JPH05104433A - 砥石加工装置 - Google Patents
砥石加工装置Info
- Publication number
- JPH05104433A JPH05104433A JP26601091A JP26601091A JPH05104433A JP H05104433 A JPH05104433 A JP H05104433A JP 26601091 A JP26601091 A JP 26601091A JP 26601091 A JP26601091 A JP 26601091A JP H05104433 A JPH05104433 A JP H05104433A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- cutting
- grindstone
- cut
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 砥石加工装置の稼働率の向上を図る。
【構成】 ワーク載置用テーブルにワークをセットして
高速回転する砥石により加工する砥石加工装置におい
て、砥石37を回転させる加工機3をワークWに対して
昇降させる昇降手段と、載置せるワークWの加工すべき
箇所を砥石に臨ませるべく移動及び旋回可能な複数のワ
ーク載置用テーブル4、5と、これらを移動及び旋回さ
せる駆動手段と、各ワーク載置用テーブルに設けられて
ワークを固定するクランプ機構43、53と、昇降手
段、クランプ機構及び駆動手段を所定の手順で制御する
制御手段とを設けたものである。
高速回転する砥石により加工する砥石加工装置におい
て、砥石37を回転させる加工機3をワークWに対して
昇降させる昇降手段と、載置せるワークWの加工すべき
箇所を砥石に臨ませるべく移動及び旋回可能な複数のワ
ーク載置用テーブル4、5と、これらを移動及び旋回さ
せる駆動手段と、各ワーク載置用テーブルに設けられて
ワークを固定するクランプ機構43、53と、昇降手
段、クランプ機構及び駆動手段を所定の手順で制御する
制御手段とを設けたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砥石加工装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】高速回転する砥石によりワークを加工す
る砥石加工装置として砥石切断装置がある。この砥石切
断装置は、高速切断砥石を使用して例えば、鋳造品の湯
口や堰を取り除くもので、かかる作業は、従来被切断加
工品の投入(バイスにセットする作業)及び加工後の取
出に要する時間が、実切断加工時間に比較して長いため
に、稼働率が一般的には50%以下と極めて低いのが実
情である。
る砥石加工装置として砥石切断装置がある。この砥石切
断装置は、高速切断砥石を使用して例えば、鋳造品の湯
口や堰を取り除くもので、かかる作業は、従来被切断加
工品の投入(バイスにセットする作業)及び加工後の取
出に要する時間が、実切断加工時間に比較して長いため
に、稼働率が一般的には50%以下と極めて低いのが実
情である。
【0003】例えば、図6に示すようなステンレス等の
耐熱鋼で鋳造された被加工品(以下「ワーク」という)
Wの湯口等の切断部分(斜線部分)A〜Cを切断加工す
る場合、図7に示すような砥石切断装置100のフレー
ム101上にワークWを載置して固定バイス102によ
り固定し、砥石切断機103により切断部分A、B、C
を順次切断する。砥石切断機103は、モータ104に
より切断砥石105を高速で回転させてワークWの各切
断部分A〜Cをその付根の部分から正確に切断する。
耐熱鋼で鋳造された被加工品(以下「ワーク」という)
Wの湯口等の切断部分(斜線部分)A〜Cを切断加工す
る場合、図7に示すような砥石切断装置100のフレー
ム101上にワークWを載置して固定バイス102によ
り固定し、砥石切断機103により切断部分A、B、C
を順次切断する。砥石切断機103は、モータ104に
より切断砥石105を高速で回転させてワークWの各切
断部分A〜Cをその付根の部分から正確に切断する。
【0004】このワークWの切断部分A〜Cの切断加工
作業は、作業者がワーク投入バッグ110からワークW
を取り出し、砥石切断装置100の固定バイス102に
例えば、切断部分Aを切断可能にセットして固定し、次
いで、砥石切断機103のレバー106を操作して当該
砥石切断機103を下降させながら切断砥石105によ
り切断部分Aをその付根から切断する。そして、ワーク
Wから切断された切断部分Aは、スクラップバッグ11
1に落とされる。
作業は、作業者がワーク投入バッグ110からワークW
を取り出し、砥石切断装置100の固定バイス102に
例えば、切断部分Aを切断可能にセットして固定し、次
いで、砥石切断機103のレバー106を操作して当該
砥石切断機103を下降させながら切断砥石105によ
り切断部分Aをその付根から切断する。そして、ワーク
Wから切断された切断部分Aは、スクラップバッグ11
1に落とされる。
【0005】ワークWの切断部分Aの切断加工完了後、
作業者は、固定バイス102からワークWを取り外して
次の切断部分Bを切断すべくセットし直し、再び当該切
断部分Bをその付根から切断加工する。そして、切断部
分Bの切断完了後、作業者は、固定バイス102からワ
ークWを取り外して最後の切断部分Cを切断すべくセッ
トし直し、当該切断部分Cをその付根から切断加工す
る。そして、ワークWの全ての切断部分A〜Cの切断加
工が完了した後固定バイス102からワークWを取り外
し、製品バッグ112に収納する。かかる操作を繰り返
して行なう。尚、ワークWの切断部分A〜Cを切断して
取り除いた製品を符号W’で示す。
作業者は、固定バイス102からワークWを取り外して
次の切断部分Bを切断すべくセットし直し、再び当該切
断部分Bをその付根から切断加工する。そして、切断部
分Bの切断完了後、作業者は、固定バイス102からワ
ークWを取り外して最後の切断部分Cを切断すべくセッ
トし直し、当該切断部分Cをその付根から切断加工す
る。そして、ワークWの全ての切断部分A〜Cの切断加
工が完了した後固定バイス102からワークWを取り外
し、製品バッグ112に収納する。かかる操作を繰り返
して行なう。尚、ワークWの切断部分A〜Cを切断して
取り除いた製品を符号W’で示す。
【0006】この切断作業のタイムチャートは、図8の
(a)に示すように表される。図においてワークの投入
即ち、ワーク投入バッグ110からワークWを取り出し
て固定バイス102に固定する時間(三角波形で示す)
に約1分、切断部分Aの切断加工(太線で示す)に約
1.5分、切断部分Aの切断完了後切断部分Bを切断すべ
くセットする外し位置合(Xで示す)に約1分、切断部
分Bの切断に1.5分、切断部分Bの切断完了後切断部分
Cを切断すべくセットする外し位置合に1分、当該切断
部分Cの切断加工に1.5分、最後の切断部分Cの切断加
工完了後固定バイス102からワーク1の取り出し(破
線で示す)に約1分を要し、1個のワークWの加工に要
する時間は約9分となる。
(a)に示すように表される。図においてワークの投入
即ち、ワーク投入バッグ110からワークWを取り出し
て固定バイス102に固定する時間(三角波形で示す)
に約1分、切断部分Aの切断加工(太線で示す)に約
1.5分、切断部分Aの切断完了後切断部分Bを切断すべ
くセットする外し位置合(Xで示す)に約1分、切断部
分Bの切断に1.5分、切断部分Bの切断完了後切断部分
Cを切断すべくセットする外し位置合に1分、当該切断
部分Cの切断加工に1.5分、最後の切断部分Cの切断加
工完了後固定バイス102からワーク1の取り出し(破
線で示す)に約1分を要し、1個のワークWの加工に要
する時間は約9分となる。
【0007】そして、この所要時間9分のうち、実際の
切断加工に要する時間は、約4.5分であり、残りの4.5
分は切断加工のための段取りに費やされることとなる。
この結果、切断加工の稼働率が高々50%であり、実際
の製造ラインにおいては50%以下と低くなってしまう
のが実情である。また、上述したように1個のワークW
の全ての切断部分A〜Cを続けて切断加工した後、次の
ワークの切断加工を行なう作業の他、ワーク投入バッグ
110内の全てのワークの各切断部分Aのみを順次切断
加工し、次いで、これらの各ワークの各切断部分Bを順
次切断加工し、最後にこれらの各ワークの残りの各切断
部分Cを順次切断加工する加工作業もある。しかしなが
ら、かかる加工作業は、各加工毎に半製品状態のワーク
Wを製品バック112に投入したり取り出したりする作
業に時間を要し、前述した1個毎に全ての切断部分A〜
Cを切断加工する加工作業に比べて所要時間が長くな
り、稼働率がより低下する。
切断加工に要する時間は、約4.5分であり、残りの4.5
分は切断加工のための段取りに費やされることとなる。
この結果、切断加工の稼働率が高々50%であり、実際
の製造ラインにおいては50%以下と低くなってしまう
のが実情である。また、上述したように1個のワークW
の全ての切断部分A〜Cを続けて切断加工した後、次の
ワークの切断加工を行なう作業の他、ワーク投入バッグ
110内の全てのワークの各切断部分Aのみを順次切断
加工し、次いで、これらの各ワークの各切断部分Bを順
次切断加工し、最後にこれらの各ワークの残りの各切断
部分Cを順次切断加工する加工作業もある。しかしなが
ら、かかる加工作業は、各加工毎に半製品状態のワーク
Wを製品バック112に投入したり取り出したりする作
業に時間を要し、前述した1個毎に全ての切断部分A〜
Cを切断加工する加工作業に比べて所要時間が長くな
り、稼働率がより低下する。
【0008】このように従来の砥石切断装置100にお
ける切断作業は、稼働率が50%以下であり極めて低い
という問題がある。また、砥石切断機103の砥石軸に
切断砥石105を複数例えば、2〜3枚取り付け、同時
に複数のワークの対応する各切断部分を切断する方法
や、1個のワークに対して砥石軸を2〜3軸設ける多軸
切断(機)法等もあるが、加工機の精度の低下を来し、
何れの方法も満足できる状態ではない。
ける切断作業は、稼働率が50%以下であり極めて低い
という問題がある。また、砥石切断機103の砥石軸に
切断砥石105を複数例えば、2〜3枚取り付け、同時
に複数のワークの対応する各切断部分を切断する方法
や、1個のワークに対して砥石軸を2〜3軸設ける多軸
切断(機)法等もあるが、加工機の精度の低下を来し、
何れの方法も満足できる状態ではない。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、砥石加工機の砥石軸1ヘッドで加工精度を落とすこ
となく、稼働率を向上させることが可能な砥石加工装置
を提供することを目的とする。
で、砥石加工機の砥石軸1ヘッドで加工精度を落とすこ
となく、稼働率を向上させることが可能な砥石加工装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、ワーク載置用テーブルにワークをセ
ットし、高速回転する砥石により前記ワークを加工する
砥石加工装置において、前記砥石を回転させる加工機を
前記ワークに対して昇降させる昇降手段と、載置せるワ
ークの加工すべき箇所を前記砥石に臨ませるべく移動及
び旋回可能な複数のワーク載置用テーブルと、前記ワー
ク載置用テーブルに夫々設けられワークを固定するクラ
ンプ機構と、前記各ワーク載置用テーブルを移動及び旋
回させる駆動手段と、前記昇降手段及び各クランプ機構
及び駆動手段を夫々所定の手順で制御する制御手段とを
備えた構成としたものである。
に本発明によれば、ワーク載置用テーブルにワークをセ
ットし、高速回転する砥石により前記ワークを加工する
砥石加工装置において、前記砥石を回転させる加工機を
前記ワークに対して昇降させる昇降手段と、載置せるワ
ークの加工すべき箇所を前記砥石に臨ませるべく移動及
び旋回可能な複数のワーク載置用テーブルと、前記ワー
ク載置用テーブルに夫々設けられワークを固定するクラ
ンプ機構と、前記各ワーク載置用テーブルを移動及び旋
回させる駆動手段と、前記昇降手段及び各クランプ機構
及び駆動手段を夫々所定の手順で制御する制御手段とを
備えた構成としたものである。
【0011】
【作用】一のワーク載置用テーブルにセットしたワーク
の加工が終了する前に、他のワーク載置用テーブルに次
に加工すべきワークをセットして待機するそして、加工
機により前記一のワーク載置用テーブルのワークの加工
が完了した後、当該一のワーク載置用テーブルを加工機
による加工箇所から移動させると共に他のワーク載置用
テーブルを速やかに当該加工箇所に移動させて次のワー
クの加工を開始する。そして、このワークの加工中に前
記加工が完了したワークを前記一のワーク載置用テーブ
ルから搬出すると共に当該1のワーク載置用テーブルに
次に加工すべきワークをセットして待機する。かかる操
作を繰り返して行なう。
の加工が終了する前に、他のワーク載置用テーブルに次
に加工すべきワークをセットして待機するそして、加工
機により前記一のワーク載置用テーブルのワークの加工
が完了した後、当該一のワーク載置用テーブルを加工機
による加工箇所から移動させると共に他のワーク載置用
テーブルを速やかに当該加工箇所に移動させて次のワー
クの加工を開始する。そして、このワークの加工中に前
記加工が完了したワークを前記一のワーク載置用テーブ
ルから搬出すると共に当該1のワーク載置用テーブルに
次に加工すべきワークをセットして待機する。かかる操
作を繰り返して行なう。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1乃至図3において砥石加工装置例えば、
砥石切断装置1は、基盤2、基盤2の後側に左右(長
手)方向に移動可能に載置された砥石切断機(加工機)
3、基盤2の前側に左右方向に移動可能に載置された2
台のワーク載置用のテーブル4、5、基盤2の後方に且
つ隣接して配設されたワークハンドリング装置6、基盤
2の左右両側に配置された製品ボックス7、ワーク投入
ボックス8、基盤2手前略中央に配置されたスクラップ
ボックス9、砥石切断機3の切断砥石37側に配置され
当該砥石切断機3と共に移動可能なダストプレボックス
10、制御装置15及び操作盤16等により構成されて
いる。
詳述する。図1乃至図3において砥石加工装置例えば、
砥石切断装置1は、基盤2、基盤2の後側に左右(長
手)方向に移動可能に載置された砥石切断機(加工機)
3、基盤2の前側に左右方向に移動可能に載置された2
台のワーク載置用のテーブル4、5、基盤2の後方に且
つ隣接して配設されたワークハンドリング装置6、基盤
2の左右両側に配置された製品ボックス7、ワーク投入
ボックス8、基盤2手前略中央に配置されたスクラップ
ボックス9、砥石切断機3の切断砥石37側に配置され
当該砥石切断機3と共に移動可能なダストプレボックス
10、制御装置15及び操作盤16等により構成されて
いる。
【0013】基盤2上には図3に示すように左右方向に
あり状のレール20、20及び21、21が敷設されて
おり、これらのレール20、20及び21、21上には
夫々蟻溝状のスライダ22、22及び23、23が摺動
可能に嵌合されている。そして、スライダ22、22上
には基台24が、スライダ23、23上には基台25が
載置固定されている。レール20、20及び21、21
の各間にはこれらのレールに沿ってアクチュエータ例え
ば、油圧シリンダ26、27が配設されており、各シリ
ンダ26、27のシリンダボトムが基盤2に、各ロッド
ヘッドが基台24、25に夫々ブラケットを介して固定
されている。そして、各基台24、25は、シリンダ2
6、27の伸縮により左右に所定距離移動される。
あり状のレール20、20及び21、21が敷設されて
おり、これらのレール20、20及び21、21上には
夫々蟻溝状のスライダ22、22及び23、23が摺動
可能に嵌合されている。そして、スライダ22、22上
には基台24が、スライダ23、23上には基台25が
載置固定されている。レール20、20及び21、21
の各間にはこれらのレールに沿ってアクチュエータ例え
ば、油圧シリンダ26、27が配設されており、各シリ
ンダ26、27のシリンダボトムが基盤2に、各ロッド
ヘッドが基台24、25に夫々ブラケットを介して固定
されている。そして、各基台24、25は、シリンダ2
6、27の伸縮により左右に所定距離移動される。
【0014】砥石切断機3は、モータ台ブラケット30
と、側面視略逆三角形状をなし略中央部がモータ台ブラ
ケット30に軸31を介して揺動可能に支持されたモー
タ台32と、当該モータ台32の後側に配設されたモー
タ33と、モータ台32の前端の軸受に回転可能に軸支
された砥石軸34等により構成され、モータ33の軸に
はプーリ35が、砥石軸34の両端にはプーリ36、切
断砥石37が固定されており、プーリ35と36の間に
はベルト38が掛回されている。そして、モータ台ブラ
ケット30は、基台24上に固定されたテーブル28上
に載置固定されている。
と、側面視略逆三角形状をなし略中央部がモータ台ブラ
ケット30に軸31を介して揺動可能に支持されたモー
タ台32と、当該モータ台32の後側に配設されたモー
タ33と、モータ台32の前端の軸受に回転可能に軸支
された砥石軸34等により構成され、モータ33の軸に
はプーリ35が、砥石軸34の両端にはプーリ36、切
断砥石37が固定されており、プーリ35と36の間に
はベルト38が掛回されている。そして、モータ台ブラ
ケット30は、基台24上に固定されたテーブル28上
に載置固定されている。
【0015】図3において、基台24の後端とモータ台
32の後端との間にはアクチュエアタ例えば、油圧シリ
ンダ39が配設されており、当該シリンダ39のシリン
ダボトム、ロッドヘッドは、夫々ブラケットを介して基
台24の上面後端、モータ台32の底面後端に取り付け
られている。このシリンダ39は、砥石切断機3を揺動
させてワークの切断加工を行わせるためのもので、短縮
時にはモータ台32の後端を引き下げて切断砥石37を
非切断位置まで上昇させ、伸長に伴いモータ台32の後
端を押し上げて切断砥石37を下降させワークを切断さ
せる。
32の後端との間にはアクチュエアタ例えば、油圧シリ
ンダ39が配設されており、当該シリンダ39のシリン
ダボトム、ロッドヘッドは、夫々ブラケットを介して基
台24の上面後端、モータ台32の底面後端に取り付け
られている。このシリンダ39は、砥石切断機3を揺動
させてワークの切断加工を行わせるためのもので、短縮
時にはモータ台32の後端を引き下げて切断砥石37を
非切断位置まで上昇させ、伸長に伴いモータ台32の後
端を押し上げて切断砥石37を下降させワークを切断さ
せる。
【0016】図1及び図2に示すようにワーク載置用の
テーブル4は、支柱40上に載置された上盤(以下「タ
ーンテーブル」という)41が当該支柱40に対して図
1の実線で示す第1位置から矢印Cで示す平面視時計方
向に90度回動した第2位置まで旋回可能とされてお
り、支柱41の側壁上部位置に略水平に取付られたアク
チュエータ例えば、旋回用油圧シリンダ42により旋回
駆動される。即ち、シリンダ42は、伸長時には前記第
1位置にターンテーブル41を回動させ、短縮時には前
記第2位置にターンテーブル41を回動させる。この支
柱40は、基台25上の右端に配設固定されている。
テーブル4は、支柱40上に載置された上盤(以下「タ
ーンテーブル」という)41が当該支柱40に対して図
1の実線で示す第1位置から矢印Cで示す平面視時計方
向に90度回動した第2位置まで旋回可能とされてお
り、支柱41の側壁上部位置に略水平に取付られたアク
チュエータ例えば、旋回用油圧シリンダ42により旋回
駆動される。即ち、シリンダ42は、伸長時には前記第
1位置にターンテーブル41を回動させ、短縮時には前
記第2位置にターンテーブル41を回動させる。この支
柱40は、基台25上の右端に配設固定されている。
【0017】ターンテーブル41上には図3に示すよう
にワークを固定するためのクランプ機構43が配設され
ている。このクランプ機構43は、ターンテーブル41
の上下両面の各前端略中央に夫々対抗して垂設されたブ
ラケット44、45と、上側のブラケット44の上端に
略中央が揺動可能に軸支され、先端がターンテーブル4
1の上面略中央に対抗するように配設されたアーム46
と、シリンダボトムが下側のブラケット45の下端に、
ロッドヘッドがアーム46の基端に夫々連結されたクラ
ンプ用油圧シリンダ47等により構成されている。ま
た、ターンテーブル41の上面略中央には上面の中央が
V形にカットされたワーク載置台48が固定されてい
る。
にワークを固定するためのクランプ機構43が配設され
ている。このクランプ機構43は、ターンテーブル41
の上下両面の各前端略中央に夫々対抗して垂設されたブ
ラケット44、45と、上側のブラケット44の上端に
略中央が揺動可能に軸支され、先端がターンテーブル4
1の上面略中央に対抗するように配設されたアーム46
と、シリンダボトムが下側のブラケット45の下端に、
ロッドヘッドがアーム46の基端に夫々連結されたクラ
ンプ用油圧シリンダ47等により構成されている。ま
た、ターンテーブル41の上面略中央には上面の中央が
V形にカットされたワーク載置台48が固定されてい
る。
【0018】クランプ機構43のアーム46は、シリン
ダ47が伸長すると図3の実線で示すように時計方向に
回動してその先端がワーク載置台48のV溝に載置され
たワークを押し付けて前記ワークを強固に固定し、短縮
すると2点鎖線で示すように半時計方向に回動してその
先端が載置台48上のワークから離隔する。これにより
ワーク載置台48へのワークの搬入が可能とされる。
ダ47が伸長すると図3の実線で示すように時計方向に
回動してその先端がワーク載置台48のV溝に載置され
たワークを押し付けて前記ワークを強固に固定し、短縮
すると2点鎖線で示すように半時計方向に回動してその
先端が載置台48上のワークから離隔する。これにより
ワーク載置台48へのワークの搬入が可能とされる。
【0019】更に、図2に示すようにこれらのワーク載
置用のテーブル4の支柱40の左右両側には切断された
ワークの切断部をスクラップボックス9に導くためのガ
イド49、49’が設けられている。ワーク載置用テー
ブル5もワーク載置用テーブル4と同様に構成されてい
る。尚、ワーク載置用テーブル5のワーク載置用テーブ
ル4と対応する各構成部材には相応する符号を付してそ
の説明を省略する。
置用のテーブル4の支柱40の左右両側には切断された
ワークの切断部をスクラップボックス9に導くためのガ
イド49、49’が設けられている。ワーク載置用テー
ブル5もワーク載置用テーブル4と同様に構成されてい
る。尚、ワーク載置用テーブル5のワーク載置用テーブ
ル4と対応する各構成部材には相応する符号を付してそ
の説明を省略する。
【0020】砥石切断機3は、シリンダ26(図3)の
伸長時には実線で示す位置まで左方に移動し、短縮時に
は2点鎖線37’(切断砥石のみ図示)の位置まで右方
に移動する。ワーク載置用テーブル4、5は、シリンダ
27(図2)の伸長時には実線の位置まで左方に移動
し、短縮時には右方に移動し右側のワーク載置用テーブ
ル4は2点鎖線の位置に、左側のワーク載置用テーブル
5はワーク載置用テーブル4の位置に移動する。即ち、
ワーク載置用テーブル4、5は、左右方向にシャトル動
作を行なう。
伸長時には実線で示す位置まで左方に移動し、短縮時に
は2点鎖線37’(切断砥石のみ図示)の位置まで右方
に移動する。ワーク載置用テーブル4、5は、シリンダ
27(図2)の伸長時には実線の位置まで左方に移動
し、短縮時には右方に移動し右側のワーク載置用テーブ
ル4は2点鎖線の位置に、左側のワーク載置用テーブル
5はワーク載置用テーブル4の位置に移動する。即ち、
ワーク載置用テーブル4、5は、左右方向にシャトル動
作を行なう。
【0021】図1に戻り、ワークハンドリング装置6
は、クレーンで、支柱61の上端に回転可能に配設され
たボックス62と、当該ボックス62に基端が起伏可能
に支持された第1のアーム63、このアーム63の先端
に基端が起伏可能に支持された第2のアーム64、アー
ム64の先端に取付られたフック65、アーム63と6
4との間に縮設されたスプリング66、及びボックス6
1を旋回させるための旋回用モータ、アーム63を起伏
させるための油圧シリンダ(共に図示せず)等により構
成されている。
は、クレーンで、支柱61の上端に回転可能に配設され
たボックス62と、当該ボックス62に基端が起伏可能
に支持された第1のアーム63、このアーム63の先端
に基端が起伏可能に支持された第2のアーム64、アー
ム64の先端に取付られたフック65、アーム63と6
4との間に縮設されたスプリング66、及びボックス6
1を旋回させるための旋回用モータ、アーム63を起伏
させるための油圧シリンダ(共に図示せず)等により構
成されている。
【0022】このワークハンドリング装置6は、ワーク
投入ボックス8からワークWを吊り上げて取り出し、ワ
ーク載置用テーブル4、5の各ワーク載置台48、58
(図1)上に載置すると共に、これらのワーク載置用テ
ーブル4、5において各切断部分が除去された製品をワ
ーク載置用テーブル4、5から吊り上げて製品ボックス
7に搬入する。
投入ボックス8からワークWを吊り上げて取り出し、ワ
ーク載置用テーブル4、5の各ワーク載置台48、58
(図1)上に載置すると共に、これらのワーク載置用テ
ーブル4、5において各切断部分が除去された製品をワ
ーク載置用テーブル4、5から吊り上げて製品ボックス
7に搬入する。
【0023】ダストプレボックス10(図1)は、砥石
切断機3の砥石37側に並設され、脚10a、10aの
下端に設けられたローラを介して基盤2上及び床上にレ
ール20(図3)と並んで敷設されたレール70、70
上を摺動可能とされている。砥石切断機3の切断砥石3
7にはダストカバー11が設けられており、当該ダスト
カバー11は、ダストプレボックス10の前面上部に接
続されている。また、基盤2の斜め後方位置の床にはダ
ストコレクタ(図示せず)が設置されている。そして、
ダストプレボックス10は、フレキシブルなダストチュ
ーブ12を介して前記ダストコレクタに接続されてい
る。切断砥石37により切断された被切断部分の切粉
は、ブロア(図示せず)によりダストプレボックス10
に取り込まれ、次いで、ダストチューブ12を通して前
記ダストコレクタに取り込まれる。
切断機3の砥石37側に並設され、脚10a、10aの
下端に設けられたローラを介して基盤2上及び床上にレ
ール20(図3)と並んで敷設されたレール70、70
上を摺動可能とされている。砥石切断機3の切断砥石3
7にはダストカバー11が設けられており、当該ダスト
カバー11は、ダストプレボックス10の前面上部に接
続されている。また、基盤2の斜め後方位置の床にはダ
ストコレクタ(図示せず)が設置されている。そして、
ダストプレボックス10は、フレキシブルなダストチュ
ーブ12を介して前記ダストコレクタに接続されてい
る。切断砥石37により切断された被切断部分の切粉
は、ブロア(図示せず)によりダストプレボックス10
に取り込まれ、次いで、ダストチューブ12を通して前
記ダストコレクタに取り込まれる。
【0024】基盤2の前記ダストコレクタと反対側には
制御装置15(図1)が設置されており、当該基盤2の
手前には操作盤16が移動可能に配設されている。この
操作盤16は、オペレータにより操作される。そして、
制御装置15は、操作盤16の指令に応じて砥石切断装
置1を自動制御即ち、砥石切断機3の左右方向への移動
及び昇降、ワーク載置用テーブル4、5の左右方向への
移動及びターンテーブル41、51の旋回、ワークハン
ドリング装置6の旋回及び起伏、クランプ機構43、5
3の開閉等の各制御を所定のシーケンスに従って自動制
御する。
制御装置15(図1)が設置されており、当該基盤2の
手前には操作盤16が移動可能に配設されている。この
操作盤16は、オペレータにより操作される。そして、
制御装置15は、操作盤16の指令に応じて砥石切断装
置1を自動制御即ち、砥石切断機3の左右方向への移動
及び昇降、ワーク載置用テーブル4、5の左右方向への
移動及びターンテーブル41、51の旋回、ワークハン
ドリング装置6の旋回及び起伏、クランプ機構43、5
3の開閉等の各制御を所定のシーケンスに従って自動制
御する。
【0025】以下に作用を説明する。先ず、図1乃至図
3の例えば、右側のワーク載置用テーブル4に載置した
ワークWの各切断部分A〜Cを切断加工する場合につい
て説明する。オペレータが操作盤16を操作して自動ス
イッチをオンにすると、制御装置がシリンダ27(図
2)を伸長させてワーク載置用ターンテーブル4、5を
基盤2の左側の所定位置まで移動させ、旋回用シリンダ
42を伸長させてターンテーブル41を第1位置(図
1)に旋回させると共にクランプ機構43のシリンダ4
7(図3)を短縮させてアーム46を2点鎖線の位置ま
で回動させて待機させる。次に、オペレータがワークハ
ンドリング装置6によりワーク投入ボックス8からワー
クWを吊り上げて取り出し、ターンテーブル41のワー
ク載置台48のV溝上に載置した後、クランプシリンダ
47を伸長させてアーム46を実線の位置まで回動させ
て当該ワークWを強固に固定する。
3の例えば、右側のワーク載置用テーブル4に載置した
ワークWの各切断部分A〜Cを切断加工する場合につい
て説明する。オペレータが操作盤16を操作して自動ス
イッチをオンにすると、制御装置がシリンダ27(図
2)を伸長させてワーク載置用ターンテーブル4、5を
基盤2の左側の所定位置まで移動させ、旋回用シリンダ
42を伸長させてターンテーブル41を第1位置(図
1)に旋回させると共にクランプ機構43のシリンダ4
7(図3)を短縮させてアーム46を2点鎖線の位置ま
で回動させて待機させる。次に、オペレータがワークハ
ンドリング装置6によりワーク投入ボックス8からワー
クWを吊り上げて取り出し、ターンテーブル41のワー
ク載置台48のV溝上に載置した後、クランプシリンダ
47を伸長させてアーム46を実線の位置まで回動させ
て当該ワークWを強固に固定する。
【0026】次に、図4(a)に示すようにワークWの
切断部分Aの切断位置が保証できる ◎点(原点)から当該ワークWの長さ即ち、切断部分A
とBとの切断位置間の距離dを機械的にセットする。
尚、ワークWの中心点をOとし、当該中心点Oから切断
部分Cの切断位置までの距離をd/2とする。そして、
オペレータが操作盤16(図1)の自動スタートスイッ
チをオンにすると、シリンダ39(図3)が伸長して砥
石切断機3の切断砥石37が下降し、当該ワークWの切
断部分Aを切断加工する。これによりワークWの切断部
分Aがその付根から切断加工される。そして、切断され
た切断部分Aは、図1の右側のガイド49上に落下して
スクラップボックス9に導かれる。
切断部分Aの切断位置が保証できる ◎点(原点)から当該ワークWの長さ即ち、切断部分A
とBとの切断位置間の距離dを機械的にセットする。
尚、ワークWの中心点をOとし、当該中心点Oから切断
部分Cの切断位置までの距離をd/2とする。そして、
オペレータが操作盤16(図1)の自動スタートスイッ
チをオンにすると、シリンダ39(図3)が伸長して砥
石切断機3の切断砥石37が下降し、当該ワークWの切
断部分Aを切断加工する。これによりワークWの切断部
分Aがその付根から切断加工される。そして、切断され
た切断部分Aは、図1の右側のガイド49上に落下して
スクラップボックス9に導かれる。
【0027】切断部分Aの切断加工が終了すると、シリ
ンダ39が短縮して切断砥石37を上昇させ、同時にシ
リンダ27が短縮して図4(b)に示すようにワーク載
置用テーブル4を前記距離dだけ図中右方向に速やかに
移動させる。この位置において砥石切断機3の切断砥石
37は、ワークWの切断部分Bの切断位置に位置してい
る。次いで、前記シリンダ39が伸長し、切断砥石37
が下降して切断部分Bを切断加工する。そして、切断さ
れた切断部分Bは、図1の左側のガイド49’上に落下
してスクラップボックス9(図3)に導かれる。
ンダ39が短縮して切断砥石37を上昇させ、同時にシ
リンダ27が短縮して図4(b)に示すようにワーク載
置用テーブル4を前記距離dだけ図中右方向に速やかに
移動させる。この位置において砥石切断機3の切断砥石
37は、ワークWの切断部分Bの切断位置に位置してい
る。次いで、前記シリンダ39が伸長し、切断砥石37
が下降して切断部分Bを切断加工する。そして、切断さ
れた切断部分Bは、図1の左側のガイド49’上に落下
してスクラップボックス9(図3)に導かれる。
【0028】ワークWの切断部分Bの切断加工が終了す
ると、切断砥石37が上昇してワークWから離隔すると
同時に旋回シリンダ42(図2)が駆動してターンテー
ブル41を第1位置から時計方向に90度旋回させて第
2位置にセットする。このときワークWの切断部分Cの
切断位置は、図4(c)に示すように切断砥石37の切
断位置から距離dだけ右方に位置している。次に、シリ
ンダ26(図3)が短縮して砥石切断機3を距離dだけ
右方向に速やかに移動させる。これにより切断砥石37
は、ワークWの切断部分Cの切断位置に一致(図4
(d))する。同時に切断砥石37が下降してワークW
の切断部分Cを切断加工する。
ると、切断砥石37が上昇してワークWから離隔すると
同時に旋回シリンダ42(図2)が駆動してターンテー
ブル41を第1位置から時計方向に90度旋回させて第
2位置にセットする。このときワークWの切断部分Cの
切断位置は、図4(c)に示すように切断砥石37の切
断位置から距離dだけ右方に位置している。次に、シリ
ンダ26(図3)が短縮して砥石切断機3を距離dだけ
右方向に速やかに移動させる。これにより切断砥石37
は、ワークWの切断部分Cの切断位置に一致(図4
(d))する。同時に切断砥石37が下降してワークW
の切断部分Cを切断加工する。
【0029】ワークWの各切断部分A〜Cが切断加工さ
れた後、旋回シリンダ42が駆動してターンテーブル4
1を第2位置から第1に回動させ、当該第1位置におい
てクランプ機構43が製品W’から離隔する。次いで、
オペレータがワークハンドリング装置6により製品W’
を吊り上げてターンテーブル41から製品ボックス7に
移す。このようにしてワークWは、切断部分A〜Cが順
次切断加工されて製品W’とされる。
れた後、旋回シリンダ42が駆動してターンテーブル4
1を第2位置から第1に回動させ、当該第1位置におい
てクランプ機構43が製品W’から離隔する。次いで、
オペレータがワークハンドリング装置6により製品W’
を吊り上げてターンテーブル41から製品ボックス7に
移す。このようにしてワークWは、切断部分A〜Cが順
次切断加工されて製品W’とされる。
【0030】次に、ワーク載置用テーブル4、5に夫々
ワークを載置して各切断部分を切断加工する場合につい
て図5を参照しつつ説明する。先ず、オペレータは、例
えば、前述と同様にワーク載置用テーブル4にワークW
をセットし、図5(a)に示すようにワークWの切断部
分Aの切断位置が保証できる原点◎から当該ワークWの
長さ即ち、切断部分AとBとの切断位置間の距離dを機
械的にセットする。次いで、オペレータが操作盤16
(図1)の自動スタートスイッチをオンにすると、砥石
切断機3の切断砥石37が下降して当該ワークWの切断
部分Aを切断加工(同図(b))する。
ワークを載置して各切断部分を切断加工する場合につい
て図5を参照しつつ説明する。先ず、オペレータは、例
えば、前述と同様にワーク載置用テーブル4にワークW
をセットし、図5(a)に示すようにワークWの切断部
分Aの切断位置が保証できる原点◎から当該ワークWの
長さ即ち、切断部分AとBとの切断位置間の距離dを機
械的にセットする。次いで、オペレータが操作盤16
(図1)の自動スタートスイッチをオンにすると、砥石
切断機3の切断砥石37が下降して当該ワークWの切断
部分Aを切断加工(同図(b))する。
【0031】この切断部分Aの切断加工が終了すると、
切断砥石37が上昇すると同時にワーク載置用テーブル
4が距離dだけ右方向に瞬時(数秒)に移動(同図
(c))し、次いで、切断砥石37が再び下降して切断
部分Bを切断加工(同図(d))する。この切断部分B
の切断加工が終了し切断砥石37が上昇すると同時に、
旋回シリンダ42が作動してターンテーブル41を第1
位置から時計方向に90度旋回(同図(e))させて第
2位置(同図(f))にセットし、切断砥石37が図中
右方向に所定距離dだけ瞬時(数秒)に移動して再び下
降し、切断部分Cを切断加工する。これによりワークW
は、各切断部分A〜Cを切断されて製品W’(同図
(g))とされる。
切断砥石37が上昇すると同時にワーク載置用テーブル
4が距離dだけ右方向に瞬時(数秒)に移動(同図
(c))し、次いで、切断砥石37が再び下降して切断
部分Bを切断加工(同図(d))する。この切断部分B
の切断加工が終了し切断砥石37が上昇すると同時に、
旋回シリンダ42が作動してターンテーブル41を第1
位置から時計方向に90度旋回(同図(e))させて第
2位置(同図(f))にセットし、切断砥石37が図中
右方向に所定距離dだけ瞬時(数秒)に移動して再び下
降し、切断部分Cを切断加工する。これによりワークW
は、各切断部分A〜Cを切断されて製品W’(同図
(g))とされる。
【0032】ワーク載置用テーブル4にセットされた1
個目のワークWの最後の切断部分Cの切断加工が完了す
る前に例えば、切断部分Bの切断加工が完了(同図
(d))した頃にオペレータがワークハンドリング装置
6によりワーク載置用テーブル5に2個目のワークWを
セット(同図(h))し、待機(同図(i))させる。
即ち、内段取で前後作業準備を完了させる。そして、1
個目のワークWの切断部分Cの切断加工が終了して切断
砥石37が上昇すると同時にシリンダ27(図2)が短
縮してワーク載置用テーブル4、5を図中右方向に所定
距離移動させる。また、シリンダ26が伸長して砥石切
断機3を図3の実線の位置まで左方に移動させる。
個目のワークWの最後の切断部分Cの切断加工が完了す
る前に例えば、切断部分Bの切断加工が完了(同図
(d))した頃にオペレータがワークハンドリング装置
6によりワーク載置用テーブル5に2個目のワークWを
セット(同図(h))し、待機(同図(i))させる。
即ち、内段取で前後作業準備を完了させる。そして、1
個目のワークWの切断部分Cの切断加工が終了して切断
砥石37が上昇すると同時にシリンダ27(図2)が短
縮してワーク載置用テーブル4、5を図中右方向に所定
距離移動させる。また、シリンダ26が伸長して砥石切
断機3を図3の実線の位置まで左方に移動させる。
【0033】そして、右側のワーク載置用テーブル4が
4点鎖線4’(図2)の位置まで右方に移動した状態に
おいて、左側のワーク載置用テーブル5が右側のワーク
載置用テーブル4に代わって砥石切断機3の前に移動
し、当該ワーク載置用テーブル5にセットされた2個目
のワークWの切断部分Aの切断位置が切断砥石37と合
致する。次いで、切断砥石37が下降して2個目のワー
クWの切断部分Aの切断加工(同図(j))をする。
4点鎖線4’(図2)の位置まで右方に移動した状態に
おいて、左側のワーク載置用テーブル5が右側のワーク
載置用テーブル4に代わって砥石切断機3の前に移動
し、当該ワーク載置用テーブル5にセットされた2個目
のワークWの切断部分Aの切断位置が切断砥石37と合
致する。次いで、切断砥石37が下降して2個目のワー
クWの切断部分Aの切断加工(同図(j))をする。
【0034】この2個目のワークの切断部分の切断加工
中に、オペレータは、既に切断部分A〜Cの切断加工が
完了したワーク載置用テーブル4上の製品W’をワーク
ハンドリング装置6により吊り上げて製品ボックス7に
搬入し、ワーク載置用テーブル5の2個目のワークWの
切断部分Cの切断加工が完了前に、ワーク載置用テーブ
ル4に3個目のワークをセットして待機する。そして、
2個目のワークの切断加工が終了して切断砥石37が上
昇した時にワーク載置用テーブル4、5が左方に実線の
位置(図2)まで移動され、前記3個目のワークの切断
加工が開始される。かかる操作が繰り返して行なわれ
る。
中に、オペレータは、既に切断部分A〜Cの切断加工が
完了したワーク載置用テーブル4上の製品W’をワーク
ハンドリング装置6により吊り上げて製品ボックス7に
搬入し、ワーク載置用テーブル5の2個目のワークWの
切断部分Cの切断加工が完了前に、ワーク載置用テーブ
ル4に3個目のワークをセットして待機する。そして、
2個目のワークの切断加工が終了して切断砥石37が上
昇した時にワーク載置用テーブル4、5が左方に実線の
位置(図2)まで移動され、前記3個目のワークの切断
加工が開始される。かかる操作が繰り返して行なわれ
る。
【0035】図8(b)は、上述の1個目ワークWの各
切断部分A〜Cの切断加工及び2個目のワークのセット
・待機及び各切断部分A〜Cの切断加工のタイミングチ
ャートを示す。このタイミングチャートから明らかなよ
うに、1個目のワークWの各切断部分A〜Cの切断加工
を行ない製品とするまでに要する時間が約7分、2個目
のワークが製品されるまでに要する時間が約12.5分とな
り、同図(a) に示す従来の2個目のワークが製品とされ
るまでに要する時間(18分)よりも約5.5 分程短縮され
る。従って、多数のワークの各切断部分A〜Cの切断加
工を行なう場合に所要時間が大幅に短縮され、切断砥石
37の稼働率が大幅に向上する。
切断部分A〜Cの切断加工及び2個目のワークのセット
・待機及び各切断部分A〜Cの切断加工のタイミングチ
ャートを示す。このタイミングチャートから明らかなよ
うに、1個目のワークWの各切断部分A〜Cの切断加工
を行ない製品とするまでに要する時間が約7分、2個目
のワークが製品されるまでに要する時間が約12.5分とな
り、同図(a) に示す従来の2個目のワークが製品とされ
るまでに要する時間(18分)よりも約5.5 分程短縮され
る。従って、多数のワークの各切断部分A〜Cの切断加
工を行なう場合に所要時間が大幅に短縮され、切断砥石
37の稼働率が大幅に向上する。
【0036】尚、上記実施例においては、基盤2上にワ
ーク載置用テーブルを2台設けて左右に交互に移動(シ
ャトル移動)させる場合について記述したが、これに限
るものではなく、基盤2上にターンテーブルを設け、当
該ターンテーブル上に2台以上の複数台のワーク載置用
テーブルを配設して当該ターンテーブルを所定のタイミ
ンイグで間歇的に旋回させながら各ワーク載置用テーブ
ルに順次ワークをセットし、これらのワークを順次切断
加工し、加工完了したワークを順次取り出すようにして
もよい。
ーク載置用テーブルを2台設けて左右に交互に移動(シ
ャトル移動)させる場合について記述したが、これに限
るものではなく、基盤2上にターンテーブルを設け、当
該ターンテーブル上に2台以上の複数台のワーク載置用
テーブルを配設して当該ターンテーブルを所定のタイミ
ンイグで間歇的に旋回させながら各ワーク載置用テーブ
ルに順次ワークをセットし、これらのワークを順次切断
加工し、加工完了したワークを順次取り出すようにして
もよい。
【0037】また、上記実施例においてはワークの湯口
を切断する場合について記述したが、これに限るもので
はなく、砥石により加工を要する全ての砥石・刃物加工
装置に適用することができ、特に、2箇所以上の加工を
要するワークの加工装置に対して極めて好適である。
を切断する場合について記述したが、これに限るもので
はなく、砥石により加工を要する全ての砥石・刃物加工
装置に適用することができ、特に、2箇所以上の加工を
要するワークの加工装置に対して極めて好適である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ワ
ーク載置用テーブルにワークをセットし、高速回転する
砥石により前記ワークを加工する砥石加工装置におい
て、前記砥石を回転させる加工機を前記ワークに対して
昇降させる昇降手段と、載置せるワークの加工すべき箇
所を前記砥石に臨ませるべく移動及び旋回可能な複数の
ワーク載置用テーブルと、前記ワーク載置用テーブルに
夫々設けられワークを固定するクランプ機構と、前記各
ワーク載置用テーブルを移動及び旋回させる駆動手段
と、前記昇降手段及び各クランプ機構及び駆動手段を夫
々所定の手順で制御する制御手段とを備えたことによ
り、加工精度を落とすことなく砥石の稼働率を大幅に高
めることが可能となり、これに伴い生産性の向上が図ら
れるという優れた効果がある。
ーク載置用テーブルにワークをセットし、高速回転する
砥石により前記ワークを加工する砥石加工装置におい
て、前記砥石を回転させる加工機を前記ワークに対して
昇降させる昇降手段と、載置せるワークの加工すべき箇
所を前記砥石に臨ませるべく移動及び旋回可能な複数の
ワーク載置用テーブルと、前記ワーク載置用テーブルに
夫々設けられワークを固定するクランプ機構と、前記各
ワーク載置用テーブルを移動及び旋回させる駆動手段
と、前記昇降手段及び各クランプ機構及び駆動手段を夫
々所定の手順で制御する制御手段とを備えたことによ
り、加工精度を落とすことなく砥石の稼働率を大幅に高
めることが可能となり、これに伴い生産性の向上が図ら
れるという優れた効果がある。
【図1】本発明を適用した砥石切断装置の一実施例を示
す一部省略斜視図である。
す一部省略斜視図である。
【図2】図1の一部省略正面図である。
【図3】図2の一部切欠側面図である。
【図4】図1の砥石切断装置によるワークの各切断部分
の切断加工の手順を示す説明図である。
の切断加工の手順を示す説明図である。
【図5】図1の砥石切断装置により2個のワークの各切
断部分を順次切断加工する場合の手順を示す説明図であ
る。
断部分を順次切断加工する場合の手順を示す説明図であ
る。
【図6】切断加工を要するワークの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図7】砥石切断機を備えた従来の砥石切断装置により
図6のワークの各切断部分を切断加工する場合の説明図
である。
図6のワークの各切断部分を切断加工する場合の説明図
である。
【図8】砥石切断装置によりワークの切断部分を切断加
工する場合のタイムチャートを示す図である。
工する場合のタイムチャートを示す図である。
1 砥石切断装置 2 基盤 3 砥石切断機 4、5 ワーク載置用テーブル 6 ワークハンドリング装置 7 製品ボックス 8 ワーク投入ボックス 9 スクラップボックス 10 ダストプレボックス 15 制御装置 16 操作盤 37 切断砥石 41、51 ターンテーブル 43、53 クランプ機構 W ワーク W’ 製品 A〜C 切断部分
Claims (1)
- 【請求項1】 ワーク載置用テーブルにワークをセット
し、高速回転する砥石により前記ワークを加工する砥石
加工装置において、前記砥石を回転させる加工機を前記
ワークに対して昇降させる昇降手段と、載置せるワーク
の加工すべき箇所を前記砥石に臨ませるべく移動及び旋
回可能な複数のワーク載置用テーブルと、前記ワーク載
置用テーブルに夫々設けられワークを固定するクランプ
機構と、前記各ワーク載置用テーブルを移動及び旋回さ
せる駆動手段と、前記昇降手段及び各クランプ機構及び
駆動手段を夫々所定の手順で制御する制御手段とを備え
たことを特徴とする砥石加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26601091A JPH05104433A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 砥石加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26601091A JPH05104433A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 砥石加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104433A true JPH05104433A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17425124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26601091A Pending JPH05104433A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 砥石加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05104433A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104647612A (zh) * | 2015-02-15 | 2015-05-27 | 安徽芜湖海螺建筑安装工程有限责任公司 | 一种适用于水泥回转窑耐火砖的切砖机 |
CN106737066A (zh) * | 2017-01-13 | 2017-05-31 | 苏州哈勒数控磨床有限公司 | 一种五轴磨床 |
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