JPH1119821A - 帯鋸刃における連続歯欠け防止方法およびこの方法に用いられる帯鋸刃の鋸歯構造並びに同鋸歯構造の歯を備えた帯鋸刃 - Google Patents

帯鋸刃における連続歯欠け防止方法およびこの方法に用いられる帯鋸刃の鋸歯構造並びに同鋸歯構造の歯を備えた帯鋸刃

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JPH1119821A JP12483798A JP12483798A JPH1119821A JP H1119821 A JPH1119821 A JP H1119821A JP 12483798 A JP12483798 A JP 12483798A JP 12483798 A JP12483798 A JP 12483798A JP H1119821 A JPH1119821 A JP H1119821A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな歯欠けを生じた場合でも連続的な歯欠
けを防止することのできる帯鋸刃における歯欠け防止方
法およびこの方法に用いられる帯鋸刃の鋸歯構造並びに
同鋸歯構造の歯を備えた帯鋸刃を提供する。 【解決手段】 ワークWを切断する帯鋸刃BSを構成す
る鋸歯TSに歯欠けが生じた場合には、歯先1の後方の
逃げ面3に設けられている突起部5がワークWにおける
切削溝の底部に当接することにより、切断時に帯鋸刃B
Sに生じていたたわみが急激に減少することを防止す
る。これにより、歯欠けを生じた鋸歯TSに後続する鋸
歯TSに過剰な切削抵抗が作用するのを抑制して、連続
的な歯欠けを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は帯鋸刃における連
続歯欠け防止方法およびこの方法に用いられる帯鋸刃の
鋸歯構造並びに同鋸歯構造の歯を備えた帯鋸刃に係り、
さらに詳しくは、形鋼、パイプ、シートパイル、デッキ
プレート等の切断時のように大きな振動を伴う金属切断
用の帯鋸刃における連続歯欠け防止方法およびこの方法
に用いられる帯鋸刃の鋸歯構造並びに同鋸歯構造の歯を
備えた帯鋸刃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、形鋼、パイプ、シートパイ
ル、デッキプレート等の切断においては、切断時に生じ
る大きな振動による帯鋸刃の歯先のチッピングや歯欠け
を防止するため、例えばU.S.PAT.5,018,
421やU.S.PAT.5,501,129に示され
るような工夫がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、U.
S.PAT.5,018,421では、チッピングや歯
欠けに対する歯先強度を向上させるために逃げ面を円弧
状に形成してあるが、このような構造では食込み性が悪
く、高速切断が困難であるという問題がある。
【0004】また、U.S.PAT.5,501,12
9では、U.S.PAT.5,018,421と従来の
歯との組合わせにより高速切断ができ、且つチッピン
グ、歯欠けに対して強いという特徴があるものの、何等
かの原因で大きな歯欠けを生じると、その後続歯に大き
な切込みが生じ、大きな切削抵抗が生じて、次々に連続
的に歯欠けを生じ易いという問題がある。
【0005】更に、元来より、チッピング、歯欠けに強
くする手法として、鋸歯の逃げ角やすくい角を小さくし
て歯先強度を大きくする方法が用いられているが、特に
逃げ角を小さくすると、歯先強度は大きくなるが、切削
抵抗も増大する為、かえって切断が困難になるという相
反する問題点がある。
【0006】図15は、形鋼市場においてランダムに抽
出したユーザーから、寿命となった使用済み鋸刃を回収
し、歯欠け状況を調査した結果である。なおここでは、
チッピングに相当する小さな欠けは除外し、切削が完全
に不可能と見なせる大きな歯欠けのみをカウントした。
この結果からわかる様に調査本数48本中、大きな歯欠
けを生じていなかったのは8本にすぎず、実に83%の
鋸刃に大きな歯欠けが生じていた。
【0007】より詳細には、調査過程において、歯欠け
を生じていた鋸刃の半数以上が連続して歯欠けを生じて
いることが明白となった。
【0008】この様に、形鋼市場においては、歯欠け、
チッピングにより、切断面不良や切れ曲りを生じて鋸刃
寿命となっているという大きな問題がある。
【0009】次に、図14を参照して、この連続的歯欠
けのメカニズムを説明する。すなわち、帯鋸刃BSを矢
印で示したごとく走行方向Vに走行せしめると共に矢印
で示したごとく切込み方向Cへ切込みを与えてワークW
の切断中に、帯鋸刃BSにおける歯先線T1 がT2 に達
した時に、何等かの原因で鋸歯Bに歯欠けを生じた場合
(図14中の鋸歯Bの歯先に示すハッチング部分)を想
定すると、帯鋸刃BSは切削抵抗の背分力を受けてたわ
んで切削しているので、歯欠けを生じた瞬間には、それ
まで切削していた歯先線T2 から歯先線T3 にたわみが
瞬時に軽減されて直線状に戻される。
【0010】このため、後続の鋸歯Aの切込み量がXと
なり、通常の切込み量に比して急激に非常に大きなもの
となる。したがって、前記鋸歯Aの切削抵抗が急激に大
きくなるので、鋸歯Aはこれに耐えることができず歯欠
けを生じることになる。このようにして連続的な歯欠け
が生じると、次々に後続の鋸歯に歯欠けが生じる傾向に
ある。
【0011】ところで、先行例としてのイギリス特許公
開明細書第2009670号では、木材切断用の鋸刃と
して、歯先後部に突起部のある例が示されているが、そ
の主目的は歯先後部に設けられた突起部が、その歯先で
切削された溝の中に入る事により、案内歯の役目をはた
し、直進性の向上を図っている。この方法では、1歯当
りの切込み量を、少なくとも歯先とその歯先後部に設け
られた突起部との段差以上に大きくしなければ効果を得
る事ができない。
【0012】一般的に、木材切断と金属切断とでは、1
歯当りの切込み量に大きな差があり、木材切断の場合の
方が、はるかに大きな切込み量となっている。すなわ
ち、上記先行例は、木材切断等の1歯当りの切込みが非
常に大きい鋸切断に適用されるものであり、金属切断用
の鋸刃とは、決定的に異なる。更に、上記先行例では直
進性の向上を主目的にしているが、本発明が解決しよう
とする課題である、連続的な歯欠けの防止方法となって
いない点でも、決定的な違いが見られる。
【0013】この発明の目的は、以上のような従来の問
題点に着目してなされたものであり、大きな歯欠けを生
じた場合でも連続的な歯欠けを防止することのできる帯
鋸刃における連続歯欠け防止方法およびこの方法に用い
られる帯鋸刃の鋸歯構造並びに同鋸歯構造の歯を備えた
帯鋸刃を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の記載に係る発明の帯鋸刃における連続
歯欠け防止方法は、帯鋸刃を長手方向へ走行しかつ走行
方向に対して交差する切込み方向へ移動してこのワーク
の切削時における上記帯鋸刃の連続歯欠け防止方法にお
いて、前記帯鋸刃の鋸歯に歯欠けが生じた場合に、この
歯欠けを生じた鋸歯の歯先後方の逃げ面の後側位置に設
けた突起部がワークの切削溝の底部に当接して、後続す
る鋸歯の切込み量を制限することによりこの後続する鋸
歯の歯欠けを防止することを特徴とするものである。
【0015】従って、切断時に帯鋸刃に生じているたわ
みが鋸歯の歯欠けにより急激に直線状に戻ることによっ
て後続する鋸歯の切込み量が増大することが抑制され、
後続の鋸歯の急激な切削抵抗の増大が防止され、後続す
る鋸歯の連続的な歯欠けが防止される。
【0016】請求項2の記載に係る発明の帯鋸刃の鋸歯
構造は、帯鋸刃における鋸歯構造であって、鋸歯の逃げ
面の後側位置に、当該鋸歯の突出高さよりも突出高さの
低い突起部を備えてなることを特徴とするものである。
【0017】従って、ワークを切断する帯鋸刃を構成す
る鋸歯に歯欠けが生じた場合には、ワークの切削溝の底
部に突起部が当接して切断時に帯鋸刃に生じていたたわ
みが急激に減少することを防止する。これにより、歯欠
けを生じた鋸歯に後続する鋸歯の切込み量が増大して過
剰な切削抵抗が作用するのを抑制して、連続的な歯欠け
を防止する。
【0018】請求項3の記載に係る発明の帯鋸刃の鋸歯
構造は、帯鋸刃における鋸歯構造であって、鋸歯が歯先
の後側に設けられている逃げ面からワークに対する帯鋸
刃の切込み方向へ突出する突起部を備え、この突起部に
あって帯鋸刃の走行方向の後方で最も切込み方向へ突出
した部分の頂点とこの突起部を有する鋸歯の歯先との間
の距離が前記突起部を有する鋸歯とこの鋸歯の後方に隣
接する後続鋸歯との間隔の2/3以内であり、且つ前記
頂点と前記歯先との高低差が0.05mm〜1.0mm
の範囲内であることを特徴とするものである。
【0019】従って、突起部において帯鋸刃の走行方向
の後方で切込み方向へ突出した部分の頂点とこの突起部
を有する歯の歯先との距離が、隣接する歯先間隔に比し
て2/3以下と小さいこと、および突起部の頂点と歯先
との高低差を0.05mm〜1.0mmにしたことか
ら、歯欠けを生じて直線状に戻るたわみの減少量を、突
起部がワークの切削溝の底部に当接することにより抑え
て、後続の鋸歯に過剰な切削抵抗が作用するのを抑制し
て連続的な歯欠けを防止する。
【0020】請求項4の記載に係る発明の帯鋸刃の鋸歯
構造は、請求項2または3記載の鋸歯がバチ型アサリ歯
であることを特徴とするものである。
【0021】従って、左右の振れが小さくなり、切断面
粗度が優れると共に、連続的な歯欠けを防止する。
【0022】請求項5の記載に係る発明の帯鋸刃の鋸歯
構造は、請求項2〜4のいずれかに記載の鋸歯構造にお
いて、逃げ面の逃げ角が15度〜45度の範囲内である
ことを特徴とするものである。
【0023】従って、鋸歯の剛性、切込み性が適切な範
囲になるものである。
【0024】請求項6の記載に係る発明の帯鋸刃は、複
数の鋸歯によりワークを連続的に切削する帯鋸刃であっ
て、前記複数の鋸歯のうち少なくとも適数個が請求項2
〜5のいずれかに記載の鋸歯構造であることを特徴とす
るものである。
【0025】従って、帯鋸刃を構成する鋸歯の全部につ
いて請求項1〜4に記載された突起部を有する場合に限
らず、一部有する場合でも効果がある。
【0026】請求項7の記載に係る発明の帯鋸刃は、請
求項6記載の複数の鋸歯の歯先線または鋸刃背面の少な
くとも一方が上下方向へうねるように変化する構成であ
ることを特徴とするものである。
【0027】従って、切断時における共振を抑制して騒
音振動を小さくすることができ、鋸刃背面にうねりを設
けた場合は切断長を短くできるという更なる効果があ
る。
【0028】請求項8の記載に係る発明の帯鋸刃は、直
歯と左右のアサリ振出量が大きな左右のアサリ歯と左右
のアサリ振出量が小さな左右のアサリ歯とを有すること
を特徴とするものである。
【0029】したがって、切粉の細分化を図ることがで
きると共に最大アサリ振出量を大きく設定することがで
き、例えば大型のH形鋼等の切断時に時として見られる
狹窄現象を効果的に抑制することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0031】図1(A),(B)には、この発明の実施
の形態に係る帯鋸刃BSにおける連続歯欠け防止方法、
この防止方法に用いられる帯鋸刃BSの鋸歯TS構造お
よび帯鋸刃BSに対する基本的な考え方が示されてい
る。すなわち、鋸歯TSにおける歯先1の逃げ面3に、
又は逃げ面3の後方等の適宜位置に、歯先1よりも基準
線KLからの距離である歯高Hを高さtだけ低くした歯
欠けプロテクターとしての当接部をなす突起部5が設け
られている。
【0032】この突起部5は、正常な切断時にはワーク
Wの切削部における切削溝の底部に接触するものではな
いが、万が一、歯先1に歯欠けを生じた場合には、突起
部5の当接面がワークWの切削部における切削溝の底部
に当接することにより帯鋸刃BSの、切削抵抗における
背分力に起因するたわみの戻りを高さtに制限する。こ
れにより、帯鋸刃BSの走行方向Vに対して直交する切
込み方向Cへの後続歯2の切込み量が制限される。した
がって、後続歯2の切込み量が急に大きくなっることが
防止され切削抵抗の急激な増大が抑制されて、歯欠けが
連続的に発生することを防止できる。
【0033】以下に、鋸歯TSの構造および帯鋸刃BS
の具体的な実施の形態について説明する。
【0034】図2(A),(B)に例示の帯鋸刃BS1
の鋸歯TS1 は、歯先1の逃げ面3を逃げ角θのまま帯
鋸刃BSの後方(図2中左方向)へ延長した仮想ライン
Kから、図2(A)中下方へ三角形状に突出する態様の
突起部7が当接部として歯先1の後方(図2(A)にお
いて左方)に設けられている。この突起部7を形成する
当接面9は、平面部として歯先線Tと略平行に設けられ
ている。
【0035】前記帯鋸刃BS1 の走行方向Vに見て突出
部7の最も後方に位置する頂点Fと歯先1との間の距離
Lを、隣接する歯11、13の歯先間隔Pの2/3以内
とする。すなわち、上記距離Lがあまり大きいと、切粉
を収容するガレットの容積が小さくなるので望ましいも
のではない。さらに歯先1と突起部7の頂点Fとの高低
差tが0.05〜1.0mmの範囲内すなわち、高低差
tが0.05mm以下の場合には歯先摩耗による寿命短
縮に継がり易く、また、1.0mm以上となると、歯欠
けを生じたときに後続歯の切込み量が大きくなり易く、
連続的な歯欠けを生じ易いものであり望ましいものでは
ない。よって、高低差tは、0.15〜0.40mmと
なるように構成するのが好ましい。
【0036】また、逃げ角θは、以下の実施の形態にお
いても同様に、15度〜45度の範囲で、特に20度〜
35度が好適である。すなわち、逃げ角θが45度以上
になるとワークに対する切込み性は向上するものの歯先
が鋭角となり剛性が低下すると共に摩耗が進行し易くな
る。また、逃げ角θが15度以下になると、剛性は向上
するものの切込み性が低下し易いので、逃げ角θは15
〜45度が望ましいものであり、歯先の剛性及びワーク
に対する切込み性等を考慮すると、20〜35度が望ま
しいものである。このような鋸歯TS1 を用いて帯鋸刃
BS1 が構成されている。
【0037】図3(A),(B)に例示の帯鋸刃BS2
の鋸歯TS2 は当接部としての突起部15の当接面17
の一部に、逃げ面3に連続して凹部19を形成した構成
である。
【0038】なお、歯先間隔Pと突起部15の大きさL
(頂点Fと歯先1との間の距離Lと同意義である)との
関係や、歯先1と突起部15の頂点Fとの高低差t等の
関係は前述の図2の鋸歯TS1 の場合と同様である。こ
のような鋸歯TS2 を用いて帯鋸刃BS2 が構成されて
いる。
【0039】図4(A),(B)に例示の帯鋸刃BS3
の鋸歯TS3 における突起部21は、前述の図2の鋸歯
TS1 における当接部としての突起部7のように当接面
が平面に形成されるのではなく、当接面が明確な平面部
を有しない全体が部分円弧状または任意の曲線状を呈す
る曲面に形成されている構成である。
【0040】なお、歯先間隔Pと突起部21の大きさL
との関係や、歯先1と突起部21の頂点Fとの高低差t
等の関係は前述の図2の鋸歯TS1 の構成と同様であ
る。このような鋸歯TS3 を用いて帯鋸刃BS3 が構成
されている。
【0041】図5(A),(B)に例示の帯鋸刃BS4
の鋸歯TS4 における突起部23は、前述の図2の鋸歯
TS1 における当接部としての突起部7を形成する当接
面9のように刃先線Tに平行な平面部分はなく、突起部
23の頂点Fの前後がくびれて頂点Fの角度が鋭くなっ
ている構成である。
【0042】なお、歯先間隔Pと突起部23の大きさL
との関係や、歯先1と突起部23の頂点Fとの高低差t
等の関係は前述の図2の鋸歯TS1 の場合と同様であ
る。このような鋸歯TS4 を用いて帯鋸刃BS4 が構成
されている。
【0043】図6(A),(B)に例示の帯鋸刃BS5
の鋸歯TS5 における当接部としての突起部25は、前
述の図5の鋸歯TS4 における突起部23の形状に近似
するが、この突起部25の頂点Fの後方に逃げ面27を
有する構成である。
【0044】なお、歯先間隔Pと突起部25の大きさL
との関係や、歯先1と突起部25の頂点Fとの高低差t
等の関係は前述の図2の鋸歯TS1 の構成と同様であ
る。このような鋸歯TS5 を用いて帯鋸刃BS5 が構成
されている。
【0045】図7(A),(B)に例示の帯鋸刃BS6
の鋸歯TS6 は、歯先1の後方にこの歯先1とほぼ同様
の形状をなし且つ先端が歯先線Tと高低差tを有する当
接部としての突起部29を有している。この突起部29
の先端が頂点Fである。
【0046】なお、歯先間隔Pと突起部29の大きさL
との関係や、歯先1と突起部29の頂点Fとの高低差t
等の関係は前述の図2の帯鋸刃BS1 の構成と同様であ
る。このような鋸歯TS6 を用いて帯鋸刃BS6 が構成
されている。
【0047】図8(A),(B)に例示の帯鋸刃BS7
の鋸歯TS7 は前述の図2に示される鋸歯TS1 と同一
の形状をしている。また、この帯鋸刃BS7 では、通常
の一般的な形状をした歯31と前述した鋸歯TS7 とが
混在している。なお、鋸歯TS7 を前述した他の鋸歯形
状としてもよい。
【0048】図9(A),(B),(C)に例示の帯鋸
刃BS8 の鋸歯TS8 は歯先1の先端が狭くなり且つ基
準線KLからの歯高がH1 であり、鋸歯TS9 は歯先1
の先端が広くなり且つ基準線KLからの歯高がH2 で、
歯高H1 より低いバチ型アサリ歯となっている。この鋸
歯TS8 、TS9 とも歯先1よりもtだけ基準線KLか
らの歯高が低い当接部としての突起部33、35を有し
ている。また、帯鋸刃BS8 は、前記のような鋸歯TS
8 と鋸歯TS9 とを備えている。
【0049】なお、鋸歯TS8 、TS9 において突起部
33、35の形状は、図2〜図8に示されたような種々
の形状が適用可能である。また、歯先間隔Pと突起部3
3、35の大きさLとの関係や、歯先1と突起部33、
35の頂点Fとの高低差t等の関係は前述の鋸歯TS1
の場合と同様である。
【0050】また、図11は図9のバチ型アサリ歯TS
9 のかわりに、歯先の厚み方向歯線のほぼ中央部に割D
を入れて左右方向に屈曲した左右のアサリ歯1R,1L
を備えてなる構成である。
【0051】図10に例示の帯鋸刃BS9 では、各鋸歯
の歯先を円滑な曲線でなぞったときの歯先線Tが上下に
うねり変化するように構成されている。この歯先線Tの
上下変化は規則的に変化するように設けてもよいし、不
規則に変化するように設けても良い。また、この帯鋸刃
BS9 における通常の鋸歯37および当接部としての突
起部39を備えた鋸歯TS10の配置も任意であるが、う
ねりの頂部付近に鋸歯TS10を設けるようにするのが効
果的である。この帯鋸刃BS9 を構成する鋸歯TS10
しては、前述した鋸歯TS1 〜TS9 のいずれを用いる
こともできる。また、図10では歯先線が上下にうねり
変化する例を示したが、鋸刃背面また歯先線と背面の両
方が上下にうねり変化する帯鋸刃とすることもできる。
また、図10では、通常の鋸歯37および突起部39を
備えた例を示したが、図1〜図9のいずれかに記載の帯
鋸刃に前述したうねり変化を設けることもできる。
【0052】以上のごとき構成により、鋸歯に歯欠けを
生じた場合には、鋸歯に備えた当接部としての突起部が
ワークWの切削溝の底部に当接することにより、切断時
における帯鋸刃BSのたわみが所定量以上戻らないた
め、後続する鋸歯の切込み量を抑制することができ、後
続の鋸歯の急激な切削抵抗の増大を防止して連続して歯
欠けが生じるのを防止することができる。これにより、
帯鋸刃BSの寿命が大幅に改善され、切断コストの低減
を図ることができる。
【0053】ところで、前記距離Lが間隔Pの2/3よ
り越えると、ガレット空間の容積が小さくなってしま
い、切粉の収容量が小さくなり、切削長の大きいワーク
の切削に対応できない。したがって、距離Lは間隔Pの
2/3以下がよく、ガレット空間を小さくしないので、
切粉の収容量が大となって、切削長の大きいワークの切
削にも対応できる。
【0054】また、前記頂点Fと前記歯先1との高低差
tが0.05mmより小さくすると、当接部としての突
起部5(7,15,21,23,25,29,33,3
5)がワークWに接触し摩擦抵抗が大きくなることがあ
る。前記高低差が1.0mm以上になると歯欠けが生じ
易くなる。この高低差tは好ましくは0.15〜0.4
0mmの範囲が望ましい。
【0055】前記逃げ面の逃げ角θが15度未満である
と、歯先強度が大となるが、食込み性が小となる。また
逃げ角が45度を越えると、食込み性が大となるが歯先
強度が小となってしまう。したがって、逃げ面の逃げ角
は15〜45度が好ましい。
【0056】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、例えば図12(A),(B),
(C),(D)に示すように、逃げ面を適宜半径Rの凹
凸の円弧状に形成することや、突起部を適宜半径Rの円
弧状とするように適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0057】なお、前述の説明においては、帯鋸刃にお
ける鋸歯のアサリ振出量については触れなかったが、鋸
歯のアサリ出しは、図13(A),(B)に示すよう
に、直歯TS−Sとアサリ振出量aが大きな左右のアサ
リ歯TS−LL,TS−LRを備えたグループと、直歯
TS−Sとアサリ振出量bが小さな左右のアサリ歯TS
−SL,TS−SRとを備えたグループのごとく、アサ
リ振出量が異なる複数グループの鋸歯を備えた構成をす
ることが望ましい。
【0058】上記構成の帯鋸刃BS10とすることによ
り、切粉の細分化を図ることができると共に鋸歯のアサ
リ振出量を大きく設定することができ、例えば大型のH
形鋼の切断時等に時として見られる狹窄現象(内部応力
の解放により切削溝が狭くなる現象、時には帯鋸刃が挟
圧されることがある)によって帯鋸刃が挟圧されること
を効果的に抑制することができる。
【0059】なお、図示のごとく、アサリ振出量の大き
な左右のアサリ歯と小さな左右のアサリ歯とを必ずしも
整然と配列してグループ化する必要はなく、場合によっ
てはアサリ振出量の大きな左右のアサリ歯と小さな左右
のアサリ歯は適宜に混在した配置としても良いものであ
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる帯鋸刃における歯欠け防止方法では、切断時に帯鋸
刃に生じているたわみが鋸歯の歯欠けにより急激に戻る
ことで生じる傾向にある連続的歯欠けを、鋸歯の歯先の
後方に設けられた突起部がワークの切削溝の底部に当接
して戻り量を制限することにより、防止することができ
る。これにより、帯鋸刃の寿命が大幅に改善され、切断
コストの低減を図ることができる。
【0061】請求項2の発明による帯鋸刃の鋸歯構造で
は、ワークを切断する帯鋸刃を構成する鋸歯に歯欠けが
生じた場合でも、歯先の後方に設けられている突起部が
ワークの切削溝の底部に当接することにより、切断時に
帯鋸刃に生じていたたわみが急激に減少することを防止
でき、歯欠けを生じた鋸歯に後続する鋸歯に過剰な切削
抵抗が作用するのを抑制して、連続的な歯欠けを防止す
ることができる。
【0062】請求項3の発明による帯鋸刃の鋸歯構造で
は、突起部において帯鋸刃の走行方向の後方で切込み方
向へ突出した部分の頂点とこの突起部を有する歯の歯先
との間の距離が、隣接する歯先間隔に比して2/3以下
と小さいこと、および突起部の頂点と歯先との高低差を
0.05mm〜1.0mmにしたことから、歯欠けを生
じたときに戻るたわみの量を、突起部がワークの切削溝
の底部に当接することにより抑えて、後続の鋸歯に過剰
な切削抵抗が作用するのを抑制することができるので、
連続的な歯欠けを防止することができる。
【0063】請求項4の発明による帯鋸刃の鋸歯構造で
は、バチ型アサリ歯としたことにより左右の振れが小さ
くなり、切断面粗度が優れると共に、連続的な歯欠けを
防止することができる。
【0064】請求項5の発明による帯鋸刃の鋸歯構造で
は、鋸歯の逃げ角は15度〜45度の一定範囲内に設定
することにより、剛性、食込み性を改善することができ
る。
【0065】請求項6の発明による帯鋸刃では、帯鋸刃
を構成する鋸歯の中に請求項2〜5に記載された突起部
を有する鋸歯を有するので、連続的な歯欠けを防止する
ことができる。
【0066】請求項7の発明による帯鋸刃では、切断時
における騒音振動を小さくすることができ、鋸刃背面に
うねりを設けた場合は切断長を短くできるという更なる
効果がある。
【0067】いずれの請求項の発明においても、逃げ角
やすくい角を小さくして、歯先強度を大きくする従来の
手法とは異なり、切削抵抗を増大する事なしに、鋸歯の
連続的な歯欠けを防止する事ができ、切断速度を低下さ
せずに、帯鋸刃の寿命が大幅に改善され、切断コストの
低減を図ることができる。
【0068】請求項8の発明による帯鋸刃は、直歯と左
右のアサリ振出量が大きな左右のアサリ歯と左右のアサ
リ振出量が小さな左右のアサリ歯とを有するものである
から、最大アサリ振出量を大きく設定することができ、
例えば大型のH形鋼等の切断時等に時として見られる狹
窄現象を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は鋸歯の連続的な歯欠けを防止
する基本的な考え方を示す正面図および底面図である。
【図2】(A),(B)は鋸歯の連続的な歯欠けを防止
するための鋸歯の一実施の形態および帯鋸刃の一実施の
形態を示す正面図および底面図である。
【図3】(A),(B)は鋸歯の連続的な歯欠けを防止
するための鋸歯の他の実施の形態および帯鋸刃の他の実
施の形態を示す正面図および底面図である。
【図4】(A),(B)は鋸歯の連続的な歯欠けを防止
するための鋸歯の他の実施の形態および帯鋸刃の他の実
施の形態を示す正面図および底面図である。
【図5】(A),(B)は鋸歯の連続的な歯欠けを防止
するための鋸歯の他の実施の形態および帯鋸刃の他の実
施の形態を示す正面図および底面図である。
【図6】(A),(B)は鋸歯の連続的な歯欠けを防止
するための鋸歯の他の実施の形態および帯鋸刃の他の実
施の形態を示す正面図および底面図である。
【図7】(A),(B)は鋸歯の連続的な歯欠けを防止
するための鋸歯の他の実施の形態および帯鋸刃の他の実
施の形態を示す正面図および底面図である。
【図8】(A),(B)は鋸歯の連続的な歯欠けを防止
するための帯鋸刃の他の実施の形態を示す正面図および
底面図である。
【図9】(A),(B),(C)は鋸歯の連続的な歯欠
けを防止するための鋸歯の他の実施の形態および帯鋸刃
の他の実施の形態を示す正面図、底面図および断面図で
ある。
【図10】鋸歯の連続的な歯欠けを防止するための帯鋸
刃の他の実施の形態を示す正面図である。
【図11】図9に示す構成の鋸刃においてバチ型アサリ
歯の厚み方向の中央部に割を入れた構成を示す説明図で
ある。
【図12】鋸歯の種々の変形例を示す説明図である。
【図13】(A),(B)は、アサリ振出量の異なる鋸
歯を備えた帯鋸刃を示す正面図及び底面図である。
【図14】鋸歯の連続的な歯欠けを発生させるメカニズ
ムを示す説明図である。
【図15】形鋼市場における歯欠け状況を調査した結果
の図である。
【符号の説明】
1 歯先 3 逃げ面 5、7、15、21、23、25、29、33、35、
39 突起部 9 一面(平面部) W ワーク TS1 〜TS8 鋸歯 BS1 〜BS9 帯鋸刃 TS9 バチ型アサリ歯 T 歯先線 F 頂点 θ 逃げ角

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯鋸刃を長手方向へ走行しかつ走行方向
    に対して交差する切込み方向へ移動してのワークの切削
    時における上記帯鋸刃の連続歯欠け防止方法において、
    前記帯鋸刃の鋸歯に歯欠けが生じた場合に、この歯欠け
    を生じた鋸歯の歯先後方の逃げ面の後側位置に設けた突
    起部がワークの切削溝の底部に当接して、後続する鋸歯
    の切込み量を制限することによりこの後続する鋸歯の歯
    欠けを防止することを特徴とする帯鋸刃における連続歯
    欠け防止方法。
  2. 【請求項2】 帯鋸刃における鋸歯構造であって、鋸歯
    の逃げ面の後側位置に、当該鋸歯の突出高さよりも突出
    高さの低い突起部を備えていることを特徴とする帯鋸刃
    の鋸歯構造。
  3. 【請求項3】 帯鋸刃における鋸歯構造であって、鋸歯
    が歯先の後側に設けられている逃げ面からワークに対す
    る帯鋸刃の切込み方向へ突出する突起部を備え、この突
    起部にあって帯鋸刃の走行方向の後方で最も切込み方向
    へ突出した部分の頂点とこの突起部を有する鋸歯の歯先
    との間の距離が前記突起部を有する鋸歯とこの鋸歯の後
    方に隣接する後続鋸歯との間隔の2/3以内であり、且
    つ前記頂点と前記歯先との高低差が0.05mm〜1.
    0mmの範囲内であることを特徴とする帯鋸刃の鋸歯構
    造。
  4. 【請求項4】 前記鋸歯がバチ型アサリ歯であることを
    特徴とする請求項2または3記載の帯鋸刃の鋸歯構造。
  5. 【請求項5】 前記逃げ面の逃げ角が15度〜45度の
    範囲内であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか
    に記載の帯鋸刃の鋸歯構造。
  6. 【請求項6】 複数の鋸歯によりワークを連続的に切削
    する帯鋸刃であって、前記複数の鋸歯のうち少なくとも
    適数個が請求項2〜5のいずれかに記載の鋸歯構造であ
    ることを特徴とする帯鋸刃。
  7. 【請求項7】 前記複数の鋸歯の歯先線または鋸刃背面
    の少なくとも一方が上下方向へうねるように変化する構
    成であることを特徴とする請求項6に記載の帯鋸刃。
  8. 【請求項8】 直歯と左右のアサリ振出量が大きな左右
    のアサリ歯と左右のアサリ振出量が小さな左右のアサリ
    歯とを有することを特徴とする請求項6又は7に記載の
    帯鋸刃。
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