JPH057431U - 射出成形機用油圧装置 - Google Patents

射出成形機用油圧装置

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JPH057431U
JPH057431U JP6176591U JP6176591U JPH057431U JP H057431 U JPH057431 U JP H057431U JP 6176591 U JP6176591 U JP 6176591U JP 6176591 U JP6176591 U JP 6176591U JP H057431 U JPH057431 U JP H057431U
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JP
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hydraulic
accumulator
injection molding
molding machine
hydraulic oil
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JP6176591U
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Inventor
克己 村瀬
Original Assignee
株式会社名機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アキュムレータによる作動油の供給時期を任
意に設定可能とすることにより、射出成形機のスクリュ
ーの初速を低速に制御することを可能とする射出成形機
用油圧装置を提供する。 【構成】 油圧ポンプとアキュムレータとを備え、更に
油圧ポンプ及びアキュムレータの作動を制御する油圧制
御装置を有する、射出成形機の射出シリンダーに作動油
を供給するための射出成形機用油圧装置において、前記
油圧ポンプによる作動油の供給状態とは独立に設定した
任意の時期にアキュムレータによる作動油を供給する制
御装置を前記油圧制御装置に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧ポンプとアキュムレータとを備え、更に油圧ポンプ及びアキュ ムレータの作動を制御する油圧制御装置を有する、射出成形機の射出シリンダー に作動油を供給するための射出成形機用油圧装置、特に射出成形機用油圧装置の 油圧制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂の射出成形加工において、樹脂の種類によっては又は製品の成形品の形状 によっては、射出成形機のスクリューの速度を速くする必要が生じる。例えば、 薄肉の成形品を生産するには、特に速いスクリューの速度を必要とする。スクリ ューの速度を速くするには、射出シリンダーに対する作動油の供給速度を速くし て、スクリューを駆動する射出シリンダーのピストンの走行速度を速くすること が必要である。作動油の供給速度を速くするには、油圧ポンプの容量を大きくす ることも一つの方法であるが、それではコストが嵩み不経済である。 そこで、射出シリンダーのピストンの速度を速くするために、従来から油圧ポ ンプに加えてアキュムレータを併用し、油圧ポンプにより定常的に供給される作 動油とアキュムレータにより瞬発的に供給される作動油を合流させて射出シリン ダーに供給している。 油圧ポンプとアキュムレータとを併用した油圧装置の油圧の制御には、図1に 示すようにアキュムレータからの油圧管にフローコントロールバルブを設けてア キュムレータからの作動油の流量を制御する方法、又は図2に示すようにに油圧 ポンプからの油圧管とアキュムレータからの油圧管との合流点の下流にサーボバ ルブを設けて両者により供給される作動油の全流量を制御する方法とが採用され ている。
【0003】 しかし、図1を参照して説明すると、従来の油圧装置では、アキュムレータ 24からの作動油は、油圧ポンプ22による作動油の供給開始とほぼ同時にソレ ノイドバルブ44が開放されて射出シリンダー12、14に供給された。油圧ポ ンプ22とアキュムレータ24の両者により作動油が同時に射出シリンダーに供 給されることにより、射出シリンダーのピストンは動きが加速され過ぎ、従って スクリュー18の初速度が速くなり過ぎ、樹脂の成形不良が発生する原因となっ た。 また、図2を参照して説明すると、従来の油圧装置では、射出シリンダー12 、14に供給される作動油の流量はサーボバルブ46により制御され、射出シリ ンダーのピストンの初速の制御を可能にしている。しかし、この制御方法では、 アキュムレータ24から流出した作動油をソレノイドバルブ44により系外に放 出して作動油の流量を制御するため、作動油の供給速度を速めてスクリューの速 度を速くするべき段階になった時には、上述の作動油の放出によるアキュムレー タ内の作動油の不足のため、所要の流量にまで作動油の流量を大きくできない欠 点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、アキュムレータによる作動油の供給時期を任意に設定可能と することにより、射出成形機のスクリューの初速を低速に制御することを可能と する射出成形機用油圧装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本考案に係る次の特徴を有する構成により達成される。即ち、本 考案は、油圧ポンプとアキュムレータとを備え、更に油圧ポンプ及びアキュムレ ータの作動を制御する油圧制御装置を有する、射出成形機の射出シリンダーに作 動油を供給するための射出成形機用油圧装置において、前記油圧ポンプによる作 動油の供給状態とは独立に設定した任意の時期にアキュムレータによる作動油を 供給する制御装置を前記油圧制御装置に設けたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
以下に、本考案を実施例に基づき添付図面を参照してより詳細に説明する。 図1は、本考案に係る射出成形機の射出シリンダー用油圧装置10を示す。油 圧装置10は、射出成形機の射出工程において、射出成形機の射出シリンダー 12、14に作動油の油圧を作動させ、連結部材16を介してスクリュー18を 型締装置(図示してない)に向かって(図1では左側に向かって)加熱筒17内 を前進させる。次いで、加熱筒17内に導入されていた樹脂は、スクリュー18 の前方に位置するノズル19のノズル孔を介して型締装置の金型(図示してない )に射出される。 オイルモータ20は、この射出工程の前の樹脂の計量/可塑化工程においてス クリュー18を回転させるために設けられていて、本考案とは直接の関係はない 。 油圧装置10には、作動油を射出シリンダー12、14に送出して油圧を作用 させるために油圧ポンプ22とアキュムレータ24と及びその油圧制御装置26 とが設けてある。油圧ポンプ22の吐出側は、ロッジク弁28を経由油圧管30 によりシリンダー12、14に接続されており、更に所定圧力以上に油圧が上昇 した場合には安全弁32経由作動油タンクに作動油を放出して吐出側圧力を低下 させる。ロジック弁28は、作動油が2次側から1次側に流れないようになって いる1種の逆止弁の機能を有すると共にプランジャーの作動により開閉がなされ る形式の弁である。 以上の構成により、油圧ポンプ22が運転状態にある場合、ロジック弁28が プランジャーの作動により開放されると、油圧ポンプ22の油圧が射出シリンダ ー12、14に作用する。
【0007】 アキュムレータ24の作動油ポートは、ロジック弁34とフローコントロール バルブ36とを経由油圧管38により油圧管30に接続されている。ロジック弁 34は、ロジック弁28と同じ機能と形式の弁であって、シャトル弁40の開閉 によりロジック弁34のプランジャーが作動して開閉される。シャトル弁40の 開閉を制御する制御油圧管42は、ロジック弁34の2次側から分岐してシャト ル弁40の一方のポートに接続されており、シャトル弁40の他方のポートはソ レノイドバルブ44経由ロジック弁34の1次側に接続されている。ソレノイド バルブ44の開閉によりシャトル弁40が開閉され、次いでシャトル弁40の開 閉によりロジック弁34が開閉される。ソレノイドバルブ44の励磁回路に制御 装置50を設けてあって、ロジック弁28の開放と同時にソレノイドバルブ44 が励磁されるように制御している。 以上の構成により、ソレノイドバルブ44が励磁されると、ロジック弁34が 開放され、アキュムレータ24内の作動油が、油圧ポンプ22により供給された 作動油と合流して射出シリンダー12、14に供給される。 上述の油圧制御装置26は、上記ロジック弁28、ロジック弁34、シャトル 弁40、油圧回路42、ソレノイドバルブ44、制御装置50を含み図示してな い命令系統等からなっている。 以上の油圧装置10の構成は、従来の油圧装置と同じで既知である。従来、ソ レノイドバルブ44は、ロジック弁28の開放と同時にソレノイドバルブ44を 励磁するように制御している制御装置50によりロジック弁28の開放と同時に 励磁されてロジック弁34を開放し、油圧ポンプ22による作動油の供給とほぼ 同時に射出シリンダー12、14にアキュムレータ24内の作動油を供給してい た。
【0008】 本考案では、制御装置50の制御機能を次のように改良した。即ち、制御装置 50の改良された制御機能は、油圧ポンプ22による作動油の供給状態とは独立 に設定した任意の時期または射出シリンダー12、14の任意のピストン位置に 連動してロジック弁34を開放し、大きな流量を必要とする時期にアキュムレー タ24の作動油を油圧ポンプ22により供給された作動油に合流させて射出シリ ンダー12、14に供給することである。 上述の機能を達成するために、例えばタイマーを設置してロジック弁28の開 放後任意の時間経過後にソレノイドバルブ44を励磁する回路とか、或いは射出 シリンダー12、14のピストンの位置とリンクさせたリンク機構或いはリミッ トスチッチによりソレノイドバルブ44の励磁回路を閉にしてソレノイドバルブ 44を励磁する機構を制御装置50に新たに設ける。 図2は、図1のフローコントロールバルブ36の代わりにサーボバルブ46を 油圧管30と油圧管38との合流点の下流側に設けた従来の油圧装置に更に上述 の機能を有する制御装置50をソレノイドバルブ44の励磁回路に設けて構成し た本考案に係る油圧装置10を示す。 図1及び図2の油圧装置10において、改良された制御機能を有する制御装置 50により油圧ポンプによる作動油の供給状態とは独立に設定した任意の時期に アキュムレータからの作動油を供給することができる。
【0009】
【考案の効果】
本考案は、油圧ポンプによる作動油の供給状態とは独立に設定した任意の作動 時期にアキュムレータ内の作動油を射出シリンダーに供給するようにした制御装 置を油圧制御装置に設けたことにより、スクリューの初速の低速制御を可能にし 、樹脂の射出成形工程での不良品発生率の低下を実現すると共に射出速度の高速 化を可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る射出成形機用油圧装置の
実施例の系統図である。
【図2】図2は、本考案に係る射出成形機用油圧装置の
別の実施例の系統図である。
【符号の説明】
10 本考案に係る油圧装置 12 射出シリンダー 14 射出シリンダー 16 板部材 17 加熱筒 18 スクリュー 19 ノズル 20 オイルモータ 22 油圧ポンプ 24 アキュムレータ 26 油圧制御装置 28 ロジック弁 30 油圧管 32 安全弁 34 ロジック弁 36 フローコントロールバルブ 38 油圧管 40 シャトル弁 42 制御油圧管 44 ソレノイドバルブ 46 サーボバルブ 50 制御装置

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 油圧ポンプとアキュムレータとを備え、
    更に油圧ポンプ及びアキュムレータの作動を制御する油
    圧制御装置を有する、射出成形機の射出シリンダーに作
    動油を供給するための射出成形機用油圧装置において、
    前記油圧ポンプによる作動油の供給状態とは独立に設定
    した任意の時期にアキュムレータによる作動油を供給す
    る制御装置を前記油圧制御装置に設けたことを特徴とす
    る射出成形機用油圧装置。
JP6176591U 1991-07-11 1991-07-11 射出成形機用油圧装置 Pending JPH057431U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740409A (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機の射出条件設定方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS574747A (en) * 1980-06-12 1982-01-11 Toshiba Mach Co Ltd Injection speed controlling valve for injection molding machine

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