化ビニル
樹脂等が挙げられる。本発明では有機フィラーを単独で
用いることもできるが、2種類以上含まれてもよく、複
合粒子であっても良い。また、形状としては球状、粒
状、板状、針状等が挙げられる。
好ましく、より好ましくは0.3〜10μmである。ま
た、保護層中のフィラーの含有量は体積分率で1〜95
%、より好ましくは5〜75%である。
%にするために保護層に滑剤を用いることもできる。滑
剤の具体例としては、エステルワックス、パラフィンワ
ックス、ポリエチレンワックス等の合成ワックス類;硬
化ひまし油等の植物性ワックス類;牛脂硬化油等の動物
性ワックス類;ステアリルアルコール、ベヘニルアルコ
ール等の高級アルコール類;マルガリン酸、ラウリン
酸、ミスチレン酸、パルミチル酸、ステアリン酸、ベヘ
ニン酸、フロメン酸等の高級脂肪酸類;ソルビタンの脂
肪酸エステルなどの高級脂肪酸エステル類;ステアリン
酸アミド、オレイン酸アミド、ラウリン酸アミド、エチ
レンビスステアリン酸アミド、メチレンビスステアリン
酸アミド、メチロールステアリン酸アミド等のアミド類
などが挙げられる。保護層中の滑剤の含有量は体積分率
で0.1〜95%、より好ましくは1〜75%である。
良く、その含有量はバインダー100重量部に対して
0.5〜10重量部の範囲が好ましい。また、有機紫外
線吸収剤の添加により表面光沢度の制御を兼ねることも
できる。
ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−
5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−オクトキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’
−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−
5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−5’−エトキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外
線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2−ジ
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−
ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、
2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オキシベンジル
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−クロロベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,2’−ジ
ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン−ス
ルホン酸ナトリウム等のベンゾフェノン系紫外線吸収
剤;フェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリ
シレート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、カル
ボキシフェニルサリシレート、メチルフェニルサリシレ
ート、ドデシルフェニルサリシレート、2−エチルヘキ
シルフェニルサリシレート、ホモメンチルフェニルサリ
シレート等のサリチル酸エステル系紫外線吸収剤;2−
エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’ジフェニルアク
リレート、エチル−2−シアノ−3,3’−ジフェニル
アクリレート等のシアノアクリレート系紫外線吸収剤;
p−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸グリセリル、
p−ジメチルアミノ安息香酸アミル、p−ジヒドロキシ
プロピル安息香酸エチル等のp−アミノ安息香酸系紫外
線吸収剤;p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシ
ル、p−メトキシケイ皮酸−2−エトキシエチル等のケ
イ皮酸系紫外線吸収剤;4−t−ブチル−4’−メトキ
シ−ジベンゾイルメタン、ウロカニン酸、ウロカニン酸
エチル等が挙げられる。
散装置、保護層の塗工方法、保護層の乾燥・硬化方法等
は、前記記録層で用いられた公知の方法を用いることが
できる。
後、必要に応じて硬化処理を行う。熱で架橋するもので
あれば高温槽等を用いて熱処理すれば良く、また紫外線
硬化・電子線硬化であれば、それぞれ公知の硬化装置を
用いれば良い。例えば、紫外線照射の際の光源として
は、水銀ランプ、メタルハライドランプ、ガリウムラン
プ、水銀キセノンランプ、フラッシュランプなどがある
が、前記した光重合開始剤及び光重合促進剤の紫外線吸
収波長に対応した発光スペクトルを有する光源を使用す
ればよい。また、紫外線照射条件としては、樹脂を架橋
させるために必要な照射エネルギーに応じて、ランプ出
力、搬送速度を決めればよい。また、電子線照射装置と
しては、照射面積、照射線量などの目的に応じて、走査
形、非走査形いずれかを選べば良く、照射条件として
は、樹脂を架橋するのに必要な線量に応じて、電子流、
照射幅、搬送速度を決めれば良い。
支持体上に前記の熱可塑性樹脂を含む記録層および保護
層が設けられたものであるが、記録媒体としての特性を
向上するため、接着層、中間層、アンダーコート層、バ
ックコート層などを設けることができる。更に、印刷着
色層および/または磁気記録層を設けていても良い。ま
た、前記の各層、支持体は着色剤により着色されていて
も良い。
保護層の塗布による記録層の変質防止、保護層中の添加
剤の記録層への移行を防止する目的で、両者の間に中間
層を設けることが好ましく、これによって発色画像の保
存性が改善できる。また、記録層の上に設置される保護
層、中間層には、酸素透過性の低い樹脂を用いることに
より記録層中の発色剤および顕色剤の酸化を防止または
低減することが可能になる。
フィラーを含んでいてもよい。また、紫外線吸収剤を含
んでいてもよい。中間層に用いられる樹脂としては前記
保護層で用いられた樹脂を用いることができる。また、
記録媒体表面の光沢度を10〜65%にするために中間
層にフィラーを添加することにより達成しても良く、用
いられるフィラーとしては、前記保護層で用いられたフ
ィラーを用いることができる。
好ましく、より好ましくは0.3〜10μmである。ま
た、中間層中のフィラーの含有量は体積分率で1〜95
%、より好ましくは5〜75%である。中間層中に前記
保護層中に用いられた有機紫外線吸収剤を含有しても良
く、その含有量はバインダー100重量部に対して0.
5〜10重量部の範囲が好ましい。
散装置、中間層の塗工方法、中間層の乾燥・硬化方法等
は、前記保護層で用いられた公知の方法を用いることが
できる。
0〜65%にさせる以外に、記録媒体表面の汚れを取り
除いたり指紋を付きにくくさせる目的で、保護層上にO
Pニス層を設けることもできる。OPニス層は主に樹脂
からなり、必要に応じてフィラー、滑剤、紫外線吸収剤
などを含んでいてもよい。OPニス層に用いられる樹脂
としては特に制限はなく、前記したような公知の紫外線
硬化樹脂、電子線硬化樹脂、熱硬化樹脂等を用いること
ができる。また、OPニス層にフィラー、滑剤などを添
加することにより記録媒体表面の光沢度を10〜65%
にすることができる。用いられるフィラー、滑剤として
は、前記保護層で用いられたフィラー、滑剤などを用い
ることができるが、特に制限はなく公知のものを用いる
ことができる。塗工方法についても特に制限はなく、オ
フセット印刷など公知の方法を用いることができる。
するため、支持体と記録層の間に断熱性のアンダーコー
ト層を設けることができる。断熱層は、有機または無機
の微小中空体粒子をバインダー樹脂を用いて塗布するこ
とにより形成できる。支持体と記録層の接着性の改善や
支持体への記録層材料の浸透防止を目的としたアンダー
コート層を設けることもできる。
樹脂と同様の樹脂や硬化性樹脂等を用いることができ
る。また、記録層およびアンダーコート層には、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化ケイ
素、水酸化アルミニウム、カオリン、タルクなどの無機
フィラーおよび/または各種有機フィラーを含有させる
ことができる。その他、滑剤、界面活性剤、分散剤など
を含有させることもできる。
画像を形成させるためには、いったん発色温度以上に加
熱したのち急冷されるようにすればよい。具体的には、
例えばサーマルヘッドやレーザー光で短時間加熱すると
記録層が局部的に加熱されるため、直ちに熱が拡散し急
激な冷却が起こり、発色状態が固定できる。一方、消色
させるためには適当な熱源を用いて比較的長時間加熱し
冷却するか、発色温度よりやや低い温度に一時的に加熱
すればよい。長時間加熱すると記録媒体の広い範囲が昇
温し、その後の冷却は遅くなるため、その過程で消色が
起きる。この場合の加熱方法には、熱ローラー、熱スタ
ンプ、熱風などを用いてもよいし、サーマルヘッドを用
いて長時間加熱してもよい。記録層を消色温度域に加熱
するためには、例えばサーマルヘッドへの印加電圧やパ
ルス幅を調節することによって、印加エネルギーを記録
時よりやや低下させればよい。この方法を用いれば、サ
ーマルヘッドだけで記録・消去ができ、いわゆるオーバ
ーライトが可能になる。もちろん、熱ローラー、熱スタ
ンプによって消色温度域に加熱して消去することもでき
る。
説明する。なお、実施例中の「部」および「%」はいず
れも重量を基準とするものである。
砕分散した。上記組成の記録層塗布液を、厚さ188μ
mのポリエステルフィルム上にワイヤーバーを用い塗布
し、80℃で乾燥した後、100℃10分加熱して、膜
厚約6.0μmの記録層を設けた。
液を調製した。上記組成の保護層塗布液を、上記記録層
上にワイヤーバーを用いて塗工した後、照射エネルギー
80W/cmの紫外線ランプ下を9m/分の搬送速度で
通して硬化して膜厚5μmの保護層を設け、本発明の可
逆性感熱記録媒体を作製した。可逆性感熱記録媒体の光
沢度を変角光沢度計(日本電色工業社製)で測定(入射
角60度)したところ、12.6%であった。
装置にて、電圧13.3V、パルス幅1.2msecで
印字した。1cm2画像部の濃度をマクベス濃度計RD
914にて測定したところ、印字濃度は1.01であっ
た。次に、この印字サンプルを熱スタンプを用いて14
0℃1秒の条件で消去した。印字部の濃度を測定した方
法と同様な方法で測定したところ、消去濃度は0.1
0、地肌濃度は0.10であった。更に、上記の印字・
消去を50回繰り返したところ、搬送不良および打痕の
ない良好な状態を保っていた。
砕分散した。得られた上記組成の記録層塗布液を用い
て、実施例1と同様にして記録層を作製した。
得られた分散液に日本ポリウレタン社製コロネートHL
(アダクト型ヘキサメチレンジイソシアネート75%酢
酸エチル溶液)15部を加え、良く撹拌して保護層塗布
液を調製した。上記組成の保護層塗布液を、上記記録層
上にワイヤーバーを用いて塗布し、80℃で乾燥した
後、100℃10分、60℃24時間加熱して、膜厚5
μmの保護層を設け、本発明の可逆性感熱記録媒体を作
製した。可逆性感熱記録媒体の光沢度を変角光沢度計
(日本電色工業社製)で測定(入射角60度)したとこ
ろ、22.2%であった。
定したところ、印字濃度は1.05、消去濃度は0.1
0、地肌濃度は0.10であった。更に、上記の印字・
消去を50回繰り返したところ、搬送不良および打痕の
ない良好な状態を保っていた。
砕分散した。得られた上記組成の記録層塗布液を用い
て、実施例1と同様にして記録層を作製した。
樹脂の代わりに塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコ
ール共重合体(ユニオンカーバイト社製VAGH)を、
またシリコーン樹脂4.5部の代わりに水酸化アルミニ
ウム(1.0μm)(昭和電工社製H42M)10部を
用いた以外は、実施例2と同様にして保護層塗布液を調
製した。上記組成の保護層塗布液を、上記記録層上にワ
イヤーバーを用いて塗布し、80℃で乾燥した後、10
0℃10分、60℃24時間加熱して、膜厚5μmの保
護層を設け、本発明の可逆性感熱記録媒体を作製した。
可逆性感熱記録媒体の光沢度を変角光沢度計(日本電色
工業社製)で測定(入射角60度)したところ、31.
0%であった。
定したところ、印字濃度は0.97、消去濃度は0.1
0、地肌濃度は0.10であった。更に、上記の印字・
消去を50回繰り返したところ、搬送不良および打痕の
ない良好な状態を保っていた。
砕分散した。得られた上記組成の記録層塗布液を用い
て、実施例1と同様にして記録層を作製した。
わりにエチレンビスステアリン酸アマイド(花王社製カ
オーワックスEB)にし、上記組成物をボールミルを用
いて粒径4μmまで粉砕分散した以外は、実施例1と同
様にして保護層を設け、本発明の可逆性感熱記録媒体を
作製した。可逆性感熱記録媒体の光沢度を変角光沢度計
(日本電色工業社製)で測定(入射角60度)したとこ
ろ、61.0%であった。
定したところ、印字濃度は0.95、消去濃度は0.1
0、地肌濃度は0.10であった。更に、上記の印字・
消去を50回繰り返したところ、搬送不良および打痕の
ない良好な状態を保っていた。
砕分散した。得られた上記組成の記録層塗布液を用い
て、実施例1と同様にして記録層を作製した。
溶液を、上記記録層上にワイヤーバーを用いて塗工した
後、ドライヤーで乾燥して膜厚3μmの中間層を作製し
た。
くした以外は実施例1と同様にして保護層を設け、本発
明の可逆性感熱記録媒体を作製した。可逆性感熱記録媒
体の光沢度を変角光沢度計(日本電色工業社製)で測定
(入射角60度)したところ、17.2%であった。
定したところ、印字濃度は0.91、消去濃度は0.1
0、地肌濃度は0.10であった。更に、上記の印字・
消去を50回繰り返したところ、搬送不良および打痕の
ない良好な状態を保っていた。
砕分散した。得られた上記組成の記録層塗布液を用い
て、実施例1と同様にして記録層を作製した。
化ビニル−酢酸ビニル共重合体の代わりにフェノキシ樹
脂を、炭酸カルシウムの代わりにポリメチルメタクリレ
ート樹脂(積水化学社製MB20)(2.0μm)を用
い、得られた分散液に日本ポリウレタン社製コロネート
HL15部を加え、良く撹拌した以外は、実施例5と同
様にして中間層を作製した。
を設け、本発明の可逆性感熱記録媒体を作製した。可逆
性感熱記録媒体の光沢度を変角光沢度計(日本電色工業
社製)で測定(入射角60度)したところ、48.2%
であった。
定したところ、印字濃度は0.88、消去濃度は0.1
0、地肌濃度は0.10であった。更に、上記の印字・
消去を50回繰り返したところ、搬送不良および打痕の
ない良好な状態を保っていた。
日本インキ社製OPニス(ニューダイキュア OL O
Pニス)をRIテスターを用い印刷した後、7m/分で
UV照射して膜厚5μmのOP層を設けた以外は、実施
例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作製した。可逆
性感熱記録媒体の光沢度を変角光沢度計(日本電色工業
社製)で測定(入射角60度)したところ、55.2%
であった。
価したところ、印字濃度は0.93、消去濃度は0.1
0、地肌濃度は0.10であった。更に、上記の印字・
消去を50回繰り返したところ、搬送不良および打痕の
ない良好な状態を保っていた。
(0.01μm)にした以外は、実施例1と同様にして
可逆性感熱記録媒体を作製した。可逆性感熱記録媒体の
光沢度を変角光沢度計(日本電色工業社製)で測定(入
射角60度)したところ、69.5%であった。
価したところ、印字濃度は0.92、消去濃度は0.1
0、地肌濃度は0.10、更に上記の印字・消去を50
回繰り返したところ、1回目から打痕が目立つ状態だっ
た。
0.8μm)(東芝シリコーン社製 トスパール312
0)にした以外は、実施例1と同様にして可逆性感熱記
録媒体を作製した。可逆性感熱記録媒体の光沢度を変角
光沢度計(日本電色工業社製)で測定(入射角60度)
したところ、6.2%であった。
価したところ、印字濃度は0.62、消去濃度は0.1
0、地肌濃度は0.10であり、発色部に白抜けが発生
した。ただ、上記の印字・消去を50回繰り返したとこ
ろ、搬送不良及び打痕のない良好な状態を保っていた。
重合体(重量平均分子量11.5万)にした他は、実施
例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作製した。可逆
性感熱記録媒体の光沢度を変角光沢度計(日本電色工業
社製)で測定(入射角60度)したところ、15.6%
であった。
価したところ、印字濃度は1.02、消去濃度は0.1
0、地肌濃度は0.10であった。更に、上記の印字・
消去を50回繰り返したところ、1回目から打痕が発生
し、50回目で打痕のため均一な印字ができなかった。
消去の繰り返しによる打痕の発生など機械的損傷が少な
く、耐久性の高いものであり、また耐光保存性に優れた
実用性の高い書替え型記録媒体が得られる。
を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 支持体上に電子供与性呈色性化合物と電
子受容性化合物を主成分として含有し、加熱温度および
/または加熱後の冷却速度の違いにより相対的に発色し
た状態と消色した状態を形成し得る可逆性感熱発色組成
物を含有する可逆性感熱記録層を少なくとも有する可逆
性感熱記録媒体において、該可逆性感熱記録層がゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー法で決定した重量平
均分子量として30万以上の値(ポリスチレンに換算し
た値)を有する熱可塑性樹脂を含有し、且つ最上層に保
護層および/またはOPニス層を設け、しかも該可逆性
感熱記録媒体表面の光沢度が10〜65%(60°入
射)であることを特徴とする可逆性感熱記録媒体。 - 【請求項2】 可逆性感熱記録層と保護層および/また
はOPニス層との間に中間層を設け、該中間層の表面性
を荒らすことにより可逆性感熱記録媒体表面の光沢度が
10〜65%(60°入射)であることを特徴とする請
求項1記載の可逆性感熱記録媒体。 - 【請求項3】 保護層、OPニス層および/または中間
層に無機フィラーを含有させることにより可逆性感熱記
録媒体表面の光沢度が10〜65%(60°入射)であ
ることを特徴とする請求項1または2記載の可逆性感熱
記録媒体。 - 【請求項4】 保護層、OPニス層および/または中間
層に有機フィラーを含有させることにより可逆性感熱記
録媒体表面の光沢度が10〜65%(60°入射)であ
ることを特徴とする請求項1または2記載の可逆性感熱
記録媒体。 - 【請求項5】 保護層、OPニス層および/または中間
層に滑剤を含有させることにより可逆性感熱記録媒体表
面の光沢度が10〜65%(60°入射)であることを
特徴とする請求項1または2記載の可逆性感熱記録媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10012090A JPH11198530A (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 可逆性感熱記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10012090A JPH11198530A (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 可逆性感熱記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11198530A true JPH11198530A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11795884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10012090A Pending JPH11198530A (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 可逆性感熱記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11198530A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002337456A (ja) * | 2001-05-17 | 2002-11-27 | Ricoh Co Ltd | 可逆性感熱記録媒体 |
JP2006095720A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Dainippon Printing Co Ltd | サーマルカード |
-
1998
- 1998-01-06 JP JP10012090A patent/JPH11198530A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002337456A (ja) * | 2001-05-17 | 2002-11-27 | Ricoh Co Ltd | 可逆性感熱記録媒体 |
JP2006095720A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Dainippon Printing Co Ltd | サーマルカード |
JP4508803B2 (ja) * | 2004-09-28 | 2010-07-21 | 大日本印刷株式会社 | サーマルカード |
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