JPH11197870A - レーザ加工機 - Google Patents

レーザ加工機

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JPH11197870A
JPH11197870A JP10006022A JP602298A JPH11197870A JP H11197870 A JPH11197870 A JP H11197870A JP 10006022 A JP10006022 A JP 10006022A JP 602298 A JP602298 A JP 602298A JP H11197870 A JPH11197870 A JP H11197870A
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JP
Japan
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pallet
laser processing
plate material
area
support member
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Application number
JP10006022A
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English (en)
Inventor
Hideo Ito
秀士 伊藤
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工場のスペース有効利用を図ることができる
レーザ加工機を提供する。 【解決手段】 パレット9が前後方向へ移動するための
パレット移動領域Sの一部の領域であってレーザ加工ヘ
ッド15の前方側,後方側のうちの一方側に、パレット
9に板材Wをセットするための前作業領域S1を設け、
この前作業領域S1において上記パレット9を昇降せし
める複数の前作業用昇降シリンダ17を設け、前作業用
昇降シリンダ17により上昇せしめられたパレット9の
下側をパレット支持部材5に支持されたパレット9が前
後方向へ移動できるように構成してなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材に対してレー
ザ加工を行うレーザ加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ加工機について簡単に説明
する。
【0003】適宜位置には前後方向へ延伸したガイド部
材が設けてあり、このガイド部材にはパレット支持部材
が前後方向へ移動可能に設けてある。ここで、パレット
支持部材は板材をセットするパレットを支持するもので
ある。上記ガイド部材の上方位置には板材に対して上方
向からレーザ光を照射するレーザ加工ヘッドが設けてあ
り、このレーザ加工ヘッドは左右方向,上下方向へ移動
可能である。上記ガイド部材の左側にはパレットに板材
をセットするための前作業領域が設けてあり、この前作
業領域にはパレットを待機せしめるパレット待機装置が
設けてある。又、ガイド部材の右側にはパレットを収納
するためのパレット収納領域が設けてあり、このパレッ
ト収納領域にはパレットを収納する収納部を上下に複数
段備えたパレット収納装置が立設してある。そして、パ
レット収納装置にはパレット移送装置が設けてあり、こ
のパレット移送装置は、パレット収納装置の左側に位置
したパレット支持部材と適宜の収納部の間においてパレ
ットを移送せしめるものである。
【0004】従って、レーザ加工ヘッドを上下方向へ位
置調節した状態のもとで、レーザ加工ヘッドによりレー
ザ光を照射しつつ、レーザ加工ヘッドを左右方向へ移動
させると共にパレット支持部材を前後方向へ移動させ
る。これによって、パレットにセットした板材に対して
所望のレーザ加工を行うことができる。
【0005】レーザ加工を行っている間に、前作業領域
において別のパレットを待機せしめ、板材をセットする
前作業を行う。又、必要に応じて、パレット移送装置に
より、パレット収納装置の左側に位置したパレット支持
部材と適宜の収納部の間においてパレットを移送せしめ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のごと
き、従来のレーザ加工機においてはガイド部材の左側に
前作業領域を設けると共に、この前作業領域にパレット
待機装置を設けているため、前作業によって作業スペー
スが拡大して、工場のスペース有効利用を図れないとい
う問題がある。又、同様に、ガイド部材の右側に収納領
域を設けると共に、この収納領域にパレット収納装置を
設けたことにより、多数のパレットを収納することによ
り機械スペースが拡大して、工場のスペース有効利用を
図ることができないという問題がある。
【0007】そこで、本発明は工場のスペース有効利用
を図ることのできるレーザ加工機を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明にあっては、前後方向へ延伸
したガイド部材を設け、このガイド部材に板材をセット
するパレットを支持するパレット支持部材を前後方向へ
移動可能に設け、上記ガイド部材の上方位置に板材に対
して上方向からレーザ光を照射するレーザ加工ヘッドを
左右方向,上下方向へ移動可能に設け、パレットが前後
方向へ移動するためのパレット移動領域の一部の領域で
あってレーザ加工ヘッドの前方側,後方側のうちの一方
側に、パレットに板材をセットするための前作業領域を
設け、この前作業領域において上記パレットを昇降せし
める前作業用昇降装置を設け、前作業用昇降装置により
上昇せしめられたパレットの下側を上記パレット支持部
材に支持されたパレットが前後方向へ移動できるように
構成してなることを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の発明特定事項によると、
レーザ加工ヘッドを上下方向へ位置調節した状態のもと
で、レーザ加工ヘッドによりレーザ光を照射しつつ、レ
ーザ加工ヘッドを左右方向へ移動させると共に、パレッ
ト支持部材を前後方向へ移動させる。これによって、パ
レットにセットした板材に対して所望のレーザ加工を行
う。
【0010】レーザ加工を行っている間に、前作業領域
において前作業用昇降装置により別のパレットを上昇せ
しめて、別のパレットに板材をセットする前作業を行
う。ここで、前作業用昇降装置により上昇せしめられた
パレットの下側をパレット支持部材に支持されたパレッ
トが前後方向へ移動できるように構成したため、前作業
がレーザ加工の妨げになることはない。
【0011】レーザ加工を行った後に、パレット支持部
材を前方側,後方側のうち他方側へ移動させて、加工済
みの板材をセットしたパレットを後作業領域に位置せし
める。そして、このパレットから加工済みの板材を取外
す後作業を行う。
【0012】上記後作業を行った後に、パレット支持部
材を前方側,後方側のうちの一方側へ移動させて、パレ
ット支持部材を前作業領域に位置せしめる。そして、前
作業用昇降装置により別のパレットを下降させることに
より、別のパレットを前作業用昇降装置からパレット支
持部材に受け渡す。
【0013】パレット支持部材に別のパレットを受け渡
した後に、上述の作用を行う。
【0014】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明特定事項の他に、前記パレット移動領域
の一部の領域であって前記レーザ加工ヘッドの前方側,
後方側のうちの他方側に、加工済みの板材をパレットか
ら取外すための後作業領域を設け、この後作業領域に前
記パレットを昇降せしめる後作業用昇降装置を設け、こ
の後作業用昇降装置により上昇せしめられたパレットの
下側を前記パレット支持部材に支持されたパレットが前
後方向へ移動できるように構成してなることを特徴とす
る。
【0015】請求項2に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明特定事項による作用の他に、レー
ザ加工を行って、加工済みの板材をセットしたパレット
を後作業領域に位置せしめた後に、後作業用昇降装置に
よりこのパレットを上昇せしめて、パレット支持部材か
ら離脱せしめる。そして、このパレットから加工済みの
板材を取外す後作業を行う。ここで、後作業用昇降装置
により上昇せしめられたパレットの下側をパレット支持
部材に支持されたパレットが前後方向へ移動できるよう
に構成したことにより、パレットをパレット支持部材か
ら離脱させると、直ちに別のパレットにセットされた板
材のレーザ加工の準備にとりかかることができる。
【0016】請求項3に記載の発明にあっては、前後方
向へ延伸したガイド部材を設け、このガイド部材に板材
をセットするパレットを支持するパレット支持部材を前
後方向へ移動可能に設け、上記ガイド部材の上方位置に
板材に対して上方向からレーザ光を照射するレーザ加工
ヘッドを左右方向,上下方向へ移動可能に設け、パレッ
トが前後方向へ移動するためのパレット移動領域の一部
の領域であってレーザ加工ヘッドの前方側,後方側のう
ちの一方側に、パレットを収納するためのパレット収納
領域を設け、このパレット収納領域に上記パレットを収
納する収納部を上下に複数段備えたパレット収納装置を
立設し、最下段の収納部の下側を上記パレット支持部材
に支持されたパレットが前後方向へ移動できるように構
成し、上記パレット収納装置に、最下段の収納部の下側
に位置したパレット支持部材と適宜の収納部の間におい
てパレットを移送せしめるパレット移送装置を設けてな
ることを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の発明特定事項によると、
レーザ加工ヘッドを上下方向へ位置調節した状態のもと
で、レーザ加工ヘッドによりレーザ光を照射しつつ、レ
ーザ加工ヘッドを左右方向へ移動させると共に、パレッ
ト支持部材を前後方向へ移動させる。これによって、パ
レットにセットした板材に対して所望のレーザ加工を行
う。
【0018】又、レーザ加工を行う前に、パレット支持
部材を前方側,後方側の一方側へ移動させて、最下段の
収納部の下側に位置せしめる。そして、パレット移送装
置により適宜の収納部からパレット支持部材へパレット
を移送せしめる。尚、このパレットに板材がセットされ
てない場合には、板材をセットするが、予め板材がセッ
トされている場合にはその必要はない。
【0019】レーザ加工を行った後に、パレット支持部
材を前方側,後方側の一方側へ移動させて最下段の収納
部の下側に位置せしめる。そして、パレット移送装置に
よりパレット支持部材から適宜の収納部へパレットを移
送せしめる。
【0020】請求項4に記載の発明にあっては、請求項
3に記載の発明特定事項の他に、前記パレット移動領域
の一部の領域であって前記レーザ加工ヘッドの前方側,
後方側のうちの他方側に、加工済みの板材をパレットか
ら取外すための後作業領域を設け、この後作業領域にお
いて上記パレットを昇降せしめる後作業用昇降装置を設
け、この後作業用昇降装置により上昇せしめられたパレ
ットの下側を前記パレット支持部材に支持されたパレッ
トが前後方向へ移動できるように構成してなることを特
徴とする。
【0021】請求項4に記載の発明特定事項によると、
請求項3に記載の発明特定事項の他に、レーザ加工を行
った後に、パレット支持部材を前方側,後方側のうちの
他方側へ移動させて、加工済みの板材をセットしたパレ
ットを後作業領域に位置せしめる。そして、後作業用昇
降装置によりパレットを上昇せしめて、パレット支持部
材から離脱させる。そして、このパレットから加工済み
の板材を取外す後作業を行う。ここで、後作業用昇降装
置により上昇せしめられたパレットの下側をパレット支
持部材に支持されたパレットが前後方向へ移動できるよ
うに構成したことにより、パレットをパレット支持部材
から離脱させると、直ちに別のパレットにセットされた
板材に対してレーザ加工の準備を行うことができる。
【0022】請求項5に記載の発明にあっては、請求項
3に記載の発明特定事項の他に、前記パレット移動領域
の一部の領域であって前記レーザ加工ヘッドの前方側,
後方側のうちの他方側に、前記パレットに板材をセット
するための前作業領域を設け、この前作業領域において
上記パレットを昇降せしめる前作業用昇降装置を設け、
この前作業用昇降装置により上昇せしめられたパレット
の下側を前記パレット支持部材に支持されたパレットが
前後方向へ移動できるように構成してなることを特徴と
する。
【0023】請求項5に記載の発明特定事項によると、
請求項3に記載の発明特定事項による作用の他に、レー
ザ加工を行っている間に、前作業領域において前作業用
昇降装置により別のパレットを上昇せしめて、別のパレ
ットに板材をセットする前作業を行う。ここで、前作業
用昇降装置により上昇せしめられたパレットの下側をパ
レット支持部材に支持されたパレットが前後方向へ移動
できるように構成したことにより、前作業がレーザ加工
の妨げになることはない。
【0024】請求項6に記載の発明にあっては、請求項
1,請求項2,請求項4,請求項5のうちのいずれかの
請求項に記載の発明特定事項の他に、前記昇降装置を前
記ガイド部材に対して分離して構成してなることを特徴
とする。
【0025】請求項6に記載の発明特定事項によると、
請求項1,請求項2,請求項4,請求項5のうちのいず
れかの請求項に記載の発明特定事項による作用の他に、
昇降装置をガイド部材に対して分離して構成したことに
より、前作業または後作業の際に生じる振動が、パレッ
ト支持部材に伝達されることを抑制でき、パレット支持
部材にセットされた板材がセット位置からずれることを
極力少なくする。
【0026】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照して、第1の
発明の実施の形態に係るレーザ加工機1について説明す
る。
【0027】適宜位置には前後方向(図1において左斜
め下右斜め上方向、図2において紙面に向って表裏方
向)にへ延びた一対のガイド部材3が設けてあり、一対
のガイド部材3にはパレット支持部材5が自走モータ7
の駆動により前後方向へ移動可能に設けてある。上記パ
レット支持部材5は板材Wをセットするパレット9を支
持するものであり、パレット支持部材5にはパレット9
をクランプする複数のパレットクランパ11が設けてあ
る。一対のガイド部材3の中央部には門型フレーム13
が立設してあり、この門型フレーム13の水平部には板
材Wに対して上方向からレーザ光を照射するレーザ加工
ヘッド15が設けてあって、このレーザ加工ヘッド15
は左右方向(図1において左斜め上右斜め下方向、図2
において左右方向),上下方向(図1及び図2において
上下方向)へ移動可能である。
【0028】パレット9が前後方向へ移動するためのパ
レット移動領域Sの一部の領域であってレーザ加工ヘッ
ド15の前方側には、パレット9に板材Wをセットする
ための前作業領域S1が設けてあり、この前作業領域S
1において上記パレット9を昇降せしめる複数の前作業
用昇降シリンダ17が設けてある。ここで、複数の前作
業用昇降シリンダ17により上昇せしめられたパレット
9の下側をパレット支持部材5に支持されたパレット9
が前後方向へ移動できるように構成してあって、各前作
業用昇降シリンダ17はガイド部材3に対して分離して
それぞれ構成してある。
【0029】又、パレット移動領域Sの一部の領域であ
ってレーザ加工ヘッド15の後方側には、加工済みの板
材Wをパレット9から取外すための後作業領域S2が設
けてあり、この後作業領域S2にはパレット9を昇降せ
しめる複数の後作業用昇降シリンダ19が設けてある。
ここで、複数の後作業用昇降シリンダ19により上昇せ
しめられたパレット9の下側をパレット支持部材5に支
持されたパレット9が前後方向へ移動できるように構成
してあって、各後作業用昇降シリンダ19はガイド部材
3に対して分離してそれぞれ構成してある。
【0030】尚、パレット移動領域Sの左側前部の領
域、パレット移動領域Sの左側後部の領域、パレット移
動領域Sの右側前部の領域、パレット移動領域Sの右側
後部の領域のうちのいずれかの領域には多数のパレット
9を収納するパレット収納装置(図示省略)が立設して
ある。
【0031】次に、第1の発明の実施の形態の作用につ
いて説明する。
【0032】レーザ加工ヘッド15を上下方向へ位置調
節した状態のもとで、レーザ加工ヘッド15によりレー
ザ光を照射しつつ、レーザ加工ヘッド15を左右方向へ
移動させると共にパレット支持部材5を前後方向へ移動
させる。これによって、パレット9にセットした板材W
に対して所望のレーザ加工を行うことができる。
【0033】レーザ加工を行っている間に、前作業領域
S1において複数の前作業用昇降シリンダ17の作動に
より別のパレット9を上昇せしめて、別のパレット9に
板材Wをセットする前作業を行う。ここで、複数の前作
業用昇降シリンダ17により上昇せしめられたパレット
9の下側をパレット支持部材5に支持されたパレット9
が前後方向へ移動できるように構成しているため、前作
業がレーザ加工の妨げになることがない。
【0034】レーザ加工を行った後に、パレット支持部
材5を後方側へ移動させて、加工済みの板材Wをセット
したパレット9を後作業領域S2に位置せしめる。そし
て、パレットクランパ11のクランプ状態を解除して、
複数の後作業用昇降シリンダ19の作動によりパレット
9を上昇せしめて、パレット支持部材5から離脱せしめ
る。そして、このパレット9から加工済みの板材Wを取
外す後作業を行う。ここで、複数の後作業用昇降シリン
ダ19により上昇せしめられたパレット9の下側をパレ
ット支持部材5に支持されたパレット9が前後方向へ移
動できるように構成したことにより、パレット9をパレ
ット支持部材5から離脱させると、直ちに別のパレット
9にセットされた板材Wのレーザ加工の準備にとりかか
ることができる。
【0035】上記後作業を行った後に、パレット支持部
材5を前方側へ移動させて、パレット支持部材5を前作
業領域S1に位置せしめる。そして、複数の前作業用昇
降シリンダ17の作動により別のパレット9を下降させ
ることにより、別のパレット9を前作業用昇降シリンダ
17からパレット支持部材5に受け渡して、パレットク
ランパ11によりパレット9をクランプする。
【0036】パレット支持部材5に別のパレット9を受
け渡して、パレットクランパ11によりパレット9をク
ランプした後に、上述の作用を行う。
【0037】又、上述の作用を奏する他に、各前作業用
昇降シリンダ17及び各後作業用昇降シリンダ19をガ
イド部材3に対して分離して構成したことにより、前作
業または後作業の際に生じる振動が、パレット支持部材
5に伝達されることを抑制し、パレット支持部材5にセ
ットされた板材Wがセット位置からずれることが極力少
なくなる。
【0038】以上のごとき、第1の発明の実施の形態に
よれば、パレット移動領域Sの一部である前作業領域S
1において板材Wをパレット9にセットする前作業を行
うことができるため、前作業によって作業スペースが拡
大することを抑制して、工場のスペース有効利用を図る
ことができる。
【0039】又、パレット移動領域Sの一部である後作
業領域S2において加工済みの板材Wをパレット9から
取外す後作業を行うことができるため、後作業によって
作業スペースが拡大することを抑制して、より一層工場
のスペース有効利用を図ることができる。
【0040】又、前作業または後作業の際に生じる振動
によって、パレット支持部材5にセットされた板材Wが
セット位置からずれることが極力少なくなるため、高精
度なレーザ加工を行うことができる。
【0041】図3を参照して、第2の発明の実施の形態
に係るレーザ加工機21について説明する。尚、このレ
ーザ加工機21の複数の構成要素における前記レーザ加
工機1の対応する構成要素と同一のものについては、図
面中に同一の番号を付して、説明を省略する。
【0042】パレット移動領域Sの一部の領域であって
レーザ加工ヘッド15の後方側(図3において右斜め上
方側、図4において紙面に向って裏方側)には、パレッ
ト9を収納するためのパレット収納領域S3が設けてあ
り、このパレット収納領域S3にはパレット9を収納す
る収納部23を上下(図3及び図4において上下)に複
数段備えたパレット収納装置25が立設してある。ここ
で、最下段の収納部23の下側をパレット支持部材5に
支持されたパレット9が前後方向へ移動できるように構
成してある。
【0043】上記パレット収納装置25にはパレット移
送装置27が設けてあり、このパレット移送装置27
は、最下段の収納部23の下側に位置したパレット支持
部材5と適宜の収納部23の間においてパレット9を移
送せしめるものである。上記パレット移送装置27は、
パレット収納装置25の左側(図3において左斜め上
側、図4において左側)に昇降可能に設けられたエレベ
ータ29と、このエレベータ29に左右方向へ移動可能
に設けられかつパレット9を保持するパレット保持装置
31とを備えている。
【0044】従って、エレベータ29を昇降させて適宜
の収納部23に対応する高さ位置或いはパレット支持部
材5に対応する高さ位置に位置せしめる。次に、パレッ
ト保持装置31を右方向へ移動させて適宜の収納部23
或いはパレット支持部材5に接近せしめて、パレット保
持装置31によりパレット9を保持する。そして、パレ
ット保持装置を左方向へ移動させて、適宜の収納部23
或いはパレット支持部材5に離反せしめることにより、
パレット9を適宜の収納部23或いはパレット支持部材
5から取り出す。
【0045】パレット9を適宜の収納部23或いはパレ
ット支持部材5から取り出した後に、エレベータ29を
昇降させて、パレット支持部材5に対応する高さ位置或
いは他の適宜の収納部23に対応する高さ位置に位置せ
しめる。そして、パレット保持装置31を右方向へ移動
させて、パレット保持装置31の保持状態を解除するこ
とにより、パレット9をパレット支持部材5或いは他の
適宜の収納部23へ送り出すことができる。
【0046】上記パレット収納装置25の右側にはパレ
ット9に板材Wをセットするための前作業領域S4が設
けてあり、この前作業領域S4にはパレット9を待機せ
しめるパレット待機装置33が設けてある。又、図示は
省略しているが、パレット移動領域Sの一部分であって
レーザ加工ヘッド15の前方側には、加工済みの板材W
をパレット9から取外すための後作業領域が設けてあ
り、この後作業領域にはパレット9を昇降せしめる後作
業用昇降シリンダ装置が設けてある。
【0047】尚、前作業領域S4を後作業領域とし、後
作業領域を前作業領域としても差し支えない。
【0048】次に、第2の発明の実施の形態の作用につ
いて説明する。
【0049】レーザ加工ヘッド15を上下方向へ位置調
節した状態のもとで、レーザ加工ヘッド15によりレー
ザ光を照射しつつ、レーザ加工ヘッド15を左右方向へ
移動させると共に、パレット支持部材5を前後方向へ移
動させる。これによって、パレット9にセットした板材
Wに対して所望のレーザ加工を行うことができる。
【0050】又、レーザ加工を行う前に、パレット支持
部材5を後方側へ移動させて、最下段の収納部23の下
側に位置せしめる。そして、パレット移送装置27によ
り適宜の収納部23からパレット支持部材5へパレット
9を移送せしめる。そして、パレットクランパ11によ
りパレット9をクランプする。尚、収納部23には板材
Wをセットしたパレット9が収納されてあるため、パレ
ットクランパ11によりパレット9をクランプした後
に、板材Wをセットする必要はない。
【0051】レーザ加工を行った後に、パレット支持部
材5を前方側へ移動させて、加工済みの板材Wをセット
したパレット9を後作業領域に位置せしめる。次に、パ
レットクランパ11のクランプ状態を解除して複数の後
作業用昇降シリンダの作動によりパレット9を上昇させ
て、パレット支持部材5から離脱せしめる。そして、こ
のパレット9から加工済みの板材Wを取外す後作業を行
う。
【0052】パレット9をパレット支持部材5から離脱
せしめた後に、パレット支持部材5を後方側へ移動させ
て、最下段の収納部23の下側に位置せしめる。次に、
適宜の移送手段によりこのパレット9をパレット待機装
置33に移送せしめて、このパレット9に板材Wをセッ
トする前作業を行う。そして、適宜の移送手段によりこ
のパレット9をパレット支持部材5に移送せしめて、パ
レット移送装置27によりパレット支持部材5から適宜
の収納部23へこのパレットを移送せしめる。
【0053】第2の発明の実施の形態によると、パレッ
ト移動領域Sの一部であるパレット収納領域S3にパレ
ット収納装置27を立設し、最下段の収納部23の下側
をパレット支持部材5に支持されたパレット9がy軸方
向へ移動できるように構成したため、多数のパレット9
を収納することにより機械スペースが拡大することを抑
制し、工場のスペース有効利用を図ることができる。
【0054】更に、パレット移動領域Sの一部であって
レーザ加工ヘッド15の前方側に後作業領域或いは前作
業領域を設ける等した場合には、第1の発明の実施の形
態と同様の効果を奏する。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、パレッ
ト移動領域の一部である前作業領域において板材をパレ
ットにセットする前作業を行うことができるため、前作
業によって作業スペースが拡大することを抑制して、工
場のスペース有効利用を図ることができる。
【0056】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果の他に、パレット移動領域の一部で
ある後作業領域において加工済みの板材をパレットから
取外す後作業を行うことができるため、後作業によって
作業スペースが拡大することを抑制して、より一層工場
のスペース有効利用を図ることができる。
【0057】請求項3に記載の発明によれば、パレット
移動領域の一部であるパレット収納領域において複数の
パレットを収納することができるため、複数のパレット
を収納することにより機械スペースが拡大することを抑
制して、工場のスペース有効利用を図ることができる。
【0058】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果を奏する他に、パレット移動領域の
一部である後作業領域において加工済みの板材をパレッ
トから取外す後作業を行うことができるため、後作業に
よって作業スペースが拡大することを抑制して、より一
層工場のスペース有効利用を図ることができる。
【0059】請求項5に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果を奏する他に、パレット移動領域の
一部である前作業領域において板材をパレットにセット
する前作業を行うことができるため、前作業によって作
業スペースが拡大することを抑制して、より一層工場の
スペース有効利用を図ることができる。
【0060】請求項6に記載の発明によれば、請求項
1,請求項2,請求項4,請求項5のうちのいずれかの
請求項に記載の発明の効果の他に、前作業または後作業
の際に生じる振動によって、パレット支持部材にセット
された板材がセット位置からずれることが極力少なくな
るため、高精度なレーザ加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の形態に係るレーザ加工機の
斜視図である。
【図2】上記レーザ加工機におけるパレット支持部材の
昇降動作を示す図である。
【図3】第2の発明の実施の形態に係るレーザ加工機の
斜視図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿った図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 3 ガイド部材 5 パレット支持部材 9 パレット 15 レーザ加工ヘッド 17 前作業用昇降シリンダ 19 後作業用昇降シリンダ 21 レーザ加工機 23 収納部 25 パレット収納装置 27 パレット移送装置 W 板材 S パレット移動領域 S1 前作業領域 S2 後作業領域 S3 パレット収納領域 S4 前作業領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向へ延伸したガイド部材を設け、
    このガイド部材に板材をセットするパレットを支持する
    パレット支持部材を前後方向へ移動可能に設け、上記ガ
    イド部材の上方位置に板材に対して上方向からレーザ光
    を照射するレーザ加工ヘッドを左右方向,上下方向へ移
    動可能に設け、パレットが前後方向へ移動するためのパ
    レット移動領域の一部の領域であってレーザ加工ヘッド
    の前方側,後方側のうちの一方側に、パレットに板材を
    セットするための前作業領域を設け、この前作業領域に
    おいて上記パレットを昇降せしめる前作業用昇降装置を
    設け、前作業用昇降装置により上昇せしめられたパレッ
    トの下側を上記パレット支持部材に支持されたパレット
    が前後方向へ移動できるように構成してなることを特徴
    とするレーザ加工機。
  2. 【請求項2】 前記パレット移動領域の一部の領域であ
    って前記レーザ加工ヘッドの前方側,後方側のうちの他
    方側に、加工済みの板材をパレットから取外すための後
    作業領域を設け、この後作業領域に前記パレットを昇降
    せしめる後作業用昇降装置を設け、この後作業用昇降装
    置により上昇せしめられたパレットの下側を前記パレッ
    ト支持部材に支持されたパレットが前後方向へ移動でき
    るように構成してなることを特徴とする請求項1に記載
    のレーザ加工機。
  3. 【請求項3】 前後方向へ延伸したガイド部材を設け、
    このガイド部材に板材をセットするパレットを支持する
    パレット支持部材を前後方向へ移動可能に設け、上記ガ
    イド部材の上方位置に板材に対して上方向からレーザ光
    を照射するレーザ加工ヘッドを左右方向,上下方向へ移
    動可能に設け、パレットが前後方向へ移動するためのパ
    レット移動領域の一部の領域であってレーザ加工ヘッド
    の前方側,後方側のうちの一方側に、パレットを収納す
    るためのパレット収納領域を設け、このパレット収納領
    域に上記パレットを収納する収納部を上下に複数段備え
    たパレット収納装置を立設し、最下段の収納部の下側を
    上記パレット支持部材に支持されたパレットが前後方向
    へ移動できるように構成し、上記パレット収納装置に、
    最下段の収納部の下側に位置したパレット支持部材と適
    宜の収納部の間においてパレットを移送せしめるパレッ
    ト移送装置を設けてなることを特徴とするレーザ加工
    機。
  4. 【請求項4】 前記パレット移動領域の一部の領域であ
    って前記レーザ加工ヘッドの前方側,後方側のうちの他
    方側に、加工済みの板材をパレットから取外すための後
    作業領域を設け、この後作業領域において上記パレット
    を昇降せしめる後作業用昇降装置を設け、この後作業用
    昇降装置により上昇せしめられたパレットの下側を前記
    パレット支持部材に支持されたパレットが前後方向へ移
    動できるように構成してなることを特徴とする請求項3
    に記載にレーザ加工機。
  5. 【請求項5】 前記パレット移動領域の一部の領域であ
    って前記レーザ加工ヘッドの前方側,後方側のうちの他
    方側に、前記パレットに板材をセットするための前作業
    領域を設け、この前作業領域において上記パレットを昇
    降せしめる前作業用昇降装置を設け、この前作業用昇降
    装置により上昇せしめられたパレットの下側を前記パレ
    ット支持部材に支持されたパレットが前後方向へ移動で
    きるように構成してなることを特徴とする請求項3に記
    載のレーザ加工機。
  6. 【請求項6】 前記昇降装置を前記ガイド部材に対して
    分離して構成してなることを特徴とする請求項1,請求
    項2,請求項4,請求項5のうちのいずれかの請求項に
    記載のレーザ加工機。
JP10006022A 1998-01-14 1998-01-14 レーザ加工機 Pending JPH11197870A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066600A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Uht Corp レーザ加工装置
CN102858487A (zh) * 2010-04-22 2013-01-02 通快机床两合公司 用于热加工工件的机器设备
WO2015041617A1 (en) * 2013-09-17 2015-03-26 Tamer Akçay Ve Ortaklari Bilişim Sistemleri Kollektif Şirketi Laser machine with two marking table and method of loading products to laser machine

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