JP2005103662A - ワーク搬送装置 - Google Patents

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JP2005103662A JP2003336413A JP2003336413A JP2005103662A JP 2005103662 A JP2005103662 A JP 2005103662A JP 2003336413 A JP2003336413 A JP 2003336413A JP 2003336413 A JP2003336413 A JP 2003336413A JP 2005103662 A JP2005103662 A JP 2005103662A
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Yoshinobu Sawada
善信 沢田
Shinichi Miura
伸一 三浦
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Abstract

【課題】 第1及び第2パレットを用いて、ワークの搬送作業を能率よく行うことができるとともに、いずれか一方のパレットのみを用いてワークの搬送作業を行うこともできるワーク搬送装置を提供する。
【解決手段】 ベット12の上面にテーブル用ガイドレール13に沿ってY軸方向の往復動可能に加工テーブル15を支持する。加工テーブル15の左右両側方に配設されたフレームの上面及び加工テーブル15の上面に設けた第1〜第3パレット用ガイドレールに沿って第1及び第2パレット22,23をX軸方向の往復動可能に支持する。前記第1及び第2パレット22,23を同時に搬送する第1及び第2パレット搬送機構24,25に対して第1パレット22又は第2パレット23を個別駆動態様に切り換えるための第1及び第2駆動態様切換機構41A,41Bを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワーク搬送装置に係り、詳しくはワークを載置した二つのパレットの一方を待機位置から進路変更位置を経由してレーザ加工機等のワークの加工位置に搬入出するためのワーク搬送装置に関する。
従来の加工装置におけるワーク搬送装置は、例えば一方のパレットに載置されたワークのレーザ加工作業中に、左右一対のパレット待機位置の一方においてパレットから加工済みワークを取り外す作業を行うとともに、未加工ワークのパレットへの装着作業を行い、加工作業の能率を向上するように構成されている。すなわち、レーザ加工機のワークの加工位置と、この加工位置から離隔した進路変更位置との間でY軸ガイドレールに沿って加工テーブルが前後方向の往復動可能に配設されている。又、前記進路変更位置の左右に設けられたパレット待機位置に敷設された第1及び第2X軸ガイドレール及び加工テーブルの上面に敷設された第3X軸ガイドレールに沿って第1及び第2パレットが左右方向の往復動可能に配設されている。さらに、前記第1及び第2パレットを、パレット待機位置及び進路変更位置において第1〜第3X軸ガイドレールに沿って同時に搬入出するための第1及び第2パレット搬送機構が配設されている。そして、加工位置に搬送された第1又は第2パレット上のワークの加工作業を行うとともに、パレット待機位置に移動された第2又は第1パレットに、加工済みのワークを取り外したり、未加工のワークを装着したりするワークの脱着作業を行うようになっている。(特許文献1参照)
特開平10−6158号公報
上記従来のワーク搬送装置は、第1及び第2パレット搬送機構によってパレット待機位置と進路変更位置との間で同時に位置の切り換え可能に構成されていたので、両パレットの位置の切り換え作業時間を短縮することができる。しかし、第1又は第2パレットのみの位置の切り換え動作ができないので、次のような問題があった。即ち、いずれか一方のパレットのみを用いてワークを加工する場合や一方のパレットを動かしたくない場合であっても必ず二つのパレットを同時に待機位置、進路変更位置及び加工位置間で搬入出動作しなければならないという問題があった。
本発明の目的は、第1及び第2パレットを用いて、ワークの加工作業を能率よく行うことができるとともに、いずれか一方のパレットのみを用いてワークの加工及び搬送作業を行うことができるワーク搬送装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、パレット上にワークを載置してワークの加工位置と、この加工位置から離隔した進路変更位置との間でY軸ガイドに沿って前後方向に往復動される加工テーブルと、前記進路変更位置の左右のパレット待機位置に敷設された第1及び第2X軸ガイド及び前記加工テーブルの上面に敷設された第3X軸ガイドに沿って左右方向に往復動される第1及び第2パレットとを備えたワーク搬送装置において、前記加工テーブルが進路変更位置にある状態で、前記第1及び第2パレットを、第1〜第3X軸ガイドに沿って前記両パレットを左右のパレット待機位置と進路変更位置との間で同時に往復動可能な第1及び第2パレット搬送機構と、上記第1及び第2パレット搬送機構のいずれか一方の作動を停止して、前記第1及び第2パレットを同時駆動態様からそれぞれ独立して左右方向に往復動可能な個別駆動態様に切り換える駆動態様切換機構とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記駆動態様切換機構は第1及び第2パレット搬送機構の少なくとも一方のパレット搬送機構に設けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記第1パレット搬送機構は、第1及び第2パレットの下面にX軸方向に取り付けられた第1及び第2ラックと、前記一方のパレット待機位置に配設され、かつ前記第1ラックと噛み合い可能な第1ピニオンと、前記進路変更位置側に設けられ、かつ第2又は第1ラックと噛み合い可能な第2ピニオンと、前記第1及び第2ピニオンを同期して回転駆動させるための第1回転機構とにより構成され、前記第2パレット搬送機構は、他方のパレット待機位置に配設され、かつ前記第2ラックと噛み合い可能な第3ピニオンと、前記進路変更位置側に設けられ、かつ第1又は第2ラックと噛み合い可能な第4のピニオンと、前記第3及び第4のピニオンを同期して回転駆動させるための第2回転機構とにより構成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記駆動態様切換機構は前記第1及び第2パレット搬送機構と対応して設けられた第1及び第2駆動態様切換機構により構成され、第1駆動態様切換機構は、前記第2ピニオンを前記第1ラック又は第2ラックと噛み合い可能な作動位置と、該作動位置から離隔した退避位置との間で切り換え可能に構成され、第2駆動態様切換機構は、前記第4ピニオンを第2ラック又は第1ラックと噛み合い可能な作動位置と、該作動位置から離隔した退避位置との間で切り換え可能に構成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4において、前記第1及び第2回転機構は、第1及び第2ピニオンの支持軸に嵌合固定された駆動及び被動のスプロケットホイールと、両スプロケットホイールに掛装されたチエーンと、前記支持軸を回転するモータとにより構成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5において、前記第1及び第2駆動態様切換機構は、前記第2及び第4ピニオンをそれぞれ作動位置と退避位置との間で切り換え動作する第1及び第2切換シリンダにより構成されていることを要旨とする。
本発明によれば、第1及び第2パレット搬送機構が駆動切換機構により同時搬送態様となるように駆動切換えされた状態においては、第1及び第2パレットを、第1〜第3X軸ガイドレールに沿って左側又右側のパレット待機位置と進路変更位置との間で同時に往復動することができる。この結果、第1及び第2パレットを有効に利用してワークの加工作業能率を向上することができる。
又、駆動態様切換機構により第1及び第2パレット搬送機構のいずれか一方の搬送機構が個別搬送態様となるように駆動切り換えすることにより、第1及び第2パレットのいずれか一方が独立して往復動され、この結果、いずれか一方のパレットのみによるワークの搬送作業が可能となり、ワークの加工作業性を向上することができる。
以下、本発明をレーザ加工機におけるワーク搬送装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図2はレーザー加工装置全体を示す正面図、図3は同じく右側面図を示す。図2に示すように、ワーク搬送装置11の中央部に配設されたベット12上には左右一対のテーブル用ガイドレール13がY軸(図2の紙面直交)方向に、かつ互いに平行に敷設され、このガイドレール13上にはスライダ14を介して加工テーブル15がY軸方向に移動可能に支持されている。
前記ベット12の両側方には一対のフレーム16,17が設けられ、右側方のフレーム16の上面には、図4に示すようにテーブル用ガイドレール13と交差(直交)するX軸方向に延びる一対の第1パレット用ガイドレール18が互いに平行に敷設されている。又、左側方のフレーム17の上面にも同じくX軸方向に延びる一対の第2パレット用ガイドレール19が、前記テーブル用ガイドレール13を挟むようにして互いに平行に敷設されている。前記加工テーブル15の上面には、該加工テーブル15が前記第1及び第2パレット用ガイドレール18,19の間に移動配置された状態で、両ガイドレール18,19と直列状態に対応される一対の第3パレット用ガイドレール20がX軸方向に互いに平行に敷設されている。各ガイドレール18〜20にはスライダ21を介してワークWを載置する第1パレット22又は第2パレット23がX軸方向の往復動可能に支持されている。第1及び第2パレット22,23は第1及び第2パレット搬送機構24,25の作動により、ガイドレール18〜20に沿ってX軸方向に同時に往復動されるようになっている。
図4はワーク搬送装置11を簡略化して示す平面図である。前記第1パレット用ガイドレール18に支持された第1パレット22は、ワークの脱着作業を行う右側のパレット待機位置Aに移動停止されている。前記加工テーブル15が第1及び第2パレット用ガイドレール18,19の中間に位置する進路変更位置Bに位置した状態で、前記第1パレット搬送機構24により第1パレット22を右側の前記パレット待機位置Aから進路変更位置Bにある加工テーブル15上に第3パレット用ガイドレール20に沿って搬入可能となっている。又、図5に示すテーブル駆動機構26の作動により例えば第1パレット22を搭載した加工テーブル15が進路変更位置Bからレーザ加工機27と対応する加工位置Cへ移動する。さらに、加工位置Cおいてレーザ加工機27により加工されたワークを搭載した例えば第1パレット22が加工テーブル15とともに加工位置Cから進路変更位置Bに移動される。続いて、前記第2パレット搬送機構25により第1パレット22が進路変更位置Bからワークの脱着作業を行う右側のパレット待機位置Aに移動されるようになっている。
次に、第1及び第2パレット搬送機構24,25の構成について説明する。第1及び第2パレット搬送機構24,25はほぼ同様に構成され、かつ図1及び図5に示すように進路変更位置Bを境にして左右対称状に装設されている。最初に、右側の第1パレット搬送機構24について説明する。
前記第1及び第2パレット22,23の裏面には、第1及び第2ラック31A,31BがX軸方向に、かつX軸方向から見て同一直線状に位置するように取り付けられている。第1及び第2ラック31A,31Bの下面には、歯部が形成されている。
図6は第1パレット搬送機構24を拡大して示す断面図である。図6に示すように、前記フレーム16の上下方向の中間部には取付台座32が設けられ、この取付台座32の上面にはブラケット33を介して支持軸34が所定位置において回転可能に支持されている。この支持軸34の中間部には平断面を表す図7に示すように第1ピニオン35Aが嵌合固定され、前記第1パレット22の下面に設けたラック31Aに噛み合わされるようになっている。図6に示す前記取付台座32の上面にはサーボモータ36が配設され、このサーボモータ36の駆動スプロケットホイール37と、前記支持軸34の一端部に嵌合固定された被動スプロケットホイール39との間にはチエーン38が掛装されている。そして、サーボモータ36の起動によって駆動スプロケットホイール37が正逆回転されると、チエーン38、被動スプロケットホイール39及び支持軸34を介して第1ピニオン35Aが正転又は逆転され、ラック31Aが水平方向に移動され、第1パレット22がパレット待機位置Aから進路変更位置Bに、又は進路変更位置Bからパレット待機位置Aに移動される。
図6に示すように、前記フレーム16の進路変更位置B側の側面には、ブラケット42が取り付けられ、そのブラケット42の水平支持板部42aには図8に示すように昇降ブロック43が左右一対の互い平行に、かつ上向きに支持された案内ロッド44により昇降動作可能に支持されている。前記昇降ブロック43には支持軸45が前記支持軸34と平行に支持されている。又、この支持軸45には第2ピニオン46Aが嵌合固定され、前記第1又は第2パレット22,23のラック31A又は31Bに噛み合わされるようになっている。前記水平支持板部42aの下面には第1切換シリンダ47Aが取り付けられ、そのピストンロッド48が前記案内ロッド44の下面に連結されている。
前記フレーム16には位置規制アーム49が片持ち支持され、前記昇降ブロック43に立設されたボルト50及びナット50aによって第2ピニオン46Aの昇降ストローク範囲を規制し得るようになっている。
図7に示すように前記支持軸34の端部には、駆動タイミングプーリ51が嵌合固定され、前記支持軸45の端部には被動タイミングプーリ52が嵌合固定され、両方のタイミングプーリ51,52にはタイミングベルト53が掛装されている。なお、前記フレーム16には前記タイミングベルト53のアイドルプーリ54が装着されている。
従って、ピストンロッド48の昇降動作によって昇降ブロック43、支持軸45及び第2ピニオン46A等が上方に移動された作動状態では、ラック31Aに第2ピニオン46Aが噛み合わされて、第2ピニオン46Aにより第1パレット22が搬送可能に切り換えられる。一方、第2ピニオン46Aがピストンロッド48の下降動作により下方に移動された状態では、ラック31Aから第2ピニオン46Aが引き離されて、第2ピニオン46Aが不作動状態となる。
この実施形態では前記支持軸34、サーボモータ36、駆動及び被動のスプロケットホイール37,39、チエーン38、駆動及び被動のタイミングプーリ51,52、タイミングベルト53及びアイドルプーリ54等によって、第1ピニオン35A及び第2ピニオン46Aを同期して回転するための第1回転機構K1を構成している。又、この実施形態では、前記ブラケット42、水平支持板部42a、昇降ブロック43、案内ロッド44、支持軸45、第2ピニオン46A、第1切換シリンダ47A及びピストンロッド48等によって、第1パレット22の搬送を可能にする同時駆動態様と、搬送を不能にする個別駆動態様との間で切り換えを行うための駆動態様切換機構としての第1駆動態様切換機構41Aを構成している。
次に、前記第2パレット搬送機構25について説明する。この第2パレット搬送機構25は、前述したように前記第1パレット搬送機構24とほぼ同様に構成され、図1(a)に示すように進路変更位置Bに関して第1パレット搬送機構24と左右対称になるように構成されている。この第2パレット搬送機構25では、第1ピニオン35Aと同様のピニオンを第1ピニオン35Aと区別するため第3ピニオン35Bとし、第2ピニオン46Aと同様のピニオンを第2ピニオン46Aと区別するため第4ピニオン46Bとしている。又、第1切換シリンダ47Aと同様のシリンダを区別するため第2切換シリンダ47Bとしている。さらに、第1回転機構K1と同様の回転機構を、第2回転機構K2とし、第1駆動態様切換機構41Aと同様の駆動態様切換機構を、第2駆動態様切換機構41Bとしている。
なお、第2パレット搬送機構25のその他の部材の符号は、第1パレット搬送機構24の対応する部材の符号と同様になっている。
次に、前記のように構成したレーザ加工機のワーク搬送装置の動作について説明する。
図1(a)、図2、図4の実線は、第1パレット22が右側のパレット待機位置Aに停止されるとともに、第2パレット23が進路変更位置Bに停止され、第1及び第2パレット搬送機構24,25の第2及び第4ピニオン46A,46Bが第1及び第2駆動態様切換機構41A,41Bによって同時駆動態様に切り換え保持された状態を示す。又、第1パレット22の上面には未加工ワークWが装着され、第2パレット23の上面にはレーザ加工機27によって加工されたワークWが装着された状態を示す。この状態において、前記第1及び第2パレット搬送機構24,25が作動されてそれらの第1及び第2ピニオン35A,46Aが反時計回り方向に回転されると、第1及び第2ラック31A,31B及び第1及び第2パレット22,23がX軸左方向に同時に移動され、第2パレット23が図1(a)に鎖線で示すように左側のパレット待機位置Dに移動され、第1パレット22が進路変更位置Bに移動される。
次に、進路変更位置Bに移動された第1パレット22は図示しないがロック機構によって加工テーブル15の上方所定位置にロックされた後に、テーブル駆動機構26が作動されて、テーブル用ガイドレール13に沿って加工テーブル15及び第1パレット22がY軸方向に前進移動され、加工位置Cに移動停止される。その後、第1パレット22上の未加工のワークWがレーザ加工機27によって加工される。
上記ワークWの加工作業中において、左側のパレット待機位置Dに移動された第2パレット23上の加工済みのワークWが作業者によって取り外され後に、未加工のワークWが第2パレット23上に装着される。
ワークWの加工作業が終了すると、テーブル駆動機構26が作動されて第1パレット22が加工位置Cから進路変更位置Bに後退移動される。一方、第2パレット23上の加工ワークWと未加工のワークWの脱着作業が終了する。
この状態において第1及び第2パレット搬送機構24,25の第1ピニオン35A、第2ピニオン46A及び第3及び第4ピニオン35B,46Bが時計回り方向に回転されると、第1パレット22が進路変更位置Bからパレット待機位置Aに移動されるとともに、第2パレット23が進路変更位置Bに移動停止される。その後、パレット待機位置Aにおいて第1パレット22上の加工ワークWが未加工ワークWと交換されるとともに、第2パレット23上の未加工ワークWが進路変更位置Bから加工位置Cに移動されてレーザ加工機27によりワークWが加工される。
以上の動作は第1及び第2パレット搬送機構24,25が同時駆動態様に保持された状態で行われる。次に、第1及び第2パレット22,23のうち第1パレット22のみを利用したワークWの搬送動作について説明する。
図1(a)に示すように、第2パレット23を左側のパレット待機位置D側に移動停止するとともに第2パレット搬送機構25の第2駆動態様切換機構41Bを作動して第4ピニオン46Bを作動位置から退避位置に切り換える。この状態において、パレット待機位置Aに位置する第1パレット22の上面に未加工のワークを支持し、第1パレット搬送機構24を同時駆動態様に保持した状態で第1ピニオン35A、第2ピニオン46Aを反時計回り方向に回動して第1パレット22をパレット待機位置Aから進路変更位置Bに移動停止し、その後、第1パレット22を進路変更位置Bから加工位置Cに移動停止してワークの加工作業を行う。
ワークの加工作業が終了すると、第1パレット22が加工位置Cから進路変更位置Bに移動停止され、その後、第1パレット搬送機構24が作動されて第1パレット22が進路変更位置Bからパレット待機位置Aに移動停止される。
なお、第1パレット22をパレット待機位置Aに停止保持するとともに、第1駆動態様切換機構41Aを作動して第2ピニオン46Aを退避位置に保持した状態で、第2パレット23のみを用いてワークの搬送作業を行うこともできる。
上記実施形態のワーク搬送装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、第1及び第2パレット22,23の第1及び第2パレット搬送機構24,25を同時駆動態様と、個別駆動態様との間で切り換え可能な第1及び第2駆動態様切換機構41A,41Bを設けた。このため、第1及び第2パレット22,23を共に利用したワークの搬送作業と、一つのパレットのみを利用したワークの搬送作業を選択することができ、要求されるワークの加工作業の内容に応じて適正な駆動態様に切り換えることができる。
(2)上記実施形態では、第1及び第2パレット22,23の下面に31A,31Bを取り付けるとともに、フレーム16に対して前記第1及び第2ラック31A,31Bに噛み合わされる第1ピニオン35A、第2ピニオン46Aを設けた。又、第2ピニオン46A及び第4ピニオン46Bをシリンダ47A,47Bよりなる第1及び第2駆動態様切換機構41A,41Bによって作動位置と退避位置との間でそれぞれ切り換え可能に構成した。このため、第1及び第2パレット搬送機構24,25及び第1及び第2駆動態様切換機構41A,41Bの構成を簡素化して部品点数を低減しコストの低減を図ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○前記第1及び第2パレット搬送機構24,25の構成をラックとピニオンを用いた機構以外に、第1及び第2パレット22,23の下面に例えば直線状のチェーンを取付け、これに対応してフレーム16,17側に駆動及び被動のスプロケットホイールを設け、被動スプロケットホイールを作動位置と退避位置との間で切り換えるように構成したり、その他の機構によって構成したりしてもよい。
○第1及び第2駆動態様切換機構41A,41Bの構成を第1及び第2切換シリンダ47A,47Bに代えて、例えば電磁アクチュエータを用いたり、支持軸45と第2及び第4ピニオン46A,46Bとの間にそれぞれクラッチ機構を設けたり、その他の機構を用いたりしてもよい。
○レーザ加工装置以外の工作機械に具体化してもよい。
(a),(b)は、この発明のワーク搬送装置をレーザ加工装置に具体化した一実施形態を示す要部の略体正面図。 レーザ加工装置の正面図。 レーザ加工装置の右側面図。 レーザ加工装置の略体平面図。 第1及び第2パレット搬送機構の正面図。 第1パレット搬送機構の拡大正断面図。 第1パレット搬送機構の拡大平断面図。 第1駆動態様切換機構の拡大縦断面図。
符号の説明
A,D…パレット待機位置、B…進路変更位置、C…加工位置、W…ワーク、K1…第1回転機構、K2…第2回転機構、11…ワーク搬送装置、15…加工テーブル、22…第1パレット、23…第2パレット、24…第1パレット搬送機構、25…第2パレット搬送機構、31A…第1ラック、31B…第2ラック、34,45…支持軸、35A…第1ピニオン、35B…第3ピニオン、37,39…スプロケットホイール、38…チエーン、41A…第1駆動態様切換機構、41B…第2駆動態様切換機構、46A…第2ピニオン、46B…第4ピニオン、47A,47B…シリンダ。

Claims (6)

  1. パレット上にワークを載置してワークの加工位置と、この加工位置から離隔した進路変更位置との間でY軸ガイドに沿って前後方向に往復動される加工テーブルと、前記進路変更位置の左右のパレット待機位置に敷設された第1及び第2X軸ガイド及び前記加工テーブルの上面に敷設された第3X軸ガイドに沿って左右方向に往復動される第1及び第2パレットとを備えたワーク搬送装置において、
    前記加工テーブルが進路変更位置にある状態で、前記第1及び第2パレットを、第1〜第3X軸ガイドに沿って前記両パレットを左右のパレット待機位置と進路変更位置との間で同時に往復動可能な第1及び第2パレット搬送機構と、
    上記第1及び第2パレット搬送機構のいずれか一方の作動を停止して、前記第1及び第2パレットを同時駆動態様からそれぞれ独立して左右方向に往復動可能な個別駆動態様に切り換える駆動態様切換機構と
    を備えたことを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 請求項1において、前記駆動態様切換機構は第1及び第2パレット搬送機構の少なくとも一方のパレット搬送機構に設けられているワーク搬送装置。
  3. 請求項2において、前記第1パレット搬送機構は、第1及び第2パレットの下面にX軸方向に取り付けられた第1及び第2ラックと、前記一方のパレット待機位置に配設され、かつ前記第1ラックと噛み合い可能な第1ピニオンと、前記進路変更位置側に設けられ、かつ第2又は第1ラックと噛み合い可能な第2ピニオンと、前記第1及び第2ピニオンを同期して回転駆動させるための第1回転機構とにより構成され、前記第2パレット搬送機構は、他方のパレット待機位置に配設され、かつ前記第2ラックと噛み合い可能な第3ピニオンと、前記進路変更位置側に設けられ、かつ第1又は第2ラックと噛み合い可能な第4のピニオンと、前記第3及び第4のピニオンを同期して回転駆動させるための第2回転機構とにより構成されているワーク搬送装置。
  4. 請求項3において、前記駆動態様切換機構は前記第1及び第2パレット搬送機構と対応して設けられた第1及び第2駆動態様切換機構により構成され、第1駆動態様切換機構は、前記第2ピニオンを前記第1ラック又は第2ラックと噛み合い可能な作動位置と、該作動位置から離隔した退避位置との間で切り換え可能に構成され、第2駆動態様切換機構は、前記第4ピニオンを第2ラック又は第1ラックと噛み合い可能な作動位置と、該作動位置から離隔した退避位置との間で切り換え可能に構成されているワーク搬送装置。
  5. 請求項3又は4において、前記第1及び第2回転機構は、第1及び第2ピニオンの支持軸に嵌合固定された駆動及び被動のスプロケットホイールと、両スプロケットホイールに掛装されたチエーンと、前記支持軸を回転するモータとにより構成されているワーク搬送装置。
  6. 請求項4又は5において、前記第1及び第2駆動態様切換機構は、前記第2及び第4ピニオンをそれぞれ作動位置と退避位置との間で切り換え動作する第1及び第2切換シリンダにより構成されているワーク搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262261A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械のパレット交換装置
JP2011079114A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械及びパレット
JP2012055978A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Mori Seiki Co Ltd 工作機械のパレット交換装置

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