JPH11198205A - 射出成形機の衝撃圧防止方法及び装置 - Google Patents

射出成形機の衝撃圧防止方法及び装置

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JPH11198205A
JPH11198205A JP10003773A JP377398A JPH11198205A JP H11198205 A JPH11198205 A JP H11198205A JP 10003773 A JP10003773 A JP 10003773A JP 377398 A JP377398 A JP 377398A JP H11198205 A JPH11198205 A JP H11198205A
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健一 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウォータハンマ現象の発生を確実に防止するこ
とにより、同現象に基づく無用な騒音及び振動等の弊害
を解消する。 【解決手段】射出工程における射出開始時の油圧による
衝撃を防止するに際し、少なくとも射出工程以外の成形
サイクル期間中に、射出シリンダ2の前油室2fとオイ
ルタンク3間に接続される送油管4の内部に気体Aを供
給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出工程における射
出開始時の油圧による衝撃を防止する射出成形機の衝撃
圧防止方法及び装置に関する。
【0002】
【背景及び課題】一般に、射出成形機のスクリュ駆動方
式としては、油圧駆動方式と電動駆動方式が知られてい
る。
【0003】油圧駆動方式の射出成形機では、射出工程
における射出開始時にサーボ弁が切換えられ、これによ
り、油圧源から射出シリンダの後油室に圧油が供給され
る。この結果、スクリュは射出開始位置から前方に移動
し、計量された樹脂は金型に射出充填されるとともに、
射出シリンダの前油室の油は送油管を通してオイルタン
クに戻される。
【0004】ところで、射出開始時には、高圧油が射出
シリンダの後油室、さらにはピストンを介して送油管に
衝撃的に付与されるため、いわゆるウォータハンマ現象
を生ずる。このウォータハンマ現象は、一般的な射出成
形機ではほとんど問題にならないが、射出速度が高速化
された射出成形機では無視できなくなり、かなり大きな
騒音(衝撃音)や無用な振動となって現れるとともに、
衝撃圧によって油圧回路や油圧機器が悪影響を受ける問
題があった。
【0005】本発明はこのような背景に応えたものであ
り、ウォータハンマ現象の発生を確実に防止し、もっ
て、同現象に基づいて現れる無用な騒音及び振動等の弊
害を解消できる射出成形機の衝撃圧防止方法及び装置の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明に
係る射出成形機の衝撃圧防止方法は、射出工程における
射出開始時の油圧による衝撃を防止するに際し、少なく
とも射出工程以外の成形サイクル期間中に、射出シリン
ダ2の前油室2fとオイルタンク3間に接続される送油
管4の内部に、気体(空気)Aを供給するようにしたこ
とを特徴とする。この場合、好適な実施の形態により、
気体Aの供給は、送油管4の射出シリンダ2側であって
計量工程終了後から型締工程終了までの設定期間Tsに
行うことができる。また、気体Aの供給は、射出シリン
ダ2の前油室2fと当該射出シリンダ2の下方に配した
オイルタンク3間に接続される送油管4の内部を大気に
連通させ、送油管4内の油をオイルタンク3側へ自然落
下させることにより行うことができる。
【0007】一方、本発明に係る射出成形機の衝撃圧防
止装置1は、少なくとも射出工程以外の成形サイクル期
間中に、射出シリンダ2の前油室2fとオイルタンク3
間に接続される送油管4の内部に気体(空気)Aを供給
する気体供給部5を設けたことを特徴とする。この場
合、好適な実施の形態により、気体供給部5は、射出シ
リンダ2の前油室2fと当該射出シリンダ2の下方に配
したオイルタンク3間に接続される送油管4の内部を大
気に連通させる通気部6と、この通気部6を開閉する開
閉弁8と、この開閉弁8を制御する制御部9を備えて構
成してもよいし、射出シリンダ2の前油室2fと当該射
出シリンダ2の下方に配したオイルタンク3間に接続さ
れる送油管4の内部を大気に連通させ、送油管4への空
気Aの吸入を許容する逆止弁10を備えて構成すること
もできる。なお、通気部6の先端にはエアフィルタ7を
備える。
【0008】これにより、少なくとも射出工程以外の成
形サイクル期間中には、射出シリンダ2の前油室2fと
オイルタンク3間に接続される送油管4の内部に気体A
が供給され、射出工程の開始直前には送油管4内の油が
無くなり又は減少した状態となる。よって、射出開始時
に、射出シリンダ2に対して衝撃的な高圧油が付与され
ても、射出シリンダ2から排出される圧油は速やかに送
油管4を流れることにより、ウォータハンマ現象の発生
が防止される。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0010】まず、本実施例に係る衝撃圧防止装置1の
構成及び同装置1を備える射出成形機の概略構成につい
て、図1及び図2を参照して説明する。
【0011】図1中、Miは射出成形機M(図2)にお
ける射出装置本体を示す。射出装置本体Miは、前端に
射出ノズル12を、後部にホッパ13をそれぞれ有する
加熱筒11を備える。加熱筒11にはスクリュ14を内
蔵するとともに、加熱筒11の後部にはスクリュ駆動部
15を結合する。スクリュ駆動部15は両ロッドタイプ
のピストン16を内蔵する射出シリンダ2を備え、ピス
トン16の前ロッド16fはスクリュ14の後端に結合
するとともに、後ロッド16rは射出シリンダ2の後端
に配設したオイルモータ17のシャフトにスプライン結
合する。
【0012】一方、射出シリンダ2には油圧回路20を
接続する。油圧回路20は四ポートサーボ弁21を備
え、このサーボ弁21のAポートは射出シリンダ2の前
油室2fに、Bポートは射出シリンダ2の後油室2r
に、Pポートはロジック弁(パイロット操作形チェック
弁)22の吐出口22oにそれぞれ接続する。また、サ
ーボ弁21のTポートは送油管4を介してマニホールド
23に接続するとともに、このマニホールド23はオイ
ルタンク3に接続する。さらに、24は油圧ポンプであ
り、この油圧ポンプ24の吸入側はオイルタンク3に接
続するとともに、吐出側はロジック弁22の供給口22
i及びアキュムレータ25に接続する。また、ロジック
弁22のパイロット口22pは三方切換弁26を介して
サーボ弁21のTポート及びロジック弁22の供給口2
2iに接続する。
【0013】図2は、射出成形機Mにおける要部の位置
関係を示す。仮想線は射出成形機Mの機台Mo及びこの
機台Moの上面に支持される射出装置本体Miを示す。
27は油圧回路ユニットであり、射出装置本体Mi(射
出シリンダ2)の上端面に付設する。油圧回路ユニット
27は図1における仮想線で囲んだ部分となり、同ユニ
ット27には、サーボ弁21,ロジック弁22及び切換
弁26を含む。また、機台Moの下端にはマニホールド
23を付設し、このマニホールド23は送油管4を介し
て油圧回路ユニット27(サーボ弁21)に接続する。
さらに、射出シリンダ2の下方に位置する機台Moの下
部にはオイルタンク3を配設し、このオイルタンク3は
送油管28を介してマニホールド23に接続する。図2
中、25はアキュムレータ,29はこのアキュムレータ
25と油圧回路ユニット27(ロジック弁22)を接続
する送油管を示す。
【0014】他方、1は衝撃圧防止装置であり、射出シ
リンダ2の前油室2fとこの射出シリンダ2の下方に位
置するオイルタンク3間に接続される送油管4の射出シ
リンダ2側に気体(空気)Aを供給する気体供給部5を
備える。気体供給部5は、当該送油管4の射出シリンダ
2側を大気に連通させる通気部6を備え、この通気部6
には当該通気部6を開閉する開閉弁(電磁開閉弁)8を
備えるとともに、通気部6の先端にはエアフィルタ7を
備える。この開閉弁8及びエアフィルタ7を含む通気部
6は油圧回路ユニット27に配設する。これにより、開
閉弁8を切換えれば、送油管4の射出シリンダ2側をエ
アフィルタ7を含む通気部6を介して大気に連通させる
ことができる。
【0015】一方、9は制御部(コントローラ)であ
り、サーボ制御部31,シーケンス制御部32、さらに
は表示部を含む設定部33を備える。サーボ制御部31
は不図示の各種センサから付与される圧力及び位置等の
検出値及びシーケンス制御部32から付与される指令値
に基づいてサーボ弁21を制御する機能を有し、サーボ
制御部31から出力する制御信号はデジタル−アナログ
信号変換器34及びアンプ35を介してサーボ弁21に
付与される。また、シーケンス制御部32は開閉弁8に
切換信号を付与し、計量工程終了後から型締工程終了ま
での設定期間Tsの間、開閉弁8を開側(図1中、左側
のシンボル)に切換えるとともに、他の期間は開閉弁8
を閉側(図1中、右側のシンボル)に切換える機能を有
する。
【0016】この場合、設定期間Tsは、図4に示すよ
うに、計量工程終了時点から余裕時間Tiが経過した
後、型締工程終了時点までを設定する。余裕時間Tiを
考慮したのは計量工程が完全に終了した後に開閉弁8を
開くようにしたためである。一方、射出工程が開始する
時点では開閉弁8を完全に閉じる必要がある。通常、型
締工程が終了した後、射出工程が開始するまでは若干の
時間があるため、型締工程の終了により、開閉弁8を閉
じれば、射出工程の開始時点で開閉弁8を完全に閉じる
ことができる。なお、型締工程の終了後、直ちに射出工
程が開始する場合には、型締工程が終了する手前で開閉
弁8を閉じるように制御すればよい。
【0017】次に、衝撃圧防止装置1の動作を含む本実
施例に係る衝撃圧防止方法について、図1,図2及び図
4を参照しつつ、図3に示すフローチャートに従って順
次説明する。
【0018】今、成形サイクルは型締工程が行われてい
るものとする(ステップS1)。型締工程では図4に示
すように、開閉弁8が開いているため、送油管4の射出
シリンダ2側は開閉弁8及びエアフィルタ7を含む通気
部6を通して大気に開放される。したがって、送油管4
内の油はオイルタンク3側に自然落下し、空気Aはエア
フィルタ7を含む通気部6を通して送油管4内に吸入
(供給)される。
【0019】一方、型締工程が終了したなら、型締工程
終了信号に基づいてシーケンス制御部32から切換信号
が開閉弁8に付与され、開閉弁8は閉側(図1中、右側
のシンボル)に切換えられる(ステップS2,S3)。
この結果、送油管4は密閉状態となり、空気Aの供給が
阻止される。
【0020】そして、射出工程は開閉弁8が完全に閉じ
た状態で行われる(ステップS4)。射出工程ではサー
ボ弁21が制御されることにより、アキュムレータ25
から圧油がロジック弁22及びサーボ弁21を介して射
出シリンダ2の後油室2rに供給され、ピストン16が
前進する。ところで、本発明の対象となる射出速度の高
速化された射出成形機Mでは、射出開始時に衝撃的な高
圧油が射出シリンダ2の後油室2r、さらにはピストン
16を介して送油管4に付与される。しかし、射出開始
直前までは開閉弁8が開くことによって、送油管4内に
空気Aが供給され、これにより、射出開始直前には送油
管4内の油が無くなり又は減少した状態となっている。
よって、射出開始時には射出シリンダ2の前油室2fか
ら排出される油が速やかに送油管4を流れ、ウォータハ
ンマ現象の発生は回避される。
【0021】次いで、射出工程の終了により、射出装置
本体Miでは計量工程が行われ、他方、金型に対する冷
却工程が行われる(ステップS5)。そして、計量工程
が終了したなら、設定された余裕時間Tiが経過した
後、シーケンス制御部32から切換信号が開閉弁8に付
与され、開閉弁8は開側(図1中、左側のシンボル)に
切換えられる(ステップS6,S7,S8,S9)。こ
の結果、送油管4の射出シリンダ2側は開閉弁8及びエ
アフィルタ7を含む通気部6を通して大気に開放され
る。したがって、送油管4内の油はオイルタンク3側に
自然落下し、空気Aはエアフィルタ7を含む通気部6を
通して送油管4に吸入される。この後、型開工程及び突
出し工程が行われるとともに、さらに、前述した型締工
程が行われる(ステップS10,S11,S1)。
【0022】このように、本実施例に係る衝撃圧防止装
置1及び衝撃圧防止方法によれば、少なくとも射出工程
以外の成形サイクル期間中に、射出シリンダ2の前油室
2fとオイルタンク3間に接続される送油管4の射出シ
リンダ2側に気体Aが供給されるため、射出工程の直前
には送油管4内の油が無くなり又は減少し、この結果、
射出開始時に射出シリンダ2に対して衝撃的な高圧油が
付与されても、射出シリンダ2から排出される圧油は速
やかに送油管4を流れる。よって、ウォータハンマ現象
を確実に防止できるとともに、同現象に基づく無用な騒
音及び振動等の弊害を解消できる。また、射出シリンダ
2の前油室2fとこの射出シリンダ2の下方に配したオ
イルタンク3間に接続される送油管4の射出シリンダ2
側を大気に連通させ、送油管4内の油をオイルタンク3
側へ自然落下させるように構成したため、容易かつ低コ
ストに実施できるとともに、既存の射出成形機にも後付
可能となり、汎用性に優れる。
【0023】他方、図5には変更実施例に係る衝撃圧防
止装置1を示す。変更実施例に係る衝撃圧防止装置1
は、射出シリンダ2の前油室2fと当該射出シリンダ2
の下方に配したオイルタンク3間に接続される送油管4
の射出シリンダ2側を大気に連通させる逆止弁10を設
けたものであり、このチェック弁10は通気部6と制御
部9を兼用する。このチェック弁10は次のように機能
する。まず、射出工程では送油管4内の油圧によりチェ
ック弁10は閉じられる。一方、通常、射出工程以外の
工程では送油管4内の油圧は低下する。この際、空気A
はチェック弁10を通して送油管4への供給が許容され
るため、送油管4内の油はオイルタンク3側に自然落下
する。このように、変更実施例に係る衝撃圧防止装置1
は、成形サイクル中における送油管4内の油圧が一定の
条件を満たす場合に利用できる。
【0024】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,手法等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更,追加,削除することができる。
【0025】例えば、設定時間Tsは、少なくとも射出
工程以外の成形サイクル期間中の任意時間を設定するこ
とができる。したがって、図4に仮想線で示すように開
閉弁8を射出工程の終了後に開く場合を妨げるものでは
ないし、或いは開閉弁8を型開工程の終了後に開き、か
つ突出し工程の終了後に閉じてもよい。また、気体Aの
供給は、送油管4内の油の自然落下によって吸入される
場合を示したが、気体Aを送風装置等により強制的に送
り込む形態を妨げるものではない。さらに、気体Aは空
気以外の不活性ガス等であってもよい。一方、応用例と
しては、気体供給部5の代わりに負圧付与部を設けるこ
とにより、送油管4の内部に負圧を付与してもよく、こ
れにより、気体Aを供給する場合と同様にウォータハン
マ現象の発生を防止できる。
【0026】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形機の
衝撃圧防止方法は、少なくとも射出工程以外の成形サイ
クル期間中に、射出シリンダの前油室とオイルタンク間
に接続される送油管の内部に気体を供給し、また、本発
明に係る射出成形機の衝撃圧防止装置は、当該期間中
に、射出シリンダの前油室とオイルタンク間に接続され
る送油管の内部に気体を供給する気体供給部を備えて構
成したため、次のような顕著な効果を奏する。
【0027】 ウォータハンマ現象の発生を確実に防
止することにより、同現象に基づく無用な騒音及び振動
等の弊害を解消できる。
【0028】 好適な実施の形態により、射出シリン
ダの前油室と当該射出シリンダの下方に配したオイルタ
ンク間に接続される送油管の内部を大気に連通させ、送
油管内の油をオイルタンク側へ自然落下させるように構
成すれば、容易かつ低コストに実施できるとともに、既
存の射出成形機にも後付可能となるため、汎用性に優れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る衝撃圧防止装置の油圧回路を含
む射出装置の構成図、
【図2】同衝撃圧防止装置における要部の位置関係を示
す外観構成図、
【図3】本実施例に係る衝撃圧防止方法を説明するため
のフローチャート、
【図4】同衝撃圧防止方法を説明するためのタイミング
チャート、
【図5】本発明の変更実施例に係る衝撃圧防止装置の油
圧回路図、
【符号の説明】
1 衝撃圧防止装置 2 射出シリンダ 2f 射出シリンダの前油室 3 オイルタンク 4 送油管 5 気体供給部 6 通気部 7 エアフィルタ 8 開閉弁 9 制御部 10 逆止弁 A 気体(空気) Ts 設定期間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出工程における射出開始時の油圧によ
    る衝撃を防止する射出成形機の衝撃圧防止方法におい
    て、少なくとも射出工程以外の成形サイクル期間中に、
    射出シリンダの前油室とオイルタンク間に接続される送
    油管の内部に気体を供給するようにしたことを特徴とす
    る射出成形機の衝撃圧防止方法。
  2. 【請求項2】 前記気体は前記送油管の射出シリンダ側
    に供給することを特徴とする請求項1記載の射出成形機
    の衝撃圧防止方法。
  3. 【請求項3】 前記気体の供給は計量工程終了後から型
    締工程終了までの設定期間に行うことを特徴とする請求
    項1又は2記載の射出成形機の衝撃圧防止方法。
  4. 【請求項4】 前記気体の供給は、前記射出シリンダの
    前油室と当該射出シリンダの下方に配した前記オイルタ
    ンク間に接続される送油管の内部を大気に連通させ、前
    記送油管内の油を前記オイルタンク側へ自然落下させる
    ことにより行うことを特徴とする請求項1記載の射出成
    形機の衝撃圧防止方法。
  5. 【請求項5】 射出工程における射出開始時の油圧によ
    る衝撃を防止する射出成形機の衝撃圧防止装置におい
    て、少なくとも射出工程以外の成形サイクル期間中に、
    射出シリンダの前油室とオイルタンク間に接続される送
    油管の内部に気体を供給する気体供給部を設けてなるこ
    とを特徴とする射出成形機の衝撃圧防止装置。
  6. 【請求項6】 前記気体供給部は、前記射出シリンダの
    前油室と当該射出シリンダの下方に配した前記オイルタ
    ンク間に接続される送油管の内部を大気に連通させる通
    気部と、この通気部を開閉する開閉弁と、この開閉弁を
    制御する制御部を備えることを特徴とする請求項5記載
    の射出成形機の衝撃圧防止装置。
  7. 【請求項7】 前記通気路は先端にエアフィルタを備え
    ることを特徴とする請求項6記載の射出成形機の衝撃圧
    防止装置。
  8. 【請求項8】 前記気体供給部は、射出シリンダの前油
    室と当該射出シリンダの下方に配した前記オイルタンク
    間に接続される送油管の内部を大気に連通させ、前記送
    油管への空気の吸入を許容する逆止弁を備えることを特
    徴とする請求項5記載の射出成形機の衝撃圧防止装置。
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