JPH11179518A - 真空ダイカスト鋳造装置および鋳造方法 - Google Patents
真空ダイカスト鋳造装置および鋳造方法Info
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- JPH11179518A JPH11179518A JP35566397A JP35566397A JPH11179518A JP H11179518 A JPH11179518 A JP H11179518A JP 35566397 A JP35566397 A JP 35566397A JP 35566397 A JP35566397 A JP 35566397A JP H11179518 A JPH11179518 A JP H11179518A
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Abstract
ともに、このガスの排出動作を溶融金属のキャビティへ
の充填完了まで行えるようにする。 【解決手段】 キャビティ21に連通する一方のガス排
出通路35に、可動金型15と固定金型の相互の接合面
に形成した凹凸部によって階段状の通路に屈曲形成され
るエアベント39を設け、エアベント39は電磁弁51
を介して真空ポンプ47に連通する。他方のガス排出通
路37には、シリンダ59によって開閉するシャットオ
フ弁53を設け、シャットオフ弁53の開閉によりキャ
ビティ21が真空ポンプ47に連通遮断される。エアベ
ント39によるガス排出動作は、溶融金属のキャビティ
21への射出開始後、溶融金属のキャビティ21への充
填完了まで行う一方、シャットオフ弁57を介してのガ
ス排出動作は充填完了以前に終了させる。
Description
ィ内のガスを排出しつつ溶融金属をキャビティ内に供給
して成形を行う真空ダイカスト鋳造装置および鋳造方法
に関する。
に、キャビティ内のガスを真空装置によって排出するこ
とで、ダイカスト鋳造時に、ガスの巻き込みによる鋳巣
の発生が回避され、高品質な鋳造品が得られる。このよ
うな真空ダイカスト鋳造装置としては、例えば特公平2
−38066号公報や特公平2−38067号公報に記
載されたものがある。図7は、これら公報に記載された
可動金型1の正面図で、キャビティ3には二つのオーバ
フロー5を介してエアベント7がそれぞれ接続され、エ
アベント7には連通溝9を介して真空ホール11が連通
している。真空ホール11は、吸引口13を介して図示
しない真空ポンプなどの真空装置に連通されている。
相互の接合面にそれぞれ形成した凹凸部によって通路が
階段状に屈曲形成されたチルベントであり、この階段状
通路を、真空装置によるガス排出後に溶融金属が通過す
る際に、抵抗を受けて慣性力が次第に低下し、ここで溶
融金属が凝固してキャビティと真空装置との連通が遮断
され、これにより溶融金属のキャビティへの充填が終了
する。
うなエアベントを設けた真空ダイカスト鋳造装置におい
ては、キャビティ内のガスを排出した後に溶融金属がエ
アベントを通過する際に凝固してキャビティと真空装置
とを遮断するので、溶融金属をキャビティに充填完了す
るまで真空吸引でき、したがってより高品質な鋳造品を
得ることができる。しかしながら、エアベントは、階段
状に形成された通路であることから、通気抵抗が大き
く、このためキャビティ内のガスの排出速度が遅く、鋳
造時間が長いものとなる。
通するいわゆるガス排出通路に、上記エアベントに代え
てシャットオフ弁を設け、これによりガス排出通路を開
放遮断する方法がある。シャットオフ弁は、ガス排出通
路を単に開放遮断するものであるので、エアベントのよ
うに大きな通気抵抗は発生せず、このためガス排出が極
めて速く行える利点があるものの、溶融金属のキャビテ
ィへの充填完了まで開放して、真空引きを継続すると、
溶融金属がガス排出通路を経て真空装置まで流出してし
まい、真空装置を破損させたり、配管の詰まり引き起こ
すことになる。このためシャットオフ弁を使用した場合
には、ガス排出動作を溶融金属の充填完了まで行うこと
ができず、高品質な鋳造品が得られないという問題があ
る。
の排出を短時間で行うとともに、このガスの排出動作を
溶融金属の充填完了まで行えて高品質な鋳造品を得るよ
うにすることを目的としている。
に、請求項1の発明は、金型のキャビティに、ガス排出
通路を介して真空装置を接続し、前記キャビティ内のガ
スを外部に排出するとともに溶融金属を前記キャビティ
内に供給して成形する真空ダイカスト鋳造装置におい
て、前記ガス排出通路を複数設け、この複数のガス排出
通路のうちの一つに、キャビティ内と真空装置とを連通
遮断可能なシャットオフ弁を設け、他のガス排出通路
に、ガスの排出後に流出する溶融金属の凝固によってガ
ス排出通路を遮断する屈曲形成されたエアベントを設け
た構成としてある。
によれば、エアベントおよびシャットオフ弁によるガス
排出動作は、いずれも溶融金属のキャビティへの射出開
始後に行い、ガス排出動作の停止は、エアベントについ
てはキャビティへの溶融金属の充填完了まで行い、シャ
ットオフ弁については上記充填完了以前に停止させるよ
うにする。これにより、ガス排出動作は溶融金属の充填
完了まで行えると同時に、シャットオフ弁を同時に使う
ことでガス排出動作が短時間に行え、多量のガスを吸収
することができる。
において、シャットオフ弁は電気的駆動手段の作動に基
づき油圧で開閉する構成とし、エアベントの真空装置側
のガス排出通路にこの通路を開放遮断する電磁弁を設
け、射出スリーブ内の溶融金属をキャビティに射出する
射出プランジャの射出位置を検出する位置検出器を設
け、この位置検出器が検出する射出プランジャの射出位
置によって前記電気的駆動手段および電磁弁がバラバラ
のタイミングで作動してガス排出動作を行わせるものと
してある。
位置を位置検出器が検出し、この検出した射出位置によ
って、電気的駆動手段が作動してシャットオフ弁が開閉
するとともに、電磁弁が開閉動作し、これによりシャッ
トオフ弁およびエアベントによるガス排出動作がなされ
る。
複数のガス排出通路を介して真空装置を接続し、前記複
数のガス排出通路のうちの一つに、キャビティ内と真空
装置とを連通遮断可能なシャットオフ弁を設け、他のガ
ス排出通路に、ガスの排出後に流出する溶融金属の凝固
によってガス排出通路を遮断する屈曲形成されたエアベ
ントを設け、前記シャットオフ弁は、開弁によるガス排
出動作の開始後一気にキャビティ内のガスを吸収し、キ
ャビティへの溶融金属の充填完了以前に遮断させる一
方、前記エアベントによるガスの排出動作は、キャビテ
ィへの溶融金属の充填完了まで行う鋳造方法としてあ
る。
ば、シャットオフ弁を通しての溶融金属の真空装置側へ
の流出を回避しつつガス排出動作を短時間に行え、また
エアベントを使用することによりガス排出動作は溶融金
属の充填完了まで行えて高品質な鋳造品が得られる。
面に基づき説明する。
空ダイカスト鋳造装置の全体構成図で、ここでの可動金
型15は、前記図7におけるものと同様に正面図として
示してある。この可動金型15の、図2に示されている
固定金型17との接合面19には、キャビティ21が形
成されるとともに、キャビティ21に連通する部分に分
流子23が設けられている。分流子23は、可動金型1
5を固定金型17に接合したときに、固定金型17に連
結された射出スリーブ25に対向配置されるもので、こ
の射出スリーブ25内には、射出シリンダ27により駆
動されて溶融金属をキャビティ21内に射出する射出プ
ランジャ29が収容されている。射出スリーブ25の図
中で左側端部の上部には、溶融金属注入口25aが開口
している。射出プランジャ29の射出位置(図2中で左
右方向位置)は、プランジャロッド31に形成された溝
を検知する位置検出器33によって検出される。
には、キャビティ21内のガスを排出するための2本の
ガス排出通路35,37が形成されている。一方のガス
排出通路35には、前記図7に示したものと同様なエア
ベント39が形成されている。すなわち、このエアベン
ト39は、図2に示すように、固定金型17との相互の
接合面にそれぞれ形成した凹凸部によって通路が階段状
に屈曲形成されたチルベントである。
外部への開口部は、配管41を介してサージタンク43
に接続され、サージタンク43は配管45を介して真空
装置としての真空ポンプ47に接続されている。配管4
1には、可動金型15側からフィルタ49および電磁弁
51が設けられている。
おける外部への開口部には、キャビティ21内と真空ポ
ンプ47側とを連通遮断可能なシャットオフ弁53が配
置されている。シャットオフ弁53は、上記した開口部
に下端が装着される筒体55と、筒体55の下端開口を
開閉可能な弁体57と、弁体57を上下方向に移動させ
るシリンダ59とから構成されている。
ク43に接続され、配管61にはフィルタ63が設けら
れている。シリンダ59には配管65,67を介して電
気的駆動手段としての電磁弁69が接続され、電磁弁6
9の切替動作によりシリンダ59が動作し、これに伴い
弁体57が上下動して筒体55の下端開口を開閉する。
弁体57が図1に示す上方に位置しているときには、筒
体55の下端開口が閉塞され、これによりキャビティ2
1と真空ポンプ47側との連通が遮断された状態とな
り、弁体57が図1の状態から下方に移動して筒体55
の下端開口を開放したときには、キャビティ21と真空
ポンプ47側とが連通した状態となる。
2に示した位置検出器33の検出信号の入力を受ける図
示しない制御部により作動するものである。
装置の動作を説明する。
固定金型17に向けて移動し、図2に示すように両金型
15,17相互が接合された状態で、射出スリーブ25
内の溶融金属をキャビティ21内に射出する準備がなさ
れる。このとき、電磁弁51は閉、シャットオフ弁53
の弁体57は筒体55の下端開口を閉じた状態で、電磁
弁69も閉とし、この状態で配管41,61内は、真空
ポンプ47を作動させて所定の真空度を保持しておく。
スリーブ25内に注入された状態で、射出シリンダ27
の動作により射出プランジャ29が、溶融金属注入口2
5aより前方に移動し、位置S1に達すると、これを位
置検出器33が検出して、電磁弁51が開となる。これ
により、キャビティ21は、エアベント39および電磁
弁51を介して真空ポンプ47側に連通した状態とな
り、キャビティ21内のガスが排出されて圧力が徐々に
低下し真空度が高まっていく。
グラフ中の実線および破線(破線は後述する他の例に対
応している)は、射出プランジャ29の射出位置S(横
軸)に対するキャビティ21内の圧力P(縦軸)を示し
たもので、同グラフ中の一点鎖線は、射出プランジャ2
9の射出位置(横軸)に対する射出プランジャ29の移
動速度である。キャビティ21内の圧力は、射出プラン
ジャ29が射出開始前の図2に示す位置にあるときには
P1であり、その後射出プランジャ29が溶融金属注入
口25aを超えると僅かに上昇し、位置S1に達した時
点でエアベント39側の電磁弁51を開とする。これに
より、キャビティ21内は、配管41,45を介して真
空ポンプ47側に連通し、キャビティ21内のガスが排
出されて圧力が徐々に低下し真空度が増大する。
のほぼ中央付近の位置S2に達すると、圧力はP2まで
低下しており、このときシャットオフ弁53側の電磁弁
69を作動させ、シリンダ59を弁体7が筒体55の下
端開口を開放するよう動作させる。すなわち、このとき
弁体57は下方に移動し、キャビティ21と真空ポンプ
47側とが配管61,45を介して連通状態となる。
曲形成されたエアベント39に対し通気抵抗は小さく、
このため開弁によるキャビティ21内のガスの排出動作
は速いものとなっている。シャットオフ弁53を通して
のガスの排出時には、エアベント39によるガスの排出
も同時に行っており、この状態でキャビティ21内の圧
力がP3となる位置に対応する位置S3に射出プランジ
ャ29が達すると、電磁弁69を作動させ、シリンダ5
9を弁体57が筒体55の下端開口を閉塞するよう動作
させ、シャットオフ弁53を介してのガスの排出動作を
停止する。
1は開状態を保持してエアベント39によるガス排出動
作は継続して行っており、この過程で射出プランジャ2
9が位置S4に達して溶融金属のキャビティ21への充
填が完了すると、溶融金属はエアベント39にも達し、
このエアベント39の階段状通路を溶融金属が抵抗を受
けて通過する際に、溶融金属が凝固し、ガス排出通路3
5が遮断される。これにより、エアベント39を介して
のガスの排出動作も停止し、キャビティ21と真空ポン
プ47側との連通が遮断されることになる。
ス排出動作と、シャットオフ弁53を通してのガス排出
動作とを、射出プランジャ29の移動動作に対応して示
したもので、前者については射出開始後の位置S1から
充填終了(S4)まで行い、後者については位置S2か
ら充填完了以前の位置S3まで行っている。
は、溶融金属が階段状の通路にて凝固することで停止す
るので、溶融金属のキャビティ21への充填完了まで行
っても、溶融金属が電磁弁51や真空ポンプ47まで流
出せず、配管の詰まりや真空ポンプ47の破損などの問
題が発生することはない。一方、シャットオフ弁53を
通してのガス排出動作は、上記充填完了以前に停止して
いるので、溶融金属がシャットオフ弁53側に流出せ
ず、シャットオフ弁53の作動不良などの不具合の発生
が防止される。
作は、前述したように素速く行われる利点を有してお
り、このようなシャットオフ弁53によるガス排出動作
を、充填完了まで排出動作を行える利点を有したエアベ
ント39と組み合わせて使用することで、溶融金属をキ
ャビティ21に充填完了するまで真空吸引してより高品
質な鋳造品が得られると同時に、ガス排出動作を短時間
で行え、鋳造作業性の向上に寄与することができる。
フ弁53によるガス排出動作の他の例を示しており、こ
の例でのガス排出動作によるキャビティ21内の圧力変
化は図2の破線に対応している。この例では、射出プラ
ンジャ29が位置S1と位置S2との間の位置S0でシ
ャットオフ弁53を開いて、シャットオフ弁53による
ガス排出動作をまず行い、その後位置S2で電磁弁51
を開いてエアベント39によるガス排出動作を開始す
る。
は、図3の例と同様に、充填完了以前の位置S3とし、
エアベント39のガス排出動作は充填完了まで行う。こ
の例においても、ガス排出動作についてエアベント39
およびシャットオフ弁53の双方の利点を利用している
ので、図3の例と同様の作用効果が得られる。
を充填完了まで行うとともに、シャットオフ弁53によ
るガス排出動作を充填完了以前に終了させることを実行
すれば、エアベント39およびシャットオフ弁53によ
るガス排出動作の開始時期は、前述した図3および図4
の例に限ることはない。
えたガス排出通路35を四つ設けた場合の、エアベント
39およびシャットオフ弁53によるガス排出動作例を
示すものである。四つのガス排出通路35には、それぞ
れ個別の配管41にフィルタ49および電磁弁51が設
けられてサージタンク43に接続されている。シャット
オフ弁57は図1の例同様一つである。
ス排出動作を、射出開始後、射出プランジャ29の位置
S1、S0、S2、S3でそれぞれ開始し、一方シャッ
トオフ弁53によるガス排出動作は四つ目のエアベント
39の動作開始時である位置S3で開始する。ガス排出
動作の終了は、四つのエアベント39のいずれについて
も充填完了までとし、シャットオフ弁53については、
充填完了以前の位置S5とする。これにより、キャビテ
ィ21内の圧力変化は、図6のグラフにおける実線のよ
うになり、この例においても、エアベント39によりガ
ス排出動作を充填完了まで行え、かつシャットオフ弁5
3により短時間のガス排出も行えるものとなる。
図4の例でも言えることであるが、シャットオフ弁53
によるガス排出動作は、射出開始後、充填完了以前であ
ればどの位置であってもよい。但し、このシャットオフ
弁53を射出開始直後に開放すると、溶融金属が、勢い
よく排出されるガスとともに吸引されてシャットオフ弁
53側に流出し、その弁体57に溶融金属が付着して凝
固し、作動不良を起こすなどの不具合が発生する恐れが
あるので、シャットオフ弁53の開放によるガス排出動
作は、なるべく充填完了付近が好ましい。
設けているが、これに限ることはなく、エアベント39
を二つあるいは三つもしくは五つ以上設けても構わな
い。すなわち、この場合、複数のエアベント39による
ガス排出動作を順次開始し、そのうち少なくとも一つを
充填完了まで行い、一方シャットオフ弁53について
は、充填完了以前にガス排出動作を停止させるようにす
る。
9およびシャットオフ弁53によるガス排出動作の開始
時期は、すべて射出プランジャ29の射出位置によって
決定しているが、図3の例でのシャットオフ弁53、図
4の例でのエアベント39、図5の例での二つ目以降の
エアベント39およびシャットオフ弁53のそれぞれの
ガス排出動作の開始時期を、キャビティ21内の圧力
を、固定金型17側に設けた図示しない真空圧センサで
検知し、この検知した圧力が所定の圧力(真空度)に達
した時点としてもよい。
明によれば、屈曲形成された通路を備えたエアベント
と、キャビティ内と真空装置とを連通遮断可能なシャッ
トオフ弁とを組み合わせて、キャビティ内のガスの排出
を行うようにしたので、溶融金属をキャビティに充填完
了するまで真空吸引してより高品質な鋳造品が得られる
と同時に、ガス排出動作を短時間で行え、鋳造作業性の
向上に寄与することができる。
の射出位置を位置検出器が検出し、この検出した射出位
置に応じて電気的駆動手段および電磁弁がそれぞれ作動
し、これによりシャットオフ弁およびエアベントによる
ガス排出動作を行うことができる。
を溶融金属の充填完了以前に遮断するようにして使用す
ることで、溶融金属の真空装置側への流出を回避しつつ
ガス排出動作を短時間に行え、またエアベントを使用す
ることによりガス排出動作は溶融金属の充填完了まで行
えて高品質な鋳造品を得ることができる。
鋳造装置の全体構成図である。
ランジャの射出位置とキャビティ内の圧力との関係を示
す説明図である。
ントおよびシャットオフ弁によるガス排出動作例を示す
説明図である。
る。
キャビティ内の圧力との相関図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 金型のキャビティに、ガス排出通路を介
して真空装置を接続し、前記キャビティ内のガスを外部
に排出するとともに溶融金属を前記キャビティ内に供給
して成形する真空ダイカスト鋳造装置において、前記ガ
ス排出通路を複数設け、この複数のガス排出通路のうち
の一つに、キャビティ内と真空装置とを連通遮断可能な
シャットオフ弁を設け、他のガス排出通路に、ガスの排
出後に流出する溶融金属の凝固によってガス排出通路を
遮断する屈曲形成されたエアベントを設けたことを特徴
とする真空ダイカスト鋳造装置。 - 【請求項2】 シャットオフ弁は電気的駆動手段の作動
に基づき油圧によって開閉する構成とし、エアベントの
真空装置側のガス排出通路にこの通路を開放遮断する電
磁弁を設け、射出スリーブ内の溶融金属をキャビティに
射出する射出プランジャの射出位置を検出する位置検出
器を設け、この位置検出器が検出する射出プランジャの
射出位置によって前記電気的駆動手段および電磁弁がバ
ラバラのタイミングで作動してガス排出動作を行わせる
ことを特徴とする請求項1載の真空ダイカスト鋳造装
置。 - 【請求項3】 金型のキャビティに、複数のガス排出通
路を介して真空装置を接続し、前記複数のガス排出通路
のうちの一つに、キャビティ内と真空装置とを連通遮断
可能なシャットオフ弁を設け、他のガス排出通路に、ガ
スの排出後に流出する溶融金属の凝固によってガス排出
通路を遮断する屈曲形成されたエアベントを設け、前記
シャットオフ弁は、開弁によるガス排出動作の開始後一
気にキャビティ内のガスを吸収し、、キャビティへの溶
融金属の充填完了以前に遮断させる一方、前記エアベン
トによるガスの排出動作は、キャビティへの溶融金属の
充填完了まで行うことを特徴とする真空ダイカスト鋳造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35566397A JP3655992B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 真空ダイカスト鋳造装置および鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35566397A JP3655992B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 真空ダイカスト鋳造装置および鋳造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179518A true JPH11179518A (ja) | 1999-07-06 |
JP3655992B2 JP3655992B2 (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=18445136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35566397A Expired - Fee Related JP3655992B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 真空ダイカスト鋳造装置および鋳造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3655992B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009248174A (ja) * | 2008-04-10 | 2009-10-29 | Toshiba Mach Co Ltd | 成形機 |
WO2013127386A1 (de) * | 2012-03-02 | 2013-09-06 | Ksm Castings Group Gmbh | Vorrichtung zum entlüften einer giessform |
JP2014057995A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Ryobi Ltd | チルベント及びダイカスト法 |
JP2016124030A (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-11 | 株式会社やまなみ技研 | 鋳造用金型 |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP35566397A patent/JP3655992B2/ja not_active Expired - Fee Related
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