JP2009248174A - 成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】先引きを抑制しつつ成形空間の排気を効率的に行うことができる成形機を提供する。
【解決手段】ダイカストマシン1は、一対の金型101の間に形成された成形空間MSに通じるスリーブ27と、スリーブ27を摺動してスリーブ27内の溶湯を成形空間MSへ射出する射出プランジャ29と、射出プランジャ29の位置を検出する位置センサ45と、成形空間MSに通じる排気路109と、成形空間MSと排気路109との接続部を開閉可能なバルブ48と、バルブ48を駆動するアクチュエータ49と、成形空間MSへ溶湯が射出されているときに、バルブ48を、開度a1で開き、次に、開度a1よりも大きい開度a2で開き、その後、閉じるように、位置センサ45の検出する射出プランジャ29の位置に基づいてアクチュエータ49を制御する制御装置13とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ダイカストマシン等の成形機に関する。
溶湯(溶融状態の金属材料)を金型間の成形空間へ射出するときに、溶湯が空気を巻き込むことを防止するために、金型に形成された排気路を介して成形空間を排気しつつ溶湯をキャビティへ射出することを可能としたダイカストマシンが知られている(例えば特許文献1)。
特許文献1の技術では、成形空間と排気路との接続部を開閉可能なバルブを設け、成形空間の急激な排気を可能としている。このような構成においては、バルブを閉じるタイミングが遅れると、溶湯が排気路に侵入してしまい、ダイカストマシンを停止させてバルブの洗浄等を行わなければならない。一方、溶湯は、射出プランジャによって押し出されて成形空間に射出されるものであるから、溶湯の先頭位置は、射出プランジャの位置に相関している。そこで、特許文献1では、射出プランジャの位置に基づいて、バルブの開閉を適宜なタイミングで制御している。
特開2004−351423号公報
成形空間を排気して溶湯の空気の巻き込みを防止する観点からは、バルブは、大きな開度で、且つ、成形空間に溶湯が充填される直前まで開かれていることが望ましい。
しかし、バルブを大きく開いていると、成形空間の負圧によって溶湯が成形空間に引き込まれる、いわゆる先引きが生じることがある。先引きが生じると、溶湯の先頭位置は、射出プランジャの位置に相関しなくなる。すなわち、溶湯の先頭位置は、射出プランジャの位置に基づいて計算される先頭位置よりも排気路へ近づくことになる。その結果、射出プランジャの位置に基づくバルブの制御では、溶湯の排気路への侵入を防止することが難しくなる。
そこで、大きな開度でバルブを開く場合には、先引きが生じたときであっても溶湯が排気路へ侵入しないように、先引きが生じないときに溶湯が排気路に到達するタイミングよりもかなり早いタイミングでバルブを閉じなければならない。その結果、溶湯が充填される直前まで空気の巻き込みを防止することが困難となる。また、先引きは、それ自体、製品の品質を低下させることから、発生が抑制されることが好ましい。
一方、小さい開度でバルブを開くようにすることにより、先引きが生じる可能性を極力低下させ、大きい開度でバルブを開くときよりもバルブを閉じるタイミングを遅らせることも考えられる。しかし、この場合、成形空間の排気を十分に行うことができないおそれがある。
本発明の目的は、先引きを抑制しつつ成形空間の排気を効率的に行うことができる成形機を提供することにある。
本発明の成形機は、一対の型の間に形成された成形空間に通じるスリーブと、前記スリーブを摺動して当該スリーブ内の成形材料を前記成形空間へ射出する射出プランジャと、前記射出プランジャの位置を検出するセンサと、前記成形空間に通じる第1排気路と、前記成形空間と前記第1排気路との接続部を開閉可能な第1バルブと、前記第1バルブを駆動する第1アクチュエータと、前記成形空間へ成形材料が射出されているときに、前記第1バルブを、第1の開度で開き、次に、前記第1の開度よりも大きい第2の開度で開き、その後、閉じるように、前記センサの検出する前記射出プランジャの位置に基づいて前記第1アクチュエータを制御する制御部と、を有する。
好適には、前記スリーブが前記成形空間に通じる位置に対して、前記成形空間と前記第1排気路との接続部よりも遠い位置において前記成形空間に通じる第2排気路と、前記第2排気路と前記成形空間との接続部を開閉可能な第2バルブと、前記第2バルブを駆動する第2アクチュエータと、を更に有し、前記制御部は、前記第1バルブが前記第1の開度で開かれているときに、前記第1排気路よりも前記第2排気路の排気量が多くなる第3の開度で前記第2バルブを開くように、前記第2アクチュエータを制御する。
好適には、前記制御部は、前記第1バルブが前記第1及び第2の開度で開かれている間、一定の前記第3の開度で前記第2バルブを開くように前記第2アクチュエータを制御する。
本発明によれば、成形材料の排気路への侵入を抑制しつつ成形空間の排気を効率的に行うことができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るダイカストマシン1の要部を示す図である。図1に含まれる断面図及び側面図は、紙面上方側が鉛直方向上方側である。
なお、以下に説明する各種の実施形態において、同様の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
ダイカストマシン1は、固定金型103及び移動金型105(以下、両者を合わせて「金型101」ということがある。)の型開閉及び型締めを行う型締装置3と、型締めされた金型101間に形成された成形空間MSの減圧(排気)を行う排気装置5と、成形空間MSに溶湯MLを射出するための射出装置7と、成形空間MSの溶湯MLが凝固することにより形成された成形品を押し出す押出装置9と、射出装置7への作動液(例えば油)の供給を制御する液圧回路11と、型締装置3、排気装置5及び液圧回路11等を制御する制御装置13とを有している。
型締装置3は、固定金型103を保持する固定ダイプレート15と、移動金型105を保持する移動ダイプレート17とを有している。移動ダイプレート17は、ダイベース107を介して移動金型105を保持している。移動ダイプレート17が固定ダイプレート15に対して型開閉方向(図1の紙面左右方向、固定ダイプレート15及び移動ダイプレート17の対向方向)に駆動されることにより、金型101の型開閉がなされる。
型締装置3は、トグル機構を介して駆動力を移動ダイプレート17に伝達するトグル式のものであってもよいし、駆動力を直接的に移動ダイプレート17に伝達する直圧式のものであってもよいし、型開閉を行うための駆動装置と型締を行うための駆動装置とが別個に設けられる複合式のものであってもよい。
排気装置5は、金型101に形成された排気路109に接続された真空タンク21と、真空タンク21の排気を行う真空ポンプ23と、真空ポンプ23を駆動するモータ24と、排気路109の開閉を行うバルブ装置25と、バルブ装置25に駆動電力を供給するバルブコントローラ26とを有している。
真空タンク21は、一定容積の密閉空間を有している。真空ポンプ23により真空タンク21を予め減圧しておき、バルブ装置25により排気路109を開いて真空タンク21とキャビティCaとを連通することにより、排気装置5は、キャビティCaを急激に排気することが可能である。
射出装置7は、キャビティCaに連通されるスリーブ27と、スリーブ27内を摺動可能な射出プランジャ29と、射出プランジャ29を駆動する射出シリンダ装置31とを有している。
ラドル33により給湯口27aからスリーブ27内に溶湯MLが供給され、射出プランジャ29がスリーブ27内を成形空間MS側へ前進することにより、溶湯MLが成形空間MSに射出、充填される。
液圧回路11は、特に図示しないが、作動液を送出するポンプ、作動液を貯留するタンク、並びに、当該ポンプ及びタンクと、射出シリンダ装置31等との間の作動液の流れを制御する複数のバルブを含んで構成されている。液圧回路11は、例えば、射出シリンダ装置31への作動液の供給に関し、例えば、メータアウト回路又はメータイン回路を有し、射出シリンダ装置31の速度を制御できるように構成されている。
制御装置13は、特に図示しないが、CPU、ROM、RAM、外部記憶装置等を含むコンピュータにより構成されており、射出プランジャ29の位置を検出する位置センサ45等の各種のセンサからの入力信号に基づいて、真空ポンプ23、バルブコントローラ26、及び、液圧回路11のポンプやバルブへ制御信号を出力する。
位置センサ45は、例えば、射出プランジャ29の進退方向に沿って射出プランジャ29に設けられた不図示のスケール部とともに、磁気式又は光学式のリニアエンコーダを構成しており、スケール部の位置センサ45に対する移動量に応じた数のパルスを出力する。制御装置13は、位置センサ45からのパルスを計数することにより、射出プランジャ29の位置及び速度を特定可能である。
図2は、バルブ装置25を拡大して示す断面図である。
バルブ装置25は、排気路109を開閉するバルブ部材47と、バルブ部材47を駆動するアクチュエータ49とを有している。
バルブ部材47は、金型101の成形空間MSと、排気路109との接続部において、成形空間MSと排気路109とを接続又は遮断可能である。具体的には、以下のとおりである。
成形空間MSは、製品を形成する空間であるキャビティCa(図1)、スリーブ27とキャビティCaとを連通するランナRn(図1)等に加え、キャビティCaからランナRnとは反対側(上方側)へ延びる排気用空間Epを有している。排気路109は、移動金型105の分割面105a側表面において開口する開口部109aを含み、排気用空間Epに接続されている。排気路109は、開口部109aから型開閉方向において移動金型105の内部へ延びる第1構成部109bと、第1構成部109bから移動金型105の外周面(例えば上面)へ延びる第2構成部109cとを有し、移動金型105を貫通している。
バルブ部材47は、排気用空間Epに配置されるバルブチップ47aと、バルブチップ47aから延び、排気路109の第1構成部109bに挿入されたバルブロッド47bとを有している。
バルブロッド47bは、型開閉方向へ移動可能に移動金型105に保持されている。バルブチップ47aは、型開閉方向への移動により、移動金型105の分割面105a側表面のうち、開口部109aの周囲(弁座面105c)に対して当接又は離間可能であり、弁座面105cに当接することにより、開口部109aを塞いで排気路109を閉じ、弁座面105cから離間することにより、排気路109を開く。なお、以下では、バルブ部材47及び弁座面105cの組み合わせを単にバルブ48ということがある。
アクチュエータ49は、例えば、電磁石を利用した電磁アクチュエータにより構成されている。例えば、アクチュエータ49は、リニアモータにより構成されており、ケーシング49cと、駆動軸49rとを有するとともに、ケーシング49c及び駆動軸49rの一方に設けられ、駆動方向に配列された不図示の複数の永久磁石又は複数のコイルと、ケーシング49c及び駆動軸49rの他方に設けられ、上述の配列された複数の永久磁石又は複数のコイルに対向する不図示のコイル又は永久磁石とを有している。コイルに供給する電力の制御により、ケーシング49cに対する駆動軸49rの速度制御や位置制御が可能である。アクチュエータ49は、例えば、ケーシング49cが移動金型105に固定され、駆動軸49rがバルブロッド47bに固定されている。なお、アクチュエータ49(バルブ部材47)の移動範囲は、例えば、5mm以下である。
なお、バルブコントローラ26は、例えば、制御装置13からバルブコントローラ26に出力された制御信号の信号レベル(電圧)に比例した変位でアクチュエータ49を駆動するように構成されているが、制御装置13からの制御信号に基づいてアクチュエータ49の速度制御や駆動力制御を行うようには構成されていない、簡素なものにより構成されている。ただし、バルブコントローラ26は、アクチュエータ49の速度制御等が可能に構成されていてもよい。
以下、ダイカストマシン1の動作を説明する。まず、ダイカストマシン1における成形サイクルの概要を説明する。
まず、ダイカストマシン1は、移動金型105が固定金型103から離間した型開き状態から、移動ダイプレート17を型閉方向(図1の紙面右側)へ移動させて、型閉じを行う。次に、移動金型105及び固定金型103の接触圧を高める型締めを行う。
型締が完了すると、ダイカストマシン1は、図1に示すように、ラドル33により給湯口27aを介してスリーブ27へ溶湯を供給する。次に、射出シリンダ装置31により射出プランジャ29を前進させて射出を開始する。具体的には、例えば、ダイカストマシン1は、まず、溶湯の空気の巻き込みを防止するために、比較的低速で射出プランジャ29を前進させる低速射出を行い、次に、サイクルタイムの短縮等を目的として、比較的高速で射出プランジャ29を前進させる高速射出を行い、その後、射出プランジャ29により、成形空間MSに充填された溶湯を加圧して、溶湯の圧力を所定の鋳造圧力まで昇圧する。なお、低速射出から高速射出への切り換えは、例えば、位置センサ45の検出する位置が、所定の高速切換位置に到達したことを条件として行われる。
ダイカストマシン1は、溶湯の成形空間MSへの射出に並行して、成形空間MSから空気を排気する。具体的には、まず、ダイカストマシン1は、射出プランジャ29が給湯口27aを通過する前までに、バルブ部材47を閉位置に位置させるとともに、真空ポンプ23を駆動して、予め真空タンク21を減圧しておく。
次に、射出プランジャ29が給湯口27aに到達して、成形空間MS及びスリーブ27の内部空間が密閉されると、ダイカストマシン1は、バルブ部材47を開位置へ移動させる。これにより、成形空間MSの空気が真空タンク21に吸引されて成形空間MSの排気が急激に行われる。射出プランジャ29が給湯口27aに到達したことは、位置センサ45の検出する位置に基づいて検知される。
その後、射出プランジャ29が高速切換位置に到達すると、ダイカストマシン1は、バルブ部材47を閉位置に移動させる。そして、溶湯MLは、閉位置のバルブチップ47aの周囲にまで到達する。なお、射出プランジャ29が高速切換位置に到達したことは、位置センサ45の検出する位置に基づいて検知される。
なお、真空ポンプ23は、終始駆動されていてもよいし、適宜な時期に停止されていてもよい。また、バルブ部材47による開閉タイミングは、上記の射出プランジャ29が給湯口27aや高速切換位置に到達するときに限られず、適宜に設定されてよい。
成形空間MSに充填された溶湯MLは、射出プランジャ29により鋳造圧力に保たれたまま、徐々に冷却されて凝固し、成形品が形成される。ダイカストマシン1は、例えば、溶湯が鋳造圧力に達した時点等の適宜な時点から所定時間が経過すると、成形品が形成されたものとみなして、型開きを行う。すなわち、移動ダイプレート17を型開き方向(図1の紙面左側)へ移動させる。このとき、成形品は、固定金型103から離型して、移動金型105と共に型開き方向へ移動する。その後、成形品は、押出装置9により移動金型105から押し出される。
図3は、ダイカストマシン1におけるバルブ装置25の動作を説明する図である。図3において、横軸は時間を示している。図3(a)〜図3(c)において、縦軸はバルブ48の開度を示している。図3(d)において、縦軸は成形空間MSの真空度を示している。ただし、本実施形態の特徴を説明するための概念的なものであり、実際の開度及び真空度の変化の詳細は、この図と異なっていてもよい。
なお、本実施形態では、射出プランジャ29の位置に基づいて開閉タイミングを設定し、また、射出プランジャ29の位置は時間の関数であるから、図3の横軸は、射出プランジャ29の位置と捉えられてもよい。
図3(a)は、従来技術と同様に、バルブ48を比較的大きな開度a2で開く場合のバルブ48の動作(より厳密には、バルブに対する位置指令)を示している。
開度a2は、例えば、バルブ部材47が固定金型103の分割面103a(図2)側の表面に当接するときの開度、すなわち、全開のときの開度であり、バルブ部材47が弁座面105cから3〜5mm離間した状態である。
図3(a)では、バルブ48は、時刻t1(例えば、射出プランジャ29が給湯口27aを塞ぐ時刻)において開かれる。先引きが生じなければ、時刻t4(例えば、射出プランジャ29が高速切換位置に到達する位置)において、バルブ48を閉じれば、溶湯は排気路109に侵入しない。
しかし、先引きが生じた場合には、時刻t4より前に溶湯がバルブ48に到達する。そこで、従来は、先引きが生じたとしても溶湯がバルブ48に到達しないように、時刻t4よりも早い時刻t3において、バルブ48を閉じていた。
ここで、射出プランジャ29の前進によって、成形空間MSのうち溶湯が充填されていない空間は、徐々に小さくなるから、バルブ48が閉じられた後は、成形空間MSの真空度は低くなる。
従って、図3(d)において、点線L1(時刻t1以前は実線L3と重複)で示すように、時刻t1から時刻t3の間においては成形空間MSは急激に排気されるものの、バルブ48が早く閉じられたことによって、時刻t4における真空度は低くなっていた。
図3(b)は、他の従来技術と同様に、バルブ48を比較的小さな開度a1で開く場合のバルブ48の動作を示している。
図3(b)では、バルブ48は、先引きが生じる可能性が低いことから、時刻t4まで開かれる。しかし、図3(d)において、鎖線L2(時刻t2以前は実線L3と重複)で示すように、時刻t4まで排気を行うことができるものの、時刻t1から時刻t3の間における排気速度が点線L1に比較して遅く、成形空間MSの排気を十分に行うことができない。
図3(c)は、本実施形態におけるバルブ48の動作を示している。
本実施形態では、バルブ48は、図3(a)及び図3(b)と同様に、時刻t1において開かれる。このときの開度は、図3(b)と同様の、先引きが生じ難い開度a1である。次に、時刻t2において、バルブ48は、開度が大きくされる。時刻t2は、例えば、時刻t3よりも早い時刻である。また、大きくされた開度は、例えば、図3(a)の開度a2と同様の、比較的大きい開度a2である。そして、バルブ48は、図3(b)と同様に、時刻t4において閉じられる。
このようにバルブ48が開かれた場合の成形空間MSの真空度は、図3(d)において実線L3により示されている。時刻t1から時刻t2においては、図3(b)の場合(鎖線L2)と同様に、成形空間MSの排気は緩やかに行われ、先引きが抑制される。時刻t2以降においては、図3(a)の場合(点線L1)と同様に、成形空間MSの排気が急激に行われる。ただし、図3(a)の場合ほどには真空度は高くないことなどから、先引きは生じ難い。従って、時刻t3でバルブ48を閉じる必要がなくなる。そして、時刻t3を過ぎても成形空間MSの排気が行われる。
このとき、開度a1、開度a2、時刻t2等の設定次第では、時刻t4において、図3(a)の場合の時刻t4における真空度よりも真空度を高くすることができる。ただし、時刻t4における真空度は、先引きが生じないように、図3(a)の場合の時刻t3における真空度よりも低いことが好ましい。
なお、時刻t3後、成形空間MSの真空度は、図3(a)の場合よりも低いままであってもよい。この場合であっても、先引きを抑制しつつ図3(b)の場合よりも排気できていることに変わりはないからである。
また、開度a2から閉状態とする時間は、開度a1から閉状態とする時間よりも長いから、図3(b)の場合に比較して、開度a2から閉状態とする時間と開度a1から閉状態とする時間との差Δtだけ早くアクチュエータ49に位置指令が出力されることが好ましい。
上記のバルブ48の開閉は、制御装置13が位置センサ45の位置に基づいて、バルブコントローラ26を介してアクチュエータ49を制御することにより、行われる。
以上の実施形態によれば、ダイカストマシン1は、一対の金型101間に形成された成形空間MSに通じるスリーブ27と、スリーブ27を摺動して当該スリーブ27内の溶湯を成形空間MSへ射出する射出プランジャ29と、射出プランジャ29の位置を検出する位置センサ45と、成形空間MSに通じる排気路に接続された真空タンク21と、成形空間MSと排気路109との接続部を開閉可能なバルブ48と、バルブ48を駆動するアクチュエータ49と、射出プランジャ29により成形空間MSへ溶湯が射出されているときに、バルブ48を、開度a1で開き、次に、開度a1よりも大きい開度a2で開き、その後、閉じるように、位置センサ45の検出する射出プランジャ29の位置に基づいてアクチュエータ49を制御する制御装置13と、を有することから、図3を参照して説明したように、先引きの発生を抑制しつつ、効率的に成形空間MSの排気を行うことができ、更に、大きな開度a2のみで開く場合に比較して、最終的な真空度を高くすることも可能となる。
なお、以上の実施形態において、ダイカストマシンは本発明の成形機の一例であり、金型101は本発明の一対の型の一例であり、溶湯(金属)は本発明の成形材料の一例であり、開度a1は本発明の第1の開度の一例であり、開度a2は本発明の第2の開度の一例である。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態のダイカストマシンを説明する図である。
図4の紙面左下側部分は、型開閉方向に見た成形空間MS等を模式的に示している。第2の実施形態では、排気用空間Ep、排気路109、バルブ48、及び、アクチュエータ49を有する第1排気用ユニット51A及び第2排気用ユニット51Bが、一のキャビティCaに対して複数(図4の例では2つ)設けられている。
第2排気用ユニット51Bの排気路109は、スリーブ27と成形空間MSとが通じる位置に対して、第1排気用ユニット51Aの排気路109と成形空間MSとが通じる位置よりも、遠い位置にて、成形空間MSに通じている。
なお、第1排気用ユニット51A及び第2排気用ユニット51Bの排気路109は、共通の真空タンク21に接続されていてもよいし、互いに異なる真空タンク21に接続されていてもよい。また、第1排気用ユニット51A及び第2排気用ユニット51Bの排気路109が、互いに異なる真空タンク21に接続されている場合において、2つの真空タンク21は、共通の真空ポンプ23により減圧されてもよいし、互いに異なる真空ポンプ23により減圧されてもよい。
以下では、第1排気用ユニット51A及び第2排気用ユニット51Bの排気路109が、共通の真空タンク21に接続されているものとして説明する。また、第1排気用ユニット51A及び第2排気用ユニット51Bは、位置のみが異なり、形状及び寸法は同一であるものとして説明する。換言すれば、同一の開度で、同一の排気量であるものとして説明する。
図4の紙面右側部分は、第1排気用ユニット51Aのバルブ48の動作を示している。図4の紙面上側部分は、第2排気用ユニット51Bのバルブ48の動作を示している。
第1排気用ユニット51Aのバルブ48の動作は、第1の実施形態において図3(c)を参照して説明した動作と同様である。一方、第2排気用ユニット51Bのバルブ48の動作は、第1の実施形態において図3(a)を参照して説明した動作と同様である。
従って、時刻t1から時刻t2の間においては、第2排気用ユニット51Bにより、成形空間MSの上方側部分の排気が急激に行われる。一方、第1排気用ユニット51Aは、第2排気用ユニット51Bほどには成形空間MSを排気しておらず、成形空間MSの下方側部分の排気は緩やかに行われる。その結果、溶湯の液面付近の真空度を、先引きが生じない程度に低く抑えつつも、溶湯の液面から離れた位置においては早期に真空度を高くし、全体として、効率的に成形空間MSの排気を行うことができる。
なお、第2の実施形態において、第1排気用ユニット51Aの、排気路109、バルブ48及びアクチュエータ49は、本発明の第1排気路、第1バルブ、及び、第1アクチュエータの一例であり、第2排気用ユニット51Bの、排気路109、バルブ48及びアクチュエータ49は、本発明の第2排気路、第2バルブ、及び、第2アクチュエータの一例であり、開度a1は本発明の第1の開度の一例であり、開度a2は本発明の第2の開度及び第3の開度の一例である。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態のダイカストマシンを説明する図である。
図5の紙面右下側部分は、型開閉方向に見た成形空間MS等を模式的に示している。第3の実施形態では、金型が、いわゆる多面取りの金型として構成されており、成形空間MSは、複数(図5の例では2つ)のキャビティCaを有している。そして、第1排気用ユニット51A及び第2排気用ユニット51Bが、2つキャビティCaに対応して設けられている。
2つのキャビティCaは、スリーブ27からの距離が異なる。その結果、第2の実施形態と同様に、第2排気用ユニット51Bの排気路109は、スリーブ27が成形空間MSに通じる位置に対して、第1排気用ユニット51Aの排気路109が成形空間MSに通じる位置よりも、遠い位置にて、成形空間MSに通じている。
図5の紙面左上側部分は、第1排気用ユニット51Aのバルブ48の動作を示している。図5の紙面上側部分は、第2排気用ユニット51Bのバルブ48の動作を示している。第3の実施形態の動作は、第2の実施形態と同様である。
第3の実施形態によれば、第2の実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、溶湯の射出の初期においては、溶湯の液面付近の減圧を緩やかに行う一方で、溶湯の液面から離れた位置においては急激に減圧を行うことにより、先引きの発生を抑制しつつ、全体として効率的に減圧を行うことができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
成形機は、ダイカストマシンに限定されない。換言すれば、成形材料は、金属材料に限定されない。例えば、成形機は、成形材料としての樹脂を射出する射出成形機であってもよい。また、ダイカストマシンは、コールドチャンバダイカストマシンに限定されず、例えば、ホットチャンバダイカストマシンであってもよい。
バルブを駆動するアクチュエータは、電磁アクチュエータに限定されない。液圧装置により駆動されるものであってもよい。また、電磁アクチュエータは、リニアモータに限定されず、電磁石又は磁石を2又は3位置で移動(近接又は離間)させるだけの、より簡素な構成のものであってもよいし、ロータリ式のモータであってもよい。
バルブの開度は、第1の開度と第2の開度との2段階に限定されず、3段以上の開度で制御されてもよい。また、多段制御ではなく、連続制御がなされてもよい。
第2バルブにおける、第1バルブが第1の開度で開かれているときに、第1排気路よりも第2排気路の排気量が多くなる第3の開度は、必ずしも、第1の開度よりも大きい開度を意味しない。第1排気路及び第2排気路に接続されている真空タンク等が異なる場合や第1排気路及び第2排気路の断面積が異なる場合等には、必ずしも、同一の開度で同一の排気量とはならないからである。第3の開度は、あくまで、第1排気路よりも第2排気路の排気量が多くなる開度であればよい。
上記の第3の開度は、一定の開度でなくてもよい。開度が連続的に変化していても、第2排気路の排気量が第1排気路の排気量よりも多ければ、液面付近の真空度を低くして先引きを抑制する効果を奏する。ただし、一定の開度であれば、制御が簡素化される。また、第3の開度は、第1バルブが第2の開度で開かれているときに、第2排気路の排気量が第1排気路の排気量と等しくなる開度に限定されず、第2排気路の排気量が第1排気路の排気量よりも多くなる開度でも少なくなる開度でもよい。
第2バルブの開閉タイミングは、第1バルブの開閉タイミングと同時でなくてもよい。例えば、第2バルブの閉タイミングは、第1バルブの閉タイミングよりも遅くてもよい。
本発明の第1の実施形態のダイカストマシンの構成を示す図。 図1のダイカストマシンにおけるバルブ装置周辺を拡大して示す断面図。 図2のバルブ装置の動作を説明する図。 本発明の第2の実施形態のダイカストマシンを説明する模式図。 本発明の第3の実施形態のダイカストマシンを説明する模式図。
符号の説明
1…ダイカストマシン(成形機)、13…制御装置、23…真空ポンプ、27…スリーブ、29…射出プランジャ、45…位置センサ、48…バルブ、49…アクチュエータ、101…金型(型)、103a…分割面、105c…弁座面、109…排気路、MS…成形空間。

Claims (3)

  1. 一対の型の間に形成された成形空間に通じるスリーブと、
    前記スリーブを摺動して当該スリーブ内の成形材料を前記成形空間へ射出する射出プランジャと、
    前記射出プランジャの位置を検出するセンサと、
    前記成形空間に通じる第1排気路と、
    前記成形空間と前記第1排気路との接続部を開閉可能な第1バルブと、
    前記第1バルブを駆動する第1アクチュエータと、
    前記成形空間へ成形材料が射出されているときに、前記第1バルブを、第1の開度で開き、次に、前記第1の開度よりも大きい第2の開度で開き、その後、閉じるように、前記センサの検出する前記射出プランジャの位置に基づいて前記第1アクチュエータを制御する制御部と、
    を有する成形機。
  2. 前記スリーブが前記成形空間に通じる位置に対して、前記成形空間と前記第1排気路との接続部よりも遠い位置において前記成形空間に通じる第2排気路と、
    前記第2排気路と前記成形空間との接続部を開閉可能な第2バルブと、
    前記第2バルブを駆動する第2アクチュエータと、
    を更に有し、
    前記制御部は、前記第1バルブが前記第1の開度で開かれているときに、前記第1排気路よりも前記第2排気路の排気量が多くなる第3の開度で前記第2バルブを開くように、前記第2アクチュエータを制御する
    請求項1に記載の成形機。
  3. 前記制御部は、前記第1バルブが前記第1及び第2の開度で開かれている間、一定の前記第3の開度で前記第2バルブを開くように前記第2アクチュエータを制御する
    請求項2に記載の成形機。
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