JPH11165213A - 加工板材のバリ取り方法およびその装置 - Google Patents

加工板材のバリ取り方法およびその装置

Info

Publication number
JPH11165213A
JPH11165213A JP33739997A JP33739997A JPH11165213A JP H11165213 A JPH11165213 A JP H11165213A JP 33739997 A JP33739997 A JP 33739997A JP 33739997 A JP33739997 A JP 33739997A JP H11165213 A JPH11165213 A JP H11165213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deburring
work
plate material
processed plate
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33739997A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Kunihiro
俊昭 国広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP33739997A priority Critical patent/JPH11165213A/ja
Publication of JPH11165213A publication Critical patent/JPH11165213A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性や作業環境を良好に維持しながら加工
板材の表面を傷つけずにバリ取りし、加工板材の端面を
面取り仕上げにする。 【解決手段】 ワーク搬入装置5により、積載した加工
板材Wから1枚の加工板材Wを取り出してバリ取り加工
室3のワーク搬入口13を経てワークテーブル25上に
搬入し、この加工板材Wをワーククランプ装置27によ
りクランプして固定する。制御装置9により予め入力し
た加工板材Wのデータに基づいてバリ取り工具23を上
下及び左右方向に自動的に移動位置決めして前記加工板
材Wの端縁のバリを切削する。バリ取り済の製品Pをワ
ーククランプ装置27からアンクランプし、この製品P
をワーク搬出装置7によりワークテーブル25から取り
出してバリ取り加工室3のワーク搬出口17を経て搬出
せしめる。自動的に行われるので生産性が損なわれるこ
となく、バリのみを切削するので加工板材Wの表面を傷
つけない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチ加工機等の
板材加工機により加工された加工板材のバリ取り方法お
よびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバリ取り装置201においては、
図13に示されているように、製品加工された加工板材
Wはベルトコンベア203上に載置され、ベルトコンベ
ア203上で前記加工板材Wの表面が回転ホイール20
5の回転バリ取り工具により削られながら前記加工板材
Wのバリが除去される。
【0003】また、図14に示されているようにベルト
コンベア203上の加工板材Wは表面が回転研磨ベルト
207の回転バリ取り工具により削られながら加工板材
Wのバリが除去される。
【0004】あるいは、図15に示されているようにベ
ルトコンベア203上の加工板材Wは表面がカップブラ
シ209の回転バリ取り工具により削られながら加工板
材Wのバリが除去される。
【0005】また、図16に示されているようにベルト
コンベア203上の加工板材Wは表面が上記の回転ホイ
ール205と回転研磨ベルト207とカップブラシ20
9とを組み合わせた回転バリ取り工具により削られなが
ら加工板材Wのバリが除去される。
【0006】また、他のバリ取り方法としては、サンダ
ーやヤスリ等のバリ取り工具により手作業でバリ取り加
工が行われている。
【0007】さらに、レーザ加工やプラズマ加工等の熱
エネルギーによりバリを除去する方法、超音波振動等の
科学的方法によりバリを除去する方法もある。
【0008】また、バレル研磨やショットブラスト等の
研削加工によりバリを除去する方法もある。また、電解
バリ取り、電解研磨等の電気的方法によるバリ取りもあ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のバリ
取り方法及び装置においては、図13〜図16に示され
ているようにベルトコンベア203上で各種の回転バリ
取り工具を用いて行なう場合は、加工板材Wの表面に傷
がついてしまうという問題点があった。
【0010】したがって、従来のバリ取り装置201で
は表面処理鋼板やボンデ鋼板等の表面処理材、ステンレ
スのビニールコーティング材や鏡面仕上げ材などのよう
な表面加工された加工板材Wの表面を傷つけずに、バリ
のみを除去することができないという問題点があった。
また、加工板材の板厚の端面がエッジになることもある
ので危険であるという問題点があった。
【0011】サンダーやヤスリ等のバリ取り工具による
手作業では作業環境が悪く、人件費がかかり、生産性が
悪いという問題点があった。
【0012】レーザ加工やプラズマ加工等の熱エネルギ
ーによるバリ取り方法では、設備コストが高く、生産性
が低いという問題点があった。
【0013】バレル研磨やショットブラスト等の研削加
工によるバリ取り方法では、加工板材の表面を傷つけて
しまうという問題点があった。
【0014】電解バリ取り、電解研磨等の電気的方法に
よるバリ取り方法では、表面処理材、ビニールコーティ
ング材の処理目的に悪影響を及ぼしてしまうという問題
点があった。
【0015】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、生産性や作業環境を良好に維
持しながら加工板材の表面を傷つけずにバリ取りし、加
工板材の端面を面取り仕上げにし得る加工板材のバリ取
り方法およびその装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の加工板材のバリ取り方法
は、ワーク搬入装置により、積載した加工板材から1枚
の加工板材を取り出してバリ取り加工室のワーク搬入口
を経てワークテーブル上に搬入し、この搬入された加工
板材をワーククランプ装置により把持固定し、制御装置
により予め入力した加工板材の各種データに基づいてバ
リ取り工具を上下及び左右方向に自動的に移動位置決め
して前記加工板材に付いているバリを切削し、このバリ
取り加工済の加工板材の製品をワーククランプ装置から
アンクランプし、この製品をワーク搬出装置によりワー
クテーブルから取り出してバリ取り加工室のワーク搬出
口を経て搬出せしめることを特徴とするものである。
【0017】したがって、加工板材の搬入と、バリ取り
加工と、このバリ取り加工された加工板材の製品の搬出
が制御装置により自動的に行われるので生産性が損なわ
れることなく、しかも、バリ取り工具が予め入力した加
工板材のデータに基づいて加工板材のバリのみを切削す
るので加工板材の表面を傷つけずにバリ取り加工され
る。
【0018】請求項2によるこの発明の加工板材のバリ
取り方法は、請求項1記載の加工板材のバリ取り方法に
おいて、前記バリ取り工具を複数個で構成し、前記複数
のバリ取り工具の中から1つを選択してバリ取り加工を
行うことを特徴とするものである。
【0019】したがって、前記複数のバリ取り工具から
1つを選択してバリ取り加工を行うので、加工板材に種
々の端面仕上げを行うことができ、例えばバーリング、
エンボス、カウンターシンク等の成型加工が施された加
工板材に対してもバリ取り加工が可能である。
【0020】請求項3によるこの発明の加工板材のバリ
取り方法は、請求項1又は2記載の加工板材のバリ取り
方法において、バリ取り加工中はワーク搬入口とワーク
搬出口を閉塞してバリ取り加工室をほぼ密閉状態にし、
このバリ取り加工室内の粉塵を集塵装置により排出せし
めてなることを特徴とするものである。
【0021】したがって、バリ取り加工室がほぼ密閉状
態であるので、バリ取り加工室内でバリ取り加工時に発
生するバリ等の粉塵は外に飛び出さないから、作業環境
が良好に維持される。しかもバリ取り加工室内に発生し
た粉塵は集塵装置により適切に排出処理される。
【0022】請求項4によるこの発明の加工板材のバリ
取り装置は、開閉自在なワーク搬入口及びワーク搬出口
を備えると共に下部に加工板材を載置するワークテーブ
ルを備えたバリ取り加工室と、前記ワークテーブル上に
搬入された加工板材を把持固定して位置決めするワーク
クランプ装置と、前記ワークテーブル上に位置決めされ
た加工板材のバリを切削すべく前記バリ取り加工室内の
上部に上下及び左右移動自在に設けたバリ取り工具と、
積載した加工板材から1枚の加工板材を取り出して前記
バリ取り加工室のワーク搬入口を経て前記ワークテーブ
ル上に搬入するワーク搬入装置と、前記ワークテーブル
上のバリ取り加工済の加工板材の製品を前記ワークテー
ブルから取り出して前記バリ取り加工室のワーク搬出口
を経て搬出するワーク搬出装置と、予め入力した加工板
材の各種データに基づいて前記バリ取り工具を上下及び
左右に移動せしめて、位置決めした前記加工板材に付い
ているバリを自動的にバリ取り加工せしめる制御装置
と、からなることを特徴とするものである。
【0023】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、ワーク搬入装置による加工板材の搬入と、バリ取
り加工室内でのバリ取り加工と、前記バリ取り加工され
た加工板材の製品のワーク搬出装置による搬出が、制御
装置により自動的に行われるので生産性が損なわれるこ
となく、しかも、バリ取り加工室内では制御装置により
バリ取り工具が予め入力した加工板材のデータに基づい
て加工板材のバリのみを切削するので加工板材の表面を
傷つけずにバリ取り加工される。
【0024】請求項5によるこの発明の加工板材のバリ
取り装置は、請求項4記載の加工板材のバリ取り装置に
おいて、複数個の前記バリ取り工具を設けると共に前記
制御装置が前記複数のバリ取り工具の中から1つを選択
してバリ取り加工を行うよう制御するものであることを
特徴とするものである。
【0025】したがって、請求項2記載の作用と同様で
あり、前記複数のバリ取り工具から1つを選択してバリ
取り加工を行うので、加工板材に種々の端面仕上げを行
うことができ、例えばバーリング、エンボス、カウンタ
ーシンク等の成型加工が施された加工板材に対してもバ
リ取り加工が可能である。
【0026】請求項6によるこの発明の加工板材のバリ
取り装置は、請求項4又は5記載の加工板材のバリ取り
装置において、バリ取り加工室内の粉塵を排出せしめる
集塵装置をバリ取り加工室内に連通してなることを特徴
とするものである。
【0027】したがって、請求項3記載の作用と同様で
あり、バリ取り加工室がほぼ密閉状態であるので、バリ
取り加工室内でバリ取り加工時に発生するバリ等の粉塵
は外に飛び出さないから、作業環境が良好に維持され
る。しかもバリ取り加工室内の粉塵は集塵装置により排
出処理される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明のバリ取り方法およ
びその装置の実施の形態について、図面を参照して説明
する。
【0029】図1及び図2を参照するに、本実施の形態
に係わる加工板材Wのバリ取り装置1は、図1において
中央に位置して加工板材Wのバリ取り加工を行うための
バリ取り加工室3と、このバリ取り加工室3の図1にお
いて左側に位置してバリ取り加工室3に加工すべき加工
板材Wを搬入するためのワーク搬入装置5と、前記バリ
取り加工室3の図1において右側に位置してバリ取り加
工室3内でバリ取り加工済の製品Pを搬出するためのワ
ーク搬出装置7と、ワーク搬入装置5における加工板材
Wの搬入動作とバリ取り加工室3内におけるバリ取り加
工動作とワーク搬出装置7における製品Pの搬搬出動作
とを自動的に制御する制御装置9と、から構成されてい
る。
【0030】前記バリ取り加工室3は、門型フレーム構
造となっており、図1において左側に搬入側ドア11に
より開閉自在なワーク搬入口13が設けられ、図1にお
いて右側に搬出側ドア15により開閉自在なワーク搬出
口17が設けられ、図2において下側には工具交換ドア
19により開閉自在な工具交換口21がバリ取り工具2
3を交換するために設けられている。
【0031】前記バリ取り加工室3内には、下部に搬入
された加工板材Wを載置するワークテーブル25が備え
られており、前記ワークテーブル25の上部には搬入さ
れた加工板材Wを把持固定して位置決めするための後述
するワーククランプ装置27が設けられている。
【0032】前記ワークテーブル25の下方にはバリ取
り加工時に発生し落下するバリ等の粉塵を集積するダス
ト受け29が設けられている。このダスト受け29には
図2に示されているように集塵装置31がダクト33を
介して連通されており、粉塵がダクト33を経て集塵装
置31に吸引され処理される。
【0033】また、前記バリ取り加工室3内の上部に
は、前記ワークテーブル25上に位置決めされた加工板
材Wの端縁のバリを切削するためのバリ取り工具23が
工具駆動装置35によりX軸方向(図1及び図2におい
て左右方向)及びY軸方向(図2において上下方向)及
びZ軸方向(図1において上下方向)に移動自在に設け
られている。
【0034】前記ワーク搬入装置5は下部に加工板材W
を積載して載置するワーク載置台37が設けられてお
り、このワーク載置台37の上方からバリ取り加工室3
のワーク搬入口13のほぼ直前まで延伸したローダレー
ル39が水平に設けられており、このローダレール39
にローダ41が往復動自在に設けられている。このロー
ダ41には例えばモータ(図示省略)が装着されてお
り、このモータによって回転されるピニオン(図示省
略)がローダレール39に設けたラック(図示省略)に
噛合されている。従って、ローダ41はモータが正逆回
転することにより、ローダレール39に沿ってX軸方向
に往復動される。
【0035】また、前記ローダ41の下部には、加工板
材Wを吸着する吸着装置43が設けられている。この吸
着装置43は例えばローダ41の下部に上下シリンダ
(図示省略)を介してストレッチ45が上下動自在に設
けられ、このストレッチ45に複数の吸着パッド47が
垂設されている。したがって、ワーク載置台37の最上
部の1枚の加工板材Wが前記上下シリンダの作動により
下降して吸着パッド47により吸着されて、下側の他の
加工板材Wから分離される。
【0036】なお、前記ローダ41の下面には図1にお
いてストレッチ45を右方向へ延長して移動可能にする
図示せざるスライダが設けられており、このスライダに
よりストレッチ45の下方の吸着パッド47に吸着され
た加工板材Wが容易にバリ取り加工室3内の内部まで届
くようになっている。例えば、実公昭63−3802
8、実公昭63−38029などに記載された機構を使
うのが有効である。
【0037】前記ワーク搬出装置7は、上記のワーク搬
入装置5とほぼ同様の構造であり、下部にバリ取り加工
済の製品Pを積載して載置する製品載置台49が設けら
れており、この製品載置台49の上方からバリ取り加工
室3のワーク搬出口17のほぼ直前まで延伸したアンロ
ーダレール51が水平に設けられており、このアンロー
ダレール51に上記のローダ41と同様な構造のアンロ
ーダ53が往復動自在に設けられている。
【0038】また、前記アンローダ53の下部には、製
品Pを吸着する吸着装置55が上記のローダ41の吸着
装置43と同様な構造のストレッチ57、吸着パッド5
9が設けられており、図示せざるスライダにより前記ス
トレッチ57を図1において左方向へ延長して移動可能
に設けられ、吸着パッド59が容易にバリ取り加工室3
内の内部まで届くようになっている。前記ストレッチ5
7は前記ストレッチ45と同様の構造となっている。
【0039】次に、前記ワークテーブル25の詳細につ
いて図3及び図4を参照して説明すると、ワークテーブ
ル25のテーブルフレーム61が平面でほぼ矩形状をな
す立方体形状のフレーム構造からなり、このテーブルフ
レーム61の外枠の上部フレーム63の上端に近い位置
には平板状の支持フレーム65が横架されており、前記
支持フレーム65の上面には図4に示されているように
多数のブラシ67が碁盤目状に配置された位置に植設さ
れて全体としてブラシテーブル69が構成されている。
なお、前記多数のブラシ67の先端位置からなるブラシ
テーブル面は前記上部フレーム63の上端面より上方に
位置しており、加工板材WのパスラインPLを構成して
いる。
【0040】なお、ブラシテーブル69の形態は特に限
定されないが、本実施の形態では多数の各ブラシ67は
多数のプレート71に植設され、このブラシ67付きの
多数のプレート71が支持フレーム65の上面にそれぞ
れ独立分離して交換可能に取付けられている。このよう
に多数のブラシ67を独立分離可能なユニット化したブ
ラシテーブル69は、ブラシ67を消耗品として交換を
容易にするという点で望ましい。
【0041】上記のブラシテーブル69の多数のブラシ
67の間には、図4に示されているように多数のテーブ
ルシャフト73が碁盤目状に配置されて支持フレーム6
5の上面にそれぞれ独立してシャフト昇降駆動装置とし
てのシャフト昇降シリンダ75により昇降自在に設けら
れている。前記多数の各シャフト昇降シリンダ75はそ
れぞれ独立して制御されるように後述する制御装置9に
電気的に接続されている。
【0042】また、前記各テーブルシャフト73の上端
にはウレタンゴム材等の緩衝材77が設けられており、
前記各テーブルシャフト73が最上昇点に位置するとき
には図3に示されているように前記緩衝材77の先端面
がパスラインPLに位置する。なお、前記各テーブルシ
ャフト73の最下降点は、前記緩衝材77の先端面がパ
スラインPLから少し下がった位置にあれば十分であ
る。
【0043】前記上部フレーム63の図4において左側
と下側には前記ブラシテーブル面に載置された加工板材
Wの側縁をクランプするワーククランプ装置27が設け
られている。このワーククランプ装置27は図4におい
て左側の上部フレーム63の上面に設けられた複数のY
軸回避クランプ79yと、図4において下側の上部フレ
ーム63の上面に設けられた複数のX軸回避クランプ7
xとから構成されている。
【0044】X軸回避クランプ79xとY軸回避クラン
プ79yは同様の構造であり、Y軸回避クランプ79y
例にとって説明すると、Y軸回避クランプ79yは図5
に示されているように上部フレーム63に取り付けられ
たワーククランプシリンダ81がスラストベアリング8
3を介して水平方向に回動自在に設けられている。
【0045】このワーククランプシリンダ81の上部に
は下クランプジョー85が固定されており、この下クラ
ンプジョー85に対向して軸支された上クランプジョー
87には前記ワーククランプシリンダ81のピストン8
9の先端が連結され、上クランプジョー87が下クラン
プジョー85に対して上下動して加工板材Wをクランプ
・アンクランプするように構成されている。
【0046】さらに、上部フレーム63の内部には図6
に示されているように、回避駆動シリンダ91が水平旋
回自在に設けられており、この回避駆動シリンダ91の
ピストンロッド93の先端は互いに回動自在に軸承され
た2つのリンク材95、97からなるリンク機構99に
連結されている。リンク材95の他端は上部フレーム6
3に、リンク材97の他端はワーククランプシリンダ8
1の下面より半径方向へ突出された突出部材101に、
それぞれ軸承されている。
【0047】したがって、ワーククランプシリンダ81
は回避駆動シリンダ91のピストンロッド93の作動に
よりリンク機構99を介して水平方向に回動されるの
で、上クランプジョー87と下クランプジョー85は図
6において二点鎖線のA,B間を水平方向に旋回され、
Y軸回避クランプ79yが水平方向に旋回して加工板材
Wの側縁へ進退移動自在に設けられている。
【0048】なお、ワーククランプシリンダ81及び回
避駆動シリンダ91はそれぞれ、後述する制御装置9に
電気的に接続されている。
【0049】支持フレーム65の上面にはブラシテーブ
ル面の加工板材Wを位置決めするためにブラシテーブル
69の側縁付近に位置して図4において左側に複数の原
点位置決め部材としてのY軸ロケートピン103y、下
側に複数のX軸ロケートピン103xがそれぞれ設けら
れている。前記各ロケートピン103x、103yはロケ
ートピン用シリンダ105により駆動されてブラシテー
ブル面から上方へ出没自在に設けられている。
【0050】さらに、上部フレーム63の上面には図4
において左斜め下側にワーク引込みクランプ107が設
けられている。このワーク引込みクランプ107は図4
において右斜め上方側に進退自在のピストンロッド10
9を備えた引込みクランプシリンダ111が上部フレー
ム63の上面に固定され、ピストンロッド109の先端
には前述したY軸回避クランプ79yのクランプ機構と
同様のクランプ機構が備えられている。
【0051】したがって、引込みクランプシリンダ11
1のピストンロッド109が右斜め上方に前進してブラ
シテーブル69上の加工板材Wを把持し、ピストンロッ
ド109が後退することにより加工板材Wが複数のX軸
ロケートピン103x及びY軸ロケートピン103yに突
当てられて位置決めされ、加工板材Wの原点位置決めが
精度良く、しかも容易に行なわれる。
【0052】図3を参照するに、制御装置9は製品サイ
ズや加工形状や各テーブルシャフト73の配置やロケー
トピン103x、103yの配置やバリ取り工具23の形
状等のデータを入力するための入力装置113と表示装
置115、この入力されたデータを記憶するためのメモ
リ117と、予め入力されている各テーブルシャフト7
3の配置やロケートピン103x、103yの配置やバリ
取り工具23の形状等のデータと製品サイズや加工形状
とを比較判断する比較判断装置119とから構成されて
いる。
【0053】なお、前記比較判断装置119では加工板
材Wの形状範囲内に位置する各テーブルシャフト73の
みを上昇したままにしておき、他のテーブルシャフト7
3は下降すべく前記シャフト昇降シリンダ75に指令を
発生したり、複数のX軸回避クランプ79x及びY軸回
避クランプ79yの中で、加工板材Wのバリ取り時にバ
リ取り工具23と干渉する回避クランプ79のみをアン
クランプして後退せしめて退避させ、バリ取り後に再び
前進せしめて加工板材Wをクランプするようワーククラ
ンプシリンダ81及び回避駆動シリンダ91に指令を発
生する。
【0054】また、前記比較判断装置119では加工板
材Wの形状範囲内に位置する各テーブルシャフト73の
うち、加工板材Wのバリ取り時にバリ取り工具23と干
渉するテーブルシャフト73のみを随時下降せしめ、こ
のバリ取り後再び上昇せしめるようシャフト昇降シリン
ダ75に指令を発生することもできる。
【0055】次に、前記工具駆動装置35の詳細につい
て図面を参照して説明すると、図7及び図8を参照する
に、テーブルフレーム61における平面でほぼ矩形状を
なす上部フレーム63の四隅に支柱フレーム121が上
部フレーム63より上方に延伸して立設されており、各
支柱フレーム121の上端にはX軸方向に延伸されたX
軸ガイド部材123A,123Bの両端部が支持されて
いると共に、Y軸方向に延伸されたY軸ガイド部材12
5A,125Bの両端部が支持されている。なお、上記
のX軸ガイド部材123A,123B及びY軸ガイド部
材125A,125Bとしては例えば中空リニアボール
ブッシュガイドが用いられている。
【0056】前記X軸ガイド部材123A,123Bに
はそれぞれX軸キャレッジ127A,127BがX軸方
向へ移動自在に支持されており、この各X軸キャレッジ
127A,127BにはY軸方向に延伸されたX軸可動
部材129の両端部が支持されている。
【0057】また、前記各Y軸ガイド部材125A,1
25BにはそれぞれY軸キャレッジ131A,131B
がY軸方向へ移動自在に支持されており、この各Y軸キ
ャレッジ131A,131BにはX軸方向に延伸された
Y軸可動部材133の両端部が支持されている。
【0058】前記X軸可動部材129とY軸可動部材1
33は互いに立体交差しており、この立体交差部分には
スライド135が支持されている。このスライド135
は、図9に示されているようにX軸可動部材129に対
してはリニアボールブッシュ129Aを介してY方向へ
移動自在に支持されており、Y軸可動部材133に対し
てはリニアボールブッシュ133Aを介してX方向へ移
動自在に支持されている。
【0059】前記X軸可動部材129をX方向に移動す
るために、タイミングベルト等のX軸駆動ベルト137
が設けられている。前記X軸駆動ベルト137は、前記
各支柱フレーム121に回転自在に貫通してY方向に延
伸された回転軸139の両端部及び各支柱フレーム12
1に回転自在に設けられた各プーリ141に掛回されて
おり、且つ前記各X軸キャレッジ127A,127Bに
連結されている。
【0060】したがって、前記回転軸139に連動連結
して設けられたX軸用サーボモータ143が回転駆動さ
れることによりX軸可動部材129がX軸方向に移動さ
れ、スライド135が同時にX軸方向へ移動位置決めさ
れることとなる。
【0061】前記Y軸可動部材133をY軸方向へ移動
するための構成も上記構成と同様であるので、Y軸用サ
ーボモータ145によりY軸駆動ベルト147が駆動さ
れることにより、Y軸可動部材133を介してスライド
135がY方向へ移動され位置決めされることとなる。
【0062】X軸駆動ベルト137及びY軸駆動ベルト
147は、分かりやすくするために図7では便宜上、片
側のみが図示されているが、実際には図8に示されてい
るようにそれぞれ両側に設けられている。
【0063】前記スライド135の下部には、図10及
び図11に示されているように2つのバリ取り工具23
をZ軸方向へ上下動及び回転せしめるツール軸駆動装置
149が設けられている。スライド135の下部に対向
する位置に2つの平板状の支持ブラケット151が固定
されており、各支持ブラケット151にはZ軸方向に延
伸されたツール用ボールネジ153にナット部材155
が螺合されており、このナット部材155は前記ツール
用ボールネジ153と平行に支持ブラケット151上に
設けられたリニアガイド157に案内される。
【0064】前記ツール用ボールネジ153は図11に
おいて上端に従動プーリ159が設けられており、この
従動プーリ159にタイミングベルト161を介してZ
軸用駆動モータ163の駆動プーリ165に掛回されて
いる。
【0065】前記ナット部材155にはツール用駆動モ
ータ167が固定されており、このツール用駆動モータ
167の回転軸の下端には図12に示されているような
例えば超硬やハイス等の材質からなるR取り加工用工具
169やC面取り加工用工具171等のバリ取り工具2
3が着脱自在に設けられている。
【0066】なお、前記Z軸用駆動モータ163はバリ
取り工具23を2段位置決め可能に回転できるようにな
っており、バリ取り工具23がパスラインPLの手前ま
では例えば5m/minの高速で下降し、その後のパス
ラインPLの位置までは例えば1m/minの低速で下
降するように構成されている。
【0067】なお、本実施の形態ではバリ取り工具23
として上記のように回転工具を用いているが、例えばバ
イブレータにより振動される縦振動工具のような他の形
態のバリ取り工具23を用いても構わない。
【0068】また、制御装置9では、加工板材Wの図形
パターンデータを基にしてバリ取り加工される部分のみ
が自動プログラムによりソフト変換されてバリ取り加工
データが作成されるように構成されている。バリ取り工
具23は前記バリ取り加工データに基づいてX軸方向、
Y軸方向、Z軸方向の移動位置決めを制御するように工
具駆動装置35へ指令が発生される。また、制御装置9
により、R取り加工やC面取り加工などの所望のバリ取
り加工状態に応じて2つのバリ取り工具23のうちの1
つが選択される。
【0069】上記構成により、ワーク搬入装置5のワー
ク載置台37に加工板材Wが積載されており、この最上
部の1枚の加工板材Wが吸着パッド47により吸着され
て上昇され、ローダ41がローダレール39に沿って図
1において右側に移動する。バリ取り加工室3の搬入側
ドア11が開けられ、ストレッチ45の下方の吸着パッ
ド47に吸着された加工板材Wがスライドによりワーク
搬入口13を通過してバリ取り加工室3内に移動され
る。
【0070】吸着パッド47が下降して前記加工板材W
がワークテーブル25のブラシテーブル69上に載置さ
れる。このとき、ワークテーブル25の多数の各テーブ
ルシャフト73及び各X軸ロケートピン103xとY軸
ロケートピン103yは予め下降位置にあり、各X軸回
避クランプ79xとY軸回避クランプ79yは後退位置に
ある。吸着パッド47及びローダ41はワーク搬入装置
5の原位置へ復帰され、前記搬入側ドア11は閉じられ
る。
【0071】加工板材Wがブラシテーブル69に載置さ
れた後、各X軸ロケートピン103xとY軸ロケートピ
ン103yがブラシテーブル面より上方へ上昇する。
【0072】ワーク引込みクランプ107のピストンロ
ッド109が前進してクランプ機構により加工板材Wが
クランプされた後、この加工板材Wは前記ピストンロッ
ド109が後退することにより各X軸ロケートピン10
xとY軸ロケートピン103yに突当てられて原点位置
決めされる。
【0073】多数のテーブルシャフト73が最上昇点へ
上昇されて前記加工板材WはパスラインPL高さで多数
のテーブルシャフト73の先端の緩衝材77により支持
される。
【0074】ワーククランプ装置27の各X軸回避クラ
ンプ79xとY軸回避クランプ79yは前進する方向に旋
回して加工板材Wがクランプされ固定される。
【0075】その後、前記各X軸ロケートピン103x
と各Y軸ロケートピン103yはブラシテーブル面より
下方へ下降される。
【0076】次に、上記の加工板材Wがパンチ加工やレ
ーザ加工等の一次加工されたときの図形データにより、
バリ取り工具23によるバリ取り変換ソフトから作成さ
れたNCデータを基にしてバリ取り加工が行われる。
【0077】上記の加工板材Wの製品サイズのデータが
制御装置9の入力装置113及び表示装置115を用い
て入力される。
【0078】制御装置9では上記の入力データに基づい
て比較判断装置119から前述したように指令が出され
て加工板材Wの形状範囲内のテーブルシャフト73のみ
が最上昇点位置に残り、加工板材Wの形状範囲以外のテ
ーブルシャフト73が下降される。
【0079】また、制御装置9から工具駆動装置35へ
バリ取り加工開始の指令が発生されて、上昇位置にある
2つのバリ取り工具23のうちの1つが、R取り加工や
C面取り加工などの所望のバリ取り加工状態に応じて選
択され、Z軸用駆動モータ163の回転駆動によりバリ
取り工具23がZ軸方向に高速で下降すると共にスライ
ド135がX軸用サーボモータ143の回転駆動により
X軸方向に、並びにY軸用サーボモータ145の回転駆
動によりY軸方向に移動されることにより、バリ取り工
具23が加工板材Wの直上方に位置決めされる。このと
きバリ取り工具23はツール用駆動モータ167の回転
駆動によりすでに回転されている。
【0080】次いで、図3に示されているようにZ軸用
駆動モータ163の回転駆動によりバリ取り工具23が
Z軸方向に低速で下降してバリ取り加工が開始される。
このバリ取り加工は制御装置9により予め入力されたN
Cデータを基にして加工板材Wの形状に合わせて自動的
に行われる。
【0081】したがって、加工板材Wの形状に応じて2
つのバリ取り工具23の中から1つを選択してバリ取り
加工が行なわれるので、加工板材Wに種々の端面仕上げ
を行うことができ、バーリング、エンボス、カウンター
シンク等の成型加工が施された加工板材に対してもバリ
取り加工が可能である。
【0082】加工板材Wの外周端縁がバリ取り加工され
るときは、制御装置9の指令によりバリ取り工具23が
移動するに連れて順次、バリ取り工具23と干渉する回
避クランプ79のみがアンクランプされて加工板材Wの
側縁から後退するので、バリ取り工具23とテーブルシ
ャフト73が干渉せずにしかも加工板材Wの表面が傷つ
けられることなく加工板材Wの外周端縁のバリの部分だ
けが除去される。しかも、加工板材Wは他の回避クラン
プ79でクランプされて安定して保持されているので、
精度の良いバリ取り加工が行なわれる。
【0083】また、図3の二点鎖線で示されているよう
に加工板材Wの内側の打抜き穴がバリ取り加工されると
きは、制御装置9の比較判断装置119により比較判断
されてバリ取り加工すべき打抜き穴に位置するテーブル
シャフト73のみが順次下降してバリ取り工具23との
干渉が回避される。
【0084】例えば、図3においてテーブルシャフト7
3Aに掛かっている部分の打抜き穴の側縁がバリ取り加
工されるときはテーブルシャフト73Aがバリ取り加工
直前に下降するが、打抜き穴の側縁にかかっている他の
テーブルシャフト73Bは下降されない。しかも、バリ
取り工具23がテーブルシャフト73Aとの干渉範囲を
通過した後はテーブルシャフト73Aが再び上昇して加
工板材Wを支持するので、加工板材Wの内側の打抜き穴
がバリ取り加工されるときも精度の良いバリ取り加工が
行なわれる。
【0085】上記のように、バリ取り加工中はバリ取り
加工室3がほぼ密閉状態であるので、バリ取り加工室3
内でバリ取り加工時に発生するバリ等の粉塵は外に飛び
出さないから、作業環境が良好に維持される。しかも、
バリ取り加工中は集塵装置31が作動されることによ
り、バリ取り加工室3内のバリや粉塵がダスト受け29
及びダクト33を経て集塵装置31へ吸引され処理され
る。
【0086】以上のように、バリ取り加工終了後、ワー
ククランプ装置27の複数のX軸回避クランプ79x
Y軸回避クランプ79yは後退して加工板材Wがアンク
ランプされる。ワーク搬出装置7のアンローダ53がア
ンローダレール51に沿って図1において左側に移動
し、バリ取り加工室3の搬出側ドア15が開けられ、ス
トレッチ57の下方の吸着パッド59がスライド135
によりワーク搬出口17を通過してバリ取り加工室3内
に移動される。
【0087】吸着パッド59が下降してワークテーブル
25上のバリ取り加工済の製品Pが吸着パッド59によ
り吸着されて上昇され、アンローダ53がアンローダレ
ール51に沿って図1において右側に移動し製品Pが搬
出され、前記搬出側ドア15は閉じられる。搬出された
製品Pは製品載置台49へ載置される。
【0088】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。
【0089】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、加工板材の搬
入と、バリ取り加工と、このバリ取り加工された加工板
材の製品の搬出を、制御装置により自動的に行なえるの
で生産性を損なうことなく、しかも、バリ取り工具が予
め入力した加工板材のデータに基づいて加工板材のバリ
のみを切削するので加工板材の表面を傷つけずにバリ取
り加工できる。
【0090】請求項2の発明によれば、前記複数のバリ
取り工具から1つを選択してバリ取り加工を行なえるの
で、加工板材に種々の端面仕上げを行うことができ、例
えばバーリング、エンボス、カウンターシンク等の成型
加工が施された加工板材に対してもバリ取り加工が可能
である。
【0091】請求項3の発明によれば、バリ取り加工室
がほぼ密閉状態であるので、バリ取り加工室内でバリ取
り加工時に発生するバリ等の粉塵は外に飛び出さないか
ら、作業環境を良好に維持できる。しかもバリ取り加工
室内の粉塵は集塵装置により排出処理できる。
【0092】請求項4の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、ワーク搬入装置による加工板材の搬
入と、バリ取り加工室内でのバリ取り加工と、前記バリ
取り加工された加工板材の製品のワーク搬出装置による
搬出が、制御装置により自動的に行われるので生産性を
損なうことなく、しかも、バリ取り加工室内では制御装
置によりバリ取り工具が予め入力した加工板材のデータ
に基づいて加工板材のバリのみを切削するので加工板材
の表面を傷つけずにバリ取り加工できる。
【0093】請求項5の発明によれば、請求項2記載の
効果と同様であり、前記複数のバリ取り工具から1つを
選択してバリ取り加工を行なえるので、加工板材に種々
の端面仕上げを行うことができ、例えばバーリング、エ
ンボス、カウンターシンク等の成型加工が施された加工
板材に対してもバリ取り加工が可能である。
【0094】請求項6の発明によれば、請求項3記載の
効果と同様であり、バリ取り加工室がほぼ密閉状態であ
るので、バリ取り加工室内でバリ取り加工時に発生する
バリ等の粉塵は外に飛び出さないから、作業環境を良好
に維持できる。しかもバリ取り加工室内の粉塵は集塵装
置により排出処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、バリ取り装
置の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、バリ取り装
置におけるワークテーブルの正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係わる回避クランプの機
構を示すもので、部分的な断面図である。
【図6】図5の矢視V−V線の平面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係わる工具駆動装置の斜
視図である。
【図8】本発明の実施の形態に係わる工具駆動装置の平
面図である。
【図9】図8の矢視IX−IX線の平面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係わるツール軸駆動装
置の正面図である。
【図11】図10の右側面図である。
【図12】本発明の実施の形態に係わるバリ取り工具の
例を示す概略図である。
【図13】従来例を示すもので、ベルトコンベアに対し
て回転ホイールを用いたバリ取り装置の概略図である。
【図14】従来例を示すもので、ベルトコンベアに対し
て回転研磨ベルトを用いたバリ取り装置の概略図であ
る。
【図15】従来例を示すもので、ベルトコンベアに対し
てカップブラシを用いたバリ取り装置の概略図である。
【図16】従来例を示すもので、ベルトコンベアに対し
て回転ホイールと回転研磨ベルトとカップブラシとを組
み合わせて用いたバリ取り装置の概略図である。
【符号の説明】
1 バリ取り装置 3 バリ取り加工室 5 ワーク搬入装置 7 ワーク搬出装置 9 制御装置 13 ワーク搬入口 17 ワーク搬出口 23 バリ取り工具 25 ワークテーブル 27 ワーククランプ装置 31 集塵装置 35 工具駆動装置 43 吸着装置 47 吸着パッド 55 吸着装置 59 吸着パッド 65 支持フレーム 69 ブラシテーブル 73 テーブルシャフト 79x X軸回避クランプ 79y Y軸回避クランプ 103x X軸ロケートピン 103y Y軸ロケートピン 107 ワーク引込みクランプ 121 支柱フレーム 127A,127B X軸キャレッジ 131A,131B Y軸キャレッジ 135 スライド 149 ツール軸駆動装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク搬入装置により、積載した加工板
    材から1枚の加工板材を取り出してバリ取り加工室のワ
    ーク搬入口を経てワークテーブル上に搬入し、この搬入
    された加工板材をワーククランプ装置により把持固定
    し、制御装置により予め入力した加工板材の各種データ
    に基づいてバリ取り工具を上下及び左右方向に自動的に
    移動位置決めして前記加工板材に付いているバリを切削
    し、このバリ取り加工済の加工板材の製品をワーククラ
    ンプ装置からアンクランプし、この製品をワーク搬出装
    置によりワークテーブルから取り出してバリ取り加工室
    のワーク搬出口を経て搬出せしめることを特徴とする加
    工板材のバリ取り方法。
  2. 【請求項2】 前記バリ取り工具を複数個で構成し、前
    記複数のバリ取り工具の中から1つを選択してバリ取り
    加工を行うことを特徴とする請求項1記載の加工板材の
    バリ取り方法。
  3. 【請求項3】 バリ取り加工中はワーク搬入口とワーク
    搬出口を閉塞してバリ取り加工室をほぼ密閉状態にし、
    このバリ取り加工室内の粉塵を集塵装置により排出せし
    めてなることを特徴とする請求項1又は2記載の加工板
    材のバリ取り方法。
  4. 【請求項4】 開閉自在なワーク搬入口及びワーク搬出
    口を備えると共に下部に加工板材を載置するワークテー
    ブルを備えたバリ取り加工室と、 前記ワークテーブル上に搬入された加工板材を把持固定
    して位置決めするワーククランプ装置と、 前記ワークテーブル上に位置決めされた加工板材のバリ
    を切削すべく前記バリ取り加工室内の上部に上下及び左
    右移動自在に設けたバリ取り工具と、 積載した加工板材から1枚の加工板材を取り出して前記
    バリ取り加工室のワーク搬入口を経て前記ワークテーブ
    ル上に搬入するワーク搬入装置と、 前記ワークテーブル上のバリ取り加工済の加工板材の製
    品を前記ワークテーブルから取り出して前記バリ取り加
    工室のワーク搬出口を経て搬出するワーク搬出装置と、 予め入力した加工板材の各種データに基づいて前記バリ
    取り工具を上下及び左右に移動せしめて、位置決めした
    前記加工板材に付いているバリを自動的にバリ取り加工
    せしめる制御装置と、からなることを特徴とする加工板
    材のバリ取り装置。
  5. 【請求項5】 複数個の前記バリ取り工具を設けると共
    に前記制御装置が前記複数のバリ取り工具の中から1つ
    を選択してバリ取り加工を行うよう制御するものである
    ことを特徴とする請求項4記載の加工板材のバリ取り装
    置。
  6. 【請求項6】 バリ取り加工室内の粉塵を排出せしめる
    集塵装置をバリ取り加工室内に連通してなることを特徴
    とする請求項4又は5記載の加工板材のバリ取り装置。
JP33739997A 1997-12-08 1997-12-08 加工板材のバリ取り方法およびその装置 Pending JPH11165213A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33739997A JPH11165213A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 加工板材のバリ取り方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33739997A JPH11165213A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 加工板材のバリ取り方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11165213A true JPH11165213A (ja) 1999-06-22

Family

ID=18308272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33739997A Pending JPH11165213A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 加工板材のバリ取り方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11165213A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518576A (ja) * 2003-06-23 2007-07-12 オート ミルス ソチエタ ペル アツィオニ 工具抜取り装置を備えたビードトリマー
CN106984866A (zh) * 2017-04-19 2017-07-28 东莞洲亮通讯科技有限公司 自动倒角机
CN107008975A (zh) * 2017-06-19 2017-08-04 四川理工学院 一种用于轴类零件径向通孔加工的双侧倒角机床
CN107297548A (zh) * 2017-08-14 2017-10-27 佛山晨格自动化科技有限公司 多工位除毛刺倒角机
CN108274070A (zh) * 2017-12-14 2018-07-13 深圳市清雅科技有限公司 一种自动清洁倒角设备
CN108941770A (zh) * 2018-06-28 2018-12-07 山东浩坤安全技术咨询有限公司 一种方便调节的机械加工用截断装置
CN110465705A (zh) * 2019-08-08 2019-11-19 张家界航空工业职业技术学院 一种汽车零部件管材加工用自动倒角装置
JP2020037176A (ja) * 2018-07-20 2020-03-12 ベロ テクノロジーズ (ドンタイ) カンパニー リミテッド 上げ床の後処理装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518576A (ja) * 2003-06-23 2007-07-12 オート ミルス ソチエタ ペル アツィオニ 工具抜取り装置を備えたビードトリマー
CN106984866A (zh) * 2017-04-19 2017-07-28 东莞洲亮通讯科技有限公司 自动倒角机
CN107008975A (zh) * 2017-06-19 2017-08-04 四川理工学院 一种用于轴类零件径向通孔加工的双侧倒角机床
CN107297548A (zh) * 2017-08-14 2017-10-27 佛山晨格自动化科技有限公司 多工位除毛刺倒角机
CN108274070A (zh) * 2017-12-14 2018-07-13 深圳市清雅科技有限公司 一种自动清洁倒角设备
CN108941770A (zh) * 2018-06-28 2018-12-07 山东浩坤安全技术咨询有限公司 一种方便调节的机械加工用截断装置
JP2020037176A (ja) * 2018-07-20 2020-03-12 ベロ テクノロジーズ (ドンタイ) カンパニー リミテッド 上げ床の後処理装置
CN110465705A (zh) * 2019-08-08 2019-11-19 张家界航空工业职业技术学院 一种汽车零部件管材加工用自动倒角装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN204868410U (zh) 一种紧凑型机器人自动化打磨装置
CN105108600A (zh) 一种紧凑型机器人自动化打磨装置
JP2017164828A5 (ja)
JP2017164828A (ja) ワーク加工ロボットの加工ヘッド
KR100890644B1 (ko) 브이컷 가공이 가능한 다목적 조각기
KR101946846B1 (ko) 휴대기기 글라스 생산용 카본 지그/카본 금형 폴리싱 머신
JP4563017B2 (ja) 歯車研削盤および歯車研削盤砥石のドレッシング方法
JPH11165213A (ja) 加工板材のバリ取り方法およびその装置
CN108907948B (zh) 一种发动机缸盖机器人自动修毛刺工作站
JP6209568B2 (ja) 工作機械
TWM536998U (zh) 工件取放裝置
CN210024433U (zh) 一种自动打磨数控车床
JP3964026B2 (ja) 加工板材のバリ取り方法およびその装置
CN112720209A (zh) 一种智能打磨系统及智能打磨方法
TWI378037B (en) Engraving machine
KR100633571B1 (ko) 머시닝 센터의 가공장치
JP3231434U (ja) ワーク加工装置
JP7138321B2 (ja) 加工システム及びその制御方法
CN216758927U (zh) 一种轮毂去毛刺机构
CN218363852U (zh) 打磨机器人
CN213858078U (zh) 一种新型立卧复合加工中心用底座
CN217493548U (zh) 一种便于对轴形工件加工上下料的机床
CN218518427U (zh) 机床
CN219094019U (zh) 一种加工圆片状工件表面的自动装卡装置
CN218169735U (zh) 一种机械零部件加工毛边打磨装置