JP2589015Y2 - ホットコンクリートミキサーにおける蒸気噴射装置 - Google Patents

ホットコンクリートミキサーにおける蒸気噴射装置

Info

Publication number
JP2589015Y2
JP2589015Y2 JP1991023147U JP2314791U JP2589015Y2 JP 2589015 Y2 JP2589015 Y2 JP 2589015Y2 JP 1991023147 U JP1991023147 U JP 1991023147U JP 2314791 U JP2314791 U JP 2314791U JP 2589015 Y2 JP2589015 Y2 JP 2589015Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
steam injection
steam
tank
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991023147U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04111405U (ja
Inventor
芳夫 岡田
Original Assignee
日工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日工株式会社 filed Critical 日工株式会社
Priority to JP1991023147U priority Critical patent/JP2589015Y2/ja
Publication of JPH04111405U publication Critical patent/JPH04111405U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2589015Y2 publication Critical patent/JP2589015Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリート材料に加
熱蒸気を注入しながら混練するホットコンクリートミキ
サーにおける蒸気噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホットコンクリートミキサーにおいては
混練槽側壁に蒸気噴射ノズルを取り付け、コンクリート
材料混練時に前記蒸気噴射ノズルから蒸気を混練槽内に
所定量注入してホットコンクリートを製造するのである
が、混練中にモルタル分が蒸気噴射ノズル内に侵入して
ノズル内を閉塞することが起こり得るので、これを防止
するために蒸気を噴射する間を除いてはコンプレッサー
等の空気供給源から圧縮空気を常時供給している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、蒸気噴
射ノズルに空気を常時供給すると所要空気量が多量とな
り、またコンプレッサー等の空気供給源が遠方にあると
空気供給用配管の圧力損失の影響をうけて供給部の圧力
を所定の圧力値に維持しにくくなるため、コンプレッサ
ー等の空気供給源を常に稼動させたり、また容量を大き
くする必要もあり、コスト高となるという欠点を有して
いた。更に、コンプレッサー等の空気供給源から空気を
常時供給するような方法では空気の流れが定常的なもの
となって混練槽内の生コンクリートに対する押圧力は静
的な空気圧を主とすることになり、時には生コンクリー
トのモルタル分が蒸気噴射ノズル内へ侵入してノズルを
閉塞させることもある。そして、一旦モルタル分がノズ
ル内を閉塞すると供給空気の圧力を多少上昇させても開
通させることが難しく、その閉塞物の除去作業は煩わし
いものとなる。
【0004】本考案は上記の点に鑑み、蒸気噴射ノズル
内に圧縮空気を断続的に、かつ衝撃的に通過させること
によって小容量の空気量で効果的に蒸気噴射ノズル内に
侵入するモルタルを排除することができるホットコンク
リートミキサーにおける蒸気噴射装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の目的を達
成するために、混練槽側壁に蒸気噴射ノズルを取り付
け、蒸気噴射制御弁の開閉制御によって前記蒸気噴射ノ
ズルから混練槽内に蒸気を適宜供給するようにした蒸気
噴射装置において、前記蒸気噴射ノズル内に圧縮空気を
噴射する空気噴射管を取り付け、該空気噴射管は圧縮空
気を瞬時に噴出させるように弁口径を大きくした空気噴
射弁を介して圧縮空気を一時貯留する空気タンクに接続
し、かつ該空気タンクは空気噴射管の側近に配置すると
共に空気供給用配管を介して空気供給源に接続したもの
である。
【0006】
【作用】本考案に係るホットコンクリートミキサーにお
ける蒸気噴射装置によれば、コンプレッサー等の空気供
給源から供給される圧縮空気を空気タンクに一時溜めて
おき、蒸気噴射ノズルから蒸気を噴射していない時には
空気噴射弁を適宜間隔で断続的に開放する。この空気制
御弁は弁口径を大きくしたダイヤフラム弁等を採用し、
また空気タンクを空気噴射管の側近に配置して配管の圧
力損失を極力少なくしており、空気制御弁の開放時には
蒸気噴射ノズル内に圧縮空気を衝撃的に噴出することが
でき、蒸気噴射ノズル内に侵入するモルタルを圧縮空気
の衝撃力によって混練槽内に押し戻すことができる。
【0007】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】1は生コンクリートを製造するホットコン
クリートミキサーの混練槽であって、二本の混練軸2の
周りに混練羽根3を多数放射状に配設し、混練軸2を相
反方向に回転させてコンクリート材料を混練する。混練
槽1の側壁の適宜位置には混練する生コンクリート内に
蒸気を注入する蒸気噴射孔4が穿設してあり、該蒸気噴
射孔4には蒸気を噴射させる蒸気噴射ノズル5を固着
し、その蒸気噴射ノズル5の蒸気用通路6を前記蒸気噴
射孔4に連通させている。そして蒸気噴射ノズル5に連
結した蒸気供給用配管7には蒸気用逆止弁8及び蒸気噴
射制御弁9を配設し、その末端部を蒸気供給源であるボ
イラー(図示せず)に連結している。
【0009】また、前記蒸気噴射ノズル5にはその側部
より空気噴射管10を取り付け、空気噴射管10の空気
用通路11を蒸気噴射ノズル5の蒸気用通路6に連通し
ている。そして空気噴射管10は空気用逆止弁12、空
気噴射弁13を介して圧縮空気を一時貯留する空気タン
ク14の空気吐出口に連結してあり、その空気タンク1
4は空気供給用配管15を介して空気供給源であるコン
プレッサー(図示せず)に接続されている。また空気タ
ンク14は空気噴射管11に極力近付けて配置するよう
にして配管による圧力損失を極力少なくし、空気噴射弁
13の開放時に圧縮空気が空気噴射管10から衝撃的に
噴出するようにすることが好ましい。
【0010】前記空気噴射弁13は圧縮空気を瞬時に噴
出することができる弁口径の大きなもの、例えばダイヤ
フラム弁を採用する。図2にダイヤフラム弁の一例の構
造を示す。16は弁体となる可撓性材料からできたダイ
ヤフラムであり、空気噴射弁13の供給側17と吐出側
18との境界に設けた通路部19に配設し、通路部19
を開放、閉塞できるようになっている。ダイヤフラム1
6にはパイロット弁20の通気室21に通じる小径の通
気孔22が設けてあり、弁体であるダイヤフラム16を
閉塞している時には供給側17の空気を通気孔22から
通気室21に流入させ、通気室21の内圧を高めること
によって背後からダイヤフラム16を押圧している。パ
イロット弁20は通気室21と排気口23の境界に設け
た排気通路24を設け、該排気通路24を開放、閉塞す
るアーマチャ25を配設し、該アーマチャ25は電磁石
26への通電により駆動するようになっている。
【0011】しかして、混練槽1内に蒸気を噴射してホ
ットコンクリートを製造する場合、先ず空気供給源であ
るコンプレッサーから空気供給用配管15を通して空気
タンク14に圧縮空気を供給して所定圧にしておく。そ
してコンクリート材料が混練槽1内に投入されて混練が
開始されると、蒸気噴射制御弁9を開放して蒸気噴射ノ
ズル5から混練槽1内に蒸気の噴射を開始する。蒸気の
噴射量が所定量に達すると蒸気噴射制御弁9を閉塞して
蒸気の噴射を停止する。そして蒸気の噴射を停止すれば
蒸気噴射孔4よりモルタル分が侵入し始めるので、これ
を押し戻す必要がある。このため空気噴射弁13の電磁
石26に通電する。するとパイロット弁20のアーマチ
ャ25が電磁石26に引き付けられて排気通路24を開
放する。排気通路24が開放されると、ダイヤフラム1
6の通気孔22から流入して通気室21の内圧を高める
ことによって背後からダイヤフラム16を押圧していた
圧縮空気が排気通路24を通って排気口23から排気さ
れる。これによって通気室21の内圧が低下することと
なり、ダイヤフラム16は供給側17の空気圧に押し上
げられて通路部19を開放する。この通路部19は供給
側17及び吐出側18の配管径と同程度の大きな口径と
なっており、ダイヤフラム16が押し上げられると供給
側17からの圧縮空気が吐出側18に瞬時に噴出され
る。この圧縮空気は空気噴射管10内を通過して蒸気噴
射ノズル5の蒸気用通路6内に噴出され、蒸気用通路6
内に侵入したモルタルを混練槽1内に向けて吹き飛ばす
のである。この圧縮空気の噴出は蒸気の噴射の行なわれ
ていない時に適宜間隔をもって行なわれる。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案に係る蒸気噴射装置
にあっては、蒸気噴射ノズル5に連通させた空気噴射管
10の側近に圧縮空気を一時貯留する空気タンク14を
配設し、該空気タンク14の圧縮空気をダイヤフラム弁
のような弁口径を大きくした空気噴射弁13の開放によ
って蒸気噴射ノズル5内に衝撃的に噴出させるようにし
たので、蒸気噴射ノズル5の蒸気用通路6内に侵入する
モルタルを吹き飛ばして混練槽1側に押し戻し、蒸気噴
射ノズル5内の閉塞を効果的に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部縦断正面図であ
る。
【図2】同上の空気噴射弁として採用されるダイヤフラ
ム弁の断面図である。
【符号の説明】
1…混練槽 4…蒸気噴射孔 5…蒸気噴射ノズル 6…蒸気用通路 7…蒸気供給用配管 9…蒸気噴射制御弁 10…空気噴射管 11…空気用通路 13…空気噴射弁 14…空気タンク 15…空気供給用配管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】混練槽側壁に蒸気噴射ノズルを取り付け、
    蒸気噴射制御弁の開閉制御によって前記蒸気噴射ノズル
    から混練槽内に蒸気を適宜供給するようにした蒸気噴射
    装置において、前記蒸気噴射ノズル内に圧縮空気を噴射
    する空気噴射管を取り付け、該空気噴射管は圧縮空気を
    瞬時に噴出させるように弁口径を大きくした空気噴射弁
    を介して圧縮空気を一時貯留する空気タンクに接続し、
    かつ該空気タンクは空気噴射管の側近に配置すると共に
    空気供給用配管を介して空気供給源に接続したことを特
    徴とするホットコンクリートミキサーにおける蒸気噴射
    装置。
JP1991023147U 1991-03-15 1991-03-15 ホットコンクリートミキサーにおける蒸気噴射装置 Expired - Lifetime JP2589015Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991023147U JP2589015Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 ホットコンクリートミキサーにおける蒸気噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991023147U JP2589015Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 ホットコンクリートミキサーにおける蒸気噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04111405U JPH04111405U (ja) 1992-09-28
JP2589015Y2 true JP2589015Y2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=31908469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991023147U Expired - Lifetime JP2589015Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 ホットコンクリートミキサーにおける蒸気噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2589015Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3084108U (ja) * 2001-07-26 2002-03-08 岩城 陽子 交通安全傘(安心パラソル)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04111405U (ja) 1992-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10131811A (ja) 噴射弁装置
JP2589015Y2 (ja) ホットコンクリートミキサーにおける蒸気噴射装置
JPH10156723A (ja) 高圧水ジェット利用加工装置
JPH11198205A (ja) 射出成形機の衝撃圧防止方法及び装置
JP3114375B2 (ja) 液体燃料供給装置
US7648081B2 (en) Cleaning and releasing device
KR100312705B1 (ko) 급수관등의내부세정장치
JPS5848131Y2 (ja) インクジエツトプリンタ
JP2007056746A (ja) 真空発生器
JPS6312925Y2 (ja)
JPS5938476Y2 (ja) 空気噴射式織機の開閉弁
JPH0141922Y2 (ja)
JP3173513B2 (ja) 微粒子供給装置
JP2586596B2 (ja) エアアシスト式電子制御燃料噴射装置
JPH04269299A (ja) コンクリート急硬剤の混合攪拌装置における急硬剤吐出口の閉塞防止装置
JP2631592B2 (ja) 噴水装置
JP2899852B2 (ja) 噴水急速遮断装置
JPS6035665Y2 (ja) フラツシユ弁に於けるウオ−タ−ハンマ−防止装置
JPS588960Y2 (ja) 真空発生装置
JP3726654B2 (ja) 液体燃料供給装置
JP2903951B2 (ja) 液体燃料供給装置
JP2585821Y2 (ja) 衛生洗浄装置の洗浄水吐水機構
JPH10153199A (ja) ポンプ装置
KR920020077A (ko) 액체연료공급방법 및 그것을 사용한 액체연료연소장치
JPH0263963U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term