JPH0116589Y2 - - Google Patents

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JPH0116589Y2
JPH0116589Y2 JP1981053690U JP5369081U JPH0116589Y2 JP H0116589 Y2 JPH0116589 Y2 JP H0116589Y2 JP 1981053690 U JP1981053690 U JP 1981053690U JP 5369081 U JP5369081 U JP 5369081U JP H0116589 Y2 JPH0116589 Y2 JP H0116589Y2
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mold
clamping cylinder
closing
supply pipe
oil supply
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、型開閉ブースターと、型締シリン
ダーと、これらに連結された給油管と排油管とを
備えた金型を有する射出成形機における金型保護
装置に関するものであり、特に、前記型締シリン
ダーに圧力検知手段を取り付け、該圧力検知手段
は保護動作指令回路を介して前記給油管と排油管
を短絡する遮断弁に連結している射出成形機にお
ける金型保護装置に係わるものである。
射出成形機においては、インサート物を金型内
に挿入する際、その挿入が不完全であつたり、方
向が誤まつている場合等、金型面に異物が存在す
るときに、そのままの状態で型締めを行うと、金
型を損傷する虞れがあつた。
従来、上記金型の損傷を防止するためには、所
謂、タイムアツプ方式が採用されていた。
即ち、型閉ストロークの末期の特定区間で異物
の存在に備えて型開閉シリンダーの油圧を低下さ
せてから、型閉ストロークが完了するまでの経過
時間を計測し、これが予め設定された時間を越え
たときは、異物等の存在によつて可動型の進行が
阻止されたのであるから、可動型に対する加圧を
解除して、これを復帰させるようにし、この間、
可動型は異物等を低圧で押さえて停止しているも
のである。
ところが、上記従来技術においては、可動型の
進行が異物の存在によつて阻止されたことは、開
閉ストロークの特定区間について予め設定された
時間を経過した後、初めて検出され得るものであ
るので、異物の存在による可動型の停止を即座に
検出することができず、可動型はその進行が阻止
された位置にとどまつて、上記設定された時間の
経過を待つことになり、而して、長大な作業時間
のロスを生じ、作業能率が低下するという欠点が
あつた。
この考案の目的は、上記従来技術に基づく作業
能率の問題点に鑑み、型締シリンダーに設けた圧
力検知手段を保護動作指令回路を介して給油管と
排油管を短絡する切換弁に連結する構成とするこ
とにより、前記欠点を除去して、極めて効率よく
金型保護ができる優れた射出成形機における金型
保護装置を提供せんとするものである。
上記目的に沿うこの考案の構成は、金型操作に
際し、型締シリンダー内の圧力上昇を型締シリン
ダーに取り付けた圧力検知手段でもつて検知し、
特定の設定値以上の圧力が型閉動作の終了前に発
生した場合に保護動作指令信号(以下指令信号と
いう)を生成して、前記型締シリンダーへの作動
油の供給を直ちに停止し、多大な作業ロスを伴う
ことなく、金型保護ができるようにしたことを要
旨とするものである。
次に、この考案の実施例を図に基づいて説明す
れば以下の通りである。
第1図において、1は型開閉ブースター、2は
型締シリンダーであり、共に図示しない可動型に
連結されている。3は図示しない圧力源に連結さ
れた給油管であり、4は排油管である。6は型閉
給油管であつて、前記型開閉ブースター1,1に
連結されており、切換弁5によつて逆止弁7を介
して前記給油管3又は、定圧弁8を介して排油管
4に選択的に連通される。9は分流管で前記型閉
給油管6から分岐し、逆止弁10及び切換弁11
を介して上記型締シリンダー2に連結されてい
る。12は補助油供給管で逆止弁13を介して補
助油タンク14と型締シリンダー2を連通してい
る。
15は型開給油管で前記型開閉ブースター1,
1の上部に連結されており、切換弁5を介して型
開時には給油管3に、型閉時には排油管4に選択
的に連通される。
16は放流管で一端は前記補助油タンク14に
連結され、他端は上記切換弁11を介して型締シ
リンダー2に連結される。
17は型開給油管15と補助油供給管12中の
逆止弁13を結ぶパイロツト・ラインである。
上記構成において、型閉、型締に際しては、切
換弁5を操作して給油管3を型閉給油管6に連通
する。作動油は第1図における実線矢印で示すよ
うに、型閉給油管6に流入し、逆止弁7を経て流
れ型開閉ブースター1,1に供給されて可動型は
急速に上昇して型閉じされる。このとき、型開閉
ブースター1,1上部の作動油は型開給油管15
に流出し、切換弁5を経て排油管4より排出され
る。この間、型締シリンダー2も上昇し、内部は
負圧になるが、補助油供給管12を経て補助油タ
ンク14から油が吸引補給される。
而して、型閉の後期において、切換弁11を操
作して分流管9を型締シリンダー2に連通する
と、給油管3より型閉給油管6に供給されている
作動油は該分流管9に分流し、逆止弁10、切換
弁11を経て型締シリンダー2内に導入される。
これによつて、型閉の速度は減少し、それと同時
に型締シリンダー2内の圧力が上昇していく。
そして、所定の型閉が終了した後、分流管9を
通しての作動油によつて型締シリンダー2が加圧
され、型締工程が開始される。
一方、射出工程後の型開に際しては、切換弁5
を切換えて給油管3よりの作動油を点線矢印のよ
うに型開給油管15に流し、型開閉ブースター
1,1の上部に導入する。該型開閉ブースター
1,1内の作動油は型閉給油管6及び定圧弁8を
経て排油管4より排出される。
また、切換弁11の切換えによつて型締シリン
ダー2内の作動油は初期において分流管9及び放
流管16を経て補助油タンク14に流出される。
そして、型開工程の開始と共に型開給油管15
内の圧力がパイロツト・ライン17を経て逆止弁
13に伝達され、該逆止弁13が開となり、型締
シリンダー2内の作動油は補助油供給管12を経
て補助油タンク14に放流され、これが主放流と
なる。
この考案では、上記構成において、型締シリン
ダー2の内部の作動油圧力を検知する圧力検知手
段20が取り付けられており、該圧力検知手段2
0は保護動作指令回路21に連結されている。該
保護動作指令回路21は可動型の型閉工程時に該
可動型の移動量等によつて生成される型閉作動信
号と、型締シリンダー2の内圧が特定の設定値に
達したとき生成される圧力信号との論理積に基づ
いて指令信号を送出するものである。換言すれ
ば、型閉終了前に型締シリンダー2の内圧が高圧
になつた場合のみ作動するものである。
一方、給油管3と排油管4の間にはバイパス2
2が形成されており、該バイパス22中には遮断
弁23が設けられており、前記保護動作指令回路
21は該遮断弁23に連結されている。
かかる構成において、正常な型閉、型締工程の
状態を表わしたグラフが第2図に示されており、
Aは可動型の移動量と時間の関係、Bは型締シリ
ンダー圧力と時間の関係、Cは型閉作動信号、D
は型締シリンダー圧力信号をそれぞれ表わす。
ここにおいて、t0は型閉開始時点、t1は型閉後
期における減速開始時点、t2は型閉終了時点、t3
は型締開始時点を示すものである。
型閉開始と共に型締シリンダー2の圧力は負圧
となるが、補助油タンク14より作動油が補給さ
れるため、一定値以下にはならず、やがて型閉減
速と共に給油管3からの作動油が分流管9を経て
型締シリンダー2に導入されるため圧力が上昇し
つつ型閉が終了する。
続いて、型締が開始されて圧力は急激に上昇す
る。この間、型閉作動信号は型閉開始時点t0に生
成され、型閉終了時点t2まで継続する。
一方、型締シリンダー圧力信号は型締開始時点
t3に生成されるが、このときすでに前記型閉作動
信号は消滅しているので、これらの論理積は0で
あつて、保護動作指令回路21はEに示されるよ
うに指令信号を送出することがない。
これに対し、金型面に異物が存在する異常状態
を表わしたものが第3図である。
異物が存在すると、型閉が終了する以前の時点
t4においてBに示すように型締シリンダー圧力が
異常に上昇し、設定値にまで到達する。このと
き、圧力検知手段20は該圧力上昇を検知し型締
シリンダー圧力信号を生成し、保護動作指令回路
21に送る。この間、該保護動作指令回路21に
は前述のように図示しない適宜手段によつて、C
に示されるように型閉動作信号が与えられている
ので、これり両信号の論理積によつて該保護動作
指令回路21は作動し、遮断弁23に対してEに
示されるような指令信号を送出する。これによつ
て、遮断弁23は開となり、バイパス22が開通
し給油管3は排油管4に短絡する。
こうして、型締シリンダー2にはこれ以上作動
油が供給されることがなく、可動型の運動が即座
に止められて金型面の損傷が防止される。
そして、型開閉ブースター1を直ちに下降させ
ることができるものである。
上記のように、この考案によれば、型開閉ブー
スターと型締シリンダーを備えた金型を有する射
出成形機の金型保護装置において、前記型締シリ
ンダーに圧力検知手段を取付け、該圧力検知手段
は型閉作動信号と型締シリンダー圧力信号との論
理積に基づいて指令信号を送出する保護動作指令
回路を介して給油管と排油管とを短絡する遮断弁
に連結する構成としたことにより、金型面に異物
が存在したとき、これを型締シリンダー内の圧力
上昇として検知し、これが型閉終了前であつた場
合に給油管と排油管を短絡して型締シリンダー及
び型開閉ブースターへの作動油供給を停止するこ
とによつて、多大な作業ロスを伴うことなく、異
物による金型面の損傷を未然に防ぐことができ、
而して、作業能率を向上させるという優れた効果
がある。
即ち、圧力検知手段を用いるものであるため
に、異物の存在を迅速に、かつ、的確に検知で
き、従来のタイムアツプ方式に比べて、即応性を
著しく改善することができるものであり、加え
て、種々の金型の交換にも容易に対応でき、異物
検知のための設定にミスが起らない。
そのうえ、その構造も従来装置をそのまま使用
し、これに若干の付加を施すだけで実施できると
いう実益がある。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示すものであり、第1
図は概略説明図、第2図は正常状態を表わすグラ
フ、第3図は異常状態を表わすグラフである。 1……型開閉ブースター、2……型締シリンダ
ー、3……給油管、4……排油管、5……切換
弁、6……型閉給油管、9……分流管、12……
補助油供給管、15……型開給油管、20……圧
力検知手段、21……保護動作指令回路、22…
…バイパス、23……遮断弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 型開閉ブースター1と、型締シリンダー2と、
    該開閉用ブースター1及び型締シリンダー2に連
    結された給油管3と排油管4とを備えた金型を有
    する射出成形機における金型保護装置において、
    前記型締シリンダー2には圧力検知手段20を取
    付け、該圧力検知手段20は型閉作動信号と型締
    シリンダー圧力信号との論理積によつて作動する
    保護動作指令回路21を介して前記給油管3と排
    油管4を短絡する遮断弁23に連結していること
    を特徴とする射出成形機における金型保護装置。
JP1981053690U 1981-04-13 1981-04-13 Expired JPH0116589Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981053690U JPH0116589Y2 (ja) 1981-04-13 1981-04-13

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JPS57165421U JPS57165421U (ja) 1982-10-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61235131A (ja) * 1985-04-11 1986-10-20 Jiyuken Kogyo:Kk 射出成形機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS533418A (en) * 1976-06-29 1978-01-13 Bergwerksverband Gmbh Method of feeding fine coal into gasifying reactor

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