JPH11197929A - 面取り加工装置およびワーク加工装置 - Google Patents

面取り加工装置およびワーク加工装置

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JPH11197929A
JPH11197929A JP702498A JP702498A JPH11197929A JP H11197929 A JPH11197929 A JP H11197929A JP 702498 A JP702498 A JP 702498A JP 702498 A JP702498 A JP 702498A JP H11197929 A JPH11197929 A JP H11197929A
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JP
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work
chamfering
workpiece
edge
pushing
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JP702498A
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English (en)
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Kozaburo Oshimi
孝三郎 押味
Hiroshi Kanda
洋 神田
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NIIGATA KIDEN KK
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
NIIGATA KIDEN KK
Niigata Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単であり、また設置面積も少ない小
型の面取り加工装置、ワーク加工装置を提供する。 【解決手段】 ワーク2を位置決めする位置決め機構8
と、このワーク2を固定するクランプ装置9と、ワーク
2の上面10、下面11の端縁12に面取り加工を行う
切削装置13とを備える。位置決め機構8は、ワーク2
を加工位置へ押進する押進装置14と、ワーク2に当接
してワーク2を加工位置に位置決めする当接部15と、
ワーク2を旋回させる旋回装置16とを備える。切削装
置13は、ワーク2の端縁12に沿って移動自在な移動
装置39と、移動装置39に設けられ鉛直回転刃具を有
する上面用切削装置および水平回転刃具を有する下面用
切削装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板等の板材にお
ける端縁のエッジ部分に面取り加工を施す面取り加工装
置およびワーク加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋼板等のワークのエッジ部分に
は、操作時の安全性を考慮して、予め面取り加工が施さ
れており、この面取り加工は、ヤスリ等を用いた手作
業、若しくは面取り加工装置を用いて行われている。
【0003】従来、この種の面取り加工装置としては、
ワークを搬送する搬送装置の途中に、ワークの幅および
長さ寸法を測定する寸法測定装置と、ワークの厚さを測
定する板厚測定機と、ワークのエッジ部分を面取り加工
するカッター装置とを設け、このカッター装置のワーク
側面加工用、端面加工用等のカッターで、搬送の途中で
予め寸法を計測されたワークの側面と端面の上下のエッ
ジ部分を計測結果に応じて面取り加工するようにしたも
のが知られている。(特開平7−328829号公報)
【0004】そして、上記の面取り加工装置によれば、
面取り加工が短時間で行うことができ、板厚が変化した
場合においても容易に対応可能であり、また正確な面取
り加工を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の面取り加工装置には、以下のような問題
が存在する。側面加工用カッター装置は、両側面に対応
して二組設けられており、また、この側面加工用カッタ
ー装置および端面加工用カッター装置には、それぞれ上
回転刃、下回転刃が設けられており、部品数も多く構造
も複雑になる。
【0006】また、上記側面加工用カッター装置および
端面加工用カッター装置が、ワークの搬送方向に沿って
直列に配置されているので、装置の搬送方向の所要設置
面積が大きくなる。さらに、ワークの縦、横、厚さのそ
れぞれの寸法を測定する寸法測定装置および板厚測定装
置も、ワークの搬送方向に沿って直列に配置されている
ので、一層所要設置面積が大きくなっている。
【0007】また、上記上回転刃、下回転刃の回転軸が
同一軸上にあり、かつこの回転軸が鉛直方向に設定され
ているので、両回転刃は、水平面内で回転することにな
り、結果として、ワークに面取り加工を行った際に上回
転刃が切削した切削屑が下回転刃に入り込み、下回転刃
により切削した面が粗くなってしまう可能性がある。こ
の不都合を解消するには、特別の手段を必要とし、各カ
ッター装置の構造が複雑になってしまう。
【0008】一方、端面加工用カッター装置により、搬
送方向後端面を加工する際には、該端面加工用カッター
装置そのものを回転軸周りに180度回転させるための
機構が別途必要であり、やはりカッター装置の構造が複
雑になってしまう。そして、上記のように、各カッター
装置が複雑になると、その点検、整備等が簡単に行えな
い等の問題が生じてしまう。上記の問題は、面取り加工
装置のみではなく、面取り加工を行ったワークに対して
上下面および側面にフライス加工を行うワーク加工装置
においても同様に発生していた。
【0009】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、構造が簡単であり、また設置面積も少なく
て済むような小型の面取り加工装置およびワーク加工装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、以下の構成を採用している。請求項1記
載の面取り加工装置は、ベースに設けられたワークテー
ブル上の加工位置に、周囲に複数の端縁を有するワーク
を位置決めする位置決め機構と、該位置決め機構により
前記加工位置に位置決めされたワークを該加工位置に固
定するクランプ装置と、該クランプ装置により前記加工
位置に固定されたワークに対して、該ワークの上面およ
び下面の端縁に面取り加工を行う切削装置とを備えた面
取り加工装置において、前記位置決め機構は、前記ワー
クテーブルに沿って移動自在とされ、前記ワークの端縁
と対向する対向端縁に当接して該ワークを前記加工位置
へ向けて押進する押進装置と、前記端縁に対向配置さ
れ、前記押進装置により押進された前記ワークの一つの
端縁に当接して該ワークを前記加工位置に位置決めする
当接部と、該当接部および前記押進装置の間に設けら
れ、前記ワークの前記端縁とは別の端縁が前記当接部に
対向するように該ワークを旋回させる旋回装置とを備
え、前記切削装置は、前記加工位置に固定されたワーク
の端縁に沿って移動自在な移動装置と該移動装置に設け
られ、前記ワークの上面の端縁を切削する上面用切削装
置および同下面の端縁を切削する下面用切削装置とを備
え、前記上面用切削装置は、鉛直回転軸回りに回転する
鉛直回転刃具を有し、前記下面用切削装置は、水平回転
軸回りに回転する水平回転刃具を有することを特徴とす
るものである。
【0011】従って、本発明の面取り加工装置によれ
ば、押進装置がワークの対向端縁に当接した状態でベー
スのワークテーブルに沿って移動することにより、ワー
クを加工位置へ向けて押進することができる。そして、
当接部に当接させることにより、ワークを位置決めする
ことができる。この位置決めされたワークは、クランプ
装置により加工位置に固定することができる。
【0012】固定されたワークの上面の端縁は、鉛直回
転軸回りに回転する鉛直回転刃具を有する上面用切削装
置により、下面の端縁は水平回転軸回りに回転する水平
回転刃具を有する下面用切削装置によりそれぞれ切削さ
れて面取り加工がなされる。これら両回転刃は、移動装
置の移動に伴ってワークの端縁に沿って移動するため、
上記面取り加工はその端縁の長さに亙って行われる。そ
して、面取り加工が行われたワークは、旋回装置により
旋回して上記端縁とは別の端縁が当接部に対向する状態
になり、この端縁に対して上記と同様の面取り加工を行
うことができる。
【0013】請求項2記載の面取り加工装置は、請求項
1記載の面取り加工装置において、前記加工位置にある
ワークを、該ワークの前記押進方向の長さの中間が前記
旋回装置の略旋回中心に位置するように前記押進装置に
向けて押し戻す押戻し装置を設けたことを特徴とするも
のである。
【0014】従って、本発明の面取り加工装置によれ
ば、押戻し装置によりワークを、その押し戻し方向の長
さの中間が旋回装置の略旋回中心に位置させることがで
き、従って、旋回装置によりワークを旋回する際に、均
衡がとれた状態で旋回させることができる。
【0015】請求項3記載の面取り加工装置は、請求項
2記載の面取り加工装置において、前記押進装置には、
前記ワークの押進方向の長さを測定する長さ測定部が設
けられていることを特徴とするものである。
【0016】従って、本発明の面取り加工装置によれ
ば、押戻し装置により、ワークが押進装置へ向けて押進
されて該押進装置に当接した際に、長さ測定部の測定結
果に基づいてワークの押進方向の中間が旋回中心の略旋
回中心に位置するようにこのワークを移動させることが
できる。
【0017】請求項4記載の面取り加工装置は、請求項
1から3のいずれかに記載の面取り加工装置において、
前記クランプ装置には、前記ワークの厚さを測定する厚
さ測定部が設けられ、前記鉛直回転刃具または水平回転
刃具の少なくともいずれか一方は、前記厚さ測定部の測
定結果に基づいて設定された鉛直方向の位置に移動可能
とされていることを特徴とするものである。
【0018】従って、本発明の面取り加工装置によれ
ば、位置決めされたワークをクランプ装置が固定する際
に、厚さ測定部によりその厚さを測定することができ
る。そして、この測定結果に基づいて、鉛直回転刃具ま
たは水平回転刃具の少なくともいずれか一方を設定され
た鉛直方向の位置に移動させることができる。
【0019】請求項5記載の面取り加工装置は、請求項
1から4のいずれかに記載の面取り加工装置において、
前記クランプ装置には、前記ワークの押進方向と直交す
る方向の幅を測定する幅測定部が設けられていることを
特徴とするものである。
【0020】従って、本発明の面取り加工装置によれ
ば、位置決めされたワークをクランプ装置で固定する際
に、幅測定部によりワークの押進方向と直交する方向の
幅を測定することができる。
【0021】請求項6記載の面取り加工装置は、請求項
2から5のいずれかに記載の面取り加工装置において、
前記当接部および押戻し装置は、互いに離間した状態で
前記移動装置に設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0022】従って、本発明の面取り加工装置によれ
ば、移動装置が面取り加工前の位置にあるときに、ワー
クの加工位置に対向して当接部を配設して、移動装置が
ワークの端縁に沿って移動した面取り加工後の位置にあ
るときに、上記加工位置に押戻し装置を配設することが
できる。
【0023】請求項7記載の面取り加工装置は、請求項
1から6のいずれかに記載の面取り加工装置において、
前記ワークを搬送する搬送ラインと、該搬送ラインによ
り搬送される面取り加工前のワークを前記ワークテーブ
ル上に設置すると共に、加工後のワークを前記ワークテ
ーブルから前記搬送ラインに移動させる搬送装置とを備
えることを特徴とするものである。
【0024】従って、本発明の面取り加工装置によれ
ば、面取り加工前のワークを搬送ラインにより搬送し、
搬送装置によりこのワークをワークテーブル上に設置す
ることができる。そして、面取り加工が完了したワーク
を、搬送装置により搬送ラインへ移動させて搬送するこ
とができる。
【0025】請求項8記載のワーク加工装置は、ワーク
に面取り加工を行う面取り加工装置と、該面取り加工装
置で面取りされたワークの表面にフライス加工を行う平
面加工装置を備えたワーク加工装置において、前記面取
り加工装置は、請求項1から7のいずれかに記載の面取
り加工装置からなることを特徴とするものである。
【0026】従って、本発明のワーク加工装置によれ
ば、請求項1から7のいずれかに記載の面取り加工装置
によりワークの端縁に面取り加工を行い、平面加工装置
により面取り加工が施されたワークの表面にフライス加
工を行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の面取り加工装置の
実施の形態を、図1ないし図17を参照して説明する。
本発明の面取り加工装置においては、加工対象のワーク
としては、周囲に複数の端縁を有する多角形、好ましく
は偶数角形の平板状、ブロック状等の鋼材を加工し得る
が、ここでは、例えば、ワークとして平面視矩形の鋼板
に面取りを行う場合の例を用いて説明する。図4および
図5において、符号1は面取り加工システムであり、符
号2は鋼板のワークである。
【0028】面取り加工システム1は、操作盤3aによ
り起動したときにワーク2に面取り加工を施す対向させ
た一対の面取り加工装置3、3と、該面取り加工装置
3、3の間に配置されワーク2を積載したパレットを順
次面取り加工装置3の前に搬送するパレットストッカー
(搬送ライン)4と、各面取り加工装置3、3の間に亙
って移動自在とされ、パレットストッカー4と面取り加
工装置3との間でワーク2を移動させる搬送装置5とか
ら概略構成されている。
【0029】パレットストッカー4は、未加工のワーク
2を面取り加工装置3へ向けて搬送する未加工ライン4
aと、面取り加工装置3により面取り加工が施されたワ
ーク2を搬送する加工済ライン4bとから構成されてい
る。
【0030】図1ないし図3に示すように、面取り加工
装置3は、ベース6と、該ベース6の上に立設された複
数の脚注7aにより支持されて水平にしてベース6の図
2における右側部分に設置された平板状のワークテーブ
ル7と、該ワークテーブル7の上の加工位置にワーク2
を位置決めする位置決め機構8と、該位置決め機構8に
より加工位置に位置決めされたワーク2を該加工位置に
固定するクランプ装置9と、該クランプ装置9により加
工位置に固定されたワーク2に対して、その上面10お
よび下面11の端縁12に面取り加工を行う切削装置1
3とから構成されている。
【0031】位置決め機構8は、ワークテーブル7の上
に載置されたワーク2を加工位置へ向けてY軸方向に押
進する押進装置14と、該押進装置14に対向配置され
ワーク2の一つの端縁12が当接したときにワーク2を
加工位置に位置決めする平板状のストッパー(当接部)
15とを備えており、ストッパー15は、押進装置14
に対向する端面Y軸方向に直交するX軸方向に平行に形
成され、その中央部の凹所にはワーク2が当接したこと
を検知するセンサーAが設けられている。
【0032】図6に示すように、押進装置14は、両端
側部をワークテーブル7の下面に設けた軸受17a、1
7aにより回転自在に支持されて軸線が上記押進方向
(Y軸方向)に向けられ、且つY軸方向に直角な方向に
間隔をあけてワークテーブル7の下方に配設され、一対
のボールネジ17、17(図6では1つのみ図示)と、
該各ボールネジ17、17に上記押進方向に移動自在に
螺合する一対のボールナット18と、該各ボールナット
18に固定され、かつワークテーブル7の下面の、Y軸
に直角な方向における両端側に上記押進方向に向けて固
定して設けられた一対のレール19、19(図6では1
つのみ図示)に支持され、Y軸方向に移動するスライダ
20と、該スライダ20に固定され、ワークテーブル7
の両側から上方へ突出する一対の側板21、21(図6
では1つのみ図示)と、側板21、21の間に掛け渡し
て設けられワークテーブル7の上面に近接配置された連
結部材21aと、該連結部材21aの下面に固定したプ
ッシャーPと、ワークテーブル7の下面に固定され、図
17に示す制御装置Sにより駆動を制御されると共に、
スプロケットホイール、チェーン等の伝動機構17bを
介して上記一対のボールネジ17、17を回転させる電
動の駆動モータ14aとから構成されている。
【0033】また、ボールネジ17の一端(外側)に
は、該ボールネジ17の回転量および回転方向を検知し
てプッシャーPの上記押進方向の移動量を検知するセン
サー(長さ測定部)Fが設けられており、センサーFの
検知結果は制御装置Sへ送出される構成となっている。
【0034】図7に示すように、旋回装置16は、ベー
ス6に固定された基台23に取り付けられ、制御装置S
により駆動を制御される電動モータ(旋回テーブルモー
タ)24と、ワークテーブル7の上面と直交する鉛直な
軸線を中心にして回転し、且つ該軸線方向に昇降するよ
うに基台23に設けた軸受23aに支持されており、前
記電動モータ24の回転が一対のギヤ25,26を介し
て伝達される旋回軸27と、該旋回軸27の上端に固定
されてワークテーブル7の略中央部にあけた円形の穴7
bに挿入され、かつ電磁ホルダーによりワーク2を保持
可能な円板状の旋回テーブル28と、旋回テーブル28
を、その上面がワークテーブル7と面一になる位置およ
びワークテーブル7から僅か上方へ突出する位置の間
で、上記旋回軸27を介して昇降させる昇降装置29と
から構成されており、昇降装置29は、流体圧シリンダ
からなり、そのピストンロッドの上端に旋回軸27の下
端が、軸受装置30を介して、旋回軸27の軸周りに相
対回転するように連結されている。
【0035】また、旋回軸27に固定したギヤ26の下
面には、円筒状のスリーブ31が垂設されており、スリ
ーブ31の外周面には、90度間隔で旋回テーブル28
の回転位置を指示する作動片32が取り付けられてい
る。そして、スリーブ31の側方には、外周面に対向配
置され、かつ基台23に支持片23bを介して固定され
たセンサーGが配設されている。
【0036】センサーGは、スリーブ31の作動片32
が該センサーGに対向する位置になったことを検知し、
旋回テーブル28の90度毎の回転位置を検出するもの
であって、センサーGの検知結果は制御装置Sへ送出さ
れる構成となっている。
【0037】図3に示すように、クランプ装置9は、ベ
ース6の略中央部の上に、ワークテーブル7の内端側
(図2の左端側)の位置においてワークテーブル7の両
側方に立設され、ワークテーブル7に臨む内側に上下方
向に延在するレール33が設けられた一対のガイド柱3
4、34と、図8に示すように、ガイド柱34、34間
に架設される懸架部35と、該懸架部35とワークテー
ブル7との間にあって、両端部がガイド柱34のレール
33に上下方向に移動自在に支持されている昇降部36
と、該昇降部36を昇降させる昇降駆動装置37とから
構成されている。
【0038】昇降駆動装置37は、流体圧シリンダから
成り、そのシリンダ本体を懸架部35の下面に固定さ
れ、ピストンロッドを昇降部36の上面に連結されてお
り、図示しない油圧駆動機構を介して、制御装置Sによ
りその駆動が制御される構成になっている。また、昇降
部36の下面には、ワーク2に当接してワークテーブル
7との間でワーク2を固定するクランプ部材38が設け
られている。
【0039】一方、懸架部35と昇降部36との間に
は、昇降部36の昇降量を検知するセンサー(厚さ測定
部)Cが設けられている。また、昇降部36には、ワー
クテーブル7面に沿って、かつ上記押進方向と直交する
方向にセンサー(幅測定部)Bが複数列設されている。
【0040】センサーBは、その検知部がクランプ部材
38を貫いてワーク2の上面に接触してワーク2がワー
クテーブル7に載置されているかどうかおよびワーク2
のX軸方向の幅寸法を、それぞれが検知するものであっ
て、この検知結果およびセンサーCの検知結果は、制御
装置Sへ送出される構成となっている。なお、上記セン
サーBは非接触式のものとしてもよい。
【0041】切削装置13は、上記押進方向と直交する
方向(X軸方向)、即ち加工位置にクランプされたワー
ク2の端縁12に沿う方向にベース6上を往復移動する
移動装置39と、該移動装置39に設けられワーク2の
端縁12の上面10を切削する上面用切削装置40およ
び同下面11を切削する下面用切削装置41とから構成
されている。
【0042】図9に示すように、移動装置39は、制御
装置Sにその回転駆動を制御される電動モータ(X軸モ
ータ)44と、該電動モータ44の駆動により軸線回り
に回転する上記ワーク2の端縁12に沿ってX軸方向に
配設されたボールネジ45と、該ボールネジ45に前記
X軸方向に移動自在に螺合するボールナット46と、該
ボールナット46に固定されると共に、ベース6上にX
軸方向に沿って敷設された一対のレール42、42上に
支持されて該X軸方向に往復移動するサドル43とから
構成されている。
【0043】図10に示すように、サドル43の近傍の
ベース6には、一定寸法離間して一対のセンサーE1,
E2が取り付けられており、サドル43には該サドル4
3がレール42上を往復走行してその終端位置に達した
際に、センサーE1,E2にそれぞれ当接する一対のド
グ47、48が設けられている。各センサーE1,E2
は、サドル43のドグ47、48がそれぞれセンサーE
1,E2に当接したことを検知して、移動装置39が各
移動終端位置に達したことを検出するものであって、そ
の検知結果は制御装置Sに送出される構成となってい
る。
【0044】また、図11に示すように、サドル43に
は、該サドル43がX軸方向の一方の終端位置(図1で
下端位置)に至って、面取り加工前の位置にあるとき
に、ワーク2の加工位置に対向するようにストッパー1
5がサドル43の他方側の位置に配設されると共に、サ
ドル43がX軸方向の他方の終端位置(図1で上端位
置)に至って面取り加工後の位置にあるときに、上記加
工位置に対向するように、ストッパー15から離間した
サドル43の一方側の位置に押戻し装置49が配設され
ている。
【0045】押戻し装置49は、図12に示すように、
加工位置にあるワークテーブル7上のワーク2を押進装
置14のプッシャーPに向けてY軸方向に押し戻すもの
であって、サドル43に固定された支持部材50と、該
支持部材50に支持された流体圧シリンダ49aのピス
トンロッドの先端に取り付けられて、X軸方向に平行な
板面を押戻し装置49へ向けて前進および後退する平板
状のプッシャーQと、X軸方向に摺動自在に支持部材5
0に支持されており、先端をプッシャーQに結合した一
対の案内ロッド49b、49bとから構成されており、
プッシャーQは図示しない空気圧駆動機構を介して制御
装置Sにより、その駆動が制御される構成になってい
る。なお、プッシャーQの下端は、ワークテーブル7の
上面より僅かに上方に離れている。
【0046】図13に示すように、下面用切削装置41
は、サドル43の中央の上面に設置され、電動駆動源で
ある主軸モータ52と、主軸ユニット56内に設けら
れ、該主軸モータ52により回転される主軸53と、該
主軸53の端面54においてボルト(図示せず)により
固定され、先端に、ワーク2の端面2の所用の角度の面
取り形状を与えるよう傾斜した切刃を植設された下面用
カッター(水平回転刃具)55とから構成されており、
これら主軸53および下面用カッター55は、Y軸方向
に平行な水平回転軸の回りに回転する構成とされてい
る。
【0047】上面用切削装置40は、サドル43上に立
設され、ワークテーブル7に臨む面に上下方向に延在す
る一対のレール57が設けられたコラム58と、図14
に示すように、コラム58の上、下部に取り付けられた
一対の軸受部により上下端部を支持されて鉛直方向であ
るZ軸方向に配設され、コラム58の上部に設けた、制
御装置Sにより駆動を制御される電動モータ(Z軸モー
タ)60により回転されるボールネジ61と、ボールネ
ジ61に鉛直方向に移動自在に螺合するボールナット6
2と、該ボールナット62に固定され、図13に示すよ
うに、レール57上にZ軸方向に移動自在に支持されて
いるヘッドベース59と、該ヘッドベース59に固定さ
れた電動駆動源である主軸モータ63および主軸ユニッ
ト64とから構成されている。
【0048】主軸ユニット64内には、主軸モータ63
から回転を与えられる主軸65が設けられており、主軸
65の端面66にはボルト(図示せず)により上面用カ
ッター(鉛直回転刃具)67が固定されている。上面用
カッター67の先端には、ワーク2の端縁の上面に所用
の角度の面取り形状を与えるよう傾斜した切刃が植設さ
れている。これら主軸65および上面用カッター67
は、Z軸方向に平行な鉛直回転軸の軸線回りに回転する
構成とされている。
【0049】一方、図15に示すように、コラム58の
裏面側のヘッドベース59の近傍には、一定寸法離間し
て一対のセンサーD1,D2が取り付けられており、ヘ
ッドベース59には、該ヘッドベース59がレール57
上を移動してその上下の終端位置に達した際にセンサー
D1,D2にそれぞれ当接するドグ68,69が設けら
れている。
【0050】各センサーD1,D2は、ヘッドベース5
9の各ドグ68,69がそれぞれセンサーD1,D2に
当接したことを検知して、主軸ユニット64が上下移動
の終端位置に達したことを検出するものであって、その
検知結果は制御装置Sに送出される構成になっている。
【0051】上記の構成の面取り加工システムの作用に
ついて以下に説明する。まず、面取り加工前のワーク2
をパレットストッカー4の未加工ライン4aに載置す
る。ラインの終端まで搬送されたワーク2は、搬送装置
5により面取り加工装置3へ移動する。
【0052】そして、面取り加工装置3において、後述
するように上下面の端縁に面取りが施されたワークは再
度、搬送装置5により面取り加工装置3から加工済ライ
ン4bへ移動して、次工程へ向けて搬送される。
【0053】続いて、図16に示すフローチャート図に
従って面取り加工装置3の作用を説明する。まず、図1
に示すように、ワーク2をワークテーブル7上に、端縁
12がストッパー15に対向するように載置する(ステ
ップS1)。このとき、旋回テーブル28は、昇降装置
29の駆動によりワークテーブル7と面一になってい
る。
【0054】次に、操作盤3aにより装置を起動させる
(ステップS2)。これにより、下面用切削装置41,
上面用切削装置40の主軸モータ52,63が駆動を開
始すると共に、それぞれに結合された主軸53、下面用
カッター55および主軸65、上面用カッター67がそ
れぞれ、水平回転軸および鉛直回転軸回りに回転し始め
る(ステップS3)。
【0055】そして、位置決め機構8の電動の駆動モー
タ14aが駆動されて押進装置14が作動を開始する。
図6に示すように、駆動モータ14aによりボールネジ
17が回転すると、これに螺合するボールナット18が
ストッパー15へ向かうY軸方向、即ち押進方向に移動
する。これにより、スライダ20および側板21を介し
てプッシャーPも、ワークテーブル7の外端側の原点位
置からワークテーブル7の上面に近接した状態で押進方
向に移動し、ワーク2の端縁12と対向する対向側縁1
2aに当接する。
【0056】さらにプッシャーPの移動が進むと、ワー
ク2も移動して(ステップS4)、その端縁12がスト
ッパー15に当接する。これにより、ワーク2は、加工
位置に位置決めされる。ワーク2がストッパー15に当
接したことをセンサーAが検知すると(ステップS
5)、駆動モータ14aが停止してプッシャーPの移動
も停止する。
【0057】そして、センサーFがボールネジ17の回
転量に基づきプッシャーPの移動量を検知することによ
り、ストッパー15とプッシャーPとの距離、即ちワー
ク2の押進方向であるY軸方向の長さ寸法を測定する
(ステップS6)。
【0058】一方、センサーAが、ワーク2のストッパ
ー15への当接を検知すると、クランプ装置9が上記加
工位置に位置決めされたワーク2を、その加工位置の近
傍で固定する(ステップS7)。即ち、図8に示すよう
に、クランプ装置9の昇降駆動装置37が油圧駆動によ
り作動して、昇降部36を各ガイド柱34、34の各レ
ール33、33に沿って下降させる。
【0059】昇降部36の下降が進み、そのクランプ部
材38がワーク2の上面10に当接すると、昇降駆動装
置37の駆動が停止して、ワーク2は、クランプ部材3
8とワークテーブル7との間で加工位置に固定される。
【0060】その際、固定されたワーク2に対して、セ
ンサーCによりその厚さが、また、各センサーBにより
それらの個別の動作状況に基づき、押進方向(Y軸方
向)と直交する方向、即ちX軸方向の幅がそれぞれ測定
される(ステップS8)。このセンサーBによる測定に
おいては、一定間隔をおいて配置された複数のセンサー
Bの内、その下方にワーク2が載置されていると検知し
たものが配設された距離がワーク2の幅と近似する。
【0061】ワーク2の厚さおよび幅の寸法測定が完了
すると、プッシャーPが後退し(ステップS9)、戻り
停止位置に到達したことをセンサーFが検知すると(ス
テップS10)、駆動モータ14aが停止して、プッシ
ャーPも戻り停止位置にて停止する(ステップS1
1)。
【0062】この戻り停止位置は、ワーク2の対向端縁
12aがプッシャーPに当接したときに、ワーク2のY
軸方向の長さの中間が旋回テーブル28の略旋回中心に
位置するように設定されている。
【0063】一方、各寸法測定が完了し、面取り加工用
の切削が四端縁の内、一回目であれば(ステップS1
2)、切削装置13の上面用切削装置40が作動して主
軸ユニット64のZ軸が移動する(ステップS13)。
【0064】即ち、センサーCが測定したワーク2の厚
さに基づいて電動モータ60が作動して、主軸ユニット
64の上面用カッター67がワーク2に対して適正な切
削を行える高さになるように(ステップS14)、ボー
ルネジ61およびボールナット62を介してヘッドベー
ス59を鉛直方向、即ちZ軸方向に移動して、停止させ
る(ステップS15)。
【0065】このとき、ヘッドベース59が下降しすぎ
る可能性があるが、ヘッドベース59に設けられたドグ
69がセンサーD2に当接して、これをセンサーD2が
検知して電動モータ60の作動を停止させるため、上面
用カッター67と下面用カッター55とが衝突すること
を避けることができる。
【0066】次に、切削装置13の移動装置39がX軸
方向に移動する。即ち、図9に示すように、移動装置3
9の電動モータ44が駆動されて、ボールネジ45およ
びボールナット46を介してサドル43を、一方の終端
位置(図1で下方端位置)である待機位置から他方の終
端位置に向けてレール42上をX軸方向に走行させる。
【0067】このとき、サドル43は、センサーBによ
り検知されたワーク2のX軸方向の幅寸法に基づいて、
上面用カッター67および下面用カッター55がワーク
2の面取り加工開始位置の手前の近傍に位置するまで早
送りされる(ステップS16)。そして、サドル43
が、面取り加工開始位置へ到達すると(ステップS1
7)、移動速度が切削速度に切り換えられる(ステップ
S18)。
【0068】サドル43の移動が進行すると、図13に
示すように、上面用切削装置40の上面用カッター67
がワーク2の端縁12における上面10に当接して、下
面用切削装置41の下面用カッター55が同下面11に
当接して、それぞれ先端に植設された切刃の傾斜に応じ
た面取り形状でワーク2を切削する。
【0069】測定されたワーク2の幅に基づく切削が完
了すると(ステップS19)、サドル43は、そのまま
の方向へ早送りされる(ステップS20)。そして、サ
ドル43が他方の終端位置(図1で上方端位置)に達す
ると、図10に示すドグ48がセンサーE2に当接し
て、これをセンサーE2が検知すると(ステップS2
1)、電動モータ44が駆動を停止して、サドル43も
X軸方向の移動を停止する(ステップS22)。
【0070】そして、クランプ装置9の昇降駆動装置3
7が作動して、昇降部36を上昇させることにより、ワ
ーク2のワークテーブル7上での固定が解除される(ス
テップS23)。
【0071】一方、ドグ48がセンサーE2に当接し
て、サドル43が面取り加工後の他方の終端位置に停止
しているときには、ワーク2の加工位置に対して押戻し
装置49が対向する位置にあり、空気圧駆動機構の作動
により、プッシャーQが支持部材50から前進して端縁
12の面取り加工を終了したワーク2を、該端縁12に
当接させてプッシャーPに向けて押進する(ステップS
24)。
【0072】そして、ワーク2の対向端縁12aが前記
戻り停止位置に停止しているプッシャーPに当接すると
(ステップS25)、ワーク2はY軸方向の長さの中間
が旋回テーブル28の略旋回中心に位置することにな
り、この後プッシャーQは後退する(ステップS2
6)。また、プッシャーPも原点位置へと後退する(ス
テップS27)。
【0073】この後、電動モータ44の作動によりボー
ルネジ45が逆転して、サドル43が面取り加工前の待
機位置へ向けてX軸の逆方向に早送りで走行し(ステッ
プS28)、図10に示すように、ドグ47がセンサー
E1に当接して、これをセンサーE1が検知すると(ス
テップS29)、電動モータ44が駆動を停止して、サ
ドル43もX軸の逆方向の移動を停止する(ステップS
30)。
【0074】一方、ステップS26,S27でプッシャ
ーP、Qがそれぞれ後退してワーク2の旋回の障害が解
消されると、旋回装置16が作動する。即ち、まず、旋
回テーブル28が電磁ホルダーによりワーク2を保持し
た状態で昇降装置29が旋回軸27を介して旋回テーブ
ル28を上昇させる。これにより、旋回テーブル28の
上面は、ワークテーブル7から上方へ突出し、旋回テー
ブル28上のワーク2がワークテーブル7から離間す
る。
【0075】次に、電動モータ24が作動して、この回
転がギヤ25,26を介して旋回軸27に伝達されるこ
とにより、旋回テーブル28がZ軸方向の旋回軸27の
回りに、例えば図1中時計回りに回転する。この旋回テ
ーブル28の回転と同時に、ギヤ26に垂設されたスリ
ーブ31も回転し、センサーCが90度間隔で配置され
たスリーブ31内の隣接の作動片32を検知する。
【0076】これにより、電動モータ24が作動を停止
して、旋回テーブル28もその旋回を90度回転した時
点で停止する(ステップS31)。また、ワーク2の端
縁12に直角な端縁(第二の端縁)12bがストッパー
15に対向する位置になる。
【0077】このとき、ワーク2は、その長さの中間が
旋回テーブル28の略旋回中心に位置した状態で、旋回
テーブル28が90度旋回することにより、ワーク2は
均衡が保持された状態で旋回されると共に、ワークテー
ブル7に対するX軸方向の位置が略中間に調整される。
【0078】そして、昇降装置29により旋回テーブル
28が下降して、その上面がワークテーブル7と面一に
なる位置に到達すると、電磁ホルダーが解除されてワー
ク2と旋回テーブル28との保持状態も解除される。
【0079】この後、面取り加工が、ワーク2の全ての
端縁で完了していない場合は(ステップS32)、ステ
ップS4〜S31の動作を順次繰り返し、完了した場合
は切削装置13の主軸モータ52,63が駆動を停止し
て(ステップS33)、面取り加工装置3を用いてのワ
ーク2に対する面取り加工が完了する。
【0080】なお、上面用カッター67および下面用カ
ッター55を交換する際には、まずボルトによる締結を
解除して下面用カッター55を主軸53から離脱させ
る。次に、同様にして上面用カッター67もボルトによ
る締結を解除することにより、主軸65から離脱させる
ことができる。
【0081】また、上記の動作説明においては、制御装
置Sの記載を省略したが、図17に示すように、操作盤
3aからの入力情報、センサーA、B、C、D1、D
2、E1、E2、F、Gの検知結果、電動モータ24、
44、60、主軸モータ52、63、油圧駆動機構、空
気圧駆動機構等の駆動制御は、全てこの制御装置Sによ
り処理されて、上記動作を実現している。
【0082】本実施の形態の面取り加工装置によれば、
カッターが上面用カッター67、下面用カッター55の
二個だけなので、部品数も少なく構造が簡単になる。ま
た、これらの回転軸が鉛直方向と水平方向と直交する方
向なので、一方向に直列に配置されたときに比べて機械
の高さや所要設置面積を小さくできると共に、一方のカ
ッターにより生ずる切削屑が他方のカッターによる切削
に支障を来すことを防ぐことができる。
【0083】さらに、旋回テーブル28がワーク2を順
次旋回するため、端縁に対する面取り加工は、切削装置
13により全て同じ手順で行えることに加えて、旋回後
のワーク2がワークテーブル7に対してX軸方向の略中
間に自動的に位置するため、この方向の位置調整機構が
不要になり一層構造が簡単になる。
【0084】また、ストッパー15および押戻し装置4
9を同じサドル43上に配設したのでさらに装置の小型
化につながる。ワーク2の長さ、幅、厚さの各寸法測定
を、別途測定工程を設けることなく、ワーク2の押進時
またはワークテーブル7へ固定時に、これらを行う装置
を用いて行っており、切削もこれら測定結果に基づいて
行っているので、面取り加工を確実に、かつ能率よく行
うことができると共に、構造も簡単になり、結果として
所要設置面積も小さくなる。
【0085】そして、上記カッター55,67も主軸に
対して、ボルトにより締結されているだけであり、また
上記のように個数も少なく構造も簡単なので、点検、整
備等を容易に行うことができる。また、面取り加工装置
3、3間にパレットストッカー4および搬送装置5を配
設したので、ワーク2に対する面取り加工を自動的に、
かつ大量に能率よく行うことができる。
【0086】図18は、本発明の面取り加工装置の第2
の実施の形態を示す図である。この図において、図1な
いし図17に示す第1の実施の形態の構成要素と同一の
要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施の形態と上記の第1の実施の形態とが異なる
点は、面取り加工装置をワーク加工装置に適用したこと
である。
【0087】ワーク加工装置71は、ワーク2に対して
面取り加工および表面フライス加工、または面取り加工
のみを選択的に行うものであって、ワーク2を搬送する
搬送ライン72と、該搬送ライン72で搬送されたワー
ク2に対して面取り加工を行う面取り加工装置3と、該
面取り加工装置3で面取り加工を施されたワーク2をエ
アブローすると共に、上下より挟持して厚さを測定する
厚さ測定装置73と、該厚さ測定装置73で厚さを測定
されたワーク2に対してフライス加工を行う一対のフラ
イス加工機74,75と、該フライス加工機74,75
間に設置されワーク2の上下面を反転させる反転機76
と、これら搬送ライン72、面取り加工装置3、厚さ測
定装置73、フライス加工機74,75および反転機7
6間でワーク2を搬送する搬送ロボット77とを備えて
いる。
【0088】搬送ライン72は、面取り加工専用の面取
りライン78と、該面取りライン78に並設され面取り
加工および表面フライス加工が行われるフライスライン
79とから構成されており、各ライン78,79には、
ワーク2を面取り加工装置3への搬送位置へ位置決めす
る位置決め部80,81と、位置決めされたワーク2に
次ロットのワークが干渉することを防止するストッパー
82,83がそれぞれ設けられている。
【0089】フライス加工機74,75には、ワーク2
にフライス加工を行う加工部84,85と、清浄機8
6,87によりワーク2の表面を清浄する清浄部88,
89とがそれぞれ設けられており、清浄部88,89に
は、図示しない回転ブラシ、エアブロアーおよびこれら
回転ブラシ、エアブロアーを左右に移動させる移動機構
が設けられている。
【0090】反転機76は、油圧ロータリー機構90に
より反転軸91回りに揺動自在、かつ電磁チャックによ
り吸着および吸着解除自在な可動板92と、該可動板9
2が揺動したときに可動板92に対向する固定盤93と
を備えており、可動板92はエアブローされる構成とな
っている。
【0091】上記の構成のワーク加工装置においては、
面取りライン78によりワーク2を搬送することによ
り、上記第1の実施の形態の面取り加工ラインと同様の
作用、効果が得られる。
【0092】続いて、フライスライン79によりワーク
2を搬送する際の作用について説明する。まず、ワーク
2は、位置決め部81により搬送位置に位置決めされ
る。このとき、フライスライン79上の次ロットのワー
クは、ストッパー83により搬送を止められている。
【0093】そして、位置決めされたワーク2は、搬送
ロボット77により面取り加工装置3のワークテーブル
7上に搬送されて面取り加工を施された後、再度搬送ロ
ボット77により、厚さ測定装置73に搬送される。こ
こで、ワーク2は、エアーブローされて面取り加工時の
切り屑が除去された後に、挟持されてその厚さが測定さ
れる。
【0094】次に、ワーク2は、フライス加工機74の
加工部84へ搬送されて、その上面にフライス加工が行
われる。フライス加工が完了すると清浄部88へ搬送さ
れて、清浄機86により加工されたワークの表面が清浄
される。即ち、移動機構により、左右に移動した状態の
回転ブラシおよびエアブロアーがワーク2の表面に付着
した切り屑を除去する。
【0095】清浄が完了したワーク2は、その下面が反
転機76の可動板92に電磁チャックにより吸着され
る。そして、この状態で、可動板92が油圧ロータリー
機構90により反転軸91回りに揺動して、固定盤93
と対向する位置になったときに電磁チャックによる吸着
が解除されることでワーク2は、固定盤93上で反転さ
れた状態で載置される。
【0096】この後、フライス加工機75の加工部85
に搬送されたワーク2は、一方のフライス加工機で加工
されなかった面にフライス加工が行われる。フライス加
工が完了すると、上記フライス加工機74の場合と同様
に、清浄部89へ搬送されて、清浄機87により清浄さ
れて、表面に付着した切り屑等が除去される。
【0097】かくして、ワーク2に対する面取り加工お
よび上下面のフライス加工が完了する。そして、両加工
が完了したワーク2は、搬送ロボット77により、加工
済み側(下流側)のフライスライン79へ搬送される。
【0098】本実施の形態の面取り加工装置およびワー
ク加工装置によれば、上記第1の実施の形態の面取り加
工装置と同様の効果が得られることに加えて、ワーク使
用ユーザーに対する完成品のワークを、首尾一貫して生
産できる加工システムを構築することができる。
【0099】なお、上記実施の形態において、上面用カ
ッターが鉛直方向に移動自在とする構成としたが、これ
に限られることなく、例えば、下面用カッターが移動自
在とされる構成や、上面用カッターおよび下面用カッタ
ーの双方が鉛直方向に移動自在とされる構成であっても
よい。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る面
取り加工装置によれば、位置決め機構とクランプ装置と
切削装置とを備えており、位置決め機構はワークを押進
する押進装置と、このワークを位置決めする当接部と、
ワークを旋回させる旋回装置とを備え、切削装置は鉛直
回転刃具を有する上面用切削装置と、水平回転刃具を有
する下面用切削装置と、これら上面用切削装置および下
面用切削装置をワークの端縁に沿って移動させる移動装
置とを備える構成となっている。
【0101】これにより、構造が簡単であり、小型で所
要設置面積も小さく、また能率よく確実に面取り加工が
行えるという極めて優れた効果を奏するものである。
【0102】請求項2に係る面取り加工装置によれば、
ワークを、ワークの押進方向の長さの中間が旋回装置の
略旋回中心に位置させる押戻し装置を設ける構成となっ
ている。これにより、ワークをバランスよく旋回させる
ことができると共に幅方向の位置調整が不要になり、複
数のワークの端縁の面取り加工が能率よく行えると共
に、加工後のワークを位置決めされた状態でロボット等
の搬送手段でワークテーブルから次工程への搬出が迅
速、確実にでき、また、一層装置の小型化および所要設
置面積の縮小化になるという優れた効果を奏するもので
ある。
【0103】請求項3に係る面取り加工装置によれば、
押進装置にワークの長さを測定する長さ測定部が設けら
れる構成となっている。これにより、測定部の測定結果
に基づく所定装置の動作の制御により能率的に加工作業
が行えると共に、ワークの測定部を装置から独立して設
ける必要がないので装置の小型化および所要設置面積の
縮小化が実現するという優れた効果を奏する。
【0104】請求項4に係る面取り加工装置によれば、
クランプ装置にワークの厚さを測定する厚さ測定部が設
けられ、鉛直回転刃具または水平回転刃具の少なくとも
いずれか一方がこの測定結果に基づいて鉛直方向に移動
する構成となっている。これにより、測定部の測定結果
に基づき所定の装置の動作を制御して能率的に加工作業
が行えると共に、測定部を装置から独立して設ける必要
がないので、装置の小型化および所要設置面積の縮小化
が実現するという優れた効果を奏する。
【0105】請求項5に係る面取り加工装置によれば、
クランプ装置にワークの押進方向と直交する方向の幅を
測定する幅測定部が設けられる構成となっている。これ
により、ワークの面取り加工開始位置に切削装置を迅速
に移動させて能率的に加工作業が行えると共に、幅測定
部を装置から独立して設ける必要がないので、装置の小
型化および所要設置面積の縮小化が実現するという優れ
た効果を奏する。
【0106】請求項6に係る面取り加工装置によれば、
当接部および押戻し装置が移動装置に設けられる構成と
なっている。これにより、装置の小型化および所要設置
面積の縮小化が実現するという優れた効果を奏する。
【0107】請求項7に係る面取り加工装置によれば、
ワークを搬送する搬送ラインと、ワークを移動させる搬
送装置とを備える構成となっている。これにより、ワー
クに対する面取り加工を自動的に、かつ大量に能率よく
行うことができるという優れた効果を奏するものであ
る。
【0108】請求項8に係るワーク加工装置によれば、
ワークの表面にフライス加工を行うワークに対して請求
項1から7にいずれかに記載の面取り加工装置により面
取り加工を行う構成となっている。これにより、完成品
のワークを、首尾一貫して生産できる加工システムを構
築することができるという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、面取り加工システムを構成する面取り加工装置の平
面図である。
【図2】 図1における正面図である。
【図3】 図1における右側面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、面取り加工装置、パレットストッカーを備えた面取
り加工システムの平面図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、面取り加工装置間に搬送装置が設けられた正面図で
ある。
【図6】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、面取り加工装置を構成する押進装置の要部の詳細図
である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、面取り加工装置を構成する旋回装置の要部の詳細図
である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、面取り加工装置を構成するクランプ装置の要部の詳
細図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、面取り加工装置を構成する移動装置の要部の詳細図
である。
【図10】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、面取り加工装置を構成する移動装置の要部の詳細図
である。
【図11】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、サドルにストッパーおよび押進装置が設けられた平
面図である。
【図12】 図11における正面図である。
【図13】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、面取り加工装置を構成する上面用切削装置および下
面用切削装置の要部の詳細図である。
【図14】 本発明の面取り加工装置を構成する上面用
切削装置の要部の詳細図である。
【図15】 図14における裏面図である。
【図16】 本発明の面取り加工装置により面取り加工
を行うフローチャート図である。
【図17】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、制御装置の制御状態を示すブロック図である。
【図18】 本発明の第2の実施の形態を示す図であっ
て、面取り加工装置を備えたワーク加工装置の平面図で
ある。
【符号の説明】
2 ワーク(ワーク) 3 面取り加工装置 4 パレットストッカー(搬送ライン) 5 搬送装置 6 ベース 7 ワークテーブル 8 位置決め機構 9 クランプ装置 10 上面 11 下面 12、12b 端縁 12a 対向端縁 13 切削装置 14 押進装置 15 ストッパー(当接部) 16 旋回装置 39 移動装置 40 上面用切削装置 41 下面用切削装置 49 押戻し装置 55 下面用カッター(水平回転刃具) 67 上面用カッター(鉛直回転刃具) 71 ワーク加工装置 B センサー(幅測定部) C センサー(厚さ測定部) F センサー(長さ測定部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに設けられたワークテーブル上の
    加工位置に、周囲に複数の端縁を有するワークを位置決
    めする位置決め機構と、 該位置決め機構により前記加工位置に位置決めされたワ
    ークを該加工位置に固定するクランプ装置と、 該クランプ装置により前記加工位置に固定されたワーク
    に対して、該ワークの上面および下面の端縁に面取り加
    工を行う切削装置とを備えた面取り加工装置において、 前記位置決め機構は、前記ワークテーブルに沿って移動
    自在とされ、前記ワークの端縁と対向する対向端縁に当
    接して該ワークを前記加工位置へ向けて押進する押進装
    置と、 前記端縁に対向配置され、前記押進装置により押進され
    た前記ワークの一つの端縁に当接して該ワークを前記加
    工位置に位置決めする当接部と、 該当接部および前記押進装置の間に設けられ、前記ワー
    クの前記端縁とは別の端縁が前記当接部に対向するよう
    に該ワークを旋回させる旋回装置とを備え、 前記切削装置は、前記加工位置に固定されたワークの端
    縁に沿って移動自在な移動装置と、 該移動装置に設けられ、前記ワークの上面の端縁を切削
    する上面用切削装置および同下面の端縁を切削する下面
    用切削装置とを備え、 前記上面用切削装置は、鉛直回転軸回りに回転する鉛直
    回転刃具を有し、 前記下面用切削装置は、水平回転軸回りに回転する水平
    回転刃具を有することを特徴とする面取り加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の面取り加工装置におい
    て、 前記加工位置にあるワークを、該ワークの前記押進方向
    の長さの中間が前記旋回装置の略旋回中心に位置するよ
    うに前記押進装置に向けて押し戻す押戻し装置を設けた
    ことを特徴とする面取り加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の面取り加工装置におい
    て、 前記押進装置には、前記ワークの押進方向の長さを測定
    する長さ測定部が設けられていることを特徴とする面取
    り加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の面取
    り加工装置において、 前記クランプ装置には、前記ワークの厚さを測定する厚
    さ測定部が設けられ、 前記鉛直回転刃具または水平回転刃具の少なくともいず
    れか一方は、前記厚さ測定部の測定結果に基づいて設定
    された鉛直方向の位置に移動可能とされていることを特
    徴とする面取り加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の面取
    り加工装置において、 前記クランプ装置には、前記ワークの押進方向と直交す
    る方向の幅を測定する幅測定部が設けられていることを
    特徴とする面取り加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項2から5のいずれかに記載の面取
    り加工装置において、 前記当接部および押戻し装置は、互いに離間した状態で
    前記移動装置に設けられていることを特徴とする面取り
    加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の面取
    り加工装置において、 前記ワークを搬送する搬送ラインと、 該搬送ラインにより搬送される面取り加工前のワークを
    前記ワークテーブル上に設置すると共に、加工後のワー
    クを前記ワークテーブルから前記搬送ラインに移動させ
    る搬送装置とを備えることを特徴とする面取り加工装
    置。
  8. 【請求項8】 ワークに面取り加工を行う面取り加工装
    置と、 該面取り加工装置で面取りされたワークの表面にフライ
    ス加工を行う平面加工装置を備えたワーク加工装置にお
    いて、 前記面取り加工装置は、請求項1から7のいずれかに記
    載の面取り加工装置からなることを特徴とするワーク加
    工装置。
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