JP3388697B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JP3388697B2
JP3388697B2 JP29870497A JP29870497A JP3388697B2 JP 3388697 B2 JP3388697 B2 JP 3388697B2 JP 29870497 A JP29870497 A JP 29870497A JP 29870497 A JP29870497 A JP 29870497A JP 3388697 B2 JP3388697 B2 JP 3388697B2
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泰範 茶畑
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は鉄板等の被加工材
を加工パレットに載せ、段取り位置からレーザ加工位置
に被加工材を搬送して加工するレーザ加工装置に関し、
さらに詳しくは、パレットストッカーにおけるパレット
上下駆動装置を不要にして、簡単な構成で作業能率を高
めることができるレーザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレーザ加工装置の搬送装
置として、加工装置の稼働率を高めるため、上下に複数
のパレットをパレットストッカーに収納しておき、加工
が終了する毎にパレットの入れ換えを行うようにしたも
のを当出願人は提案されている。(特開平6−1547
5号公報参照)ところが、上記の搬送装置は、パレット
ストッカーの設置スペースを大きくしなければならない
という問題があり、大掛かりな設備を必要としていた。
【0003】又、平面形状の被加工材と、それより高さ
の高い立体形状の被加工材とを各々のパレットに混在し
て収納することができなかった。上記の搬送装置の問題
点を解消して設置スペースを小さくでき、かつパレット
設備を最小限にするため、最大2枚のパレットストッカ
ーを設ける技術が提案されている。(特開昭63−16
895号公報参照)この搬送装置は、パレットストッカ
ー装置にパレット収納部を上下2段に設け、上段と下段
のパレット収納部に上段及び下段専用のパレットをそれ
ぞれ収納するようになっている。又、加工機の加工高さ
を一定とするために、パレットストッカー装置にパレッ
トの昇降装置を設けている。そして、上段パレットの材
料の加工中は、下段のパレットに被加工材を載せ、次の
加工開始時期まで待機させている。
【0004】さらに、上段パレット上の被加工材の加工
が終了すると、上段用パレットはパレットストッカーの
上段に収納され、続いてパレットストッカーを前記昇降
装置により上昇して、下段パレットを加工機へ搬送す
る。下段パレットの被加工材を加工中に、パレットスト
ッカー上段の加工済の製品を取り出し、新しい被加工材
に載せ換える。
【0005】次に、下段の被加工材の加工が終了する
と、下段用パレットストッカーにパレットを戻し、パレ
ットストッカーを前記昇降装置により下降させ、上段パ
レットを加工機へ搬送する。以上のパレット昇降動作が
繰り返し行われレーザ加工が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ加工装置
の搬送装置は、複数のパレットを搬送する際の搬送高さ
を同一にするため、パレットストッカーに昇降装置を設
けなければならず、構造が複雑になるという問題があっ
た。又、パレットストッカーは上段及び下段専用のた
め、加工が済む毎にパレットの昇降動作に時間がかか
り、レーザ加工装置の加工作業の待機時間が長くなると
いう問題があった。
【0007】本発明の第1の目的は上記従来の技術に存
する問題点を解消して、各段のパレットの昇降装置を不
要にして構成を簡素化し、レーザ加工の作業能率を向上
することができるレーザ加工装置を提供することにあ
る。
【0008】本発明の第2の目的は、上記第1の目的に
加えて、各段のパレットの移動機構の構成を簡素化する
ことができるレーザ加工装置を提供することにある。本
発明の第3の目的は、上記第1の目的に加えて、被加工
材の加工条件に合わせて各段のパレットをそれぞれ独立
して移動でき、レーザ加工の作業能率を向上することが
できるレーザ加工装置を提供することにある。
【0009】本発明の第4の目的は、上記第2又は第3
のいずれかの目的に加えて、各段のパレットの移動機構
の構成を簡素化することができるレーザ加工装置を提供
することにある。
【0010】本発明の第5の目的は、上記第1〜3のい
ずれかの目的に加えて、各段のパレットの案内機構の構
成を簡素化することができ、各段のパレットの前後方向
への案内を円滑に行うことができるレーザ加工装置を提
供することにある。
【0011】本発明の第6の目的は、上記第1〜3のい
ずれかの目的に加えて、立体形状の被加工材を搬送して
加工することができるレーザ加工装置を提供することに
ある。
【0012】本発明の第7の目的は、上記第1〜3のい
ずれかの目的に加えて、レーザ加工ヘッドの例えば材料
センサが被加工材に接触する際の衝撃を緩和することが
できるレーザ加工装置を提供することにある。
【0013】本発明の第8の目的は、上記第1〜3のい
ずれかの目的に加えて、加工パレットが加工位置に配置
される以前にレーザ加工ヘッドを被加工材の上方の所定
位置に待機させて、被加工材の加工開始時期を速め加工
作業の能率を向上することができるレーザ加工装置を提
供することにある。
【0014】本発明の第9の目的は、上記第1〜3のい
ずれかの目的に加えて、各段の加工パレットに載置され
た被加工材の高さに応じて、レーザ加工ヘッドを適正高
さに移動停止して加工開始時期を速め加工作業の能率を
向上することができるレーザ加工装置を提供することに
ある。
【0015】本発明の第10の目的は、上記第1〜3の
いずれかの目的に加えて、三段以上の加工パレットを備
えたレーザ加工装置において、最上段から二段目以下の
加工パレットの段取り作業を容易に行うことができるレ
ーザ加工装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記第1及び第6の目的を達成するために、フレームに
対し上下複数段に被加工材を支持する複数の加工パレッ
トを配置し、各段の加工パレットを各段の案内機構によ
り段取り位置と加工位置との間で往復動可能に案内支持
し、前記各段の加工パレットを前記各段の案内機構に沿
って往復動させる移動機構を設け、加工位置に移動され
た各段加工パレット上の被加工材の高さに応じて、レー
ザ加工ヘッドを昇降動作させてレーザ加工を行うように
構成したレーザ加工装置において、最下段の加工パレッ
トはその下部に深型パレットを備え、該深型パレットを
使用する際、最下段の加工パレットのワーク支持部は開
放されるように構成されている。
【0017】請求項2記載の発明においては、上記第2
の目的を達成するために、請求項1において、各段の加
工パレットは単一の移動機構により駆動され、いずれか
一つの加工パレットが各々の加工位置に交互に移動され
る。
【0018】請求項3記載の発明は、上記第3の目的を
達成するために、請求項1において、各段の加工パレッ
トはそれぞれ独立の移動機構により駆動される。請求項
4記載の発明は、上記第4の目的を達成するために、請
求項2又は3において、加工パレットの移動機構はチェ
ーン駆動機構、送りねじ駆動機構、ベルト駆動機構、シ
リンダ駆動機構、又はラック・ピニオン機構である。
【0019】請求項5記載の発明においては、上記第5
の目的を達成するために、請求項1〜3のいずれかにお
いて、前記各段の案内機構はフレームの両側にブラケッ
トを介して回転可能に配設され、加工パレットをそれぞ
れのパレット移動方向に往復動可能に案内支持する複数
の支持ローラと、加工パレットの両側面を支持してパレ
ット移動方向に案内する一対のパレットガイドバーとに
より構成されている。
【0020】
【0021】請求項記載の発明は、上記第7の目的を
達成するために、請求項1〜3のいずれかにおいて、各
段の加工パレットが各々の加工位置に移動されたことを
検出する各段毎のパレット検出手段を備え、各段のパレ
ット検出手段からの検出信号に基づいて、該当する段の
加工パレットの位置に応じてレーザ加工ヘッドを予め設
定された下降高さ位置まで下降し、その後に該加工パレ
ット上の被加工材から所定高さの加工高さ位置までレー
ザ加工ヘッドを下降する制御装置を備えている。
【0022】請求項記載の発明においては、上記第8
の目的を達成するために、請求項1〜3のいずれかにお
いて、各段の加工パレットが各々の加工位置に移動され
る前に加工パレットの位置を検出する各段毎の位置検出
手段と、各段の加工パレットが各々の加工位置に移動さ
れたことを検出する各段毎のパレット検出手段とを備
え、前記位置検出手段の検出信号に基づいて、該当する
段の加工パレットの高さに応じてレーザ加工ヘッドを予
め設定された下降高さ位置まで下降し、前記パレット検
出手段により前記加工パレットが加工位置に移動された
ことが検出された後、該加工パレット上の被加工材から
所定高さの加工高さ位置までレーザ加工ヘッドを下降す
る制御装置を備えている。
【0023】請求項記載の発明においては、上記第9
の目的を達成するために、請求項1〜3のいずれかにお
いて、レーザ加工ヘッドはノズルと各段の加工パレット
上の被加工材との距離、つまり加工高さ位置を検出する
距離検出手段を備え、該距離検出手段からの検出信号に
基づいてレーザ加工ヘッドを加工高さ位置に位置合わせ
可能な制御装置を備えている。
【0024】請求項記載の発明においては、上記第1
0の目的を達成するために、請求項1〜3のいずれかに
おいて、加工パレットは上下方向に三段以上に配設さ
れ、被加工材の取り付け取り外しを行う各段の段取り位
置とレーザ加工を行う各段の加工位置とのそれぞれの中
間位置に加工パレットの待機位置を設けている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施形態を図1〜図12に従って説明する。図1は本発明
のレーザ加工装置11全体を示し、図2,3は本発明の
原理を示すものである。図1のレーザ加工装置11は、
被加工材供給装置12と、該供給装置上に支持された被
加工材13を加工するレーザ加工ヘッド97とにより構
成されている。最初に、図1及び図2に基づいて原理を
説明する。
【0026】前記被加工材供給装置12を構成するフレ
ーム21には上段及び下段の案内機構22,23が設け
られ、上下段の案内機構22,23にはそれぞれ平板状
の被加工材13を支持する上段加工パレット24及び下
段加工パレット25が前後方向(図2,3の左右方向)
の往復動可能に支持されている。前記上下段の加工パレ
ット24,25は、共通のチェーン駆動機構26により
図2の左側の上段段取り位置S11及び下段段取り位置
S12と、右側の上段加工位置S21、下段加工位置S
22との間でそれぞれ交互に移動可能に支持されてい
る。
【0027】そして、図2に示すように上段加工パレッ
ト24が上段加工位置S21に位置決め保持され、下段
加工パレット25が下段段取り位置S12に保持された
状態において、上段加工パレット24上の被加工材13
がレーザ加工ヘッド97により加工される。この加工作
業が終了すると、図3に示すように上段加工パレット2
4は上段加工位置S21から上段段取り位置S11に移
動し、下段段取り位置S12にあった下段加工パレット
25が下段加工位置S22に移動され位置決めされる。
そして、レーザ加工ヘッド97の加工ヘッドが下段加工
パレット25上の被加工材13に対し下降され、下段の
被加工材13のレーザ加工が行われる。
【0028】前記下段加工パレット25には深さを有す
る深型パレット66が装着され、平板状の被加工材13
に代えて、高さの高い被加工材14を支持して加工を可
能としている。
【0029】次に、レーザ加工装置11を具体化した一
実施形態を図1,図4〜図12に基づいて説明する。前
記フレーム21は図1,図4,図5に示すように最上部
に位置する長四角枠状の第1水平角形パイプ31と、該
角形パイプ31の直下に溶接固定された断面長四角枠状
の第2水平角形パイプ32とを備えている。又、該角形
パイプ32から所定距離下方に離れて地面に載置される
断面長四角枠状の第3水平角形パイプ33と、前記第2
水平角形パイプ32及び第3水平角形パイプ33を連結
する複数の縦角形パイプ34と、前記各縦角形パイプ3
4の間に水平に架設連結された複数の補強角形パイプ3
5とを備えている。
【0030】図6に示すように左右両側に位置する前記
第1及び第2の水平角形パイプ31,32には、上段加
工パレット24及び下段加工パレット25を案内する上
段及び下段の案内機構22,23が装着されている。該
機構22,23について説明すると、図7,8に示すよ
うに前記第1水平角形パイプ31の上面及び両水平角形
パイプ31,32の内側面にスペーサ41を介して複数
箇所にブラケット42が固定されている。各ブラケット
42には上段加工パレット24及び下段加工パレット2
5を支持する上段及び下段のパレット支持ローラ43,
44が支持軸45,46によりそれぞれ回動可能に支持
されている。又、前記各ブラケット42の側壁面には上
下一対の凹部421が設けられ、両凹部421にはパレ
ット移動方向の前後方向に延びる上段パレットガイドバ
ー47,下段パレットガイドバー48が係合され、ワッ
シャー49を介してボルト50によりブラケット42に
固定されている。
【0031】前記上段及び下段のパレットガイドバー4
7,48により前記上段パレット24及び下段パレット
25の左右両側面が微小の隙間をもって左右方向に蛇行
しないように位置規制されている。両加工パレット2
4,25は下面を上段パレット支持ローラ43及び下段
パレット支持ローラ44に支持されながら、側壁面をガ
イドバー47,48によりガイドされて前後方向に往復
動可能である。
【0032】次に、前記上段加工パレット及び下段加工
パレット24,25の構成を図6,図9に基づいて説明
する。両パレット24,25は図9に示すように四角形
状の枠体51を備えている。前記枠体51の内側には全
周にわたってブラケット55が四角枠状に溶着固定され
ている。このブラケット55には左右方向に水平支持バ
ー56の両端部が架設されボルト57により連結されて
いる。図9に示すように前記ブラケット55及び水平支
持バー56の間、水平支持バー56相互間には前後方向
の水平支持バー58の前後両端が架設され、ボルト59
により連結されている。さらに、前記両水平支持バー5
6,58の上面には、前記剣山52が設けられている。
そして、これらの剣山52は水平支持バー56,58上
に金網53を載置した状態において、該金網53の網目
から突出するようになっている。前記剣山52と金網5
3とによりワーク支持部が形成されている。
【0033】図6に示すように、前記水平支持バー56
の左右両端部には、被加工材13を固定配置するための
取付ブロック61がボルト62により固定され、取付ブ
ロック61には剣山52に支持された被加工材13の端
縁をクランプするクランプバー63がボルト64により
締め付け固定されている。又、図1に示すように下段加
工パレット25は、その下側に被加工材13に代えて例
えば箱形の立体形状の被加工材を収容するための深型パ
レット66を備えている。この深型パレット66の上端
部はブラケット57の直下において枠体51に溶接等に
より固定されている。そして、下段加工パレット25に
支持されている水平支持バー56,58をボルト57,
59による固定状態から取り外して四角形状の枠体51
の内側の各部材53,56,58,61,63及び剣山
52を全て取り除き、ワーク支持部を開放して枠体51
のみにすることによって高さの高い例えば箱形の立体形
状の被加工材14を前記深型パレット66に収容して、
下段段取位置S12から下段加工位置S22へ搬送して
レーザ加工を行うことができる。
【0034】次に、前記両加工パレット24,25を前
後方向に往復動するチェーン駆動機構26の構成を図4
〜図9について説明する。前記両加工パレット24,2
5を構成する四角形状の枠体51の前後両端角部には、
図7に鎖線で示すように取付プレート71が溶着固定さ
れ、該取付プレート71には取付ブラケット72がボル
トにより固定されている。又、該ブラケット72には取
付突起73が溶着され該突起73にはチェーン74の端
部が連結されている。前記フレーム21には図4,5に
示すように取付台75が水平に支持され、該取付台75
には減速機付きモータ76が固定されている。そして、
該モータ76の駆動軸77に駆動スプロケットホイール
78を嵌合し、該スプロケットホイール78には前記上
段加工パレット24及び下段加工パレット25の前端部
に二つの端部を連結したチェーン74の中間部が巻掛さ
れている。一方、フレーム21の後端部には取付台79
が固着され、該取付台79には軸受80を介して回転軸
81が所定位置において回転可能に支持され、該軸81
には被動スプロケットホイール82が支持されている。
そして、この被動スプロケットホイール82には前記上
段加工パレット24及び下段加工パレット25の後端部
に二つの端部を連結したチェーン74の中間部が巻掛さ
れている。
【0035】従って、前記減速機付きモータ76により
駆動スプロケットホイール78が図4において時計回り
方向に回転されると、上段加工パレット24が上段段取
り位置S11から上段加工位置S21へ移動され、反対
に下段加工パレット25が下段加工位置S22から下段
段取り位置S12へ同期して移動される。次に、モータ
76が逆回転されると、上段加工パレット24が上段加
工位置S21から上段段取り位置S11へ移動され、反
対に下段加工パレット25が下段段取り位置S12から
下段加工位置S22へ同時に移動される。
【0036】図7,8に示すように、前記各ブラケット
42のうち、チェーン74と対応する側の各ブラケット
42には、該チェーン74の下側を案内するチェーンガ
イド68がボルト69及びカラー70により支持されて
いる。
【0037】図10に示すように、前記第1及び第2の
水平角形パイプ31,32には取付ブラケット83が固
着され、該ブラケット83には上段加工パレット24及
び下段加工パレット25の上段及び下段加工位置S2
1,S22への移動制御を行うための上段及び下段の減
速用センサ841,842及び上段及び下段の停止用セ
ンサ851,852が所定の位置に設けられている。そ
して、上段減速用センサ841により例えば上段加工パ
レット24の枠体51の前端の位置が検出されると、前
記モータ76の回転速度が高速から低速に切り換えられ
る。上段停止用センサ851により加工パレット24の
枠体51の前端が検出されると、前記モータ76に停止
信号が出力されて上段加工パレット24が位置決め停止
される。
【0038】前記第1及び第2の水平角形パイプ31,
32の前端角形パイプ311,321(図5参照)に
は、図11に示すようにストッパプレート86が固着さ
れている。又、前記両加工パレット24,25の枠体5
1の前端枠部511,512(図9参照)には、取付プ
レート87が溶着され、該プレート87には上段及び下
段のストップボルト881,882が螺合され、該ボル
ト881,882の螺合位置を調節した後、ナット89
により該ストップボルト881,882を所定位置に固
定することができる。そして、両加工パレット24,2
5が上段又は下段の加工位置S21,S22に移動され
たとき、前記ストップボルト881又は882がストッ
パプレート86に当接され、上段又は下段の加工位置S
21,S22における加工パレット24,25の前後方
向の位置規制が行われる。
【0039】次に、レーザ加工ヘッド97について説明
する。図1に示すように機台91にはガイドレール92
が配設され、該ガイドレール92にはX軸駆動機構93
によりフレーム94がX軸方向(前後方向;図1の紙面
と直交する方向)の往復動可能に支持されている。又、
このフレーム94にはY軸駆動機構95によりサドル9
6がY軸方向(図1の左右方向)に往復動可能に支持さ
れている。さらに前記サドル96の下端には加工ヘッド
97が昇降機構としてのZ軸駆動機構98によりZ軸方
向(図1の上下方向)の往復動可能に装着されている。
前記加工ヘッド97の下端部にはレーザビームを被加工
材13に向かって照射するノズル99が装着され、レー
ザ発生装置(図示略)からレーザが照射されるようにな
っている。
【0040】図12に示すように、前記Z軸駆動機構9
8には制御装置101が接続され、該制御装置101に
は前記センサ841,842,851,852の他に上
段及び下段のパレット24,25が上段及び下段の加工
位置S21,S22に有るか否かを検出するための上段
及び下段のパレットセンサ102,103が接続されて
いる。前記パレットセンサ102,103は図11に示
すように、ストッパプレート86に取り付けられ、上段
又は下段のパレット24又は25の取付プレート87に
止着した作動子871,872の接近を感知して作動さ
れる。上段及び下段のパレット24,25のいずれかが
所定の加工位置S21,S22に配置された時は、上段
又は下段のパレットセンサ102又は103が動作され
る。そして、上段又は下段のパレット24又は25が所
定位置に位置決めされたことが検知されると、前記制御
装置101から前記加工ヘッド97のZ軸駆動機構98
に加工開始動作信号が出力される。例えば、上段パレッ
ト24が検知された場合には、加工ヘッド97が上段加
工パレット24上に載置された被加工材13に向かって
下降される。このとき、ノズル99はホームポジション
P1から被加工材13に向かって高速で下降され、加工
ヘッド97の下端に設けた材料センサ104が被加工材
13の上面に接触してノズル99が被加工材13から所
定高さの位置P2に移動されると、低速に切り換えられ
て下降が継続される。その後、該センサ104に内蔵し
た距離センサ(図示略)によりノズル99と被加工材1
3の間の距離が検出され、この距離データが制御装置1
01に入力され、この距離データが該前記制御装置10
1に予め設定された値になると、加工ヘッド97の低速
下降動作が停止され、ノズル99は上段の被加工材13
の上面から所定距離離れた高さの加工高さ位置P3に停
止され、その位置で加工が開始される。
【0041】又、図12において、上段のパレット24
が段取り位置S11に戻り、下段のパレット25が鎖線
で示すように、加工位置S22に配置された状態で、前
記パレットセンサ103が下段のパレット25を検知す
ると、前記制御装置101から前記加工ヘッド97のZ
軸駆動機構98に加工動作信号が出力される。すると、
ノズル99はホームポジションP1から下段の被加工材
13に向かって高速で下降される。そして、加工ヘッド
97の下端に設けた材料センサ104が下段の被加工材
13の上面に接触してノズル99が被加工材13から所
定高さの位置P4に達すると、低速に切り換えられて下
降が継続される。その後、該センサ104によりノズル
99と被加工材13の間の距離が検出され、この距離デ
ータが制御装置101に入力され、この距離データが該
前記制御装置101に予め設定された値になると、加工
ヘッド97の低速下降動作が停止され、ノズル99は下
段の被加工材13の上面から所定距離離れた加工高さ位
置P5に停止される。
【0042】次に、前記のように構成したレーザ加工装
置について、その作用を説明する。図4は、上段加工パ
レット24が段取り位置S11に停止され、下段加工パ
レット25が加工位置S22に移動配置された状態を示
す。この状態において上段加工パレット24の剣山52
上に被加工材13を載置するとともに、クランプバー6
3により被加工材13の端縁をクランプして固定する
(図6参照)。被加工材13をセットした後、加工材供
給装置12の操作盤(図示略)上の加工開始スイッチを
操作して前記モータ76を正転起動させると、駆動スプ
ロケットホイール78が図4において時計回り方向に回
動され、この結果チェーン74により上段加工パレット
24が上段パレット支持ローラ43及び上段パレットガ
イドバー47により案内されつつ上段段取り位置S11
から上段加工位置S21へ移動される。そして、上段加
工パレット24が上段加工位置S21に接近すると、上
段加工パレット24の前端枠部511に取り付けた取付
ブラケット72が減速用センサ841により検出されて
モータ76が高速移動から低速移動に切り換えられ、さ
らに前進して停止用センサ851が加工パレット24の
前端枠部511に取り付けた取付ブラケット72を検出
すると、モータ76が停止され、上段加工パレット24
は図11に示すようにそのストップボルト881がスト
ッパプレート86に当接することにより上段加工位置S
21に位置規制される。
【0043】一方、上段加工パレット24の上段段取り
位置S11から上段加工位置S21への移動と同時に下
段加工パレット25は、下段加工位置S22から下段段
取り位置S12へ移動されるので、この下段段取り位置
S12にある下段加工パレット25の上面に次に加工す
る被加工材13を載置する。
【0044】そして、上段パレットセンサ102により
上段加工位置S21にある上段加工パレット24が検出
されると、この信号が制御装置101に送られる。この
ため上段加工パレット24上の被加工材13の加工動作
が開始される。すると、加工ヘッド97がZ軸駆動機構
98により高速度で下降され、前述したように図12に
おいてノズル99はホームポジションP1から上段の被
加工材13に向かって下降される。そして、材料センサ
104が被加工材13の上面に接触した位置P2まで移
動されると加工ヘッド97の下降速度が低速に切り換え
られ、材料センサ104が上段の被加工材13の上面か
らの所定高さを検知するとZ軸駆動機構98が停止され
ノズル99は該上段被加工材13の加工高さ位置P3に
停止され、その位置で加工が開始される。
【0045】このような状態において制御装置101の
メモリに予め記憶させた切断加工プログラムに基づいて
X軸駆動機構93及びY軸駆動機構95を適宜駆動させ
て加工ヘッド97を移動制御し、上段の被加工材13に
対し所望する形状のレーザ加工を行う。
【0046】上記の上段加工パレット24上の被加工材
13の加工が終了されると、ノズル99が上段加工位置
P3からホームポジションP1に復帰され、続いて、チ
ェーン駆動機構26のモータ76が逆転される。そし
て、前述した動作と逆に上段加工パレット24が上段加
工位置S21から上段段取り位置S11へ、下段加工パ
レット25が下段段取り位置S12から下段加工位置S
22へと同時に移動される。さらに、下段加工パレット
25が下段加工位置S22へ接近すると減速用センサ8
42によりモータ76が低速に切り換えられ、次いで停
止用センサ852により下段加工パレット25が検出さ
れるとモータ76が停止される。このとき、図11の鎖
線で示すように下段加工パレット25の前端部に設けた
下段ストップボルト882がストッパプレート86に当
接し、下段加工パレット25が下段加工位置S22に位
置規制される。
【0047】この状態において、下段加工パレットセン
サ103により下段加工パレット25が検出されると、
この信号が制御装置101に送られる。このため下段加
工パレット25上の被加工材13の加工動作が開始され
る。すると、加工ヘッド97のZ軸駆動機構98が動作
されて、ノズル99がホームポジションP1から下段加
工パレット25上の被加工材13に向かって高速度で下
降される。そして、材料センサ104が被加工材13の
上面に接触した位置P4に移動されると、加工ヘッド9
7の下降速度が低速に切り換えられる。さらにヘッド9
7のセンサ104が下段の被加工材13の上面からの所
定高さを検出すると、ノズル99は下段の加工高さ位置
P5に停止される。そして、この状態においてX軸駆動
機構93及びY軸駆動機構95を適宜駆動させて加工ヘ
ッド97を移動制御し、下段の被加工材13に対し所望
する形状のレーザ加工を行う。
【0048】上記の下段加工パレット25の被加工材1
3の加工が終了すると、ノズル99が下段加工位置P5
からホームポジションP1に復帰され、以降上下段の加
工パレット24,25上の被加工材13の加工動作が繰
り返される。
【0049】さて、本発明の実施形態においては次のよ
うな作用効果を奏する。 (1)前記実施形態においては、フレーム21に対し、
上段加工パレット24及び下段加工パレット25をチェ
ーン駆動機構26により上下の段取り位置S11,S1
2と上下の加工位置S21,S22との間で交互に位置
切替え可能に構成し、加工ヘッド97のノズル99をZ
軸駆動機構98により、上段加工パレット24上の被加
工材13を加工する高さ位置P3と、下段加工パレット
25上の被加工材13を加工する高さ位置P5との間で
昇降動作可能に構成した。このため、上下段の加工パレ
ット24,25を昇降動作させる機構を省略して構造を
簡素化することができるとともに、レーザ加工の作業能
率を向上することができる。従来のような加工パレット
24,25の高さを一定にするためのパレットストッカ
ーにおける複雑なパレット上下駆動装置を不要とするこ
とができ、構成が簡素となる。
【0050】(2)前記実施形態では上段加工パレット
24及び下段加工パレット25を単一のチェーン駆動機
構26により位置切り換え可能に構成したので、パレッ
トの前後動機構を簡素化することができる。
【0051】(3)前記実施形態では上下段の案内機構
22,23を支持ローラ43,44と、ガイドバー4
7,48とにより構成したので、構造を簡素化すること
ができる。
【0052】(4)前記実施形態では最下段加工パレッ
ト25の下方に深型パレット66を設けたので、最下段
のパレット25の四角形状の枠体51の内側の各部材5
3,56,58,61,63及び剣山52を取り外すこ
とにより、深型パレット66に高さの高い例えば箱形の
立体的な被加工材14を支持して加工を行うことができ
る。従って、従来のように平板のみの材料だけでなく、
形状が大きく異なる被加工材も加工できる。
【0053】(5)前記実施形態では加工ヘッド97に
距離検出手段としての材料センサ104を設け、ノズル
99と各段の加工パレット上の被加工材13の距離を検
出してノズル99を加工高さ位置に停止する制御装置を
設けた。このため、各段の加工パレットに載置された被
加工材の高さに応じてノズル99を適正な加工高さ位置
に保持して、加工を円滑に行うことができる。
【0054】次に、別の実施形態として図13に基づい
て各段の加工パレットに関連するレーザ加工ヘッド97
の二つの制御動作について説明する。 (第1制御動作)各段の加工パレット24又は25が加
工位置S21又はS22に配置された時に、つまり上段
又は下段のパレット検出手段としてのパレットセンサ1
02又は103が作動された場合に、ノズル99がホー
ムポジションP1から各段毎に予め制御装置101で設
定されたノズル99の高速下降終了高さ位置P6又はP
7に応じて高速で加工ヘッド97を下降させる。その
後、前記高さ位置P6又はP7から各段の加工高さ位置
P3又はP5まで加工ヘッド97を低速で下降する。こ
れにより、高速で加工ヘッド97が下降した際に材料セ
ンサ104が被加工材13に接触する衝撃を防止するこ
とができる。 (第2制御動作)各段の加工パレット24,25が加工
位置S21又はS22へ移動される際に、各段に設けら
れた位置検出手段としての減速用センサ841又は84
2が加工パレット24又は25を検知した時に、ホーム
ポジションP1から各段に予め制御装置101に設定さ
れたノズル99の高速下降終了高さ位置P6又はP7に
応じて加工ヘッド97を高速で下降する。その位置で加
工パレット24又は25が加工位置S21又はS22に
配置されるまで待機する。その後、加工パレット24又
は25が加工位置S21又はS22に配置され、パレッ
ト検出手段としてのパレットセンサ102又は103が
作動されると、予め設定されたノズル99と被加工材と
の距離に基づき加工高さ位置P3又はP5までレーザ加
工ヘッド97を低速で下降する。このことにより加工パ
レット24又は25が加工位置S21又はS22に配置
されてから、ノズル99が下降を開始する場合に比べ、
加工ヘッドが下降待機位置まで下降動作を行う時期が速
められるので、加工開始するまでの時間を短縮できる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではな
く、次のように具体化することもできる。
【0055】(A)前記実施形態では単一のチェーン駆
動機構26により両段の加工パレット24,25を往復
駆動するようにしたが、これを図14に示すようにそれ
ぞれ独立したチェーン駆動機構261,262により往
復動するようにすること。この実施形態の場合には、上
段加工パレット24上の被加工材13のレーザ加工動作
中に下段加工パレット25を自由に位置切り換えするこ
とができ、このため加工条件に応じて加工作業能率を向
上することができる。
【0056】(B)前記実施形態では上下二段に加工パ
レットを装設したレーザ加工装置について説明したが、
これを図15に示すように上下三段に装設することもで
きる。この実施形態では、フレーム21の上中下段の水
平支持枠211,212,213に対し、第1〜第3の
駆動モータ111,112,113、駆動及び被動のロ
ーラ114,115,116及びベルト117,11
8,119よりなるベルト駆動機構を装着し、前記各ベ
ルト117,118,119に第1〜第3の加工パレッ
ト121,122,123を装着している。
【0057】又、この実施形態では、第1〜第3の段取
り位置S11、S12,S13と、第1〜第3の加工位
置S21、S22,S23との間に、第1〜第3の待機
位置S31、S32,S33を設定している。
【0058】さらに、この実施形態では上段、中段、下
段の各加工位置に対応してパレット121,122,1
23の減速用センサ841,842,843、停止用セ
ンサ851,852,853及びパレットセンサ10
2,103,105を備えている。第1〜第3の待機位
置S31、S32,S33と対応して、パレットセンサ
106,107,108が設けられ、各パレットが待機
位置に移動されたことを検出し、必要に応じてパレット
を待機位置に停止することができる。
【0059】この実施形態では、各加工パレット12
1,122,123はそれぞれ独立してモータ111,
112,113により位置切り換えされる。このため、
各段の加工位置におけるパレットセンサ102,10
3,105のいずれか一つが作動された場合のみ、該当
するセンサと対応する段の加工パレットへレーザ加工ヘ
ッド97を移動するようにして、ノズル97が異段の加
工パレットと衝突しないようにしている。
【0060】従って、この実施形態では、例えば、段取
り対象とする加工パレットが第3加工パレット123で
ある場合に、その上段に位置する第2加工パレット12
2を第2の待機位置S32に移動停止できるので、段取
り作業を一層容易に行うことができる。
【0061】(C)前記実施形態ではチェーン駆動機構
26を用いたが、これに代えてベルトやワイヤあるいは
流体圧シリンダ等の往復駆動機構を採用すること。又、
送りネジとボールナット又はラック・ピニオン機構によ
り上段及び下段の加工パレット24,25を同時に或い
は独立してそれぞれ前後方向に駆動するように構成する
こと。
【0062】(D)フレーム21に対し図示しないがガ
イドレールを水平に支持し、該ガイドレールに対し自走
式の上段加工パレット及び下段加工パレットを支持し、
それぞれのパレットを独立して位置切替え可能に構成す
ること。
【0063】(E)前記加工パレットを4段以上装設し
たレーザ加工装置に具体化すること。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、上下複数段のパレットの昇降装置を不要にして構
成を簡素化し、レーザ加工の作業能率を向上することが
でき、高さの高い立体的な被加工材の加工を行うことが
できるという優れた効果を奏する。
【0065】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、上下複数段のパレットの移動機構の
構成を簡素化することができる。請求項3記載の発明
は、請求項2記載の発明の効果に加えて、被加工材の加
工条件に合わせて上下複数段のパレットをそれぞれ独立
して移動方向に制御でき、レーザ加工の作業能率を向上
することができる。請求項4記載の発明は、請求項2又
は3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、上下段の
パレットの移動機構の構成を簡素化することができる。
【0066】請求項5記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、上下段のパレット
の案内機構の構成を簡素化することができ、パレットの
案内を円滑に行うことができる。
【0067】求項記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、レーザ加工ヘッド
の例えば材料センサが被加工材に接触する際の衝撃を緩
和することができる。
【0068】請求項記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、被加工材の加工開
始時期を速め加工作業の能率を向上することができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載
の発明の効果に加えて、各段の加工パレットに載置され
た被加工材の高さに応じて、レーザ加工ヘッドを適正高
さに移動停止して加工開始時期を速め加工作業の能率を
向上することができる。
【0069】請求項記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、加工パレットの段
取り作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のレーザ加工装置全体を示す側面図。
【図2】 本発明のレーザ加工装置の原理を示す正面
図。
【図3】 本発明のレーザ加工装置の原理を示す正面
図。
【図4】 被加工材供給装置の一部省略正面図。
【図5】 被加工材供給装置の一部省略平面図。
【図6】 被加工材供給装置の要部拡大断面図。
【図7】 加工パレットの案内機構を示す部分斜視図。
【図8】 加工パレットの案内機構を示す拡大断面図。
【図9】 パレット及びチェーン駆動機構の斜視図。
【図10】 センサの取付け状態を示す断面図。
【図11】 加工パレットの加工位置規制機構を示す断
面図。
【図12】 加工ヘッド及びその制御装置を示す説明
図。
【図13】 本発明の別の実施形態を示す略体正面図。
【図14】 本発明の別の実施形態を示す略体正面図。
【図15】 本発明の別の実施形態を示す略体正面図。
【符号の説明】
11…レーザ加工装置、12…被加工材供給装置、13
…被加工材、21…フレーム、22…上段案内機構、2
3…下段案内機構、24…上段加工パレット、25…下
段加工パレット、26…移動機構としてのチェーン駆動
機構、43…上段パレット支持ローラ、44…下段パレ
ット支持ローラ、47…上段パレットガイドバー、48
…下段パレットガイドバー、66…深型パレット、68
…チェーンガイド、74…チェーン、76…減速機付き
モータ、78…駆動スプロケットホイール、82…被動
スプロケットホイール、841,851…位置検出手段
としての上下段減速用センサ、97…レーザ加工ヘッ
ド、101…制御装置、102,103…パレット検出
手段としての上下段パレットセンサ、104…距離検出
手段としての材料センサ、S11,S12…上下段段取
り位置、S21,S22…上下段加工位置、P3,P5
…ノズルの上下段加工高さ位置、P6,P7…ノズルの
下降高さ位置。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに対し上下複数段に被加工材を
    支持する複数の加工パレットを配置し、各段の加工パレ
    ットを各段の案内機構により段取り位置と加工位置との
    間で往復動可能に案内支持し、前記各段の加工パレット
    を前記各段の案内機構に沿って往復動させる移動機構を
    設け、加工位置に移動された各段加工パレット上の被加
    工材の高さに応じて、レーザ加工ヘッドを昇降動作させ
    てレーザ加工を行うように構成したレーザ加工装置にお
    いて、最下段の加工パレットはその下部に深型パレット
    を備え、該深型パレットを使用する際、最下段の加工パ
    レットのワーク支持部は開放されるように構成されてい
    るレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、各段の加工パレット
    は単一の移動機構により駆動され、いずれか一つの加工
    パレットが各々の加工位置に交互に移動されるレーザ加
    工装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、各段の加工パレット
    はそれぞれ独立の移動機構により駆動されるものである
    レーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、加工パレット
    の移動機構はチェーン駆動機構、送りねじ駆動機構、ベ
    ルト駆動機構、シリンダ駆動機構、又はラック・ピニオ
    ン機構であるレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
    各段の案内機構はフレームの両側にブラケットを介して
    回転可能に配設され、加工パレットをそれぞれのパレッ
    ト移動方向に往復動可能に案内支持する複数の支持ロー
    ラと、加工パレットの両側面を支持してパレット移動方
    向に案内する一対のパレットガイドバーとにより構成さ
    れているレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかにおいて、各段
    の加工パレットが各々の加工位置に移動されたことを検
    出する各段毎のパレット検出手段を備え、各段のパレッ
    ト検出手段からの検出信号に基づいて、該当する段の加
    工パレットの位置に応じてレーザ加工ヘッドを予め設定
    された下降高さ位置まで下降し、その後に該加工パレッ
    ト上の被加工材から所定高さの加工高さ位置までレーザ
    加工ヘッドを下降する制御装置を備えたレーザ加工装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれかにおいて、各段
    の加工パレットが各 々の加工位置に移動される前に加工
    パレットの位置を検出する各段毎の位置検出手段と、各
    段の加工パレットが各々の加工位置に移動されたことを
    検出する各段毎のパレット検出手段とを備え、前記位置
    検出手段の検出信号に基づいて、該当する段の加工パレ
    ットの高さに応じてレーザ加工ヘッドを予め設定された
    下降高さ位置まで下降し、前記パレット検出手段により
    前記加工パレットが加工位置に移動されたことが検出さ
    れた後、該加工パレット上の被加工材から所定高さの加
    工高さ位置までレーザ加工ヘッドを下降する制御装置を
    備えたレーザ加工装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれかにおいて、レー
    ザ加工ヘッドはノズルと各段の加工パレット上の被加工
    材との距離、つまり加工高さ位置を検出する距離検出手
    段を備え、該距離検出手段からの検出信号に基づいてレ
    ーザ加工ヘッドを加工高さ位置に位置合わせが可能な制
    御装置を備えたレーザ加工装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3のいずれかにおいて、加工
    パレットは上下方向に三段以上に配設され、被加工材の
    取り付け取り外しを行う各段の段取り位置とレーザ加工
    を行う各段の加工位置とのそれぞれの中間位置に加工パ
    レットの待機位置を設けたレーザ加工装置。
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